上白石萌音

2016年12月06日

『溺れるナイフ』をトーホーシネマズ新宿5で観て、そらあからさまやないふじき★★

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▲オスとメスの二人

五つ星評価で【★★この映画の中の恋の生々しさ】
原作未読。
この映画の中で小松菜奈は菅田将暉と初対面で意識しあう仲になる。
その時点では、これがまだ「恋」とも「愛」とも定義されない。
そして、もう三日と絶たないうちに二人はお互いを運命の相手と見極めてしまう。
少なくとも映画はそういう空気で作られている。
何で、どこが、どう「運命の相手」なのかはよく分からない。説明されない。
「ビビビ」なのかもしれない。
ある事件がきっかけで壊れる二人の恋。
疎遠になった二人、生活が壊れる小松菜奈をクラスメートの重岡大毅が励ます。
この重岡大毅がこういうヤングのラブ映画の二番手に出てくる
とてつもなく良い奴の典型で、観客はみんなこいつを好きになる。愛犬みたいな奴だ。
そして二人は徐々に親密になっていく。いいぞいいぞ。
だが、小松菜奈から菅田将暉の影を消す事は出来ない。何だよ、呪いかよ。
二番手のとてつもなく優しい男を振って、
一番手の菅田将暉との関係も発展的に清算して、彼女は新しい世界へ飛び立つ。

物語のエンディングは「らぶらぶ💛」ではないのだが、
二人がお互いの為にそれぞれ最良の決断をした上での別れだ。

私が引っかかるのは、
いい奴が身を粉にしても得られない「愛」を「運命の相手」だから簡単にGETできてしまうという、まるで呪いの如く作用する「運命の相手」の不合理さだ。私には映画を見てて、小松菜奈が何故、菅田将暉を「運命の相手」として選ぶのかがよく分からなかった。映画が私を納得させてくれなかった。

さて、映画内でもう一人、大変、気持ちの悪い男が出てくる。
小松菜奈のストーカーで「結ばれる運命」と思い込んでいる奴である。
「運命の相手」の一方通行。
だがしかし、相手に対して強い執着を持っているのはこの男が一番だ。
この男は小松菜奈に強烈に恋しているのである。
では、小松菜奈の彼氏は菅田将暉ではなく、この男ではいけないのか?
いけないだろう。だってキモイのだもの。
だがしかし、小松菜奈の菅田将暉に対する思いだってふわふわで不安定だ。
何故、好きなのかが外面から見てるとよく分からない。
それなら、「後から好きになればいい」というストーカーと結ばれるのはダメなのか?
やはりダメなのだろう。それは先に言った通りキモイから。
菅田将暉を好くのはきっとかっけーから。ここは言葉では説明されない。
言葉で説明しないという事は「子宮がきゅーん」となって「ビビビ」という事だろう。
何となくおそらくそうだろうと思うのは、小松菜奈が菅田将暉に
肉体で、子宮で、遺伝子レベルで引かれていて、
それこそが「運命の相手」なのではないか。
女の子小松菜奈は相思相愛の相手かつ彼女が許容しうる遺伝子を好く。
これは甚だ不愉快な結論だ。
地球上で一番形のいいチンチンと形のいいオメコが惚れ合わざるを得ないという結論。
それはとても「運命」なのだが、「運命」以外の人としての資質を全て否定してしまう。
だから、この二人の物語は何だか居心地が悪く思えてならなかった。

ここんとこ「お気に」の上白石萌音ちゃんはとろける表情で随所随所可愛いのだけど、映画全体で前半と後半の対応の差が突飛に見える。原作の長い物語から抜いてきただろう彼女の時間が映画内では飛び飛びでしか描写されないので今一つ感情の続き具合が見えづらいのだと思う。その辺は残念だ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・7本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
溺れるナイフ@ぴあ映画生活

PS ツイッターでタイトルを『溺れる魚』と間違えた。

fjk78dead at 01:59|個別記事コメ(0)トラバ(3)

2014年09月18日

『舞妓はレディ』をトーホーシネマズ渋谷6で観て、あの歌は何なのかふじき★★★

五つ星評価で【★★★上白石萌音ちゃんは可愛いと思う】  

違和感を感じてしまったのは、
劇中で歌われる歌をあまり好きになれなかったからだろう。
多分、それは呼吸を意識してしまったから。

上白石萌音ちゃんのアップ、1拍、歌い出し。
みたいに最初の歌は始まるのだが、
この「1拍」がドラマ部分と歌を分けてしまっている。
ドラマのキャラクター達の感情が高まって歌いだすのではなく、
歌のシーンが来たから歌い出したみたいに見えてしまう。
要所要所に入る明朗快活な歌は、取り立てて必然性があって挿入されてる訳ではない。
あえて必然性を語るなら、明朗快活な空気感を醸し出すためであろう。
それだったら、歌を削って、もっと舞妓あるあるの小ネタを挟んでほしかった。

だって、映画の中では「舞妓」と「芸子」が、それぞれ何であるかも語っていないし、「舞妓遊び」に何故はまるのか、その愉しみとは何かが明確に絵解きされていない。遊びの基本が分かってないのに、シャチホコとか見せられても、うーん。いや、大人なんだから知っておけよとか、勉強しとけよってんなら、この映画自体いらない。見た事のない世界を面白おかしく語ってくれるのが、今までの周防作品だったからだ。

って事で、映画全体としては、色々くすぐりが多い所もあって、そこそこに見れると思うのだけど、並の映画という感じ。

部分の評価。
・上白石萌音ちゃん、かーいなー。
 でも、おしろい塗らん方が断然可愛い。
 おしろい塗った後のうなじに天然の後れ毛を発生して、
 その濃くなくちぢれてる素振りがちょっとあそこの毛っぽい佇まいでドキマギきた。
・田畑智子ちゃんもかーいーんやけどねズラとおしろいが似合ってない。
・草刈民代の伸びた背筋が気持ちいい。


【銭】
毎月14日トーホーシネマズデーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
舞妓はレディ@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
舞妓はレディ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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二回目@死屍累々映画日記

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