森繁久彌
2016年04月25日
『水戸黄門漫遊記』をシネマヴェーラ渋谷で観て、呑気呑気ふじき★★★
五つ星評価で【★★★森繁黄門は違和感バリバリ】
特集上映「成瀬になれなかった男 映画作家・千葉泰樹」の1プログラム。
森繁が水戸黄門を演じる1969年の映画。
東野英治郎のドラマ黄門も開始は1969年8月4日。
テレビメディアの水戸黄門が始まったばかりだから、
水戸黄門というキャラに大きな色は付いてなかった事の反証かもしれない。
それにしても、まあ、こんなん後付けの文句かもしれないが
水戸黄門には枯れていてほしい。
森繁の水戸黄門は枯れた爺さんではなく、好色狸爺で、まだまだ現役な感じである。
現役な感じで精力剤飲んでる水戸黄門ってイヤでしょ(おらイヤだ)。
賭場に行って全財産すられて裸になったりもする。
お付きの宝田明、高島忠夫もTVに比べると軟派すぎて頼りないわ
(旅程中にお嫁さん候補を探してたりする)。
TVの名物話ヨロシク、偽物黄門ご一行が出てくる。
三木のり平+コント55(贅沢にも嘘くさい布陣)。
三木のり平の芸が濃い分こっちの方が本当くさかったりもする。
【銭】
シネマヴェーラの会員割引+ラスト1本割引で800円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・水戸黄門漫遊記〈1969年〉@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・水戸黄門(東野英治郎版)@死屍累々映画日記
PS 弥次喜多っぽい黄門だった。
これ自体が悪いというよりもTV黄門見た後だと、これでは物足りない。
特集上映「成瀬になれなかった男 映画作家・千葉泰樹」の1プログラム。
森繁が水戸黄門を演じる1969年の映画。
東野英治郎のドラマ黄門も開始は1969年8月4日。
テレビメディアの水戸黄門が始まったばかりだから、
水戸黄門というキャラに大きな色は付いてなかった事の反証かもしれない。
それにしても、まあ、こんなん後付けの文句かもしれないが
水戸黄門には枯れていてほしい。
森繁の水戸黄門は枯れた爺さんではなく、好色狸爺で、まだまだ現役な感じである。
現役な感じで精力剤飲んでる水戸黄門ってイヤでしょ(おらイヤだ)。
賭場に行って全財産すられて裸になったりもする。
お付きの宝田明、高島忠夫もTVに比べると軟派すぎて頼りないわ
(旅程中にお嫁さん候補を探してたりする)。
TVの名物話ヨロシク、偽物黄門ご一行が出てくる。
三木のり平+コント55(贅沢にも嘘くさい布陣)。
三木のり平の芸が濃い分こっちの方が本当くさかったりもする。
【銭】
シネマヴェーラの会員割引+ラスト1本割引で800円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・水戸黄門漫遊記〈1969年〉@ぴあ映画生活
▼関連記事。
・水戸黄門(東野英治郎版)@死屍累々映画日記
PS 弥次喜多っぽい黄門だった。
これ自体が悪いというよりもTV黄門見た後だと、これでは物足りない。
2015年12月24日
『台所太平記』を神保町シアターで観て、森繁はあれかな?ふじき★★
特集「森繁久彌の文芸映画大全」から1プログラム。
五つ星評価で【★★エピソード一つ一つは他愛もないので女優を知ってれば楽しい】
森繁久彌・淡島千景夫婦の所に入れ変わり勤める女中の評判記。
戦後、夫婦の二人暮らしで女中さんを三人も雇うなんてどんな生活だろう、
と思ったら森繁久彌は谷崎潤一郎の役らしい(名義は別だが私小説でしょ)。
文豪ですかあ。金持ちのイメージはあるけど、そんなに奥が忙しいイメージがない。
まあ、でも、今と違って電化製品のない昔は家事は一仕事だったから、
女中を雇うくらいは当たり前なのかもしれない。
しかし、顔は知らないけど、森繁は谷崎潤一郎らしくないなあ。
スケベではあるのだけど、森繁ってストレートで明朗快活な女好きなのだ。
谷崎はどこかやっぱり普通じゃないイメージが強い。
ただ、あんまり陰湿な女好きにしちゃうと
東宝スコープで東宝邦画系にかけられなくなるから、
まあ、これはこの程度でいいのだろう。
不勉強なので、古い女優はあまり分からない。
分かるのは森光子、音羽信子、京塚昌子、中尾ミエと言ったところか。
森光子が若手だもんなあ。頭が「初々しい森光子」を必死に否定しようとしてる。
音羽信子はとんでもない役。テンカン持ちで寝ぼけて部屋の中で足あげて小便したりする。今の穏やかな老婦人からはほど遠い。こういう時代があったのね。
京塚昌子はシルエットが変わらん。ゴリラダンスとか踊るのはレア映像だろう。
中尾ミエが若い。今の映画に出るとバリバリの老人役だが流石にピッチピチだ。
森繁の映画なんてほとんど見てないのに、
森繁の演技ってどこかで見た気がする。
で、思いだした。小松方正みたいなのだ。
もちろん小松方正の方がガッツリ、スケベエなのだけど。
【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・台所太平記@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★エピソード一つ一つは他愛もないので女優を知ってれば楽しい】
森繁久彌・淡島千景夫婦の所に入れ変わり勤める女中の評判記。
戦後、夫婦の二人暮らしで女中さんを三人も雇うなんてどんな生活だろう、
と思ったら森繁久彌は谷崎潤一郎の役らしい(名義は別だが私小説でしょ)。
文豪ですかあ。金持ちのイメージはあるけど、そんなに奥が忙しいイメージがない。
まあ、でも、今と違って電化製品のない昔は家事は一仕事だったから、
女中を雇うくらいは当たり前なのかもしれない。
しかし、顔は知らないけど、森繁は谷崎潤一郎らしくないなあ。
スケベではあるのだけど、森繁ってストレートで明朗快活な女好きなのだ。
谷崎はどこかやっぱり普通じゃないイメージが強い。
ただ、あんまり陰湿な女好きにしちゃうと
東宝スコープで東宝邦画系にかけられなくなるから、
まあ、これはこの程度でいいのだろう。
不勉強なので、古い女優はあまり分からない。
分かるのは森光子、音羽信子、京塚昌子、中尾ミエと言ったところか。
森光子が若手だもんなあ。頭が「初々しい森光子」を必死に否定しようとしてる。
音羽信子はとんでもない役。テンカン持ちで寝ぼけて部屋の中で足あげて小便したりする。今の穏やかな老婦人からはほど遠い。こういう時代があったのね。
京塚昌子はシルエットが変わらん。ゴリラダンスとか踊るのはレア映像だろう。
中尾ミエが若い。今の映画に出るとバリバリの老人役だが流石にピッチピチだ。
森繁の映画なんてほとんど見てないのに、
森繁の演技ってどこかで見た気がする。
で、思いだした。小松方正みたいなのだ。
もちろん小松方正の方がガッツリ、スケベエなのだけど。
【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・台所太平記@ぴあ映画生活
2015年12月16日
『ふんどし医者』を神保町シアターで観て、余裕に面白いのだよねふじき★★★★
特集「森繁久彌の文芸映画大全」から1プログラム。
五つ星評価で【★★★★話がちゃんとしてるものなあ】
『ふんどし医者』なんてタイトル、
今、映画に付けられないだろうと思ったら無性に見たくなった。
あ、でも、『御存知ふんどし頭巾』というのがあったから
アレンジ次第ではいけなくもないか。
それにしても『ふんどし医者』ってタイトルはおおらかでいいなあ。
主演の森繁は勿論、ふんどし医者。
まあね、原節子がふんどし医者だとは誰も思わんし、
そんな映画史を覆すような暴挙を原節子さんにやってもらおうとも思わない。
爺さんでない森繁の演技って初めて見たけど、変わらんね。
別に演技が上手いという人じゃないのね。
キャラで売ってる。そういう売り方が許されてたという事だろうね。
市井のべらんめえ名医で、貧乏人を只で診て、金持ちからふんだくる。
ブラックジャックの子汚い版。腕は立つが自由で貧乏。
このふんどし医者の栄光と没落から目を離せないのは
やはり小物をやらせると上手い森繁ならではか。
森繁の妻に原節子。
私、原節子も真面目に見た事がほとんどない。
凄くしっかり立ってる人だな、という感じ。
こんなしっかり立ってる人と一緒に演技して
見劣りしない森繁も凄いのかもしれない。
町娘を演じる江利チエミの雑っぽい明るさは篠原ともえを思いださせた。
映画後半、誠実に生きてきた森繁を襲う幾つもの無情が強すぎて
ラストシーンの森繁のほがらかさに会ってまだ救われてない気がする。
【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ふんどし医者@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★★★話がちゃんとしてるものなあ】
『ふんどし医者』なんてタイトル、
今、映画に付けられないだろうと思ったら無性に見たくなった。
あ、でも、『御存知ふんどし頭巾』というのがあったから
アレンジ次第ではいけなくもないか。
それにしても『ふんどし医者』ってタイトルはおおらかでいいなあ。
主演の森繁は勿論、ふんどし医者。
まあね、原節子がふんどし医者だとは誰も思わんし、
そんな映画史を覆すような暴挙を原節子さんにやってもらおうとも思わない。
爺さんでない森繁の演技って初めて見たけど、変わらんね。
別に演技が上手いという人じゃないのね。
キャラで売ってる。そういう売り方が許されてたという事だろうね。
市井のべらんめえ名医で、貧乏人を只で診て、金持ちからふんだくる。
ブラックジャックの子汚い版。腕は立つが自由で貧乏。
このふんどし医者の栄光と没落から目を離せないのは
やはり小物をやらせると上手い森繁ならではか。
森繁の妻に原節子。
私、原節子も真面目に見た事がほとんどない。
凄くしっかり立ってる人だな、という感じ。
こんなしっかり立ってる人と一緒に演技して
見劣りしない森繁も凄いのかもしれない。
町娘を演じる江利チエミの雑っぽい明るさは篠原ともえを思いださせた。
映画後半、誠実に生きてきた森繁を襲う幾つもの無情が強すぎて
ラストシーンの森繁のほがらかさに会ってまだ救われてない気がする。
【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ふんどし医者@ぴあ映画生活
