2012年11月03日
『009 RE:CYBORG』を新宿バルト9シアター6で観て、そんなにみんな神々との戦いが好きなのかふじき★★
五つ星評価で【★★理屈は分かった。しかしAの理屈を成立させる為にBの理屈が破綻してはいないか】
導入部で終わってしまったマンガ「天使篇」については別にどうとも思っていない。特に好きも嫌いもなく、評価が高いも低いもなく、単にエピソードの一つとしか捕えていない。始まらなかったのはつまらんなあ、という感じ。だって「天使篇」冒頭部発表後も石森章太郎は新作009を発表してるし、発表された新作はそこそこの品質を保持していたから。「天使篇」がある為に新作アニメが作りづらいとする説は「考えすぎでね?」と思ってしまう。
私の好きな009は、少年マンガらしい活劇だった頃のだ。
BGから逃げ出して、敵の00サイボーグが追っ手に現れるエピソードや、将棋のようにプレイヤーの個性が強いギリシャ神話編なんかが好きだ。
という視点から見ると、今回は「理屈は分かった。だが、理屈を成立させる為に009らしい少年マンガ活劇な部分を随分、捨ててしまったなあ」かな。
もともと009は一つの集団が危機を回避するために、野球チームのように機能するヒーローマンガであって、そのため、集団はいつも一か所に集まっていた。敵BGが壊滅してしまった為、一人一人が個々の生活を送り、その中からキャラクターをチョイスしてエピソードが作られる中盤以降のマンガは、成立するが、それはキャラが濃いことと、BG篇でこれでもかと共同体の危機を描いてきたから延長上として成立するのだ。
さて、今回チームは一か所にいない。
バラバラである。
その為、チームを守る為という目的は達成しづらい。
だから、戦う目的は「世界平和の為に」になっている。うん、なんかむず痒い。気恥ずかしい。だが、まあ、しょうがない。他に見つからなかったのだろうし、そう、決めちゃったんだから。
という訳で、敵対する世界全体から味方を守る為ではなく、世界平和を実現する為に、004,005,006とかが戦闘を行う。皮肉な事に、これはBGが操っていた「戦争を持続する為の戦闘」とあまり変わらない。「国VS国」が「世界VSギルモア財団」という構図に変わったが、これはどう見ても戦争であって、「ギルモア財団=00ナンバーサイボーグだから、身を守る為の戦いだよ」とは言い辛いのだ。無関係な死者もいっぱい出てるだろうし。だから本当はこれが戦争ではなくなるように「世界VS00ナンバーサイボーグ」という構図を取るような物語にすべきだったと思う。本気でそれをやるなら『うしおととら』のように、00ナンバーサイボーグを一度世界の敵に仕立てるようなギミックが必要だ。難しいし大変だが、それを怠ると、そもそも00ナンバーサイボーグが存在を許される事自体が絵空事になってしまう。
まあ、難しいご時世に難しい題材をリアルに描こうとする姿勢で作ったから無理が生じたんだな。可哀想に。
一人一人のキャラや能力、個性はいいが、活躍の場はおかしい。
どんなに力があっても、火を吹けても、建物全体にミサイルを撃たれれば終わりだろう。そうしない理由が希薄だ。耳目を集めるから? このスパイアイが発達して衛星から白兵戦をモニタリングできる時代に。用兵を派遣した時点で一緒だ。
ええと、つまり、何だ。
003のエロい黒ブラ黒パンと
エマニエルみたいな拘束椅子は
よかったと思うよ。
そういや、ジョーの加速装置も見せ場としては間違ってない?
いやまあ、唯一能力の見せ場を見せる事がなかった原作同様、
影の薄いピュンマの事を考えたら、そんなクレームは贅沢ですね。
【銭】
前売券を50円値引きの1250円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・009 RE:CYBORG@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・009 RE:CYBORG@映画のブログ
・009 RE:CYBORG@或る日の出来事
▼関連記事。
・サイボーグ009対デビルマン@死屍累々映画日記
PS 最終的に、だから、つまんなかった、ではないです。
違和感はあったけど、よく出来てると思います。
PS2 濡れ場をもちっと長くやって
丹下段平氏に登場願って
「立て、立つんだ、じょおおおおおおおおおおおおぅ」と叫んで欲しかった
導入部で終わってしまったマンガ「天使篇」については別にどうとも思っていない。特に好きも嫌いもなく、評価が高いも低いもなく、単にエピソードの一つとしか捕えていない。始まらなかったのはつまらんなあ、という感じ。だって「天使篇」冒頭部発表後も石森章太郎は新作009を発表してるし、発表された新作はそこそこの品質を保持していたから。「天使篇」がある為に新作アニメが作りづらいとする説は「考えすぎでね?」と思ってしまう。
私の好きな009は、少年マンガらしい活劇だった頃のだ。
BGから逃げ出して、敵の00サイボーグが追っ手に現れるエピソードや、将棋のようにプレイヤーの個性が強いギリシャ神話編なんかが好きだ。
という視点から見ると、今回は「理屈は分かった。だが、理屈を成立させる為に009らしい少年マンガ活劇な部分を随分、捨ててしまったなあ」かな。
もともと009は一つの集団が危機を回避するために、野球チームのように機能するヒーローマンガであって、そのため、集団はいつも一か所に集まっていた。敵BGが壊滅してしまった為、一人一人が個々の生活を送り、その中からキャラクターをチョイスしてエピソードが作られる中盤以降のマンガは、成立するが、それはキャラが濃いことと、BG篇でこれでもかと共同体の危機を描いてきたから延長上として成立するのだ。
さて、今回チームは一か所にいない。
バラバラである。
その為、チームを守る為という目的は達成しづらい。
だから、戦う目的は「世界平和の為に」になっている。うん、なんかむず痒い。気恥ずかしい。だが、まあ、しょうがない。他に見つからなかったのだろうし、そう、決めちゃったんだから。
という訳で、敵対する世界全体から味方を守る為ではなく、世界平和を実現する為に、004,005,006とかが戦闘を行う。皮肉な事に、これはBGが操っていた「戦争を持続する為の戦闘」とあまり変わらない。「国VS国」が「世界VSギルモア財団」という構図に変わったが、これはどう見ても戦争であって、「ギルモア財団=00ナンバーサイボーグだから、身を守る為の戦いだよ」とは言い辛いのだ。無関係な死者もいっぱい出てるだろうし。だから本当はこれが戦争ではなくなるように「世界VS00ナンバーサイボーグ」という構図を取るような物語にすべきだったと思う。本気でそれをやるなら『うしおととら』のように、00ナンバーサイボーグを一度世界の敵に仕立てるようなギミックが必要だ。難しいし大変だが、それを怠ると、そもそも00ナンバーサイボーグが存在を許される事自体が絵空事になってしまう。
まあ、難しいご時世に難しい題材をリアルに描こうとする姿勢で作ったから無理が生じたんだな。可哀想に。
一人一人のキャラや能力、個性はいいが、活躍の場はおかしい。
どんなに力があっても、火を吹けても、建物全体にミサイルを撃たれれば終わりだろう。そうしない理由が希薄だ。耳目を集めるから? このスパイアイが発達して衛星から白兵戦をモニタリングできる時代に。用兵を派遣した時点で一緒だ。
ええと、つまり、何だ。
003のエロい黒ブラ黒パンと
エマニエルみたいな拘束椅子は
よかったと思うよ。
そういや、ジョーの加速装置も見せ場としては間違ってない?
いやまあ、唯一能力の見せ場を見せる事がなかった原作同様、
影の薄いピュンマの事を考えたら、そんなクレームは贅沢ですね。
【銭】
前売券を50円値引きの1250円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・009 RE:CYBORG@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・009 RE:CYBORG@映画のブログ
・009 RE:CYBORG@或る日の出来事
▼関連記事。
・サイボーグ009対デビルマン@死屍累々映画日記
PS 最終的に、だから、つまんなかった、ではないです。
違和感はあったけど、よく出来てると思います。
PS2 濡れ場をもちっと長くやって
丹下段平氏に登場願って
「立て、立つんだ、じょおおおおおおおおおおおおぅ」と叫んで欲しかった
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11. 009 RE:CYBORG [ ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★ ] 2013年06月18日 12:54
2012/10/27公開 日本 103分監督:神山健治声の出演:宮野真守、小野大輔、斎藤千和、大川透、増岡太郎、吉野裕行、杉山紀彰、丹沢晃之、玉川砂記子、勝部演之
終わらせなければ、始まらない。
[Story]2013年の現代。ロンドン、モスクワ、ベルリン、ニューヨークはじめ、...
10. 009 RE:CYBORG [ いやいやえん ] 2013年06月08日 07:14
ちょ、ジェットが別人じゃね?美形化しとる。ま、より人間らしく美形化は全員そうですけど。
でもやっぱり私のお気に入りは009ジョーなのでした。
レンタルする時「大人向け」と書いてあってちょっと一瞬ひるんだんだけど、やっぱり観ちゃいました。
サイボーグ達の
9. 009 RE:CYBORG [ 銀幕大帝α ] 2013年05月31日 23:47
2012年
日本
103分
SF/アクション
劇場公開(2012/10/27)
監督:神山健治
原作:石ノ森章太郎
脚本:神山健治
声の出演:
宮野真守:サイボーグ009:島村ジョー
小野大輔:サイボーグ002:ジェット・リンク役
斎藤千和:サイボーグ003:フランソワーズ・ア...
8. 009 RE:CYBORG [ 迷宮映画館 ] 2013年01月01日 21:30
009というよりは、「攻殻機動隊」のテイストたっぷり。
7. [小説『サイボーグ009・完結編』と映画『009 RE:CYBORG』二観目] [ 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭 ] 2012年11月25日 07:54
☆『サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR』を読み終えた。
石ノ森章太郎が、膨大な構想ノートだけを残していた、未完の『009・完結編』を、息子の小野寺丈が十数年かけて完成させた作品。
とは言え、小説としては、かなり稚拙な作品であった...
6. 009 RE:CYBORG 【映画】 [ as soon as ] 2012年11月17日 11:13
石ノ森氏の草稿があったとして
しかし他の人間がつくればそれは同人だ
石ノ森先生の結末ではない
草稿があったのかなかったのか
天使編、神々編、石ノ森先生は何度この結末を先送りにしてきただろう
描く...
5. 009 RE:CYBORG [ ダイターンクラッシュ!! ] 2012年11月04日 17:53
2012年10月27日(土) 21:05〜 TOHOシネマズ川崎5 料金:1500円(レイトショー料金+3D料金メガネ持参) 『009 RE:CYBORG』公式サイト まず、3Dについて。そもそも、3D CGアニメーションで作られたそうなのだが、態々セルアニメのテイストにしている。その為、逆に3D効
4. 009 RE:CYBORG [ だらだら無気力ブログ! ] 2012年11月04日 02:12
サイボーグ009なのに、ラストまで9人が一堂に勢揃いしないのはどうよ!?
3. 「009 RE:CYBORG」 [ 或る日の出来事 ] 2012年11月03日 18:18
2013年。超高層ビルを爆破する連続事件が世界中で起こっていた。ギルモア博士は、それぞれの故郷に帰っていたゼロゼロナンバーサイボーグ戦士たちに召集をかける。
2. 『009 RE:CYBORG』 「神々との闘い」との闘い [ 映画のブログ ] 2012年11月03日 09:45
【ネタバレ注意】
『009 RE:CYBORG』の公式サイトに踊る惹句が胸に突き刺さる。
「終わらせなければ、始まらない。」
そうだろうか。終わらせなければ、始まらないのだろうか。そもそも終わらせ...
1. 『009/RE:CYBORG』(2012) [ 【徒然なるままに・・・】 ] 2012年11月03日 09:09
最初にサイボーグ戦士たちのキャラクター・デザインを見た時はガッカリしたのだけれども、実際に見てみると一本の映画として楽しめるものになっていて、まずはメデタシメデタシ。
2013年、全世界に同時多発テロが勃発。
かつてない世界の危機に、ギルモア博士は世界各地
この記事へのコメント
1. Posted by ボー 010(れいてん) 2012年11月03日 08:57
もっとイケイケなフランソワーズでも良かった…笑
2. Posted by ふじき78 2012年11月03日 09:04
こんちは、ボーさん。
いやいやいやいや、フランソワーズはあのくらいのエロさでOKですよ
いやいやいやいや、フランソワーズはあのくらいのエロさでOKですよ
3. Posted by ナドレック 2012年11月03日 13:24
こんにちは。
オールドファンですねー。009たちがチームを守るために戦っていたのは『暗殺者編』の頃ですね。ベトナムに行っちゃうあたりから、もうチームを守る戦いではなくなっていましたし。
今回の映画は賛否あれこれでしょうが、企画が『神々との戦い編』のアニメ化からスタートしていることを考えれば、とても原作を尊重した作りだと思います(ピュンマに見せ場がないことを含めて)。
ただ、連載が長くて作品の振幅も激しいために、ファンそれぞれが「自分の009像」を持っており、どこかにスポットを当てると、スポットを当てられない部分のファンには詰まらない。その悩ましさを表したのが、石ノ森章太郎氏の「ジョーはいまやアナタのジョーだ」という言葉なのでしょう。
オールドファンですねー。009たちがチームを守るために戦っていたのは『暗殺者編』の頃ですね。ベトナムに行っちゃうあたりから、もうチームを守る戦いではなくなっていましたし。
今回の映画は賛否あれこれでしょうが、企画が『神々との戦い編』のアニメ化からスタートしていることを考えれば、とても原作を尊重した作りだと思います(ピュンマに見せ場がないことを含めて)。
ただ、連載が長くて作品の振幅も激しいために、ファンそれぞれが「自分の009像」を持っており、どこかにスポットを当てると、スポットを当てられない部分のファンには詰まらない。その悩ましさを表したのが、石ノ森章太郎氏の「ジョーはいまやアナタのジョーだ」という言葉なのでしょう。
4. Posted by ふじき78 2012年11月07日 00:06
こんちは、ナドレックさん。
そうすね。オールドっすね。
飽きっぽい石ノ森先生のマンガの冒頭近くは描きたかった事の濃い部分が凝縮されてるような気がします。あとから経年で描きたいところも変わったりするでしょうけど。
ただ、とりあえず003のエッチいところにスポットが当たったのは良かった。
そうすね。オールドっすね。
飽きっぽい石ノ森先生のマンガの冒頭近くは描きたかった事の濃い部分が凝縮されてるような気がします。あとから経年で描きたいところも変わったりするでしょうけど。
ただ、とりあえず003のエッチいところにスポットが当たったのは良かった。
5. Posted by おくやぷ 2012年11月17日 11:14
こんにちは
009原作ファンの人と一緒に観たのですが、フランにしろ張々湖にしろ生々しかった、しかしギルモアは相変わらずいらんことするな・・BGどこいった?的な感想でした。
神々編がすきなのは、やっぱり終わってないからじゃないでしょうかね〜。
009原作ファンの人と一緒に観たのですが、フランにしろ張々湖にしろ生々しかった、しかしギルモアは相変わらずいらんことするな・・BGどこいった?的な感想でした。
神々編がすきなのは、やっぱり終わってないからじゃないでしょうかね〜。
6. Posted by ふじき78 2012年11月18日 01:28
こんちは、おくやぷさん。
ギルモア博士は原作の「死の商人の御用学者→隠者生活する科学者」から考えると「財団創設者」って随分な出世です。殺人兵器作ってたくせに、奥ゆかしくないなあ。流石、外国人。
ギルモア博士は原作の「死の商人の御用学者→隠者生活する科学者」から考えると「財団創設者」って随分な出世です。殺人兵器作ってたくせに、奥ゆかしくないなあ。流石、外国人。
7. Posted by maki 2013年06月08日 07:13
こんにちは!
それぞれに活躍の場所が大なり小なりあったのに、008の活躍どころが全くなかった点。
ま、ジョーとフランソワーズのラブシーンを見た後じゃ、そんなのどうでもいいかぁと思ってしまいました。
それぞれに活躍の場所が大なり小なりあったのに、008の活躍どころが全くなかった点。
ま、ジョーとフランソワーズのラブシーンを見た後じゃ、そんなのどうでもいいかぁと思ってしまいました。
8. Posted by ふじき78 2013年06月09日 01:52
こんちは、makiさん。
フランソワーズが見事な黒パンでビックリしましたね。原作だったら絶対、白パンしか穿かないですよ。うん、でも、黒パンが嫌だと言ってる訳ではない。
フランソワーズが見事な黒パンでビックリしましたね。原作だったら絶対、白パンしか穿かないですよ。うん、でも、黒パンが嫌だと言ってる訳ではない。
9. Posted by yukarin 2013年06月18日 12:57
こんにちは♪
うーん、だめでした(泣)
個性もちゃんと描かれてなかったし、チームで戦ってこそなのにがっかりでした。
うーん、だめでした(泣)
個性もちゃんと描かれてなかったし、チームで戦ってこそなのにがっかりでした。
10. Posted by ふじき78 2013年06月19日 01:41
こんちは、yukarinさん。
今、気づいたんですけど、誰も笑わないんでよね。あの00ナンバーは。
今、気づいたんですけど、誰も笑わないんでよね。あの00ナンバーは。
