『劇場版テレクラキャノンボール2013』をオーディトリウム渋谷で観て、これは人類愛の映画だふじき★★★★『テーター・シティ 爆殺都市』をHTC渋谷2で観て、ダメダメふじき★

2014年02月20日

『フィンランド式残酷ショッピング・ツアー』をHTC渋谷2で観て、ワンアイデアを活かしきれてないぞふじき★★(ネタバレあり)

五つ星評価で【★★短いのにだれる】
  
長い映画は体力的にしんどいので、短い映画が好きなんだけど、
こういう短くてもダレちゃうのに当たるんで困ってしまう。
これは基本、ワンアイデアの映画で、ワンアイデアを出すまでが長い。
また、ビデオ自撮りスタイル(POV)で揺れるのも疲れを増幅させる。
この手の自撮りスタイルで「母と息子」というキャラ組み合わせは珍しい。
珍しいけど、この組み合わせはヒエラルキー(階級)の向きが基本一方向だから、
見ていて、撮影側(話し掛け側)に感情移入すると、ずっと凹みっぱなしになる。
何かちょっとずつ、ちょっとずつ、着実にダメを蓄積してるのだなあ。

フィンランドねえ。
サウナとムーミンくらいしか思い浮かばないんだけど、ロシアと仲が悪いのか。
ショッピングしてる最中にサウナの打たせ木みたいので攻撃してきたら残酷か?
ショッピングしてる最中にムーミンが団体で襲ってきたら残酷か?


※※※※※このあとネタバレ※※※※※


次の設定が全てです。
・フィンランドでは何かの祝日(忘れた)に外国人を喰わないといけない。
 回避する手段は次のどちらか。
 日没まで逃げ切る事。
 フィンランド人を逆に喰う事。

わははははは。
このアイデア、これだけは面白い。映画はダメだけど。

これ見て、宇宙大作戦のエピソードを思い出した(モノは見てない)。
スポックの母星バルカンは皆、論理を重んじるお国柄(お星柄か)、
ただ、いつもいつも論理論理とやっていると、子孫も残せず、星も滅んでしまうので、
1年に1回だけ感情を爆発させる日を作って、そこでSEXする。
実際に見てないから「ほ、ほんとかよ」と思うんだけど、作りはこれに似てる。
カーク船長が何かの都合でその祝日にバスツアーでバルカンを訪れると、
バルカン美女に揉みくちゃにされて、やられ捲り、みたいな。
うん、何だか普段、生徒会長みたいなタイプがおかしくなるのはゾクゾクするな。

さて、この『フィンランド式〜』、フィンランドとロシアの合作映画。
これが最高にいかす。映画はそんなに面白くないけど、この部分だけメタでいかす。

これ、同パターンを日韓合作で作ったらどうなるかと言うと、
韓国人が日本に格安ツアーでやって来た。
その日は日本の建国記念日で、日本では国をあげて秘密にしているが、
建国記念日には一人一殺尊王攘夷で、外国人を必ず殺さなければいけないのだ。
刀、ジュードー、ニンジュツで襲ってくる日本人にテコンドーで立ち向かう韓国人。
ラストはキム・ヨナが日没(西方、奇しくも韓国を意味する)まで、
ずっとスピンを繰り返し、近寄る日本人をスケート靴の塵にする。

おお、面白そうじゃん。

だから、メイン・アイデアはとてもいいのだ。
自撮りを止めてもっと大袈裟な話にしたら面白かっただろうになあ。
ラストの気怠さはそれなりに高く評価する。


【銭】
未体験ゾーンの映画たちリピーター割引で1000円なんだけど、
その前に水曜割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
フィンランド式残酷ショッピング・ツアー@ぴあ映画生活

PS 次に企画してほしいのは
 『オギノ式残酷ショッピング・ツアー』『ねじ式残酷ショッピング・ツアー』


トラックバックURL

この記事へのトラックバック

2. フィンランド式残酷ショッピング・ツアー  [ 銀幕大帝α ]   2017年05月13日 20:04
SHOPING-TUR/SHOPPING TOUR 2012年 ロシア/フィンランド 70分 ホラー/コメディ 劇場公開(2014/02/08) 監督: ミハイル・ブラシンスキー 製作: ミハイル・ブラシンスキー 脚本: ミハイル・ブラシンスキー 出演: タチアナ・コルガノーヴァ ティモフィー・...
1. フィンランド式残酷ショッピング・ツアー  [ いやいやえん ]   2014年04月02日 22:39
こりゃホラーじゃなくてコメディですよ。これがほんとの北欧スタイル、なんつっててね。 フィンランドを貶める作品ではなくって、わざとこういう人種だったんですよ、と作っている。そこには一種の笑いと冗談が混じっていて、ロシア・フィンランド合作ってことでブラッ

この記事へのコメント

1. Posted by maki   2014年04月02日 22:40
こんばんは
そう、設定はいいのですが、見せ方というか揺れ揺れPOVとダレるどうでもいい展開が多いのが残念なところ

二つの国が自分たちでそれぞれ自虐的な内容を作っているというのはとても面白いのである
2. Posted by ふじき78   2014年04月02日 22:46
こんちは、makiさん。
んーそーすよねー。
フィンランド人もロシア人もサウナにでも入って落ち着いて、もちっとアイデアちゃんと考えろよ、という感じですよね。
3. Posted by imapon   2014年04月24日 21:56
ラストの気怠さ、いいですよね。
ふじきさんの「それなりに高く評価する」という一言も好き!

4. Posted by ふじき78   2014年04月25日 20:01
こんちは、imaponさん。
あそこをそれなりに高く評価しないと、評価できる部分が設定だけになっちゃいますからね。
5. Posted by ヒロ之   2017年05月13日 20:07
こんばんは!
コメント&TBありがとうございました。
コメディのジャンルにも括られていたので、親子喧嘩よりも、もっと良い意味でバカバカしい展開を多く入れて貰いたかったです。
トナカイに跨ったサンタクロースが斧を振り回して襲ってくるのも追加で笑。
6. Posted by ふじき78   2017年05月14日 06:33
こんちは、ヒロ之さん。
チラシで見かけたけど、ムーミンがあの姿のままバレエを踊るというバレエ公演を東京でやるんですよ。だから、その公演中のバレエダンサーがゾンビに罹患して、舞台衣装のまま町に出たら凄いいい絵が撮れる。

サンタいいっすね。斧がソーのハンマーみたいに重くて誰も持ちあげられないって設定がいいな。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
『劇場版テレクラキャノンボール2013』をオーディトリウム渋谷で観て、これは人類愛の映画だふじき★★★★『テーター・シティ 爆殺都市』をHTC渋谷2で観て、ダメダメふじき★