AKB48
2015年01月12日
『DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を思う?』をトーホーシネマズ渋谷3で観て、ちょっと落ちたなふじき★★★
五つ星評価で【★★★記録期間を1年半にした弊害/なんかキツイ事書いてると思う】
割とこのシリーズは買っているのだが、今回は今一つの感を強くした。
根幹としての大きな事件は大組閣、大島優子の卒業、握手会での傷害事件の三つだろう。大組閣はいつも通りの意図のある揺さぶりなので、揺さぶられるメンバーはともかく、観客の私には大きなショックはない、季節の風物詩とか台風みたいなもんだろう。実はこれはかなりの大事件らしいのだが、前作で上海に一人旅立ったメンバーとか見てると、充分、ありうる展開だろうと思えなくもない。今回のが特に特別だとは私には見えなかった。それと、他の二つに対しても言える事だが、もうAKBメンバー分かってるよねとばかりに、一人一人取り上げる対象を説明する優しさが今回御座なりだった。撮影している側は距離感が近いから失念してしまうのかもしれないが、あんなウジャウジャ蠢いてる集合体は丁寧に説明すべきである。それが嫌なら価格4000円とかにあげてマニア客だけを対象に商売すればいいのだ。
二つ目の大島優子の卒業は同様のドラマを前田敦子で取り上げている。前田敦子と大島優子では全く違うと内部に詳しい人は言うのかもしれないが、あまりのめり込んでない一般人の私の目からは大きな違いを感じられなかった。大きな違いがあるならば、そう感じられるように別種のドラマとして構築できなければダメだ。そして、それができないのならこれを映画の中心に据えたのは映画としての弱さになる。まあ、私もとから大島優子をあまり好かないからってのがあるかもしれないけど。
三つめの傷害事件はインパクトのある痛々しい事件だったが、事件その物は大きな事件でも、そこから広がる波紋は予想が付く範囲内だ。このドキュメンタリーシリーズでは色々な局面におけるAKBメンバーの心の動きの活写を魅力とする訳なのだが、傷害事件は「怖い、でも、頑張る」これ以上、浮かび上がる物はない。実は話題として損な話題だった。これのみを独立してあまり大きく取り上げていないのは正解。
取材期間を1年から1年半に伸ばしたのに、特に今回の話の中に含まれなかったものがある。逆にその話題を取り上げない為に期間を長くして、他にいろいろ取り上げる話題があったので、取り上げませんでしたと言う言い訳にしたのではないかとすら思えてしまう。それは峯岸みなみのスキャンダルと坊主にしての謝罪。あれが映画の中に一切含まれていないのは意図があって含まれてない、都合が悪いから含まれていない、としか私には思えない。
要は隠しきれない大きさの「大人の事情」の露出を避けたのではないか。
そういう隠蔽をやるなら「ドキュメンタリー:記録」と名付けて作る必要はないだろう。
元より「ドキュメンタリー」以上に「プロパガンダ」であるのは承知しているが、それでも体裁として、前作までは臭い物でも映してきていたと思う。まあ、嫌なら観に来るなよって言われれば言い返せないが、ファンだけを商売にするなら、そういう商売にすればいいし、ちゃんと閉鎖性を高めればいいのだと思う。
【銭】
額面1500円の前売券を常設ダフ屋(チケット屋)で980円で購入。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?@銀幕大帝
▼前のAKBの映画のふじきのレビュー
・DOCUMENTARY of AKB48 tobe continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?@死屍累々
・DOCUMENTARY OF AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る@死屍累々
・DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@死屍累々
割とこのシリーズは買っているのだが、今回は今一つの感を強くした。
根幹としての大きな事件は大組閣、大島優子の卒業、握手会での傷害事件の三つだろう。大組閣はいつも通りの意図のある揺さぶりなので、揺さぶられるメンバーはともかく、観客の私には大きなショックはない、季節の風物詩とか台風みたいなもんだろう。実はこれはかなりの大事件らしいのだが、前作で上海に一人旅立ったメンバーとか見てると、充分、ありうる展開だろうと思えなくもない。今回のが特に特別だとは私には見えなかった。それと、他の二つに対しても言える事だが、もうAKBメンバー分かってるよねとばかりに、一人一人取り上げる対象を説明する優しさが今回御座なりだった。撮影している側は距離感が近いから失念してしまうのかもしれないが、あんなウジャウジャ蠢いてる集合体は丁寧に説明すべきである。それが嫌なら価格4000円とかにあげてマニア客だけを対象に商売すればいいのだ。
二つ目の大島優子の卒業は同様のドラマを前田敦子で取り上げている。前田敦子と大島優子では全く違うと内部に詳しい人は言うのかもしれないが、あまりのめり込んでない一般人の私の目からは大きな違いを感じられなかった。大きな違いがあるならば、そう感じられるように別種のドラマとして構築できなければダメだ。そして、それができないのならこれを映画の中心に据えたのは映画としての弱さになる。まあ、私もとから大島優子をあまり好かないからってのがあるかもしれないけど。
三つめの傷害事件はインパクトのある痛々しい事件だったが、事件その物は大きな事件でも、そこから広がる波紋は予想が付く範囲内だ。このドキュメンタリーシリーズでは色々な局面におけるAKBメンバーの心の動きの活写を魅力とする訳なのだが、傷害事件は「怖い、でも、頑張る」これ以上、浮かび上がる物はない。実は話題として損な話題だった。これのみを独立してあまり大きく取り上げていないのは正解。
取材期間を1年から1年半に伸ばしたのに、特に今回の話の中に含まれなかったものがある。逆にその話題を取り上げない為に期間を長くして、他にいろいろ取り上げる話題があったので、取り上げませんでしたと言う言い訳にしたのではないかとすら思えてしまう。それは峯岸みなみのスキャンダルと坊主にしての謝罪。あれが映画の中に一切含まれていないのは意図があって含まれてない、都合が悪いから含まれていない、としか私には思えない。
要は隠しきれない大きさの「大人の事情」の露出を避けたのではないか。
そういう隠蔽をやるなら「ドキュメンタリー:記録」と名付けて作る必要はないだろう。
元より「ドキュメンタリー」以上に「プロパガンダ」であるのは承知しているが、それでも体裁として、前作までは臭い物でも映してきていたと思う。まあ、嫌なら観に来るなよって言われれば言い返せないが、ファンだけを商売にするなら、そういう商売にすればいいし、ちゃんと閉鎖性を高めればいいのだと思う。
【銭】
額面1500円の前売券を常設ダフ屋(チケット屋)で980円で購入。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?@銀幕大帝
▼前のAKBの映画のふじきのレビュー
・DOCUMENTARY of AKB48 tobe continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?@死屍累々
・DOCUMENTARY OF AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る@死屍累々
・DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@死屍累々
2013年02月17日
『DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』をトーホーシネマズ渋谷1で観て、お前ら稚拙なシステムに食い殺されんじゃねえぞ、でもSEXばっかしてんでもねえぞふじき★★★★
五つ星評価で【★★★★崩れつつあるか】
ナレーターに伊藤歩が起用されてる。
なんで?
前田敦子の卒業を核に語りながら、
グループ内の浮沈に一喜一憂を誘いながら、
実はこのドキュメンタリーが作り続けられるという幻想は
今年で終わるかもしれないという懸念を持たされた。
と言うのは前田敦子の卒業に続く大きな話題に
ポジティブなものが見当たらないからだ。
これは大人(プロデュースする側)が
イタズラに少女たちを追い詰めて、
無理やり魅力を絞り出そうとしてる構造に無理が生じているのではないか。
その無理を癒すために、少女たちは禁止されてる筈の恋愛に走り、
AKBが危ない船だと思った者は船を乗り換えようとしているのではないか?
相変わらず少女たちはよくやっている(男女問題は抜かして)。
少女たちをプロデュースする側が、
少女たちに頼りすぎてて何もやっていないように見えるのは腹立たしい。
恋愛禁止・・・大人が恋愛に走らないように管理すべきだろう。
当の本人たちが自分で管理できる訳がない。修行僧じゃないんだから。
もっとも、この管理しない管理こそが奴隷を搾取する上での最終形であり、
これ以上の搾取はありえないのかもしれない。
彼女たちの自主性を信じていました、とか言いそうじゃん。
わははははは。
秋元おニャン子に手を出して嫁さんにしてるんだからして、そんな事は言えんよね。
【銭】
額面1500円の前売券を常設ダフ屋(チケット屋)で1200円で購入。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@映画のメモ帳+α
▼前のAKBの映画のふじきのレビュー
・DOCUMENTARY of AKB48 tobe continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?@死屍累々
・DOCUMENTARY OF AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る@死屍累々
PS ちなみに今回もオススメ記事は「映画のメモ帳+α」さんです。
映画の背景がよく分かるから。
っつーか、自分の記事なんかよりこっち読んでもらった方が全然いいです
(とまで書いちゃうのはどうなのか俺)
PS2 ミニモニ映画を撮ってた樋口真嗣がAKBのPV撮ってて、
この人は又、新しい女の子が出たら、ふらふら流れてっちゃうんだろうなあ、
ある意味、こういう責任のなさを垂れ流す姿勢はプロとしていいのか、
許されてるならうらやましい立場だよなあ、とか思った。
目新しい物に移り変わっていく観客みたいなプロって、うーん。
PS3 研修生に「誰が目標」と聞く。「××さんが目標です」と即答が出る。
昔、モ娘。で、売れてない時代を知っているメンバーと、
売れた後に入ってきたメンバーでは力量が全然違うという話を思い出す。
どうやら「××さんみたいに」と自分を組織に合わせるようじゃダメらしい。
目標とすべき人の卒業が始まり、小粒な後継者ばかりになりつつある今、
そしてAKBを目標とする類似組織がウヨウヨいる今、
AKBの巨大な落日が一度に迫ってきているのかもしれない。
PS4 谷さんがツイッターでタイトルがいつもと違うよと教えてくれて、
ビックリして次のように改題しました(2013/02/17 21:40)。
改題前「『DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』」
改題後「『DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』をトーホーシネマズ渋谷1で観て、お前ら稚拙なシステムに食い殺されんじゃねえぞ、でもSEXばっかしてんでもねえぞふじき★★★★」
ナレーターに伊藤歩が起用されてる。
なんで?
前田敦子の卒業を核に語りながら、
グループ内の浮沈に一喜一憂を誘いながら、
実はこのドキュメンタリーが作り続けられるという幻想は
今年で終わるかもしれないという懸念を持たされた。
と言うのは前田敦子の卒業に続く大きな話題に
ポジティブなものが見当たらないからだ。
これは大人(プロデュースする側)が
イタズラに少女たちを追い詰めて、
無理やり魅力を絞り出そうとしてる構造に無理が生じているのではないか。
その無理を癒すために、少女たちは禁止されてる筈の恋愛に走り、
AKBが危ない船だと思った者は船を乗り換えようとしているのではないか?
相変わらず少女たちはよくやっている(男女問題は抜かして)。
少女たちをプロデュースする側が、
少女たちに頼りすぎてて何もやっていないように見えるのは腹立たしい。
恋愛禁止・・・大人が恋愛に走らないように管理すべきだろう。
当の本人たちが自分で管理できる訳がない。修行僧じゃないんだから。
もっとも、この管理しない管理こそが奴隷を搾取する上での最終形であり、
これ以上の搾取はありえないのかもしれない。
彼女たちの自主性を信じていました、とか言いそうじゃん。
わははははは。
秋元おニャン子に手を出して嫁さんにしてるんだからして、そんな事は言えんよね。
【銭】
額面1500円の前売券を常設ダフ屋(チケット屋)で1200円で購入。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?@映画のメモ帳+α
▼前のAKBの映画のふじきのレビュー
・DOCUMENTARY of AKB48 tobe continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?@死屍累々
・DOCUMENTARY OF AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る@死屍累々
PS ちなみに今回もオススメ記事は「映画のメモ帳+α」さんです。
映画の背景がよく分かるから。
っつーか、自分の記事なんかよりこっち読んでもらった方が全然いいです
(とまで書いちゃうのはどうなのか俺)
PS2 ミニモニ映画を撮ってた樋口真嗣がAKBのPV撮ってて、
この人は又、新しい女の子が出たら、ふらふら流れてっちゃうんだろうなあ、
ある意味、こういう責任のなさを垂れ流す姿勢はプロとしていいのか、
許されてるならうらやましい立場だよなあ、とか思った。
目新しい物に移り変わっていく観客みたいなプロって、うーん。
PS3 研修生に「誰が目標」と聞く。「××さんが目標です」と即答が出る。
昔、モ娘。で、売れてない時代を知っているメンバーと、
売れた後に入ってきたメンバーでは力量が全然違うという話を思い出す。
どうやら「××さんみたいに」と自分を組織に合わせるようじゃダメらしい。
目標とすべき人の卒業が始まり、小粒な後継者ばかりになりつつある今、
そしてAKBを目標とする類似組織がウヨウヨいる今、
AKBの巨大な落日が一度に迫ってきているのかもしれない。
PS4 谷さんがツイッターでタイトルがいつもと違うよと教えてくれて、
ビックリして次のように改題しました(2013/02/17 21:40)。
改題前「『DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』」
改題後「『DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』をトーホーシネマズ渋谷1で観て、お前ら稚拙なシステムに食い殺されんじゃねえぞ、でもSEXばっかしてんでもねえぞふじき★★★★」