さようなら

2013年03月26日

『みなさん、さようなら』を角川シネマ新宿2で観て、セガールが好きな人にも是非、観てもらいたいふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★多くは語らん。語らん事が優しさだ。この映画が多くの目に触れてほしい。基本ネタバレで書くが、観る機会があるならすぐ映画館に走って、観終わってから読んでほしい】

宣材を見てコメディーかと思った。
そういう側面もある。
物語はうねる。
大きな転回点が2箇所、用意されている。
そこで映画の見え方が変わる。
そういう見え方が変わる映画にはなかなか出会う事が出来ない。
だから、強く勧める。

機会があったら是非、見てください。

観れば何故タイトルの中に「セガール」を持ってきたか、分かる人には分かる。
別にそれが分からんでも何の問題もない。セガール基本的に関係ないから。


濱田岳:20年間を演じる。
 ちゃんと演じて子供から大人になってるから凄い。
 弱いけど芯は強い。
 色々な物に期せずして裏切られながら彼は自分を裏切らない(裏切れない)。
 その自分に対する強さが試される時、映画を観てて久々にドキドキした。
 映画を観てて久々に主人公の為に祈った。
倉科カナ:可愛いよ。腹立たしいくらい可愛いよ。
波瑠:いやらしい事したいよ。腹立たしいくらいいやらしい事したいよ。
大塚寧々:上品だなあ。大塚寧々がお母さんだったら自慢だよなあ。
ベンガル:いつものベンガルさん、それでOK全く問題なし。

マリアのエピソードはドラマの転換点。
現実においては転換点のないドラマもままあるだろう。
だから、こういう脇腹を抉られて嘔吐を誘うようなエピソードでさえ、見返すと天の優しさが隠されて見える。そういう優しさを人は信じて生きていきたいのだ。だから、神様は繁盛する。この映画を観終わって、団地で同窓会を開いてくれる同級生に、倉科カナに、波瑠に、大塚寧々に、ベンガルに、それぞれ神を見る。そして、名前は明かさないあいつに悪魔を見る。圧倒的に神様の方が多いことが救いだ。団地を舞台にしたこの映画で団地から神様は減っていくのかもしれない。だが、減った神様が世界で善行を広めてる。そんな風にも考えたい。


【銭】
角川シネマ水曜割引で1000円。

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▼この記事から次の記事に初期TBだけ付けさせて貰ってます。お世話様です。コメントは今回はネタバレなど考えると付けづらいので割愛します。又、それぞれのブログでネタバレの度合いが違うので、観にいく前の人はご注意ください。
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