2016年11月27日
『ぼくのおじさん』を109シネマズ木場5で観て、呑気でええがやふじき★★★
▲とは言え、この人悪夢探偵だしなあ。
五つ星評価で【★★★お日様の下で「だらーん」みたいな映画】
空気がとってもいい映画。
子供にタカるような取り柄のない大人を描きながらも、
そのダメっぷりを糾弾するでもなく、愛すべきちっちゃい男として描く。
タイトルの「ぼくのおじさん」を松田龍平が飄飄と「大人の癖に」という役をとイヤミなく演じている。松田龍平は生活感のない変な役が似あう。
甥っ子の大西利空くんがムチャ可愛い。子役時代の神木隆之介くんを思わせる可愛さ。この子が真っすぐだからおじさんの変さが浮き立つ。リトマス試験紙みたいな役。
寅さんでいうところのマドンナが真木よう子。
すんごく堂々とハワイアンで、詳細分からないけど、凄く堂々とした英会話してるのが好感持てる。この人、こういう明るくパッとしてるだけの役も問題なくハマるのが凄いよなあ(この映画で人生引きずるような演技されても困るけど)。
▲ヒマワリの様なエリーさんを演じる真木よう子。
脳内ポイズンベリーなんだから、おじさんと付きあってやってもいいじゃん、
な気もする。
オマケで出てくる感じの戸田恵梨香の普通っぽさも美味しい。
続きを作って出てきてほしい。単にお姉さんな感じの戸田恵梨香っていいじゃん。
▲戸田恵梨香に宿題出されたいよなあ。
あるある、みたいに楽しく見れたけど、これは今では夢物語であって、実はサザエさんみたいに贅沢しなければそんなにお金がかからなかった時代のあるある話じゃないかな。今ではこんな呑気な暮らしちょっと考えづらいぞ。だからこそ逆説的に楽しいし面白いのかもしれない。作文コンクールでハワイ旅行ってのも唐突に夢っぽいよなあ。まあ、リアリズム一辺倒が偉い訳じゃないので、これはこれで個人的には全然よし。
【銭】
週次メンバーズデーで1300円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ぼくのおじさん@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・ぼくのおじさん@映画的・絵画的・音楽的
・ぼくのおじさん@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・ぼくのおじさん@ノルウェー暮らし・イン・原宿
fjk78dead at 21:44│コメ(4)│2016年に公開したもしくは観た邦画
この記事へのトラックバック
10. ぼくのおじさん (2016) [ のほほん便り ] 2017年12月26日 12:06
朝ドラでは、おなじみの「ちょっと変なおじさん」ポジションが、松田龍平のほどよい魅力と力の抜け加減にぴったり。主人公の「ぼく」の両親が、クドカンと寺島しのぶ、というキャスティングも、なんだか個人的に遊び心を感じ、ウケてしまったのでした。家族を書く宿題の作文
9. 『ぼくのおじさん』 [ こねたみっくす ] 2016年12月07日 23:29
Das ist gut.:これでいいのだ。
平成の寅次郎、ハワイに現る。やはり時代や場所が変わっても男はつらいのだ。
何ともほっこりした映画なのか。まさに現代版『男はつらいよ』とも言う ...
8. ぼくのおじさん [ 象のロケット ] 2016年12月05日 16:31
小学生のぼく=春山雪男が課せられた作文のテーマは、「自分のまわりにいる大人について」。 だが、公務員の父と専業主婦の母では、面白いものが書けそうにない。 そこで居候している“おじさん”を題材に書くことに。 大学で哲学を週に一コマ教えているだけのおじさんは
7. ぼくのおじさん ★★★ [ パピとママ映画のblog ] 2016年12月04日 13:13
人気芥川賞作家の北杜夫が自身をモデルにした冴えない“おじさん”を主人公に綴る同名ユーモア児童文学を、「天然コケッコー」「もらとりあむタマ子」の山下敦弘監督が「舟を編む」「モヒカン故郷に帰る」の松田龍平を主演に迎えて映画化。兄夫婦の家に居候する自称・哲学者.
6. ぼくのおじさん [ とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver ] 2016年12月03日 17:09
おじさんが最後に見せる男気は雪男の担任の先生を振りむかせるくらい格好がいい。ダメなおじさんはハワイから帰って来て少し立派になったと思う。
5. 映画鑑賞「ぼくのおじさん」 [ 人生を楽しもう! ] 2016年12月03日 10:09
フリーパス
ポーカーフェイスの松田龍平が、表情変えずに面白い事言ったり、ずっこけた行動するので面白かった。
エリーという女性との恋の行方は?
彼みたいな軽率なタイプは、いい所までいってダメになる、と思ったら大当たり〜
いつになったら結婚でき
4. 『ぼくのおじさん』 [ 時間の無駄と言わないで ] 2016年11月29日 02:14
ぼんやりした笑いがイイ感じ。
おじさんも雪男もとても好ましい。
だらだらとした日常がぼんやり面白い。
松田龍平も子役も抜群にイイ。
脇の配役もしっかりしてて楽しい。
で、ハ ...
3. 「ぼくのおじさん」 したコメ☆オープニングでまったり [ ノルウェー暮らし・イン・原宿 ] 2016年11月28日 23:13
「したまちコメディ映画祭」オープニング作品は、松田龍平主演の「ぼくのおじさん」
ワールドプレミアだけに、もしかしてレッドカーペットに来たりして??と期待するも現れず。
そりゃ大騒ぎになるもんね・・・・
2. ぼくのおじさん [ 映画的・絵画的・音楽的 ] 2016年11月28日 05:44
『ぼくのおじさん』を渋谷TOEIで見ました。
(1)北杜夫の原作を松田龍平の主演で映画化したというので、映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭は小学4年生のクラスで、中に春山雪男(大西利空)が座っています。
担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、皆のま...
1. ぼくのおじさん [ 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 ] 2016年11月27日 23:22
ぼくのおじさん (新潮文庫) [文庫]小学生のぼくこと雪男は、学校で「自分のまわりにいる大人について」をテーマにした作文の宿題を出される。困った雪男は、父の弟で怠惰な生活を送 ...
この記事へのコメント
1. Posted by クマネズミ 2016年11月28日 05:43
お早うございます。
「松田龍平は生活感のない変な役が似あう」とありますが、彼は、『御法度』の美男子役でデビューしたにもかかわらず、『舟を編む』の馬締役とか『まほろ駅前多田便利軒』の行天役など、まさに「生活感のない変な役」で活躍しているように思います。それも、馬締役の時の宮崎あおい、行天役の際の瑛太、そして本作の大西利空のように、「リトマス試験紙」的な存在があると「変さが浮き立つ」のでしょう。
なお、真木よう子について、「脳内ポイズンベリーなんだから、おじさんと付きあってやってもいいじゃん」とありますが、ポジティブ(神木隆之介)とかネガティブ(吉田羊)などが、彼女の脳内でどんな議論をしたら「エリー」は「おじさん」と付き合うようになるのでしょうか、ご教示ください。
「松田龍平は生活感のない変な役が似あう」とありますが、彼は、『御法度』の美男子役でデビューしたにもかかわらず、『舟を編む』の馬締役とか『まほろ駅前多田便利軒』の行天役など、まさに「生活感のない変な役」で活躍しているように思います。それも、馬締役の時の宮崎あおい、行天役の際の瑛太、そして本作の大西利空のように、「リトマス試験紙」的な存在があると「変さが浮き立つ」のでしょう。
なお、真木よう子について、「脳内ポイズンベリーなんだから、おじさんと付きあってやってもいいじゃん」とありますが、ポジティブ(神木隆之介)とかネガティブ(吉田羊)などが、彼女の脳内でどんな議論をしたら「エリー」は「おじさん」と付き合うようになるのでしょうか、ご教示ください。
2. Posted by ふじき78 2016年11月28日 22:23
こんちは、クマネズミさん。
> 彼女の脳内でどんな議論をしたら「エリー」は「おじさん」と付き合うようになるのでしょうか、ご教示ください。
本能の真木よう子が出てきて即アッハン💛
> 彼女の脳内でどんな議論をしたら「エリー」は「おじさん」と付き合うようになるのでしょうか、ご教示ください。
本能の真木よう子が出てきて即アッハン💛
3. Posted by ノルウェーまだ〜む 2016年11月28日 23:16
ふじきさん☆
太陽の下でだら〜んでしたね(笑)
このだら〜んさとかホッコリさとか、現代では考えられない、ある意味良きサザエさん時代の話なのかもしれないですね。
太陽の下でだら〜んでしたね(笑)
このだら〜んさとかホッコリさとか、現代では考えられない、ある意味良きサザエさん時代の話なのかもしれないですね。
4. Posted by ふじき78 2016年11月30日 00:39
こんちは、まだむさん。
> 太陽の下でだら〜んでしたね
ヌディスト・ビーチみたいな映画でした(違!)。
> 太陽の下でだら〜んでしたね
ヌディスト・ビーチみたいな映画でした(違!)。