『ふんどし医者』を神保町シアターで観て、余裕に面白いのだよねふじき★★★★『バーレスク』をHTC渋谷3で観て、なんて愉快なのど自慢ふじき★★★

2015年12月17日

『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』をトーホーシネマズ新宿4で観て、見る前に思ったくらいの出来だふじき★★

五つ星評価で【★★最後まで雑だった】
1本目の映画とTVシリーズが同時公開。
今回の前編となる2本目の映画が公開。
映画は2本とも鑑賞。TVシリーズは未鑑賞。

7人集めたガールズの個性は引退宣言する彼女と、
元大所帯グループにいた彼女ぐらいで、
後は「その他大勢」扱いで相変わらず薄い。

そして雑な作画が貫き通される中
(これだけクオリティが上がらないというのも逆に立派な気がする)、
都会の荒波に揉まれ失速したガールズたちの復活劇が描かれるのであるが、
この復活具合がよろしくない。
この復活具合の基本コンセプトは「自分達を偽らず一生懸命やる事」である。
それはガールズ以外の他のどのチームもやっている事であり、
ガールズがそれをやったから勝ちぬいたという理由にはならない。
そんなの主人公だから勝ったと言っちゃえば実も蓋もないんだけど、
そういうのをアリバイ工作して言い訳するように話が作られるべきである。
今の時代は主人公が勝つ事が当たり前な大らかな高度経済成長期ではないのだ
『はじめの一歩』だって負けるんだから)。

2本目がそうだったように、ガールズの7人より、
ライバルグループの戦略とか、
仙台から応援しにくるコア・オタクのサイド・ストーリーの方が
面白そうに見えてしまうのは、2本目でも言ったように、
ガールズの物語がテンプレートすぎるからだろう。
要はリアリティがガールズには薄く、
ライバルの戦略やオタク連には濃い。

うーん、ともかく終わった。
2本目のレビューで作品としての感触が『ペルソナ』と同じと書いて、それは全然今もって全く気持ちが変わらないのだけど、めんどくさい一連の話が終わった後の心持ちとしては『SW』のエピソード3が終わって、とりあえず終わらせるのに成功したね良かったねもうこの話に引きずり回されないですむねって感慨に近い。並べると怒られそうなくらい天と地の差が映画ヒエラルキーにあるのだけど。なに、どっちも映画って線の上ではいっしょよ。私、『アナキンSW』大して評価してないし(楽しくないじゃん)。

『アナキンSW』なんて書くと
『アナル・キングSW』みたいだ(おいおいおいおい)。


【銭】
1200円均一料金だが、トーホーシネマズデーだったので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
Wake Up, Girls! Beyond the Bottom@ぴあ映画生活
▼関連記事。
Wake Up, Girls! 七人のアイドル@死屍累々映画日記
Wake Up, Girls! 青春の影@死屍累々映画日記

PS うわ、ブログタイトル間違えた。
 「青春の影」は前作、今作は「Beyond the Bottom」。修正修正。


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