バーニング・オーシャン
2017年05月03日
『バーニング・オーシャン』をユナイテッドシネマ豊洲9で観て、ただただ圧倒されるふじき★★★★

▲これ、モノクロ写真にしたら、秦始皇帝陵の兵馬俑みたいだと思う。
五つ星評価で【★★★★バンボロは出ないぜ】
圧倒された。
理屈として何が起こってるのか全く分からないのにその場に叩きこまれて災害に立ちあわされてる状態が、ともかく圧倒された。ああ、こんな事故の現場に居合わせなくてよかった。逆に言えば、こんなんを疑似体験できるって凄いな。勿論、疑似体験が「擬似」すぎて死にそうになったりはしないのだけど、ランプの明滅がポケモンショック引き起こしそうになる程ひどく、精神的にはかなり追い込まれた。普通に通常上映で観たが、4DXとかマジで怖いかもしれない。
石油掘削施設の施設名を冠した原題『DEEPWATER HORIZON』が、日本語の英字題『バーニング・オーシャン』に変えられた訳だが、これは分かりやすくていい改題だと思う。これがもちっと一昔前の必ず日本語を使う邦題だったら『妬けつく大海洋』とかだろうか。もっと単純に『燃える油田基地』か。
マーク・ウォールバーグはいつも通り、素の人でいい。どこにでもいそうだけど、正しい自分のルールを曲げられない故に貧乏くじを引いてしまう人にこの人は似あっている。
カート・ラッセルは同時期公開の『ワイルドスピード アイスブレイク』と同じ人に見えないほど、肉体労働者その物である。役者ってすげえな。何となくロシア人っぽく見えるのは髪型と髭がスターリンと一緒だからだな。有史以前、もっともひどいシャワー・シーンは必見。災害に会う時、風呂とトイレは勘弁してほしい。
ジョン・マルコヴィッチがただのクソオヤジなのも役者として凄い。
チラシによると、ディープウォーター・ホライゾン、146人の居住施設があり、中にジムや映画館もあったらしい。まあ、確かにそれを映画内で取り扱う必要はないだろうけど、ジムでマッチョな状態(軽装)で事故に合うのもやだなあ。
4DX見て、油だらけの鳥とかぶつけられたらヤダな(そらイヤだろ)。4DXないようだ。

▲ほら、兵馬俑っぽい。
PS 世界最大級の人災。バーニング・プロが送り込んだ仕事不足のグラドルが
押してはいけないボタンを押してしまったとか。
PS 『ばーさんがおっちゃんに』という事案も思い付いたのだが、
映画に婆ーさんが出てないのであった。
【銭】
ユナイテッドシネマ金曜はメンバーズデーで1000円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
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