黄金を抱いて翔べ

2012年12月02日

『黄金を抱いて翔べ』を渋谷シネパレス2で観て、井筒がいいもん撮るとちょっと悔しいふじき★★★

五つ星評価で【★★★浅野忠信絶品】

井筒の映画を誉めるのは本当は嫌だ。
だって、奴は他の監督の映画について
安易にネタバレしちゃうような迂闊な奴なのだ。
呑んでる事が多いから悪気はないのかもしれないが、だとしてもだ。
誰か奴がネタバレしたら、その場で「殴るという指導をする」
と殴り倒してほしいですね(自腹かどうかの問題やないで)。

ただ、作品はいい時がある。
あー、めんどくさ。

あやふやだった犯罪計画が障害を乗り越えて完遂されるまでを
その為の大きな代償を交えながら描く。
緊張感が最後まで持続するのが凄い。
(にしても雑なミッションや)

浅野忠信のリアルっぷりが半端ない。
どう考えても奴は大坂にいそうである。
若い時の溶け込みっぷりも凄かったが、
今の溶け込みながら、個性だけが色濃く出ている、そのバランスがともかく凄い。

妻夫木君は普通。髭面にしたので丸顔にすれば山田孝之に似てくる気がする。

チャンミン、整った顔の韓国人やね。あんなイケメンの韓流スパイはいないやろ。
バイト先の豆腐屋の息子が『頭文字D』のジェイ・チョウで、
豆腐を配送しながら「5分は必ず待ってやる」って言ったら、
そっちの方が面白かったかもしれない。

桐谷健太くんも溝端順平くんも普通。まあ、埋没しなかったから、えんでない。

あと、田口トモロヲが久々に田口トモロヲらしい変な役だったんでグー。

美しかった筈の計画が徐々に暴力に侵犯されていく様子はきつい。
(本当はそんなに美しくなかったんだろうけど)



【銭】
渋谷シネパレス、木曜メンズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
黄金を抱いて翔べ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
黄金を抱いて翔べ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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PS 「一丁くれ」って言われたら、絹ごしか木綿か聞き返さないか?


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