マダム・イン・ニューヨーク

2014年12月29日

『マダム・イン・ニューヨーク』『めぐり逢わせのお弁当』をギンレイホールで観て、ラジニカモーンふじき★★★,★★★

いきなり歌いださないインド映画二本立て。

◆『マダム・イン・ニューヨーク』
五つ星評価で【★★★シャシかわいい】

主人公のマダム、シャシが可愛い。
外面も美人だか、家族が幸せになる努力を怠らないメンタリティーがいじらしい。
だが、家庭内でのヒエラルキーは低い。
子供は母親が甘いのをいい事に軽んじているし、
夫は元々、主婦業や女性という性別を一段低い物と思っている。

そんな家庭の無理解の中、姪の結婚式のため、
家族の先鋒としてニューヨークで生活する中、
彼女の意識は徐々に変わっていく。

いやあ、主人公のシャシが極めて日本人が好きなテイスト満載なのですよ。
努力家で、自分より他人を優先する。辛い事は
呑み込む。
そして英語が苦手で、コンプレックスを持っている。
いや、これ、日本人が好きになるよう計算されてるとしか思えない。

歌と踊りは話の邪魔にならない程度に添えられている。


◆『めぐり逢わせのお弁当』
五つ星評価で【★★★倫理的にちょっと】

経緯もそれぞれの寂しさも、弁当箱に添えたメモが打ち消していく。
長尺なのに飽きたりもしなかったが、あのラストには疑問。
まず、今の婚姻関係の問題を解決してからでしょ。
いい事ばかり目を向けて、獣じゃないんだから。
人は嫌な事にも立ち向かわないといけない。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
マダム・イン・ニューヨーク@ぴあ映画生活
めぐり逢わせのお弁当@ぴあ映画生活

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