『劇場版トリニティセブン 悠久図書館と錬金術少女』を角川シネマ新宿1で観て、リビドー直結やなあふじき★★『暴動島根刑務所』『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』をシネマヴェーラ渋谷で観て、ゲラゲラ♪赤いトラクターふじき★★★★★,★★

2017年04月16日

『バーフバリ 伝説誕生』を新宿ピカデリー9で、オマケに『ラ、ラ、ランド』をトーホーシネマズ新宿4で観て、インド映画節全開とちょっと器用じゃんふじき★★★★,★★★

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▲バーフばりばり。
◆『バーフバリ 伝説誕生』
五つ星評価で【★★★★荒い荒い荒井注】
どっかーん ばっこーん ぐわんじゃー みたいな映画。
インド節炸裂が愉快愉快。
ググっと寄ってあからさまな百面相で感情を露わにして
見栄を切る様はインド歌舞伎のよう。
ミュージカルパートが割と現実に即して入っているので、通常のインド映画のように「あ、舞踏パートに入ったな」というスイッチをほぼ気にせずに見れた。この映画のダンスパートと『ラ・ラ・ランド』のダンスパートだったら、後者のダンスパートの方がより作為的で日常から乖離してるのではないか。まあ、あれはそういう飛躍を見せるための映画だから尚更なのだと思うけど。だから、インド映画で歌謡舞踏みたいなパートもちゃんと入っているのに、今までハリウッド映画しか見てこなかった人にもそんなに違和感なく受け止められるのではないかという気がする。

あと、要点だけ言うと、
・話がこれからと言う時に終わる。ぐおおおおおおおおお。
 全編じゃなく前編かよ、おい!
・一週間限定公開はしんどい。ぐおおおおおおおおお。
・攻めてくる黒んぼ軍団が、指輪物語のオークっぽく
 「人間の中で、これでもかと醜い人たちを集めてきた」風なのはちょっと感動する。
 親玉がフォレスト・ウィテカーぽい。
 後編で親玉の息子とかで本当にフォレスト・ウィテカー出てきたら受ける(かも)
・少なくとも『真田十勇士』なんかより、100倍くらい合戦が面白いし、
 合戦での戦略が描かれている。
・インド美女は相変わらず美貌がゴージャスな感じでいいなあ。
・あの戦いに行く前にカーリー神に血をかけていく、
 あのカーリー神がかっけーなー。
・エンドロールの手前でエンドテーマが終わってしまう映画、久々に見た。

こんなだろうか。
はよ、後編みたい。
まあ、ピカデリーさんは『RWBY』とかも、
ちゃんと3作公開したから、そのうち上映してくれると思うけど。
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▲野性的かつキュート。


◆『ラ・ラ・ランド』
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▲ここ、ここ。
五つ星評価で【★★軽く語ろう】
・エマ・ストーンがスカートの裾を掴んで行進するように踊るシーンがステキ過ぎ。
・ラ・ラ・ソープランドだったらステキだ。
・ラ・ラ・ラドンでもステキだ。
・アカデミーの作品賞でなくて、監督賞と言うのは至極妥当な評価。
・ゴズリングが本当のジャズではなく、歌謡シャズみたいなコンサートを開きながら
 いやいや生活を凌ぐみたいな描写が出てくるが、金を貰っているのなら
 ジャンルに関わらず全力で立ち向かえよと思う。自分に取っての好き嫌いはともかく
 「そんなにジャズが偉いのかよ!」と思わずにはいられない。


【銭】
『バーフバリ 伝説誕生』:前回有料入場割引+ネット割引で600円減の1200円。
『ラ・ラ・ランド』:東宝シネマズの鑑賞ポイントを6ポイント使って無料入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
バーフバリ 伝説誕生@ぴあ映画生活
ラ・ラ・ランド@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ラ・ラ・ランド@映画的・絵画的・音楽的

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この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2017年04月16日 05:23
お早うございます。
おっしゃるように、『ラ・ラ・ランド』のゴスリングに対し「そんなに(お前の演っている)ジャズが偉いのかよ!」と言いたくなるとはいえ、モット偉いのが「クラシック音楽(なかでもクラシック・ギター曲!?)」であり、でも、影響力絶大でもっとずっと偉いのは、もしかしたら高峰秀子が歌った『銀座カンカン娘』かもしれず、さらに言えば、その映画に出演している笠置シヅ子の『東京ブギウギ』なのでしょう?!と言って、「ブギ」は、あるいは「ジャズ」の一種かもしれませんが!

それにしても、見たいと思っていた『バーフバリ 伝説誕生』が、新宿ピカデリーでは1週間で終わっていて、残るは「MOVIX昭島」ですが、そんな遠くまで行けるものではありません(おまけに20:30からの回だけですし)!
2. Posted by ふじき78   2017年04月16日 21:20
こんちは、クマネズミさん。
クラシック・ギターが一番と言うとラルフ・マッチオの『クロスロード』とか思いだしますね。まあ、でも、ほんま、音楽に捧げる汗に貴賤はないと思うっすよ。ゴズリングくんも若い時、ジャズ・スポットじゃなく地下アイドルのライブに行ってれば、オタウチとかに真剣に感動したんじゃないかと思うし(まあ、そんな『ラ・ラ・ランド』は全世界的に求められないだろうけど)。
『バーフバリ』一週限定はヒドイ仕打ちですよね。関東では他に神奈川の小田原。これもレイト枠。時間置いてからインド映画率の高いキネカ大森辺りでかかるんじゃないかと思っているんですが。
3. Posted by ボー   2017年04月18日 09:08
5 バッフンだ!
あ、ちがうほうの映画だ、それ。
ボリウッドものは、見てて楽しいのだけど、わざわざ見なくて。
あ、「ララランド」の話のはずがマーティン・ランドーになりそうなので、さようなら。
4. Posted by ふじき78   2017年04月19日 03:16
こんちは、ボーさん。
「バーフバリ」も機会があったら見てちょ。

「バーフバリ」って「ふ抜け」の「バーバリ」だな。
5. Posted by ここなつ   2017年04月20日 17:45
こんにちは。
>自分に取っての好き嫌いはともかく
「そんなにジャズが偉いのかよ!」と思わずにはいられない。
って、すっごーくよくわかるし共感多々ですが、
まあ、そういう感じが傾向としてありますよね、夢を追いかける不労所得者の男(=ダメ男)というものは。
6. Posted by ふじき78   2017年04月21日 22:54
こんちは、ここなつさん。
「そんなにジャズが偉いのかよ!」は私の本音で、私あんまりジャズがどうとは思えないのですね。セッションとかライブの直中にいればそれはジャズの凄みを感じないでもないでしょうけど、それでも、それはジャズだからじゃなく、どんなジャンルでも同じじゃないかなと思うんです。あーなんか「かっこいい音楽」みたいな立ち位置がイライラする。アニソンとかアイドルソングとかヒエラルキー最下層にいたからなあ。

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