岸田森

2014年05月10日

『斬る』『可愛い悪魔』をシネマヴェーラ渋谷で観て、岡本流石やなふじき★★★★,★★

特集上映「岸田森特集」の1プログラム。


◆『斬る』
五つ星評価で【★★★★主役じゃないけど岸田森は美味しい役】
多分、名画座で観てて2回目。

岡本喜八はおもろいねえ。おっ、白黒けえ。あっ、これ観ちょるわ。
お家騒動で散らされそうな若い武士の命を侍を捨てた無宿者が
命を賭けて守ろうとする岡本版の『椿三十郎』みたいな映画。
原作が同じ山本周五郎だから筋が似てるらしい。
『椿三十郎』より、こっちの方が好きだな。
『椿三十郎』のお道化者は三船敏郎だが、ちゃんとしているからなあ。
『斬る』では仲代達矢、高橋悦史がそれぞれ、ちゃんとしてないのが
何だかホッとする。
その代わりに、ちゃんとしてるのは悪い側なのに大悪に裏切られる岸田森。
かっこええわ。
仲代達矢の締める時だけキッチリ締める融通や、
高橋悦史の明るい田舎もんっぷりも魅力ある。みんなはぐれ者で可愛い。



◆『可愛い悪魔』
五つ星評価で【★★怪作】
大林信彦初のテレフィーチャーだそうである。
とてもベタベタな演出に身体の疲れが負けて寝てしまった。
岸田森特集なのに、岸田森が出てくるところをグッスリ行ってしまった。
ちっ、俺のダメ人間め。
どこか吉高っぽい秋吉久美子。
ポロシャツにネクタイするマッチョ渡辺裕之。
明らかにまずい役どころの南らんぼう。
そんなに可愛くないのにロリ記号満載の少女。
タイトルで既にネタバレ。
と、『ハウス』から家をなくしたみたいな大林らしい映画。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
・斬る〈1968年〉@ぴあ映画生活
・可愛い悪魔@ぴあ映画生活


fjk78dead at 00:05|個別記事│コメ(2)│トラバ(0)

2014年05月05日

『ダイナマイトどんどん』『黒薔薇昇天』をシネマヴェーラ渋谷で観て、文太も森も最高★★★★,★★★

特集上映「岸田森特集」の1プログラム。


◆『ダイナマイトどんどん』
五つ星評価で【★★★★文太かっけー】
昔、TVで観て、名画座で観て、多分3回目くらい。

中年越してからの文太は顔はともかく、
その行動が男が惚れる男その物。
全女子はこういう人に惚れてほしい。

ヤクザの勢力争いや暴力沙汰を野球で片を付けようって
デタラメな話がステキなんだけど、それに乗ってくる
ロクデナシの面々の濃い容貌がまた、ステキ。
何となく川谷拓三が出てるイメージがあったが、拓ボンは出てなかった。

岸田森はピンクのスリーピースを着こなす敵ヤクザのナンバー2。
ラスト、沖縄に強制労働で連行されて、周りと同じ作業着を着てるのに
彼だけピンクのタオルをネクタイみたいに首に巻き付けてるのが、
おフランスみたいで、無駄におしゃれでちょっと流石だった。

映画としてはラスト大乱闘になってからがちょっと長くてくどい。
でも、愛らしい映画だ。



◆『黒薔薇昇天』
五つ星評価で【★★★岸田森すんげーおもろい】

ブルーフィルムの監督、岸田森がファックの為に縦横無尽。
いやあ、岸田森が「人間すぎて」面白いのなんの。

こんな若者で青春テケテケな役もやってたのね。
どっちかって言うと、落ち着いてる感じの役しか知らんから新鮮だった。

冒頭、いきなり絡みシーンから始まる芹明香は好みのタイプ。
すれた関西弁が可愛い。東京男は本当に関西弁女に弱い。
その芹明香を簡単に追い越して主役を張るのは谷ナオミ。
この人、顔の作りとかは好きじゃないんだけど、
やっぱ主役張るだけあって、演技が凄いわ。

一生懸命無我夢中に七転八倒な感じのヤング岸田森が
見れるって意味では珍作かもしれないから、ええで。



【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ダイナマイトどんどん@ぴあ映画生活
・黒薔薇昇天@ぴあ映画生活


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