メテオ
2016年09月06日
『ポセイドン・アドベンチャー』をトーホーシネマズ新宿1で観て、『メテオ』をシネマカリテ1で観て、すげーとちょいしょぼふじき★★★★★,★★★
▲チラシ。
五つ星評価で【★★★★★何つーか最高に面白い】
名画座で観た事があって、今回は二回目。
船内を逃げ回るチーム組み合わせが最高。
神の助けよりも自分達が行動する事が大事と信じて疑わない異端の神父。
刑事と元娼婦の中年夫婦。
孫に会いに旅をしてる初老の夫婦。
子供だけで旅をしている姉弟。
兄を亡くしたばかりのパニック症の女性歌手。
変人の独身男。
船内構造に詳しいフロアマン。
混同しようもなくキャラがユニーク。
神父のジーン・ハックマンはこの後、役者としてどんどん胡散臭さを増していく人だが、
主役にして本当に正しいのか分からない人選は見事。
彼が主役として成り立つのはおそらく刑事アーネスト・ボーグナインが
益体もない無駄口を叩いて、反面教師として彼を引き立てるからに過ぎない。
変人の独身男が有事に際して超人になったりはしないが、
ちゃんと人の話を聞ける調停者として役に立つのもよく出来ている。
そのままでは階段代わりを登れない。ドレスのスカートを脱ぎなさい、
と言われてスカートを脱いでショートパンツ1枚になる女子。
おいおいおいおい!(怒)そうじゃないだろ。
デブおばさんはどうでもいいが、
バリバリにパンツ見せるのは元娼婦だけなのはどうなの?
もう本当女性だけ重点的に助けてバンバン、パンツを見せる
『ポセイドン・アドベンチャー』が見たい。
この後に作られる『タワーリング・インフェルノ』が
火事の中の洪水を描いていたので、今作はもうちょっと船の中の火事に焦点が
行くのかと思い込んでいたが、そうでもなかった。
何にしてもムチャクチャ面白い。それが大事だ
PS 『ハゼドン・アドベンチャー』
PS2 アーネスト・ボーグナイン、大葉健二に似てる。
いや、セサミストリートのマペットにあの顔、いた気がする。
『メテオ』
▲チラシ。
初見。『ポセイドン・アドベンチャー』と監督が一緒。
五つ星評価で【★★★スペクタクル映画の筈だけど、そこは軽め】
ショーン・コネリーが急遽、呼び出されて、
メテオ破壊計画の中間管理職みたいな位置に据えられるけど、
あまりこの人が何かやっているという印象はない。ロシア側と意識合わせしたくらいで、
ギリギリいなくても困らない役職な気がする。
遊星メテオを破壊するためには冷戦状態の米ソどちらか一方の核だけでは足りず、
手を携えて人類の危機に立ち向かわなくてはならない。
とはいうものの、今までの冷戦経緯から中々ねえ〜という映画。
『博士の異常な愛情』の秘密施設内を隠しカメラで撮影するロシア大使くらいの方が
リアルだと思うが、この映画の中では一部タカ派のアメリカ人を除けば、
みんなそれなりに良心的な人たちだった。
盛り上がらないのはその辺と、遊星のビジュアルがつまらんからかな。
とてつもなくひどい事が起こる感が映画から感じづらいのが敗因
【銭】
ポセイドン・アドベンチャー:朝10時の映画祭企画料金1100円。
メテオ:カリコレ旧作鑑賞料金1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・ポセイドン・アドベンチャー〈1972年〉@ぴあ映画生活
・メテオ@ぴあ映画生活