『アヴァロン』『紅い眼鏡』をキネカ大森3で観て郷愁ふじき★★★,★★★『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』をユーロスペース2で観てアイヒマンはやっぱり最高ふじき★★★★

2014年04月18日

『さよなら渓谷』をギンレイホールで観て、すげえな真木よう子ふじき★★★★★

五つ星評価で【★★★★★真木よう子に尽きる。他のキャストも素晴らしいが、真木よう子に集中するように映画が作られている】
原作未読。

真木よう子は今、日本で一番「セックスの見せ場がすげえ女優」だと思う。
現在、他に並ぶ者を思い浮かべる事ができない。
いやあ、凄いし、良かったし、それだけでもなかった。

薄皮を剥ぐように、二人の関係が丸裸にされる。
過去に向かうにつれ、明らかになる二人の心の柔肌、
これを丹念に丹念にフィルムに転写していく。

「愛」とか「恋」と言うには、過酷な関係。
魂を常に裏切りながら依存しあうような関係、

最後、真木よう子が取った決断は、
生活よりもあるべき理屈を優先させた結果だろう。
とても難しい。どこか宗教のようですらある。

その決断を甘受しながらも、
更にその理屈に屈したままではいれそうにない男を映して物語は終わる。


真木よう子はもちろんいいが、
その連れ合いになる大西信満の強い弱さだか弱い強さだかがいい。
二人を追う事で、二人の歴史を追体験する記者役に大森南朋と鈴木杏。
懐深いな。この二人がベーシックとして機能しつつ、
真木、大西と共感できないと全て崩れるのだが、そこは達者なものだった。

あと、端役なんだけど、新井浩文が唾を吐きたくなるような役で、
実に仕事として安定してるなと感じた。
最近の新井浩文は出る映画出る映画、ひどい奴である。
素に思えるのは大したものだけど、役者としては安定しすぎて気がする。

あ、真木よう子濡れ場以外も全てのシーンがいいです。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
さよなら渓谷@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
さよなら渓谷@映画的・絵画的・音楽的
さよなら渓谷@迷宮映画館
さよなら渓谷@ノラネコの呑んで観る映画

PS 総論は「映画的・絵画的・音楽的」さんをはじめとする
 初期TBのコメントの方に書いてしまった。
 徹底的に打破されたりするかもしれないけど、
 気にかかった人は上記にリンクを張っているのでそっちも見てください。
PS2 公開当時「さよならK子くん」って映画の方が見たい、なんて
 言ってたなあ。


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3. さよなら渓谷  [ 迷宮映画館 ]   2014年04月23日 09:18
罪と赦しと救いは、どこにある・・。
2. さよなら渓谷・・・・・評価額1700円  [ ノラネコの呑んで観るシネマ ]   2014年04月19日 21:33
それは愛なのか、それとも復讐なのか。 「悪人」「横道世之介」と、映画化が相次ぐ吉田修一の同名小説を元にした人間ドラマ。 緑豊かな田舎町で起こった一件の殺人事件から浮かび上がる、一組の“夫婦”の不思議な関係と15年前に起こったある出来事。 隠された秘密に迫
1. さよなら渓谷  [ 映画的・絵画的・音楽的 ]   2014年04月19日 09:03
 『さよなら渓谷』を新宿武蔵野館で見ました。 (1)『モテキ』や『外事警察』などで印象深い真木よう子の主演作と聞いて映画館に出かけましたが、平日の夕方にもかかわらず、かなり観客は入っていました(注1)。  物語の舞台は、ある渓谷(注2)の近くに設けられてい...

この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2014年04月19日 09:03
おはようございます。
「最後、真木よう子が取った決断は、生活よりもあるべき理屈を優先させた結果だろう」とあるところ、まさにおっしゃるとおりながら、定住する柴崎ではなく、自分をどこまでも追いかけてくるノマドの柴崎をかなこが求めたという側面もあるのかもと思ったりしました。
何はともあれ、本作はとにかく「全てのシーンがいい」真木よう子ですが、昨年は彼女の当たり年だったんでしょう、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞(本作で)と最優秀助演女優賞(「そして父になる」で)をとりましたし!
2. Posted by ふじき78   2014年04月19日 09:46
こんちは、クマネズミさん。
「待て待てー」
「追っかけてきてごらんなさい。きゃはは、うふふ」

という少女マンガ展開をふじきのダメ脳が連想したりもするんですが、追っかけてくるのは強姦魔なので実は怖い(追っかけてくる時には強姦魔の顔はなくなってるから本当は怖くないけど)。

そうですね。「追われる」という欲求は考えなかったけど、もし、追われることを欲しているのなら、最初に追われた時の冷たい関係を払しょくして、新たにやり直す為に、「追われる」の追体験を求めてる、だったらステキですね。フィクション上の人物ではありますが、あの二人には幸せになってほしいです。

ちなみに「そして父になる」は未見です。
3. Posted by ノラネコ   2014年04月19日 23:15
去年は真木よう子の当たり年と同時に大森監督の当たり年でもあり、たぶんおみくじ引いたら二人とも大吉な二人が幸運にも一緒に作った映画という事なんでしょう。
お互いにとって代表作になったんじゃないでしょうか。
4. Posted by ふじき78   2014年04月19日 23:31
こんちは、ノラネコさん。
広い食いでお腹に当たってトイレで恥ずかしそうにうつむいてる真木よう子を妄想中。監督は・・・いや、そんな趣味はない。
5. Posted by sakurai   2014年04月23日 09:17
二人は、愛し合ってしまったんでしょうなあ。
でも不幸にならなくちゃならないと心に決めたもんで、まだ自分を幸せにはしちゃいけない。
二人でいることは不幸でも幸せでもなく、目の前の罪と罰を一緒に暮らすこと。
彼女が解き放ったということは、赦そうと思ったのかなあ・・と思っております、はい。
真木ちゃんのエロっぽいの最近ありましたか?
最初の「ベロニカ・・」は、印象的だったけど、つおい女性ばっかで、エロっぽいの久々だった気がするんだけど。
6. Posted by ふじき78   2014年04月23日 20:29
こんちは、sakuraiさん。
エロいのは写真集とかになるのか。でも、出す時は出すから、出し惜しみ感がないんですよね。「SP」のシャツの膨らみとか出してなくてもエロいし。

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