能年玲奈

2015年01月28日

『海月姫』をトーホーシネマズ六本木で観て、迂闊だけどまあいろいろなんだよとふじき★★★

五つ星評価で【★★★とても落ち着いて見れる部分と直視したくない部分が混在】

2015年になってから初めて見た映画。
って、ダメダメじゃんて言おうか、今年もこんな感じと言おうか、
なんか人生を占うような煮え切らなさの残る映画だった(大きく出たな俺)。

そこそこ可愛い軽コメディーであるものの、幾つかイヤだったり、
そこは直してほしいよな、な部分があったりする。
まあでも、基本、こーゆーテイストは嫌いじゃないからなあ。とグズグス。

あれだ。あれだ。

片瀬那奈様がはじけてる映画はそれだけでも見る価値がある。

片瀬那奈様の役は女の武器を500%くらい使い尽くす地上げ屋の腐れマンコ。
こんな役をチャーミングかつ、コミカルかつ、下品に、
ノンストップハイテンションで演じられるなんてステキだわあ。

主役の能年玲奈より、那奈様の女郎蜘蛛みたいなカクカクした感じの方が好き。
まあ、能年玲奈ちゃんは原マンガ同様の野暮ったい感じと、
ギャップのお化粧バージョンで、適材適所でよくやってるからOKだけど。
ただ「白目」「石化」は使いすぎだろ。ここぞで使わんと威力が薄れる。
そいと「オタク=腐女子」じゃないから。冒頭からちょっとガクっと来た。
ちゃんとリサーチしようよ、脚本家さん。オタクになれとは言わんからさ。

あと、全体的な流れとして、オタクの各々の専門家故の技能が活きないってのは珍しいは珍しい。そういう部分を拾ってあげないのは対象に対する愛情が薄いのではないかと勘繰ってしまう。又、オタク女子が群れをなして抗議集会に出向き、抗議集会の味方からも阻害されるとっても痛いシーンがあるのだが、そこはリアルすぎて目を背けたい。リアルならリアルでいいが、そういう時に弱いキャラクターに言い訳を作ってあげるのが脚本の優しさだろう。

鉄道オタクに池脇千鶴。
な、なんて贅沢な。しかも、贅沢が活きていない。
いや、悪くはないが、これ誰がやってもそう変わらん。

三国志オタクに太田莉菜。
なかなか切実で泣かされるキャラなんたが、
変身前後のメリハリはもっと強烈につけた方がいい。

和物オタクに馬場園梓(アジアン)。
この人、素人だけど役者としては安定感ある。

枯れ専に篠原ともえ。
おおおお、篠原ともえも大好き。
この人けっこう的確にちゃんと細かい演技とかもするんだよね。

女装子に菅田将暉。
仕上がりいいなあ。
この仕上がりの良さが映画をいい意味でちょっとリアルにしてる。


【銭】
映画フアン感謝デーで1100円。


▼作品詳細などはこちらでいいかな
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PS これ、他のブログにコメント付けやすい。
 凄く雑談しやすい映画だわ。

fjk78dead at 01:35|個別記事コメ(10)トラバ(17)

2015年01月10日

『ホットロード』を109シネマズ木場4で観て、硬い能年さんの映画★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★表層的だった気がする………なあ】  

硬いイメージの能年さんが観れるのは貴重だし、
能年さんのキャリアとして、こういうのがあるのはいいのだけど、
映画としては今一つ納得しづらかった。
能年さんは何に対してもムチャクチャ反抗する少女役なのだが、
多分もう今ではそういう役柄その物を成り立たせるのが
物語の背景として難しくなっているのだろう。

能年さんと対になるツガイ野郎はエグザイル系らしい登坂広臣。
別にちゃんとやってる。歌いだしたり、踊り出したりしないし。

その登坂君のゾクのリーダーが鈴木亮平。
変態仮面だけど、ちゃんと服を着てる(何だつまらん)。
ちょっと前までは変態仮面で学生だったのに、
ガタイいいからってのもあるけど、もう全然大人の役である。

その鈴木亮平の恋人役がやけに綺麗な美人が出てるなと思ったら、
パトレイバーのカーシャこと太田莉菜だった。眼福眼福

話は理解できたが引き込まれなかったんだと思う。ほぼ覚えてない。


【銭】
チケ屋で700円で前売券をGET。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 00:26|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2013年01月20日

『グッモーエビアン!』をHTC有楽町1でクリスマスのイブ近辺に観て、君たちはそれでいいのかふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★映画は快作】
  
これは確か『悪の教典』を観ようと思ってたんだけど、
満席入場不可の獄刑に会い、食事時間をずらして、こっちを観たって映画だ。
映画面白かったから結果オーライだけど、
クリスマスイブ近辺にカップルで『悪の教典』満席にすな!
ふんふんふん、ベッドのお前、彼女が興奮してるのは目の前のお前ではなく、
シャワーシーンのハスミンの尻だぜ!

まあ、それはそれとして、
『グッモー・エビアン!』爽快。

キャラいいすねえ。
ヤグ(大泉洋)、アキ(麻生久美子)、ハツキ(三吉彩花)、トモちゃん(能年玲奈)
みんないそうで、いなそうで。

ヤグなんて大泉さんにしか見えない。
いや、外見、大泉さんだから、それはそうなんだけど、
普段の大泉さんそのままって感じだ。

アキのフラフラしてそうだけど、ちゃんと生きてきた感とてもよし。

それに反抗してしまうハツキの生っぽい硬さもちょっとうざげだが微笑ましい。
そして、あのスカートをあと20センチばかし膝上にずりあげたい。

トモちゃん、かーいーな。さらって、もとい、お友達になりたい。

あと、さりげなく脇役チョイ役で出て来る
小池栄子、土屋アンナ、塚地武雅の安定感が揺るぎない。

特にアキに好対照である小池栄子の
正しいけどつまらなそうな人生がぱっと一目で分かるビジュアルは
何気にこの映画を底から成立させている。

土屋アンナの大人な許容力あるいい加減さも魅力。



【銭】
前売券を事前に買った1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
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グッモーエビアン!@映画的・絵画的・音楽的
グッモーエビアン!@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 以前、「鋼力彩芽」と同じくらいインパクトのある名前は
 「能年玲奈」だとツイッターで呟いた。
 理由は明白。「脳年齢7」と文字遊びできるから。
 うん、でも、割とそんな感じ。
 そんな感じでもいいと思う。かーいーから。


fjk78dead at 18:30|個別記事コメ(8)トラバ(6)