STAND

2015年01月08日

『STAND BY ME ドラえもん』を109シネマズ木場3で観て、こげなもんかいふじき★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★泣くに泣けず笑うに笑えず】  

「いっしょに、ドラ泣きしません?」というセンスのないコピーに
泣かせるもんなら泣かせてみろと喧嘩腰で出かけたものの、
元の素材がそうそう悪くないので泣かされるかもと危惧していたにも関わらず、
杞憂に終わって安心するやら落胆するやら。

もともと、ドラえもん映画には泣ける短編がオマケに付いていた時期があり、あの落涙具合と比べると今回のはやる気を疑うレベル(全く泣けんとまでは言わんけど)。

3Dにまでする事もなかろうと2Dで鑑賞したが、キャラの質感がダッチワイフみたいで気持ち悪い。今回ののび太はしずかちゃんの方ばかり向いてる発情少年みたいになってないか? 泣ける映画を目指しながら、実は抜ける映画に寄り道してないか?(要素だけで、この映画で抜けたらおかしいけど) 人によっては、これが引き金になって原作の良風な所を思いだして泣けたりみたいな側面もあるだろうから、一概に今の出来がダメとは言いきれないのだが、残念ながら私には刺さらなかった。それだけは宣言しておこう。

あ、のび太の眉が太いようなデザイン、というよりドラえもんを除く他レギュラーのモデリングは何か今一で、作品的にはやっぱり普通にセルアニメで良かったのだと思う。商売的には大ヒットして、単価の高い3Dでボロ儲けしたから賢かったね、と思うけど(それはそれでこさかしい)。


【銭】
109シネマズ火曜メンハーズデーで1300円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 19:05|個別記事コメ(8)トラバ(5)