『殺人ワークショップ』をUPLINK Xで観て、冒涜に酔い酔いふじき★★★★マンガ『絶対可憐チルドレン 第三十九巻』椎名高志、少年サンデーコミックスを読書する男ふじき

2015年01月19日

『グレイトフルデッド』をミラノ3で観て、殺し合いながら哲学するのだなふじき★★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★かけがえのない物は何か】
  
新文芸坐で若い笹野高史(『必殺4』)を観たので、その揺り返しで今度は思いっきり爺の笹野高史である。うんまあ、やっぱ、爺の方が落ち着くのう。と言いながら、今までにない役柄じゃないかな、これは。普通、笹野高史を対象にストーキングをかけたりするなんて考えを抱いたりはしない。って事でアイデアが斬新。

そのアイデアを映像化する際のスマートじゃない部分(例えばストーカー瀧内公美の可愛らしいけど野暮ったかったりいきなり原色で派手服だったりのリアルな不統一さ)が邪魔に感じる。

いや、瀧内公美はいい。
榮倉奈々と成海璃子を足して2で割った上に、
漁船の網から搾り取った生臭さエキスをバケツ2杯被せたみたいだ。
とても変な役なのに振り切ってて、目を引きつけられる。

彼女が求めてやまないのは、彼女と同じ愛されない孤独な人間。
みんな集まって孤独を癒そうというのではなく、
孤独こそが人間の本質という証拠を欲している。
それは彼女の幼少期、宗教さえも彼女を見捨てたというトラウマから来ている。
その宗教の代わりに彼女の心を落ち着かせたある物を
宗教がまた、奪いにやってくる。これはたまらん。
あらゆる正義から蹂躙され続けてきた彼女には、
それが正しくなかろうが、戦いを挑むしか道が残されていないのだ。

何気に軽い笑いの映画だと思ったら、深い愛と絶望を描いた映画。

あ、あとカラテカの矢部太郎が変でよい。


【銭】
映画フアン感謝デーに鑑賞したので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
グレイトフルデッド@ぴあ映画生活

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


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『殺人ワークショップ』をUPLINK Xで観て、冒涜に酔い酔いふじき★★★★マンガ『絶対可憐チルドレン 第三十九巻』椎名高志、少年サンデーコミックスを読書する男ふじき