『メイジーの瞳』をギンレイホールで観て、子供可愛いのうふじき★★★(ネタバレ)『六月燈の三姉妹』をシネマート六本木4(3F)で観て、地味にいい映画だふじき★★★

2014年06月16日

新橋ロマンで宮下順子3本立て(石橋蓮司のオマケつき)20140613-20140619

◆『赫い髪の女』
五つ星評価で【★★★★★驚いたわあ】

宮下順子、石橋蓮司主演、亜 湖、阿藤快、出演。
神代辰巳監督、1979年のロマンポルノ。

濃厚。土方トラッカーと素性のしれない女がずっとセックスしてる映画。
呂律が回ってるのか、回ってないのか、異常に聞き取れないセリフが多い。
でも、強い空気感がそんな事を気にさせない。
ここに映される日本の地獄っぷりが凄い。
常に聞こえてくるシャブ中の悲鳴。
掻き分けるようにして探した幸せも土砂降りの中で根腐れしてしまうような裏切り。
身体だけは裏切らないと信じたいのに、男も女もその身体に自分が裏切られる。

赫い髪の女、宮下順子は凄い存在感だ。
「普通に、普通にして」と喘ぎながらマニアックな体位を要求する。
荒くれ者の石橋蓮司はそんな中、密林を掻き分けて愚直にただ進む。
謎の荒れ地と、そこをただ力任せに整地する土木機械のようだ。
そこに人類の英知は何一つない。
気が触れた猿があちこちで叫んでるみたいだ。
でも、気が触れた猿にだって、悩みもあれば、思いもある。
そんな言葉になる前の思いが雨と一緒にスクリーンに充満してるような映画だった。

恐怖映画的な文脈としては、ここに出てくるシャブ中女が
『悪魔のいけにえ』の走ってくるレザーフェイスと肩を並べる怖さ。
どちらも自然災厄以上に逃げようがないし、言葉も何も役に立たないのだ。


◆『江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者』
五つ星評価で【★★ピエロのメイクが派手すぎて嫌い】

石橋蓮司主演、宮下順子、渡辺とく子出演。
田中 登監督、1976年のロマンポルノ。

大井町武蔵野館か昔の文芸坐あたりで観た気がする。多分、2回目。
昔も乗れなかったが今回も乗れなかった。
美学的に「耽美」に入らないのが、どうも気に食わないんじゃないかと思う。

石橋蓮司がヒョロヒョロしてて、宮下順子は令嬢というにはでっぷりしてる。
屋根裏から薬剤垂らすシーンの緊張感は好き。


◆『昼下りの情事 古都曼陀羅』
五つ星評価で【★★杜夫ちゃん頑張れ】

風間杜夫、山科ゆり主演。宮下順子 出演 
小沼 勝監督、1973年のロマンポルノ。

風間杜夫は坊ちゃんくさくてどうも好きになれない。
そんな杜夫が見合いした相手が山科ゆりで、
義理の父と関係していて、義理の父が見合いを壊そうとしてくる。
だけど、若い二人の前では……みたいなだったかな。

ムチャクチャ寄りすぎるアップが気持ち悪い。
そんな肌の荒れまで執拗に映さなくてもいいじゃん。
後半、アップに少し、距離を置くようになってくると
山科ゆりがちょっと可愛くなってく。
とは言え、『昼下りの情事』と言ったらオードリー・ヘップバーンでしょ。
大胆なタイトルを付けたもんである。
ちなみに映されるタイトルで「まんだら」だけルビ振ってあるのはちょっと可愛い。

山科ゆりがデートする時の洋装がどう見ても「さそり」だ。
今見ると突飛だけど、あれはあれであの時代の一般的な服なのか?

京都にアコースティック・ギター合わせるってのは何時からやってるんだろ。
似合うなあ。
 

【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
赫い髪の女@ぴあ映画生活
江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者@ぴあ映画生活
昼下りの情事・古都曼陀羅@ぴあ映画生活

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この記事へのコメント

1. Posted by 太川陽介   2014年06月22日 00:28
「宮下順子」「神代辰巳」のコンビに外れなし。

「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」
これなら「実録阿部定」をかけた方がいいな。





2. Posted by ふじき78   2014年06月22日 06:44
> 「江戸川乱歩猟奇館 屋根裏の散歩者」
> これなら「実録阿部定」をかけた方がいいな。

どうも宮下順子の貴婦人が野暮ったくてねえ。

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『メイジーの瞳』をギンレイホールで観て、子供可愛いのうふじき★★★(ネタバレ)『六月燈の三姉妹』をシネマート六本木4(3F)で観て、地味にいい映画だふじき★★★