斉藤工
2016年11月24日
『種まく旅人 夢のつぎ木』を有楽町スバル座で観て、それでええのんかふじき★★

▲「ひゅーひゅーお二人さん(それでいいんか?)」
五つ星評価で【★★みんな助け合ってメデタシメデタシですまないからこその結論を探さんといかんのではないの?】
高梨臨演じる主人公同様、そこそこ忙しい自分は残念ながら映画観て寝てしまいました。
なので決定的なシーンとか見逃してたらごめんなさいという恐れ気分でいっぱいなのだけど、それにしても問題の解決策がみんな集まって仕事をシェアする、という点は都合が良すぎるのではないか? それで済むなら大問題にせず、よそ者から指摘される前に皆で手を差し伸べられたでしょう。
種まく旅人は偶然、前の二作を見ている。
一作目はど素人百姓の田中麗奈がプロ陣内孝則のサポートで成功するし、
二作目は地に足のつかない官僚栗山千明が埋もれた知識で農業+漁業を再興する。
どちらも復興へのアイデアがあり、技術面のしっかりした裏打ちがあった。
今回は亡き兄の思いを継ぎ、新種の桃を育てる高梨臨が激務に負け、農業から撤退しようとする。そこを助けるのが都会からレポートを作りに来た農水省官僚・斉藤工で、付近の住民に声掛けをして仕事の手伝いを頼む。
それは別に斉藤工が骨折りせずともやれる話だろうし、そもそも高梨臨が激務に耐えかねるというなら、兼務をしている市役所の仕事をやめる事は出来ないのか? 何故、高梨臨だけが奴隷のように朝から晩まで亡き兄池内博之の亡霊に奉仕しなければならないのかも今一つ納得が出来ない。そういうのは普通まず奥さんが引き継ぐんではないの?
問題の根本的な解決(理数的に解決できるシステムを構築する事)を放棄して、極めて文芸的に浪花節的な人情でその場を修復してしまったようにしか見えない。それでは、近隣が同じように多忙であるなら、次回も同様の補助を得られるか分からないだろう。
盲目的にがむしゃらに仕事をする高梨臨と、
斜に構えながら、高梨臨への興味から農業に入り込んでいく斉藤工。
二人ともそういう人がいてもいいけど、共感はしづらい。
はっきり言える事はただ一つ。
高梨臨が着ぐるみに入るゆるキャラ
あかいわももちゃんの動きはムチャクチャ可愛かった。
【銭】
額面価格1000円の前売券をチケ屋で900円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・種まく旅人〜夢のつぎ木〜@ぴあ映画生活
2016年06月23日
『高台家の人々』をトーホーシネマズスカラ座で観て、綾瀬はるかならではふじき★★★

▲綾瀬はるかの天使の輪を磨く斉藤工。
五つ星評価で【★★★綾瀬はるかを主役に据えた事が成功です】
原作未読(映画館配布のお試し冊子のみ)。
なんつか、綾瀬はるかの好感度にどっしり寄り掛かった映画。
妄想癖がある綾瀬はるかが人の心を読めるテレパス斉藤工と付きあうようになり、彼の前で自然に心を閉ざすようになってしまい、彼との仲はもう上手くいかないの? と言うのが粗筋なのだが、綾瀬はるかが天使すぎる。ピカレスクでもなければ、主人公があまり信用できない奴でも困るのだが、この映画の綾瀬はるかは幼稚園児をそのまま社会人にしたようにピュア。そんなんおらへんやろ、役者の演技やろ、本当はドブドロに汚い事考えとんのやろ、と思えないのは綾瀬はるかに絶大なる好感度が付いているからである。
綾瀬はるかの心が汚いなんてとても思えない。
この映画はこのセオリー抜きには考えられない。
いやまあ、主役級はみんな普通の感情吐露で常人ですけどね。
純然たる脇役(恋敵とか)とガヤが著しく露悪的。
逆にあの露悪的な状態が通常状態なら、
斉藤工もそれに慣れた人格になるんじゃないかな。
綾瀬はるかが映画内で一等賞。脇を並走する斉藤工も
その脇を並走する間宮祥太郎、水原希子、夏帆もいい。
テレパス妹の水原希子、ツンツンしてるのに脆い役。かーいくてお得な役だ。
今までのどの映画の水原希子よりも「我」が出てない感じですっと入ってくる。
斉藤工を思う幼馴染の夏帆、超モジモジがかーいー。相変わらずいい仕事しよる。
テレパス斉藤の父ちゃん市村正親、変人だけど常人で善人という何気にいい役。妻が大地真央って新劇っぽい夫婦だな(「進撃っぽい夫婦」ではない。何となく市村正親も大地真央も赤い筋肉の肌襦袢は似合わなくもなさそうであるが)。
シャーロット・ケイト・フォックス がんばっちょるのう。メイクして老けさせてるのは分かるけど斉藤工のお婆ちゃんという役設定は無理があるだろ。
そう言えば八面六臂で妄想を制覇している感じの塚っちゃんはよくやった。
妄想の勢いが全力の前半がとても面白い。
後半の真面目っぷりは必要である事は分かるが、
前半の勢いが停滞してしまったのは残念。

▲呪いのビデオを見たっぽい綾瀬はるか。
【銭】
トーホーシネマズのメンバーサービス週間で1100円で鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・高台家の人々@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・高台家の人々@映画的・絵画的・音楽的
・高台家の人々@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
PS うら若き乙女に「野ぐそ」と言わせる脚本ブラボー。
PS2 クソと言えばトイレシーンには驚いた。
便秘薬のCMのように一切の澱みを許さない。
しかし、やっぱりこれを知られるのは普通嫌だよなという納得のエピ。
PS3 結婚まで行ってるのだから、絶対通過しているであろう
テレパスとのSEXは面白い筈なんだがなあ、勿論ないのはしょうがないけど残念。
言わずとも気持ちいい所が分かるけど、それが分かるのはとても恥ずかしい
そんな煩悶が絶対おもろいのに。
気持ちよくなるのを抑える為にたくさんの塚っちゃんが出て来たりして。
