2013年11月10日
『カルテット! 人生のオペラハウス』をギンレイホールで観て、ダスティン・ホフマンらしい感じだなあとふじき★★★
五つ星評価で【★★★煮え切らない感じがダスティン・ホフマンっぽいのかなあ】
『わらわは犬』もとい『わらの犬』を未見だからか、
ダスティン・ホフマンはあまりキレる演技をしないイメージがある。
いや、キレてもキレすぎない。家庭的にキレるというか、
刃物や銃まで到達しないという印象の人だ。
そもそも「ダスティン・ホフマン」って語感で
ちょっとだけ「ジャスティン・ビーバー」を思い出しちゃうのがダメだって、
それ「ダスティン・ホフマン」に罪はないだろ。
で、あのウッディ・アレンの方がキレた時には酷い事をしでかしそうだ。
でも、ウッディ・アレンの方が確実に返り討ちにあいそうでもあるけど。
『カルテット!』は何となくそういうダスティン・ホフマンの良くも悪くも柔和っぽいイメージそのままを継承した感じの映画だった。映画のバックにはずっとクラシックやオペラの名曲が流れ、満たされており、最初から最後までそこでの会話はちょっと滋養がある感じで、爆発力はないけど面白い。ただ、何か「物凄く深い」に関してはどこかに置き忘れて来てしまったような。大きな山場に向けてのせり上がり感が乏しいので、どこかTVドラマっぽい気もする。でも、つまらなくはないのだ。難儀な映画だ。ギンレイホールで同時上映していた全てが山場のような『きっと、うまくいく』と好対照と言っていいだろう。まあ、監督も出演者も観客もみんな爺さん婆さんだし、こんな映画もいいだろう。俺だっていい加減爺さんだし。
さて、主役の4人以外の出演者は全てプロの音楽家らしい。
なので、主役が歌ってその力量の落差が明確になってはまずい。
だから、映画内で主役の4人が全力で歌いきるようなシーンはないのだという。
でも、それを意識することはない。とても自然に歌のシーンが処理されている
(逆に言えば、歌のシーンがない事が気付かないように技巧的に作られている)。
それを聞いて、あれを思い出した。『BECK』。
不自然さの極み。
なるほど一事が万事じゃないだろうけど、
演出力の差ってこういう所に出るって事だろうな(笑)。
【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・カルテット!人生のオペラハウス@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・カルテット!人生のオペラハウス@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・カルテット!人生のオペラハウス@映画的・絵画的・音楽的
PS ちんちんが元気そうな不良爺さん
ビリー・コノリーにちょっと勝新の空気を感じた。
PS2 マギー・スミスが昔やったひどい事を一々ピックアップしないから
映画として、とても上品。でもそれによる感情の葛藤みたいなのが薄らいで
浅さにも繋がったのかもしれない。
『わらわは犬』もとい『わらの犬』を未見だからか、
ダスティン・ホフマンはあまりキレる演技をしないイメージがある。
いや、キレてもキレすぎない。家庭的にキレるというか、
刃物や銃まで到達しないという印象の人だ。
そもそも「ダスティン・ホフマン」って語感で
ちょっとだけ「ジャスティン・ビーバー」を思い出しちゃうのがダメだって、
それ「ダスティン・ホフマン」に罪はないだろ。
で、あのウッディ・アレンの方がキレた時には酷い事をしでかしそうだ。
でも、ウッディ・アレンの方が確実に返り討ちにあいそうでもあるけど。
『カルテット!』は何となくそういうダスティン・ホフマンの良くも悪くも柔和っぽいイメージそのままを継承した感じの映画だった。映画のバックにはずっとクラシックやオペラの名曲が流れ、満たされており、最初から最後までそこでの会話はちょっと滋養がある感じで、爆発力はないけど面白い。ただ、何か「物凄く深い」に関してはどこかに置き忘れて来てしまったような。大きな山場に向けてのせり上がり感が乏しいので、どこかTVドラマっぽい気もする。でも、つまらなくはないのだ。難儀な映画だ。ギンレイホールで同時上映していた全てが山場のような『きっと、うまくいく』と好対照と言っていいだろう。まあ、監督も出演者も観客もみんな爺さん婆さんだし、こんな映画もいいだろう。俺だっていい加減爺さんだし。
さて、主役の4人以外の出演者は全てプロの音楽家らしい。
なので、主役が歌ってその力量の落差が明確になってはまずい。
だから、映画内で主役の4人が全力で歌いきるようなシーンはないのだという。
でも、それを意識することはない。とても自然に歌のシーンが処理されている
(逆に言えば、歌のシーンがない事が気付かないように技巧的に作られている)。
それを聞いて、あれを思い出した。『BECK』。
不自然さの極み。
なるほど一事が万事じゃないだろうけど、
演出力の差ってこういう所に出るって事だろうな(笑)。
【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・カルテット!人生のオペラハウス@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・カルテット!人生のオペラハウス@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・カルテット!人生のオペラハウス@映画的・絵画的・音楽的
PS ちんちんが元気そうな不良爺さん
ビリー・コノリーにちょっと勝新の空気を感じた。
PS2 マギー・スミスが昔やったひどい事を一々ピックアップしないから
映画として、とても上品。でもそれによる感情の葛藤みたいなのが薄らいで
浅さにも繋がったのかもしれない。
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4. 映画・カルテット! 人生のオペラハウス [ 読書と映画とガーデニング ] 2016年02月11日 14:20
原題 QUARTET2012年 イギリス
ムービープラスにて鑑賞
引退した音楽家たちが暮らす老人ホーム・ビーチャムハウス今のままでは経営難から半年後には閉鎖されてしまうハウス存続のためのヴェルディ生誕記念ガラに向け日々練習を重ねる入居者たちある日、一人の...
3. カルテット!人生のオペラハウス [ いやいやえん ] 2013年11月18日 09:29
ダスティン・ホフマン初監督作品。
引退した音楽家たちが余生を送っている老人ホームで起こるヒューマンドラマです。輝かしい過去の栄光を引きずるのではなく、「今」を生きる老人たちの姿が眩しい。
若い頃は、共演したり浮気したり競ったりした人たちが集まっている
2. カルテット! 人生のオペラハウス [ 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 ] 2013年11月10日 09:36
カルテット!人生のオペラハウス [Blu-ray] [Blu-ray]引退した音楽家たちがもう一度輝きを見出す物語「カルテット! 人生のオペラハウス」。名優ダスティン・ホフマンの初監督作は気品ある ...
1. カルテット!人生のオペラハウス [ 映画的・絵画的・音楽的 ] 2013年11月10日 07:08
『カルテット! 人生のオペラハウス』(注1)を渋谷のル・シネマで見ました。
(1)『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(注2)に出演していたマギー・スミスの主演作というので映画館に足を運びました。
舞台は、音楽界の一線から引退した音楽家たちが暮らす...
この記事へのコメント
1. Posted by クマネズミ 2013年11月10日 07:10
お早うございます。
この映画のエントリで、『BECK』について“無音反対派”の「ふじき78」さんが登場するとは驚きました。その連想力に脱帽です!
例えば、仮に漫画『ガラスの仮面』を実写映画化する場合には、「紅天女」の舞台をどう描くのかが大きな問題となるのではないでしょうか?
この映画のエントリで、『BECK』について“無音反対派”の「ふじき78」さんが登場するとは驚きました。その連想力に脱帽です!
例えば、仮に漫画『ガラスの仮面』を実写映画化する場合には、「紅天女」の舞台をどう描くのかが大きな問題となるのではないでしょうか?
2. Posted by ふじき78 2013年11月10日 07:53
こんちは、クマネズミさん。
「BECK」も上手く作れば無音でもあそこんとこみんな納得したのかもしれないなあ。ダスティン・ホフマン演出の「BECK」って遠すぎて予想もつかんけど。
「ガラスの仮面」はTVの放送事故みたいに真っ黒にして無音にしちゃいますかね。映画で事情は異なるけど「北京的西瓜」で前例はありますしね。政治事情で北京ロケ行けなかったので、映画内でいきなり字幕出して弁解しちゃうと言う。
「とても映像化できません」って素直に謝っちゃうんで、どうだろう。客、怒るだろうなあ。
「BECK」も上手く作れば無音でもあそこんとこみんな納得したのかもしれないなあ。ダスティン・ホフマン演出の「BECK」って遠すぎて予想もつかんけど。
「ガラスの仮面」はTVの放送事故みたいに真っ黒にして無音にしちゃいますかね。映画で事情は異なるけど「北京的西瓜」で前例はありますしね。政治事情で北京ロケ行けなかったので、映画内でいきなり字幕出して弁解しちゃうと言う。
「とても映像化できません」って素直に謝っちゃうんで、どうだろう。客、怒るだろうなあ。
3. Posted by maki 2013年11月18日 09:39
無音でもいいから、彼ら4人の歌声を聞いてみたかったです(無音に聞くとはおかしい表現ですけど)
とはいえ、そこまでの感動作ではないから、そういった表現とは無縁なのかな?
認知症のシシーが可愛らしかったです
とはいえ、そこまでの感動作ではないから、そういった表現とは無縁なのかな?
認知症のシシーが可愛らしかったです
4. Posted by ふじき78 2013年11月18日 23:41
> とはいえ、そこまでの感動作ではないから、
無理に「泣かしてやろう」みたいな作りになってなかったのは評価したいですね。
無理に「泣かしてやろう」みたいな作りになってなかったのは評価したいですね。
