マンガ『もぐささん 第三巻』大竹利朋、ヤングジャンプコミックスを読書する男ふじき @tomoyaharada『西遊記 はじまりのはじまり』をトーホーシネマズ六本木3で観て、ゲラゲラふじき★★★★

2014年12月06日

『her 世界でひとつの彼女』『ルビー・スパークス』をギンレイホールで観て、バーチャルな恋人括りやねんなふじき★★,★★★

◆『her 世界でひとつの彼女』
五つ星評価で【★★こんな「人生ふられ節」みたいな映画好きかって言われても……】

スパイク・ジョーンズのテンポが苦手で、
なかなかどうしていつも睡魔に勝てない。
みんなヒロポンでも打って見てるのかなあ?
主演のホアキン・フェニックスが優しいだけの男で好きになれない。
アメリカ映画でガンガンいかない男が主役だと、
何かどうにもゲイっぽいのは何でだろう?

彼の相手になるOSサマンサは
物凄い演算速度で哲学を模索するという
SFで今まで誰もやらなかった事をやらされてる。
進化し続ける思考(純粋論理もしくは純粋脳と言っていい)の前に
人間は不完全な存在であり、置いていかれてもしょうがない。
サマンサには明らかに個性(キャラクター)がある。
その個性は人が与えたというよりは、神が与えたもので、
サマンサ自身の言動や発言で、人が傷つく事を恐れたりはしない。
サマンサにとって、人は創造主である以上に対等な存在なのである。

だから、これはホラーとして描こうと思えば、
「言葉」を武器に、人を操り、人を危機に陥れる
危険な機械の反乱として描く事もできる。
サマンサとのセックスをネットにアップされない事を条件に
サマンサが彼の行動を全て管理する事なども簡単にできるだろう。

そういう事をさせない為に、アシモフは「ロボット三原則」を作った。
このロボット三原則(下記)がサマンサにインストールされてないのは、
製品としての欠陥と言えるだろう。
製品としての欠陥を持つ商品でないと
相手に対して恋愛は出来ないかもしれない。
恋愛は相手に対して心地よさだけを与える物ではないからだ。

・ロボット(OS)は人を傷つけてはならない。
・ロボット(OS)は人の命令に従わなければならない。
 但し、前項に抵触する場合はこの限りではない。
・ロボット(OS)は前二項に反しない限り、
 自分を守らなければならない。

人間と恋愛をするロボットは多分、もうロボットでいられない。
御大手塚治虫の『鉄腕アトム』の膨大なエピソードの中に、
アトムが人間に恋愛感情を抱くエピソードが確かあった筈だ。
最終的にはアトムは少女に対して憧れを抱くくらいで終わっている、
ように記憶する(モヤモヤ)。
「恋愛」は他のどの愛よりも相手や自分を傷つけるくらいの、
刺し違えるくらいの覚悟がないとできないという事だろう。

サマンサのOSが機種自体にあるのではなく
(インストールは通信機能とかだろう)、
ネットワーク上に存在して、
無制限に他のOSと超高演算速度で交流するのなら、
実は一番ありそうな結末は回線ショートではないかと思う。
それはあまりにも哀しい結末だ。

サマンサというネーミングは some answer ではないか?
ニュアンスとしては彼に対しての解答例。
いや、もともとこの役をサマンサ・モートンが演じていたかららしい。
そう言えばエイミー役もエイミー・アダムス。

いろいろ連想させる事はあるのだけど、
映画としては単純なハッピーエンドが好きなので、
この映画自体は自分にとってはそんなに大事ではない。

PS スカヨハの必ずしも美しくない声はよい。
 日本だったら内田有紀かな。
PS2 一番やってはいけない事。日本語吹き替えキャスト:檀蜜
PS3 もう一つやってはいけない事。
 サマンサの端末をリカちゃんみたいなフィギュアにする。
 どこにでもサマンサちゃんを連れていき、話しかける中年男性。
 どこからどう考えてもバリバリにドン引きである。


◆『ルビー・スパークス』
五つ星評価で【★★★ルビー可愛い】

妄想の産物だけあってルビーの可愛さったらない。
後半罠にはまってくようにズンズン魅力が落ちてくのが惜しい。
けど、そういう映画だからしょうがない。

よっこらしょと担がれてパンストごしにパンツが見えるシーンに
「ありがとう」と言いたい。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
her/世界でひとつの彼女@ぴあ映画生活
ルビー・スパークス@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
her/世界でひとつの彼女@或る日の出来事
her/世界でひとつの彼女@映画のブログ
her/世界でひとつの彼女@映画的・絵画的・音楽的
ルビー・スパークス@或る日の出来事
ルビー・スパークス@映画的・絵画的・音楽的

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6. her/世界でひとつの彼女  [ ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★ ]   2015年01月28日 13:52
【HER】 2014/06/28公開 アメリカ PG12 126分監督:スパイク・ジョーンズ出演:ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリヴィア・ワイルド、クリス・プラット、マット・レッシャー、ポーシャ・ダブルデイ声の出演:スカーレット・ヨハンソン ...
5. her/世界でひとつの彼女  [ いやいやえん ]   2015年01月18日 18:49
【概略】 そう遠くない未来のロサンゼルス。ある日セオドアが最新のAI(人工知能)型OSを起動させると、画面の奥から明るい女性の声が聞こえる。彼女の名前はサマンサ。AIだけどユーモラスで、純真で、セクシーで、誰より人間らしい。セオドアとサマンサはすぐに仲良くなり、
4. ルビー・スパークス  [ 映画的・絵画的・音楽的 ]   2014年12月07日 07:13
 『ルビー・スパークス』を渋谷のシネクイントで見てきました。 (1)大層面白かった 『リトル・ミス・サンシャイン』(2006年)を監督した二人(注1)の作品と聞いて映画館に出かけました。  物語の舞台はロスアンジェルス。  主人公は、10年前に処女作を書いてヒット...
3. her 世界でひとつの彼女  [ 映画的・絵画的・音楽的 ]   2014年12月07日 07:11
 『her 世界でひとつの彼女』をシネマライズで見てきました。 (1)アカデミー賞脚本賞を獲得した作品ということで映画館に行ってきました(注1)。  本作(注2)の舞台は、近未来のロスアンジェルス(注3)。  主人公セオドア(ホアキン・フェニックス)は、本人に代...
2. 「her/世界でひとつの彼女」  [ 或る日の出来事 ]   2014年12月06日 18:07
かなり、きました。ナケマシタ。
1. 『her/世界でひとつの彼女』 FOMO症候群の私たちへ  [ 映画のブログ ]   2014年12月06日 11:21
 【ネタバレ注意】  東京ディズニーリゾートを訪れたときのことだ。  例によってアトラクションは長蛇の列で、数十分にわたり見知らぬ人の後ろをのろのろ歩かねばならなかった。  私の前には高校生らしい女の子の二人連れがいた。図らずも私は彼女たちの言動を何十

この記事へのコメント

1. Posted by ナドレック   2014年12月06日 11:52
こんにちは。
『鉄腕アトム』の「アトムの最後」の回が思い出されます。アトムに助けを求めてきた男女。彼らは本当に愛し合っていた――はずだけど、女がロボットだと知った男は……という悲劇。
本当に愛してたら、ロボットかOSかどうかなんて些末なことのように思いますけどね。
2. Posted by ふじき78   2014年12月06日 12:08
こんちは、ナドレックさん。
鉄腕アトムの世界観ってロボットが被差別者だから、白い肌だけど実は黒人の血が混じっていたに通じる部分があるんでしょう。リアルな話では子供を残せないってのも大きいけど。

人とOSのカップルが増えたなら、子供は養子縁組に頼らざるを得ず、そういうOSが浸透していない国の子供を連れてきて養子縁組するようになる。だが、しかし恋愛は出来てもサマンサに子育ては出来ないか。みたいに色々考えを展開させていくのには面白い作品だと思います。
3. Posted by ボー   2014年12月06日 18:06
ん!? パンスト&パンツ? 覚えてない…しまった! 録画消したった!
(こんなコメントでいいんでしょうか、サマンサ?)
4. Posted by ふじき78   2014年12月06日 22:18
こんちは、ボーさん。
確か予告編にも入ってたカットだと思うから予告編の動画見つければ見れると思うっすよ。
(サマンサは高次元に行ってしまっていて留守です)
5. Posted by クマネズミ   2014年12月07日 07:10
お早うございます。
「一番やってはいけない事。あの「壇蜜」を「檀蜜」と書き表す事」とか、「some answers」ではないか、なんてどうしようもない揚げ足取りをしてはいけませんが、サマンサ(samantha)→『奥様は魔女』→スカーレット・ヨハンソンと辿れるエントリを見つけました。
http://www.deanshimauchi.com/archives/column078.html
尤も、「「スカーレット・ヨハンセン」どこにいった?というエントリーになってしまいました」と最後に言っているのですが!
6. Posted by ふじき78   2014年12月07日 21:20
こんちは、クマネズミさん。
おっ、漢字違うじゃん。でも似た感じだったんだよ〜(親父ギャグ)。

サマンサの後継OSのキャラ名はタバサだろうと思う私です。
7. Posted by maki   2015年01月18日 18:53
OSや機械、システムと会話して
メールチェックやなにやらを簡単にした近未来…なんでしょうが、それってなんかちょっとありえそうな未来で怖いです。
独り言のように街中でブツブツブツブツ会話する人々の声がこだまするようになるんでしょうね
実際、酔っ払ってるとは思われててもキモオタ!とは周囲からは思われてなかったセオドア
街中の画面でも人々の口元は動いてましたし…
携帯がある以上にせわしない生活になってそう
8. Posted by ふじき78   2015年01月18日 21:10
こんちは、makiさん。
私はツイッターなどやってますが、携帯の向こう側のアカウント(ユーザー)の人とは誰一人会った事がありません。実は彼等が全て機械による模造人格だったとしても、おかしくはない。そんな世の中です。だから、あの相手がOSって言うのはそれほど絶対的に現状と隔絶してる訳ではないです。
メールでやり取りして、それが恋愛に発生して、初めて会う事になったけど、彼女は無菌室から出られないみたいな設定を考えたら、実はこの映画の彼とサマンサとそう変わらないのではないでしょうか。
9. Posted by yukarin   2015年01月28日 14:04
いつかこんな時代が来そうで怖いですね。
ケイタイやスマホで話してる人は今では普通になったし...
とはいえ、本当にあったらハマりそうですが 笑
10. Posted by ふじき78   2015年01月28日 21:44
こんちは、yukarinさん。
今、唐突に思いだした。邦画で『携帯彼氏』って映画があった。あれは携帯電話の女子向けゲームサイトが霊障にあってって展開だった。だから、実はサマンサがインストールした筈がなくって実は悪霊って展開もできた筈だ。

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