イ・ジョンジェ

2016年02月02日

『ビッグマッチ』をHTC渋谷3で観て、すんげ面白いのにビックリするような小規模公開で勿体ないぞふじき★★★★

「未体験ゾーンの映画たち2016」から一本。

五つ星評価で【★★★★アクション映画としてはよくある話だけどアイデア満載】
いや、やっぱイ・ジョンジェの映画は見とかんと。
韓国映画が年に1本しか公開しないような時代からずっと主役を続けていたのは
イ・ジョンジェとアン・ソンギの二人だけだもの。
アン・ソンギは名作、イ・ジョンジェは娯楽映画のイメージが強い。
そのイ・ジョンジェが未だにこんなに
ゴリゴリ頭の悪い娯楽映画に出てくれるのだから嬉しくなってしまう。

兄貴を誘拐され、兄貴の命と引き換えに、ネットギャンブルの駒にされる格闘家。
ムチャクチャよくある話だよ。
チラシに上ってるコピーがひどい。
「走れ! 逃げろ!! 戦え!!!」
中学生が考えたようなコピーだ。
そして、上映期間が一週間。一日一回で夜の回が異常に少なくて、
普通の勤め人は見れるようなタイム・テーブルじゃないよ。

でも、面白い。
イ・ジョンジェは裏切らない。


イ・ジョンジェ、ボロボロで突っ走る。その悲しい事、可笑しい事、かっこいい事。
ヒロインはBoA。あれま、なかなかいいよ。
色気のない長澤まさみみたいだよ(元々ないという意見は一応却下する)。

悪役を演ずるシン・ハギョンは稲垣吾郎とベルク・カッツエを足したみたいだ。
いや、少年隊の東に老化ガス食らわしたような顔だ。

ラストで仕掛ける最後の賭けは中々いいアイデアだ。


【銭】
未体験ゾーンの映画たち2016作品の一本。基本1300円均一だが、前回の入場券を持って行くと割引で1100円になる。けれど映画ファン感謝デーに観たので1100円。

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ビッグマッチ@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2014年07月05日

『観相師』をシネマート六本木4(3F)で観て、ガンホのあたふたがアゲアゲふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★見事な脚本に唸るが残念なことにスカっとはしない】  
人相見が王朝の権力争いに巻き込まれて、やがて、自分や仲間を守るために積極的にその争いに関与していく様子を描く。後半のうねるような話の展開には息を呑まされる。

「人相見」だから、町中の辻占いみたいなあやふやな物の筈なのに、その技量を政治の中心で役人の登用人事に生かし次々と成功させて説得力を持たせるところが面白い。なるほど、科学的非科学的であるにかかわらず「人を見る」事が一番大事な役職は「人事部」の筈だ。

人相見役にソン・ガンホ。
技量のずば抜けた得体のしれない小人物というのはガンホにピッタリだ。
得体がしれないのに、直情的でも違和感がないのはガンホの得なところ。

虎の相のペク・ユンシク、狼の相のイ・ジョンジェも好対照でいいが、
聡明であるが運命には逆らえない若い少年王が良かった。
俺はホモじゃないけど良かった。
話がずっと朝廷内部だからか、映画内に女っ気は少ない。


【銭】
シネマート月曜メンズデーで1100円。

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観相師−かんそうし−@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(6)トラバ(3)

2014年02月28日

『新しき世界』を丸の内TOEI△粘僂董▲ぁΕ献腑鵐献Г某譴Δ佞犬★★★★

五つ星評価で【★★★★イ・ジョンジェ萌え】
  
映画を作る、見るだけの間柄だが、イ・ジョンジェとは付き合いが長い。
アン・ソンギ同様、韓流の「は」の字もない頃から、良質な韓国映画を作り続けてきた男だ。それにしても昔は恋する学生みたいな役だったのに何とも渋い役者になったものだ。

韓流のチャン・ドンゴンとW主演だった『タイフーン』を軽く扱われ、今回の渾身の大傑作『新しき世界』も日本では観た人が打ちのめされてるだけで、奔流のような大ヒットに繋がらない。よくよく日本でのヒットに縁がないなあ。まあ、昔はアジア映画専門館だったキネカ大森でしか見れない顔たった事を考えると、ほんのちょっとだけメジャーになったのかもしれない。それにしてもこの人の知名度は低すぎる。それが、とても悔しい。

という事で、観た人は分かるだろうからクドクドは言わない(観てない人はこんなん読んでないで「早く観ろ」)。囲碁の局面で四方八方を取り囲まれるようなイ・ジョンジェ(ジャソン)の運命にただただ涙。とても悪意のあるシナリオに流されながら、自分の得になる生き方を選ばない男、その男のギリギリの生き方がもう哀しくて、哀しくて。その生き方にイ・ジョンジェの顔が似合う。

残酷に牙を剥きながら、非道な命令を繰り出すチェ・ミンシク(カン課長)の絶妙に疲労しきった顔も説得力があった。

そして、この映画に明るい勢いを付けているファン・ジョンミン(チョン・チョン)の人懐っこさと暴力が同居しているところ。これが、とても面白いキャスティングだった。

もともとアンダー・カバー物はそんなに好きではない。
どうしても潜入捜査している側に正義を感じられないからだ。
この映画はそんな次元ではなかった。「潜入捜査」をしているのではなく、罠にはめられて「潜入捜査」の蟻地獄から抜ける事が出来ない。蟻地獄を拵えたものすら、その蟻地獄にはまってしまっている。この映画のラストは、一見、それまでの構造が打ち砕かれたように見えるが、だからと言って、彼は何をすればいいのだろうか。どんな立場であるかに関わらず、刈り取られるまで、その場にいる存在にすぎない。何一つとして「新しき世界」にはなっていないのだ。タイトルはそういう皮肉なのだと思う。

囲碁の先生が素晴らしく美しく。
奥さんがとっても可愛かった。

囲碁に勝てないジョンジェが囲碁盤を叩いて自分の血で血まみれにしながら、
盤面を壊してしまうのは、この映画その物の暗喩なのかもしれない。


【銭】
チケット屋で前売券を850円でGET。

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新しき世界@ぴあ映画生活
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