山下智久

2014年10月17日

『近キョリ恋愛』をトーホーシネマズ日本橋4で観てクール木さんがキャラとして出来上がりきってない気がするふじき★★

五つ星評価で【★★クール木さん側の恋愛に落ちる理由が不明瞭・・・野性か?】  

俳優としての山Pが好きではないので、小松菜奈の「クール木さん」を楽しみに見に行った。ダメだった。

脚本上、山Pが小松菜奈に惹かれる理由は、実は山P側のファザコンと連動している事が暗喩されているが、小松菜奈が山Pに惹かれていく理由は実は謎である。恋に奥手というより、対人折衝能力に難あるヒロインが学力増強を褒賞として相手に好意を持つのなら、相手は教頭でも校長でもよい。対人折衝能力を補う相手として山Pが選ばれているという理屈に持っていきたいのだろうが、彼女側の「彼は私の事をこんなに分かってくれている」というリアクションが薄いので、いきなり熱病のように山Pを好きになった、ならんでいれるか、だって山Pなんだぜ、みたいにどうも見えてしまう。野性的よのう。

彼女が自分の意志のもとに動く一個人としてよりも、常に王子様に守られていたいお姫様である事を重視して行動するのも、対人折衝力の低い彼女を見ていると、大人ではなく子供の選択に見えてしまう。何か、クール木さんが魅力的に見えないのだ。

販促用のマンガ見てみる限り、クール木さんは外面に饒舌ではないが、そんなに対人折衝力が低いタイプではない。マンガのクール木さんには外面と同様の内面描写が加わるので実に饒舌で、マンガと映画のキャラは別人と言っていいだろう。その饒舌さを封印した映画クール木さんは、そこを封印してまで、対人折衝能力を低くした理由を明かさない。普通、考えたら何かしらエポック・メイキングな出来事があると推察されるが、そうではなく、何となくそうなってしまった。そうとしか解釈できないように映画は作られている。そら、つまらんなあ。

って事で山Pは及第点。山Pが惚れる対象のクール木さんには問題があるが、山Pサイドから見たら惚れる理由があるから問題なしだろう。

クール木さんの小松菜奈は思い切ったキャラクター改変を加えようとした脚本の不手際の為、魅力の乏しい役を割り振られて損してると思う。

水川あさみはもう、大人側なんだな。嫌な大人の役をさらっと好演。

山本美月が、とても薄い役。

新井浩史が久々に屑じゃない普通の役だったのが、この映画一番の衝撃かもしれない。しかし、長髪の無造作ヘアは少女マンガだからなのか。というより、少女マンガのキャラを新井浩史が演じているというのが何気に面白いなあ。美形とは思わなかったけど、オシャレな感じの新井浩史って今までなかったから新鮮。

多分、デジタル撮影、デジタル映写とかの掛け合わせだからなのか、
ともかくあっちこっちにデジタルモアレが発生して、
スクリーンがでっかいパソコン・モニターみたいだった。
フィルム撮影・映写は点での撮影だけど、
デジタルは線の強弱による撮影だから、テレビと同じく微細柄とかに弱い。
フィルムで撮らん映さんのは構わんが、
それならそういうテクニカルな欠点は意識して排除すべき。


【銭】
トーホーシネマズのフリーパス使用7本目。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
近キョリ恋愛@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
近キョリ恋愛@映画好きパパの鑑賞日記


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