二階堂ふみ
2016年06月07日
『オオカミ少女と黒王子』をトーホーシネマズ新宿5で観て、これも廣木なんかふじき★★★

▲背が伸びないように呪いをかけています。
五つ星評価で【★★★二階堂ふみが「宮崎あおいが今更『銭型愛』みたいな」の再生産】
「二階堂ふみ」という女優は文芸映画(ってのも変な言い方だ)つーかアート系で主役張れる人材なので、それが何を今更、JK映画なのか、と。だって引き合いに出すなら浅野忠信がそのまんま詰襟の学ランで番長映画の主役に踊り出るみたいな違和感だもの。というコンプレックスを二階堂ふみ自身が持っていたのか、まるで宮崎あおいが今更ケータイ刑事なのみたいなキャリアの逆流を実にイキイキと楽しんでいる。とりあえずJKに見れないなんて事がなくてよかった。キュートで可愛い。
題名通り、彼女はヒョンな嘘から山崎賢人(黒王子)の言いなりの立場を強いられるオオカミ少女。主要客層が黒王子目当てだというのに、この黒王子の仕上がりが大して良くなない。コピーで「ドS王子」と言われてる割には、単に我儘な坊やにしか見えないし、第一撮影であまりかっこよく撮ってやろうという意識を感じられない。それは彼の合わせ鏡であるイケメン同盟の鈴木伸之もサッパリかっこよく見えないのも一緒。ナヨナヨくんの吉沢亮も演技に納得は出来るが魅力は薄い。監督の廣木隆一に興味がないからと言うのが透けて見える。まあ、あんまり興味がありすぎて廣木隆一がゲイだったりしても困るだろうけど。
で、男優陣はそんなでもないが、女優陣はなかなか良い。
ゲイじやなさそうだ、廣木隆一。
とても冷静な昔からの旧友に門脇麦。
どS彼の上位S姉に菜々緒。説得力あるいいキャスティングだ。
あと同じグループの代表格に『みんなエスパーだよ』の池田エライザ。
門脇麦が『愛の渦』であんあん言ってて、エライザが『みんなエスパーだよ』でパンチラの限りを尽くしていたので、一つ、二階堂ふみも交えて、そういう方向で映画を牽引して、最後にはガーターベルトを締めた菜々緒に駆逐されてほしいと思ったけど、全然、そんな映画にならなかった。エライザなんて勿体ない感じで出番少ないものなあ。
って事で女子チーム側の頑張り(主に二階堂ふみの頑張り)で、思った以上に面白かった。
【銭】
映画ファン感謝デーで1100円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・オオカミ少女と黒王子@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・オオカミ少女と黒王子@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
2014年03月04日
『地獄でなぜ悪い』をキネカ大森1で観て大笑いだけど残念ふじき★★★
五つ星評価で【★★★オチなし】
すんげ単純に「起承転結」の「結」がダメ。
オゾンの新作『危険なプロット』の予告で傑作の条件が三つ挙げられている。
「刺激的な設定」「読めない展開」「意外な結末」。
この条件に照らし合わせても三つ目の結末だけがダメ。
という訳で全体面白いのだけど、尻切れトンボで終わってる感じ。
それでも途中途中たいそう気が利くように気が狂ってて、
とても楽しめてしまうから、妙な映画だ。
まあ、ラストのほったらかしは残念ってことで。
長谷川博己:映画バカ。いいね。
この人がずっと狂ったテンションを維持したせいで、
映画の変さを忘れてスムーズに見れる。
星野源:巻添えくん。
基本すごくボケっとした顔なんだけど、
真摯に瞳を見つめると凄くピュアな顔に映るのが超お得な感じ。
二階堂ふみ:組長の娘。意外とムチムチした感じだなあ。
國村隼:組長。どんなぶっ飛んだ事や、どんな下世話な事を言っても、
顔の説得力で頷いてしまう日本が誇る名役者。
堤真一:対立組織の組長。
意外と乙女チックだったり、胸に恋を秘めてたりが笑う。
堤真一の顔力に大笑いした。
友近:組長の正妻。意外とよい。
【銭】
キネカ大森名画座3回券保有の上、夜間割引で500円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・地獄でなぜ悪い@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・地獄でなぜ悪い@映画的・絵画的・音楽的
・地獄でなぜ悪い@我想一個人映画美的女人blog
・地獄でなぜ悪い@ペパーミントの魔術師
・地獄でなぜ悪い@こねたみっくす
PS ジョン・ウォーターズの『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』を思い出した。
あれもジョン・ウォーターズらしく、映画その物はつまらないんだけど、
金で作る映画を批判して主役女優を誘拐したりして、
テロリストのように映画を作るアマチュア映画集団が出てきてた。
チラシに踊ったキャッチ・コピー
「映画がそんなに好きなのか!」はなかなか良かったと思う。
すんげ単純に「起承転結」の「結」がダメ。
オゾンの新作『危険なプロット』の予告で傑作の条件が三つ挙げられている。
「刺激的な設定」「読めない展開」「意外な結末」。
この条件に照らし合わせても三つ目の結末だけがダメ。
という訳で全体面白いのだけど、尻切れトンボで終わってる感じ。
それでも途中途中たいそう気が利くように気が狂ってて、
とても楽しめてしまうから、妙な映画だ。
まあ、ラストのほったらかしは残念ってことで。
長谷川博己:映画バカ。いいね。
この人がずっと狂ったテンションを維持したせいで、
映画の変さを忘れてスムーズに見れる。
星野源:巻添えくん。
基本すごくボケっとした顔なんだけど、
真摯に瞳を見つめると凄くピュアな顔に映るのが超お得な感じ。
二階堂ふみ:組長の娘。意外とムチムチした感じだなあ。
國村隼:組長。どんなぶっ飛んだ事や、どんな下世話な事を言っても、
顔の説得力で頷いてしまう日本が誇る名役者。
堤真一:対立組織の組長。
意外と乙女チックだったり、胸に恋を秘めてたりが笑う。
堤真一の顔力に大笑いした。
友近:組長の正妻。意外とよい。
【銭】
キネカ大森名画座3回券保有の上、夜間割引で500円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・地獄でなぜ悪い@ぴあ映画生活
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・地獄でなぜ悪い@映画的・絵画的・音楽的
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・地獄でなぜ悪い@ペパーミントの魔術師
・地獄でなぜ悪い@こねたみっくす
PS ジョン・ウォーターズの『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』を思い出した。
あれもジョン・ウォーターズらしく、映画その物はつまらないんだけど、
金で作る映画を批判して主役女優を誘拐したりして、
テロリストのように映画を作るアマチュア映画集団が出てきてた。
チラシに踊ったキャッチ・コピー
「映画がそんなに好きなのか!」はなかなか良かったと思う。
2014年02月03日
『ほとりの朔子』をシアターIF2(B1)で観て、実は二階堂より男二人ふじき★★★(ネタバレっぽい)
五つ星評価で【★★★二階堂ふみは狂言回し】
大学受験に失敗した二階堂ふみが田舎で叔母、叔母の幼馴染、その甥などと暮らしながら少しずつ変わっていく。
主人公の朔子(二階堂ふみ)が劇的に変わっていく様子を捉えるのではなく、
朔子の周りの人間がそれぞれどんな人間で、どんな考えを持っているかが明らかになり、その立ち位置との相関関係から、朔子が自分の立ち位置を把握するみたいな映画だった。
二階堂ふみ若い。
若くてピチピチのソーセージみたいな身体で、
フォークでつつくと破裂しそうだ。
ローアングルとか水着とかけっこうサービス・ショットは多い。
それにしてもムチムチして何か小学生っぽい身体で、どこか「ボテっ」としてる。
否応なしに興奮はしないような身体なんだけど、興奮しないのは俺だけか?
二階堂ふみ以上に映画内で濃い人生を送るのが、古舘寛治と太賀。
古舘寛治は偽装ラブホの支配人をやって、家族の生活を支えている。
俗物でいかがわしく、正義を曲げる事もあるが、人間として実を持ってる。
甥の太賀は震災で叔父のもとまで逃げてきたが、震災は言い訳にすぎず、
つまらない現実から逃げて、疎開先で更につまらない現実を押し付けられている。
この二人はレールから降りた人間。
その逆にレールに乗っている登場人物が二人。
古舘寛治の娘、杉野希妃とその大学教授大竹直。
杉野希妃はレールから外れた父親を軽蔑しながら、その支援で大学に行く。
大竹直は叔母をめぐって古舘寛治と三角関係にある。
女生徒に手を出すような教師でありながら、レールから降りた古舘寛治には辛辣だ。
うまいことやってるこの二人の汚れ具合がきつい。
二階堂ふみ、と言うより朔子には清濁合わせ持った優しい大人になってほしい。
【銭】
映画ファン感謝デーで1000円
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ほとりの朔子@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・ほとりの朔子@大江戸時夫の東京温度
・ほとりの朔子@とりあえず、コメントです
大学受験に失敗した二階堂ふみが田舎で叔母、叔母の幼馴染、その甥などと暮らしながら少しずつ変わっていく。
主人公の朔子(二階堂ふみ)が劇的に変わっていく様子を捉えるのではなく、
朔子の周りの人間がそれぞれどんな人間で、どんな考えを持っているかが明らかになり、その立ち位置との相関関係から、朔子が自分の立ち位置を把握するみたいな映画だった。
二階堂ふみ若い。
若くてピチピチのソーセージみたいな身体で、
フォークでつつくと破裂しそうだ。
ローアングルとか水着とかけっこうサービス・ショットは多い。
それにしてもムチムチして何か小学生っぽい身体で、どこか「ボテっ」としてる。
否応なしに興奮はしないような身体なんだけど、興奮しないのは俺だけか?
二階堂ふみ以上に映画内で濃い人生を送るのが、古舘寛治と太賀。
古舘寛治は偽装ラブホの支配人をやって、家族の生活を支えている。
俗物でいかがわしく、正義を曲げる事もあるが、人間として実を持ってる。
甥の太賀は震災で叔父のもとまで逃げてきたが、震災は言い訳にすぎず、
つまらない現実から逃げて、疎開先で更につまらない現実を押し付けられている。
この二人はレールから降りた人間。
その逆にレールに乗っている登場人物が二人。
古舘寛治の娘、杉野希妃とその大学教授大竹直。
杉野希妃はレールから外れた父親を軽蔑しながら、その支援で大学に行く。
大竹直は叔母をめぐって古舘寛治と三角関係にある。
女生徒に手を出すような教師でありながら、レールから降りた古舘寛治には辛辣だ。
うまいことやってるこの二人の汚れ具合がきつい。
二階堂ふみ、と言うより朔子には清濁合わせ持った優しい大人になってほしい。
【銭】
映画ファン感謝デーで1000円
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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・ほとりの朔子@大江戸時夫の東京温度
・ほとりの朔子@とりあえず、コメントです
2013年03月04日
『脳男』を109シネマズ木場4で観て、不思議な改変だなふじき★★★(ネタバレ気味)
五つ星評価で【★★★原作との違いが面白い】
雑然とした映画だったからか、思った事も雑然としたままです。
特に深い考えもなく、それこそなんとなくという無造作さで
映画を観る前に原作を読んでました。
原作は面白いのだが、読み物としてのバランスが悪く、
これを映像化するのは大変だ、
どうやってこの難攻不落を崩していくのだろうと、
そっち側に興味を沸かせながら見に行きました。
原作の大半は「脳男」がどんな特性を持っているか
どのようにして生まれ、どうして今に至ったかを描いている。
つまり、キャラを立てる事を第一にしていて、
その後に最初の事件に戻り、脳男の能力の発揮により事件を解決させている。
作りは映画と同じだが、
原作では圧倒的に脳男の出自を探る部分が長い。
映画を見て、この部分がかなり伐採されている事が分かった。
でもまだ足りない。もっと思い切って伐採しても大丈夫だ。
というのは、ここは映画としては見せ場になりづらい部分なのだ。
ここは脳男がどのようにして成立したかの注意書きみたいなものである。
小説の形であれば、アカデミズムを刺激して面白く読めるが、
映画の物語の中でドラマを一時中断して、
教養を語り出すのはよっぽどの技術力がない限り娯楽化できない。
なので、ここは脳男の背景がさらっと語られさえすればいい。
内面やシステムを語るのに映画は適さない。
映画は主人公の行動で見せるのだ。
という点も含めて生田斗真の演技がメチャクチャ面白い。
あの演技に一番近いのは『オー・マイキー』。
冗談じゃない。本気だ。
命のないマネキンがいきなり動き出した時の質感に演技が非常に似てる。
恐るべし。生田斗真
そして原作では悪知恵は働くが、脳男と比べるとランク落ちる感が否めなかった
爆弾魔が映画ならではの設定で脳男と並び立ってる。
脳男は自然が生み出した逡巡のない殺人鬼。
爆弾魔は努力して苦労して脳男の領域に到達した殺人鬼みたいになってる。
『装甲騎兵ボトムズ』の人工完全兵士と野生の完全兵士みたいだ。
脳男が特殊すぎるので対比に意味がない事は明白だが、
ふっと「それもありかも」と思わせるくらいに持ってってるのは偉い。
この辺の演技は生田斗真がコアになり、
対比となる生々しさを出す事で二階堂ふみがとてもいい。
生田斗真の身体がプラスチックで出来ているなら、
二階堂ふみの身体は生理用品にこびりついてるオリモノで出来ているかのようだ。
二階堂ふみはプラスチックに嫉妬する。
プラスチックを壊そうとするがプラスチックは存外強靭だ。
どちらにしても人外の戦いであり、それは面白くもあり、面白くもなし。
視線が定まらず常人か常人じゃないのかが判別難しい染谷将太もいい仕事してる。
残念なのは常人側を代表して出番が多くて損してしまった松雪と江口。
松雪泰子は生田斗真の無感情と対比するためか、
常に悲しみの感情が顔の前に漂ってる。
この人はクール・ビューティーな人だから、真逆のキャスティングだ。
泣きの松雪に怒りの江口。
江口は冒頭から最後まで怒り通しで、単に下町の気性の荒い雷親父に過ぎない。
明確な理由もなく感情だだ漏れで怒っても、記号としてしか伝わってこない。
あと、『踊る大捜査線』以降のドラマで
あんなに簡単に拳銃を所持したり、撃ったりしてはいかん。
日本はロサンゼルスでも北斗の拳の人類滅亡後の世界でもないのだ。
江口と生田斗真の絡みが原作と異なり、セリフが少ない。組み合ってばかりいる。
なので、江口の刑事としての質の良さも出なければ、
生田斗真が爆弾魔の機先を制していく異能振りも出せなかった。
全般に出自をもっと切り、病院での対決を長めの核にしながら、
爆弾魔 対 脳男の 先手 後手 が分かるような頭脳戦にすべきだった。
松雪の母の件は面白い追加。
それぞれの部屋の構図などが異常に心理学的な考察がされてるっぽい。
だからあまりにも生活感があったりなかったりで、
映画全体が気持ち悪い妙な肌触りになってる。
こんな狂った人間ばかりの(常人も感情だだ漏れだったりで変)世界なので、
カワイコちゃんが一人いさえすれば、凄く映画自体が救われたかもしれないのに。
とか言いながら事務所の力でゴーリキさんが出たりしたら台無しだ。
川口春奈ちゃんが一人欲しかったな。
でも、爆弾がバカスカ爆発する中、異能な動きを見せつける生田斗真は面白い。
多分、結局、生田斗真が面白ければそれでこの映画は8割方まあ大丈夫なのだ。
【銭】
レイトショー割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・脳男@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・脳男@新・映画鑑賞★日記
・脳男@あーうぃ だにえっと
・脳男@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
PS 『うの男』っていうから、
生田斗真が無表情でパンスト売るのかと思ったよ(嘘)。
PS2 キング・クリムゾンってよう知らんかったけど、
あれが最後に「じゃーん」と来るのはとても気持ちがいい。
雑然とした映画だったからか、思った事も雑然としたままです。
特に深い考えもなく、それこそなんとなくという無造作さで
映画を観る前に原作を読んでました。
原作は面白いのだが、読み物としてのバランスが悪く、
これを映像化するのは大変だ、
どうやってこの難攻不落を崩していくのだろうと、
そっち側に興味を沸かせながら見に行きました。
原作の大半は「脳男」がどんな特性を持っているか
どのようにして生まれ、どうして今に至ったかを描いている。
つまり、キャラを立てる事を第一にしていて、
その後に最初の事件に戻り、脳男の能力の発揮により事件を解決させている。
作りは映画と同じだが、
原作では圧倒的に脳男の出自を探る部分が長い。
映画を見て、この部分がかなり伐採されている事が分かった。
でもまだ足りない。もっと思い切って伐採しても大丈夫だ。
というのは、ここは映画としては見せ場になりづらい部分なのだ。
ここは脳男がどのようにして成立したかの注意書きみたいなものである。
小説の形であれば、アカデミズムを刺激して面白く読めるが、
映画の物語の中でドラマを一時中断して、
教養を語り出すのはよっぽどの技術力がない限り娯楽化できない。
なので、ここは脳男の背景がさらっと語られさえすればいい。
内面やシステムを語るのに映画は適さない。
映画は主人公の行動で見せるのだ。
という点も含めて生田斗真の演技がメチャクチャ面白い。
あの演技に一番近いのは『オー・マイキー』。
冗談じゃない。本気だ。
命のないマネキンがいきなり動き出した時の質感に演技が非常に似てる。
恐るべし。生田斗真
そして原作では悪知恵は働くが、脳男と比べるとランク落ちる感が否めなかった
爆弾魔が映画ならではの設定で脳男と並び立ってる。
脳男は自然が生み出した逡巡のない殺人鬼。
爆弾魔は努力して苦労して脳男の領域に到達した殺人鬼みたいになってる。
『装甲騎兵ボトムズ』の人工完全兵士と野生の完全兵士みたいだ。
脳男が特殊すぎるので対比に意味がない事は明白だが、
ふっと「それもありかも」と思わせるくらいに持ってってるのは偉い。
この辺の演技は生田斗真がコアになり、
対比となる生々しさを出す事で二階堂ふみがとてもいい。
生田斗真の身体がプラスチックで出来ているなら、
二階堂ふみの身体は生理用品にこびりついてるオリモノで出来ているかのようだ。
二階堂ふみはプラスチックに嫉妬する。
プラスチックを壊そうとするがプラスチックは存外強靭だ。
どちらにしても人外の戦いであり、それは面白くもあり、面白くもなし。
視線が定まらず常人か常人じゃないのかが判別難しい染谷将太もいい仕事してる。
残念なのは常人側を代表して出番が多くて損してしまった松雪と江口。
松雪泰子は生田斗真の無感情と対比するためか、
常に悲しみの感情が顔の前に漂ってる。
この人はクール・ビューティーな人だから、真逆のキャスティングだ。
泣きの松雪に怒りの江口。
江口は冒頭から最後まで怒り通しで、単に下町の気性の荒い雷親父に過ぎない。
明確な理由もなく感情だだ漏れで怒っても、記号としてしか伝わってこない。
あと、『踊る大捜査線』以降のドラマで
あんなに簡単に拳銃を所持したり、撃ったりしてはいかん。
日本はロサンゼルスでも北斗の拳の人類滅亡後の世界でもないのだ。
江口と生田斗真の絡みが原作と異なり、セリフが少ない。組み合ってばかりいる。
なので、江口の刑事としての質の良さも出なければ、
生田斗真が爆弾魔の機先を制していく異能振りも出せなかった。
全般に出自をもっと切り、病院での対決を長めの核にしながら、
爆弾魔 対 脳男の 先手 後手 が分かるような頭脳戦にすべきだった。
松雪の母の件は面白い追加。
それぞれの部屋の構図などが異常に心理学的な考察がされてるっぽい。
だからあまりにも生活感があったりなかったりで、
映画全体が気持ち悪い妙な肌触りになってる。
こんな狂った人間ばかりの(常人も感情だだ漏れだったりで変)世界なので、
カワイコちゃんが一人いさえすれば、凄く映画自体が救われたかもしれないのに。
とか言いながら事務所の力でゴーリキさんが出たりしたら台無しだ。
川口春奈ちゃんが一人欲しかったな。
でも、爆弾がバカスカ爆発する中、異能な動きを見せつける生田斗真は面白い。
多分、結局、生田斗真が面白ければそれでこの映画は8割方まあ大丈夫なのだ。
【銭】
レイトショー割引で1200円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・脳男@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・脳男@新・映画鑑賞★日記
・脳男@あーうぃ だにえっと
・脳男@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
PS 『うの男』っていうから、
生田斗真が無表情でパンスト売るのかと思ったよ(嘘)。
PS2 キング・クリムゾンってよう知らんかったけど、
あれが最後に「じゃーん」と来るのはとても気持ちがいい。
2012年08月25日
『ヒミズ』をシネ・リーブル神戸1で観て、そうだなあ観たなあふじき★★★
観た筈の映画を総ざらいして追いつくぞな1本。
五つ星評価で【★★★そういや見たなあ。ふみちゃ可愛い】
勿論だよ、二階堂ふみ可愛いよ。
基本的にそれが間違いじゃなかった事しか覚えてない。
やはり映画の感想はリアルで書かなきゃダメだな。
そうだそうだ。東北震災後の風景を撮影した事でも話題になった。
園子温って人間としてどこかおかしな人だと勝手に思い込んでるので
「これはいい景色になるに違いない」と思って撮りに行っただけだろうと思う。
それはそれで、いい選択だったと思う。
風景、インパクトあったし。
いいよ、別に。
園子温にモラルは求めてないよ。
求めてはいけないと思うよ。園子温なんだから。
染谷将太君も思い切った感じでよかった。
やっぱ男の子の思い切った演技ってホモじゃなくても「来る」ものがある。
映画は全体的にどこかボケてて、
大声で言いたい事をただただ叫ぶというのは映画として不細工だけど、
それがいいようであり、それでどうにか救われてるようであり、
園子温だから、という理由だけで、あまり、誉めんでもいいかな、
と映画観た直後に確か思った。
そうそう3泊4日の出張で、業後にムリムリ時間を作って映画を観に行った1本目。
震災後に出来たシネ・リーブル神戸は
オシャレい感じと柱が太い感じが共存してたかな。いや、ダメだ、よう覚えてへん。
【銭】
テアトル系系列館の会員デーサービスで1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヒミズ@ぴあ映画生活
五つ星評価で【★★★そういや見たなあ。ふみちゃ可愛い】
勿論だよ、二階堂ふみ可愛いよ。
基本的にそれが間違いじゃなかった事しか覚えてない。
やはり映画の感想はリアルで書かなきゃダメだな。
そうだそうだ。東北震災後の風景を撮影した事でも話題になった。
園子温って人間としてどこかおかしな人だと勝手に思い込んでるので
「これはいい景色になるに違いない」と思って撮りに行っただけだろうと思う。
それはそれで、いい選択だったと思う。
風景、インパクトあったし。
いいよ、別に。
園子温にモラルは求めてないよ。
求めてはいけないと思うよ。園子温なんだから。
染谷将太君も思い切った感じでよかった。
やっぱ男の子の思い切った演技ってホモじゃなくても「来る」ものがある。
映画は全体的にどこかボケてて、
大声で言いたい事をただただ叫ぶというのは映画として不細工だけど、
それがいいようであり、それでどうにか救われてるようであり、
園子温だから、という理由だけで、あまり、誉めんでもいいかな、
と映画観た直後に確か思った。
そうそう3泊4日の出張で、業後にムリムリ時間を作って映画を観に行った1本目。
震災後に出来たシネ・リーブル神戸は
オシャレい感じと柱が太い感じが共存してたかな。いや、ダメだ、よう覚えてへん。
【銭】
テアトル系系列館の会員デーサービスで1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ヒミズ@ぴあ映画生活
