高倉健

2014年07月02日

『新幹線大爆破』をシネマヴェーラ渋谷で観て、腹立たしくなるほど面白いよふじき★★★★

特集上映「チバちゃん祭り!!」の1プログラム。

五つ星評価で【★★★★面白いの何の】
名画座でたまにかかって見たりするので多分、4回目かそこら。

本当は併映の『ウルフガイ 燃えろ狼男』が見たかったのだが、会社帰りで2本は間に合わず、レイト枠のこの1本のみ鑑賞。いやあ、おもしれえ。
ニュープリント。大したもんだ、ヴェーラの兄貴。

「チバちゃん祭り」だけど、主役は高倉健、向こうを張るのは宇津井健のW健健だ。
それにしても痺れる脚本だ。
山本圭が高倉健に言う。
「あんた博打やらねえだろ。コツコツやってればいずれどうにかなると思ってる」
ああ、この健さんは俺だ。グッと来た。
コツコツやる事が美徳で、それを守ってきたのは自分の誇りだが、
それで「どうにかなるものでもない」事もよく分かっている。
そして、健さんは一発勝負の大博打で、元を取ろうとするのだが、
一番手痛い代償を支払わされる。
もう、警察が怖い怖い。警察の仕事は捜査する事なのだが、
ここて出てくる警察は捜査もするが、それ以上に噛みついてくる。
怖くてしょうがない。警察や刑事、みんな気が狂ってる。
でも、主人公の敵はそれくらいじゃないとダメだ。

自分にとって千葉ちゃんは汗っかきなイメージがあるのは、
この映画からかもしれない。凄く汗かいている。

冒頭とラストのスキャットはかっこいいが、
おおむね劇奏は不気味な変な音楽がかかってる。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引、ラスト1本で800円。

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新幹線大爆破@ぴあ映画生活

fjk78dead at 01:07|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2012年10月02日

『あなたへ』を109シネマズ木場5で観て、これは映画を使った葬儀ではないのかふじき★★★

五つ星評価で【★★★健さんが心配】
  
健さんはいい役者だし、経験からくるいい年輪も持ってると思う。
でも、実年齢が近しいとしても、
この映画の主人公には少し年を取っているのではないだろうか。

健さんの歩く姿がかっこよくないのだ。
昔からなで肩だったが、肩はストンと落ち、
細い足でヒョコヒョコある巻く姿は「お爺ちゃん」であり、
そこに昔、映画で観た、トッポくって、
「正しくない道を生きながらも正しい事を貫く頑固な兄ちゃん」
の姿を見る事は難しい。

この映画が高倉健の映画始まりなんて人がいたら、
何でこの人が主役を張ってるのか、あまり理由がピンと来ないに違いない。
それだけ、昔からの高倉健のイメージを下敷きにしないと成立しない。

大滝秀治さんの方が元気そうに見えるのはどうかと思うよ。

話は何となく、見れてしまうし、決してつまらなくもないのだけど、
このロードムービーで、色々な人と触れ合いがある設定その物も
健さんに何かがあった時の為に、
共演者を増やす最後の大売り出しのように見えてしまい
………すいませんねえ。発想がネガティブで。

そんな中、浅野忠信のシーンがナイナイ岡村と同じ程度の扱いだったのが
ちょっと笑った。綾瀬はるかがCMしてるケンタッキーで
チキンラップ買って「チキン・ブリトー!」って
健さんに差し入れしたらよかったのに(いや、それは映画が違うって)。

以下、雑感。

・日本中の波止場と言う波止場に、漁村という漁村に、
 余貴美子さんの飲み屋があって、各地で漁師を慰めてる気がする。
 農林水産省は余貴美子さんの遺伝子を貰って
 「クローンおかみさん」を作る計画を着手しだすといいと思うよ。

・大滝秀治、爺っぷりに磨きがかかる。
 若い大滝秀治を見た記憶がないものなあ。
 「大滝秀治」って爺専門役者の世襲制にしてもいいと思うよ。

・ビートたけし、たけしっぽい。
 もちっとウェイト膨らんで、二人旅でも面白かったのになあ。

・そして、綾瀬はるかがムチャクチャ可愛いんであります。

  それだけでいい映画だ


 巨乳っぽく見えないファッションも可愛い。
 乳があってもなくても可愛いんだな。
 いや、シースルーみたいな衣装でも私的には全然OKだったよ。
 そういや、あの写真の服は………アイコラ?
 い、いかんよ。そんな事。
 ちゃんと宣伝の一環として、羞恥もとい周知せんと。



【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。

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あなたへ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


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2012年07月22日

『博徒』『日本侠客伝』をキネカ大森3で観て、任侠に痺れっぱなしふじき★★★★,★★★★ @kineca_omori

映画ジャーナリスト斉藤守彦先生が選出する「映画史講座」と称する2本立て。
上映後のトークショーも滅法面白いが、選出された映画自体もムチャクチャ面白い。
いやあ、今回も堪能堪能。

◆『博徒』

五つ星評価で【★★★★キッチリしちょるなあ】

鶴田浩二演じる凄く出来た博徒(賭場開業者)が、
土地の権力者と結びつく新興ヤクザとぶつかりながらも筋を通そうとするが、
非道な方法で舎弟を殺され、遂に………王道の任侠映画。

いやあ、おもろい。
話の基本は以前に見てる任侠映画と何ら変わらない。
でも、面白い。
定型の面白さだ。
しかも、この定型は日本人が最も好む形にまで練り上げられている。

まるでマサラ映画や『海猿』のように決まり決まったストーリー。
でも、その決まったストーリーが面白ければ、
同工異曲であろうが、何ら問題はないのだ。

鶴田浩二かっこええのお。
松方弘樹若いのお。やらしい顔してるのう。
内田朝雄、声いいのお(凄くいい声を張るシーンがある)。
天地茂、非情な役はお任せだ。
奥手の鶴田浩二を口説くのは『HOUSE』のおばさま南田洋子。
家ごと出入りに行けば最強なのに。



◆『日本侠客伝』

五つ星評価で【★★★★役者陣が凄すぎる】

凄い役者陣だ。
善玉側の組員が凄い。

兵隊帰り『野生の証明』かよ、高倉健。
カルト映画ファンには『畸形人間』明智でおなじみ、大木実。
いると画面がシャンとする田村高広。
若くてやらしい顔をしてる松方弘樹(こっちにも出てるよ)。
軟派大将、長門裕之。
実は悪人面、萬屋錦之介(だけどめっちゃかっこええし、泣かせる)。

色んなタイプを揃えたなあ。
いずれも主役張るような俳優なのが今になると凄い。

ストーリーはこっちも王道。
道を踏み外す悪の組に、遂に正義の組が出入りを………

あと、長門裕之とアチチになる女郎役で南田洋子、
組に傾倒する町のチンピラに津川雅彦が出てたりもする。
おっと、こっちにも出てる内田朝雄は一番悪そうな顔なのに
こっちではトコトン善人。御隠居クラスなのに有事には肉体労働やったりする。
こーゆーのも懐深いキャスティングでいいなあ。

そして、ここでも定型の話が大活躍。
耐えろ、耐えるんだ、健さん。
でも、そこまでされたなら、もう爆発していいよ、健さん、
みたいな当時の劇場の息づかいが聞こえるよう。

ラストのアクションシーンは材木工場。
『ビーバップ・ハイスクール』の廃工場チックなアクションに秘かにビックリした
(ジャッキー・チェンだったら、あの工場で20分はアクションを繋いだ筈だ)。


【銭】
キネカ大森名画座3回券スタンプ5回捺印で無料入場。

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博徒@ぴあ映画生活
日本侠客伝@ぴあ映画生活

PS 日に2本、同傾向の作品を見たので、記憶がかなり混同しつつある。
 そして物凄い勢いで抜けつつもある。
 観た後の満足度が高い映画はそこで充足してしまっているので、
 記憶から漏れていくのかもしれない。
 そりゃ、ブームが長続きする筈だわ。
PS2 『日本侠客伝』を私の横の席で観てたのはトークゲストの関根忠郎さんだった。
PS3 トークショーで斉藤さんと関根さんの喉を湿らす為、
 劇場がペットボトルのミネラル・ウォーターを用意したが、
 そのコースターは『NANA2』の前売券用特典コースター。
 うん、役だって良かったっすね。


fjk78dead at 02:21|個別記事コメ(0)トラバ(0)