いまおかしんじ

2014年08月07日

新橋ロマンで援助交際だらけふじき20140801-20140807

◆『ロスト・ヴァージン やみつき援助交際』
五つ星評価で【★★★★ヒリヒリ】
佐々木日記主演、斉藤知香 佐倉麻美出演
サトウトシキ監督、2002年のピンク映画。

顔がパンパンの女の子(佐々木日記)は好き。
10年前(JK)、5年前(OL)、今年(フリーター)と、三つの時間を演じる役者の誰もがブラボーだ。いい女が「バーカ」って言うと物凄くサマになる。
10年前の主人公の罪の意識でもあり、悪戯や恋慕の象徴でもある手錠が、5年前では同じような罪の再現として彼女を拘束するのに、今年の夏では元々の持ち主も逮捕により整理され、赤い糸のようなロマンチックなアイテムに変身するのが見事。

カラオケ曲「プール」が耳について離れない。

松江哲明が牛丼屋店員を演じている。
「役者で食えなくなったら、いつでも来ていいよ」と勧誘されたらしいが、
牛丼をご飯の上に移す手際などがなるほどプロっぽい熟練さを感じる。


◆『援助交際物語 したがるオンナたち』
五つ星評価で【★★★ちゃんとしてる】
向 夏 平沢里菜子主演、七瀬くるみ出演 
いまおかしんじ監督、2005年のピンク映画。

『かえるのうた』という一般公開タイトルの方が有名だろう。
これは二回目。
小田急線再開発前の下北沢の駅前が懐かしい。

 <キャスト> 
  <監督>  
3本回りの途中入場で、この映画のラストを先に見てしまったので
サスペンスが成功したかどうかの真価は分からない。

ダメンズに振り回されて婚期を逃したOLという、
リアルに切ない役を村上涼子が熱演。とても不憫。
「ナイスバディー」を誉められると
「こんな身体でいい事は何一つなかった。小さい頃から痴漢に遭うし」とか、
女性脚本家のセリフが女心抉りまくり。
そしてホモ映画のトム・クルーズ樹カズの怪演が見逃せない。
あれ(秘密)を冗談じゃなく、正気でやれるのは偉い。
ちゃんと絵になってる演出の凄み。
あんなん一歩間違えると大惨事だ。
あ、樹カズ、流石に年をとってきたが、皺がトム・クルーズにちょっと似てる。
そして、心のこもってないような笑いはSMAPの草ナギ君に似てる
昨今のホラーのように保険を残さず、
キリよくラストを落としてる感じなのは好感が持てる。

あまり話に踏み込まない3人目の女優、
日高ゆりあのボテっとして伸びきらない身体もスキズキなんだけど、私は好き。


◆『本番レズ 恥ずかしい体位』
五つ星評価で【★★瀬々敬久苦手】
智恵子 主演、深谷真琴 辻斬かりん出演。
瀬々敬久監督。1994年のピンク映画。

オシャレなフランス映画風の映像に戦前女子っぽい女の子が絡む。
あ、まだ「森永LOVE」がある。
瀬々敬久はどうも苦手。


【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ロスト・ヴァージン やみつき援助交際@PG
援助交際物語 したがるオンナたち@PG
かえるのうた@ぴあ映画生活


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2013年06月02日

春矢つばさちゃんプッシュで新橋ロマン頑張れふじき

◆『いくつになってもやりたい不倫』

五つ星評価で【★★★★★オマケで滅多に付けない星五つ。そもそも自分のブログを書くきっかけは春矢つばさちゃんだ】

坂本礼監督、春矢つばさ主演

不倫中の初老カップルが交通事故を起こし、男は恥ずかしい死に方をする。
男の葬儀でいがみ合いになる男と女の親族。
そんな中、初老カップルが撮ったビデオをきっかけに男の娘と女の息子が関係を持ってしまう。

これは前にも1回観てて、それで全く凄い勢いで一切を忘れていたけど、
それでも見直したら、凄い好きだ。

初老カップルのビデオを観て以来、異常に強い性に目覚めてしまう女。
理性に抑えられていた愛や快楽を抑えきれなくなり、
遂には葬儀場で恥知らずとののしった女と同じ行為に及んでしまう。

火が付いてしまった自分の身体へのうろたえと、
着実にそれも自分であると飲み込まざるを得なくなっていく、
若い主婦をロリ顔の春矢つばさが堂々演じる。
幸せになれない顔だよなあ(でも実は素の笑顔は凄く可愛い)。

SM映画もそうだけど、自分の身体に裏切られる女性というモチーフに引かれる。
自分で自分を信じる事が出来ない。これ以上の不幸はなかろう。
野郎の復讐が似合うように、あらがい、もがく女も又、映画によく似合う。

4年前に観ていて、その時は気づかなかったが、ロケ地は豊洲駅近辺だ。
駅前のコンビニ、デイリーストアーを奥に据えて吉野家のライティングが光る。
ホームセンター前の立体交差に、海浜公園の特徴のある寝れない椅子。
今は更にハイソな町だけど、切りとり方が上手くってとても上品な町に見える。




◆『獣の交わり 天使とやる』

五つ星評価で【★★★ホラーかもしれない】

いまおかしんじ監督、吉沢美優主演作品。

っつーか、本当のところ、主演は野郎である。

(以下は私にこんな風に見えたのであって本当にこうであるかは人それぞれです)
男が町に戻ってきた。
男は町で事件を起こし久しく離れていたのだ。
事件は正当防衛であり、男に罪はない。
男が身を守ったために「彼」は意識不明に陥り、彼女はずっと介護をしている。
男も彼女も聖書を元に正しい生き方を心がけている。
幸せになる男、不幸になっていく彼女。
男は神に愛されている。だが、神とは何か。
実は神は傲慢だ。神は人に正義を要求するが、
神は正義を超越しているため、
神が正しいと大声で言えば、どんな傲慢も許されるのだ。
神を捨てる彼女、
神を捨てた彼女を許す神の影を持つ男、
彼女は神の生贄になる。神は奇跡で「彼」の復活を予言する。
「彼」はキリストがごく親しい者に裏切られたように、
親しい者によって一度、死を与えられているのだ。
彼女は神の元に戻る。
神の家畜として生きるのだ。それを「愛」と言う。

冒頭、画面を見た途端に感じる映画臭。
でもテンポは悪いので話は退屈。




◆『淫ら好き 4人でしゃぶる』

五つ星評価で【★★】

深町章監督作品。

男優なかみつせいじのチンチンを4人の女性がしゃぶる映画。
映画冒頭は海岸。浜が映るだけで、映画っぽさを濃厚に感じてしまう。
だまくらかされてるか。


【銭】
新橋ロマン、映画ファンサービスデーは1000円均一。
▼この記事に関係がある記事。
『いくつになってもやりたい不倫』1回目鑑賞記事


fjk78dead at 01:58|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2013年05月19日

池島ゆたかの傑作を新橋ロマンで観てロマンチック体験ふじき(今週)ネタバレあり

新橋ロマンに妙に通い続けてる。
うーん、だって面白いのよ。
今週は三本とも外れ無しだった。


◆『超いんらん やればやるほどいい気持ち』

五つ星評価で【★★★★傑作。池島の不安とプライドがうかがえる。凄いの撮りよる】

池島ゆたか監督、
倖田李梨(女房)、日高ゆりあ(夢の女)、青山えりな(初恋の女)出演

池島監督自身の自伝に見えるが、どうなんだろう。
勿論、そのままという訳ではなかろうが、共通点が幾つもあり、
すごく力が入っているように見える。

作中主人公ともども池島は役者上がりの監督だ。
今でこそ映画に役者として出る時は、肩の力が抜けて意識せずに見れるが、
昔はもっとたどたどしいというか、重かった気がする。
そんな自分に対する憤懣があったのかもしれない。
傷つき方がとってもステロタイプで逆に凡庸さが浮かび上がってたまらん。

夢の女を使って1作目をどうにか作り上げる。
夢の女は死んでしまい、監督は何本も何本も映画を作り続ける。
そして、死の間際になって「今まで作ってきたのが映画か何だかわからない」と叫ぶ。
幻想の中で夢の女に叫ぶ「でも君でもう1本、撮りたいんだ」
夢の女はいろいろ認められながらも死の間際まで風俗もやってた林由美香だろうか。

池島自身が成人映画の演出家として長い間、評価の対象にされなかった。
役者の余技と思われたのか、かなり良質な作品を作るようになった後でも、
ピンク四天王のように作る映画が特別枠として扱われる事はなかった。
池島は波に乗り損なってしまったのだ。
その乗り損ないを粉砕するかのごとく池島は映画を量産する。
静かに、丹念に。そして、浮き沈みなく最後まで同じ個所に残り続けた。
作り続けた実績はプライドとして累積されていったに違いない。
にも関わらず、若い頃の挫折や経験を剥ぎ取った自分の本質のあやふやさを思う時、
池島は不安でたまらなくなるのだろう。

でも、映画の中の演出家のように今すぐ死ぬ訳でないなら、
池島は作り続けるしかないだろう。
それはご褒美のようでもあり、刑罰のようでもある。

池島はその多作と、作品のバラエティーさと、作品の良質さと、
たまににっちもさっちも行かなくなって大ポカもやる若さなどから、
もっと注目を受けてもいい演出家だ。
林由美香が膨大すぎて死した後になってやっと把握できたように、
池島も死なないと注目されないのかもしれない。

全世界から注目されないからこそ、好き勝手なふるまいが出来る事を考えると
それも又、ご褒美のようでもあり、刑罰のようでもある。

日高ゆりあの決してそこにいないようなイコン感がいいなあ。
彼女がそこにいる時、とても「映画」な感じがする。

キャストに「ジミー土田」がいて、ビックリした。



◆『いくつになってもやりたい男と女』

五つ星評価で【★★★老いらくの恋と性を確かなタッチで】

いまおかしんじ監督、
多賀勝一(主人公)、並木橋靖子(憧れの人)、速水今日子(スナックのママ)出演。

前に1回観てる。
65歳の老人の性を確かな演出力で描く。
主人公のボンチなキャラが立っていて、
映像が実に映画していてどこに持って行っても恥ずかしくない。
濡れ場も実に上手いこと挟んである
(全て老人尽しではないし、老人だから見苦しかったりもしない)。

悪くない映画の筈なんだけど、個人的には乗れない。
前回も乗れなかったような気がする。
でも、これが好きでたまらんと言う人がいそうな映画だ。

実は『いくつになってもやりたい不倫』と勘違いして観にいったのだが、
それはそれで二週か三週後にラインナップに入っていた。
それも傑作の筈である。自分のブログにそう書いてあった。
でも、内容は全く覚えてない。
うん、又、それも観に行こう。



◆『裸の牝たち 見られていっちゃう』

五つ星評価で【★★★いい感じの小品】

田中康文監督、青山えりな 結城リナ 主演。

すんげえタイトルだが、主人公はストリッパーの二人組なんである。
先週、上野オークラで観た、ピンク映画なのにロードムービーな『人妻エロ道中 激しく乗せて』の田中康文監督作品。この人、女の人を魅力的に撮りよるなあ。オカメ顔の青山えりなは池島監督の方にも出てたけど、顔が好みじゃない。ファニー感を溢れさせながら惚れっぽくって田舎者に騙される役をやってて何か似合ってる。その幼馴染からの親友役である結城リナは逆にすごくタイプ。スレンダーで勝ち気で男勝り。腰のくびれがたまらん。

この二人がひょんな成り行きから田舎の旅館まで足を伸ばして、自分たちを見つめ直したりするデトックス的な1本。全然悪くないです。

青山えりなのストリップは割と表面をなぞった感じ(でも、そんなに上手くない役柄だからそれでいいだろう)。

結城リナのストリップは立ち姿が凄く綺麗だ。

実は一緒にやってるいまおか監督の映画で本物のストリッパーが出てくるカットがあって、その本物の立ち振る舞いの綺麗さを見てしまうと、どうにもストリップ場面はオマケに見えてしまう(げんにオマケはオマケなんであるが)。

ええと、池島ゆたかが役者として「宇宙人が、宇宙人が、」といつも言ってるような役を怪演しています。池島ゆたか側で田中康文監督が「演出補」とかで名前が上がってたから、師匠-弟子筋に当たるのかもしれない。



【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。


fjk78dead at 04:46|個別記事コメ(0)トラバ(0)