シング
2017年03月23日
『シング(吹替版)』を109シネマズ木場3で観て、なかなかええやんふじき★★★

▲象はソウルフルだ。
五つ星評価で【★★★おもしろいお】
予告から予想される物語のまんま。
物語の基本線はとても簡単で、
ドン底の人間がチャンスに前向きに挑んで成功する。
それを副々線で並列でやる。
出演者のそれぞれの問題や鬱屈が歌で昇華される構成は
『コーラスライン』の歌版と言っていいかもしれない。
あと、吹替版でラスト物語の中心になる歌は五曲中一曲を除き日本語で歌われ、日本語字幕も付くという構成なので、そこで英語だと響かなさげだよねと心配する人は(そういう情報が流れたので)取り越し苦労だよと言っておいてあげたい(私自身がそういう心配をしたから)。
豚の主婦の「本当の自分探し」、ハリネズミ女子の「恋と自分」、ゴリラ青年の「親からの自立」、象女子の「自分を変えたい」、コアラ支配人の「夢と仕事と自分」。より取り見取りで自分の気持ちに合うサブ・エピソードを選べる。
トリが象女子なのは、これが一番誰もが持っているベーシックな問題だからだろう。
子供も楽しめるし、大人も楽しめる。
あまり大袈裟に凄い事を高々と主張しないから、
感動したり、涙を流したりはしないけど、時間キッチリ楽しんで帰れる。
とてもよく出来てる娯楽映画だと思う。
まあ、これはその敷居の低さから、絶対に賞とか貰えない類の映画だ。
吹替えに芸能人を多用しているが、これは成功。
基本、歌が歌えるキャストを集めたという事かもしれないが、
トレンディエンジェルの斉藤さんも、ハリネズミの長澤まさみも、
コアラのうっちゃんも、ちゃんと的確に仕事をこなしている。
MISIAはMISIAならではで絶品で、変えようがない。
【銭】
109シネマズのポイント6ポイントを使って無料入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・SING/シング@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
・SING/シング@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
・SING/シング@だらだら無気力ブログ
PS 豚主婦だけ英語の歌を英語のまま歌うのは何故?
ちゃんとローカライズして日本語で歌えばいいのに。
豚主婦はスーパーのステップでいきなりダンス開眼してしまうのもよう分からん。
PS2 イライラを誘う山ちゃんネズミ、ラストあのカットなので、
エンドロールか何かに繋がると思ったのに繋がらなかったなあ。
PS3 カメレオンは研ナオコにあててほしかった。
PS4 でっかい人間がやってきて町を壊滅させる『SING疫の巨人』とか。
歌で立ち向かうんだ!って、それじゃマクロスだな。