ライアン・ゴズリング

2017年03月18日

『ナイスガイズ!』をHTC渋谷3で観て、あんな娘欲しいわふじき★★★★

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▲アンガーリーちゃん(右)

五つ星評価で【★★★★ナイスガイズがナイス外じゃないっす】

米粒みたいな顔型にヒゲと眠そうな目の付いたライアン・ゴズリング、
いい奴で、そこそこ仕事もこなすけど、超できる感からはほど遠い。
その欠落したピースを埋めるのが娘のアンガーリー・ライス、
赤ちゃんすっ飛ばしてこうゆう娘が欲しいよなってボンクラ垂涎の娘。
機転が利くし、ひたむきだし、何よりあのダメな父ちゃんへの信頼感がたまらん。
欠落したピースではないが、そこはかとなく上手く嵌る
ビア樽みたいに丸くなったラッセル・クロウ。

この三人が図らずながらも巨悪に挑む羽目になる探偵映画なのだけど、
それぞれの得意分野と不得意分野の組み合わせで
ユニークなチームが出来上がっているのが面白い。

正義感は強いが実行力を持たないアンガーリー・ライス。
世渡りは上手いが正義感は薄いライアン・ゴズリング。
ちょっとゆるげだけど暴力担当ラッセル・クロウ。うん、いい組み合わせ。

ああ、でも、しかし、良いアクション映画は何も残らない。
いつも通りなそんな一本だなあ。


【銭】
テアトル会員割引+曜日割引で1000円。
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2016年04月08日

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を109シネマズ木場5で観て、不愉快だけど愉快ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★全くもってひどい話であるのにフットワーク軽快】
全米のみならず世界の経済恐慌を巻き起こしたリーマンショックの際に、
巨大資本を相手に勝ち残った奴らがいる。そいつらを描く。

とは言うものの、彼等は正義の味方でも何でもない
(スティーブ・ガレルは正義寄り)。
彼等は金融大恐慌という大波に飲み込まれずに波の上に乗った者であり、
波その物を無効化できるような力を持っていたりはしなかった。
彼等のせいで彼等以外の誰かが助かった訳ではない。

娯楽映画としては勧善懲悪の方が受け入れられやすいので痛し痒しだが、
映画はそんな常識をふっ飛ばして面白い。

魅力的な登場人物を配置し、
残して分かりやすく説明する知識と省略しても差し支えない知識とを取捨選択し、
それぞれの人物に試練を与え、それを回収する。
この映画のための事前勉強とか必要なしに
けっこう難しい内容を迷う事なく見れるのはちょっと凄い。

チーム分けは三つ。
(1) クリスチャン・ベールの発起人
(2) ライアン・ゴズリング+スティーブ・ガレルの後追いグループ
(3) ブラッド・ピットと若者の別・後追いグループ

(3)のブラッド・ピットが一番爺さんとして扱われているので泰然自若、
目の前で起こっている不正にも経験の上から理解がある。
仮にこの件で失敗してもオブザーバー位置の彼は生活を失わないだろうし、
若者はその若さを糧に再チャレンジすればいい。
だから、ここのパートは若者二人が破綻した会社に潜り込むなどの
「いい絵」を持ちながらあまり、ひりつかない。

(1)と(2)に関しては基本、同パターンだ。
(1)は理論を見つけた安樂椅子探偵、(2)は実証検分を元に推理する特捜警察
という描き方の違いがあるだけで、当然、起こらなければおかしい破綻が
歪みで起こらない事により追い詰められる焦燥感と、それを乗り切った勝利、
これは同一パターンなので同じように描かれる。
どちらも自分の信念を通す男の魅力がぷんぷんだ。
良心的なのは、どちらも得た物を「苦い勝利」としている事だ。
「自分だけは破綻しなかった。イェーイ」とも描けたがそうはしなかった。
勝ちたくない側面もあるが、勝たない訳にはいかない、と描写した。
これで、とても複雑な味わいのある終わり方になった。

役者としてお得なのは(1)の天才、クリスチャン・ベールの天才兼変人っぷりと、
(2)のいつも怒ってるスティーブ・ガレルの庶民に即した社会正義への憂愁だ。

正しい事が正しく起こらない怖さと、
そのために危険度が急カーブで上がっていく事態がよく分かる。
しかもラストで、これらの事態の諸悪の根源が淘汰されていない事が告げられる。

ブラックすな。
『華麗なる大逆転』という副題が、すったもんだの挙句
システムは何も変わりませんでした、って意味だったりして。
それだったら本当ブラックだなあ。


【銭】
新聞屋系の無料鑑賞券を貰ってそれで見に行ったづら。

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PS セレーナ・ゴメスを使った説明が良かった。あれは分かりやすい。
PS2 原題に近い『マネー・ショート』はまだいいとして
 (『債権戦争』みたいな邦題ではお客が如何にも来なそうだから)、
 副題の『華麗なる大逆転』は明らかに気持ち悪いくらい違う。
 『カレー食う大逆転』でも違うけど、『加齢しそうな大学生』
 だったらギリ近いかもしれない。まあ、なんだ、副題いらないよ。

fjk78dead at 10:58|個別記事コメ(10)トラバ(18)

2013年07月15日

『ジャンゴ 繋がれざる者』『スーパー・チューズデー 正義を売った日』をギンレイホールで観て、タラちゃんったらあゴズリングうるうる★★★,★★★

『ジャンゴ 繋がれざる者』

五つ星評価で【★★★長えよタラちゃん、三池に追いつかれるねんで】

最初「 ♪ ジャンゴ」と掛かった途端、
あ、これは北島三郎が歌った「ジャンゴ」の方が音はかっけーなと思った。

そして尺が長い。

この尺の長さはセリフ・活劇パートとは別に
音楽・情景パートが付加されてるからだろう。
えーと、何だよ。三池の『愛と誠』かよ。
なげーよ、タラちゃん。
この話は90分で観てえ話だよ。
そりゃあ、すげえ名画カットにご機嫌な音楽かぶせりゃカッコイイに決まってる。
でも、それは豪華だけど無駄な部分じゃん。
カラオケの間奏部分がひたすら長いようなもんだ。

という訳で、コアな演出や役者の演技は面白いけど、
全体的な編集は上手いんだけど気に食わない。
そりゃあ切るべきであろう部分を「味」と称して切れないだけに過ぎないだろう。

ジェイミー・フォックス:タイトルロールのジャンゴを手堅く演じる。
 情が熱く見えない冷たい顔が今回の役に似合ってる。
クリストフ・ヴァルツ:お得な役。
 何でこう、めんどくさい役をやらせると、この人は光り輝くんだろう。
 ミスターもったいぶった演技ガイ。
 この人のイカレタ演技がイカレタ話の根底を肯定する。
レオナルド・デカプリオ:けっこうちゃんとやな奴に仕上がってる。
 でもニガー爺に盛大に食われてる。
 たまらんよな、あんな好き勝手な演技、横でされちゃ。
 義務は果たしたがプラスとまでは行かんかったみたいな評価かな。
ケリー・ワシントン:ニガー姉ちゃん。
 この姉ちゃんを助けるに値する宝石のように描かれんといかんのだけど、
 そんなグっとは来なかったな。
 この姉ちゃん身体の線が強すぎて、どうも野郎っぽいのだ。
 女としての華やかさ儚さに欠ける
 (お伽話だからこの映画では自立している女である必要は全くない)。
サミュエル・L・ジャクソン:糞ニガーようやった。

水がいっぱい詰まった革袋が壊れるようなビジュアルでの人体破壊が極限にカッケー。

PS 長いと言いながら、
 『アンダーファイヤー』のメインテーマがかかると気分ノリノリ。



◆『スーパー・チューズデー 正義を売った日』

五つ星評価で【★★★ゴズリング、ホフマン、クルーニー】

「火曜日にはスーパーで正義が特売なのよね」
いやいやいやいや、大統領選挙(予備選)に絡む政治スキャンダル物です。

そして、ライアン・ゴズリングが目をうるうるさせさえすれば
映画として成立する事を的確に証明した一本。
ゴズリング毛布で指をしゃぶるライナスやっても似合うと思うな。

ホフマンの負けた途端にニートっぽくなる分かりやすい堕ちっぷりも素敵。

そして監督自身クルーニーの皺深い悪相。
「ほっほっほ、越後屋おぬしも悪よのう」とか言い出しそうだ。
クルーニー津川雅彦に似てきた。

人類を滅ぼせる生殺与奪権を握るような要職に付こうとも部下の職員をファックしてはいけない。正論なんだけど、地球上の全ての猿に君臨するボス猿になったのに見返りがなくって哀れなようでもある。

ゴズリング、ホフマン、クルーニーで
『サボテン・ブラザーズ』をリメイクしたら面白いかもとか唐突に思った。



【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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2012年05月13日

『ドライヴ』をHTC渋谷2で観て、骨太任侠映画だなふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★昔気質だ】

実に高倉健チック。
余計な事は言わない。
自分が信じた正義の為に行動をする。
情を信じるし、情を遂行するが、情に溺れない。

かっくいい。

冒頭、ライアン・ゴズリングの手腕を見せるシーンも実にプロを見せて上手い。

キャリー・マリガンの綺麗すぎない容貌も抜群にいい。
「隣のお姉さん」だな(いや、女の子に対するそういうコピーが昔、あったのよ)。

余計な物が入っていないので、とっても原型な感じの映画だった。
なので、ひたれるけどビックリするような驚きはなかった。


ライアン・ゴズリングという、とても人なつこい顔の役者が演じているので賛同は得られないかもしれないが、あのエレベーターのシーンで、自分が好かれる事を一切捨ててでも、他者の幸せに殉する姿勢に、吉田恵輔監督の『なま夏』のキモオタの彼を強烈に二重視した。全く関係ないし、全然傾向が違う映画だけど、出来ればこれも見てほしい。オススメです。


【銭】
テアトル会員割引で1300円。

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PS ライアン・ゴズリングって、モンティ・パイソンの誰かに似てる気がする。
 シリー・ウォークとか果てしなく似合いそうだ。
PS2 キャリー・マリガンって、田畑智子に似てない?
 それだったら、好きな訳だよなあ。
PS3 流石、ライアン、伊達にダッチワイフと仲良くしてた訳じゃないぜ
 (と書いたけど、何を書きたかったのかが自分でも今一よく分からないでいる)
PS4 助手席にビアンカを乗せていてほしかったかも
 (ビアンカは『ラースとその彼女』の彼女)。

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