染谷将太
2017年04月29日
『パークス』と『あにめたまご2017』をテアトル新宿で観て、どっちもごめんなさいふじき★★,★
同日鑑賞2本をまとめてレビュー。
◆『パークス』
▲問題の三人。
五つ星評価で【★★そこに各人各様の真摯さを感じづらい】
橋本愛、永野芽郁、染谷将太というキャスト陣目当てで見に行った。
50年前の歌を復活させるというプロジェクトを発生させてしまった三人の男女とプロジェクトの顛末。
三人にはこのプロジェクトに対して三人各様のプレッシャーがあるが、そのプレッシャーを跳ね除けて歌を作る、作った歌を歌うという行動が納得できるように描かれていなかった。いや、描かれてはいたのかもしれないが私には納得できなかった。だから失敗したのか。商品として俎板の上に乗せるのを失敗した上で伝承として復活させて語り継ぐという結論なのか。ロックじゃないよフォークだよって。
彼等三人が50年前の曲をどう復活させようとしていたのかが、その成り行きが「その場の気分」に支配されすぎていて、どうにも同調できない。それは私が若者ではなく、50年前の人間に近いからだろう。若者は自由に模倣したり、破壊したりする。そこにあまり厳格なルールは存在しない。でも、その振舞いがあまりに適当であるなら、50年前の原曲を持ちだす意味その物がなくなってしまう。せめて、その原曲が訴えたかったメッセージやエッセンスを抽出する真摯さをもうちょっと丁寧に汲んでほしかった。そうは見えなかったから。
橋本愛は自然で強く、主役として映画を支配している。
ただ、そこで演じられる主役の彼女が単に主役である事に胡坐をかいて
物語の最初と最後で何も変わってないように見えるのはおかしくはないだろうか。
何だ、そういう呪いか?
まん丸い目の永野芽郁が可愛い。橋本愛に吹きかける一陣の風。
でも、彼女には人としての重さがない。
後半メキメキ人としての重さを獲得すると橋本愛や染谷将太と繋がらなくなってしまう。
繋がらない事が正なのか否なのか分からないうちに映画の幕が閉じてしまう。
染谷将太はいつもの「軽くて若くてモテないのに女好きで『んぐー』と呻いていそうで、真面目に見えない」典型的類型的な染谷将太演技の奴だ。俺、このいつもの染谷将太が嫌い。
三人はそれぞれにそれぞれを演じているが、この三人が揃った上で爆発的に生じるような化学反応はなかった。
◆『あにめたまご2017』
▲俺が悪いのか映画が悪いのか。
五つ星評価で【★ほんまごめん。俺に体力が残ってなかった】
お上が主催している「若手アニメーター等人材育成事業」の成果発表。
役者がワークショップやって映画に出演するののアニメ版みたいな奴。
という事で、お金をかけてなかなかいい事をやっているのであるなあ、と思いつつ
そういう教育的側面はちゃんと作品にも反映されているのであろうが、
娯楽作品として見た場合、何だか平坦な感じで、
『パークス』を気を張って見ていた副作用が出たのか、全然持ちこたえられなかった。
申し訳ない。
【銭】
『パークス』:テアトル割引曜日(水曜日)に観たので1100円。
『あにめたまご2017』:番組固定料金1100円に水曜割引が付いて1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・PARKS パークス@ぴあ映画生活
・あにめたまご2017@ぴあ映画生活
◆『パークス』
▲問題の三人。
五つ星評価で【★★そこに各人各様の真摯さを感じづらい】
橋本愛、永野芽郁、染谷将太というキャスト陣目当てで見に行った。
50年前の歌を復活させるというプロジェクトを発生させてしまった三人の男女とプロジェクトの顛末。
三人にはこのプロジェクトに対して三人各様のプレッシャーがあるが、そのプレッシャーを跳ね除けて歌を作る、作った歌を歌うという行動が納得できるように描かれていなかった。いや、描かれてはいたのかもしれないが私には納得できなかった。だから失敗したのか。商品として俎板の上に乗せるのを失敗した上で伝承として復活させて語り継ぐという結論なのか。ロックじゃないよフォークだよって。
彼等三人が50年前の曲をどう復活させようとしていたのかが、その成り行きが「その場の気分」に支配されすぎていて、どうにも同調できない。それは私が若者ではなく、50年前の人間に近いからだろう。若者は自由に模倣したり、破壊したりする。そこにあまり厳格なルールは存在しない。でも、その振舞いがあまりに適当であるなら、50年前の原曲を持ちだす意味その物がなくなってしまう。せめて、その原曲が訴えたかったメッセージやエッセンスを抽出する真摯さをもうちょっと丁寧に汲んでほしかった。そうは見えなかったから。
橋本愛は自然で強く、主役として映画を支配している。
ただ、そこで演じられる主役の彼女が単に主役である事に胡坐をかいて
物語の最初と最後で何も変わってないように見えるのはおかしくはないだろうか。
何だ、そういう呪いか?
まん丸い目の永野芽郁が可愛い。橋本愛に吹きかける一陣の風。
でも、彼女には人としての重さがない。
後半メキメキ人としての重さを獲得すると橋本愛や染谷将太と繋がらなくなってしまう。
繋がらない事が正なのか否なのか分からないうちに映画の幕が閉じてしまう。
染谷将太はいつもの「軽くて若くてモテないのに女好きで『んぐー』と呻いていそうで、真面目に見えない」典型的類型的な染谷将太演技の奴だ。俺、このいつもの染谷将太が嫌い。
三人はそれぞれにそれぞれを演じているが、この三人が揃った上で爆発的に生じるような化学反応はなかった。
◆『あにめたまご2017』
▲俺が悪いのか映画が悪いのか。
五つ星評価で【★ほんまごめん。俺に体力が残ってなかった】
お上が主催している「若手アニメーター等人材育成事業」の成果発表。
役者がワークショップやって映画に出演するののアニメ版みたいな奴。
という事で、お金をかけてなかなかいい事をやっているのであるなあ、と思いつつ
そういう教育的側面はちゃんと作品にも反映されているのであろうが、
娯楽作品として見た場合、何だか平坦な感じで、
『パークス』を気を張って見ていた副作用が出たのか、全然持ちこたえられなかった。
申し訳ない。
【銭】
『パークス』:テアトル割引曜日(水曜日)に観たので1100円。
『あにめたまご2017』:番組固定料金1100円に水曜割引が付いて1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・PARKS パークス@ぴあ映画生活
・あにめたまご2017@ぴあ映画生活
2015年06月05日
『ソレダケ』をシネマート新宿1で観て、爆音だけでもいいじゃねえかふじき★★★
五つ星評価で【★★★石井岳龍(石井聰互)のトンガリに笑う】
いくつだよ、石井聰互というぐらいのトンガリ具合に笑う。
こんなの、爺さんの作る映画やないよ。
「爆音3chバズーカ音響」がビンビンすぎて楽しいよ。
全編にじっとり絡みついてくる物語が残念な事につまらないが、
このつまらない物語を捨て去って、単純にテンションの高いアクション映画
に落ち着いてたら最高点付けそうな映画(なので残念)。
主役は染谷将太。この人、上手いけど流石に出過ぎだ。
割とどの演技も似通った役どころが多いし。
その主役をいきなり追いかけまわすテンションの高い悪役に渋川清彦、
いいねいいね、この人が出てくると、映画全盛期の頃のように
イカレタ出来事が頻発しても違和感がなくなる。
その渋川清彦と同列にいるテンションの低い悪役に村上淳。
ぞっとする表情を見せる。この人は何でもできる。
そしてボスキャラに綾野剛。ここ最近は観客を安心させるヘタレ役が
傾向として多かったが、こういう硬派なクズもちゃんと似あうのは良い。
ヒロインの水野絵梨奈は頑張ってるが、申し訳ないけど外観が好きじゃない。
そして、主役は彼ら彼女ら以上に「音」である。
合う合わないがあるので、音のでかい劇場でやってるうちに見てもらいたい。
そういう意味でシネマート新宿1は随分頑張った爆音になっていた。
音がでかくて、重低音が響くのに、音そのものは潰れていずにクリア。やるじゃん。
うん、理屈ではダメな映画だけど、動物としてこの映画は推す。
【銭】
シネマート火曜メンバーズデーで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ソレダケ/that’s it@ぴあ映画生活
PS それにしても宣伝も何もない。
石井岳龍監督の最新作公開って知らなかったし。
ポスタービジュアルのタイトルはアート線強すぎて読めないし。
今は公開される映画が多すぎるから、
ちゃんと宣伝をしないと間違えてお客がいっぱい来るなんて絶対ないのに。
いくつだよ、石井聰互というぐらいのトンガリ具合に笑う。
こんなの、爺さんの作る映画やないよ。
「爆音3chバズーカ音響」がビンビンすぎて楽しいよ。
全編にじっとり絡みついてくる物語が残念な事につまらないが、
このつまらない物語を捨て去って、単純にテンションの高いアクション映画
に落ち着いてたら最高点付けそうな映画(なので残念)。
主役は染谷将太。この人、上手いけど流石に出過ぎだ。
割とどの演技も似通った役どころが多いし。
その主役をいきなり追いかけまわすテンションの高い悪役に渋川清彦、
いいねいいね、この人が出てくると、映画全盛期の頃のように
イカレタ出来事が頻発しても違和感がなくなる。
その渋川清彦と同列にいるテンションの低い悪役に村上淳。
ぞっとする表情を見せる。この人は何でもできる。
そしてボスキャラに綾野剛。ここ最近は観客を安心させるヘタレ役が
傾向として多かったが、こういう硬派なクズもちゃんと似あうのは良い。
ヒロインの水野絵梨奈は頑張ってるが、申し訳ないけど外観が好きじゃない。
そして、主役は彼ら彼女ら以上に「音」である。
合う合わないがあるので、音のでかい劇場でやってるうちに見てもらいたい。
そういう意味でシネマート新宿1は随分頑張った爆音になっていた。
音がでかくて、重低音が響くのに、音そのものは潰れていずにクリア。やるじゃん。
うん、理屈ではダメな映画だけど、動物としてこの映画は推す。
【銭】
シネマート火曜メンバーズデーで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ソレダケ/that’s it@ぴあ映画生活
PS それにしても宣伝も何もない。
石井岳龍監督の最新作公開って知らなかったし。
ポスタービジュアルのタイトルはアート線強すぎて読めないし。
今は公開される映画が多すぎるから、
ちゃんと宣伝をしないと間違えてお客がいっぱい来るなんて絶対ないのに。
2015年03月09日
『さよなら歌舞伎町』をテアトル新宿で観て、あっちゃんそれはないだろうふじき★★★(前田敦子部分のみネタバレ)
五つ星評価で【★★★前田敦子は二つの意味でミスキャスト】
「群像劇」。みんなが少しずつのパートを担い、一つの物語を作っていく。
でも、そこで作られる物語は、ビックリするような悲劇でもなく、
ゲラゲラ笑えるような喜劇でもなく(コメディー要素は皆無ではない)、
そんなに「今の歌舞伎町を表わしてる」訳でもなく、
これを見て、日本が分かる訳でもない。
エピソード集としてつまらない訳ではないが、
ガツンと一発かまされたみたいな話のシコリがなかった。
ダラダラ見れてしまうのだけど、
見終わって感情が素通りしてしまうような感じ。
最初から怠惰な染谷将太がいろいろな目に会った末、
怠惰なりに自分にケリを付ける映画、なのだが、
キャラクターとしてやりそうな事をダラダラやってるので
「起承転結」の「転」たりえない。
染谷将太は出演多すぎて、今、ついに「飽きる」ラインに
入って来てしまったのではないか?(演技似てるでしょ)
で、その染谷将太をガッツリ受け止めるべき存在である筈の
前田敦子の出番は思った以上に少ない。
少ない上、ラブホの映画なのに脱ぎがない。
脱ぎがないのは構わないのだ(勿論あっても構わない)。
実は、脱ぎがあった方が今回の役柄はより簡単に表現できる。
だから、「脱ぐ」が「売り方として」許されない前田敦子が選ばれた時点でミスキャストなのである。
もちろん前田敦子は契約上そうであるなら脱ぐ必要はない。
脱がない前田敦子でもラブホの映画の主役を張る事によって、期待感を高め、商売上のとてもいい助けになるだろう。そういう線を売り手が望んでいるなら、それはそれで間違いではない。
だが、脱ぐ必要はないのだが、物語上、必要なら着衣のままであろうが何だろうが適正な濡れ場はあった方がよかっただろう。今回は何をトチ狂ったのか、それすらなかった。私の解釈が間違えてないなら、彼女は大森南朋演じる音楽プロデューサーの前で裸になって一戦枕営業してる筈である。そして、それを染谷にハッキリ打ち明け、それが染谷を追い込むのだ。にも関わらず、映画の彼女には直接の濡れ場もなければ、セックスが終わった後の余韻の演技すらなかった。汗一つかいてなかった。セックスが行われた、行われていないは演技としてはっきり明確に分からないといけないだろう。必要な演技を怠るような役者だとしたらミスキャストである。
ただ、個人的には前田敦子がこの映画で脱がないのはよかったと思う。というのは、監督の廣木隆一がそんなに女の子のヌードを可愛く撮れない監督だからだ(と、私は信じている)。この映画の中で韓国の女の子のおっぱいとかは良かったけど、あれは素材がたまたまよかったというだけだろう。
家出娘・我妻美和子のこぼれそうな眼よかった。
ああいう子にいてほしいけど、それは凄く今っぽくない。
彼女も脱いでないのだけど、パンツ、バンバン見せながら、
リアルにエロくなかったので逆に許す。
最後は南果歩が余裕で全部さらっていった。
【銭】
チケット屋で額面1500円の前売券を850円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・さよなら歌舞伎町@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・さよなら歌舞伎町@映画的・絵画的・音楽的
・さよなら歌舞伎町@Movie Boys
PS デリヘルの送迎車が西武新宿から花園神社に抜けていく。
歌舞伎町通り越しちゃってないか? そこから左折して回り込んでいくのか?
最後、染谷の退場が花園神社から新宿南口奥代々木駅手前の高速バス乗り場
だったことを見ると、ラブホ歌舞伎町になくないか?(新宿n丁目じゃないか?)
PS2 「歌舞伎町」を扱いながら、カメラはラブホから外に引きこもりのように
出ようとしない。ラブホを舞台にした映画は今まで3本くらい多分、見てる
(渋谷区円山町なんとか、ラブホ住み込みのラブホ改革話、ラブホコメディー)
どれも舞台は歌舞伎町じゃなかったと思うが、今回との違いはあまりない。
つまり、ラブホの外に出ないと、少なくとも自分にとっては、歌舞伎町感は
出ないのだ。
「DVDいらん?」とか言ってくるあのオヤジらとか、
ホストっぽい兄ちゃん、やけにヒールが高い姉ちゃん、
大量に吐き出されるアジア系観光客。
こんなんが何一つない歌舞伎町の映画って珍しくないか?
お話を作る人たちが街に出ていないんだな、きっと。
PS3 舞台になったラブホは歌舞伎町二丁目にあるホテルアトラスだそうです。
(クマネズミさんのブログ「映画的・絵画的・音楽的」に
付けたコメントで答をもろうた)
「群像劇」。みんなが少しずつのパートを担い、一つの物語を作っていく。
でも、そこで作られる物語は、ビックリするような悲劇でもなく、
ゲラゲラ笑えるような喜劇でもなく(コメディー要素は皆無ではない)、
そんなに「今の歌舞伎町を表わしてる」訳でもなく、
これを見て、日本が分かる訳でもない。
エピソード集としてつまらない訳ではないが、
ガツンと一発かまされたみたいな話のシコリがなかった。
ダラダラ見れてしまうのだけど、
見終わって感情が素通りしてしまうような感じ。
最初から怠惰な染谷将太がいろいろな目に会った末、
怠惰なりに自分にケリを付ける映画、なのだが、
キャラクターとしてやりそうな事をダラダラやってるので
「起承転結」の「転」たりえない。
染谷将太は出演多すぎて、今、ついに「飽きる」ラインに
入って来てしまったのではないか?(演技似てるでしょ)
で、その染谷将太をガッツリ受け止めるべき存在である筈の
前田敦子の出番は思った以上に少ない。
少ない上、ラブホの映画なのに脱ぎがない。
脱ぎがないのは構わないのだ(勿論あっても構わない)。
実は、脱ぎがあった方が今回の役柄はより簡単に表現できる。
だから、「脱ぐ」が「売り方として」許されない前田敦子が選ばれた時点でミスキャストなのである。
もちろん前田敦子は契約上そうであるなら脱ぐ必要はない。
脱がない前田敦子でもラブホの映画の主役を張る事によって、期待感を高め、商売上のとてもいい助けになるだろう。そういう線を売り手が望んでいるなら、それはそれで間違いではない。
だが、脱ぐ必要はないのだが、物語上、必要なら着衣のままであろうが何だろうが適正な濡れ場はあった方がよかっただろう。今回は何をトチ狂ったのか、それすらなかった。私の解釈が間違えてないなら、彼女は大森南朋演じる音楽プロデューサーの前で裸になって一戦枕営業してる筈である。そして、それを染谷にハッキリ打ち明け、それが染谷を追い込むのだ。にも関わらず、映画の彼女には直接の濡れ場もなければ、セックスが終わった後の余韻の演技すらなかった。汗一つかいてなかった。セックスが行われた、行われていないは演技としてはっきり明確に分からないといけないだろう。必要な演技を怠るような役者だとしたらミスキャストである。
ただ、個人的には前田敦子がこの映画で脱がないのはよかったと思う。というのは、監督の廣木隆一がそんなに女の子のヌードを可愛く撮れない監督だからだ(と、私は信じている)。この映画の中で韓国の女の子のおっぱいとかは良かったけど、あれは素材がたまたまよかったというだけだろう。
家出娘・我妻美和子のこぼれそうな眼よかった。
ああいう子にいてほしいけど、それは凄く今っぽくない。
彼女も脱いでないのだけど、パンツ、バンバン見せながら、
リアルにエロくなかったので逆に許す。
最後は南果歩が余裕で全部さらっていった。
【銭】
チケット屋で額面1500円の前売券を850円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・さよなら歌舞伎町@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・さよなら歌舞伎町@映画的・絵画的・音楽的
・さよなら歌舞伎町@Movie Boys
PS デリヘルの送迎車が西武新宿から花園神社に抜けていく。
歌舞伎町通り越しちゃってないか? そこから左折して回り込んでいくのか?
最後、染谷の退場が花園神社から新宿南口奥代々木駅手前の高速バス乗り場
だったことを見ると、ラブホ歌舞伎町になくないか?(新宿n丁目じゃないか?)
PS2 「歌舞伎町」を扱いながら、カメラはラブホから外に引きこもりのように
出ようとしない。ラブホを舞台にした映画は今まで3本くらい多分、見てる
(渋谷区円山町なんとか、ラブホ住み込みのラブホ改革話、ラブホコメディー)
どれも舞台は歌舞伎町じゃなかったと思うが、今回との違いはあまりない。
つまり、ラブホの外に出ないと、少なくとも自分にとっては、歌舞伎町感は
出ないのだ。
「DVDいらん?」とか言ってくるあのオヤジらとか、
ホストっぽい兄ちゃん、やけにヒールが高い姉ちゃん、
大量に吐き出されるアジア系観光客。
こんなんが何一つない歌舞伎町の映画って珍しくないか?
お話を作る人たちが街に出ていないんだな、きっと。
PS3 舞台になったラブホは歌舞伎町二丁目にあるホテルアトラスだそうです。
(クマネズミさんのブログ「映画的・絵画的・音楽的」に
付けたコメントで答をもろうた)
2012年11月02日
『恋に至る病』をユーロスペース1で観て、もっと不真面目に撮ればいいのになあふじき★★★
五つ星評価で【★★★主役の吾妻三輪子ちゃんかーいーなー】
何やら青少年の恋愛に関する通過儀礼のお話なのだけど、
こんなに魅力的なキャスティングが揃うなら、
単純なラブコメにしちゃえば面白かったのになあ。
ともかく主役ツブラの吾妻三輪子ちゃんがかーいすぎる。
若い時の「ちはる」みたいだ。
でも、役柄は自然にえっちい。
なんまんだぶ、なんまんだぶ、長生きはするもんだ。
って訳でずっきゅーんです。
吾妻三輪子ちゃんが生物学教師を垂らし込んで、
監禁されるまでがスピード感があっていいけど、
その後、物語的には何も起こらない。
4人の登場人物が出て来るが、人同士の化学変化というより、
各々の内省の果てに各々が成長するかのような話だ。
佐津川愛美と染谷将太の組み合わせは贅沢なんだけど、
燃え上がらずにくすぶっちゃった感じ。
もっと単純にちんちんが放浪するような話にして、
宿主が変わる事によって、宿主と元宿主の特徴や関係性を
笑いの中で浮き彫りにするみたいな展開にしたら、
もっと楽しめたと思う。
【銭】
映画ファン感謝デーで1000円、ユーロの会員更新費用でプラス1200円追加。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・恋に至る病@ぴあ映画生活
何やら青少年の恋愛に関する通過儀礼のお話なのだけど、
こんなに魅力的なキャスティングが揃うなら、
単純なラブコメにしちゃえば面白かったのになあ。
ともかく主役ツブラの吾妻三輪子ちゃんがかーいすぎる。
若い時の「ちはる」みたいだ。
でも、役柄は自然にえっちい。
なんまんだぶ、なんまんだぶ、長生きはするもんだ。
って訳でずっきゅーんです。
吾妻三輪子ちゃんが生物学教師を垂らし込んで、
監禁されるまでがスピード感があっていいけど、
その後、物語的には何も起こらない。
4人の登場人物が出て来るが、人同士の化学変化というより、
各々の内省の果てに各々が成長するかのような話だ。
佐津川愛美と染谷将太の組み合わせは贅沢なんだけど、
燃え上がらずにくすぶっちゃった感じ。
もっと単純にちんちんが放浪するような話にして、
宿主が変わる事によって、宿主と元宿主の特徴や関係性を
笑いの中で浮き彫りにするみたいな展開にしたら、
もっと楽しめたと思う。
【銭】
映画ファン感謝デーで1000円、ユーロの会員更新費用でプラス1200円追加。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・恋に至る病@ぴあ映画生活
2012年08月25日
『ヒミズ』をシネ・リーブル神戸1で観て、そうだなあ観たなあふじき★★★
観た筈の映画を総ざらいして追いつくぞな1本。
五つ星評価で【★★★そういや見たなあ。ふみちゃ可愛い】
勿論だよ、二階堂ふみ可愛いよ。
基本的にそれが間違いじゃなかった事しか覚えてない。
やはり映画の感想はリアルで書かなきゃダメだな。
そうだそうだ。東北震災後の風景を撮影した事でも話題になった。
園子温って人間としてどこかおかしな人だと勝手に思い込んでるので
「これはいい景色になるに違いない」と思って撮りに行っただけだろうと思う。
それはそれで、いい選択だったと思う。
風景、インパクトあったし。
いいよ、別に。
園子温にモラルは求めてないよ。
求めてはいけないと思うよ。園子温なんだから。
染谷将太君も思い切った感じでよかった。
やっぱ男の子の思い切った演技ってホモじゃなくても「来る」ものがある。
映画は全体的にどこかボケてて、
大声で言いたい事をただただ叫ぶというのは映画として不細工だけど、
それがいいようであり、それでどうにか救われてるようであり、
園子温だから、という理由だけで、あまり、誉めんでもいいかな、
と映画観た直後に確か思った。
そうそう3泊4日の出張で、業後にムリムリ時間を作って映画を観に行った1本目。
震災後に出来たシネ・リーブル神戸は
オシャレい感じと柱が太い感じが共存してたかな。いや、ダメだ、よう覚えてへん。
【銭】
テアトル系系列館の会員デーサービスで1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヒミズ@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★★そういや見たなあ。ふみちゃ可愛い】
勿論だよ、二階堂ふみ可愛いよ。
基本的にそれが間違いじゃなかった事しか覚えてない。
やはり映画の感想はリアルで書かなきゃダメだな。
そうだそうだ。東北震災後の風景を撮影した事でも話題になった。
園子温って人間としてどこかおかしな人だと勝手に思い込んでるので
「これはいい景色になるに違いない」と思って撮りに行っただけだろうと思う。
それはそれで、いい選択だったと思う。
風景、インパクトあったし。
いいよ、別に。
園子温にモラルは求めてないよ。
求めてはいけないと思うよ。園子温なんだから。
染谷将太君も思い切った感じでよかった。
やっぱ男の子の思い切った演技ってホモじゃなくても「来る」ものがある。
映画は全体的にどこかボケてて、
大声で言いたい事をただただ叫ぶというのは映画として不細工だけど、
それがいいようであり、それでどうにか救われてるようであり、
園子温だから、という理由だけで、あまり、誉めんでもいいかな、
と映画観た直後に確か思った。
そうそう3泊4日の出張で、業後にムリムリ時間を作って映画を観に行った1本目。
震災後に出来たシネ・リーブル神戸は
オシャレい感じと柱が太い感じが共存してたかな。いや、ダメだ、よう覚えてへん。
【銭】
テアトル系系列館の会員デーサービスで1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヒミズ@ぴあ映画生活