松たか子
2015年08月01日
『HERO』を109シネマズ木場1で観て、これビックリするくらいミステリーとして成立してないだろふじき★★(ネタバレ)
五つ星評価で【★★何だこのユルさ?】
事件はキムタクが表情を曇らす「たかが交通事故」で、この「たかが交通事故」の真相そのものはピクニックのように検事と事務官が4人で現場に訪れた際に「これはここから飛び出されたら轢いてもしょうがないな」みたいなセリフで決着が付いている。映画の中の轢殺に関する考察はこの時点で終了し、ここから一切進展しない。直接の加害者である新井浩文に関しては「ただ、轢いた人」であり、背景は何も調査されない。えーと、おいおい。そこの調査をしないのは(警察組織が事前に行っているという前提はあるにしても)おかしいだろ。だって、どんな理由で大使館裏口から飛び出してきたにせよ、それと、新井浩文が被害者を過失で轢いたか、意図的に轢いたかは全く別の問題として処理されなければならないのだから。
そこが物語の焦点じゃないと言うのなら、百歩譲って何故被害者が大使館から逃げ出してきたかに話の焦点を移して絞ってもいい。おかしいけど「いい」としよう。でも、これが驚くことに単に「被害者が追いつめられて逃げた」という事実が分かるだけで、その追い詰められた理由が一切明らかにされないのだ。なんだこの警察ごっこみたいな捜査は? お前ら、こんな中途半端な捜査をするために徹夜して残業代として血税を使ったと言うんじゃないだろうな。被害者はコールマンという男に追われて逃げたという事になっているが、何故、逃げたのかという理由が憶測でしかない時点で、何も話として成立していない。憶測で事件を解決してはいけないというのが、そもそもドラマ『HERO』の骨子だったのではないか。それを自ら覆してはいけないだろう。大使館が怪しいっすよ。根拠はないけど怪しいっすよ。よし、違法でも何でも捜査だ。捜査したらいろいろ奴ら後ろ暗そうなところを見つけましたぜ。そもそもの事件に関わる部分は「ほんわか」な感じなんだけど、まあ、いいじゃん。いやいやいやいや、ダメだろ、そういうの。謎解き部分はそこそこ面白いけど、話の基礎工事の程度の低さにともかくビックリした。あまりにもあからさまにダメな話なんで、本当にダメかどうか逆に躊躇してしまう。
検事の皆さんもご苦労様です。
私、TVのシリーズ1と劇場版は何となく見てて、シリーズ2は見てないという状態なのです。何だ、この単にキャラクターだけの寄せ集めみたいなお友達クラブ状態は。フジテレビが総力を上げて、自分達が発掘した適当に知名度のある脇キャラ俳優のスケジュールを抑えまくった結果みたいな布陣だ。特に事務官はそのキライが強い。あまりにもそのキャラ頼りの幕間の小芝居に辟易する。お前ら、そんな仲良しごっこばかりしてないで仕事しろよ。これで、どう考えても高給取りなんだから怒りたくもなる(みんな服の仕立てとかいいもん)。
とは言え、一応、退屈しない話運びにはなってるし、大画面に映る北川景子の美しさにはともかく眼福。これだけで劇場に足を運んだ甲斐があった。いや、北川景子、整ってるように見えて不器用そうな感じが好き。
話の中で重要な立ち位置にいながら、割りを食ったのが松たか子。松たか子は美人クラスに入るのだけど、どちらかと言うと、サラブレッドなのに少し「ぶちゃ」っとした感じが可愛い、という特殊待遇な人なのだ。単品で主演女優を張ると、その存在感と演技力で作品の真ん中に位置するのだが、やはり、北川景子のサラブレッドとか出自とかを「無」にしてしまうような美的な整いの前には分が悪かった。
松たか子のオシャレかつハイソなシンプルな装いと、北川景子のフェミニンさと元ヤン的な攻撃性がちょっと見えるような装いと、二人並べてちゃんと双方引き立つように計算されたコーディネートが見事である。
外交のプロなのに、ウィキに載っている雑学みたいな事を知らなかっただけで、キムタクにいいようにやりこめられてしまう佐藤浩市も不憫だ。
【銭】
新聞屋系の招待券もらったからロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・HERO@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・HERO@ペパーミントの魔術師
・HERO@タケヤと愉快な仲間達
・HERO@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
・HERO@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
PS ネウストリア公国がどこかショッカーっぽくて。
事件はキムタクが表情を曇らす「たかが交通事故」で、この「たかが交通事故」の真相そのものはピクニックのように検事と事務官が4人で現場に訪れた際に「これはここから飛び出されたら轢いてもしょうがないな」みたいなセリフで決着が付いている。映画の中の轢殺に関する考察はこの時点で終了し、ここから一切進展しない。直接の加害者である新井浩文に関しては「ただ、轢いた人」であり、背景は何も調査されない。えーと、おいおい。そこの調査をしないのは(警察組織が事前に行っているという前提はあるにしても)おかしいだろ。だって、どんな理由で大使館裏口から飛び出してきたにせよ、それと、新井浩文が被害者を過失で轢いたか、意図的に轢いたかは全く別の問題として処理されなければならないのだから。
そこが物語の焦点じゃないと言うのなら、百歩譲って何故被害者が大使館から逃げ出してきたかに話の焦点を移して絞ってもいい。おかしいけど「いい」としよう。でも、これが驚くことに単に「被害者が追いつめられて逃げた」という事実が分かるだけで、その追い詰められた理由が一切明らかにされないのだ。なんだこの警察ごっこみたいな捜査は? お前ら、こんな中途半端な捜査をするために徹夜して残業代として血税を使ったと言うんじゃないだろうな。被害者はコールマンという男に追われて逃げたという事になっているが、何故、逃げたのかという理由が憶測でしかない時点で、何も話として成立していない。憶測で事件を解決してはいけないというのが、そもそもドラマ『HERO』の骨子だったのではないか。それを自ら覆してはいけないだろう。大使館が怪しいっすよ。根拠はないけど怪しいっすよ。よし、違法でも何でも捜査だ。捜査したらいろいろ奴ら後ろ暗そうなところを見つけましたぜ。そもそもの事件に関わる部分は「ほんわか」な感じなんだけど、まあ、いいじゃん。いやいやいやいや、ダメだろ、そういうの。謎解き部分はそこそこ面白いけど、話の基礎工事の程度の低さにともかくビックリした。あまりにもあからさまにダメな話なんで、本当にダメかどうか逆に躊躇してしまう。
検事の皆さんもご苦労様です。
私、TVのシリーズ1と劇場版は何となく見てて、シリーズ2は見てないという状態なのです。何だ、この単にキャラクターだけの寄せ集めみたいなお友達クラブ状態は。フジテレビが総力を上げて、自分達が発掘した適当に知名度のある脇キャラ俳優のスケジュールを抑えまくった結果みたいな布陣だ。特に事務官はそのキライが強い。あまりにもそのキャラ頼りの幕間の小芝居に辟易する。お前ら、そんな仲良しごっこばかりしてないで仕事しろよ。これで、どう考えても高給取りなんだから怒りたくもなる(みんな服の仕立てとかいいもん)。
とは言え、一応、退屈しない話運びにはなってるし、大画面に映る北川景子の美しさにはともかく眼福。これだけで劇場に足を運んだ甲斐があった。いや、北川景子、整ってるように見えて不器用そうな感じが好き。
話の中で重要な立ち位置にいながら、割りを食ったのが松たか子。松たか子は美人クラスに入るのだけど、どちらかと言うと、サラブレッドなのに少し「ぶちゃ」っとした感じが可愛い、という特殊待遇な人なのだ。単品で主演女優を張ると、その存在感と演技力で作品の真ん中に位置するのだが、やはり、北川景子のサラブレッドとか出自とかを「無」にしてしまうような美的な整いの前には分が悪かった。
松たか子のオシャレかつハイソなシンプルな装いと、北川景子のフェミニンさと元ヤン的な攻撃性がちょっと見えるような装いと、二人並べてちゃんと双方引き立つように計算されたコーディネートが見事である。
外交のプロなのに、ウィキに載っている雑学みたいな事を知らなかっただけで、キムタクにいいようにやりこめられてしまう佐藤浩市も不憫だ。
【銭】
新聞屋系の招待券もらったからロハ。
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2014年03月23日
『アナと雪の女王2D吹替』をトーホーシネマズ府中2で観て歌と映画の争いふじき★★★★
五つ星評価で【★★★★歌にやられる】
物語的にはアラもあると思うのだが、それは歌の素晴らしさに塗りつぶされる。
アナがやたらめったら可愛い。
多彩な表情。それと肌感が今までのどんなアニメよりも進歩してる。
なんてスベスベ。アナ10人くらい並べて、その肌でベットを作りたい。
市井に住まう一介の変態として、アナの脚が見えるシーンにはちょっとドキドキした。
身体の割合とか、実際の人間と変わらんから、興奮できるかどうかは自覚次第だ。
戴冠式の日、このアナの歌う希望の歌とエルサの歌う絶望の歌が重なり合う。
やはり、物語以上に歌に魅了され、歌に打ちのめされる。
この後、エルサは町を追われ(というより被害妄想から町を出て)、
そこで予告編でフィーチャーされていた「ありのままに」を歌うのだが、
ここで、いきなり歌い出すところが、物語において違和感を覚えた。
歌の内容は「ここで一人で生きていく」という力強い物で、いきなりポジティブだ。
間にもう一曲は入らないだろうが、エルサの心情を考えると、歌に入る前に、
ついに自分の正体が知れ、町も飛び出してしまった、
その事に対する戸惑いや逡巡がしっかり描かれてから、
それを打ち消す「ありのままに」に行くのが正しいと思うのだ。
もう一点、ラストでは雪が溶け、元の世界が戻って来るが、その理由が理想的でしかないのは物語の上で弱いところだと思う。
キャラ的には魔法で作られた雪だるまオラフの評価が高く、
ピエール瀧の宛て声も適確なのだが、
柳沢慎吾に顔が似てるという一点だけで何となく好きになれない。
さて、ちょっと物語遊びをします(物語に沿いながら嘘を付きます)。
力を制御できないエルサは、ファンタジーの世界では「魔法」を使うと位置付けられる。SFだったら「能力者」だろう。SFがTVや映画などのメディアに深く浸透しすぎてしまっているので、この能力は「そういう事もあるんだな」くらいで、半ば当たり前のように扱われている。
だけど、この能力は「魔女」が扱う種類のもので、童話においては自然に持っている類いのものではない。では、あれは何だと深読みするなら、冷気その物がエルサの対人関係拒否を表わしているというのが妥当な見方だろう。その対人関係の拒否は親から躾けられている。通常、親が子供に誰とも会わないようにしなさいなどと躾けはしない。ここで特殊なケースを出して当てはめてみよう。エルサは初期「らい病」患者なのだ。「らい病」は伝染性疾患で他者にうつる。完治した後も外観を醜く変えてしまう。その為に差別を受ける。伝染を恐れた両親はエルサを隔離して治療した。その甲斐あって完治したが、両手の先にただれが残ってしまった。彼女の指先から出る冷気は他者に対する遮断であると同時に、彼女自身の目に見えてしまう「彼女自身が恐怖その物であるというビジョン」なのだ。
幼い時分、エルサと遊んだアナはその記憶を封印され、
エルサは恐怖におびえながらずっと部屋にこもる。完治はしているのだが、彼女が恐れて人を近づけないので、本当に完治している事を彼女自身も信じる事が出来なくなっている。目の前にある両手には病気の後のただれが残って彼女が病気であった現実を付きつける。戴冠式の日、エルサはただれた両手を隠すファンデーションと手袋を持ってばれない事を祈り、臨む。手袋を外しても遠目からだったら分からない筈だ。
だが、アナかエルサの手袋を手に取った時、高ぶっていた彼女の神経はついに耐えきれなくなり、悲鳴をあげながらエルサは村を飛び出した。
吹き荒れる豪雪は彼女の心の遮断を表わす。
そして、村でも「狂ってしまった女王」について、暗雲が垂れ込める。
村の経済は貿易で潤っている。統治者が狂奔して逃走してしまった。醜聞は貿易に影響を与えるだろう。
アナはエルサを迎えに一人になった彼女の元に出向く。
拒絶、アナはエルサのことが誰よりも分かっていない。
村ではアナを殺した、狂ったエルサが化け物と一緒に村を攻めこむとの噂が立つ。
山狩りで捕まえられるエルサ。
エルサとアナが再び、出会う。
エルサはアナの前に両手を投げ出し、全てを語る。
エルサの腕に接吻するアナ。
エルサは自分の腕を許し、心も落ち着き、村に春が来る。
というのがリアル解釈(っぽい)アナとエルサ。これはこれで泣ける。
アナはサトエリに似てる。
【銭】
トーホーシネマの会員サービスデーで1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・アナと雪の女王@ぴあ映画生活
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・アナと雪の女王@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・アナと雪の女王@或る日の出来事
・アナと雪の女王@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
・アナと雪の女王@徒然なるままに
・アナと雪の女王@ペパーミントの魔術師
▼関連記事
アナ雪字幕2D@死屍累々映画日記
PS トーキー万歳
PS2 俺は俺の好きな女の子がハナクソを食べる子だったら大丈夫だろうか?
いや、そういうプレイだったら。
PS3 雪山を真っ二つに割って、
エルサの耳に「しゅらら」という音が聞こえる展開はよ!
物語的にはアラもあると思うのだが、それは歌の素晴らしさに塗りつぶされる。
アナがやたらめったら可愛い。
多彩な表情。それと肌感が今までのどんなアニメよりも進歩してる。
なんてスベスベ。アナ10人くらい並べて、その肌でベットを作りたい。
市井に住まう一介の変態として、アナの脚が見えるシーンにはちょっとドキドキした。
身体の割合とか、実際の人間と変わらんから、興奮できるかどうかは自覚次第だ。
戴冠式の日、このアナの歌う希望の歌とエルサの歌う絶望の歌が重なり合う。
やはり、物語以上に歌に魅了され、歌に打ちのめされる。
この後、エルサは町を追われ(というより被害妄想から町を出て)、
そこで予告編でフィーチャーされていた「ありのままに」を歌うのだが、
ここで、いきなり歌い出すところが、物語において違和感を覚えた。
歌の内容は「ここで一人で生きていく」という力強い物で、いきなりポジティブだ。
間にもう一曲は入らないだろうが、エルサの心情を考えると、歌に入る前に、
ついに自分の正体が知れ、町も飛び出してしまった、
その事に対する戸惑いや逡巡がしっかり描かれてから、
それを打ち消す「ありのままに」に行くのが正しいと思うのだ。
もう一点、ラストでは雪が溶け、元の世界が戻って来るが、その理由が理想的でしかないのは物語の上で弱いところだと思う。
キャラ的には魔法で作られた雪だるまオラフの評価が高く、
ピエール瀧の宛て声も適確なのだが、
柳沢慎吾に顔が似てるという一点だけで何となく好きになれない。
さて、ちょっと物語遊びをします(物語に沿いながら嘘を付きます)。
力を制御できないエルサは、ファンタジーの世界では「魔法」を使うと位置付けられる。SFだったら「能力者」だろう。SFがTVや映画などのメディアに深く浸透しすぎてしまっているので、この能力は「そういう事もあるんだな」くらいで、半ば当たり前のように扱われている。
だけど、この能力は「魔女」が扱う種類のもので、童話においては自然に持っている類いのものではない。では、あれは何だと深読みするなら、冷気その物がエルサの対人関係拒否を表わしているというのが妥当な見方だろう。その対人関係の拒否は親から躾けられている。通常、親が子供に誰とも会わないようにしなさいなどと躾けはしない。ここで特殊なケースを出して当てはめてみよう。エルサは初期「らい病」患者なのだ。「らい病」は伝染性疾患で他者にうつる。完治した後も外観を醜く変えてしまう。その為に差別を受ける。伝染を恐れた両親はエルサを隔離して治療した。その甲斐あって完治したが、両手の先にただれが残ってしまった。彼女の指先から出る冷気は他者に対する遮断であると同時に、彼女自身の目に見えてしまう「彼女自身が恐怖その物であるというビジョン」なのだ。
幼い時分、エルサと遊んだアナはその記憶を封印され、
エルサは恐怖におびえながらずっと部屋にこもる。完治はしているのだが、彼女が恐れて人を近づけないので、本当に完治している事を彼女自身も信じる事が出来なくなっている。目の前にある両手には病気の後のただれが残って彼女が病気であった現実を付きつける。戴冠式の日、エルサはただれた両手を隠すファンデーションと手袋を持ってばれない事を祈り、臨む。手袋を外しても遠目からだったら分からない筈だ。
だが、アナかエルサの手袋を手に取った時、高ぶっていた彼女の神経はついに耐えきれなくなり、悲鳴をあげながらエルサは村を飛び出した。
吹き荒れる豪雪は彼女の心の遮断を表わす。
そして、村でも「狂ってしまった女王」について、暗雲が垂れ込める。
村の経済は貿易で潤っている。統治者が狂奔して逃走してしまった。醜聞は貿易に影響を与えるだろう。
アナはエルサを迎えに一人になった彼女の元に出向く。
拒絶、アナはエルサのことが誰よりも分かっていない。
村ではアナを殺した、狂ったエルサが化け物と一緒に村を攻めこむとの噂が立つ。
山狩りで捕まえられるエルサ。
エルサとアナが再び、出会う。
エルサはアナの前に両手を投げ出し、全てを語る。
エルサの腕に接吻するアナ。
エルサは自分の腕を許し、心も落ち着き、村に春が来る。
というのがリアル解釈(っぽい)アナとエルサ。これはこれで泣ける。
アナはサトエリに似てる。
【銭】
トーホーシネマの会員サービスデーで1300円。
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▼関連記事
アナ雪字幕2D@死屍累々映画日記
PS トーキー万歳
PS2 俺は俺の好きな女の子がハナクソを食べる子だったら大丈夫だろうか?
いや、そういうプレイだったら。
PS3 雪山を真っ二つに割って、
エルサの耳に「しゅらら」という音が聞こえる展開はよ!
2014年03月16日
『小さいおうち』をトーホーシネマズ府中8で観て、黒木華ええのうふじき★★★★
五つ星評価で【★★★★黒木華だなあ】
もちろん、断然タキちゃん派です。
器量が悪いなんて本人に言わせるのは酷なシナリオだなあ。
確かに整っていると言うよりは、昔風の「おかめ」な顔立ちであるのだが、
愛嬌があって可愛い………けど、それが現代になって
物言いが粗暴な倍賞千恵子になっちゃうのには軽く落胆する。
納得はするものの、間がなく一足飛びである事も確かだ。
どちらかというと揺れ動いてしまう奥様、松たか子より、
立ち位置がはっきりしていて、常に甲斐甲斐しく動きながら笑顔を絶やさない黒木華にベルリンを初めとする世界は大和撫子を強く感じたのかもしれない。
「あんなに美しく」という美しさを個人的に松たか子から感じないのは私だけ?
そして、その二人が一瞬だけ対立するあの場面での、
松たか子の猛獣のような息づかい。
後に分かる黒木華のきっと自分を騙しながらの裏切り、
そして戦後、伝わってくる消息から受ける松たか子の静かな安寧。
画面に映る物、映らない物も含めて、いろいろ予想が出来る。
予想を成立させるほど、キャラや世界観が出来上がっているという事だろう。
他、キャストなどの覚え書き
片岡幸太郎。何だか昔の小林薫みたいな「ちょうどいい普通の人」を演じられる人。
片岡鶴太郎と一文字しか違わないが大違いだ。
妻夫木聡 「妻夫木聡」を知ってるから、そんなに若く見えない。
「お婆ちゃん」と言ってるが血は遠そうで、系図的な関係が見えないので、
二人の関係が掴みづらかった。
普通「お婆ちゃん」と言えば「祖母−孫」と思うだろう。
中島朋子 中島朋子登場シーンだけ百合っぽくて、空気が違う。
キャラとしてはいらなかったのではないか。
ラサール石井 いつも同じだけど、この人はこれで良し。
林家正蔵 松村邦弘かと思ったけど、この人はこれで良し。
蛍雪次朗 成人映画時代の蛍雪次郎なら、奥様に関係を迫った筈だ。
ついでにタキちゃんも言いくるめて、みたいな『地獄のちいさいおうち』も
ちょっとだけなら見たい気がする(気が重いから滝田洋二郎のコメディーで)。
木村文乃 山田洋二映画に似つかわしくなさげに見える現代美人
(と言うほどキッチリ山田洋二を見てないけど)。
ボンクラに見える妻夫木聡とどうしていい関係なのかが分からない。
妻夫木聡のチンチンがでかいのかな。
笹野高史 あれだけ納得して嫌われる役柄も凄い。
モグラだかネズミだかに嫁入れさせられそうになる親指姫の気持ちを
タキちゃんで追体験する。どう考えても松金よね子の姑も嫌だし。
笹野高史の方が松金よね子より年上でも何らおかしくないけど。
そんな可哀想なタキちゃんもちょっとだけなら見たい気がする
(気が重いから滝田洋二郎のコメディーで(でも濡れ場付きで))。
【銭】
チケット屋で前売券を600円でGET(底値は350円というのを見かけた)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・小さいおうち@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・小さいおうち@ノラネコの呑んで観るシネマ
・小さいおうち@迷宮映画館
・小さいおうち@映画的・絵画的・音楽的
・小さいおうち@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
PS 超解釈
引越屋が「これ、どうしますか?」と声をかける絵。
イタクラショウジのものである。
戦前、この絵が描かれたり、贈呈されたりの描写はない。
すると、戦後、タキとイタクラは会っていた、という疑惑が沸く。
更に推し進めて、クロッキーの絵と発表した絵は画風が全く異なる。
実はタキはイタクラのゴーストライターだったのだ。
「私は長く生きすぎた」、なるほど、ゴーストの方が長生きしてしまったのである。
えーと、嘘です。
もちろん、断然タキちゃん派です。
器量が悪いなんて本人に言わせるのは酷なシナリオだなあ。
確かに整っていると言うよりは、昔風の「おかめ」な顔立ちであるのだが、
愛嬌があって可愛い………けど、それが現代になって
物言いが粗暴な倍賞千恵子になっちゃうのには軽く落胆する。
納得はするものの、間がなく一足飛びである事も確かだ。
どちらかというと揺れ動いてしまう奥様、松たか子より、
立ち位置がはっきりしていて、常に甲斐甲斐しく動きながら笑顔を絶やさない黒木華にベルリンを初めとする世界は大和撫子を強く感じたのかもしれない。
「あんなに美しく」という美しさを個人的に松たか子から感じないのは私だけ?
そして、その二人が一瞬だけ対立するあの場面での、
松たか子の猛獣のような息づかい。
後に分かる黒木華のきっと自分を騙しながらの裏切り、
そして戦後、伝わってくる消息から受ける松たか子の静かな安寧。
画面に映る物、映らない物も含めて、いろいろ予想が出来る。
予想を成立させるほど、キャラや世界観が出来上がっているという事だろう。
他、キャストなどの覚え書き
片岡幸太郎。何だか昔の小林薫みたいな「ちょうどいい普通の人」を演じられる人。
片岡鶴太郎と一文字しか違わないが大違いだ。
妻夫木聡 「妻夫木聡」を知ってるから、そんなに若く見えない。
「お婆ちゃん」と言ってるが血は遠そうで、系図的な関係が見えないので、
二人の関係が掴みづらかった。
普通「お婆ちゃん」と言えば「祖母−孫」と思うだろう。
中島朋子 中島朋子登場シーンだけ百合っぽくて、空気が違う。
キャラとしてはいらなかったのではないか。
ラサール石井 いつも同じだけど、この人はこれで良し。
林家正蔵 松村邦弘かと思ったけど、この人はこれで良し。
蛍雪次朗 成人映画時代の蛍雪次郎なら、奥様に関係を迫った筈だ。
ついでにタキちゃんも言いくるめて、みたいな『地獄のちいさいおうち』も
ちょっとだけなら見たい気がする(気が重いから滝田洋二郎のコメディーで)。
木村文乃 山田洋二映画に似つかわしくなさげに見える現代美人
(と言うほどキッチリ山田洋二を見てないけど)。
ボンクラに見える妻夫木聡とどうしていい関係なのかが分からない。
妻夫木聡のチンチンがでかいのかな。
笹野高史 あれだけ納得して嫌われる役柄も凄い。
モグラだかネズミだかに嫁入れさせられそうになる親指姫の気持ちを
タキちゃんで追体験する。どう考えても松金よね子の姑も嫌だし。
笹野高史の方が松金よね子より年上でも何らおかしくないけど。
そんな可哀想なタキちゃんもちょっとだけなら見たい気がする
(気が重いから滝田洋二郎のコメディーで(でも濡れ場付きで))。
【銭】
チケット屋で前売券を600円でGET(底値は350円というのを見かけた)。
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・小さいおうち@迷宮映画館
・小さいおうち@映画的・絵画的・音楽的
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PS 超解釈
引越屋が「これ、どうしますか?」と声をかける絵。
イタクラショウジのものである。
戦前、この絵が描かれたり、贈呈されたりの描写はない。
すると、戦後、タキとイタクラは会っていた、という疑惑が沸く。
更に推し進めて、クロッキーの絵と発表した絵は画風が全く異なる。
実はタキはイタクラのゴーストライターだったのだ。
「私は長く生きすぎた」、なるほど、ゴーストの方が長生きしてしまったのである。
えーと、嘘です。
2012年10月13日
『夢売るふたり』をHTC有楽町1で観て、発情したはに丸くんみたいな顔の松たか子が怖いぞふじき★★★(ネタバレ気味)
五つ星評価で【★★★オナニーまでしてるのにセクシャリティーを感じない松たか子は凄いけど、凄いでいいんだろうか】
まず、松たか子のオナニーについて語ろう。
エロくない。
女性目線で撮られてるってのもあるだろうけど、
それにしても天下の松たか子にオナニーをさせておいて、
野郎目線から「ぐっ」と来ないのは勿体無い。
何で「ぐっと来ない」んだろう。
切なくない。やるせなくない。SEXに堕ちてく感がない。
って事は物凄く性をセルフ・コントロールできているという事だ。
なるほど、これは男のオナニーに近い。
「ままままま松たか子が男のオナニーををををををを」
と考えれば興奮できなくもないが、まあ面倒くさい事だ。
うん、だから、あれはあのシーンだけ
血が通ってる松本幸四郎を代役に出しても良かったという。
その方が女性客のサービスにもなって良かったんじゃないかって言う。
それにしても松たか子は頑張ったなあ。
そうだ、幸四郎じゃなくって、たか子繋がりで「土井たか子」が代役でもいい。
それくらい、そういう役には立たない役だ。
可愛く撮ろうとも撮られようともしていない。潔い。無頼だ。
まだ血族繋がり寺島しのぶの『キャタピラー』の発情おばさん演技の方が
男受けはするだろう。ああ、あの役を松たか子にやってもらった方が良かった。
いや、今からでもあのシーンだけやってもらおう。演出は西川美和以外で。
うーん、タイトルには、はに丸と書いたけど、松たか子、亀っぽいよね。
名画座で『四月物語』の甘々な松たか子と二本立て上映したりしたら
残酷すぎる二本立てだよなあ。
人は老いる、劣化する、その代わりに力強い別の何かを得ていくのだ、と。
いう訳で、松たか子は「ぐっ」とは来なかったけど凄かった。
目の奥の心の闇が深すぎて見えなかった。
深すぎて見えない事が正しい演出なのかどうかは分からないが、
あの後、料亭の床下に松たか子に殺された女性の惨殺死体が
並んでいてもそんなに違和感はない。そういう底のしれなさがあった。
それに比べて、阿部サダヲの可愛い事。
男女逆転『大奥』でブサイクの筆頭だった阿部サダヲが何とも初々しい。
最初、火をマジマジと見る阿部サダヲの顔を見た時、
「うわあ、いい顔だ」と思った。
いや、ホモじゃないから、その場でこすったりはしないよ
(後からこすったりもしないよ)。
で、その阿部サダヲとネンゴロになってく女優達もみんな可愛い。
結婚できない面倒な女の田中麗奈も、
家庭の権化、未亡人の木村多江も、
ちょっと年を取ってきたデリヘルの姉ちゃんも、
ウェイトリフティングの怪物っぽい強い姉ちゃんも。
ここは少女マンガよろしく恋愛ゾーンで、「うふふ・きゃはは」な
「夢ゾーン」な訳だ。これに対峙して松たか子一人が現実ゾーンにいるという。
最強なのは出番も少ない木村多江だが、
ウェイト・リフティングの姉ちゃんでさえ可愛いと思うよ。
で、阿部サダヲはそのチンチン包丁(穴が開いてないから子供が出来ないのだ)を
最終的には新しい家庭に持っていくと思いきや、
意外なところ(男の赤々とした内臓)に突き立ててしまう。
あれは今や彼の息子(ちんちん)になった子供の助けを得て、
バックから後背位で深々と突き立てる、という比喩だな。
ついに相手が女でなく、男でもよくなったという。
その突き立てた事をきっかけにサダヲが行った先で、
サダヲはきっと女として夢を売っていくのだ。もうサダヲには男も女もない。
後はずっと夢を売り買いしていけばいいだけの非現実的な存在に昇華したのだ。
ホラーよのう。
そして、サダヲに去られた少女たちも夢の世界で、それなりに幸せだ。
ただ、松たか子だけは一人現実の世界で軋みを上げる。
カモメはその現実と非現実を一瞬だけ交差させる。
ブロガーさんの中では「同じ空の下にいるのだ」というのが正しい見解のようだが、
なんかその鳴き声で交差する二人の顔はもうそれぞれ思い出の中にしかいないような、
そんな見え方がしてしまった。
あの後、松たか子がオープンしそこねた店の前に黄色いハンカチを掲げていたら
サダヲはそのドアをノックしただろうか。
松たか子がオナニーを選択した時点で、夢(相手)はいらない、
そういう結論だったのかもしれない。
あと、笑福亭鶴瓶は美味しい役。
香川照之は美味しいけど、美味しすぎて必然性のない役だった。
そうそう、ラスト、ガツンとくる系の音楽で締めてほしかったなあ。
【銭】
テアトル会員さんの火・金割引で1000円。
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PS しかし………「あの松たか子が撮ったんですから」という口説き文句で
この映画の全女優のオナニーシーンをそっと特典映像に付けてくれたりしたら、
普段滅多に買わないDVDとかでも買うんだけどな。
PS2 いや、鶴瓶のオナニーシーンはいらない。
まず、松たか子のオナニーについて語ろう。
エロくない。
女性目線で撮られてるってのもあるだろうけど、
それにしても天下の松たか子にオナニーをさせておいて、
野郎目線から「ぐっ」と来ないのは勿体無い。
何で「ぐっと来ない」んだろう。
切なくない。やるせなくない。SEXに堕ちてく感がない。
って事は物凄く性をセルフ・コントロールできているという事だ。
なるほど、これは男のオナニーに近い。
「ままままま松たか子が男のオナニーををををををを」
と考えれば興奮できなくもないが、まあ面倒くさい事だ。
うん、だから、あれはあのシーンだけ
血が通ってる松本幸四郎を代役に出しても良かったという。
その方が女性客のサービスにもなって良かったんじゃないかって言う。
それにしても松たか子は頑張ったなあ。
そうだ、幸四郎じゃなくって、たか子繋がりで「土井たか子」が代役でもいい。
それくらい、そういう役には立たない役だ。
可愛く撮ろうとも撮られようともしていない。潔い。無頼だ。
まだ血族繋がり寺島しのぶの『キャタピラー』の発情おばさん演技の方が
男受けはするだろう。ああ、あの役を松たか子にやってもらった方が良かった。
いや、今からでもあのシーンだけやってもらおう。演出は西川美和以外で。
うーん、タイトルには、はに丸と書いたけど、松たか子、亀っぽいよね。
名画座で『四月物語』の甘々な松たか子と二本立て上映したりしたら
残酷すぎる二本立てだよなあ。
人は老いる、劣化する、その代わりに力強い別の何かを得ていくのだ、と。
いう訳で、松たか子は「ぐっ」とは来なかったけど凄かった。
目の奥の心の闇が深すぎて見えなかった。
深すぎて見えない事が正しい演出なのかどうかは分からないが、
あの後、料亭の床下に松たか子に殺された女性の惨殺死体が
並んでいてもそんなに違和感はない。そういう底のしれなさがあった。
それに比べて、阿部サダヲの可愛い事。
男女逆転『大奥』でブサイクの筆頭だった阿部サダヲが何とも初々しい。
最初、火をマジマジと見る阿部サダヲの顔を見た時、
「うわあ、いい顔だ」と思った。
いや、ホモじゃないから、その場でこすったりはしないよ
(後からこすったりもしないよ)。
で、その阿部サダヲとネンゴロになってく女優達もみんな可愛い。
結婚できない面倒な女の田中麗奈も、
家庭の権化、未亡人の木村多江も、
ちょっと年を取ってきたデリヘルの姉ちゃんも、
ウェイトリフティングの怪物っぽい強い姉ちゃんも。
ここは少女マンガよろしく恋愛ゾーンで、「うふふ・きゃはは」な
「夢ゾーン」な訳だ。これに対峙して松たか子一人が現実ゾーンにいるという。
最強なのは出番も少ない木村多江だが、
ウェイト・リフティングの姉ちゃんでさえ可愛いと思うよ。
で、阿部サダヲはそのチンチン包丁(穴が開いてないから子供が出来ないのだ)を
最終的には新しい家庭に持っていくと思いきや、
意外なところ(男の赤々とした内臓)に突き立ててしまう。
あれは今や彼の息子(ちんちん)になった子供の助けを得て、
バックから後背位で深々と突き立てる、という比喩だな。
ついに相手が女でなく、男でもよくなったという。
その突き立てた事をきっかけにサダヲが行った先で、
サダヲはきっと女として夢を売っていくのだ。もうサダヲには男も女もない。
後はずっと夢を売り買いしていけばいいだけの非現実的な存在に昇華したのだ。
ホラーよのう。
そして、サダヲに去られた少女たちも夢の世界で、それなりに幸せだ。
ただ、松たか子だけは一人現実の世界で軋みを上げる。
カモメはその現実と非現実を一瞬だけ交差させる。
ブロガーさんの中では「同じ空の下にいるのだ」というのが正しい見解のようだが、
なんかその鳴き声で交差する二人の顔はもうそれぞれ思い出の中にしかいないような、
そんな見え方がしてしまった。
あの後、松たか子がオープンしそこねた店の前に黄色いハンカチを掲げていたら
サダヲはそのドアをノックしただろうか。
松たか子がオナニーを選択した時点で、夢(相手)はいらない、
そういう結論だったのかもしれない。
あと、笑福亭鶴瓶は美味しい役。
香川照之は美味しいけど、美味しすぎて必然性のない役だった。
そうそう、ラスト、ガツンとくる系の音楽で締めてほしかったなあ。
【銭】
テアトル会員さんの火・金割引で1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・夢売るふたり@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
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PS しかし………「あの松たか子が撮ったんですから」という口説き文句で
この映画の全女優のオナニーシーンをそっと特典映像に付けてくれたりしたら、
普段滅多に買わないDVDとかでも買うんだけどな。
PS2 いや、鶴瓶のオナニーシーンはいらない。
