濱田岳

2017年02月01日

『本能寺ホテル』を109シネマズ木場4で観て、胸と足首と心根を評価したいふじき★★★

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▲綾瀬はるかの乳の何とごつい事よ。

五つ星評価で【★★★映画自体は面白いと明白に断言しづらい。この星三つはあくまで綾瀬はるかの胸と足首と心根に対しての評価であります】

映画としてはゆるすぎる。
こんな適当ではダメだ。
でも、綾瀬はるかがかーいーからOKなのだ。
つまり、これは単に綾瀬はるかのアイドル映画である。
大掛かりなアイドル映画だなあ。

現代のホテルと戦国時代の本能寺がタイムトンネル的に繋がっている事から発生する小コメディーなのだが、何故、繋がっているか、どうやったら繋がるか等はハナハダ適当にボカされている。まるで、それを探る事が「いけず」であるかのように。その謎を一手に担う風間杜夫は謎を把握してるようでもあり、謎から一歩下がって触れないようにしてるようでもあり、はたまた謎を全く知らないようでもあり、どうでも取れるように演じている。丸くなったね、銀ちゃん。そう言えば『蒲田行進曲』の銀ちゃんって信長みたいな役だ。ともかく、謎にまつわる設定が適当なのである。別に適当でも見れてしまうのであるが、納得がしづらい。それに、常時、あの日の本能寺に接している訳でもなく、ワンタイム・ワンチャンスしかこの物語が成り立たないというのも「そんなん都合良すぎるやろ」という嘘のバリバリ感を高めている。戦国時代の武将と綾瀬はるかのトンチンカンな会話とかも面白いのだけど、やり取りが通じすぎてしまう点もリアリティーを押し下げている。どんな時代劇でも多少そういうキライはあるのだが、戦国時代の武将が戦国時代の武将を演じている役者が集まっているように感じさせられてしまうのだ。にも関わらず、堤真一のお館様と部下の交流などでジーンとさせられたりもするけど、でもね、それで全て押し流されるほど全体の「嘘っぽさ」が弱くない。この辺を御座なりにしているので、嘘でもグッとくる物語には至らず、嘘だからグッと来そうだけどちょっと冷静な頭が「待て待て」とストップをかける物語に落ち着いてしまった。

話の中核は、戦国時代の堤真一演じる織田信長と濱田岳演じる森蘭丸、現代で婚約者の父・近藤正臣と出会う事により、綾瀬はるかがその流され人生に杭を刺して、新たな人生を模索すると言う物なのだが、そこから導き出される最終的な着地点が再就職のリクルート先変更と言うのはムチャクチャ弱い。そんな事の為に「本能寺の変」が利用されのか! この着地点はもうちょっと真剣に考えるべきだったろう。

いやまあ、でも、苦言を呈している話は本当はそこそこどうでもよくて、綾瀬はるかが可愛いからこの映画はそこそここれでいいのである。逆に言えば、この映画はその綾瀬はるかの可愛さに甘えている。素の綾瀬はるかの性格の良さと天然(は疑いがないのを前提とする)を観客が知っているからこそ、話が適当であるにも関わらず、押し通して見れてしまえるのだ。これが綾瀬はるかでなかったら「純粋で真っ白だけど、もう流されるままの少女では済まなくなりつつある女性」ではなく「小学生のように考えなしに行動する頭の悪いバカ女」になってしまうだろう。物語の雑さを綾瀬はるかのメンタリティーが救っているのだ。

そして、綾瀬はるかの胸が大きい事よ。
大きすぎる胸の割に足首が締まっていて、くるぶしのアップが美しい事よ。
そして、これでもかとメンタルが天使っぽい事よ。
綾瀬はるかありきの企画だよなあ。

ところでね、風間杜夫はやっぱり綾瀬はるかが戦国時代に行ってるらしい事は気づいてるんだろうから、それなら靴代くらいはサービスすべきだと思うな。それと、客を不安なままにしてほっておくのはサービス業として失格だろう。


【銭】
109シネマズの火曜メンバー割引を使って1300円。
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PS 『本能寺ラブホテル』の製作が待たれる。

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(6)トラバ(13)

2016年06月14日

『ヒメアノ〜ル』を東宝シネマズ日本橋1で観て、吉田恵輔らしい順当な仕上がりだけど過度には褒めないぞふじき★★★

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▲公式HPからひったくってきた「私の好きな人岡田さんです」の佐津川愛美ちゃん。ジャニーズ・ガードが固くて画像少ないんだよね。

五つ星評価で【★★★吉田恵輔らしくキッチリ商品に仕上げてきてるけど、吉田恵輔ならもっと行けるんじゃないのかと思うと手放しに絶賛は出来ない】
原作未読。
中心は濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシの三人組と対峙する森田剛の四人のドラマなのだが、駒木根隆介、山田真歩も含めて六人1セットで見ると女子が強いと言うか、女子の君臨が明確になる。
この『ヒメアノール』の世界での「あがり」は何かというと、男の子と女の子がラブラブで楽しい結婚生活(SEX付き)を送れるという事だろう。この点に関して、女子二人は目標に対して非常にアクティブだ。そこそこ相手を変えて交尾しているらしい佐津川愛美、相手を信じて相手の障害を乗り越えさせようとする山田真歩、この二人はある意味正常でとても普通。
問題があるのは男子四人で、過去に同一の事件に関わった三人はみな停滞している。
森田剛は目的とする未来が見えない。彼は事件の後、ずっと今を凌ぎ続けているに過ぎない。救いのない彼は救いを得んとして佐津川愛美をストーキングしたのかもしれないが、基本、この物語の世界に聖女はいないのだ(ただこの辺の描き込みは少なくて詳細はよう分からん)。
駒木根隆介は森田剛が障害になって自立が出来ない。彼には彼を守ろうとする連れ合いがいるのだが、その連れ合いは森田剛と駒木根隆介の抱えた秘密の時間を軽視するあまり二人同時に排除されてしまう。
濱田岳は一見お人好しのように見えて、虫も殺さないように見えながら実際に虫も殺せないだろうが、彼が実は一番心ない人間ではないだろうか。彼は人からの命令を自分の意志で拒否できない。事件の前も後も。それは彼の生来のお人好しの面もあれば、気の弱さがそのまま残っているという事もあるだろう。だが、彼が常人ならやはり普通、森田剛に声はかけられないと思う。どこか心が麻痺しているから声をかけられるのだろう。森田剛が彼と自分を指して「俺たちのような屑は人生もう終わってるんだよ」と言ったのはおそらく当たっている。森田剛もクズだが、濱田岳も劣らずかなりのクズだ。そこはお人好しに見える濱田岳だからと言って「あの人いい人なのに」とか思って見てはいけない。「濱田岳=お人好し」という呪縛はそれだけ強いから見ているうちは全然悪い奴とは思えず、やっぱ濱田岳も凄いしキャスティングも偉いなあと思う。
そして、ムロツヨシはこの野郎連中で唯一、強く未来を見たがっているのに、人間としての実力の低さで夢を見る事が出来ない(笑)。おもろい。森田剛、濱田岳、駒木根隆介の三人は未来を見れない起源の事件があるのにムロツヨシにはそれがない。ただただ生え抜きのエリート的な自生のダメ人間なのだ。人間として色々問題を抱えている他の三人より明らかに魅力がないし、長生きしているだけでスキルの高い生活を望めそうな空気がない。あの奇声とか子供の反抗期みたいな髪型とか最高だ。その希望のない彼が何よりも普通に人間らしい部分を持ってたりする点がこの映画の希望になってるところがおかしくて魅力的だ。うん、ムロツヨシはいつも通り見ていてイヤないつものムロツヨシなのに、他のどの映画のムロツヨシより良かった(直近では『変態仮面』のムロツヨシは悪い意味で最低)。

森田剛は普通にいい演技。森田剛の顔と今回の役柄がジャストフィットした結果。途方もなく上手いとは思わないが、いい空気を持っている(根拠のない上から目線)。腹を刺す時はズブズブだが、背中を指す時はちょっと硬そうな感じが良かった(本当かよ!)。

出演本数の多さと何でもかんでも引き受ける敷居の低さから(そう思える)変な映画にも出てしまうのだけど、佐津川愛美は相変わらず達者。貧者の核兵器であるBC兵器のようにもう本当、貧者の大女優で、映画をどっしり支えている。佐津川、森田、ムロ、濱田が炬燵の四本足のような安定さで映画を支えている。演出手腕もあるのだろうけど下手な俳優がいない。大竹まこととか映画で見るとチョイ役でも映画の空気と合わないイメージなのだが、今回は見事に溶け込んでいた。

ヒメアノールは食餌になるようなエサのトカゲらしいのだけど、森田剛に殺される全ての人間が「ヒメアノール」としてしまっては映画のタイトルとしてつまらないので、実は肉食女子の佐津川愛美に食べられながらも、森田剛にも二重に食べられる濱田岳がキング・オブ・ヒメアノールって解釈でいいかもしれない。「器が小さい」人間の方が「器が大きい」人間より断然エサっぽいし。


【銭】
トーホーシネマズの会員ポイント6ポイントを使って無料鑑賞。

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fjk78dead at 23:59|個別記事コメ(12)トラバ(18)

2014年06月22日

『サケボム』をシネマカリテ2で観て主張がよう分からんふじき★★

五つ星評価で【★★最後まで見れるけど面白かったかと聞かれると黙っちゃうような映画】  
前売券を安売りしてたので買ったら、公開回数が少なくて見るのにしんどい思いをした。
友情譚なるんだろうけど、濱田岳の相手になるユージン・キムが生粋の日本人から見ると、どうにもいけ好かない野郎で、それが映画見た後も変わらないので、それじゃダメだろ。奴はアメリカンとしての都合のいい処世術には長けているが、日本人としての美徳にかける。その欠けている美徳が映画終了後に埋まりはしない。深い溝は浅くなるが、もうちょっと劇的な何かがあっても良くないだろうか?
あと、フェアに行くなら日本人・濱田岳が堂々とダメ出しされるクライマックスがあってもよかったと思う。

酒蔵に死体隠してそうな、でんでんと
もしかしたらホモちゃうんけと邪推したくなるマッチョ渡辺裕之は儲け役。
姉ちゃんは美人が多いが、あまり話にグイグイ入ってこない。

濱田岳の役名がナオトなので、
「この後、ナオトは酒蔵を継がずにインティライミになりました」と締めると
RGのあるあるネタみたいに「散々引っ張ってそれかい」になって、
それも又よし!(よかねーよ!)


【銭】
チケット屋で前売券を750円で買ったが、1日1回で、フェスティバル扱いなので、毎回上映時刻が変わるとは思ってなかった。そんなん前売券売るなよお。

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fjk78dead at 06:36|個別記事コメ(0)トラバ(2)

2014年03月17日

『偉大なるしゅららぼん』をトーホーシネマズ府中8で観て、深キョン深キョン❤ふじき★★★

五つ星評価で【★★★いい感じでジャレてる映画】
  
万城目学の映画は『鴨川ホルモー』『プリンセストヨトミ』に続き3本目だが、
これが一番出来がいいと思う。

氏の小説は『鴨川ホルモー』のみ読んだ事があるが、
昔からある何かの力に触れる人々に起こる奇跡みたいな物を
できるだけ真面目に描き、今との格差でユーモアを発生させる、
そんな作風だと思っている。

これを映画化する時、コメディーだからとはしゃいではいけない。
前二作はその点にまだ、躊躇があった。
力や異変の描写はできるだけ真面目に取り組むべきなのである。
『鴨川ホルモー』は怪異をファンシーに描いてしまい違和感を発生させた。
『プリンセストヨトミ』は謎への傾倒が足らず、謎が謎らしく見えなかった。
本作は、異変が起こってる事を起こってるように自然に見せ、
その異変の大きさ(超自然性)を「こりゃあ、とてつもない」と
納得させる物として、ちゃんと視覚的に提示した。

その巨大な異変の前であたふたする小市民たちが素敵。

濱田岳(殿) 普通に上手いなあ。「のらりくらり」で全く正体の掴めない
 ところが全編どこでも凄く効いている。
岡田将生(お供) 悪くないけど、岡田くんは最近出すぎじゃない?
深田恭子(毒舌) えーわー。弱い所を持ちながら最強で強面。
 これを凛と演じる深キョンはこの映画で一番の収穫。
 深キョンの口から出る「フルボッコ」はいいなあ。
貫地谷しほり(師匠) だらっとして明朗だけど、場合によっては確かな切れ味
 という複雑な役をちゃんとこなしてる。
 この人が真ん中にいると誰とも馴染んで、周りのバランスがとてもよい。
大野いと(級友) この人だけムチャクチャ無色。無色すぎて逆に気になる。
ラスボス 凄いなあ。いい演技しよるなあ。
 いいもん見たなあ。あの声のトーンと滲む皺には惹かれるなあ。

エンドロールに付くモモクロの楽曲も何か妙にマッチしてアゲアゲ
(予告編に付いてた時は何かようなかった。使い方なんだろうなあ)。

これはおっきなお金をかけて作られた、とってもどうでもいい話であって、
こういうどうでもいい話は好き。



【銭】
トーホーシネマズの会員曜日割引で1300円。

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2013年03月26日

『みなさん、さようなら』を角川シネマ新宿2で観て、セガールが好きな人にも是非、観てもらいたいふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★多くは語らん。語らん事が優しさだ。この映画が多くの目に触れてほしい。基本ネタバレで書くが、観る機会があるならすぐ映画館に走って、観終わってから読んでほしい】

宣材を見てコメディーかと思った。
そういう側面もある。
物語はうねる。
大きな転回点が2箇所、用意されている。
そこで映画の見え方が変わる。
そういう見え方が変わる映画にはなかなか出会う事が出来ない。
だから、強く勧める。

機会があったら是非、見てください。

観れば何故タイトルの中に「セガール」を持ってきたか、分かる人には分かる。
別にそれが分からんでも何の問題もない。セガール基本的に関係ないから。


濱田岳:20年間を演じる。
 ちゃんと演じて子供から大人になってるから凄い。
 弱いけど芯は強い。
 色々な物に期せずして裏切られながら彼は自分を裏切らない(裏切れない)。
 その自分に対する強さが試される時、映画を観てて久々にドキドキした。
 映画を観てて久々に主人公の為に祈った。
倉科カナ:可愛いよ。腹立たしいくらい可愛いよ。
波瑠:いやらしい事したいよ。腹立たしいくらいいやらしい事したいよ。
大塚寧々:上品だなあ。大塚寧々がお母さんだったら自慢だよなあ。
ベンガル:いつものベンガルさん、それでOK全く問題なし。

マリアのエピソードはドラマの転換点。
現実においては転換点のないドラマもままあるだろう。
だから、こういう脇腹を抉られて嘔吐を誘うようなエピソードでさえ、見返すと天の優しさが隠されて見える。そういう優しさを人は信じて生きていきたいのだ。だから、神様は繁盛する。この映画を観終わって、団地で同窓会を開いてくれる同級生に、倉科カナに、波瑠に、大塚寧々に、ベンガルに、それぞれ神を見る。そして、名前は明かさないあいつに悪魔を見る。圧倒的に神様の方が多いことが救いだ。団地を舞台にしたこの映画で団地から神様は減っていくのかもしれない。だが、減った神様が世界で善行を広めてる。そんな風にも考えたい。


【銭】
角川シネマ水曜割引で1000円。

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みなさん、さようなら@ぴあ映画生活
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