大杉漣

2016年04月03日

『仮面ライダー1号』を109シネマズ木場4で観て、取り組み方違うやろふじき★★

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▲イナゴって焼いたり燻したりして食べられないのか?
 (写真とコメントは関係ありません)

五つ星評価で【★★藤岡弘、が重厚な演技をすればするほどゴースト勢のオチャラケ演技が浮く】
仮面ライダー1号を取り上げる事も、藤岡弘、を主役に迎える事も大いに結構。
ファンは仮面ライダーの原点回帰を夢見る。いや、残念な原点回帰ごっこだった。
中央にどっしりと藤岡弘、が鎮座してれば大概どうにかなると思ったのだが。
どちらがバーターなのかは分からないが、
藤岡ライダーの孤独や自己抑制とゴースト勢の軽さ自由奔放が互いを否定している。

仮面ライダー1号や藤岡弘、に対するリスペクトが全くないとは言わないが、
興行リスクに対する安全策の為に相容れない組み合わせのバーターを
許している事が作品の力を削いでしまっている。

藤岡弘、の演技やアクションは実に正調。
これに騒がしいゴースト勢が絡む。
のは、しょうがないにしても全体辻褄が合わせきってないアラが目立つ。
以下、アラを列挙。

・ゴーストと姉ちゃんが難なく学校に潜入できるテクニックが分からない。
・立花藤兵衛の孫(だよね、年齢的に)が、藤岡弘、を
 「たけし」と呼び捨てにして如何にも恋愛関係チックなのが不快。
 そういう関係は藤岡弘、の外見が若く見えるにしても不自然だ。
 目上の物なのだから「本郷さん」でいいだろ。
・改造人間を普通の医者に見せてはいかん。
 しかも「身体がボロボロです」とか診断されてはいかん。
 バイオロイドじゃないんだから(俺の知る限りバイオロイドじゃない筈です)。
・ショッカーの幹部怪人は最近いつもお馴染みさんが出てるようだが、
 アトラクション用の人たちなのだろうか?
・旧ショッカーとノバショッカーの内紛その物は構造として面白いのだが、
 ノバショッカーの行いたい到達点や作戦行動が見えない。
 やってる事は科学技術力をベースにした脅しなので、
 ドロンボー一味の金儲けエピソードと大して変わらない。ちっちゃいな。
・ショッカーは世界的な犯罪結社の筈なのに、規模感をちゃんと出さないので
 下請け企業が二つの零細企業に分裂したようにしか見えない。
 ショッカーが戦闘員をデモンストレーション的な意味合いで使っているなら、
 ノバショッカーはそれを逆用して、スナイパーを使うなどの
 極めて地味かつ効率的な手段で処分して逆に見せしめにするべきだろう。
・地獄大使の眠っている理由、覚醒した理由等一切不明。
・ノバショッカーが旧ショッカーから奪おうとした、
 立花藤兵衛の孫が持つ「不思議な力」が、
 単体兵器として強いだけの力にしか見えない。
 武力で地球征服をする必要のないノバショッカーには全くもって不要な力だ。
 仮にその「不思議な力」が武力の発露のみでなく、
 経済世界をも揺るがすような「カリスマ力」を持つのだとしても、
 それが映画内で表現されない事には説得力を持たない。

うわ、いっぱい出た。逆にいい点。

・藤岡弘、が実にちゃんとしてる。
・経済で世界を制覇するというノバショッカーのコンセプトの面白さ。
 コンセプトをしっかり表現できずに腐らせてしまったのは実に勿体ない。
・怪人に変身せずとも間が持つ長澤奈央のアクション。
・ノバショッカー戦闘員の戦闘服デザイン。
・地獄大使のトリのセリフは流石大杉漣。

こんなかな。
過去の遺産を食い物にする時は、
せめてその遺産を好きな人がいて
冒涜されれば怒るんだよ、
程度の事は想像して作品を作ってほしい。
(いつもの事とは言え)


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
仮面ライダー1号@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
仮面ライダー1号@流浪の狂人ブログ
仮面ライダー1号@徒然なるままに

PS ネタ
 「いいか、よく覚えておけ」
 「はい」
 「新しいショッカーはな」
 「はい」
 「駅前にあるんだよ」
 「それは英会話の……」
 「それは言っちゃいかん」

fjk78dead at 22:36|個別記事コメ(2)トラバ(8)

2014年03月16日

新橋ロマンで渡辺護追悼特集で全作品グーグーふじき20140314-20140320

寝た。寝た。寝不足ちょっと取り戻した。映画の神様、ごめんなさい。


◆『変態(秘)産婦人科』

五つ星評価で【★★大杉 漣初主演作品……って一般映画であったよな。きっと、この主演映画は黒歴史扱いなんだろうなあ】

大杉 漣主演、高原リカ(看護婦) 日野繭子(学生) 港まゆみ(妻)出演。
渡辺 護監督、1980年のピンク映画。

産婦人科医の大杉漣があっちこっちでやりたい放題みたいな映画。
大杉漣の演技の不変さに驚く。そんな器用な役者じゃないんだな。
そう言えば、大杉漣とは思えないような演技って
『変態家族 兄貴の嫁さん』の笠智衆もどきくらいしか見た覚えがない。

往診にジープで出かける産婦人科医はちょっとイカスな。



◆『痴漢は最高!』

五つ星評価で【★★きいたような話だ】

下元史朗主演、香川留美 秋山珠美出演。
渡辺 護監督、1983年のピンク映画。

夫婦交換もの。
今日見たというのにもうそれしか覚えてない。
一しきり夫婦交換のエピソードが終わって、
二組の夫が出勤するところで、さあこれから痴漢か、
と思ったら終わってしまった。
この時代の「痴漢」は電車内の非常識行為ではなく、
現在の「変態」に近い意味合いなのだろう。



◆『ニッポンの猥褻 好色一代記』

五つ星評価で【★★ニッポンの猥雑…日本最古のSEXはいいかもしれない】

久保新二主演、橋本杏子 石川恵美 林由美香出演。
深町 章監督、1993年のピンク映画。
新東宝30周年記念作品

主人公の生い立ちから老境までを、大震災、226、安倍貞事件、太平洋戦争なんかの歴史を巡りながら語る。
226と安倍貞事件は同じ頃なのね。
この始まりから終わりまでが『ごちそうさん』と大体一致する。
226は書いてもよさそうなもんだけど、『ごちそうさん』で阿部貞は書けんよなあ。
書けば面白いのに。

冒頭、すぐ出てくるのが林由美香。
まだ、ピンクに出て間もない頃か、ぷっくらしてて可愛い。
こんな辺りの林由美香を見る事は今となっては、あんまりない気がする。



【銭】
新橋ロマン、ネット割引で100円引いて1200円。


fjk78dead at 01:31|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2014年01月05日

『赤々煉恋』を角川シネマ新宿2で観て、絶妙に掛け違えてる気がするふじき★★

五つ星評価で【★★ちょっとずつダメが重なってる】

原作小説未読。

小中和哉が監督をしているのなら、
青春ファンタジー映画になるのだろうと思っていたので、

申し訳ないけど、主演の土屋太鳳の重さがきつい。
別に軽くて頭ラリパッパでパンツくらい見せろって訳じゃないけど(いや見せろ)、彼女に弾みがないから青春映画にはならないのだ。
彼女自身が間違えた演技メソッドとかを展開してる訳ではないのだけど、これはプロデュースの時に組み合わせを間違えたとしか言えない。
「自殺」に対する啓蒙映画として作ってるキライもあるが、それなら虫男は不要であるか、虫男その物の正体を明確にしないと「自殺」その物の存在規定が曖昧になってしまう。

青春映画として撮るなら、いつもフラフラして若さを隠せないタイプの清水富美加の方がこの映画の主役には似つかわしい。清水富美加が主役で商品として映画を背負えるかどうかはとりあえず考えないとするならば、だが。

そして虫男。
最終的にそれが何者であるかの説明がないのは構わない。
でも、主役の土屋太鳳と渡り合う時に、触れあえる、追い払える、等の属性が明確になってないのは問題だろう。
アニメートをいわゆる板野サーカスの板野一郎が付けている事を売りにしているが、何だかとっても普通の動きだったと思う。別に違和感のない動きだからそれでいいんだけど。
声の大杉漣はいいんじゃないの。そのまま大杉蓮だけど。



【銭】
チケット屋で1300円の前売券を1200円でGET。あ、水曜に行けば1000円で観れたんやん。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
赤々煉恋@ぴあ映画生活


fjk78dead at 16:25|個別記事コメ(2)トラバ(1)