ブログの説明、変更│『ビルマVJ 消された革命』をUPLINK Xで観ただけの男ふじき

2010年11月14日

『うつし世の静寂に』をユーロスペース1で観て、誠実だと思う男ふじき☆☆☆

五つ星評価で【☆☆☆ためになる】
  
  
川崎の農民集落(という表現が悪いなら共同体)に伝わる
「講」「巡り地蔵」「谷戸の田づくり」「初山獅子舞」などを
取り上げる昔ながらの手法を使ったドキュメンタリー。

マイケル・ムーアを初めとする
取材者の個性を大威張りで主張する物や、
取材者の個性を出来る限り表面に出ないように
素材映像を編集したりしただけの昨今のドキュメンタリーとは違う、
ナレーションが映像内容を説明してくれる
昔ながらの普通のドキュメンタリー。

こういうのが落ち着く。
分かりやすい。
伊達にこの形で落ち着いてた訳ではないのだ。

宗教と農民の実生活の密接さを描く「講」「巡り地蔵」の下りは
ビジュアル的にも面白く、ふんふんと頷いて見てた。
アフリカ奥地の宗教儀式を観るのと同じ様な変な風景がそこにある。
その「変な風景」の「変」こそがドキュメンタリーが興行として
成立するか否かの一点だ。

で、後半は、山から湧き出る泉の水を使った田作りの話。
それは流れの関連性が薄いんじゃないの?
文化的には大変貴重なのかもしれないけど、大して面白くない。
後半オオトリ「初山獅子舞」は繰り返しが多くって長い。

知らない事、見た事がないものが積極的に解明されて行かんとする前半は面白い。
知らない事だけど、前半との絡みがボケて、
興味がない話題がちょっと長く続いてしまう後半は退屈。

悪い映画とは思わないが、宗教儀式ではない実技を混入させた事で、
本当に残したい物が何なのかという点が分かりづらくなってしまった。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
・うつし世の静寂〈しじま〉に@ぴあ映画生活


fjk78dead at 23:39│コメ(2)│トラバ(1)│映画 

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1. うつし世の静寂に  [ 映画的・絵画的・音楽的 ]   2010年12月01日 05:42
 朝日新聞の11月19日付朝刊に、「支え合い 土地に生きる」との見出しのもと、「都市の「ムラ」描く映画」として『うつし世の静寂(しじま)に』が紹介されていました(

この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2010年12月05日 11:15
「ふじき78」さん、コメントをありがとうございます。
「ふじき78」さんが、このような地味な映画をご覧になるとは意外でした(失礼)!だって、あのKYLさんすらも、どうやら未だご覧になってはいないようなのですから!
それに、「アフリカ奥地の宗教儀式を観るのと同じ様な変な風景がそこにある」というのは、誠に鋭い指摘と思います(特に、「巡り地蔵」→「民間の地蔵信仰」→民俗学→文化人類学→山口昌男『アフリカの神話的世界』といった連想を働かせると!)。
ところで、今回のように、いただいたコメントと「ふじき78」さんのブログ記事の内容とが同趣旨なのは、クマネズミが、コメントの返事を「ふじき78」さんのブログの方にしてしまうからなのでしょう!
クマネズミとしては、自分のブログに返事を書いてしまうと、コメント投稿者にそれを読んでもらえるのかどうかわからないことや、交信がそれ切りになってしまうことなどで、なるべくコメント投稿者のブログの方に返事を書くことにしています。
でもそうすると、クマネズミのブログ記事に即した面白いコメントがいただけないようなので、サテどちらにしたものか思案投げ首の体です。
2. Posted by fjk78dead   2010年12月05日 11:30
こんちは、クマネズミさん。

うわ長。ライブドアコメントの800字制限内なのか。凄いなあ。

自分のブログとコメントの内容が被っちゃうのは意図的にやってません。1本の映画に対して感じてる事がそうそう色々ある訳でもないので、被る事があるってところです。
しかし、なるほど、そういう理由で答がコメントを付けた人のブログに書き込まれていたんですねえ。色々な考えがあるものです。

ない頭をギリギリ絞って考えていきますので今後もよろしくお願いします。でも自分のブログと同じことも言うかもしれない。そしたらそこは首尾一貫してるな、と誉めるか、進歩がないな、とけなすかしてください。

では又、別の映画で。

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