ウディ・アレン

2015年02月18日

『ジゴロ・イン・ニューヨーク』をギンレイホールで観て、アレンぽいなふじき★★★

忘れちゃいそうだから、軽くポコポコ映画の感想潰していっちゃうぞ祭。

五つ星評価で【★★★ウディ・アレン監督作として発表しても誰も気づかないだろう】  
ジョン・タトゥーロの初監督作品(脚本もタトゥーロ)。どこからどう見てもウディ・アレンテイスト。酷な言い方をするなら、だったら二人目はいらないんじゃない。

思いもかけずジゴロが天職だったジョン・タトゥーロ(笑)。
日本でリメイクするなら、実はジゴロが天職だった嶋田久作くらいまでやらないと成立しなそうなんだけど、西島秀俊とかで撮っちゃうんだよな、きっと。

あまり大きな落ちを付けずにグダグダした感じで終わるのもアレンっぽい。

女優陣が多彩なのもアレンっぽい。


【銭】
ギンレイホールの会員証で入場。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 00:55|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2014年01月13日

『愛さえあれば』『ローマでアモーレ』を観て春じゃないのに春眠暁を覚えずふじき★★★,★★

『愛さえあれば』

五つ星評価で【★★★歌わないマンマ・ミーアみたいな(あ、マンマ・ミーアをもう覚えてないや)】

結婚式を中心に親同士が恋仲っぽくなったり、
結婚をあげる当人同士の障害が持ち上がったり、
ライトコメディーという程じゃないけど、
適度にやかましく適度に切ない。
いわゆる中途半端って奴じゃないか。

シリアスに寝首をかかれそうになる『マンマ・ミーア』みたいな
(でも、マンマ・ミーアもう覚えてないからなあ)。

新婦の母親と新郎の父親の年をとってからのロマンスが本題で、
性格よさげなおばちゃんと胸毛モジャのピアース・ブロスナンにはあまり興味ない。
興味もたないとダメ?
興味持たなくても楽しませてくれるくらい適度に面白いから問題ないんだけど。

新婦の女優さんが誰だか知らないけど、見とれるくらい綺麗。



◆『ローマでアモーレ』

五つ星評価で【★★アレンぽいけどね】

ローマの恋のアラカルト・ムービー。いつものアレンの。
相変わらずアレンは呼吸するように自然に映画を撮っている。
その呼吸に観客の息が合うとか合わないとかにはアレンはもう興味がないのだ。
この映画を観て宣伝担当者は、この映画なら『ローマでアモーレ』で充分だろ。
そう思ったに違いない。実に適正なタイトルだと思う。

四つの話が決して組み合わさる事なくダラダラ語られる。
そう、ローマってきっとダラダラな町なんだろう。

・ウッディ・アレン演じる男が娘の結婚式にローマにやってきて、
 風呂場だと凄い美声のオペラ歌手(新婦の父)を見つける話。
・若い建築家が未来の自分と語らいながら、すんでのところで
 性悪女(エレン・ペイジ)と爛れた関係にならずにすむ話。
・ロベルト・ベニーニが有名になったり無名になったりする話。
・田舎のカップルが都会に出てきて、どっちも思いもよらない
 恋のアバンチュールをしちゃう話。

どれもまあ、適当な白昼夢で、男は姿形は違ったり違わなくても全部アレンの分身で、女はそんなアレンが相手したいと思ってるあらゆるタイプの聖女だったり、ビッチだったり、なんである。うん、アレンだ、いつもの。
まあ、ええでねえの。目くじら立てなくても。


『映画的・絵画的・音楽的』さんのとこに付けたコメントが一番、
この映画に対する全ての人々の感情を言い表わしてると思う(下のリンク先から飛んで確認してみてください)。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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愛さえあれば@ぴあ映画生活
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fjk78dead at 01:01|個別記事コメ(4)トラバ(3)

2012年11月29日

『ミッドナイト・イン・パリ』『屋根裏部屋のマリアたち』をギンレイホールで観て、おフランスざんすねふじき★★★,★★★

1982年11月になって、やっと夏季休暇を取る事が出来た記念
書きそこなってたレビュー掘り起こし大会第二弾


◆『ミッドナイト・イン・パリ』
五つ星評価で【★★★アレンの標準作】

アレンももう若くないから、大傑作とか物にしなくていいから
ただただ呼吸するように作品を撮り続けてくれればいいよ。
でも、1年に1本くらいであまり頻繁に来てくれなくてもいい
(ああ本当に失礼な物言いだ)。
しかし、日本で言ったら「山田洋二」クラスだと思うんだけど、センス若いなあ。

アレンについては、こういう深刻にならないいい加減な映画の方が好き。

オーウェン・ウィルソンが妙にかっこ悪くていいなあ。
なんかアレンっぽいんだよね。
流石にアレンも本人役を演じられない事が分かり出して、
誰かに身体を預けようとして、それにオーウェンがちゃんと応えてるみたいに見える。
かっこ悪くてぶちぶち言いながら、ちょっとドモってる風でもあるのがアレンっぽい。
冒頭のナレーションなんてアレン本人かと思った。
で、オーウェン生来の犬っぽい可愛さも残ってて、それもよし。
変な人が演じたら(例えばタランティーノ)きっとサイコパスみたいになってしまう。

さて、現代と過去に行ったり来たり。
現代はつまらん。まあ、そういう演出だろうけど。
過去は知る知らないに限らず明確なキャラがゾロゾロ出てきておもろい。
1回生ききって、全てを熟知しているように断言が出来るヘミングウェイかっけー。
あと、どんな映画でも変人に書かれる「ダリ」が
いつも通りに表層的な変人だったので、ホッとした。

これ、日本が舞台だったら、トキワ荘だろうなあ。
パーティーも何もなく、ただひたすらマンガ描いてるっていう(笑)。


◆『屋根裏部屋のマリアたち』
五つ星評価で【★★★スペイン女礼賛】

日本人の男は基本みんなロリコンでマザコンだから、
この映画に出て来るスペイン人の家政婦はみんな好きだと思う。

とても心がつまらない主人が、
寅さんを女家政婦にぶち込んだようなスペイン人家政婦たちと
付き合っていくうちに、いい具合に心が打ち解けてくという話。
ラストがそれはどうかな、とちょっと思わなくもない。

主人ファブリス・ルキーニ(フランスが誇るハゲ)はバリバリの適役。
いつも通り、愛に翻弄されるダサ系の中年男を演じてる。
奥さん役のサンドリーヌ・キベルランの添え物感もとても良い。
そして、主人の心を溶かすスペイン・メイド、ナタリア・ベルベケ。
当然、この娘がちゃんとしてないと成立しないが、もちろん成立してる。
誰かに似てる気がするんだけど、佐伯日菜子かなあ。エコエコアザラク

『屋根裏部屋のマリアたち』って邦題はいいタイトルだな。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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