2017年に公開したもしくは観た洋画

2017年02月21日

『セル』をトーホーシネマズ六本木6で観て、おうおうおうキングブランドしゃんふじき★★

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▲エス・キュー・ジャクソン

五つ星評価で【★★キングの豪腕炸裂】
ケータイ持ってる奴が全部亜流ゾンビになってしまう。
『キングスマン』の例のチップっぽい展開だが、
音声通話を掛けていたらという縛りがある。
ガラケーでもスマホでも、そんなに音声電話として使ってないだろうとは思うものの、
感染者が全力で使ってない人間を排除するので、一応まあトントンかと思わなくもない。
あのピーピーガーガーは携帯というよりはFAXだけど、
聞こえてくると納得してしまうのはそういう経験をみんな持ってるから。
FAXにそんなに親しんでない若い人は「あの音なに?」みたいな感覚かもしれん。

冒頭の空港大パニックから、話がいきなり始まってしまうのがいい。
あと、ゾンビもどきの生態が面白い。
でも、あのゾンビもどきが自生的な生物だとして、
あの後、一個の生物として、どう世界に浸透していくのか展望が全く見えないのが
ちょっと適当だと思う。

ジョン・キューザックとエドワート・ノートンの違いがよく分からない。
どちらかと言うと品がなさそうなのがキューザックか。吐いたゲロが酸っぱそうな方。

いつどこにいてもすぐ戦闘モードに移行できる便利なサミュエル・L・ジャクソン。
サミュエルは『キングスマン』で自分がばら撒いたチップのツケを自ら払わされるような役。

エスターちゃん、いい空気の女優になった。というか、大人になった。

前半のぶちかましはいいだけに、
それで締めるのかよというラストがブーイング大賞。
まあ、雑なのがスティーブン・キング脚本っぽい。


【銭】
トーホーシネマズ入場ポイント6回分を使って無料入場。

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セル@ぴあ映画生活

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2017年02月19日

『マグニフィセント7』を109シネマズ木場4で観て、好きになりたかったのにふじき★★

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▲7人

五つ星評価で【★★出来れば好きになりたかった】
『七人の侍』は偉大なる傑作だし、
『荒野の七人』はクリーンヒットな佳作だと思ってる。
そいで、今回のはちょっと前に『七人の侍』を見直してしまったのがいけなかった。あんな面白いのを見てしまうと、やはり通り一遍の物語では対抗できない。

もっともあかんと思ったのは七人のガンマンは外見的な個性はありつつも、内面的な個性が今一つよう分からんかった事だ。この点、原典は逆。侍たちは似たり寄ったりの面々なのだが、その活躍や行動で自分達の存在を立てていく。
侍の陣容は参謀、参謀の昔からの忠臣、参謀を見初めた参謀と同じ実力を持った副参謀、剃刀のような剣客、明るい薪割り武士、若者、荒くれ者。
ガンマンの陣容は(宣伝文句によると)賞金稼ぎ、ギャンブラー、スナイパー、暗殺者、流れ者、ハンター、戦士。いや、このキャッチフレーズでは違いが明確に浮かばない。
言い換えると、賞金稼ぎの黒人、酔っぱらいの荒くれ者、黒人の昔の仲間とその相棒、メキシコ人の悪漢、田舎者デブ狩人、インディアンの無口な若者。内面より外観が多いな。そして、その外観に基づく個性があまり見えてこない。

原典の七人は七人に限らずお人好しだ。日本人ってお人好しが多いのだ。だから、悪態を付く駕籠かき同様、百姓に肩入れせずにはいれない。理屈的にはバカな事だ。でも、情がその理屈を捩じ伏せる。そういう七人だった。

ガンマン達は何でこの作戦に志願したのかがよく分からん陣容だ。黒人の賞金稼ぎは直接、被害者を見てるからまあ、いいとしよう。彼の昔からの仲間とその相棒もまあ、黒人を知ってる仲だからギリよしとしよう。酔っぱらいの荒くれ者(ギャンブラー)、こいつは分からん。酒場に酔っぱらいなど転がってるだろうし、彼の態度が黒人の行動に心酔したようにも見えない。単に後ろを付いてくる酔っぱらいって逆にイヤだろう(たまたま腕が良かったからプラマイゼロだけど)。普通に考えたら、この酔っぱらいは黒人を見初めたホモでしかない。メキシコ人の悪漢は全く彼が行動を共にする理由が分からないし、狩人も何となく、にしか見えない。何だ洗脳か。インディアンは神の啓示だからオカルトである。それはまあ、逆にありか。
彼等は烏合の寄せ集め集団であるが、彼等同士の関係や彼等と町人の関係もよく描かれていない。最近は黒人のガンマンも描かれるようになったが、メル・ブルックスの西部劇コメディー『ブレージング・サドル』で黒人の保安官が赴任地でいきなり縛り首にあったように、黒人が根差していない土地ではうさんくさくて信用されづらいだろう。ぱっと見町人に黒人の姿は見えなかった。そういう所で反対派の彼等に近づく賞金稼ぎの黒人、普通に考えたらそいつは支配者側のスパイだ。何故すんなり信用してしまうのか、よく分からない。だって黒人は侍の参謀のような人徳者にも見えないんだもの。酔っぱらいは私の中では普通にダメ人間だし、メキシコ人や、インディアンなんて通常だったら町人に仇名す存在だろう。こんな、いつ裏切るか分からない奴らを寄せ集めて戦えるのか。
とりあえずなし崩し的に戦ってしまうのだが、よく分からないのは村の備蓄を守るという理由のある侍と違って、ガンマン達は何を目的に戦っているのかがよく分からない。町人を殺させない為であるなら失敗してるし、悪党を壊滅させる為なら、そういう消耗戦に乗り込んでいく悪党がバカすぎる。そんなの親分は避暑地でクータラして、下っ端だけ戦わせて相殺させて全滅させればいいのだ。わざわざ殺されにノコノコやってこなくていい。刀と違って、銃は遠方から一発でも当たれば流れ弾でも死亡する。そんな所に一番いい標的がネギしよった鴨になって挨拶しなくていいだろう。単に近寄らず逃げとけばいいじゃん。金持ち喧嘩せずだよ。

みたいな流れでガン・アクションはいいんだけど、全体の構成がガン・アクションを単に成立させるためにお膳立てされたように見えて乗れなかった。

うん、あのガトリングガンは大好きよ、本当。


【銭】
109シネマズのポイント6ポイントを使って無料入場。

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マグニフィセント・セブン@ペパーミントの魔術師
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PS リメイクのリメイクでもう一回江戸時代に戻って。
 温泉の採掘権利を争う『髷に銭湯7』はどうだ!

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2017年02月13日

『アラバマ物語』をトーホーシネマズ日本橋3で、『特別機動捜査隊』を神保町シアターで観て、超絶とアレレふじき★★★★★,★★

同日鑑賞映画を2本並べてレビュー。

◆『アラバマ物語』
五つ星評価で【★★★★★うおおおおお。映画史上の名作と言うからには毎回これくらい面白いのを持ってきてもらいたい】
旧作なれど初見。
グレゴリー・ペックのお父さん弁護士が息子と娘に黒人弁護の裁判を通じて、自分の仕事を背中で語る。まあ、なんつーか、傑作と言って間違いない。
映画は語る。正義は理想であるが、常に執行されるとは限らない。
それでも、前を向いて正義の執行を務めようとするペックの雄々しさよ。
劇中の人物に苦々しく語らせる。
「それはとても大変な事なのだけど、誰かがやらなければいけない事」をペックがやる。
そして、それをあざ笑うかのように降りかかる法律的な正義が全てではない事件の勃発。
その事件の中で、人道的な正義を貫く事を決意するペック。
これは難しい選択で、黒人裁判で黒人を迫害する立場にいる者達も、
彼等の中では彼等なりに人道的に正義を貫いている筈なのだ。
全ての条件に合う正義はないのかもしれないが、
一つ一つ納得しながら、納得させながら歩く
ペックと子供たちの姿はとても正しくてよかった(最近「正しい」が不足してる)。

ラスト近く、ホラー映画みたいな演出もあり、一つの映画で
・裁判劇
・家族映画(子供の成長)
『シザーハンズ』を思わせるファンタジー
のさんようそを味わえるお得な映画。

映画内でアメリカのハロウィン風景がちょっとだけ描かれるが、
小学生低学年女子の仮装が「ハム」。
自分で仮装しておいて、「こんな恥ずかしい仮装」とか愚痴ってるのがおもろい
(愚痴るには愚痴るなりの理由があるのだが)。

この映画を見てハムに欲情するようになった変態がいたら、
それはそれでギリOK(いやいやいやいや)。

原題は『To Kill a Mockingbird(マネシツグミを殺すこと)』
何故、この題なのかは映画を見れば分かるし、それでは客の誘導が難しいのも分かるが、
『アラバマ物語』という邦題は何も表わしてなく、ちょっと最低ランクだと思う。


◆『特別機動捜査隊』
五つ星評価で【★★菊池俊輔の音楽がキャバレーチックでステキだが、まあ、それくらいかな】
特集「あの時代の刑事」から1プログラム。
旧作なれど初見。
TVの「特別機動捜査隊」を見てなかったから、あまり感慨深くないのはこっちの事情。ただTV版とはキャストが異なる『ショムニ』状態との事。
千葉真一が出てるけど、他の刑事と走り回ってるだけで、特別なアクションはなし。
冒頭セーラー服の娘がD51に日暮里近辺で轢殺される。直接の轢殺シーンはなく、モンタージュでそう伺わせるだけだが、あの力強い蒸気機関車にバラバラにされるうら若き女体を思うと(*´Д`)ハァハァ あっ、特別な理由はないのだが、足が不自由な美人女優が出てきて(*´Д`)ハァハァ。
D51に轢かれるのは田村雪枝。ちょっと若さを感じない古いセーラー服だった。
足が不自由な美人は中原ひとみ。彼女の方がセーラー服が合いそうだ。
「特別機動捜査隊」があっちこっちに行っては事情聴取をして、連鎖反応的まラッキーで犯人にまでたどり着く。なんか選択肢の少ないロールプレイングゲームみたい。
悪役の浜田寅彦が晩年同様悪役なのだが、シュンとしてて流石に若い。


【銭】
『アラバマ物語』:午前10時の映画祭料金1100円。
『特別機動捜査隊』:神保町シアター一般入場料金1200円。

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アラバマ物語@ぴあ映画生活
特別機動捜査隊@ぴあ映画生活

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2017年02月09日

『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』をユーロスペース1で観て、『いろはにほへと』『機動捜査班』を神保町シアターで観て、えー・よし・えー、てなとこふじき★★,★★★★,★★

同日鑑賞映画を3本並べてレビュー。

◆『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』
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▲真ん中が達人。
五つ星評価で【★★他の人はどうあれ、ともかく私は後半ダレてしょうがなかった】
武侠映画巨匠キン・フーの凄い原典映画。
冒頭から『ワンス・アポン・ア・タイム・インチャイナ』のテーマが流れて気分が上がる。
あれは中国の伝統舞踊劇か何かの定番音楽らしい。
この映画は初見だけど、リメイクの『ドラゴン・イン』は見ている。
えーっと、こんな話だっけ。全く覚えてない、ごめんよ、ツイ・ハーク。

日本でいうところの悪代官が囚人として移送される善人姉妹を愁いをなくすために亡き者にしようと宿屋「龍門客桟」に暗殺者を送る。「龍門客桟」では、姉妹を助けるために凄腕の剣客が集まりつつあった。というのが大筋。
前半、宿屋の中で、それぞれの立ち位置も分からずソフトに騙し合う部分が絶妙に面白い。
後半、それぞれの関係が全分かりになった後、ただひたすら戦い続けるのは限度を越えた長さでダレる。この無駄に長いラストのアクションは初期のジャッキー・チェンの功夫映画にも無駄に引き継がれてしまったと思う。

古いだけあって、アクションがゆっくり(ある意味リアル)。
引き合いに出すの申し訳ない感じだけど、昭和のオリジナル「仮面ライダー」くらいのスピード。カンフー映画も進歩したなあ。

プロットがタラちゃんの『ヘイトフル・エイト』に似てるのはタラちゃんが知っててパクってるのだと思う。


◆『いろはにほへと』
五つ星評価で【★★★★伊藤雄之助と佐田啓二って組み合わせが憎い】
特集「あの時代の刑事」から1プログラム。
悪人顔の伊藤雄之助が刑事、善人顔の佐田啓二が詐欺師。
ともかく徹底的にワイロ方面を遠ざける伊藤雄之助の慎ましすぎる生活が悲しい。
その逆で決して悪人ではない詐欺師・佐田啓二の苦悩も悲しい。
人の為に行っている事業が、株の大暴落で見通しが立たず、政治家には食い物にされる。
佐田啓二はやり方を間違えたが基本的には悪人ではないのだ。
それでも、佐田啓二は自分が生き残る為に、伊藤雄之助を凋落させなければならない。
この時、伊藤雄之助が泣きながら怒る。はした金を持ってきたなら凋落されたかもしれないが、何でこんな大金を持ってきたんだと。それはあまりに馬鹿にし過ぎじゃないか、と。これは分かる気がする。爪に火を点す様な生活を少ない給金でしているのに、そこにいきなり「仕事」ではない「自分の心を裏切る」だけの代金として大金を提示される。貧乏人に取っては人が生きる死ぬに関わるような金であっても、単に人の心を買収するだけのようなごく小さな事に大金が使われる。金は流通しない所では重用されるが、流通する所では紙束のように扱われる。それが悔しい。自分の労働の対価の何と低い事か。それは自分の仕事や生活を否定されているのと一緒である。

題材が投資信託で、リスクの説明責任が必要みたいな話になってる。
投資信託あかんねんなんて事件は近々にもあったよなあ。
捜査二課(対詐欺犯罪)が脚光を浴びる珍しい映画。


◆『機動捜査班』
五つ星評価で【★★大して機動捜査しない機動捜査班】
特集「あの時代の刑事」から1プログラム。
「機動」が付いてるので「モビルスーツ刑事」みたいなのかと思えばさにあらず。
敵対するヤクザ組織を手玉に取る謎の男に丹波哲郎。
『用心棒』みたいなのに、やってる事があくどいからスッとしない。
捜査四課(対暴力団犯罪)を描くのだけど、
どうも犯罪組織側にいいように扱われて、
タイトルの「機動捜査班」があまり活躍できてない。
手柄を立てないでもないのだが、かなり行き当たりバッタリである。


【銭】
『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』:ユーロスペース会員割引1700円→1200円。
『いろはにほへと』:神保町シアター一般入場料金1200円。
『機動捜査班』:神保町シアターポイント5回分無料入場。

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残酷ドラゴン 血斗竜門の宿〈デジタル修復版〉@ぴあ映画生活
いろはにほへと@ぴあ映画生活
機動捜査班@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:15|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2017年02月07日

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、あかん設定に置き去りにされたふじき★★

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▲これはこれでデートだよなあ。

五つ星評価で【★★ペレグリンと子供まではいいが、敵と怪物の設定とかがよう分からんかった】
もう大概は仕事で身体をボロボロに蝕まれるような状態にさせられているのに、映画を見に行くという求道者のような生活を送っているのだが、周りにいる他の観客の方々がどうだかは分からないけど、私は物語世界の全貌と言おうか、設定をよく把握できなかった。

ペレグリンさんという人が日常世界では暮していけない少年少女を集めて、時間的な閉塞空間「ループ」に隠れ里のように隠遁生活をしているというのはまあ、いいんですが。その敵の白眼とか怪物ホローとかがよう分からない。
映画見ただけで全然分からなかったので(バカだから)、設定をぐぐったら、出てくる変異は白眼、ホローも含め、少年少女達と基本同じものらしい。怪物ホローも白眼も実験による障害で人間の外観から離れてしまった。両者とも脳力者の目を食らう事で常態に戻る。理由はあるのかもしれないが、よう分からん。なんか『西遊記』の妖怪が三蔵法師を食べる事で永遠の生命を得る、みたいな曖昧な設定に近い。リアリティーがないな。ホローって映画観客には見えるが、映画内の人間には見えない。で、ループの中に入ってくるのをミス・ペレグリンが抑えているという設定があるから、少年少女の安全はそこそこ確保されていたものの、それだったら、ループの外にいる白眼とかはもっと危険な目に合ってる筈じゃないだろうか?

ティム・バートンが好きな異能者の哀しさとか、
そういうのは別に否定しないけれど、
ずっとそれだからもう少し違う物を作ってもいいんじゃない?
異能者の着る服がその時代に合わせているからだろうけど、
古色蒼然としたクラシックなのは、親がいなくて、
祖父祖母に育てられた感を強めている。

絵は面白い。特に空気を操る少女が絵としておもろくてお気に入り。
あと、ホローのデザインも素晴らしい。


【銭】
トーホーシネマズのポイント6ポイントを使って無料入場。

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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち@ぴあ映画生活
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 「ミス・ペロペログリングリン」だったら果てしなく洋ピンっぽかった。
PS2 最後のループを何回も経由して自分の行きたい時間・場所に辿り着くという
 部分を見て「まんま少年隊の『19』やな」と面食らった。「ペレグリン」も
 原作があり、どっちが前か後かは分からないし、単なる偶然なのかもしれないけど。

fjk78dead at 23:59|個別記事コメ(0)トラバ(6)

2017年02月06日

『僕らのごはんは明日で待ってる』『ドクター・ストレンジ』『ザ・コンサルタント』をトーホーシネマズ新宿12,3,8で観て、惜しい,中々,やりよるなふじき★★★,★★★,★★★

◆『僕らのごはんは明日で待ってる』
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▲この中に一緒に入りたい。
五つ星評価で【★★★謎が謎として機能しないもどかしさ】
んもうともかく、ティーンの男女が向きあってる映画が出来るとタイムトラベルか難病物って企画の貧困はどうにかならないのか。いや、百歩譲ってタイムトラベルと難病物でもいいんだけど、あまりにテンプレートな出来だと浸れない。なんか企画として成立するようにプラスアルファを付けないといけないだろう。こんなの核の部分、30分の話じゃん。
これがずば抜けて悪い訳ではない。でも、製作委員会でみんながちょっとずつお金出し合って、損しないようにヒット要素の高いテンプレートの話を見つけてきて、それが同じような時期に大量に公開して埋もれるって状態に軽い絶望を感じてしまうのだ。お前ら、本当にサラリーマンだよなあ。もっとでかい企画練れんのかいのう。

シャキシャキして物おじしない新木優子ちゃんのキャラはよかった。
意外とああいうズケズケ、角が立ちそうな言い方をする女子がヒロインの映画ってないと思う。『ヒロイン失格』とか、ちょっと要素あるかもしれないけど、あれは桐谷美玲の顔芸付けて心情を誇張してるが、対男子的な態度としては男の子に好かれるソフトな受け答えだった。

それに応じる男子、中島裕翔くんはゆったり無能キャラ。イライラさせられたのは役を上手く表現していたからかもしれない。ハグの境目て相手への愛情を表わすのは(脚本が)上手いと思った。ちなみにツイッターで流れてきた情報によると、たった30秒のハグをすることで、一日のストレスの3分の1が解消されるとの事。この映画のハグ、なかなか心情と理屈に合っている。

恋愛体質が高すぎてうざい美山加恋も、何気にとてもいい奴な岡山天音もいいキャラだが、キャラとしては人を二三人殺してでもいるかのような無頼臭をぷんぷん撒き散らしている片桐はいりが最高にいい。

米袋ジャンプの接触と吐息と転倒がSEXみたいで、あれで一時間くらい持たせても俺的にはそこそこいいかもしれん。

『僕らのごはんは明日で待ってる』というタイトルは考えれば、ああそうかもと思うけど、ちょっとストレートに頭の中に沁み込みづらい。いっそのこと『僕の彼女はケンタ憑き』とかでいんでね?(テキトーすぎ)

いつも上から見守ってくれる彼女と対等な位置に上るために彼氏が学習する映画。

PS 大好きな『箱入り息子の恋』の監督作品なので評価甘くしてしまった。


◆『ドクター・ストレンジ』
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▲鋼の錬金術・・・ゲホゲホゲホ何でもないです。
五つ星評価で【★★★LOVEがないんだな、ピーター・セラーズじゃないからね】
ドクター・ストーブとドクター・レンジが合体してドクター・ストレンジになる。
家電かよ!
交通事故により両腕の繊細な動きを封じられたベネディクト・カンバーバッチのドクター・ストレンジが猛勉強で魔術を体得し、宇宙を滅ぼそうとする者と戦わざるを得なくなる映画。

あの万華鏡みたいなビジュアルが強烈に魅力的。
ラスト、ラスボスとストレンジがトンチ合戦みたいな戦いをするのだが、
あれ、ラスボス、頭、わりい〜と思った。
アレを解決する為には、トム・クルーズの『オール・ユー・ニード・イズ・キル』とか『亜人』を読んで研究すべきだ。もっとも、あのでかい図体でトンチに勝とうなんて「大男総身に知恵が回りかね」で、ダメだろう。大体、通常、小さい動物の方が心拍数も早く、体感時間もそれに基づいて早いと思われている。

ベネディクト・カンバーバッチがちゃんと役柄にピッタリだったのは驚いた。
多分、元のアメコミとビジュアルは全然違うんだろうけど、エンシェント・ワンを演じたティルダ・スウィントンの人間を越えてる感じは本当に良かった。

でも、『地球が静止する日』の監督なんだから、あのつまらなさと比べたら、ムチャクチャOKでグッドだ。

自分を知るために勉強する物語。
また、自分と世界の付きあい方を模索する映画。

PS ・・・
 「ミスターでもマスターでもない!」
 「ああ、あの怒ると青色の巨人になる……」
 「アバター・ストレンジでもない!」
PS2 なついてくるのがマントでよかった。キルトとかだと悲惨。
PS3 書庫番が『ビー・バップ・ハイスクール』に出てきそうなデブだと思った。
ビーバップハイスクールでぶ
▲ネットから適当に拾ってきたデブ。

◆『ザ・コンサルタント』
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▲噂の二人。
五つ星評価で【★★★自閉症の暗殺者って設定にビックリ】
原題は『The Accountant(会計士)』、これが邦題だと『The Consultant(コンサルタント)』。いや、職業違うだろ。会計士が会計上のコンサルティング業務がないとは言わんがやっぱりそれはそれ、これはこれだと思う。「Accountant」が分かりづらいなら『会計士』がベスト選択だったと思う。ちなみにワースト選択は『ベン・アフレックの赤ウータン』。何じゃそりゃ。

この映画のベン・アフレックが地下鉄に乗って痴漢冤罪にあったら申し開きできなくて逮捕される。そしてクルクル表情の変わるアナ・ケンドリックを痴漢してこたいとも思った。って、本編感想が下ネタからかよ。

会計士で暗殺テク持ってて、自閉症ってキャラの塊が主人公。
自閉症の観客が見たベン・アフレックの演技は最強に自閉症なんだそうだ。
この自分のルールを曲げられない主人公を観客はいとおしくてたまらなくなる。
自由に思った事を出来ないというのは、普段の自分たちの姿その物だから。

PS ある意味、殺し屋設定を加えた『レインマン』。なんて大胆な。

生きるために自分が出来る事を極限まで尖らせるよう自分を変えた男。


【銭】
『僕らのごはんは明日で待ってる』:映画ファン感謝デー料金1100円。
『ドクター・ストレンジ』:映画ファン感謝デー料金1100円。
『ザ・コンサルタント』:映画ファン感謝デー料金1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
僕らのごはんは明日で待ってる@ぴあ映画生活
ドクター・ストレンジ@ぴあ映画生活
ザ・コンサルタント@ぴあ映画生活
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僕らのごはんは明日で待ってる@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ドクター・ストレンジ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ドクター・ストレンジ@徒然なるままに
ドクター・ストレンジ@タケヤと愉快な仲間達
ドクター・ストレンジ@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ドクター・ストレンジ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ドクター・ストレンジ@beatitude
ザ・コンサルタント@beatitude
ザ・コンサルタント@だらだら無気力ブログ

PS という事でその日に見た3本の映画とも、「学習」がキーワードの映画だった。

fjk78dead at 01:00|個別記事コメ(10)トラバ(22)

2017年01月28日

『真夜中のパリでヒャッハー!』をHTC渋谷1で観て、見に行かなくっちゃダメダメふじき★★★★

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▲これなかなかいいデザインだと思う。

五つ星評価で【★★★★ああん、もうったらもう】

またまた、再びこういう人生の役に立たないくだらないの大好き
と言う訳で、『世界の果てまでヒャッハー!』の由緒正しい前日談。こっちの方が先に作られていて、こっちをベースに『世界の果てまでヒャッハー!』が拡大再生産された物語である事が分かる。現地の土人とかが出てこない分、こっちの方がリアルだ。

【銭】
未体験ゾーンの映画たち2017前回入場割引200円引きで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
真夜中のパリでヒャッハー!@ぴあ映画生活
▼関連記事。
世界の果てまでヒャッハー!@死屍累々映画日記

PS 宣伝が弾けすぎて思った以上にヒットしなかった前作の煽りを食らって、
 今作は「未体験ゾーンの映画たち2017」扱いになってしまったのだろうな。
 それでも劇場上映されるチャンスがあるだけ良かった。
 本当にコメディー作品の興行って難しい。
PS2 エンドロールの全員参加ケツダンスとか本当好き。
PS3 確か『スクリーム4』『ディパーテッド』のネタバレがある。

fjk78dead at 00:19|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2017年01月18日

『鮫の惑星』をHTC渋谷2で観て、ともかく寝不足解消ふじき★

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▲ぴょんぴょん鮫

五つ星評価で【★アサイラムの空気感の前に睡魔圧勝】
特集企画「未体験ゾーンの映画たち2017」の一本。納得のアサイラム・クオリティー。

いやあ、よく寝た。

以上。

【銭】
特集料金1300円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星@ぴあ映画生活

PS 鮫が凄く事務的。
 「鮫の惑星」と言うだけに数はいっぱい出てくるのだが、
 泳ぐ、人工構造物にぶつかる、跳ねて人を食う、
 くらいしか動きの選択肢がなく、打ち寄せる波同様システマティックな存在なので
 そんな鮫には恐怖を感じないし、感情移入もありえない。
PS2 何の為にみんなが何をやってるのか全然分からなかった。
 それは寝てたらからか。 orz

fjk78dead at 10:20|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2017年01月14日

『赤ちゃん教育』『僕は戦争花嫁』をシネマヴェーラ渋谷で観て、ハワード・ホークスのコメディー盤石すぎるぞふじき★★★★,★★★★

特集上映「ハワード・ホークス監督特集」の1プログラム。
今回ももう尋常じゃないくらい面白いコメディー二本立て。

◆『赤ちゃん教育』
五つ星評価で【★★★★どうしたらこんな話を思い浮かぶんだというくらい突飛な話の展開が凄い】
明日に結婚式を控えている博物学者のデビッドが悪気のないトラブルメイカー美女スーザンに徹底的に振り回される。
博物学者のケイリー・グラントがオタク的ではあるものの、ちゃんとした一般的な良識のある男で、それが台風娘キャサリン・ヘップバーンに会ったためにボロボロにされる。その畳みかけが凄い。こんなに続けざまに同じ一人の美女のせいで不幸になる人間を見た事がない。これはいくら何でもレディ・ファーストの国だとしても怒ってもいいでしょ。こんな目に会わされてトホホで済ませてくれるケイリー・グラントの懐の深いこと。とは言え、それでいいんか? コメディーじゃなかったらあかんやろ。まあ、たかがコメディー的なコメディーなので良しにしてるのだろうけど。しかし、ハワード・ホークス映画のカップルは結婚しても絶対幸せになれそうにない組み合わせばっかりだ。この組み合わせもあかんと思う。
『赤ちゃん教育』は原題『Bringing Up Baby(赤ちゃんを育てること)』の直訳だが、この映画の中には赤ちゃんは出てこない。赤ちゃんはペットの豹「Baby」の名前なのである。てっきとー。


◆『僕は戦争花嫁』
五つ星評価で【★★★★ケイリー・グラントが奪われつくされる】
こっちもケイリー・グラントがただひたすらいじめられるコメディー。
ちょっと横暴でプレイボーイだけど概ねいい人のケイリー・グラントは外国駐留の軍人女性と結婚したため、彼女と一緒に彼女の祖国で生活する為に「戦争花嫁」という扱いを受けなければいけない。「そんな男の花嫁がいるか」という事で、アチコチでいろいろ弾かれる。彼が努力して進めば進むほど男としての尊厳が冒されてしまうちょっと気の毒なコメディー。
これは原題が『I Was a Male War Bride(俺は男の戦争花嫁だ)』で、ほぼ原題通りの邦題。
ちなみにこっちのカップルは確実に離婚すると思う。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引。一般1500円から400円引きで1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
赤ちゃん教育@ぴあ映画生活
僕は戦争花嫁@ぴあ映画生活

PS 今回のシネマヴェーラ渋谷のハワード・ホークス特集で、
 ケイリー・グラントの映画を4本見てる。
 (1) 1938 赤ちゃん教育
 (2) 1940 ヒズ・ガール・フライデー
 (3) 1949 僕は戦争花嫁
 (4) 1952 モンキー・ビジネス
 ケイリー・グラントは(1)で安寧な生活を奪われ、
 (2)では特に奪われてはいないが、最初から品性だけが欠落していて、
 (3)では男のプライドを奪われ、(4)では大人としての威厳を奪われた。
 人として普通に持つべき物を不自由なく持ってる男だから、
 その欠落がしっかり目立つように描けるのかもしれない。

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2017年01月12日

『PK』を下高井戸シネマで観て、こーゆーやり方があったのねふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★日本だったら主人公の名前は「のん兵衛」で主題歌は「帰ってきた酔っ払い」かな】
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▲不思議な二人組。

『きっと、うまくいく』の監督と主演による新作。
ジャンルで言うと「宗教コメディー」。
冒頭UFOから出てくる全裸のアーミル・カーン。彼は宇宙人役。
アーミル・カーンって異相なので、宇宙人と言いきってしまえばバリバリ嵌り役だ。
服の着こなしも歩き方などの動きも工夫されている。
瞬きを一切せず、シャツは首の根元まで全てボタンをはめるような徹底さは
見ようによっては知的障害者に見えなくもない。
PK=酔っぱらいとしているが、Poor Kids(持たざる子供)が、
利権を持つ神の代理人と一騎打ちする映画と捕えてもあながち間違いではあるまい。
いやいやいやいや、PK=ぴんから兄弟、かもしれん
(何となくぴんから兄弟も持たざる者な気がするし)。

そのPKがUFOのリモコンを奪われ、辿り着いた先が宗教ビジネス。
舞台が日本でもここに辿り着くまでの道筋は起こりそうで簡単ながら説得力がある。
「神様に頼め」
「神様の所へ行け」
面倒だったり、実現できそうにない事は神様の仕事なのである。神様も大変だ。
PKが神様の儲けを掠め取る神の代理人と対抗していく流れは自然。とてもクレバーなのは「嘘」という概念のがない宇宙人からは神様の儲けを掠め取る行為自体が理解できず、何かシステム的な誤りだろうと解釈する点。これで両者は対抗していながら、PKから宗教ビジネス側に憎悪みたいなものをたぎらせる泥試合みたいな展開を避けられた。PKは問題が上手く行かない事について、相手を憎むのではなく、ただただ状況を悲しむのだ。これが上手い。こんないい人は普通いないもの。
ちょっと個性や話っぷりは変わるが、PK=山下清でも成り立たん事はないと思う。

PKの相棒になるヒロインが美女は美女だけど、決してインドっぽくない。インド美女っほくないので、最初に出てきた時、もっと端役かと思った。

ラテン系なPKの地球での兄貴分が、とてもいい奴だった。
貧乏人を出しながら、悪い方に落ちるタイプと、人情家で、目の前の困った人をそのままにしておけないお人好しタイプの両極端を出すのもよい。

そして、あの布袋様みたいな教祖。
いい奴ではないんだけど、傍目に愚か者とわかる太り方がいい。
どこからどう見てもあの外観と「潔白」は結び付かない。

宗教と人々のかかわりを観客に考えさせながら、ベタっとした恋愛ドラマも並行して展開する。器用な映画だ。

アミール・カーンの役を江頭2:50がやっても成り立ちそうな気がする。
それだけ江頭2:50は社会的に人として規格外という事だろう。
彼の同輩が出てくるが、それは出川哲郎でよし。
とんな宇宙人だよ。いやでも多分、違和感ないと思う。出川も規格外だから。


【銭】
下高井戸シネマ火曜サービスデーで1000円。
ちなみに売店で売ってた「コーヒー牛乳モナカ」は安価で美味。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
PK@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
PK@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
PK@映画的・絵画的・音楽的

PS エンディングの曲、
 歌詞が
 「チンがチンがなんじゃかんじゃ、
  チンがチンがなんじゃかんじゃ、
  チンがチンがなんじゃかんじゃ、象」と聞こえる。
PS2 アミール・カーンって伊藤淳史をギョロ目にしただけなのに顔が宇宙人だ。
PS3 「全世界興行収入、驚異の100億円突破!」とチラシに歌ってある。
 国内だけで200億円を越えてる『君の名は。』の物凄さよ。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(4)トラバ(6)

2017年01月08日

『ストームブレイカーズ 妖魔大戦』をシネマート新宿1で観て、西遊記であって西遊記でないぞふじき★★★

「アルティメット・ムービーフェスタ2016」の一本。

五つ星評価で【★★★西遊記+コメディー】
この取り合わせはチャウ・シンチーが二回ほどトライしてて、死ぬほど面白いのだが、こちらはお手軽な笑いを散りばめて、ちょっとチャウ・シンチー世界との地続きを感じさせるものの、徹底感に乏しく、やはりチャウ・シンチーって独特な個性なのだなあーと納得させられる。ただ、監督・脚本のジョシュア・イ・シャオシンについては全く知らないのだが、ひょっとするとこれからグーンと伸びて大成するかもしれない。

一応、西遊記らしい体裁は整えているが、孫悟空自体が映画の大半のシーンで妖力を失っており、主に傍観者の位置を勤める。ムリムリ西遊記とくっ付けなくてもこの話を成立させる事は可能だろう。

主人公は小妖怪。大した魔力もないまま、俗物精神で自己のステイタスを田舎の寒村に確立させようとするところは、前向きなねずみ男といったところ。

それにしても悪い奴が単に本当に悪い「悪が凝り固まった存在」みたいなのはゲームとか、マンガとか、ライトノベルの影響なのだろうか。その悪に関する出自も何も必要なく、登場だけで「悪」と言い張れるのは、書く側から考えたら簡単だから(読む側目線では手抜きちゃうんかなあ)。


【銭】
映画ファンサービスデーに見たので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ストームブレイカーズ 妖魔大戦|映画情報のぴあ映画生活

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