赤木春恵

2013年11月27日

『ペコロスの母に会いに行く』をUCT豊洲6で観てハゲ濃度に笑うふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★笑って泣いてちゃんとしちょるばい】

認知症の母とハゲの息子の、
それなりに幸せなゆるめの生活を描く。

「認知症になる」ことが必ずしも不幸でないという視点が新鮮。
確かに、身近な者が認知症になったら、というより、
自分自身が認知症になったら、という恐怖はとても大きい。
今まで出来ていた事が出来なくなるのは怖いし、切ない。
それは何が出来るかによって、大人が社会での位置を獲得しているからだろう。

爺ちゃん婆ちゃんになった時点で、その社会での位置を全て放棄してよい、
そう考えるなら、こういう視点は成り立つのだろう。
でもまあ、先だつ物(お金)が必要だから、
現実ではこんなに単純じゃないかもしれない。
あと、この映画は喜劇だから、みんなニコニコしているけど、
介護の現場をちょっとだけ垣間見させる『ばしゃ馬さんとビッグマウス』では、
ヒイヒイ言いながら介護してたし。
『しわ』は逆に介護する側に全く心が感じられずに極端だったなあ。
『ペコロス〜』が平均であるような社会だといいけど、それは難しいだろうなあ。

ともあれ、映画は楽しいし、美しいし、ちょっと「じん」と来させる。

赤木春恵こんなんなったんか、って感じで流石に老けたなあ。
本当に認知症でも驚かない。つか、果てしなくあんな感じなんだろう。
でも、やな感じを感じさせない、親子ともどもとぼけた感じがいい。

岩松了のハゲはヅラだろうな。
リアルでよく出来ちょる。
本当に剃ってると言われれば、きっと信じてしまう
(剃ったことを宣伝に使ってないから、多分ヅラなんだろう)。
岩松了は演技がいつもの岩松了を引きずってて、悪くないけど、
観ていて「うん、でも岩松了だな」と思って醒めちゃう事もあり。

予告編でもあったが、
岩松了と温水洋一と竹中直人が同じテーブルに付くシーンが好き。
ヅラを被ってハゲになってる岩松了と、
ヅラを被ってハゲを隠してる竹中直人と、
野生状態のハゲの温水洋一と、もうハゲ密度が高すぎて、三人いるだけでおかしい。

介護施設の若い娘さんは多分、松本若菜という人だと思うんだけど、かーいーな。
罪がない可愛さ。この人にハグされたい。

同じく介護施設のベテランさんは長澤奈央。こんなんに出ちょるんか。
アクションシーンはないけど(そらそうだ)
背筋が伸びた美しさが役にとても似合ってる。
続編で、介護施設にヤクザが乗りこんできた時にこそ、
長澤奈央のハイキックが炸裂しまくるに違いない。

過去パートを演じる加瀬亮と原田貴和子の存在感がとても良い。
原田貴和子は美しいとか可愛いとか思った事はついぞないが、
他にいないビジュアルの女優(=ブスではない)として、息長くやってほしい。


【銭】
会員更新に付加されてる特典を使って1000円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ペコロスの母に会いに行く@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ペコロスの母に会いに行く@お楽しみはココからだ
ペコロスの母に会いに行く@ノラネコの呑んで観るシネマ


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