舞妓はレディ

2015年03月14日

『舞妓はレデイ』をギンレイホールで観直して、やっぱ合わんのだなふじき★★

五つ星評価で【★★それはとても上等なお遊戯のようだから】

ちょっと喉に何かが詰まったような違和感を払拭できないので、ギンレイホールにプログラムが掛かった事もあって、もう一回観に行った。

うん、やっぱ嫌いなのは歌の部分だ。
どうして感情の発露の一形態という形で歌を歌うようにしなかったのだろう。
やはり、演技と歌が断線しててチグハグである。
前回の記事では「呼吸が可笑しい」と書いたのだが、
どうも、わざわざ演技と歌を分けているようでもある。
ここからは歌のパートです。何でそんな事をするかね。

嫌なのは、歌の部分がとても「技巧的」に作られている事だ。
「隙」がない。キッチリしすぎてて「感情的」でない。
幼稚園や小学校の「演芸会」「学芸会」の上手バージョンだ。
みんな綺麗なオベベや厚いタイツを穿いて間違いがない事を第一優先で保護者が望むお利口さんな感じで歌わされている。なんか、入学式とかの晴れ衣装を着せられでもしているかのように皆、キッチリしている。きっと、それが嫌なんだ。

何も高嶋政宏さんに『スマグラー』の時みたいに下半身紙オムツで行けとかいう訳じゃないけど、明らかに露出用に均等に貼られているような胸毛を見て、逆に大人しく感じるとか変な状態になってる(自毛だったらごめん)。

PS いちはる姉さんのやらしい水揚げを企んでいたのが岸部一徳で、
 「今度は逃がさしまへんで」とか言って濡れ場に、
 という展開をちょっと期待してしまう俺。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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fjk78dead at 01:00|個別記事コメ(0)トラバ(3)

2014年09月18日

『舞妓はレディ』をトーホーシネマズ渋谷6で観て、あの歌は何なのかふじき★★★

五つ星評価で【★★★上白石萌音ちゃんは可愛いと思う】  

違和感を感じてしまったのは、
劇中で歌われる歌をあまり好きになれなかったからだろう。
多分、それは呼吸を意識してしまったから。

上白石萌音ちゃんのアップ、1拍、歌い出し。
みたいに最初の歌は始まるのだが、
この「1拍」がドラマ部分と歌を分けてしまっている。
ドラマのキャラクター達の感情が高まって歌いだすのではなく、
歌のシーンが来たから歌い出したみたいに見えてしまう。
要所要所に入る明朗快活な歌は、取り立てて必然性があって挿入されてる訳ではない。
あえて必然性を語るなら、明朗快活な空気感を醸し出すためであろう。
それだったら、歌を削って、もっと舞妓あるあるの小ネタを挟んでほしかった。

だって、映画の中では「舞妓」と「芸子」が、それぞれ何であるかも語っていないし、「舞妓遊び」に何故はまるのか、その愉しみとは何かが明確に絵解きされていない。遊びの基本が分かってないのに、シャチホコとか見せられても、うーん。いや、大人なんだから知っておけよとか、勉強しとけよってんなら、この映画自体いらない。見た事のない世界を面白おかしく語ってくれるのが、今までの周防作品だったからだ。

って事で、映画全体としては、色々くすぐりが多い所もあって、そこそこに見れると思うのだけど、並の映画という感じ。

部分の評価。
・上白石萌音ちゃん、かーいなー。
 でも、おしろい塗らん方が断然可愛い。
 おしろい塗った後のうなじに天然の後れ毛を発生して、
 その濃くなくちぢれてる素振りがちょっとあそこの毛っぽい佇まいでドキマギきた。
・田畑智子ちゃんもかーいーんやけどねズラとおしろいが似合ってない。
・草刈民代の伸びた背筋が気持ちいい。


【銭】
毎月14日トーホーシネマズデーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
舞妓はレディ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
舞妓はレディ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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