ルパン三世

2015年01月05日

『ルパン三世』をトーホーシネマズ六本木アートスクリーンで観て、やっちまったなふじき★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★無残な脚本】  

役者は予想以上に頑張っている。
だが、作品世界について脚本家が全く分かっていない。
勿論、それをそのまま構築した演出家も、
OKを出したプロデューサーも同様に分かっていない。

ルパン三世の魅力はアイデアと頭脳戦である。
ルパン、次元は銃を持っているし、五右衛門は斬鉄剣を常時携帯しているが、
それは単にアイテムとして付いて回る物であり、
その銃や刀で敵に物量戦を仕掛けて勝つための武器ではないのだ。
どれだけ凄い武器で、物凄い弾幕を張って、事件を勝利に導いたとしても
そんな物は全くルパン三世でも何でもない。
という訳で、北村龍平という新しい血に期待していたんだけど、
見事な期待外れに終わってしまった。

役者はルパンも次元も父つぁんも、
実にギリギリの線でアニメを引きずりすぎずに実写化を成功させている。
当初、心配されていた峰不二子=黒木メイサ(のんボイン)も
及第点でいいと思う。そもそも赤背広ルパンのおばさん不二子や、
コナンVSルパンの水商売系不二子より仕上がりはいいと思う。
五右衛門は……誰がやっても負け戦じゃないかな。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーズカード6回分の有料入場でポイント鑑賞。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


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