モンキー・ビジネス

2016年12月22日

『紳士は金髪がお好き』『モンキー・ビジネス』をシネマヴェーラ渋谷で観て、二本ともゲラゲラ笑いながら怖いよふじき★★★★,★★★

特集上映「ハワード・ホークス監督特集」の1プログラム。モンロー二本立て💛

◆『紳士は金髪がお好き』
五つ星評価で【★★★★モンローが可愛いのに怖い】
ナイトクラブの歌姫マリリン・モンローとジェーン・ラッセル。
モンローがひたすら玉の輿を狙う堅実派で、ラッセルがちょっと擦れた夢見女子。
もう当然の如くラッセルの方がマトモな神経ではいい女の筈なのに、
鬼神の如く金を追い求めるモンローの可愛さが競り勝つ部分が山のようにあるのが、
とてつもなく背筋を凍らせる。
これを見ると「人間は中身です」が何の信頼もない言葉だと分かる。
モンロー(ノーマ・ジーン)自身はこういう映画に出るのが吐くように嫌だったと思うのだけど、まあ、この頭の悪さというか、何も頭に入っていないロボットのような惚れ機械的なモンローが絶妙に可愛いのである。それが怖い。この映画のモンローは犬や猫ではない、爬虫類や鳥類のような直線志向なのである。情にほだされない、エサがある所にのみ出向く。でも、見れば見るほど可愛いのである。
こういうオバケと組まされるジェーン・ラッセルもお気の毒としか言いようがない。一応、映画内の格付けとしては同等の扱いだとは思うのだけど、目が行くのは猛獣モンローで、猛獣使いのジェーン・ラッセルは彼女がいないと成立しないのに映画内ではやっぱ二番手にしか見えない。
それにしても衣装があでやかで綺麗だ。
これでもかと胸を強調したドレスもステキだ。


◆『モンキー・ビジネス』
五つ星評価で【★★★若返りとはいったい何なのか】
併映の『紳士は金髪がお好き』の前年に作られたのにあっちは色彩目くるめくカラー、こっちはモノクロで、モンローは刺身のつまみたいなセクハラ女の子要員。チョコチョコ出てきてはおいしいとこを浚う。
猿が偶然、作りだしてしまった「若返り薬」を巡る喧々諤々のコメディー。
ここでの若返りが肉体的な物ではなく、動作や行動を対象とするらしい。
小学生のようになってしまう博士とその妻。
まあ、確かに枯れた老人が子供のように活発になれば若返ったと言えるかもしれない。
だけど、これって老人が近近の事を忘れ、子供時代の記憶に生きるようになる
一般的な「ボケ老人」とさほど変わらないのではないだろうか。
その辺は置いといて、大人なのに本気でインディアンごっことかするのは見ていて思った以上に愉快である。ありえないバカげた行動を徹底的にやるのはとても良い事だ。


【銭】
シネマヴェーラの会員ポイント9ポイント貯まって無料鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
紳士は金髪〈ブロンド〉がお好き@ぴあ映画生活
モンキー・ビジネス@ぴあ映画生活

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