2016年に公開したもしくは観た洋画

2017年03月20日

2016年−1。時間が経ちすぎてもう独立した感想にできないや映画たち祭

題名まんまです。又、10本ずつドコドコやってしまいます。
※割ともうどれもこれも覚えてなくてヘロヘロでヒャッホー。

『鉄の子』角川シネマ新宿2★★★★
『ハッピーアワー』キネカ大森2★★★★
『太陽の蓋』ユーロライブ★★★★
『シン・ゴジラ(3回目)』池袋HUMAX3★★★★
『ホラーの天使』シネ・リーブル池袋1★★
『お元気ですか?』ユーロスペース1★★★
『何者』トーホーシネマズ日本橋9★★★
『バースデーカード』UCT6★★
『神様メール』ギンレイホール★★
『すれ違いのダイアリーズ』ギンレイホール★★★★


◆『鉄の子』
五つ星評価で【★★★★子役がいい。そして悔しいが杉ちゃんがいい。】
大好きな女優の田畑智子さんが出てるので、一応、それだけの理由で見に行った。
田畑智子さんは申し分なかったが、それと並ぶか、それ以上で二人の子役と、杉ちゃんの出来が良かった。杉ちゃんなんて、お笑い面白いと思って見た事がないから「役者になっちゃえよ」みたいに思うくらい良かった。軽く見えて重い映画。ハッピーエンドではないが、希望ゼロで終わる訳でもない匙加減が上手い。

◆『ハッピーアワー』
五つ星評価で【★★★★凄いよ】
5時間17分の映画に幾つも禅問答が埋め込まれながらドラマとしての破綻を感じない凄い映画。書こうと思ったら片手間で感想を書く事は出来ないし、もうすっかり抜けてしまったからもう一回見ないと感想を書けない。5時間17分をもう一回見るのは流石にしんどい(見だしたら苦にならない事は分かっているけど)。その長さという第一関門ゆえに、これくらい見た人と見てない人で温度差の違う映画はない。

◆『太陽の蓋』
五つ星評価で【★★★★シン・ゴジラのゴジラが出ない映画と言われた奴(と言いながら実録だ)】
この緊迫感は面白い。これと『シン・ゴジラ』を両方見ておくと両輪相い立つという感じ。あと『日本と原発4年後』というドキュメンタリーも同じように面白いのでオススメ。この二本の何がどう、それだけ面白いのかと言うと、それは『シン・ゴジラ』というフィクションを、どんどん肉付けできて、現実と橋渡し出来てしまうというヤバさが見えてくる、という事だろう。

◆『シン・ゴジラ(3回目)』
五つ星評価で【★★★★見たなあ】
「やはりあのボートと自動車が押し出されるビジュアルが好き」とだけツイッターに呟いている。そろそろ少し褪せてきた感はあったのだが、それでも、まだまだ楽しめている。

◆『ホラーの天使』
五つ星評価で【★★後味悪いよ】
葵わかなちゃんは可愛い。とは言っておこう。
映画自体の構成に仕組みがあるのはいいが、映画の筋にモラルがないのはちょっとイラつく。全てにおいて勧善懲悪を求めたりはしないが、仲間を見捨てて逃げてしまうような程度の低い人間が助かるのは、やはりイヤなものだ(その事に関するお礼参り的なトラップエンドもなかったし)。
題名が何で『ホラーの天使』なのか映画を見ても理由分からず。

◆『お元気ですか?』
五つ星評価で【★★★見たなあ】
B級アクション映画監督・室賀厚が撮るヒューマン・ドラマ。
『キャプテン』とかきちんと撮ってるので、単なる拳銃バカじゃない事は分かっていた。ごくごく普通に撮れている。けっこう器用にいろんな物が撮れる監督なのである(きっと)。ただ「室賀厚」というブランド名が高くなりすぎて「色々」に需要があるかどうかは難しいところかもしれないが。
映画のコアである10人目の人物像については、何となく予想できた。
菅田俊がアクション映画と全く同じ演技を披露。普通の人役だけど若い時に銀行強盗とかいてこました感が何となくあるような気がして怖いやんけ(なんて思うのは菅田で室賀だからってだけだろうなあ)。

◆『何者』
五つ星評価で【★★★いてててててて】
ツイッターをやるので(そんなに器用じゃないからアカウントは一つしか持ってない)、見ていて居たたまれなかった。そのツイッターで映画見た直後の感想↓

(1)怖いというより本当許してあげてくださいという感じ。
(2)ナニもモノもチンチンを表すという意味で哀しいタイトル。大きく見せたいよねえ


裏表ないな、俺(ええこっちゃ)。
別のタイミングで佐藤健は「仮面ライダー電王」でパーソナリティー多く共有する特殊な役をやったから適役とか呟いてる。確かにあのパーソナリティの連々は「何者」であったかもしれない。
有村架純ほっぺたふくらんじゃってる役だなあ。赤信号一歩手前に肥えてる。

◆『バースデーカード』
五つ星評価で【★★見たなあ】
評判は良かったが、残念ながら刺さらなかった。
監督の前作『びったれ!』の方が好き。

◆『神様メール』
五つ星評価で【★★日本人にはよく分からん】
アイデアは面白いと思うが、使徒や奇跡、キリスト教の死生観とかがよう分からんので、進む話に置いてけぼりを食らう。

◆『すれ違いのダイアリーズ』
五つ星評価で【★★★★本気で枝葉末節覚えてない】
タイの映画なので「タイした映画」としか……。
観た直後ツイッターで下のように呟いてる。

勿論全然別の話だけど色々些細な共通点が気になって「君の名は。」に似てる気がする。

誰か何が言いたいか分かる?(おで、我が事ながらもう分かんない)


【銭】
『鉄の子』:映画ファン感謝デーで1100円。
『ハッピーアワー』:三部同時鑑賞割引3300円。
『太陽の蓋』:映画ファン感謝デーで1100円。
『シン・ゴジラ』:ギンレイホールの会員証で鑑賞。年会費更新10800円。
『ホラーの天使』:テアトル会員割引1300円。
『お元気ですか?』:ユーロスペース会員割引で1200円。
『何者』:109シネマズ、メンバーズデー(毎月19日)で1100円。
『バースデーカード』:ポイント2回割で1000円。
『神様メール』:ギンレイホール、会員証で入場。
『すれ違いのダイアリーズ』:ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

fjk78dead at 01:19|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2017年03月13日

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』『ハドソン川の奇跡』をギンレイホールで観て、あんまよう分からんのと分かりすぎるのとふじき★★,★★★

◆『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』
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▲コリン・ファース(左)のスーツの仕立ての良さげな事。
内に着こむ部分はピッチリ仕立てて軽く動きやすく、
外に着こむ部分は防寒で厚手で隙間ないような堅牢さで作られている。

五つ星評価で【★★躁の作家と鬱の編集者か】
リアル会社でトラブルのケツふいてた為、
いたく疲労まみれでズブズブに鑑賞して撃沈。

実にサラリーマンチックなコリン・ファースが
実に破滅しちゃってたまらんぜタイプ作家ジュード・ロウの原稿を
切って切って切りまくる。

お話としてはアメリカの話だけど、
コリン・ファースのスーツの仕立てがやけに重厚でキチっとしていて、
全く弾けないキャラの性格と相まって、とってもイギリス人のようであった。
特にそれ以外は特別に思う事はない。
浮かび上がったり沈んだりみたいな状態でかなりの時間、睡魔に撃沈されてしまった。


◆『ハドソン川の奇跡』
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▲これは墜落直後のシーンだけど、スーツがペラペラ。
 公聴会の時もこんな感じのペラペラ生地だった。

五つ星評価で【★★★一回目同様だけど気まぐれで星一つ増やした】

手堅く何回も事故が再現されて
多くの時間を割きすぎないのが映画として、とても素敵。

ただ、やっぱトム・ハンクスはつまらんと思う。
アーロン・エッカートは若い時は変なガチャ目っぽい顔だったけど、
年とともに何でも演じられる普通の顔に変わった。

『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』と違って、
トム・ハンクスとアーロン・エッカートが公聴会に行く時に着ている
スーツの仕立てが妙にペラペラでショボい。
金持ち&エリートとしてのパイロットではなく、
地道に積み上げたキャリアの結果、辿り着いた職業である肉体労働者として、
制服(労働服)をスーツに着こんでる男という表現なのかもしれない。

個人的にスッチーが若くてミニスカで頭悪いのが一人もいないのが残念だ。
多分、前回はその落胆で星一つ少なかったのだ、きっと。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ@ぴあ映画生活
▼関連記事。
ハドソン川の奇跡(一回目)@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2017年02月27日

『世界一キライなあなたに』『マイ・ベスト・フレンド』をギンレイホールで観て、キャラを立てて殺せふじき★★,★★

身近な病人が死ぬ映画二本立て。

◆『世界一キライなあなたに』
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▲王子と家来

五つ星評価で【★★あー死んだ死んだ】
自ら死期を決めた首から下が動かないイケメンとお手伝い女の擬似ラブストーリー。
イケメンに同情をするのはやぶさかではないが、感情移入は出来ない。
誰だってあんな目に会いたいとは思わないが、
そんな目に会う事がどんな目であるのかが、彼によってしっかり訴えられていない。
彼のツラさは「そらツラいだろう」という状況証拠からしか心情を類推できない。

お手伝い女は貧乏で、すましてると水原希子っぽい美人なのだが、
感情表現過多でいつも顔をグチャグチャにしてしまい、なかなか不快な顔だと思う。
美人は笑顔も美人じゃないと台無しになってしまうのである。


◆『マイ・ベスト・フレンド』
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▲狸と狐

五つ星評価で【★★こっちも死んだ死んだ】

ドリュー・バリモア(狸女)とトニ・コレット(狐女)の友情物語。
これでもかとばかりにキャラを盛ってから、的確に殺す手腕は見事。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
世界一キライなあなたに@ぴあ映画生活
マイ・ベスト・フレンド@ぴあ映画生活

fjk78dead at 01:04|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2017年02月15日

『めぐりあう日』『アスファルト』をギンレイホールで観て、全くフランス人って奴はふじき★★★,★★

おフランス映画二本立て、で良いのかな?

◆『めぐりあう日』
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▲美しい方はより美しく、そうでない方は、それなりに映ります。

五つ星評価で【★★★とことん主人公に共感できない】
産みの親を探す主人公。
彼女自身も子持ちであり、この産みの親を探す旅のために
彼女の息子と父親の別居を余儀なくする。
まあ、それは百歩譲って良いにしても、
彼女が産みの親を探し出して、その後どうしようという部分が見えない。
探し出しさえすれば感動の対面が行われ、全てが上手く行く事を信じているかのようだ。
彼女は実母との対面に漠然とした甘い飴のような幻想を抱いているようにしか見えない。
そんな漠然とした物のために、不便を強いられる夫や息子が単純に可哀想だと思う。
そして、見つかりそうになったその時、彼女はブルーになって拒絶するのだ。
ヤケのヤンパチで夫を裏切るわ、堕胎はするわ、
もう彼女が何をどうしたいのかが全く分からない。
それなりの覚悟があって探した訳じゃないのか?
その覚悟を覆すほどリアル実母のダメ加減落差がひどかったのか?
それは目標設定高すぎだろう。少女マンガじゃあるまいに。

最終的に主人公は、「めぐりあう日」を迎えるのだが、
その後どうなっていくのかは物語としては語られない。

実母のたるんだ腹や老齢故の引き締めようのない肉体が、
それなりに嫌悪感なく見れるのは、
フランスにそういう文化(老齢者の肉体の美しさを賛美する文化)があるからだろう。


◆『アスファルト』
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▲車椅子の男×夜勤看護婦

五つ星評価で【★★小品というより小物】

団地を舞台にした三つの出会いの物語。
「おしゃれ」と言うよりは
「ありえなさげだけど一個ネジが飛んでて軽くてポップ」調なお伽話。
なんか、こーゆーのも面白いと思うんですけど、
どーでしょーみたいなオズオズ感を感じて、えーと、えーと、と戸惑ってしまった。
三つの出会いは同じ団地を舞台にしているだけで、直接の接点はないのだから
別に3本の短編映画でもよかったのではないだろうか? あかん?

鍵っ子×昔の女優
車椅子の男×夜勤看護婦
移民×宇宙飛行士

眠気が勝って、どれがお気に入りと言えない状態。
まあ、車椅子かな。一番、感情が乱高下するから。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
めぐりあう日@ぴあ映画生活
アスファルト@ぴあ映画生活

fjk78dead at 02:11|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2017年01月30日

『奇跡の教室』『グッバイ,サマー』をギンレイホールで観て、いーよーな悪いよーなふじき★★★,★

いろんな学生二本立て。

◆『奇跡の教室』
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▲マンガを使ってホロコーストに意見するの図

五つ星評価で【★★★顔の映画】
劣等生クラスを立ち直らせるためにゲゲン先生は「発表コンクール」への参加を促す。
ゲゲン先生の授業全般は面白そうでいいのだけど、生徒のダメ具合がズバ抜けていて教師に対する態度がひどい。歴史の授業で過去に何があったかを知るのはもちろん大切だが、何かを教えようと教壇に立つ者を排斥しようとするような「心ない行為」に対しての咎め立てがないのはいいのかなと思ってしまった。それは高校生で教わる事ではないのかもしれないけど。
ゲゲン先生も生徒も表情が多彩。この映画の中では、授業内容がどのように生徒たちに吸収されているかについてあまり論理だって言葉で説明しない。ただただカメラが子供たちの表情を切り取る。その方法で伝わるは伝わるが、定石ではないので面食らった。また、このやり方を取ったために、生徒たちがまとめたナチス下の子供に対するレポートの内容がどのような物か、それが他のグループと比べて、内容がどう優れていたかが分からなかったのは残念だった。
物事を知るという事その物は面白さに満ちているが、それとしっかり向きあわないと手に入らない。この映画ではその契機が割と大雑把に描かれているのと、生徒を各個人として扱わず、群れとして扱っているので、それぞれの事情が見えづらかった。生徒の頭を刈ったり、衣服を剥いだり、腕に番号を入れたりはしないし、各個人の顔も個性もハッキリはさせていたけれど、普通やる不必要なほど明確なキャラ化はされなかった。ひょっとすると、そこがある意味、ナチスが個性を剥奪するというテーマに触れた映画を撮る上でのバランスだったのかもしれない。極端な没個性化もしなければ、明らかに作為と分かるようなキャラ化も避けるという。


◆『グッバイ,サマー』
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▲左が美少年。

五つ星評価で【★きっとこの映画自体が悪い訳ではないと思う】

おで、ミシェル・ゴンドリーと相性が悪いんだわ。基本、それに尽きる。お嬢様にしか見えない彼、いいですね。剥いてしまいたい(え、男の子なんだよね?)。まあ、男でも女でも剥いてしまいたい。ガソリンの彼はどうでもいい。しかしまあ、あの程度の事で変人扱いされるのは懐が狭いってか、悩むほどの根の深さを感じないってか、やっぱり日本の方が陰湿で全然イヤな感じだ。で、このどうって事のない二人のどうって事のない旅の前と中と後が別に関心がないからダラダラやられてもつまんなくて船を漕いでしまった。もう、漕いで漕いで漕ぎまくった。同級生の女の子や風俗店の女の子が可愛いのは流石フランス映画。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ@ぴあ映画生活
グッバイ、サマー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ@ここなつ映画レビュー
グッバイ、サマー@ここなつ映画レビュー

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(6)トラバ(3)

2017年01月29日

『シング・ストリート 未来へのうた』『裸足の季節』をギンレイホールで観て、優秀なクズ共と女=クズ思想からの逃避映画だふじき★★★,★★★

飲めや歌えや目出度くもあり目出度くもなしな二本立て。

◆『シング・ストリート 未来へのうた』
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▲一番左のギター坊主はチラシからトリミングされて姿を失ってしまっている。

五つ星評価で【★★★良質とは思うが強くは刺さらなかった】
バンドの映画。
ある日、クラスから浮いてるボンボンの主人公は
女にモテるためにバンドをやろうと考える。
集まってくる有象無象。でも、みんな隠れた才能があったりして、
バンドは彼等の若者カルチャー内で一目置かれるようになる。
「バンドやる=モテる」という直線構造が肯定され、トントン拍子に名曲が作られる。
主人公たちと一体化してしまえば楽しめるのだろうか、
その為に故意に彼等に「イケてない部分」を色濃く残している、とも思うのだが、
なんか、こういうバンド文化に対する落ちこぼれとしてそれには抵抗を感じてしまった。
「あいつらは敵だ」感覚が抜けきれない文化系非バンド文化の自分なのだ。
この映画に出てくるバンド「シング・ストリート」がバンドの最適解としたら、
ロクデナシばかりが集まって、曲も大衆からの支持を得ず、
内部で女を取り合う裏切りが勃発する『デビルズ・メタル』がバンドの最悪解だろう。
でも、個人的にはそっちのクズの方が落ち着く、安らぐ、ダメな自分であった。
『シング・ストリート』の皆さんも、
のべつまくなしにバイブが宙を舞うゲスな映画と比べられるとは思っていまい。


◆『裸足の季節』
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▲脚だよ、脚!

五つ星評価で【★★★5人姉妹にハアハア(*´Д`)】
お国が違うと、家から脱出を企てる事が一大冒険物語になる。
珍しい、面白い、そして腹立たしい。

主役の五人姉妹には美人もいればブスもいる。
でも、そんなにメリハリ付けられてないなあ、というのは残念に思った。

あと、冒頭、五人姉妹がタイツのまま、砂浜で男子たちと騎馬戦ごっこしながら、
タイツをグショグショにするシーンがあって、
その辺りの遊びをご近所に「淫乱!」となじられてしまうのだが、
フェティストの身からすればバリバリ淫乱だと思った。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
シング・ストリート 未来へのうた@ぴあ映画生活
裸足の季節@ぴあ映画生活
▼関連記事。
デビルズ・メタル@死屍累々映画日記

fjk78dead at 01:05|個別記事コメ(4)トラバ(6)

2017年01月22日

『疑惑のチャンピオン』をギンレイホールで観て、これが面白いのは不正な主人公にでも観客が肩入れしてしまうからだふじき★★★

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▲チャンピオン

五つ星評価で【★★★濃い主人公と薄いその他】
自転車レース、ツール・ド・フランス7冠のチャンピオンはドーピングを行っていた。
これはもう映画の前提であり、やった、やってないを争う映画ではない。
主人公はドーピングを行って不正に勝利を勝ち取ってきた男。
であるにもかかわらず、観客は彼に強烈な嫌悪感を抱かない。

それはベン・フォスターが魅力的な俳優ということもあるが、
「ドーピング」という行為に関して観客はそれほど強い嫌悪感を持っていないのだ。
これが麻薬やドラッグなら別だが、映画内で推進派トレーナーが言ってるように
「乱用はいかん」だけで、ごくごく常用する分にはサプリみたいなもんにしか見えない。
あとは「フェア」かどうかの問題だけなのだが、映画はここを上手く切り抜けている。

チーム全体を汚染させ、それがそれほど特別な事でないように見せた。
みんなやっててもおかしくないような世界で今更「フェア」を言ってもせんないじゃん。
主人公がドーピングを行おうが行うまいが極限まで努力する姿を見せた。
ドーピング発覚リスク回避の為、更に努力しているように主人公が見えた。
ドーピング否定派の選手が必ずしも格好良く映っていなかった。

みたいな事から、諸手を振るって賛成する訳でもないが、
観客は多少の判官贔屓で主人公を見てしまう。

そんな中、明らかに間違っているのに、
主人公が正しい事を言っているメディアをやり込めてしまうのは底恐ろしいが痛快だ。
物凄く強い勝利への執着を持っている主人公、だが、彼は単なる我欲の強い男ではない。
彼には皆から賞賛の目で見られたいという欲求も高いが、
彼自身が勝利し続ける事で社会貢献しようという殊勝な面もあるのだ。
それに引き換え、彼の敵が手元に持っているのは凡庸な社会正義だけ。
「正義が勝つ筈だ」という緩い信念だけでは手負いの獣は止められない。

後半、引退してからは彼の軸がぶれてしまう。そこで初めて彼は負けるのだ。
この後半の失速そのものが又、ゲームの局面を見ているかのようだった。
故障を抱えたプレイヤーはその故障の波動が徐々に全体に伝播していき、
臨界点を越えると一気に決壊する。
決壊した彼はもう彼ではないので、映画はそこで終わる。
結局、彼は何に負けたのか。
彼は変容・変質してしまい、それに負けたのだ。
ドーピングをやろうがやるまいがターゲットに的を絞り、
先に進めるだけの彼に変化はなかった。
だが、コース外から仕掛けてくる敵をかわす為に動きを止め、
元の位置に戻るために向きまで変えた。
あの映画の世界の中では、ただ純粋に同じポリシーを貫く者が尊重されるらしい。
だから、主人公に詰め寄られてすぐ髭を剃ってしまう新聞記者は小物として扱われ、
外敵からの攻撃に同じ強さを維持できない第二選手はスポイルされる。
そして、世間から胡散臭げに見られながらも、全くブレてない
ドーピング推進派のトレーナーは最後まで悪びれもしない。
この世界観は、ちょっと最後の最後まで主人公が覚醒剤を肯定し続けた
『シャブ極道』みたいかもしれない。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
会員証失効期限が近づいてきたので10800円を支払い14か月更新。
あと、併映作品の『トランボ』は公開時に見ていたのでパスした。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
疑惑のチャンピオン@ぴあ映画生活

fjk78dead at 01:07|個別記事コメ(4)トラバ(5)

2017年01月16日

日本インターネット映画大賞・2016年分の投票記事だ、ふじき

日本映画

【作品賞】(3本以上5本まで)順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「シン・ゴジラ     」
2位  「KARATE KILL      」
3位  「甲鉄城のカバネリ総集編前編」
4位  「汗ばむ美乳妻     」
5位  「ちはやふる上の句   」
【コメント】
 以下、コメント欄に名を借りて例年通り6位から10位まで選出します(日本インターネット映画大賞非配点になるのは承知の上ですのでお気使いなく)。
6位  「機動戦士ガンダムサンダーボルト」
7位  「続・深夜食堂     」
8位  「君の名は。      」
9位  「この世界の片隅に。  」
10位  「土竜の唄 香港狂騒曲 」
 選出理由は1位おそらくこれはゴジラでなくても成立するのだが映画その物を悪辣な事件に昇華してしまったその手腕を買う。映画自体も大好きだし、あの集められた異能軍団が好ましすぎてたまらない。2位アクション映画のフォーマットを塗り替える大傑作。久しぶりに見ていて身体が反応した。3位12月31日公開なので、これを推す人は凄く少ないと思うのだが、TV用に作られたにもかかわらず映画館で鑑賞した方がバリバリに楽しめる良質なコンテンツ。4位凄くエロい。そして凄く人間的。そしてともかくグッド。5位この映画から後、原作が良すぎるから映画化は失敗して当然という言い訳を使えなくなさしめた作品。広瀬すずのちはやより上白石萌音のかなちゃんの方が好き。6位キチガイガンダム。こういう根が暗いの嫌いじゃない。7位凄くTV的だけど、あの主題歌がかかるとホロっと来てしまう。但し、TVシリーズは見てない。8位おっぱい。9位飛んでくる鉄の螺子とか。10位こういう本当に消耗品みたいな映画も一本くらい入れておきたかった。キング・オブ・消耗品映画。菜々緒は今年映画4本出てるけど、ダントツこれ(いや、他が弱い)。

【監督賞】          
   [庵野秀明(シン・ゴジラ)]
【コメント】
 ゴジラ映画新作を作るのに存在する怒涛の逆風を跳ね返したのには拍手を送りたい。

【最優秀男優賞】
   [ハヤテ(KARATE KILL) ]
【コメント】
 新しいアクションが切り開かれた。俺はそれを見ていた。
 残念なのはそれを見ていた人間が物凄く少なかった事だ。そんな事もある。

【最優秀女優賞】
   [七海なな(汗ばむ美乳妻)]
【コメント】
 最初の1秒から最後の1秒まで演技を纏っている凄み。
 こういう空気を纏って自分の物に出来る女優は希少。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [本田翼(少女,土竜の唄 香港狂騒曲)]
【コメント】
 今年の新人ではないのだろうけど、「可愛く」みたいな殻を破って
 メチャクチャ面白い役者になったのは今年のこの二本。
 そして来年は「鋼の錬金術師」に出るという。きっと快進撃もここまでだ。

【音楽賞】
  「続・深夜食堂     」
【コメント】
 ホロっとする。とても映画らしく見えるのはあの音の良さなのだと思う。
 「シン・ゴジラ」の伊福部「ちはや」のパフューム、
 「サンダーボルト」のジャズも良かった。


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外国映画

【作品賞】(3本以上5本まで) 順位(点数記入なし)、作品数(順位を削除)、自由採点(点数記入)から選ぶ
1位  「ズートピア      」
2位  「RWBYvol.3     」
3位  「世界の果てまでヒャッハー」
4位  「キング・オブ・エジプト」
5位  「イット・フォローズ  」
【コメント】
 以下、コメント欄に名を借りて例年通り6位から10位まで選出します(日本インターネット映画大賞非配点になるのは承知の上ですのでお気使いなく)。
6位  「ジャック・リーチャー 」
7位  「メカニック ワールド・ミッション」
8位  「パディントン     」
9位  「国選弁護人ユン・ジンウォン」
10位  「ビッグマッチ     」
 選出理由は1位ナマケモノ礼賛。2位前2作を踏み台にしてお膳を引っ繰り返したのには驚いた。例えて言うならSWエピソード6で真に悪辣なのはジェダイ騎士とか明かされた感じ。3位ナマケモノ礼賛。4位神様でかいってビジュアルがまずグッド。太陽神ラーがあんな爺さん早く隠居させてやれよみたいなのもグッド。知恵の神が変な黒人のカマなのもグッド。5位思いもよらないワンアイデアだった。6位バディものになるアクション映画で両方有能って滅多にない。敵まで有能。公開はすっと終わっちゃったけど非常に面白かった。ちょっとジェイソン・ボーンっぽかったけど、ボーンの新作よりこっちの方が全然OK(主旨も展開も違うやろ)。7位ただ強い。それだけでOK。8位なんでだろ。バランス的に八方問題がない感じ。9位なかなかええねんけんど、これも日の目を当たってないね。10位イ・ジョンジュ頑張れー。

【監督賞】          
   [ルッソ兄弟(シビル・ウォー)]
【コメント】
 あの込み入って、そこそこ鬱な展開を
 最後まで猛スピードで駆け抜けたのは凄い。

【最優秀男優賞】
   [スティーブ・グッテンバーグ(ラバランチュラ)]
【コメント】
 久しぶりに見たのでご祝儀票です。

【最優秀女優賞】
   [コン・リー(西遊記 孫悟空VS白骨夫人)]
【コメント】
 いや、映画は対した映画じゃないけど、
 コン・リーの存在感だけは絶大。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [マーゴット・ロビー(スーサイド・スクワッド)]
【コメント】
 そんなド新人じゃないんだろうけど、
 やっぱハーレクインの突出ぷりは見逃せない。

【音楽賞】
  「イット・フォローズ   」
【コメント】
 洋画で劇伴を思いだせるのあの単調な音楽だけ。


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【ふじき78が選ぶ今年のリリー・フランキー賞】
   孱咤達錬錬弌     」
  ◆屬父さんと伊藤さん  」
  「海よりもまだ深く   」

【コメント】
 リリー・フランキー2016年7本も映画に出てる(ちなみに2015年は8本)。
そのうち「シェル・コレクター(主演!)」「女が眠る時」は未見なので除外。
気になる度でベスト3を選出。
 )榲にドラッグ決めてるんじゃないかというぐらいリリー・フランキーの中毒患者が真に迫っていた。いや、本当に決めてないよね(本当に決められそうなくらいの距離感にいそう)。実はボクサー崩れという意表を突く役柄も楽々こなす。そんじょそこらのプロの役者では太刀打ち出来ないプロの素人(えーとまあ、役者も職業の一つらしいです、マジで)。
 藤竜也と上野樹里を食う好演。
 0ど寛と堂々渡りあって負けない好演。
 ちなみに残り2本は「秘密」と「聖の青春」。
 この2本も実に安定した演技をしている。
 化け物め!(それは2015年に『バケモノの子』と『極道大戦争』で演技済)

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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付記
2016年は1月1日に早稲田松竹で『元禄忠臣蔵・前篇』が映画初め。
12月30日にユーロスペース1で『ニーゼと光のアトリエ』で映画収め。
455本360興行339890円鑑賞料金で使用。1本平均約747円。

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2017年01月13日

『エルストリー1976』を新宿武蔵野館2で観て、観察対象に優しく観客に不親切ふじき★★

五つ星評価で【★★サービスの視点が疎い】
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▲ベイダーとパイロットの下二枚の写真は同時提供されている1枚ものの写真をベースと考えると左右逆焼きっぽい。

『スターウォーズEP4』に出演した端役やエキストラのその後を追うドキュメンタリー。ダース・ベイダーを演じたデビッド・プラウズを除いてはごくごく普通に誰も知らない人たち。彼等の生活・信条、SWとの付きあい方などをインタビューで切り取る。

面白い部分と、そこはスルーしてもいいんじゃないという部分がゴチャゴチャ混ざってる印象。

その人個人がどんな人生を送ったかという事には申し訳ないが全く関心がない。そこに関心を持ってグググっと「みなさん大変でしたね」と言ってあげるほど善人ではない。そういう人生の物語をやりたいなら、それが成り立つのであれば、SWという要素抜きで作った方がいいだろう。彼等に取ってSWは人生の中の一部分かもしれないが、観客に取っては彼等の大部分がSWから見せる局面しか必要とされないのだ。だから、彼等がそれぞれどんなキャラだったのかも随時分かった方が良い。フィギュアと関連付ける形で、それぞれのキャラクターを一回ぐらい関連付けて見させているが、そんな不親切な方法でなく、下品であってもワイプか何かでずっと彼等が演じた役を映せばいい(権利的に難しいのならフィギュアを彼等に持たせて撮影すればよい)。ドキュメンタリー作成者が彼等に人として接して好意を持つほど、観客は彼等に近くないのだし、接点はSWなのだから、その橋渡しをするようなやり方で映画を作るべきだろう。

それにしてもSWは神格化されている。
エキストラとして、ただ立っていただけのような人物がサインをねだられる、
そういうイベントが定期的に開催される状況だとは思わなかった。
どんな世界にもオタクやマニアはいるのだが、その最突端を見た気がした。

「私がダース・ベイダーだ」と発言して、ルーカス社やディズニー社を怒らせてしまったデビッド・プラウズ。いやいや、彼がダース・ベイダーである事は間違いない事実なんだから、そんなに目くじらを立てんでもと思う。宣伝戦略みたいなものもあるかもしれないが、デビッド・プラウズが演技していた事は別に伏せられてはいないし、もう少し彼にスポットライトが当たってもよかった筈だ。ルーカス側が自分達の都合で抑制したがってる気がする。オリジナルを塗りつぶしてキレイキレイにして汚点を隠そうとするルーカスとデビッド・プラウズだったら、デビッド・プラウズの方が信用度が勝る。彼の事はもうほとんど何も知らないけど。デビッド・プラウズが語っていた声の演技もちゃんと付けていたが、何も聞かされないうちに他人のアフレコに変えられたという話も、そういう意味でルーカスにとっては小さな事かもしれないが、演者に取っては大きな事だろう。おそらく、ルーカスは彼に何も言わずに変えているに違いない。その辺の事情はよく分からないが、ウィキにはイギリス訛りが強すぎて使えなかったと書いてある。いや、でも、それならそれで、そう伝えてやれよと思う。この辺は言った言わないでどっちが正しいかは藪の中だが、やはりこういう時、金持ちの方が信用できないので(金の力で信用できない事をフィルムにいろいろやってきたルーカスが悪い)。

『エルストリー1976』ってタイトルはオシャレっぽいけど、何も言ってないタイトルだ。「エルストリー」が何かと言うと、イギリスにある、SWを撮影したスタジオの名前だそうである。知らねえよ、そんなん。
でも『新たなる希望が生まれた街』って副題はグー。

SWに関するインタビューはおもろい。それは認める。


【銭】
チケット屋で劇場鑑賞が6回可能である武蔵野興行の株主優待券を4500円でGET。うち1回分で鑑賞(2枚目)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
エルストリー1976 − 新たなる希望が生まれた街−@ぴあ映画生活


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2017年01月09日

『ヒズ・ガール・フライデー』『特急二十世紀』をシネマヴェーラ渋谷で観て、地獄のように面白い二本立てだふじき★★★★★,★★★★

特集上映「ハワード・ホークス監督特集」の1プログラム。
もう尋常じゃないくらい面白いコメディー二本立て。

◆『ヒズ・ガール・フライデー』
五つ星評価で【★★★★★面白い話はこう作れという見本みたいな、、、、いやいやいやいやこんな面白い話は作れねえよ、普通】
新聞業界のスクープ合戦と離婚した文屋夫婦と新しい夫の「恋のさや当て」ゲームが交錯。と言うか、新聞屋の旦那がケイリー・グラントでは相手も分が悪い。保険屋の新旦那はほとんど画面に出てこない。元新聞屋の妻にしてライター役のロザリンド・ラッセルが自分でも嫌で嫌でたまらない文屋根性をほじくり出されてキチガイのように暴走するのが本当に面白くてしょうがないが、もうバリバリにスレスレで、これは一歩間違えると恐怖映画になる寸前の寸止め映画。ロザリンド・ラッセルが特ダネの激流に流されて冷静な自分を失っていく場面は見方を変えるととても恐ろしい。それは、どんなに優れた人間でも流行り病のような人間の情熱の流れには逆らえない。ある意味、脚本家による人間の個性の否定なのである(考えすぎか?)。
何はともあれ、若者にはこういうバカなくらい笑える映画を見せて、映画ってなんて凄いんだと洗脳する事が大事。この脚本に比べると今の映画はなんて楽をしてるんだろうと思う(元々は映画ではなく舞台らしいけど)。若者ではないけど私も初見だ。こーゆーのがもっと目に触れる機会は全然にあるべきだ。


◆『特急二十世紀』
五つ星評価で【★★★★笑わせる為なら何でもやる脚本】
こっちももの狂おしい感じで面白い。
ハリウッドではなく、ブロードウェー物。ダメ女優を天下の名女優に育て上げた挙句、ハリウッドに掻っ攫われた落ち目のプロデューサーが特急列車内でくだんの女優と偶然ニアミスして、俺を追ってきたんだろうと激しく勘違いする。まあ、激しくも悲しい話なのだけど、悲劇も度を越すと喜劇になるので、この映画も安心して大笑いできる。
プロデューサー役のジョン・バリモアって『ヤングフランケンシュタイン』のジーン・ワイルダーを思いださせる。分かってる。分かってる。順番が逆だ。
ヒロインの大根女優上がり女優が綺麗なのはもちろん、代わりに発掘される売れなくって残念女優も、そんなに出番の多くないプロデューサーの秘書もみんなステキ。誰が選んでるのか知らんがいい趣味をしている。
『ヒズ・ガール・フライデー』同様、若者に見せるべき映画至上主義者になる為の洗脳映画。これだって初見だ。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引。一般1400円から400円引きで1000円と思ってたら、一般1500円に値上がってて1100円支払う事になった。ハワード・ホークス特集からの値上がりらしい。ハワード・ホークス特集から値上がりされちゃーしょうがないな。値上げその物はしょうがないのだけど、タイミングが何か悔しい。まあ、これで映画館の従業員の皆さんが全員集まって一杯の掛け蕎麦でも食べられれば。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ヒズ・ガール・フライデー@ぴあ映画生活
特急二十世紀@ぴあ映画生活

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2017年01月05日

『風に濡れた女』を新宿武蔵野館2で、『RANMARU 神の舌を持つ男』をUCT2で、『ニーゼと光のアトリエ』をユーロスペース2で観て、SEXとおふざけと真面目で華がないのとの三本ふじき★★★,★★★,★★

2016年鑑賞最後の三本。
『風に濡れた女』は12月29日、業務終了12:15から納会開始の16:00までの間に見れる映画を探してチョイス。
『RANMARU 神の舌を持つ男』はユナイテッドシネマの年末までの無料券を消化する為に12月30日に鑑賞(31日は掃除するので映画が見れない)。『ニーゼと光のアトリエ』は年内最後の映画を堤幸彦にするのは映画オタクとして耐えられず最後にもう一本挟んだけど、何とはなしに毒にも薬にもならなかった感じの一本。

◆『風に濡れた女』
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▲男子はこういうカマトトい顔の子(中谷仁美)の方が好き。
五つ星評価で【★★★セックスがジャズのセッションみたいな映画】
ロマンポルノ・リブート・プロジェクトの一本。
映画の冒頭、港を自転車で走行してコンクリから海にズボンと落ちる女。
薄いTシャツから胸の形が露わになり、女はその薄いTシャツもすぐに脱ぐ。
どう考えてもおかしい女なので、港にいた男は関わり合いにならないよう、すぐに出る。
女は付いてくる。寝る場所がないのでSEXと引き換えに泊めろと言う。
男は面倒なので取り合わない。男は女難で街を出て世捨て人してるのだ。
男に関わってこようとする女。煩わしい男。
昔の女がやってきて、男と関係を持とうとする。
SEXに入ろうとするその瞬間、昔の女を横取りしてヨガらせてしまう女。
男は自分の寝所を女二人に追いだされる。
男は昔の女が連れてきた若い助手の女を犯す。
昔の女は去り、男はついに面倒な女とSEXする。
壊れる世捨て家屋。何かよく分からずにエンド。
裸とSEXばかりが輝いてた。が、決して不快ではない。もう一回見たい。

ともかく『甘い鞭』で凄い演技してた間宮夕貴だから、
彼女が主役張るなら安心だ。そして安心した通りになった。
美しい身体である。得体のしれない精神である。
そのアンバランスがロマンポルノっぽいと言ったら言いすぎか。
ロマンポルノって所詮、女神にはなれない野郎どもが
その美しい女神達をそこにあるままに、謎のままに、映画に仕立てた一連の作品群
という気がする。いやいやいやいや、こんなの今、適当に書き捨てているのだが、
そう言っちゃえばそうかもしれないと人を騙せるくらいの説得力がある(ないか?)。

何にせよもう一回見たい。
間宮夕貴のツンとした乳首が見たい。
そして、とろけるように可愛い表情の中谷仁美ももう一回見たい。

この映画の感想で「ロマンポルノらしくない」という感想を書いている人を見かけたのだが、「条件が整いさえすれば何を撮っても良し」というのが一番のロマンポルノらしさなのだから、そこがクリアされていれば「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」という名前の企画であっても、「ロマンポルノらしい」に拘る必要は全くないと思う。それは無駄な締め付け以外の何物でもない。


◆『RANMARU 神の舌を持つ男』
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▲転覆トリオ。
五つ星評価で【★★★実はそこそこ面白かったりする】
あの問題児、堤幸彦の小ネタ系の映画なので、
大の大人としては人に勧める事は断固として出来ないのだが、
その実、長いコントとして見ると、そこそこ面白いし、楽しめてしまう。
でも、映画かと聞かれたら謎だし、TVシリーズも低視聴率だったらしいし、
映画もシネコン上映回数のビックリ減見ると不入りなので、
堤幸彦は少し身の振り方を考えた方がいいと思う。
まあ、別に堤幸彦の身の振り方を私が考えなければいけない謂れもないが。

で、ドラマとしてどうなのかという論点を捨てると、この「蘭丸」の方法論は面白い。
今までの堤幸彦の小ネタ系の作品で、何がイライラさせられたのかと言うと、
現場スタッフの内輪受けの遊びに付きあわされて、その内輪受けのどこが面白いかも判然としないまま、本旨であるドラマが停滞するから、あかんかったんである。
今回はその小ネタの中のかなり多くを佐藤二朗が常時突っ込むという形で表に出している。そして、小ネタに捕らわれてメインのストーリーが停滞するという事も起きていない。これがストレスがたまらない原因だ。その分、セリフの全てがボケという木村文乃は苦労してるかもしれないが、こんな行きついた役もなかなかGETできないので、逆に彼女自身は楽しんでいるかもしれない。

財前直見のオーバー・アクトはなかなかおもろい。
『金メダル男』に出て、『蘭丸』にも出る木村多江。
バラエティ的なドラマ要員として便利に使われすぎていないか?
別にこの人、こんなどうでもいい映画(失礼)に力を注がんでも、
もっといくらでもいい仕事があると思うのだ。いや、普通にいい役者じゃん。

で、この「蘭丸」に『風に濡れた女』の間宮夕貴が出てる。
湯治に来てるヤンキー女二人組の一人で、メイクがきつくてよう分からん。
別に演技の力量とか1ミリも必要がない役。
間宮夕貴さん、凄い演技をするんだけど、凄くない演技の映画も多々あります。
オファー片っ端から受けてるんじゃないかな。
昔っから小さな映画いっぱい出てて、そのまま大きな映画もいっぱい出るようになった
麻生久美子さんみたいな道筋辿ってくれるといいなあ。


◆『ニーゼと光のアトリエ』
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▲右がニーゼ。
五つ星評価で【★★知らなかった知識を知る分にはいいけど、娯楽映画としては弱い】
1944年のブラジル、ロボトミー手術や電気ショック療法が幅を効かせる中、暴力的治療を廃し、芸術療法やアニマル・セラピーを施した女医ニーゼの物語。

基本、狂人がいっぱい出てくる映画は好き。映画には狂人がよく似あう。

ニーゼを演じるグロリア・ピレスは私の好きなエマ・トンプソンに似てて良かった。

残念なのはニーゼを非難していた旧態依然とした医療チームが
ギャフンと言うような展開がなかった事である。
本当にギャフンと言ったかどうかはともかく、娯楽映画として作るなら
唾を吐きかけられた主人公(暗喩)が、そのまま相手に向かおうともせず、
そのまま話が終わってしまうなんて展開は許されない。
そして、この映画はその許されない展開をして、シレっと終わってしまうのである。

オーマイガーっ。そらないだろ。


【銭】
『風に濡れた女』:チケット屋で額面金額1400円の券を1400円でGET。
『RANMARU 神の舌を持つ男』:ユナイテッドシネマのキャンペーン籤でGETした招待券で無料鑑賞。
『ニーゼと光のアトリエ』:ユーロスペース会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
風に濡れた女@ぴあ映画生活
RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して・・・蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編@ぴあ映画生活
ニーゼと光のアトリエ@ぴあ映画生活
▼関連記事。
風に濡れた女(2回目)@死屍累々映画日記

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2017年01月04日

『RWBYvolume3』をシネ・リーブル池袋2で観て、やられまくりふじき★★★★(ネタバレあり)

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▲黒い図案が今回の物語を語る。

五つ星評価で【★★★★アメリカ発萌えアニメ第三弾】
アメリカ製の3DCGアニメの続々編。
ちょっと舐めてかかって油断してたら返り討ちにあった。
この「Volume3」で凄く面白いコンテンツに成長している。

レビュー内にネタバレ要素を含みます。

学生同士の天下一武闘会もどきの集団対戦ゲームで始まり、
うーん、こういうの西洋東洋問わずオタクは好きそうだよね、
と安心させておいてその武闘会の背後で練られる陰謀、裏切り、信頼関係の失墜。
Volume1,2で大事に大事に手塩にかけて育ててきたキャラクター達を次から次へと蹂躙する超鬱展開。Volume1,2で未来に向けて成長してきた彼等から未来を奪い取り、絶望の底に叩き落としてVolume3は終わる。

しびれる。

やりおった、やりおった。あんな愛情込めて育てたキャラに
ボロボロの酷い仕打ち。それがとってもイカす。
この追い込みで、グッとキャラが人間になっていく。
ああ、面白かった。もう、次を見ずに済ます事は出来ない。

ヤンが、ヤンが、ヤンが、どうなっちゃうのか。
ヤンなんて一番安心して見ていられるキャラだったのにビックリだ。
お気にのペニーもあんな事になってビックリだ。
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▲ヤンの勇姿をまた見たい。

【銭】
テアトルの会員割引で1300円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
RWBY Volume3@ぴあ映画生活
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RWBY Volume3@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
RWBY Volume1@死屍累々映画日記
RWBY Volume2@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2017年01月03日

『ピートと秘密の友達』をトーホーシネマズ新宿8で観て、新しい物は何もないかもしれないけどいい映画★★★★

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▲犬系エリオット(左)

五つ星評価で【★★★★例えば捨て猫を見つけたら保健所に電話かけるよりも隠れてでも育てるような子供になってほしい/そういう気持ちの映画】

とりあえずまず驚いたのは実写だったこと。
アニメだと思い込んでいた。
それほど情報露出が少ないし、宣伝にも力が入っていなかった。
なんか契約的に公開しないとしょうがないから、お義理で公開でもしたかのよう。
でも、とてもいい映画です。

宣伝が下手です。
宣伝コピー(下記)がおかしいです。

彼と友達になるための3つの約束
 名前をつけてあげること
 不思議な力を隠すこと
 絶体に守りぬくこと


宣伝担当者、本当にこの映画見たのだろうか?
一つ目の約束は約束にする事ではないし、
二つ目と三つ目の約束は友達になるための約束ではない。
約束というよりは友達を守るために自然にすることだ。
そして、この約束は規格外の物が最初から社会に受け入れがたい事を知っている大人の目線から考えたコピーだ。だから、この条件はこの映画より、より『E.T.』の方が似あっていると思う。
原題は『Pete's Dragon』
だから邦題も『ピートのドラゴン』
もしくは『ピートとドラゴン』でよかったと思う。
なんか「ドラゴン」を表に出したくない理由でもあるのか?

この映画のドラゴンは犬系。
『ヒックとドラゴン』は猫系だったが、犬系もありえなくはないと納得させられる実にいい出来だった。大昔、『ネバー・エンディング・ストーリー』のファルコンも同じ犬系だったが、今回のエリオットと比べようにならないポンコツ具合だった。恐るべし、技術の進化。つーか、爬虫類系にはせんのかのう。

主役のピートがスザンヌに顔が似てて可愛い。
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▲ピート(左)(右)

彼の対となる女の子もなかなかいい感じで、かーいらしい(欲情とかしないよ)。
爺ちゃん役のロバート・レッドフォードがちゃんと爺ちゃんしてていい。『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』の政治家役も良かったが、もう本当こういう年相応の役がいいのだ。油断してるとまだまだ若いもんには負けないとキスしたりセックスしたりするような役をやりたがるけど、彼自身が思ってるほどそれは爽やかな絵面ではないし、爺さんのセックスなんて悪代官が町娘を手籠めにする場面だけでいいと思うのだ。ちなみに、ロバート・レッドフォードに悪代官は似あわないと思う(レッドフォードにも欲情とかしないよ)。

森の奥で過ごす心の優しい怪物を町から来た者が捕まえて迫害する、という主筋はありがちだし、その後の正しい行いをする者達が皆で怪物を逃がす事も特に新しくない。でもまあ、新しくない物語でも、的確に語られるなら、定石として作り直してもいいっしょ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・26本目(2016年11月25日〜12月24日)Final
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ピートと秘密の友達@ぴあ映画生活

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(6)トラバ(6)

2017年01月02日

『バイオハザード ザ・ファイナル』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、終わって安心でもアクションあかんねんなふじき★★

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▲傷だらけのローラ

五つ星評価で【★★一応、十分ファイナルの要素を満たしてると思う。ただアクションは最低】

多分、直前作の「后廚聾れてない。
「機銑検廚發匹譴見てて、どれが見てないのかよう分からない。
どうやら、「機廖岫検廚漏亮造妨てるのだけど、
「供廖岫掘廚藁省か、どっちか一つという状態だ。
ただ、確実に「后廚聾てないのだが、実際のところ鑑賞に支障はなかった。
まあ、どれがどれなんだか分からんよう、見分けつかんの作る方が悪いよ。

とりあえず見に行ったのは東宝フリーパスで只で観れるという事と、
ローラの演技が見たかったからだ。
「字幕版」で見たが、ごくごく普通だった。
「んふ」とかも言わないしね(そらまあ言わんだろうけど)。
「吹替版」もおそらく驚くようなタメ口演技はやらんでしょ。
まあ、そんな演技がどうのと言うほどガッツリ長い出演でもないよね。

SWと同じく、ちゃんと終われて良かったね、と言ってあげたい。
終わったと思ったらまた、始まっちゃったり、
とりあえず最初から建て直したりがあるとしても、それは又、別の話だ。

そうだ。おめでとうはおめでとうとして、アクションは最低。
適切な位置で撮影してないから(寄りすぎてる)何やってるのか全く分からない。
二人がダンゴになってバタバタ格闘して、どっちかが倒れるの見て
勝者を確認する、そういう風にしか分からない無残なアクションが延々と続く。

たーけ!


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・25本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
バイオハザード:ザ・ファイナル@ぴあ映画生活
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バイオハザード:ザ・ファイナル@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
バイオハザード:ザ・ファイナル@ペパーミントの魔術師
バイオハザード:ザ・ファイナル@だらだら無気力ブログ
バイオハザード:ザ・ファイナル@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼関連記事。
バイオハザード検死屍累々映画日記

PS どんな映画かよく分からないけど、『ぱいおつ・ハザード』
 って映画が作られたら絶対見に行く。
PS2 ローラのフィルモグラフィーがこれと、
 『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年 』しかないのは
 ホッコリしてていいと思う。

fjk78dead at 11:24|個別記事コメ(10)トラバ(13)

2016年12月29日

『世界の果てまでヒャッハー!』をシネマート新宿2で観て、ゲラゲラふじき★★★★

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▲天駆ける、気のいいバカ。

五つ星評価で【★★★★ああん、もう】

こういう人生の役に立たないくだらないの大好き


【銭】
新聞屋系の平日鑑賞券をもろうたのでロハ。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
世界の果てまでヒャッハー!@ぴあ映画生活

PS 林家ペー、パー子の「ヒャッハー」って予告も好き。
PS2 高高度からの玉とチンチン、
 別にノーカット・ノンモザイクで見せてくんなくてもいいんだけど。
 いや、モザイク入ったら、入ったで不愉快だけど。
 (あんなんで興奮しないよ!)
PS3 主人公を含む男4人のIQがこれでもかというくらい低そうで、
 邦画だったら、あんなに弾けたバカは出せねえよなあ。
 バカの代名詞的な『ビー・バップ・ハイスクール』のキャラ達だって、
 あんなに単純にバカみたいではない。

fjk78dead at 01:17|個別記事コメ(2)トラバ(5)

2016年12月23日

『ローグ・ワン』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、各論賛成映画だふじき★★★★

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▲ソウ・ゲレラはともかく、オーソン・クレニックがローグ・ワンの振りしちょるのはいったい何でだ?

五つ星評価で【★★★★これがベストと思ってはいないがベターなSW】

基本的に、ならず者や半端者が集まってミッションを成功させる映画が好きなのだ。
そいで、今回はそのならず者の中にドニー・イェンが入ってるから、ドニーさんのシーンだけでもう楽しめてしょうがない。ドニーさんがならず者の中で独特な志向の人格者というのもリスペクトされてる感があって良い。そう、私や私達ドニー・ファンは世界中にドニーさんをリスペクトしてもらいたいのだ。
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▲ドニーさん。

で、ドニーさんとコンビの赤胴のチアン・ウェン。この人、中国の文芸映画とかに出てた人じゃん。ドニーさんもそうだけど、キャスティングの目利き力が半端ないな。

パイロットの人、ギョロ目でいい感じ。これに船長と女浪人とボロロボット(褒めてる)が「ローグ・ワン」の中核。
女浪人は鬱屈してながら子供が抜けてなくて、子供が抜けてないからこそ可能性の低いプロジェクトに命を賭けられる。その蛮勇に共和国の汚れ仕事をさせられていた、ならず者たちが共感して手を貸すという構造はとても泣ける。思いだすと泣けるけど、演出的にはその他大勢が行き当たりばったりで集まったみたいで、ちょっと盛り上がらなかったのが残念だ。女浪人のジン・アーソは適度に若くて適度にヤサグレてていい感じ。子役時代をやったおさげちゃんもよかった。
船長はディエゴ・ルナ。なんか普通。綺麗な顔立ちをしてるので、情報を得るために帝国の将軍に身体を売っていたみたいなエピソードがあったら激烈に燃えるに違いないが、流石にそんなに黒いエピソードはディズニーさんが許さないわな。
ボロロボットはとても好き。しかし、「敵」という概念付きではあるものの、あいつ躊躇なく人を殺すんだよな。アトムが見たら怒るぞ。
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▲噂の三人組。

今、考えると戦いの舞台は二カ所でしかない。
テロリスト(フォレスト・ウィティカー)のいる星と南国っぽい帝国の要塞惑星。
最初のテロリストのいる星は「フォース」の聖地らしい。
それならそれでもう少しそういう土地感を推してもらいたかった。
「ああっ、フォース生誕の聖地があんな事に!」感を出してもらいたかった。
これ、いろんな宗教が崇めるメッカを爆撃するようなもんでしょ。
もっと嫌がられて、怒られてもいい。
南国にある感じの要塞惑星は色味が目に優しいのが面白かった。
ここでの情報強奪の攻防戦、各自それぞれよくやってるのだけど、
作戦の全体像がわかりづらく、戦局の変化で変わる作戦行動の変更も分かりづらい。
嘘でもいいから、こういうのは「××すればミッション完」みたいな
単純志向に落としてやればでいいのだと思う。
色々胸熱なシーンはあるけど、もうちょっと整理してくれれば
もっと盛り上がったろうにと思うと、OKだけど残念だ。

「Rogue One」Yahoo翻訳で「きけんなもの」。いや、何か違うな。
「Rogue」だけ再翻訳。「ろくでなし」。なるほど。
「ローグ・ワン」=「ろくでなし部隊」か。
「スター・ウォーズ」のエピソード1〜7までは
アナキン・ルーク系統の姫の入り婿とその血筋の物語で、
これは高貴な血(才能ある血)が栄光を掴むお伽話なのだ。
ルークは庶民の出だが、高貴な血を持つ王子様であり、
仲間の貴族の助けなどを得て、ドラゴンを退治する。そんなストーリーだ。
アナキンも同じ庶民の出だが、強欲に負けて身を落とす、こっちは戒めのお伽話だ。

そういう王子様やお姫様とは無縁なもっと下層階級の世界が「Rogue One」なのだろう。
そう考えると断然こっちの方が世界としては好きだ。
汚い血のろくでなしの世界では命は二束三文だ。
戦って勝っても褒められはしない。
それでも彼等は戦う。彼等には信念があるから。ぐうかっこいい。
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▲ローグ・ワンの野郎ども。

ダース・ベイター無双については
「今宵のライト・セーバーに血に飢えておる」
みたいなキャラじゃなかった筈なんだけどなーと思ったが、
まあ、あれくらいやってもいいのかなと許容範囲内です。
ダース・ベイターが女性だったら陰口で
「あいつ不機嫌だな、あの日か」とか言われちゃう感じじゃないかな、あれ。

全体として凄く好きな要素があるのに、全力で褒めづらい一本というところ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・19本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@だらだら無気力ブログ
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@タケヤと愉快な仲間達
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@ノラネコの呑んで観るシネマ
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@徒然なるままに
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS K2SOでケツはSOLD OUT(売切)とか
 ニヤニヤ喜んでるのは俺くらい。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(10)トラバ(30)

2016年12月22日

『紳士は金髪がお好き』『モンキー・ビジネス』をシネマヴェーラ渋谷で観て、二本ともゲラゲラ笑いながら怖いよふじき★★★★,★★★

特集上映「ハワード・ホークス監督特集」の1プログラム。モンロー二本立て💛

◆『紳士は金髪がお好き』
五つ星評価で【★★★★モンローが可愛いのに怖い】
ナイトクラブの歌姫マリリン・モンローとジェーン・ラッセル。
モンローがひたすら玉の輿を狙う堅実派で、ラッセルがちょっと擦れた夢見女子。
もう当然の如くラッセルの方がマトモな神経ではいい女の筈なのに、
鬼神の如く金を追い求めるモンローの可愛さが競り勝つ部分が山のようにあるのが、
とてつもなく背筋を凍らせる。
これを見ると「人間は中身です」が何の信頼もない言葉だと分かる。
モンロー(ノーマ・ジーン)自身はこういう映画に出るのが吐くように嫌だったと思うのだけど、まあ、この頭の悪さというか、何も頭に入っていないロボットのような惚れ機械的なモンローが絶妙に可愛いのである。それが怖い。この映画のモンローは犬や猫ではない、爬虫類や鳥類のような直線志向なのである。情にほだされない、エサがある所にのみ出向く。でも、見れば見るほど可愛いのである。
こういうオバケと組まされるジェーン・ラッセルもお気の毒としか言いようがない。一応、映画内の格付けとしては同等の扱いだとは思うのだけど、目が行くのは猛獣モンローで、猛獣使いのジェーン・ラッセルは彼女がいないと成立しないのに映画内ではやっぱ二番手にしか見えない。
それにしても衣装があでやかで綺麗だ。
これでもかと胸を強調したドレスもステキだ。


◆『モンキー・ビジネス』
五つ星評価で【★★★若返りとはいったい何なのか】
併映の『紳士は金髪がお好き』の前年に作られたのにあっちは色彩目くるめくカラー、こっちはモノクロで、モンローは刺身のつまみたいなセクハラ女の子要員。チョコチョコ出てきてはおいしいとこを浚う。
猿が偶然、作りだしてしまった「若返り薬」を巡る喧々諤々のコメディー。
ここでの若返りが肉体的な物ではなく、動作や行動を対象とするらしい。
小学生のようになってしまう博士とその妻。
まあ、確かに枯れた老人が子供のように活発になれば若返ったと言えるかもしれない。
だけど、これって老人が近近の事を忘れ、子供時代の記憶に生きるようになる
一般的な「ボケ老人」とさほど変わらないのではないだろうか。
その辺は置いといて、大人なのに本気でインディアンごっことかするのは見ていて思った以上に愉快である。ありえないバカげた行動を徹底的にやるのはとても良い事だ。


【銭】
シネマヴェーラの会員ポイント9ポイント貯まって無料鑑賞。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
紳士は金髪〈ブロンド〉がお好き@ぴあ映画生活
モンキー・ビジネス@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(2)

2016年12月17日

『ガール・オン・ザ・トレイン』をトーホーシネマズ・スカラ座で観て、これはアレちゃうふじき★★★

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▲観客が主人公を信頼できない設定ってキツイ。

五つ星評価で【★★★三人よれば文殊の知恵どころか3P始まらないのがある意味不思議という、そんな人生観があったりもする映画】

非常に説明しづらいのだが、女三人が出てくるサスペンスという意味で、
五代暁子脚本、池島ゆたか監督作品とかでありそうな話。
ギリシャ神話のヘルメス挿話で一つの目と一つの歯を共有する三人の老婆が出てくるが、この映画に出てくる三人の女性も一つのオメコを共有していた。まあ、そんな話だ。

主人公がアル中で自分の記憶を信用できないと言う設定は既存で他の映画でも見た事があるが、主人公への感情移入を妨げるのでキツイ。
つまらなくはないが、主人公のキツイ属性から素直に楽しみづらい映画。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・16本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ガール・オン・ザ・トレイン@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2016年12月10日

『シークレット・オブ・モンスター』をトーホーシネマズ・シャンテ3で観て、音圧音圧また音圧ふじき★★

五つ星評価で【★★音圧音圧また音圧】

音圧音圧また音圧。話はよく分からなかった。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・11本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
シークレット・オブ・モンスター@ぴあ映画生活


fjk78dead at 00:38|個別記事コメ(0)トラバ(3)

2016年12月09日

『マダム・フローレンス! 夢見るふたり!』をトーホーシネマズ日本橋5で観て、まあええねんふじき★★★

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▲お似合いさん

五つ星評価で【★★★ヒュー様のダンスがステキ】

音痴だけど人柄でカーネギーホールを満席にして絶賛された歌姫の話。
音痴な人は自分で音痴を自覚できないものであろうか?
日本でも二大かっこいい音痴として斉藤清六、逸見政孝がいるが、
極めて気持ち良さそうに歌っている。
それらの歌声は美しくはないが味がある。嫌いではない。
そもそも日本では「表面的な美しさだけに全てを求めない」という価値観が昔からある。
だから「侘び寂び」や「ヘタウマ」を知る日本人には、この話は理解しやすいのではなかろうか。

それにしてもメリル・ストリープの天真爛漫さが大屋政子っぽい。
ヒュー・グラントは大澄賢也のようだ。
ピアニストのサイモン・ヘルバーグの代わりに池松壮亮を置けば日本版すぐできる
(大屋政子が在命してればという条件がクリアでけへんけど)。

映画内の聴衆が割と善人だらけで、見ていて気持ちがいい。
特に、最初はマダムのドベタ歌唱に大笑いを抑えられなかったが、
後にヘイトする奴らに一発かます身持ちの悪そうな金髪美女と、
太っちょ旦那が良い。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・10本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
マダム・フローレンス! 夢見るふたり@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
マダム・フローレンス! 夢見るふたり@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

fjk78dead at 22:37|個別記事コメ(2)トラバ(13)

2016年12月04日

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』をトーホーシネマズ日本橋7で観て、何か色々ガタがあると思うなふじき★★

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▲太っちょ、変人、事務女。

五つ星評価で【★★まず、あの主人公の設定はどうなの?】

これがファンタスティック・ビーチクだったらきっと好きになったに違いない。主人公はビーチクを愛する旅の魔法使い。次々と新しいビーチクと仲良くなりながら旅を続ける。アメリカ編は姉妹のビーチクとパン屋のビーチクと仲良くなるエピソードを中心に、闇のビーチクとの突起物争いも描く。どんな映画だか分からんが、本当に見たいな、それ。

最初に「あーやだなー」と思ったのはエディ・レッドメイン演じる旅の魔法使いの、魔法動物の管理が適当な事。その鞄の中には普通に考えてけっこう危険な獣(ビースト)がいっぱい入っているのだが、檻や出入口の鍵が壊れているような状態である。移動動物園で虎や象の檻に鍵がかかってない状態で旅をしているようなものだ。アメリカに住まう魔法動物を返すという目的は別に構わない。でも、それならその魔法動物だけを鞄に入れて、他の魔法動物は置いてくればいいだろう。他の魔法動物は持ち運ばず地産で育てればいい。そうしないのは彼が飼う魔法動物が野生ではなく、ペットの位置付けだからだろう。いや、ペットだったら、ペットホテルとか探せよ。自分のエゴで魔法動物を連れ回すなよ。
それ以前に「魔法動物をアメリカに連れていきたい」という問いに対する答えが魔法使いの手搬送以外ないんだろうか? まあ、魔法その物が万能ではないのかもしれないけど、それだったら、このハリーポッター世界で行える魔法の範囲という物が明確にならないといけないのではないか?
主人公が「おっちょこちょいで人見知り」という設定はエディ・レッドメインが嫌味にならないよう上手く演じているのだけど、危機管理だけはちゃんとした上で、おっちょこちょいであってほしい。例えばカモノハシもどきのニフラーが逃亡して銀行や宝石店を荒らすが、あれ荒らしたままだろう。他の逃げ出した魔法動物についても回収はするが、起きた事象についてはやりっぱなしのまま。そんな危険人物収監されて当たり前だろう(即廃人化するような裁判なき決定は行き過ぎと思うが)。
ペット動物もどきなので、多少擬人化されて、問題が曖昧になって見えるのだが、あの動物たちが検疫措置を受けていないのも問題だ。魔法動物が受肉していない完全にスピリチュアルな存在であるなら別だが、鼠がペストを媒介したように、異国の地の魔法動物がその土地に取って未知のウィルスを持っていない保証はない。
まあ、絵空事だから、そんな事は起こらないが。

物語は町で起こっている魔法動物のものと思われる災害の謎を中心に
人間界と魔法界の争いを未然に防げるかという話に進む。
魔法界側が過剰に恐れおののくのみで、人間界の反応が薄いので、
あまり対立みたいには見えない。
魔法による災害が目の前で起こったという事より、
「魔法使いがいる。それは彼だ」というスケープゴート的な展開にならないと
対立軸は発生しないのではないか?

魔法動物ってほぼほぼポケモンのパクリだろう
(形がどうのこうのではなく、その存在が)。

アメリカの魔法使いの姉妹はなんか好き。
垢抜けない姉と必要以上に薄い服の妹。
テレパスの妹が純朴な工場労働者の心を読みながら、
徐々に惹かれあうサブ・エピソードはとても可愛らしいのだが、
時間を大きく裂けなかったので、
凄く飛び飛びにいきなり進展する状態になつてしまったのは残念だ。

主人公と魔法姉妹と工場労働者が捕まって逃げ出す魔法省。
あんなでかいのと、あんな働いてる人間が多いのって必要か?
あの大きさは人間組織のそれと同じくらいの規模に見えるのだが、
別に魔法使いと人間の数が同数ではないだろうし、
魔法によって効率化できる部分もあるだろうから、
あんな無闇矢鱈に巨大な行政組織はいらないのではないか?
反魔法集団の新興宗教が一軒家みたいな所に住んでいるが、
行政組織としてはあれくらいの規模で足りる気がする。
不足であるなら、それは魔法使い世界で無駄に警察みたいな
攻撃力を有する組織が整備されているのではないか?
実際、魔法省が何をやってるのかは全く分からん。
各魔法使いの締め付けをやろうとしてるようにしか見えない。

と、ネガティブな事を中心に書いたが、
魔法動物はイラっとするがそれなりに可愛いし、
魔法災害はでかくて見応えがある。
そしてラストシーンのパン屋のとろけるばかりの表情は凄く観客を幸せにしてくれる。
あのパン屋のとろけるような瞳はええわあ。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・6本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@ぴあ映画生活
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@タケヤと愉快な仲間達
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@こねたみっくす
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@徒然なるままに
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS ニュート・スキャマンダーは魔法動物学者と言いながら、
 まだその著書を記す前の話であるので、職業は自称だろう。
 つまり彼はニート・スキャマンダー。
PS2 マーベル資本で『ファンタスティック・フォーと魔法使いの旅』ってどや。
 ちなみに魔法使いはドクター・ストレンジを使います。
PS3 パン屋を主人公に『ファンタスティック・トーストとパン屋の旅』を作ろう。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(15)トラバ(28)

2016年12月01日

『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』をトーホーシネマズ渋谷4で観て、バリおもろいやんけふじき★★★★

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▲♪走る、走るー、俺たーちー

五つ星評価で【★★★★むちゃくちゃおもろい】

追いつ追われつ、自分の正しいと思った事を貫く。
新しい映画でも何でもなくて、昔からある三文小説(失礼)みたいな映画なのに、もうともかく「俺がこんな映画を見たい」要素が満ち満ちている。見終わった後、物凄く「抜け」もいいので、大傑作という風に記憶に残りづらいのだが、個人的にはこういうその場一発刹那の娯楽作品というのが大好きだ。そういうのを何本かに一本ぶち込んでくるトム・クルーズってのも凄い人だと思う。

これは『アウトロー』と主人公が同じで、続編だか、前編だからしいのだが、トム・クルーズが同じ主人公を演じているだけで、まったく関わりはない。同じ主人公でなくてもいいくらい独立性が高い。いや、『アウトロー』もうあまり覚えてない。今回よりは格段に落ちるし、普通の映画寄り。今回の方が、よりアウトローだなあ。ホームレスたもの。前回はまだ家あった気がする(気がするだけかもしれない)。

今回、映画をおもろくしたのは突出した分かりやすいキャラが4人出てくる事である。

(1)トム・クルーズ本人
 自己中野郎なんだけど、正しい自己中野郎であるなら観客は付いていく。
 映画内で1、2を争う強さであるが、トムのオシャレを封印したザンギリ頭と
 ズングリムックリな背格好に説得力がある。
(2)トムとタメを張る能力の悪い奴
 敵の軍人あがりがトム以上の能力の持ち主。
 そういうのは設定でよくあるというか、必須なんだけど、
 身体能力が1.2掛けくらいにしてあって、
 判断能力が1.0ないしは0.95掛けくらいという微妙な線に設定してあるのが良い。
 トムと対比させるために手足が長いスマートな野郎がチョイスされてるのも良い。
(3)トムの相棒
 女トム。こいつも強い。
 ブラ見せるシーンがあるのに微塵もエロさを感じさせないのがすごい。
 野郎と同じ「ド下着」な感覚であり
 あんなにエロくないブラを見たのは映画史上初めてかもしれない(美人なのに)。
 敵のいる部屋に襲撃する際に、階段の手すりの一部を自然に壊して
 こん棒に成形していた。主人公がやりそうな事をムチャクチャ自然にこなしていて
 グッと来た。彼女もほぼトムと同等の身体能力らしいというのも、
 ドラゴンボールよろしく戦闘力のインフレっぽいが、説得力があれば
 100人強い奴がいたっていいのだ(現実問題100人いたら映画はつまらんだろうが)。
(4)トムの弱点
 子供トム。いきなり「子供」が出来て戸惑うが、無骨ながら捨てられないトム。
 この子供がとても当たり前に「今」な感じで、観客に近い状態、かつ、
 トムと女トムの非常識な常識に当然付いていけないのがギャップがあっておもろい。
 そして、この子役が頬ずりするほど可愛い感じじゃないのが、バランスいい。
 「可愛い」より「めんどくさげ」が勝ってるのが「子供」としてリアルである。
 「めんどくさげ」でも捨てておけないで全力を出すトムがいいのである。

トムと女トムと子供の疑似家族がそれなりに仲良くなるのも微笑ましい。
この軍属家族3人組でシリーズ映画を作ってもらいたい。


【銭】
トーホーシネマズフリーパス・4本目(2016年11月25日〜12月24日)。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@ぴあ映画生活
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@だらだら無気力ブログ
ジャック・リーチャー NEVER GO BACK@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼関連記事。
アウトロー(前作)@死屍累々映画日記

PS あと「兵隊ちゃん」みたいな女の子出すのは反則だろ(あの子好き)。
PS2 「ジャックと豆の木リーチャー」なんて言ってごめん。

fjk78dead at 22:59|個別記事コメ(6)トラバ(18)

2016年11月22日

『ルーム』『ロイヤル・ナイト』をギンレイホールで観て、ふーんほうほうふじき★★★,★★★★

注目される家族の二本立て。

◆『ルーム』
五つ星評価で【★★★良質とは思うが刺さらなかった】
母親が監禁されて、生まれてからまだ一度も外に出た事のない少年と
世界の出会いの物語。ちょっと滅多にないプロットが食指をそそる。
が、展開された話は想像の通りで、現実にこう来そうだって線を越える事はなかった。
もうちょっと劇的な展開があってもええんじゃなかかね?

なので、そんなに好かん。
婆ちゃんの再婚相手がグッドガイでよかった。


◆『ロイヤル・ナイト』
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▲プリンセス

五つ星評価で【★★★★素敵よプリンセス!(テンコーは除外するものとする)】
長女のキリっとした気品溢れるキツネ顔が好き!
そして、次女の甘えれば甘えが通ってしまうダラっとした狸顔が嫌い。
基本、それだけだな。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ルーム@ぴあ映画生活
ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:45|個別記事コメ(6)トラバ(3)

2016年11月21日

『ブルックリン』『これが私の人生設計』をギンレイホールで観て、女優だ女優たまにゲイふじき★★,★★★

女の生きる道映画二本立て。

◆『ブルックリン』
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▲卵型の輪郭の中央に顔のパーツが集まってる所がガッキーに似てる。

五つ星評価で【★★ちゃんねーよ、ちゃんねー】

一言で、主演のシアーシャ・ローナンが太目のガッキーぽい。

だから基本的に嫌いになんかなれないのだけど、
里帰りしてからダラダラ過ごしちゃう展開は長かった。
シアーシャ・ローナンが不美人扱いを受けるのは、
映画作劇上から致し方ないのかもしれないが、
どこからどう見ても、おまいら目がねえ奴らだらけだなあ、と噴飯してしまう。

ラストの決断など「本当にそれでええのん?」と再確認してあげたいくらい衝動的。
シアーシャ・ローナンラストで身体の線とかエロいから、
どうにかなってくれるだろうという感じは勿論ありありだけど。

PS 『マタンゴ』みたいに食べた人がブロッコリになってしまう映画ではないので。
 (そらそうやろ)


◆『これが私の人生設計』
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▲チャキチャキおばさん。

五つ星評価で【★★★ちゃんねーとゲイよ】
『ブルックリン』が、ガッキーなら、こちらは濱田マリ、もしくはウィレム・デフォーが女装したらきっとこんな感じ。イケメン・ゲイ野郎は伊藤英明辺りでいいだろう。
女性が権限を持たないイタリアの建築業界で、女性を隠して建築公募を獲得しよーとする主人公のドタバタ喜劇。

ど田舎出身の主人公のおばの得体のしれない言語攻撃が一番ツボ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ブルックリン@ぴあ映画生活
これが私の人生設計@ぴあ映画生活
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ブルックリン@或る日の出来事
ブルックリン@映画的・絵画的・音楽的

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(6)トラバ(1)

2016年11月20日

『スター・トレック ビヨンド』『ファインディング・ドリー』『朝鮮魔術師』を3本まとめてレビュー

未レビュー洋画(片付けてしまいたい3本)をできるだけ短評で。

◆『スター・トレック ビヨンド』トーホーシネマズ日本橋5169092_6
▲ブル中野っぽいペインティング。
五つ星評価で【★★★見ていてちょっと息切れする】
まあ、これも面白いは面白いんだけど、どうも全編バタバタして落ち着きがない。
あのペイント女は好き。どこが好きって言うとペイントだけ好き。

そこらへんに二束三文で転がってる感じで「最終兵器」が登場しちゃうのだけど、その兵器の特性・性質が今一、観客に伝わってこないのがようない。そういう意味では、今回の敵の「とてもせわしない群体攻撃」も今一よく分からない。よく分からないままでも見れるのは娯楽としては大丈夫な状態だが、まあ、分かった方がいい。

あと、結局、××からの復讐だったというのは
スター・トレックではそこそこ使われる手なので、「えっ、また」と思ってしまった。

「びよんど」という題名なのだから、バイクや転送装置もいいけど、
一回くらいゴム紐で「びよんびよん」移動するシーンがあってもよかったのではないか?
次があるなら『スター・トレックがちょーん』がいいと思う。


◆『ファインディング・ドリー』トーホーシネマズ日劇1
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五つ星評価で【★★★★おもしれーはおもしれーよ】
もう、ニモがオスだったか、メスだったか、ホモだったか、ニューハーフだったかも忘れていたし、前作の細かい事もあまり覚えていないドリーのような忘れん坊な私。
ドリーが忘れん坊と言う事は覚えていたが、こんなに山下清みたいなキャラだったっけ?

この映画で未だに覚えている事は「八代亜紀」である。
やはりそれだけ違和感があったという事だろう。
演歌歌手のプロモーションとして水族館で活動しても何らおかしくはないのだけど、
「八代亜紀」という演歌ブランドがその「シーサイド」な雰囲気を拒んでる気がする。
「舟唄」は、太平洋的じゃなくって日本海っぽいんだよね。
水族館より、海苔とか昆布とかの海藻を無人スペースで売ってるイメージ。
東北のみちの駅で海藻のキャンペーンガールをタイアップでやってる設定なら似あうが、そんな『ファインディング・ドリー』はみんなイヤでしょう。

ああ、何となく、本当に何となくなんだけど、
巨大蛸と戦う巨大八代亜紀が見たい。
八代亜紀ってどっちかって言うとそっち寄りよ(ごめん、本当にごめん)。

あと、陸に上がった魚のような、手も足も出ないような存在でもその気になればトラックを強奪し、物凄い災害を引き起こす事も可能である、という『トイ・ストーリー』の続きのような脅威も感じさせられた。こんな未知の有象無象があちこちに隠れているようでは、アメリカの国防を担う組織は安心できないに違いない。

ベビー・ドリー可愛かったな。
「流石にあの声は室井滋じゃないよな」と思ったら子役の女の子があててた。良し。


◆『朝鮮魔術師』シネマート新宿1
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▲ザ・童顔。
五つ星評価で【★★★姉ちゃんは可愛い。兄ちゃんはかっこいい……か?】
魔術師のマジック+アクションってのは珍しい発想だ。
アクションもある恋愛映画という趣で、
ヒロインのコ・アラちゃんはロリ可愛い。
主人公のマジシャン、ユ・スンホはロッチ中岡の顔を
無理やり魔法で美男子に挿げ替えたみたいな感じで、
日本人の私にはあまりかっこよく思えなかった。


【銭】
スター・トレック ビヨンド:メンバーサービス週間で1100円。
ファインディング・ドリー:映画ファン感謝デーで1100円。
朝鮮魔術師:新聞屋系の招待券を貰ってロハ入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
スター・トレック BEYOND@ぴあ映画生活
ファインディング・ドリー@ぴあ映画生活
朝鮮魔術師@ぴあ映画生活
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無伴奏スター・トレック BEYOND@或る日の出来事

fjk78dead at 00:29|個別記事コメ(14)トラバ(22)

2016年11月18日

『スウォーム』をTV放映先行試写で観て、やっぱ珍品やと思うねんふじき★★

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▲安い絵で、どう見ても真ん中の人はマイケル・ケインではないのだけど、映画の空気感はちゃんと出てる。

五つ星評価で【★★オールスターキャストでお送りする珍作】
初見。見逃してたけど、見逃しててよかったのかもしれない。
1978年公開時より40分長いエクステンデッド版だそうで、
当時の物よりかなり話の繋がりが補完されているとの事だが、
115→155分でお尻が痛い痛い。これで補完されてるんなら、前は………。
話の大半がどう勝利に勝ち進んだかではなく、負けに次ぐ負けなので意気消沈が続く。

蜂軍団vs人間の生存競争圏獲得戦争みたいな映画なのだけど、
いきなり現われた蜂の大群に対して、駆除しようというのはまあそうだろうが、
大群の規模も進路も大惨事の想定予想もあやふやなので、何かダラダラしてしまう。

八王子近辺に規模はよく分からないが凄い数の蜂がいて、
たまに府中とか高幡不動とかも襲うので、ひょっとすると23区に来られると困るから
全滅させよう全滅させようとしているうちに23区に来てしまったので、
23区を5人くらいの火炎放射隊で蜂諸共、全部燃やしてしまえ。そんな感じの映画。

リミットを利かせて、ちゃんと戦線の拡大を書かないと盛り上がらないでしょ。

主役の科学者マイケル・ケイン、熱血漢っぽくない。
今と同じく目がとろーんとしてる。
だらっとした服も昔から同じ感じ。
「かっこいい」という設定でどうにか成立してるっぽい。

ヒロインは『卒業』のキャサリン・ロス。
大熱演だけど、ここで熱演しなくてもいい感が強く漂う。
蜂に刺されてショック状態で寝込んだり治ったり、病状にセオリーがないので、
凄く空気を読んで病気になってるみたいに見えてしまう。

軍人にリチャード・ウィドマーク。
科学者マイケル・ケインと衝突する、頭が悪いが愛国心は強いという損な役回り。
マイケル・ケインの立案する作戦に何かとケチを付けるが、
大統領の威光を笠に着るケインに直接逆らう事は許されないのが哀愁。
顔がハマコーさんに似てるから、頭が良くないのはしょうがないよな、それも哀愁。
「賛成の反対!」と叫ぶ役。

ヘンリー・フォンダにリチャード・チェンバレン、
何か訳も分からずに負けて退陣。

これ以外のスター役者は一律電車に乗せられて避難させられるが、
その電車が蜂に襲われ、全員、謎の爆死を遂げる。
ユダヤ人移送のように整理される為に移送されたようにしか見えない。
横転する電車が、自動車が爆発するように大爆発を起こすのは
一見電車だが、ゆりかもめのように固定通路を走る自動車で
自走行が出来るようにガソリンと発火プラグとかを詰め込んでたのかもしれない。

音楽ジェリーゴールドスミスって豪華だな。

ラスト近く、蜂に襲われた大都市ヒューストンを最後の手段として
蜂諸共焼き尽くすという狂気の作戦が執行されるが
その作業担当要員が5人くらい。
田無市くらいの大きさなのかヒューストン?(いや、それも失礼だ)

この炎の二次災害で「火人間」がいっぱい登場する。
蜂に刺されないよう坊蜂スーツを着てるのかもしれないが(あまり有用に見えなかった)
せっかく火炎放射器を手に取って、割と狭い中で密集して対応取るのだから、
防火機能も普通にほしかった。


【銭】
申し訳ないのだが試写状をチケ屋で300円でGETした。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
スウォーム@ぴあ映画生活

PS 最終的な解決策は少しスリムアップされて
 『ガメラ2 レギオン襲来』で使われた気がする。

fjk78dead at 23:35|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年11月17日

『死霊館』を新文芸坐で観て、ワンさん上手いなふじき★★★

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▲ワンさん、子供を可愛く撮るのが美味いんだよなあ。

五つ星評価で【★★★音が怖い】

初見。
続編の『エンフィールド事件』を先に見ている。
これ、本当キリスト教素養が必要なオカルト映画だったのね。
続編側では最初キリスト教的な素養は全く潜めていたので単にホラー映画と思っていた。
私が考えるにホラー映画の中に「オカルト映画」という一群があり、これは
この世界には唯一神が存在し、その唯一神に反する悪魔が恐怖主体として取りあげられる物という認識です。『エクソシスト』『オーメン』の時代に量産されたけど、それ以降はそんなに作られていない。
やっぱり「霊」の目撃体験はそこそこあるけど、「悪魔」の目撃体験はそうそうなく、これをリアルに表現するのに製作者側に躊躇があったという事だろう。リアルにいない物をリアルに表現するのは匙加減が難しい。これは北極圏みたいな所に住み、文献なども含め、一回も象の画像を見た事のない人間にCGで象を作らせる事に似ている。試みとしては面白いが、異形になればなるほどリアルからは離れていく。だから、悪魔の表現は難しい。この映画のようにほぼ「霊」と同じ撮り方をしておき、ここぞの場面だけ、異形側面を強調するのは優れたやり方だろう。

一番感心したのは音の演出。
あの扉を叩く、容赦ない「ドンドン音」が怖い。
あの扉に対する強打には、人間らしい感情が見えない。
ただ、相手に対する威圧感を与える為だけの悪意しかない打突音。
本来、気配りの筈の「ノック」に反比例するように、
悪意しか見えない打突音が怖い。
あの音に他人に対する協調が全く感じられない事が怖いのである。


【銭】
新文芸坐会員割引で1300円→1050円。但し、同時上映の『エンフィールド事件』は時間の都合でパスした。

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死霊館@ぴあ映画生活
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死霊館@或る日の出来事
死霊館@いやいやえん
▼関連記事。
死霊館 エンフィールド事件@死屍累々映画日記


fjk78dead at 23:59|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2016年11月15日

『ソーセージ・パーティー』をトーホーシネマズ六本木2で観て、不謹慎で大儲けだふじき★★★

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▲ソーセージの面々

五つ星評価で【★★★超下ネタ映画だがラスト一発で大笑い】
要点三つ。
・ラストの落とし方は感動的ですらある。
 あのメタな落とし方はホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』に通じ、
 深作欣二の『蒲田行進曲』に通じ、寺山修司の『書を捨てよ町に出よう』に通じる。
 ただ、そのどれよりも安直だし、俗だし、適当なのである。
 とは言え、世界ってもともとそれくらい適当なもんだろう。
・続編作ってほしいわ。
・現代日本では、ちゃんと制御された不謹慎はいいビジネスになる。それがこの映画。
 みんな「不謹慎」は嫌いじゃないのだ。
 「不謹慎が好き」と思われるのは嫌うだろうけど。


【銭】
東宝シネマズのメンバーカードにたまったポイント6ポイントを使い、無料入場。
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ソーセージ・パーティー@ぴあ映画生活
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ソーセージ・パーティー@ノラネコの呑んで観るシネマ

PS パーティーには是非、『バスケット・ケース』のあの兄弟も呼んでほしい。
 兄貴にソーセージがあろうと、なかろうと。
PS2 前の18禁洋物アニメは『ヘビーメタル』だったと思うが、
 前と比べると格段に手が込んできてる。
 前のはアニメキャラの腰の動きがただ卑猥だったってだけの
PS3 ラストのゲートは洋式便所にシルエットが似てる。
 食物としての死(便になること)を経ないと、高次元の存在にアクセスできない
 とするなら、それも又、宗教的な構成である。
 事故みたいなもんだものなあ。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2016年11月14日

『モンパルナスの灯』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、キッツイなこれふじき★★★

五つ星評価で【★★★美男ジェラール・フィリップと大勢の美女、眼福だけど話はきっつい】
何も知らないでポートレイト写真一枚で見に行ったら、実にしみったれた話だった。
モディリアニその生と死。才能があっても売れない芸術家はつらい。
冒頭からモディリアニの酒と女に汚い所がクローズ・アップされて気分が落ちる。ただ、超が付く美男子ジェラール・フィリップ(見るの初かもしれない)が演じるとダメ男でもあまりに爽やかすぎて、常人を飛び越えてまあいいやという感じになってしまう。
マジでそれだけの美貌だ。

彼に関係する三人の女性もアンサンブル取り揃えられてて素晴らしい。
元恋人で酒場経営者ロザリー(レア・パドヴァーニ)母性。
現恋人のベアトリス(リリー・パルマー)これはいいタマ。ザ・女。
新恋人ジャンヌ・エビュテルヌ(アヌーク・エーメ)生真面目で若い。処女そして妻。
ああ、フランス女はええのう。
この女たちが掴みあい罵りあいみたいな境地に行かず、みんなそれぞれにジェラール・フィリップに愛を捧げていく所を見ると、新興宗教起こした方が成功するだろうとか筋違いな事を思ってしまう。

才能はあってもプロデュース能力に長けていないと成功しないのは白黒映画の時代から変わらない。何かデジャ・ヴと思ったらアレだ。ギャグマンガ家コンタロウがプロレスを題材に描いたストーリーマンガ『ザ・サムライ』だ。プロレスのテクニックでは誰にも負けないが、ショーとしてのプロレスを見せる事を拒む為にチャンピオンなのにマッチメイクさせてもらえない男。こういう話が人を引き付けるのは誰もが自分の中にある芸術家肌の部分を他人に上手く開帳できない経験があるからだろう。勿論、私にもある。
ああ、印税生活とか絵を売って生計を立てるような生活がしたかったなあ。
私、自覚があるのは、口が立たなかったのである。
口が勃起しない大勢の私のような凡人の皆さまは、この映画を見て、口はともかく、ジェラール・フィリップでも生計が立たないならしょうがない、と溜飲を下げましょう。口が勃起する一部の人の中で、河崎実は口よりもう少し作品に力入れないかな、とかいつも思うよ。

【銭】
午前十時の映画祭料金1100円。
モンパルナスの灯@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年11月12日

『スーサイド・スクワッド』『にがくてあまい』『planetarian星の人』を観て、みんなそれぞれ中々じゃんふじき

同日鑑賞三本を忘れないうちにできるだけ短評で(と書いてから時間が経ってもた)。

◆『スーサイド・スクワッド』トーホーシネマズ新宿5
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▲やっぱこの娘やねんな、この映画は。

五つ星評価で【★★★つまんなくないじゃん】
かなり酷評が渦巻いてて「あの予告編からそんなにつまんない映画を作れるなんて逆に難しいよなあ」とか「予告編作った人凄く才能あるのか」とか思ってたが、まあ、悪評ほど最悪につまらなくはない。ただ、無条件に「最高!グッジョブ!面白い!」と言うにはあちこちパーツが欠けてるみたいな状態だった。
「ダメ」って人は「みんな悪党の癖して、何あまっちょろい感傷に浸ってやがるんだ」という意見で、バーに入って、みんなで傷を舐めあった挙句、盛り上がって巨悪を倒しに行ってしまうシーン辺りに、悪役としての美学を感じないらしい。奇しくもそのシーンにはこの映画きってのイカレポンチ、ジョーカーは場を共有していないのだけど、彼がその場にいたらそんな甘い言動は一笑にふしただろう。ジョーカーって言うのはそういうキャラだ。まあ「悪役の前に人間だ」ってのもジョーカー以外ならいいんじゃないの? ワニの人なんて「あんななのに人間だ」って部分がチャーミンクな訳だし。
さて、基本こういうビックリ人間大集合映画は好きよ。
銃撃つ人、火を噴く人、水の中ぬろろろろろん、とそれぞれ見せ場が用意してある。
その中でもマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが魅力全開だ。
メインの流れはウィル・スミスのデッドショットなのだが、最終的にはハーレイ・クインのプロモーションビデオみたいな映画になった。ブーメラン男と紐男なんてつまんない役回りだし、鰐くんと火吹き男はまずまずだけど、敵に対する戦力がバラバラなので、ここに頑張ってもらうしかないという裏事情も透けて見える。
あと黒くてあくどい女上司。あーいう人がぶんぶん豪腕を振り回せる状態がアメリカ政府のブラック企業っぷり(下の奴隷労働の上に上がアグラ)を露呈している。

今一つ「ぽわーん」とした感じが漂うのは、ラスボスを倒す時の爽快感が1ランク下だったからかな。ラスボスがやりたい事も凡人の私どもには今一つ分からない感じがありましたし。そのラスボスが操る下っ端とかよう設定が分からなかったり。こういうのは緻密にやらないといかん。にしても、純粋にパワーやテクニックだけ取り出せばラスボスに自決特攻隊は誰一人敵わない筈なのだ。だからこそ、ドカーンと一発納得できる勝ちで終わらせなければいかんかった。多分、そこはジョーカーにご登場願うのが一番納得できる落とし所だと思うのだけど。

まあ、いろいろ問題があるDCブランドだけど、スーパーマンが出てる前の二つよりは、このチンケな悪いのがガヤガヤやってる映画の方が好きだ。

PS 最初に出た横組みのチラシのビジュアルがかっこよかったので、
 後から出た縦組みのチラシのビジュアルは滓。


◆『にがくてあまい』トーホーシネマズ新宿8
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▲ホモを男装でたぶらかそうというくだらないシーン。

五つ星評価で【★★★川口春奈大好き】
最終的に「どうよ!」という話で言えば「川口春奈好きよ!」としか言いようがない。
原作未読。
適当な生活を送ってる野菜が苦手な川口春奈に何故かいいように扱われてしまう、ベジタリアンのゲイに林遣都。面白い役をリアリティー持って演じれるいい役者になったなあ、と言うか昔からいい役者か。少年だったのが大人になったなあ、だけか。

その林遣都が陰で狙ってる風なノンケの体育教師に真剣佑。
今まで見たどの真剣佑よりも芋い。これはわざとだろうか? 
まあいい。別にホモじゃないから真剣佑が芋だろうが何だろうがどうでもいい。


◆『planetarian 星の人』トーホーシネマズ新宿1
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ロボットのゆめみちゃんはうざいけど、いい子です。▲

五つ星評価で【★★★泣かせよるのう】
「プログラミング」である事は重々承知しながら、
人の事を思いやれるという事に対して、心がぐっと来てしまう。
今は人が人をなかなか思いやれない時代だから、なおさら刺さるのかもしれない。
そんなの錯覚だと言わんばかりに、プログラミングである事を再三提言されるのに。
やはり、人は人の形をした物に感情を投入してしまう。


【銭】
スーサイド・スクワッド:トーホーシネマズデーで1100円。
にがくてあまい:トーホーシネマズデーで1100円。
planetarian 星の人:トーホーシネマズデーで1100円。
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スーサイド・スクワッド@ぴあ映画生活
にがくてあまい@ぴあ映画生活
planetarian〜星の人〜@ぴあ映画生活
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スーサイド・スクワッド@或る日の出来事
スーサイド・スクワッド@徒然なるままに
スーサイド・スクワッド@SGA屋物語紹介所
スーサイド・スクワッド@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
planetarian〜星の人〜@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

fjk78dead at 00:25|個別記事コメ(10)トラバ(6)

2016年10月30日

『RWBYvolume2』をシネ・リーブル池袋2で観て、男子三日会わざれば刮目して見よふじき★★★

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▲左からルビー、ワイス、ブレイク、ヤン

五つ星評価で【★★★アメリカ発萌えアニメ第二弾】
アメリカ製の3DCGアニメの続編。
で、前作を興味半分で観て(興味半分で観る率高いな俺)
自分達のやりたい事と、やりきれない分捨ててるところとかが分かって、
好感を持ちながらも、ちょっと中途半端な物を見せられたなと思った。

前回、不足していたのは主に二点。
一部アニメートの稚拙さと、モブシーンなどの興味のない作画への徹底的な省力化だ。
これらの欠点が第二作では補正されていた。
それどころか、稚拙だった歩きのアニメートなどは、
女性が歩く際のヒップの揺れとかをしっかり描き、
マニア(俺)が拍手を送るレベルに達している。
ぷりんぷりん、エロいやらしく歩くよ。
そして影扱いだったモブキャラもちゃんと一人一人書くようになった。
こっちは当たり前だけど、まあ、おめでとうと言ってやりたい。

前回でも発芽していた各キャラへの製作者の思いが、今回は花を咲かせていた。
主要4キャラみんな可愛さに隙がない。
作ってるスタッフの愛情がヒシヒシと伝わってくる。
話がどーのこーの以前のいい仕事である。

難を言うなら(いや言わんでもいいんだけど)、野郎キャラは見た目も似ててつまらん。

今回主要4キャラの推しキャラは変わった。
ルビーから獣娘ブレイクに(無駄に悩む娘って好き)。
全体の中では出番少ないけど、トッポい感じのペニーがやっぱ好き。

次がまた、そこそこ楽しみだ。


【銭】
テアトルの会員割引+曜日割引で1000円で鑑賞。

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RWBY Volume2@ぴあ映画生活
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RWBY Volume2@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
RWBY Volume1@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2016年10月22日

『エンド・オブ・ホワイトハウス』『エンド・オブ・キングダム』を新文芸坐で観て、不謹慎におもろいなふじき★★★,★★★

二本立てタイトル「大統領、あなたを何度でも守ります!」

◆『エンド・オブ・ホワイトハウス』
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▲ホワイトハウスで遠藤太津朗が殺される映画ではなかった。

五つ星評価で【★★★★おもろいやん】
初見。2013年に見逃した作品。こういうアクション映画を新旧二本立てで上映してくれるような名画座も新橋、浅草、三軒茶屋と閉鎖が相次いで、今でも気を張ってるのはこの新文芸坐くらいじゃないだろろうか。元々、アクション映画は専門館にしかかかりづらいジャンルなのかもしれないが。

特殊部隊に在籍した経験のある(定番(笑))SSにジェラルド・バトラー。
彼が守る大統領にアーロン・エッカート。アーロン・エッカートが大統領かあ。目つきが悪くってどちらかと言うと詐欺師っぽい顔立ちだったのが、『ハドソン川の奇跡』といい、最近立派な役が多くなった。いい年の取り方をしているのかもしれない。
彼等と戦うのは謎の朝鮮人。米軍の対韓国支援を打ち切る事で北朝鮮韓国間の戦争を再開させ、韓国を武装占拠する、ついでにアメリカは気に食わないから全滅させる、という計画的だか、誇大妄想だか分からない策を立てる。ホワイトハウスの占拠計画は堂々としたものだったが、戦いが起これば韓国は北朝鮮に必ず負ける、と言うのは韓国がなめられすぎてる気がする。もっとも、この映画の韓国はテロリストに警護役を許してたり、「やられ国家」としてしか機能していない。
で、このテロリストの統率力が凄い。命をも惜しまないというのもあるのかもだけど、ワシントン.D.Cホワイトハウスに現地集合で車で駆けつけて、プロのSS集団を壊滅させてしまうのである。そんなに入国しとったんかい。ジェラルド・バトラーも彼等の有能ぶりは認めていた。

まあ、でも単純におもろい。
ケルベロスなんちゃらについてはよいアイデアだなと思った。
ハイドラなんちゃらも、よう分からんが強くてよかった。
ヘリに人質運ぶところは頭悪いな。全員、足撃てよとか思った。


◆『エンド・オブ・キングダム』
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▲大英帝国で遠藤太津朗が殺される映画ではなかった。

五つ星評価で【★★★こっちもおもろいやん(前作には及ばんけど)】
大統領警護の為、イギリスくんだりまでやって来たら、またまた超強いテロリストと戦う羽目になるジェラルド・バトラー。今度の相手は謎のインド人である。えーと、正確な国は分からんけどインド人っぽい。「♪隣のインド人、なにしてるぅのぉおおおおお ズガガガガ!」みたいな感じ。このテロリスト達の息のあったフラッシュ・モブ大作戦みたいな戦い方が面白かった。前回の韓国人、今回のインド人ともども悪い人たちは勇猛果敢。お金の関係かもしれないけど、命を賭けてあれくらい主人公に楯突いてくれるのは人間として尊敬に値する。というか、今回はアメリカを含め西洋諸国さんがドローンで民間人ともども虐殺したのが、事の始まりだからどっちが悪いとも言いきれない。勝った者が偉い。勝てば官軍的な一本。
キャスティング的な問題か、敵の殺された親族との対比を避けるためか、大統領の息子は画面に出てこない。前回の事件以来、精神疾患に落ちて入院して、大統領にあてがわれているのはスマホでしか連絡を取れないバーチャル大統領の息子だったりして(んなこたあない)。この大統領も病みが増えてきてる感じで、前作ではしょうがなしに自衛の為に敵と戦っていた調だったのが、今回は明確な意思を持って自分から応戦している。きっと次回作が出来たら、大統領の方がジェラルド・バトラーより強いかもしれない。いや、ラスボスが実は大統領という方が燃えるか。

見終わって三日目でもう、何も細かい事を覚えていない抜けっぷりだが、見ている最中はともかく面白かった。見終わってすぐ、あれ、でもモラル的には西洋諸国の方がよろしくないよな、と。

いや、ちょっと待て。その前に韓国の首相が来てなかったけど、それは韓国の首相が来ると又、テロリストを連れてきてしまうからか。韓国の前首相の葬式では間に合わなかったのか? いや、時間をかけて準備してたみたいだから韓国の葬式では間に合わないか。時間をかけている間に前作の事件でアメリカが全滅してしまったら「インド人もビックリ」だよなあ。

韓国人、インド人、次に敵になるのはどこの民族だ!?


【銭】
新文芸坐会員入場料金、250円安い1050円で入場。
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エンド・オブ・ホワイトハウス@ぴあ映画生活
エンド・オブ・キングダム@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(5)

2016年10月19日

『国選弁護人ユン・ジンウォン』をシネマート新宿2で観て、おもろいのに客入りしてなくて勿体ないなふじき★★★★

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▲冴えない三流弁護士だけど誠実な感じのユン・ゲサン(左)と、
 相変わらずでかい顔のユ・ヘジン(右)。今回は主人公の先輩で善玉なのだ。

五つ星評価で【★★★★いや、普通におもろいの】
「国家権力 対 三流弁護士」
この構成は傑作『ベテラン』に似てる。
韓国映画は国家権力を描く時、けっこうえげつなく書きよるのと、
基本、韓国映画では「警察=ダメ捜査」だから、
主人公は「検事」とか「弁護士」の方が向くかもしれない。

「あの手この手」に対する「あの手この手」、なかなか見せてくれます。

それにしてもお客いない。映画をやってる事を知らないんだよな。
娯楽性高いんだからちゃんと宣伝すればいいのに、
宣伝媒体が劇場かネットしかないんだろうな。
韓国映画の良作を見て、興行振るわないの見てると、
そのうち持ってこれなくなっちゃうんじゃないかと思う。
ちゃんと力を入れて売ろうよ。
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▲綺麗どころ。ライター役のキム・オクビン。


【銭】
シネマートのメンバーズデー(火曜日)で、1100円。
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国選弁護人ユン・ジンウォン@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:52|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年10月16日

『高慢と偏見とゾンビ』『少女』『ジェイソン・ボーン』『貞子vs伽椰子』をまとめてレビュー

トーホーシネマズデー+1(山本美月繋がりで巻き込み)をまとめて駆け足で。

◆『高慢と偏見とゾンビ』トーホーシネマズシャンテ1
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▲「キッコーマンとハイネケンとゾンビ」っての思い付いた。

五つ星評価で【★★★そのゾンビはゾンビではないだろうけど、それでも許せるゆるいゾンビ映画】
原作未読。元になる『高慢と偏見』は同じく原作未読だが、映画化された1995年の『高慢と偏見』、2005年版の『プライドと偏見』は多分、両方見た筈。
徐々に失効していくとは言え、かなり高度な知性がある点で、ゾンビ映画としてはB級と言わざるを得ない。あと、ダーシー卿が自分達の窮地を挽回せんとするが為にゾンビを活性化させる手を打つのもどうかと思う(しかもその手は自分達の窮地の挽回に寄与しないのだ/おいおいおいおい、何の為の一手だったんだよ)。

みたいなゾンビ映画としてのマイナスを抱えながらも、見ていてニヤニヤ微笑を禁じ得ないのは、大恋愛小説『高慢と偏見』に『ゾンビ』を組み込むという、誰もがそんな事やっちゃいかんと即答できる禁忌を織り込んだのにそれが成功してしまっている大胆な着想とストーリーテーリングに敬意を表さざるを得ないからだ。すげえすげえ。

リリ・ジェームス(次女)の剣技と脚線美(見せ方が凄く上手い)に惚れ惚れ。
ベラ・ヒースコート(長女)のお人形さんチックな美麗さもOK。
金持ちの家に日本の戦国時代の鎧甲冑が飾ってあるのもおもろい。
リリ・ジェームス(次女)が野蛮的には無敵なのに、恋にはヘタレなのも可愛いったらない。


◆『少女』トーホーシネマズ六本木1
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▲物語の大半で着用される夏服よりこっちの冬服の方がフェティッシュ。

五つ星評価で【★★★★「少女」の映画が嫌いな訳がない】
歪な日本の構成要素が少女の周辺に再構成される。
作りものの世界を再構成するにあたって二カ所気に食わない部分があったが(後述)、何とも完成度の高い一本になっていると思う(これも原作未読だが、湊かなえ(一冊も読んだ事がない)の「呑み込めない感じ」が凄く映画に充満している。

役者が素晴らしい。
本田翼のラスト手前までチラリとも可愛さや輝きを見せない
常にカッターナイフを自分の手首の血管にあてがっているような白目の強い演技に
一つ演技の階段、上ったなと感じた。
この錆びたカッターナイフの刃のような感じを出しながら菅原大吉相手に
弱さも見せるという難しい演技をこなしてるのにも拍手したい。

山本美月は演技力がいらない役(失礼)だが、うまくピースが嵌っていた。
びっこ演技に違和感があったが、映画内の展開を見て驚かされた。
でも、それで「上手い感」はあまりない。
この子、顔がゆるくて凄く客を安心させる。
ああもう、俺、女子にバリバリ、コンプレックス人間だから
ビッコひいてる女の子はそれだけで好きなのだ(病んでる俺)。

稲垣吾郎のオーラの消し方が凄い。
普通に市井にあんな感じの人はいそう。
稲垣吾郎ではあるのだが、稲垣吾郎という元の存在をすっと消えさせる。
SMAPの他の四人はそうはいかない。

アンジャッシュ児島は児島らしい役。
でも、案外どんな役をやっても「児島らしい役」で片付けられそうな気もする。
それだけ役を近くに引き寄せてるのかもしれない(基本いつも同じだと思うが)。

本田翼の祖母は銀粉蝶さんだろうか? 
怖い。本当にああいう人を連れてきたようにしか見えない。

菅原大吉も割とああいう人を連れてきて、ああいうブリーフ穿かせましたみたいな感じが漂うのだけど、それでも顔がいつも通りに菅原大吉だから、そこまで怖さを感じない。今まで一度も菅原大吉を見た事のない人がこの役を見たら、本田翼の祖母同様、かなりの怖さを感じそう。

PS 世界再構築において気に食わない部分:
 〇匐,涼蝋の絵が上手すぎる。あれは大人が描いた絵だろう。
 ∨榲塚磴了簓が整いすぎている。
  映画内の本田翼ならダーク系か、もう少し服に無頓着な感じだろう。
  親から押し着せられている清楚な服だとしても、
  ちょっと自分のモノとして着こなしすぎてしまって見える。
PS2 最終的に少女の周囲の大人は突出した障壁が3人、突出した支援者が1人。
 少女の周囲の少女達は本田翼と山本美月も含めて、
 全員、気が狂った悪人だ。それが「少女」と言わんばかりに。
PS3 対比される少年(真剣佑)は極めて常人なのだが、
 それがつまらないと言えば、つまらない。
PS4 監督『しあわせのパン』の人か。攻めた映画作ったな。
PS5 「因果応報」で思いだすのは『少女椿』だったりする。
 でも、『少女椿』の方が体温が温かいイメージだ。


◆『ジェイソン・ボーン』トーホーシネマズ六本木2
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▲こんな寄り添うような関係性ではない。

五つ星評価で【★★やはり問題は都合の良すぎるストーリー、演出は流石】
もう前の四作はよく覚えてない。人の違う『ボーン・レガシー』は別として
基本、「お前の知らない過去があるから、それを見つけながら問題解決しろ」
みたいな筋でボーンが毎回担ぎ出されている印象。
今回、父ちゃんの謎まで出てくるとは思わなかった。
次はきっと母ちゃんの謎に違いない。
いや、もう、「お前の知らない過去うんぬん」はどうでもいいでしょ。
どれだけ知らされてないんだよって逆に信憑性薄いわ。
今回の話の弱点は「謎を解く事=今の悪漢の悪事を同時に防ぐ事になる」、
こんな都合のいいストーリー展開はあかんと思うわ。
トミー・リー・ジョーンズは手堅い嫌われ役だが、
アリシア・ヴィキャンデルの小さい図体なのに「やり手感」バッチリなのも良い。
アリシア・ヴィキャンデル上手い。納得させる演技を持ってくる。
マッド・デイモンはメリハリを付けようとしてるのか、単に肉体年齢なのか老けた。ちょっとした皺がボーンっぽさを減じてるように思える。
ヴァンサン・カッセルのボーンっぽい作戦員の無敵っぷりはとても面白いのだけど、
オペレーションを彼一人に任せすぎだし、過去の因縁まで彼に被せるのは間違いだ。


◆『貞子vs伽椰子』トーホーシネマズ日本橋1
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五つ星評価で【★★★★白石晃士の超絶演出力と投げやりなラストに茫然とさせられるカルトホラー】
ともかく、貞子と伽椰子を対決させるという唖然とするようなストーリーテーリングが無理なく破綻せずに進んでいる、天才・白石晃士の手腕の冴えが素晴らしい。気まぐれな天才がラストシーンで物語ぶん投げちゃったのにも唖然としたけど。それで終わりです、で締めちゃいかんだろ。
あの安くて効果の高い大女優佐津川愛美が山本美月とペアを組んで話を引っ張っていくので、貞子パートは大丈夫。大丈夫かしらと思っていた玉城ティナの呪怨パートもなかなか良い。玉城ティナなかなかやるじゃん。
恐怖におののく3人の女の子を並べてしまうと、残念ながら山本美月がジャンルムービー的に大根というのが分かってしまう。普通の芝居では特に気にならないのだが、ジャンルムービーだから、彼女は彼女の演技で観客に恐怖を伝染させなければいけない。彼女が怖がっている演技をしている事は分かるんだけど、観客側がその怖さに乗れない。佐津川愛美、玉城ティナとメリハリを付けるためにそういう演技を充てられたのなら損をしてると思うのだが、何となく山本美月って感情の高低ギャップがあまり出ない芝居をする人みたいなので、おそらくこれが限界なのだろう。

俊雄をマスコットみたいにせず、得体のしれない変な子供に引きずり降ろしたのは演出側のいいプラスポイント。


【銭】
高慢と偏見とゾンビ:トーホーシネマズデーで1100円。
少女:トーホーシネマズデーで1100円。
ジェイソン・ボーン:トーホーシネマズデーで1100円。
貞子vs伽椰子:トーホーシネマズ、メンバー割引週間で1100円。
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高慢と偏見とゾンビ@ぴあ映画生活
少女@ぴあ映画生活
ジェイソン・ボーン@ぴあ映画生活
貞子vs伽椰子@ぴあ映画生活
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高慢と偏見とゾンビ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
高慢と偏見とゾンビ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
少女@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
少女@だらだら無気力ブログ
少女@こねたみっくす
ジェイソン・ボーン@ノルウェー暮らし・イン・原宿
ジェイソン・ボーン@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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貞子vs伽椰子(2回目)@死屍累々映画日記

fjk78dead at 03:23|個別記事コメ(20)トラバ(35)

2016年10月15日

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』『ゴーストバスターズ』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』

俺の琴線に触れなかった洋画4本をまとめて駆け足で。

◆『インデペンデンス・デイ リサージェンス』109シネマズ木場5
五つ星評価で【★★何故、弱点を】
色々ちゃんとやろうとしている事は分かるのだけど、敵の宇宙生物が女王様を連れて来る理由が分からん。総攻撃で士気を高める為?そんな人間っぽい生物じゃないでしょ。そして、単体では馬力があってそこそこ強い女王陛下であるが、彼女は明らかに敵全軍のウィーク・ポイントである。そんなのをこれ見よがしに連れてくるのは、全身甲冑のど真ん中「金的」の部分だけ丸出しにして、敵が攻撃しやすいよう分かりやすく赤丸付きで「弱点ココ→」とか書いてあげるようなもんである。彼等が理解しあえない種族だとしても、こんな都合がいい「理解しあえない」を盛り込んではいかん。

お姉ちゃんは金髪も中華系もどっちも美人でよかった。


◆『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』新宿ピカデリー9
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▲何でこんなにカラフル極彩色にしちゃったんだろう? インク屋の陰謀か?

五つ星評価で【★★前のもダメだったのだけど】
キャラクターと色使いが元々嫌いなのだ。
私が脳裏に思い浮かべるアリスは挿絵画家テニエルの描くアリスで、
ディズニーのアニメ版アリスは見てないので、
このティム・バートン監修版のキャラクター達はどうも仮装の度が過ぎて見える。
「アリスが子供じゃない」と言うのは前作からの設定なのだが、
その大人アリスの着るチンドン屋かピエロみたいな服にゲンナリし、
ミア・ワシコウスカの自我の強そうな顔の作りに戸惑う。
大人だからだろうけど眉間皺寄せ顔もアリスらしさを欠く。
テニスンのアリスは無色透明な存在で、あまり強い感情を感じないのが逆にいいのだ。
ジョニー・デップの気狂い帽子屋も狂っているが、主に外面がおかしいだけである。
ティム・バートンテイストのキャラクターが好きだという人もいるだろうが、
ティム・バートンだって、自分のキャラクター、
例えば『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の各キャラクター達が、紙人形ロペに置き換えられた長編映画を作られたりしたら不快になるだろう?
その辺の微妙な感覚はもう少し大事にしてほしかった。
あと、CGを使えば描けない物はもうないのかもしれないが、タッチが全て同質性っぽさが強調され、シャープなデザイン感覚が失われてる気がする。

白の女王アン・ハサウェイは好き。でも、アン・ハサウェイだから好きというだけだ。


◆『ゴーストバスターズ』109シネマズ木場7
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▲このデザインは相変わらず盤石。

五つ星評価で【★★前作寄りにくだらない野郎の笑いがあるかと思った】
男3人を女4人に置き換えたリブート作品(シリーズ建て直し作品)。
原典もそんなにゲラゲラ笑える映画ではないのだが、
主人公が女子に置き換わる事で、バスターズの「一生懸命度」が上がって、
「その実本当はトンマ度」が下がってしまった気がする。
単純にもっと気楽に笑って見たかったんだけど、私はあまり笑えなかった。
ホモじゃないから褒めるのに抵抗があるけど、
ケヴィンを演じたクリス・ヘムズワースの馬鹿さ加減はちょっと見苦しいけどよかった。
逆にクリス・ヘムズワースにだけ笑いが集中してしまったキライがある。
ゴーストもCGの質感より昔の手作り特撮二重写しの方が好きだしなあ。
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▲並んでビーム発射してる絵柄って科特隊っぽいなあ。


◆『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』恵比寿ガーデンシネマ2
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▲終わってた奴

五つ星評価で【★★ふと気づくと取り残されていた】
えーと、気が付くと取り残されていた。
主人公が端からイヤな部分持ってる奴って嫌いだし、
設定の分からない神話にリアル感を感じられないまま、気づいたら終わっていた。


【銭】
インデペンデンス・デイ リサージェンス:109シネマズメンバーズデーで1100円。
アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅:前回有料入場割引+ネット割引で1200円。
ゴーストバスターズ:109シネマズメンバーズデーで1100円。
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた:ユナイテッドシネマのポイントを2ポイント
 使って1000円割引
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス@ぴあ映画生活
アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅@ぴあ映画生活
ゴーストバスターズ@ぴあ映画生活
ソング・オブ・ザ・シー 海のうた@ぴあ映画生活
▼参考記事。
アリス・イン・ワンダーランド@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(14)トラバ(10)

2016年10月11日

『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』をトーホーシネマズ日本橋1で観て、すんげー満腹ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★すんげーの見たなあ。でも長かったなあ】
初見。
すんごい娯楽映画。
マカロニ・ウェスタンだからそんなに長い映画じゃないだろうと思い込んでたら
179分。2時間59分もある。でも、いっさい飽きさせないのが凄い。
これをインドに持って行って、歌と踊りをプラスしたら5時間は越える筈だ。
いや、無駄口無駄口。

英語題は『The Good, the Bad and the Ugly』

GOOD(いい人=善玉=クリント・イーストウッド)
BAD(悪い人=悪玉=リー・ヴァン・クリーフ)
UGLY(汚い奴=卑劣漢(醜い・見苦しい)=イーライ・ウォラック)

の三者が20万ドルの金貨を奪い合う。

リー・ヴァン・クリーフは女子供でも情け容赦なく善悪に関係なく欲望で殺すから「Bad」だろう。イーストウッドは「いい人」と言うより、三人の中で相対的に一番マシな人。三人とも全員地獄に落ちるのだけど、それでも一番天国寄りにいるのがイーストウッド。イーライ・ウォラックは「UGLY」。「UGLY」は汚い奴とか卑劣漢とか訳されるのだけど、ネットで「UGLYの意味」でググってみると「醜い、見苦しい、ぶかっこうな、いやな、不愉快な、おもしろくない、道徳的に不快な、下品な、邪悪な、物騒な、険悪な、不吉な、たちの悪い、やっかいな、不機嫌な、意地の悪い、敵意のある、けんか好きな」と出る。まんまこの映画の中のイーライ・ウォラックその物である。アクが強くえげつなく、下品なヨゴレ。芸人だったら出川とかエガちゃん。とことんヒドイ奴なのに憎めないキャラが映画のトーンを変えている。

この三人がくっついたり離れたりしながら軍の隠し財宝20万ドル分の金貨を奪い合う。それぞれみんな食えない野郎で、死ぬような目に会っても女子供のように泣いて自分の罪状を詫びたりしないところがクールだ。悪かろうが何だろうが、その人生を生き抜いてきた誇りが彼等を大地に強く立たせている。いや、ウォラックに誇りはないかもしれんが。

お宝にありつく手前の橋のシーンが、ならず者だからできる善行みたいな逆目で面白い。

あと、ウォラックがお宝のありかに一番乗りで到着して、嬉しさのあまり乙女走りするような演技が絶品。


【銭】
朝10時の映画祭企画料金1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
続・夕陽のガンマン/地獄の決斗@ぴあ映画生活

PS 「夕陽のガンマン」だが「夕陽」のシーンは1カットもない。
PS2 イーストウッドがのべつまくなくチビた葉巻を喫ってる。それがまた絵になる。
PS3 綺麗な姉ちゃんとか全然出る余裕がないな。しょうがないな。
 姉ちゃんが出てきても濃密な銃撃戦の中、生きていられるのが難しそうだもの。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年10月05日

『サウスポー』をギンレイホールで観て、これは一言で感想終わる映画だなふじき★★★

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▲左が右ポウ

五つ星評価で【★★★♪魔球は魔球はハーリーケーンー(違!)】
ボクシングと家族への愛だけが全てのダメ男が
妻を失ってから、その失った人生を再興させるまで。
この映画で凄いのはジェイク・ギレンホールの演技だ。

タイトルで「一言で感想終わる」と書きながら、
ここまでが一言だとしたら随分、長い一言で申し訳ないのだが、そうなのだ。

前作が『ナイトクローラー』のパパラッチ。
全く同じ人間に見えない。外見も演技プランも全く違う。
デニーロ・アプローチ(太ったり痩せたり)をしてるにしても、
ここまで自分の「個」を捻じ曲げられるのは凄い。
例えば、『ナイトクローラー』のパパラッチと、
今作のボクサーが同一フレームに入っていたとしても全く違和感を感じないだろう。
それほど別人として出来上がっている。

ここんところ、役者でこれと同じくらい凄いと思ったのは
(やってる事は似て非なるのだが)、『百円の恋』の安藤サクラくらいだ。

とってもついでの付け足しみたいなのは多少心苦しいのだけど
ボクシング映画としても普通に面白かった。

も一つついで。黒い丹下段平フォレスト・ウィティカー
人生に挫折したかっての達人、なんかこの手の役が多い気もするがピッタリだ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
カップリングの『レヴェナント』はまだ再見の機会とは思えず見なかった。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
サウスポー@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2016年10月02日

『ハドソン川の奇跡』をトーホーシネマズ渋谷2で観て、そんなんでもなかとよふじき★★

五つ星評価で【★★周囲の評判はいいしイーストウッドなのだけど、かなり退屈】
そんなに長い映画ではないのだけど、中盤までかなり退屈だった。
いわゆる「奇跡」を起こしてから公聴会が開かれるまでが長い。
これはトム・ハンクスが適役でないからではなかろうか。
トム・ハンクスはいつも通りのトム・ハンクスだが、
セガールのように肉が付いてきて、動きの遅い爺さん化している。
そして、トム・ハンクスって感情が見える演技をほとんどしないのである。
「泣け!」と言ってる訳ではなく、
演技の中での感情表現が分かりづらいと言っている。
なんか単にムッとしてるだけ。
感情については観客が後付けで適当なのを補完する事を待ってるっぽい。
危機シーンの時も、公聴会開かれるまでの悩んでるらしい場面も
甚だ無口で単にムッツリしてるようにしか見えなかった。
違う役者を選んだ方が良かったんじゃないかな?
まあ、トム・ハンクスなら集客はいいだろうけど。

公聴会のシミュレーション映像以降はなかなか良かった。
映画には波があって、ちゃんとカタルシスを解消してる。手堅い演出である。


【銭】
映画ファン感謝デーだったので1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ハドソン川の奇跡@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ハドソン川の奇跡@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ハドソン川の奇跡@映画のブログ

PS バード・ストライクを見ると、矢口監督の『ハッピーフライト』を思いだす。
PS2 エンジンに突っ込んで行ったの『アングリーバード』だったりして。
PS3 『ターミナル』で飛行機に乗れなかった男、
 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』で飛行機に突っ込まれる男を
 演じたトム・ハンクスにとって、
 今作は初めて飛行機を制御した映画になった、なんちて。
PS4 事故原因は「うしおととら」に出てきた妖怪「衾」。
 映画ではカットされたが、機長が空の妖怪事故に備えて常備されている「獣の槍」
 を使って、「衾」とやりあったらしい。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(14)トラバ(30)

2016年09月28日

『超高速!参勤交代リターンズ』『メカニック ワールドミッション』『BFG』『レッドタートル』4本まとめてレビュー

ユナイテッドシネマ豊洲で籤引くために観た4本をまとめてできるだけ短評で。籤は外れ籤なしだったので映画鑑賞券1本当り(大当たりは2本)

◆『超高速!参勤交代リターンズ』UCT12
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▲睨む深キョン。睨まれたい。猿ぐつわ嵌めるシーンもあったな。マニアックな!

五つ星評価で【★★やはり前作の充実度には敵わない】
後ろ指さして「悪い」と言うほど悪くはないが、
前作で使ったアイデアの数を考えると、チラシに書いてある
「パワーアップ」の言葉は空々しく聞こえる。
「パワーアップ」ではなく「力押し」という感じであろう。
ともかく勢いで乗りきってしまえ的な。

殿様はじめ湯長谷藩の人間がどいつもこいつも善人なのは
しょうがないんだろうけど、ちょっと鼻に付く。

奇策より人心の機微で問題を乗りきってしまうのも、
それで乗りきれるのならば端から争いを起こすなよ、という感じだし。

古田新太と石橋蓮司がほんにいい声だ。

「努力など無駄だ」と「今、ここでか」は好き。

深キョンはちゃんと可愛い。


◆『メカニック ワールドミッション』UCT12
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▲「いいか、ずいずいずっ転がしはこうやるんだ」

五つ星評価で【★★★★ゲラゲラ、ステイサムやるう】
勇様があまりに強すぎて全盛期のセガールのよう。
息つく間もなく繰り広げられるアクションはおもろうておもろうて。

ありがとう勇。一週間経ったら忘れてるかもしれないけど今回も最高に面白かった。

ジェシカ・アルバ、君もよかったで。


◆『BFG』UCT5
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▲ちょっと指が滑って握りつぶすくらいの事はやってほしかった。

五つ星評価で【★★どうしたスピルバーグ】
とりあえずこれが『ブリッジ・オブ・スパイ』と同じ人なのか、と言う意味でマーク・ライランスが凄いなあ。少女をトム・ハンクスが演じていたら演技合戦になってもっと凄かったかもしれない(違うだろ、それ)。

バリバリのファンタジーなのだが、『フック』がそうだったように、スピルバーグとファンタジーってそんなに相性が良くないんじゃないだろうか。どうも、絵が描けたことで満足してしまい、何を語りたいのかが置き去りになってる。そして絵はCG技術の進歩により、文句付けようがなくちゃんと描けているのだが、逆にCG技術にスピルバーグが使われているような気にさせられる。CGはちゃんと当たり前に仕事をしているが、それ以上の驚きをもたらさなかった。そこに何かを盛り込もうという意思がない。絵が綺麗なだけじゃ納得しない。そんなんはいくらでもお手軽に出来るんだから。

女王陛下があれを呑んであれをしてしまう所は大層ジョー・ダンテ的でよかった。

バタバタやってるけどBFGを初めとする巨人が怖くない。
優しいか。マヌケか。
大掛かりなトムとジェリーみたいだ。
ファンタジー感を守るために恐怖演出を捨ててしまったのだろうか?
ジョー・ダンテだったら、巨人をちゃんと恐怖の対象として描いたのではないか?
私が上品でないからかもしれないが、もうちょっと下碑な風味が合っていると思う。

これは埼玉の奥に潜む下碑な人喰い巨人が人知れず東京に進出するのを避けるため、たまたまその中の優しい巨人と知りあった子供が天皇陛下に直訴して自衛隊を出動させ第三次防衛線で辛くも撃破しました、みたいな話だろう、本質としては。攻めてくる巨人が巨大なトムとジェリーでは短いコメディーならいいが、普通に物語としては面白くない。逆に童話として再生するならリアルを減じて、もつと徹底的にお伽話のようにしてしまえばいい。

PS BFGが Big Friendly GAY だったら18禁だ!


◆『レッドタートル』UCT6
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▲男を浦島太郎、赤い亀を亀+乙姫とする絵解きもある。フランス人が浦島太郎を知ってるかどうかしらないけど(スタッフに日本人がいるから天災のシーン同様アイデアをねじ込んでたりしてるかもしれない/少なくともセリフなしにするのは日本人Pからの提案だと言のは聞いた)。

五つ星評価で【★★思った通り、だらーんとした映画だった】
『岸辺のふたり』の監督の初長編映画とのこと。
そう言われれば似てる。でも、前のは8分だ。
やっぱ、おではこういうのを「綺麗」である事を担保にして作った映画を、
楽しく見れたりするタイプではない。
綺麗は飽きる。
終盤近くのスペクタクルは凄い。
でも、あれも「こういうのも入れといてやるか」みたいな気持ちを邪推してしまった。
朝ドラに挿し込まれる「関東大震災」や「太平洋戦争」のように
劇的な災害であるけど、その災害がなければ、青年の出奔、主人公の老い、
人生のサイクルが回っていく事などが描けなかった訳ではない。

主人公がこんな『四月は君の嘘』の山崎賢人みたいな、ただただ状況を受け入れるような奴じゃなく、『トラック野郎』の菅原文太とか、『メカニック』のジェイソン・ステイサムだったら好きだったかもしれない。それはジャンルが違うよって言われるかもしれないけど。

もうCGで何でも表現できる今の時代で、カリカチュアしたアニメートもせず、こんなロトスコープで撮ったような人間と全く同じ動きのアニメを撮る意味も「アニメとして撮った」事に意義を見出そうとしてるようにしか見えないし。これ、実写で撮っちゃいかんの?

あー、もう、不満がダダ漏れてきた。
育ちが悪いから高尚な「おアニメ」とかダメなんすよ。


【銭】
超高速!参勤交代リターンズ:ユナイテッドシネマメンバーサービス週間で1000円。
メカニック・ワールドミッション:同
BFG:同
レッドタートル:同
 半券4枚で鑑賞券が1枚or2枚貰える籤が引けるので意地になって見た。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
超高速!参勤交代 リターンズ@ぴあ映画生活
メカニック:ワールドミッション@ぴあ映画生活
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント@ぴあ映画生活
レッドタートル ある島の物語@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
超高速!参勤交代 リターンズ@映画的・絵画的・音楽的
超高速!参勤交代 リターンズ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
メカニック:ワールドミッション@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント@映画のブログ
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
レッドタートル ある島の物語@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
▼参考記事。
メカニック@死屍累々映画日記
超高速!参勤交代(1回目)@死屍累々映画日記
超高速!参勤交代(2回目)@死屍累々映画日記

fjk78dead at 01:10|個別記事コメ(16)トラバ(35)

2016年09月22日

『ズートピア』をトーホーシネマズ日劇3で観て、外の話をちょっとだけしようふじき★★★★

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▲少女マンガ フォーマットに変換される二人

五つ星評価で【★★★★文句なしに面白い】
詐欺師ニックと新米警官ジュディは行方不明事件の捜査を
48時間以内に解決しなければいけない。思いもよらない社会派バディ・アクション。

動物が人間と同じ文化生活を送っている世界、新米警官のジュディは警察学校トップの成績にもかかわらず通常の駐車取り締まりを命令され刑事捜査を任せてもらえない。アメリカから日本語化される際にニュアンスとして落とされてしまったが、ここでジュディは管理職のボゴに「私は人数合わせ要員じゃないんですよ。警察学校もトップ卒業です」と発言している。つまり、アメリカでは学業の成績とは無関係に人種枠で(黒人とかアジア系とか)就職できるケースがあるけど、それではないと言っているのだ。日本では人種ではないが、身体障碍者雇用枠とかは大企業にはある。男女雇用の比率もこの件に関係する。
ジュディは駆け引きの末、捜査を行い、事件を解決する。次の事件の際にはジュディは最初から刑事捜査担当に引き上げがされている。めでたしめでたし。努力した者の努力は報われ、適材は適所に回される。そして、エンドロール。

ふと思った。
あれ、じゃあ駐車違反は誰が取りしまるのだろう。
ジュディをして、人数合わせ要員にやらせればいいと暗示させた退屈な仕事。
確かに田舎でゆっくり暮らすジュディの父母でもできそうな仕事ではあるが。
しかし、それはそういう種類の仕事と言うだけであって、
捜査を行う事の方が仕事として優れている訳ではないだろう。
ジュディは刑事ドラマの見過ぎである。

人は息を吸うように自然に差別をする。
だからこそ、差別意識が明確になった時、その芽を摘まなければならない。
なかなかいい映画でした。
だから、駐禁業務の方がダメだなんてみんな思っちゃいかんよ。

ナマケモノ面白いし、ヌーディストもギリギリのギャグで面白いし。
あそこで赤面するジュディがめちゃくちゃ可愛い。

さて、驚異的に評判のいい映画『ズートピア』
ツイッターでも物凄く取り上げられていた。
感染経路としては
(1) 面白かったと告白。
(2) ニックとジュディ可愛いと言いだす。
(3) ニックとジュディのバディ、恋愛二次創作マンガを「ニクジュティ」と称し、
 次々とアップロードし始める。

これは映画の中のニックとジュディの関係が両者のキャラも立ってた事により、
人間に変換され、相棒とも恋人とも取れる関係が楽しめるからだ。
ツイッター川に流れるニックとジュディの楽し気なお付き合いの数々。
それにしても多すぎる。
『ズートピア』の映画評が高い事をスケープゴートにするかのように。
異種動物である事からSEXの連想がしづらい事から、
二匹はバリバリ恋愛させられてる。
腐女子の皆さんが野郎同士の恋愛をTLに投下していたのと同じように
二人の恋愛はどんどん投下されている。
逆に、この二人の恋愛は腐女子が投下していた男同士の恋愛と
さほど変わらない気がしてくる。
腐女子のTL投下は対象が男同士でも、
その多くはプラトニック(純愛)が題材だからである。

ニックとジュディは最終的にSEXに辿り着かないので、
プラトニックになるしかない。
そして、兎キャラのジュディはすんごい子供のように描かれ、
キツネキャラのニックはちょっとヤサグレた感じの青年に描かれる。
バリバリ少女マンガ題材だ。
ジュディとニックは勿論、可愛い存在なのだが、
この大波みたいなTLへのネタ投下は俺たち、
今ならこの大波に乗って理想の乙女チック
を大声で叫んでもいいのよ的な気恥ずかしさを感じた。

なんで、ツイッターの大奔流にちょっと引いてしまった自分がいた。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ズートピア@ぴあ映画生活

PS そういう大奔流が終わった今、
 あ、アップしてなかったという事で、
 やっとこの感想をアップするんである。
PS2 象のアイス、細かく細断したら鼻水だけの部分のアイスができたりしないか?

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(12)トラバ(11)

2016年09月20日

『デッドプール』『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』『X−MEN アポカリプス』を乱れ撃ちで

未レビューマーベル映画をまとめてできるだけ短評で。

◆『デッドプール(字幕)』トーホーシネマズ新宿7
◆『デッドプール(吹替)』シネマロサ1
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▲デップーさんと硬い人。

五つ星評価で【★★★お手軽な感じで嫌いじゃない】
映画ファン感謝デーの初日当日見たのに先着プレゼントの「手乗りデップー」が貰えなかったんだよな。別に貰って何をするって訳でもないけど、早くなくなりすぎるのはコレクターを喜ばすだけでようないよ。
デップーは基本コンセプトの「真面目にやらなくてもいいだろ」感がビンビン伝わってきて、それがたいそう魅力的。

ライアン・レイノルズはデッドプールを楽しく演じていていい。これが「ライアン・ゴズリングじゃない方のライアン」と呼ばれた男だとは信じられないくらい伸び伸びやってる。いやホント。最初、話を聞いた時、ライアン・ゴズリングがやるもんだと思い込んだからね。ただ、デッドプールになった後の「爛れ肌」は、あれくらいだったらそんなに悲惨に見えない。そこは話の根幹にかかわる部分だから残念だ。あれだったら常に頭の上にウンコを乗っけてる人の方が格段にイヤだもの(別にそういう人はいないけど)。

モリーナ・バッカリンのヴァネッサがステキすぎる。
超美人の癖してSEXに禁忌がなくて、主人公をひたすら愛す。
そんなの都合よすぎてステキじゃん。
だから、この映画ではデッドプールよりヴァネッサの出演シーンの方が断然好き。

吹替版は字幕版以上にセリフが過激という触れ込みだったので見てみたが、ビックリするほどの違いは感じなかった。多分、話し言葉の方が自由度が高いから、みっちり比べれば、より不謹慎にはなっているだろうけど。


◆『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』トーホーシネマズスカラ座
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▲喧嘩するほど仲がいい二人。

五つ星評価で【★★★★真面目パワーに押しきられた感じ】
ヒーロー同士が二つに分かれて蛸殴りする映画。
結構な長尺なのに、飽きさせずに納得させるだけの映画に仕上げた監督の手腕は本物。

蟻の人と蜘蛛の人が真面目一方で疲弊する脳のいい緩衝材になってる。
若かったり真面目すぎなかったりするのは大事。
そう言えば女性ヒーローは出てくるものの、性別がただメスというだけで、
萌えたりはしないんだよなあ。どっちかって言うとキャップの青臭さの方に萌える。

最終的に明らかになる敵の正体と、その敵がなそうとした事(なした事)が暗くて、重くて、とてもちゃんとしている。このヴィラン(悪役)が単にキチガイのゴリゴリ悪い奴だったら、最後にカタルシスが解消される分かりやすい映画にもなったし、個人的にはそう言う勧善懲悪みたいな映画の方が好きなんだけど、この映画はおそらくこれで正解だろう。でも、この後ちゃんと話を続けられるんだろうか。まあ、どうにかするだろう。

「キャプテン・アメリカ」がサブタイトルに降格してしまったので、「アベンジャーズ」の後日談的な立ち位置が強かった。時系列で「アベンジャーズ2」直後の話なので、それは間違いではない。今回、興行的にも成功してるらしいので、「キャプテン・アメリカ3」を打ち出さなかったのは多分、興行としては正しい判断だったと思うのだが、それでも、何かやっぱりちょっと腑に落ちない。それは正しさの象徴であるキャップの映画だからだろう。


◆『X−MEN アポカリプス』トーホーシネマズ日本橋4
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▲チャールズ「ハンドパワーです」

五つ星評価で【★★★なかなかいい取り組みでした】
宣伝で「三部作完結編」と言ってるのだが、X−MENいっぱいあって、どれがどう三部作なのか適当に見てる私にはよく分からない。どうも多分、マカヴォイとファスベンダーになってからの三本らしいのだけど、そういうの宣伝の人たちが自分だけ分かってる感じがそもそもあかんのだと思う。

映画はまずまず。
私、X−MENはビックリ人間大集合&バトル映画としてしか見てないので、
いっぱいビックリ人間が出てくればそれなりに嬉しいのだ。
って事で今まで見た映画に出てなかったのは、アポカリプス、エンジェル、サイロックの三人だけかな。すくな。

青くて大きな禿のアポカリプスことアポさんは代々何をやってたのか、蘇って何をやりたいのかが今一つよう分からん。とりあえず、プロフェッサーXの能力を横取りする事で世界を支配したいらしい。何か新味に欠けるわあ。演じるのはオスカー・アイザック。『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』の猫付き髭シンガーのイメージが強いから役者って凄いなと思う。いやメイク担当が凄いのか。こいつの能力は砂を自由自在に扱える力と、人の力を増強できること。砂については何も説明しなかったが、ちょっと分かりづらかった。
このアポさんが「手近なところで調達&口コミ」で手に入れた部下が四騎士。
マグニート、サイロック、ストーム、エンジェル
どう見ても能力の偏りがひどい。やっぱり近場でチャッチャッと大した情報もなく人材を集めちゃいかん。縁故頼みのバイトじゃないんだから。
この四騎士の中で一番面白味のないのがエンジェル。羽根あるだけじゃん。
その他は攻撃力などはトントンだが、刀ビーム女のサイロック、ミュータントであろうが、なかろうが、あんな橋本マナミみたいな服で町中をぶらぶら出歩いちゃいかん。あんな露出狂みたいな服を着ておきながら尻を触ったら激怒するんだよ、きっと。

あと、アポさんの人格乗り移り機械。ハゲを伝染させる仕様はどうにかできないのか?
そんなんあんまりだろう。


【銭】
デッドプール(字幕):映画ファン感謝デー1100円。
デッドプール(吹替):シネマロサ20:00越えレイトショー価格1300円。
シビル・ウォー キャプテン・アメリカ:雑誌の懸賞でムビチケが当たった。
X−MEN アポカリプス:額面1400円のムビチケをチケット屋で1400円でGET。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
デッドプール@ぴあ映画生活
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ@ぴあ映画生活
X-MEN:アポカリプス@ぴあ映画生活
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デッドプール@或る日の出来事
デッドプール@SGA屋物語紹介所
デッドプール@徒然なるままに
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ@或る日の出来事
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ@徒然なるままに
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ@SGA屋物語紹介所
X-MEN:アポカリプス@或る日の出来事
X-MEN:アポカリプス@SGA屋物語紹介所
X-MEN:アポカリプス@徒然なるままに
X-MEN:アポカリプス@だらだら無気力ブログ

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(16)トラバ(20)

2016年09月19日

『キング・オブ・エジプト』を109シネマズ木場5で観て、おおおふじき★★★★

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▲スフィンクス、ジェシー・アイゼンバーグに似てません?

五つ星評価で【★★★★嘘エジプトが最高】
何かもう単純にアレックス・プロヤスの脳内エジプトが面白くてたまらない。
神と人間が共存して一緒に暮らしているエジプトで神様の方が頭二つくらい大きいってビジュアル的な分かりやすさが良い。ピグミーの村にマサイ族が行ったら神様っぽいな。

神様の能力が取り外し自由だったり、ミスティークと聖闘士聖矢の合わせ技みたいな変身があったり、まあ、退屈しない事。

スフィンクスは砂の粒子で出来てるからアクエリアスもといアポカリプスみたいだ。
いやいやいやいやスフィンクス、ジェシー・アイゼンバーグに似てない?

アレックス・プロヤスの手で偽ギリシャ、偽中国とか、各国の偽神話映画を作ってほしい。エジプトの人はこれ見て「いや、そう見えるけどそうじゃなくって!」とか思ったに違いない。是非、アレックス・プロヤスに日本編も作って貰って、ニンジャとかも出してほしい。


【銭】
109の日(毎月10日)で1100円均一。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
キング・オブ・エジプト@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
キング・オブ・エジプト@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
キング・オブ・エジプト@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
キング・オブ・エジプト@あーうぃ だにぇっと
キング・オブ・エジプト@みはいる・BのB

PS 人間側のヒロイン、ザヤは巨乳。だけどちょっと山瀬まみ+吉川ひなのっぽい。
 微妙だな。
PS2 時間の都合で大笑いって下馬評のあった吹替版を観たが、
 主役の二人が上手くない事は分かったが、映画が圧倒的に面白くて、
 そういうのを全く忘れた。
PS3 知恵の神が「知恵だけあっても人間はいかん」みたいな人物像で笑った。
 知恵のある奴はクネクネするんか?
PS4 太陽神ラーの仕事がどう見ても肉体労働で御苦労様な感じ。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(10)トラバ(11)

2016年09月14日

『みつばちマーヤの大冒険』を109シネマズ木場6で観て、雑感するよふじき★★★

マーヤ
▲左からマーヤ、スティング、ウィリー。こんな顔しているけど、マーヤは破壊の女神のように壊しまくります。スティングやウィリーは友情パワーの補給基地のような存在。

五つ星評価で【★★★月影千草「マーヤ…恐ろしい子!」いや、そんなに嘘じゃない】
いつも通りしち面倒くさい事を書きます。

見終わってから考えたのは『劇場版アンパンマン』のフォーマットに似ながら、結果が異なるのは社会が異なるからではないだろうか、てな事。

まず、今回マーヤを見て、元のアニメであるマーヤの印象はあったものの、細かいストーリーとかを知らない事を思い知らされた。覚えていたのはマーヤが笑顔のキャラで、ウィリーが心配性のビビリのキャラで、二人で草原を旅していろんな虫に出会う事。そのアウトラインである大きな物語とかは全然知らなかった。あーそーなのー、という大きな話は新鮮だった。なかなかスペクタクルじゃん。捕虜になって脱走したりもするから、キャスティングにスティーブメマックイーンとかを選んでもいいよ。もちろん、マックイーンがマーヤのような素敵な笑顔を浮かべる事が出来ればの話だが。

で、天真爛漫であるがルールに縛られないマーヤは幼児性の象徴である。と言うか、生まれたばかりの幼児であるという設定だが、彼女はずば抜けて学習をしない。もう一人、相棒のウィリーは学習をするがメンタル面が弱く、学習障害を抱えている。旅の中で友達になるスズメバチのスティングも人の指示を聞かない所がある。
つまり三人とも問題児だ。
これは『劇場版アンパンマン』で、毎回出てくるゲストキャラが我儘な王女だったりするのと似てる。これはそのキャラにメイン層の観客である幼児を自己一体化させる為になされている事だろう。まあ、どちらも赤ちゃんに毛が生えたような存在だと言っていい。

マーヤもアンパンマンも危機に際して、みんなの力を団結して乗り越える事は一緒なのだが、もうちょっと詳しく描くと、アンパンマンでは、大きな危機に直面してゲストキャラの子供が成長する事(わがままを自制するとか社会性を身に付けるとか)で、危機を乗り越える。徳育教育的な側面がそれなりにある。別にそれは悪い事ではない。楽しみながら学んで帰ってもらうのは大変いい事だと思う。
マーヤの場合はそこは違い、この映画の中でマーヤは基本、成長しないのだ。
マーヤが他の虫たちと団結するのも成長したから出来た訳ではない。おそらく、それは元々マーヤの資質として持っていて、自然に発露して出来た事にすぎない。
だから、彼女は映画が終わっても、映画が始まる前と同様、ルールに縛られる事がない、社会にとって大変イレギュラーな存在なのである。例えば、マーヤが「王制」に疑問を抱いたら今回の悪役であるバズリーナ同様、蜜蜂の社会全体を揺るがしてしまうかもしれない(そらあ、もう「タラレバ」全開の話だが)。
アンパンマンでは子供たちにちょっと背伸びして社会性を得て貰おうとする。
ちょっとだけお兄さんお姉さんになりましょうね、と。
マーヤの世界は、君たちは変わらなくていい。必要なら社会が変わって君達を受け入れよう、と言う。つまりマーヤ(と他の二人)は山下清的な立ち位置にある。

アンパンマンの世界では成長が要求される。子供は少しずつ大人に近づいていくのだ。と言うか、「育児ノイローゼ」みたいなのに掛かる人もいるから、日本における子育てはハードワークっしょ。それをちょっとでも減らせるのならそれに越した事はない。アンパンマンは奥さんの味方です(ハァハァ(*´Д`))。

マーヤの世界は違う。成長を急がせない。
仮に成長しなくても、それに合った場所を社会が提供する。
社会システムとしてはこっちの方が優秀だし、断然、魅力的だ。
ただ、描かれていないけど、普通に成長したマーヤ、ウィリーを除く子供たちは
社会システムの中で工場労働者のように管理され、
戦争が起こると一億火の玉状態で全員徴兵される。
規格外の人以外の部分では案外あまり変わらないのかもしれない。

今回、マーヤの言動には子供だからしょうがないんだけどイラっとさせられた。
これ、子供と一緒に映画を見に来た親御さんは抵抗を感じたりしないのだろうか。
それは映画が悪いんじゃなく、子育てを含めた社会システムに関して、日本がイビツである事から生じるのだと思うけど。

蟻の兵隊の変なの(超規格外)二人の声を充てるのは
ダンディー坂野と杉ちゃん。
ごく一部ではあるけど、日本も規格外な人々に優しい所があるかもしれない。


【銭】
109シネマズの会員ポイント6ポイントを使って無料鑑賞。

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みつばちマーヤの大冒険@ぴあ映画生活
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みつばちマーヤの大冒険@ノラネコの呑んで観るシネマ

PS 「すずめばちマーヤ」「くまんばちマーヤ」「女王蜂マーヤ」
 とかも見たい(嘘)。
PS2 『女王蜂』と言えば中井貴恵
PS3 仮面ライダーの怪人「蜂女」から蜂の性別論議をするのは止めておこう。

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2016年09月13日

『最高の花婿』『さざなみ』をギンレイホールで観て、おフランスとエゲレスだふじき★★★,★

おフランスとエゲレス映画二本立て。

◆『最高の花婿』
五つ星評価で【★★★単純に凄く小さい話を欲張らずサラっと出してるのが気持ちいい】
四人姉妹を持つフランス人夫婦。
三女までは移民、異教徒(アラブ人、ユダヤ人、中国人)と結婚、
四女の結婚相手こそフランス人のクリスチャンをと願うが、四女が連れてきた相手は…
人種間格差で笑いを取る軽コメディー。
一見みんな仲が悪そうに見えながら最後には家族が一致団結して
ハッピーエンドに邁進する物語は見てて気持ちいい。

また、このフランス人の立場が外人婿とか考えづらい日本人には痛いほどよく分かる。
(アラブ人、ユダヤ人、中国人)の組み合わせは変更するにしても
ちょっと手直しすればすぐ日本でリメイクできそうだ
(それだけ日本人の方が外国人との結婚ハードルが高いという事だけど)。
日本だったらアメリカ人、イラン人、韓国人辺りだろうか。

フランス・パパがちょっとアレック・ボールドウィンっぽかった。


◆『さざなみ』
五つ星評価で【★回答がない映画だから辛すぎる】
結婚45年記念を土曜日に控える夫婦。
月曜日に夫の元にかっての恋人の訃報が届き、
それから二人の関係は徐々に変わっていく。

退屈さに勝てずウトウト。

ラストシーン、映画としてのケリの付け方はそうならざるを得ないかもしれん。
でも、あの締め方は嫌い。
彼は彼女に何をすればよかったのか。何をしなければよかったのか。
この場合の最適解は何か? 何も思い浮かばない。
きっと答はなく、何をやっても「覆水盆に戻らず」だと思う。

私の好き嫌いは別として、シャーロット・ランプリングのラストの表情は素晴らしい。
笑う般若面のようだ(いや、笑い般若ではないよ、あれは怖すぎる)
笑い般若
▲笑い般若


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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最高の花婿@ぴあ映画生活
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fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(7)トラバ(7)

2016年09月12日

『スポットライト 世紀のスクープ』をギンレイホールで観て、その地味さにいたく感銘ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★地味なんである。スタンドプレイや強引なカタルシスが用意されていない。逆にそこに誠実さを強く感じる】
もっと娯楽寄りに仕上げる舵取りもできたであろうに凄く物静かな映画になっており、それでいてテーマを外さない物に仕上がっていた事が元のスクープ同様に誠実さを感じる。最初のスクープが社会を揺さぶったように、映画が公開される事で過去の事件を告白する被害者の増加などが起き、再度、社会が揺さぶられているらしい。映画としてのカタルシスを制限してまでも、主張を貫いた映画は作品として立派だったと思う。うん、偉かったよ、映画。

マーク・ラファロっていい役者だなあ。
いつも別人としてそこにいるのに根のところでマーク・ラファロ。
激怒して緑色の大男にならずによく頑張った。
マイケル・キートンもビートルジュースの癖にいい役者だ。
自分の罪にさいなまれながらもバードマンにもならずよく頑張った。
人権派弁護士にスタンリー・トゥッチ。
ハリウッド版『シャル・ウィ・ダンス』の竹中直人の癖によく頑張った。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
スポットライト 世紀のスクープ@ぴあ映画生活
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fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(9)トラバ(6)

2016年09月10日

『ゲッタウェイ』をトーホーシネマズ新宿8で観て、そこそこだけどアリは可愛いふじき★★★

五つ星評価で【★★★サム・ペキンパーの映画と言うより】
初見。
サム・ペキンパーの映画と言うより、
どちらかと言うと脚本のウォルター・ヒル風味の映画になっていると思う。
乾いた荒野は、油断できない「悪」だらけで、
でも身近に信用できるパートナーがいる的な部分とかが。

アリ・マッグローかーいーなー。垢抜けてない感じがかーいー。志保美悦子っぽい。
じゃあ、スティーブ・マックイーンは長渕剛か。
マックイーンは普通。どうでもいい。別に長渕剛っぽくはない。

1972年当時、反社会的な主役が逃亡の上ハッピーエンドに終わるような映画は皆無だったらしい。ちなみに『明日に向かって撃て』は1969年。似たような話を聞いた事がある。TV『必殺仕掛人』も社会的な反響が大きく、最終回は主役全員不幸な目に合う方が良いと識者に言われたみたいな話をプロデューサーが談話で語っていた。『必殺仕掛人』の最終回では誰一人不幸な目に合っていない。これは意地で合わせなかったという事。必殺仕掛人最終回が1973年4月。日本でもアメリカでも同時期に同じような事が起こっていたのは面白い。で、以後の必殺シリーズはドラマが盛り上がるので、最終回で案外スムーズに殉職させてしまうようになった。そっちの方が不謹慎だろ(基本、生死に関わらずグループが解散するのでみんな不幸にはなる/主水だけは立場上、降格くらいはあっても「不幸」と言うほど不幸にはならない)。
なので、『ゲッタウェイ』『明日に向かって撃て』みたいなラストだったら、案外規制を崩さないままもっと讃えられる名作になってたりして。逆に『明日に向かって撃て』はあのラストでないと締まりが悪い気がする。


【銭】
朝10時の映画祭企画料金1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゲッタウェイ〈1972年〉@ぴあ映画生活

PS ラストで購入したトラックをゲッター1と見立てて、
 マックイーン自体をゲッター2と見立てる。ゲッター3はアリ・マッグロー。
 三者が合体すると無敵のゲッター・ウェイになる。つまりカーセックスはいい、
 そういう事だ(うまく落とせませんでした)。
PS2 ハロルドの事をすっかり忘れてた。
 強盗団の片割れにアッシーにされた挙句、奥さんを目の前で寝とられ、
 抵抗も出来ずに自殺するが、その自殺が相手に全く何の影響も与えない
 超絶寂しい男。この映画の中の凡人中の凡人。
 普通の人が暴力渦巻く映画の世界に紛れ込むと彼みたいになっちゃうんだろうなあ。


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年09月09日

『キャロル』『リリーのすべて』をギンレイホールで観て、ふむふむふむふむふじき★★★,★★★

同性愛映画二本立て。

◆『キャロル』
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▲ケイト・ブランシェットに秘かに「おらはこう見えても筋金入りの鉄ちゃん」と遠回しに告白するシーン。

五つ星評価で【★★★二人の出会いはクリスマス商戦のデパート。クリスマス・キャロルってダジャレかよ!】
ブランシェット(※)とルーニー・マーラーの映画。
あまり大きなビックリとかもなく、話の進み方は退屈だけど
強者弱者のパラメータ(どちらがどちらに依存しているか)を
考えながら見ると面白いかもしれない。

タイムズの編集部だか何だかが男女問わず異常に眼鏡率が高い眼鏡部屋なのがおかしい。ナーズ部署って事だろうか。デパートのオモチャ売り場は一般顧客との折衝も含めて頭でっかちのナーズは排斥されそう。ただ、この映画のルーニー・マーラーが鉄ちゃんで隠れナーズなもんだから、彼女には新しい職場の方が向くかもしれない。

まあ、何にしてもルーニー・マーラーの息使いや、
ケイト・ブランシェットの孤高さは見ておいて損はない感じ。

※ ツイッターで「ベッキンゼール」と間違えた。
 だって、「ケイト・B」までは一緒なんだもん。
 ケイト・ブッシュと間違えなかっただけ褒めてほしい。


◆『リリーのすべて』
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▲ずっと心の中に秘めていた欲望を解放させようと
近づいてくる聖書の蛇のようなアリシア・ヴィキャンデル、という風に見えなくもない。

五つ星評価で【★★★エディ・レッドメインは達者だけど、ただ不幸になる人のドラマを見るのは苦痛】
リリー・フランキーの伝記映画(嘘)。
でも、このタイトルはいい。
原題は『THE DANISH GIRL』。直訳すると『デンマーク女子』
伝わらん、これじゃ映画がどう考えても伝わらん。
苦悩する主体はエディ・レッドメインだが、
妻のアリシア・ヴィキャンデルも同じくらい苦悩する。
アカデミー賞を貰ったエディ・レッドメインの評価が高いが、
受けて立つ演技の妻役アリシア・ヴィキャンデルも上手い。
この人はこの後に『エクス・マキナ』でブレイクする。
強い女子専用女優かいな。
エディ・レッドメインが分別のある年配のゲイで、
アリシア・ヴィキャンデルが跳び跳ねるようなストレートの乙女という
バランスがとても良い。

リリーに近づく同性愛の男という役柄でベン・ウィショー(007のQ)が出てるが、何とはなしにダメ男の空気を濃密に放っていて、日本だったら池松壮亮だなと思った。

PS この物語を歌を絡めながら解説すると(何で?)
 小林旭の「夢の中」という曲の
 「♪男もツラい〜し、女もツラい〜、男と女はなおツ〜ラい〜」
 と言う歌詞っぽい映画。
PS2 エディー・レッドメインがレオ様をぶち切って
 アカデミー主演男優賞を獲得するには、、、、、、、、、、
 二人の暴漢にボコボコにされるシーンの後、
 突如乱入した野生のクマに襲われ、、、、、、、、
 女装のまま馬の体内で一夜を過ごすなどのシーン追加が必要。

【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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リリーのすべて@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
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fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(6)トラバ(7)

2016年09月08日

『ミュータントニンジャタートルズ影』を109シネマズ木場8で観て、適当だけど面白いぞふじき★★★

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▲「影やのうて亀やろ」と突っ込んでほしいのかな?

五つ星評価で【★★★1よりおもろいんではないか】
亀で忍者でティーンエージャーな4匹の大活躍。
旧作以上に亀同士の色が強く出たのが良かった。

レオナルド(青)はリーダー、
ラファエロ(赤)は乱暴者、
ドナテロ(紫)はメカオタク、
ミケランジェロ(黄)はおどけ者の弟キャラ。

前作はチーム全体を一つの個性としてて、各キャラ設定は強く出てなかった。
前作は亀の混同がけっこうあった。「亀のコンドー」ってまずいか。
亀のコンドーでミーガンフォックスとハイタッチしてえ!(不明瞭だがあかんやろ)

ツイッターで「妖怪人間ベロ」と言われていたが、なるほどそうだった。

吹替え版て見たが、人間から犀と猪豚化するミュータントの声を
宮川大輔と藤森慎吾があててる。これはこれでアリだな。
上手い下手は別に勢いがある。その勢いが上手いとか下手とかの判断を弾く。
一つ一つセリフが聞きづらいんだが、ガヤ的に賑してくれればそれでいい。
あの犀と猪豚がそんなに大事なセリフを喋る訳でもないし。

今回悪いのはサイとイノブタは置いといて悪役がつまらんこと。
シュレッダーは結論としていいところない。
異世界の敵クランゲは、見た目が悪い困った爺ちゃんにしか見えない。
困った爺ちゃんにニンジャが負けちゃダメだろ
(追い返しただけで、勝ち負けで言えば今回は負け)。
サイとイノブタはともかくとして、クランゲっていきなりな気がする。
あれは前作と何かリンクがあるのか? 前作抜け切って何も覚えてない。

ミーガン・フォックスは金髪の方が果てしなく好き。
金髪のままチア・リーディング娘の姿になる時、
間違えて1枚くらい脱ぎすぎてほしい。
「きゃっ」みたいなサービス・カット付けようよ。

『シン・ゴジラ』『君の名は。』大ヒットの煽りを直撃してるらしい今作。
うんまあ、1800円出すなら、亀は見ないな。
アメリカみたいに500円程度だったら亀でもいいと思うんだけど。


【銭】
毎週火曜日は109シネマズのメンバーズデー(小)で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>@ぴあ映画生活
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ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
ミュータント・タートルズ@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(8)トラバ(7)

2016年09月06日

『ポセイドン・アドベンチャー』をトーホーシネマズ新宿1で観て、『メテオ』をシネマカリテ1で観て、すげーとちょいしょぼふじき★★★★★,★★★

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▲チラシ。
五つ星評価で【★★★★★何つーか最高に面白い】
名画座で観た事があって、今回は二回目。
船内を逃げ回るチーム組み合わせが最高。
神の助けよりも自分達が行動する事が大事と信じて疑わない異端の神父。
刑事と元娼婦の中年夫婦。
孫に会いに旅をしてる初老の夫婦。
子供だけで旅をしている姉弟。
兄を亡くしたばかりのパニック症の女性歌手。
変人の独身男。
船内構造に詳しいフロアマン。

混同しようもなくキャラがユニーク。
神父のジーン・ハックマンはこの後、役者としてどんどん胡散臭さを増していく人だが、
主役にして本当に正しいのか分からない人選は見事。
彼が主役として成り立つのはおそらく刑事アーネスト・ボーグナインが
益体もない無駄口を叩いて、反面教師として彼を引き立てるからに過ぎない。
変人の独身男が有事に際して超人になったりはしないが、
ちゃんと人の話を聞ける調停者として役に立つのもよく出来ている。

そのままでは階段代わりを登れない。ドレスのスカートを脱ぎなさい、
と言われてスカートを脱いでショートパンツ1枚になる女子。
おいおいおいおい!(怒)そうじゃないだろ。
デブおばさんはどうでもいいが、
バリバリにパンツ見せるのは元娼婦だけなのはどうなの?
もう本当女性だけ重点的に助けてバンバン、パンツを見せる
『ポセイドン・アドベンチャー』が見たい。

この後に作られる『タワーリング・インフェルノ』
火事の中の洪水を描いていたので、今作はもうちょっと船の中の火事に焦点が
行くのかと思い込んでいたが、そうでもなかった。

何にしてもムチャクチャ面白い。それが大事だ

PS 『ハゼドン・アドベンチャー』
PS2 アーネスト・ボーグナイン、大葉健二に似てる。
 いや、セサミストリートのマペットにあの顔、いた気がする。


『メテオ』
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▲チラシ。
初見。『ポセイドン・アドベンチャー』と監督が一緒。
五つ星評価で【★★★スペクタクル映画の筈だけど、そこは軽め】
ショーン・コネリーが急遽、呼び出されて、
メテオ破壊計画の中間管理職みたいな位置に据えられるけど、
あまりこの人が何かやっているという印象はない。ロシア側と意識合わせしたくらいで、
ギリギリいなくても困らない役職な気がする。

遊星メテオを破壊するためには冷戦状態の米ソどちらか一方の核だけでは足りず、
手を携えて人類の危機に立ち向かわなくてはならない。
とはいうものの、今までの冷戦経緯から中々ねえ〜という映画。
『博士の異常な愛情』の秘密施設内を隠しカメラで撮影するロシア大使くらいの方が
リアルだと思うが、この映画の中では一部タカ派のアメリカ人を除けば、
みんなそれなりに良心的な人たちだった。
盛り上がらないのはその辺と、遊星のビジュアルがつまらんからかな。

とてつもなくひどい事が起こる感が映画から感じづらいのが敗因


【銭】
ポセイドン・アドベンチャー:朝10時の映画祭企画料金1100円。
メテオ:カリコレ旧作鑑賞料金1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ポセイドン・アドベンチャー〈1972年〉@ぴあ映画生活
メテオ@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(4)トラバ(5)

2016年09月01日

『西遊記 孫悟空VS白骨夫人』をシネマート新宿1で観て、白骨夫人の存在感が圧巻でそれはよいふじき★★

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▲続編なのに「モンキー・マジック」ってタイトルが外されてしまうとは!

五つ星評価で【★★作品としてはトホホ系列だが一点豪華主義で舌を巻くような部分もある】
ドニー・イェンが孫悟空を演じた『モンキー・マジック』の続編。
前作の特殊メイクを付けての演技があまりにもきつかったらしく、
主役のドニー・イェンが降りてしまった。おいおいおい、その理由で降りちゃうか!?
代わりに孫悟空として主役を張るのは前作で悪役・牛魔王を演じたアーロン・クォック。
無茶な配役である。
でも演技メソッドは似てる。凶悪な顔立ちなのにおとぼけ猿さんっぽい演技だ。
にも関わらずドニー・イェンと余りに顔の作りが異なるので、同一キャラに見えない。
前回が「お猿のジョージ」みたいな顔だったのに、今回は顔が牛魔王で極道。
植木均と遠藤憲一くらい違うから、やはり同じキャラには見えない。

前回が悟空が五行山に幽閉されるまで。
今作がその幽閉の身が解けて、三蔵法師と旅に出る、その最初のエピソード。

孫悟空以外で前作と共通のキャストは、観音菩薩ケリー・チャンくらいだろう。
だから、前作の続き物扱いで見る必要はない。話は独立してるし、タッチも違う。
前作の学芸会みたいなノリは成りを潜め、それなりにリアルな話になってる。
おそらく前作の方がオリジナルな設定が多いと思う。
今作の方が昔から聞いている「孫悟空」の中のエピソードその物のようである。

前作では出なかった三蔵法師、猪八戒、沙悟浄が登場する。
今回の西遊記ご一行は
孫悟空(アーロン・クォック)が荒々しいお猿さん。荒くれ者だが純粋。筋肉質のアーロン・クォックが演じているので、どこかゴリラっぽい雰囲気が付いてしまった。中華本来の孫悟空ってもうちょっとスマートで、こんな荒々しいイメージではないと思う。
三蔵法師(ウィリアム・フォン)は何となくいけ好かない若い僧。日本の美少女ラインの三蔵法師が嘘八百なのは百も承知だが、それでも妙に綺麗綺麗な服で表層な正義を曲げない若い僧侶はいけ好かなくて、あまり好きになれない。だが、その表層な正義をそれでも正義であるなら、それはやはり全うすべき物なのだ、と強く描く事によってどうにか納得できる人物像になった。
猪八戒(シャオ・シェンヤン)は日本の八戒同様、享楽的で弱虫。豚が持つイメージは日中でそんなに変わらないようだ。前野朋哉に似てる。
沙悟浄(ヒム・ロー)は海坊主。日本の河童とはそもそもキャラが違う。逆に岸部シローの沙悟浄を見て中国人は驚いたに違いない。この青い肌テカテカの沙悟浄もメリハリがあって良いと思う。人喰い人種みたいな妖怪なのに情が厚い所が良い。

今回の旅の四人はなかなか良くバランスが取れてると思う。
学究肌で人生についてはまだ修行半ばの三蔵法師。
行いは正しいが暴力に対する禁忌が乏しい孫悟空。
人の心の弱さとそこに灯る一筋の小さな勇気を前面に出した猪八戒。
人の心の強さと行いを実行する力の不足を前面に出した沙悟浄。
みな完璧ではなく、四人寄り集まってどうにか道を進める半端者達である。

この即興四人組に対する悪がコン・リー演じる白骨夫人だ。
この白骨夫人の仕上がりがムチャクチャいい。
恐ろしく、高貴。そして無敵で、悲しい。

コン・リーって凄い女優だわ。こんな映画で褒めてごめんなさいという感じもするが、この圧倒的な存在感には大きな拍手を送りたい。

基本、グラグラ屋台骨が傾いているようなチグハグな映画だと思うのだけど、このコン・リーの圧倒的な存在感は是非、多くの人に目にして貰いたい。


【銭】
新聞屋系の招待券で無料鑑賞。
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西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人@ぴあ映画生活
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西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人@すぷのたわごと
▼関連記事。
モンキー・マジック@死屍累々映画日記

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