2015年に公開したもしくは観た邦画

2017年05月19日

『劇場版シドニアの騎士』をシネリーブル池袋1で観て、超SFやんふじき★★★★

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▲キャラクターが日本人形っぽいと思うのは私だけか?

五つ星評価で【★★★★濃密なSF】
SFを堪能。
ともかくSFでSFでSFなのだあ。
設定から絵からモチーフまでSFが充満している。
フアーストランの限定二週間公開の評判は良かったが行きそびれ、
やっと今回が初の鑑賞。ちなみに原作未接触、元になったTVアニメも未鑑賞。

宇宙空間に現われ、地球人を攻撃してくる謎の敵。
最終的にこいつが何者で何を求めて人類に攻撃を仕掛けてくるかは不明なのだが、死んだ味方のパイロットを偽装した敵が、人と怪物を融合させた状態で襲ってくるのは疲れた身体にかなり悪趣味で精神やられてアハハハハハ、逆に面白かった。
映画内で答は示されなかったが、敵と人類は将棋やゲームをするかのようにコミュニケーションを取っていたのではないだろうか? 集合体同士の融合が可能な敵には人類の一個体が死ぬ事の意味が掴めていないのかもしれない。この後、続くのか続かないのかは分からないが、続くのならしっかりお付き合いさせてもらいたいと思う出来だった。

意図的にそうしてる風にも取れるのだが、キャラクター間の相違が少ないのでキャラクター間の混同は全くなかった気はしない。でも、あったとしても困るほどではない。


【銭】
テアトル会員割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 シドニアの騎士@ぴあ映画生活


fjk78dead at 00:39|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年04月09日

『恋人たち』をギンレイホールで観て、時間が解決するのかふじき★★★

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▲波紋は無生物に効かない/下記(1)の主人公

五つ星評価で【★★★悪い映画ではないのだろうけど、何となく乗れなかった】
中心となる人物が3人。
(1) 恋人を通り魔に殺された男
(2) 惰性で日常を送る主婦
(3) ゲイの弁護士

(1)の人物にはいたく同情する。この人物が映画の物語の中心で、彼の心の傷と治癒が映画の中で一番の芯になっている。
(2)の物語は彼女自身はとても普通なのに、周りに何重ものエキセントリックな人物が取り巻いている。激怒するパート先の奥さん、ラップを使いまわす義母、水道水にプレミアを付けて売る元ミスコン女、真面目そうで芯がおかしいミスコン女の夫。青い鳥みたいな話の閉じ方だった。
(3)は一番、魅力がない。もちろん、ゲイだからではない。
パートナーと意思疎通を欠く。クライアントの話を真摯に聞いていない。俺、ちゃんとやれる仕事をちゃんと取り組まない奴は嫌いなのだ。ゲイゆえに色々すり減らしているように見えなくもないが、ゲイ以外の事は適当に捌いているので、ゲイのことくらいしか真摯になっていないのかもしれない。彼はラストで、社会人としてのスタート・ラインにやっと立てそうな感じ。

(1)の主役の篠原篤と柔らかい同僚役の黒田大輔がとても良い。
(2)の中での光石研と紐は久しぶりに凄い芸を見たなと思いました。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。同時上映の『あん』は予告編の永瀬正敏の泣き顔でもう一回見直したくなったが、時間がないので断念した。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
恋人たち@ぴあ映画生活
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恋人たち@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 画像プリキュアのままでUPしてしもた(汗)。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(6)トラバ(5)

2016年02月10日

『お盆の弟』をシネマート新宿2で観て、ええんやけどええんかなふじき★★★

五つ星評価で【★★★渋川清彦のキャスティングに助けられてるなあ】

辛いながらも小さな日常の中、前を向きながら歩くも
愛する妻からは別れを告げられ、監督としての次回作も作れず袋小路、
という「私小説」的な映画としてはありがちな話に思える。

なのに、とっても肩入れ出来てしまうのが
ダメ男を演じるのが「渋川清彦」という
見ている観客がどうしても許しちゃう俳優を使っているからだ。
何だろう。ホモじゃないけど「人間として」抜群の可愛らしさがある。
こういう人はダメ男が嵌る。
多分、渋川清彦で寅さんとかだって面白い気がする。
バランスだけで語るなら、佐藤我次郎の代わりに出川哲郎とか横に置きたい。
渋川清彦には「怠惰」も似あうし、
仮に底の底まで堕ちてもまだ微笑みを返しそうな余裕がある。
だから、どんな不幸が近づいてきても盤石の安心感がある。
でも、この映画ではそこそこありがちな不幸と、その結果、
掴み取れそうなそこそこありがちな幸福とを提示するだけだった。
これでも成り立つし面白い。
でも、どこかでもう少し叩きつけられる「揺れ」みたいな物を感じたかった。
そういう「揺れ」がなきゃないでリアルかもしれないが、
やはりドラマ的に一番の峠となるような頂点みたいな部分があった方が
「映画的」だと思うのだ。

『お盆の弟』というタイトルだけど、
弟・渋川清彦に対峙する兄貴・光石研は映画内の序列で言えば
相棒・岡田浩暉、妻・渡辺真紀子、交際相手・河合青葉に次ぐ五番目である。
他に適当な題も思い浮かばないけど、この題ではない気がする。

緩慢なダメ男を演じる渋川清彦と対照的に
全力のダメ男を演じる岡田浩暉が本当にああいう人にしか見えないのが凄い
(いや、よく知らないけど本当にあんなだったら嫌だから演じてるんだと思うよ)。

河合青葉がエロさのカケラもないのに、
美しくて清々しくて、これもとてもいいキャスティング。


【銭】
親の友達から貰った新聞屋系の招待券でロハ入場。シネマートさん、いいのムーブ・オーバーで持ってくるよなあ。

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お盆の弟@ぴあ映画生活
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お盆の弟@映画的・絵画的・音楽的

PS 主役がマキタスポーツでも映画は出来るが、きつかったろうなと思う。
 マキタスポーツの兄ちゃんを誰に据えるのかと言う難しい問題も発生する。
 ※ 大変失礼だがマキタスポーツさんは確実に安心感を持てない俳優さんである。
PS2 ネタ
 「おぼんの弟って誰や」
 「こぼんやないけ?」
 「おぼんこぼんは兄弟とちゃうで!ほんま!」

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2016年01月24日

時間が経ちすぎてもう独立した感想にできないや映画たち祭4

題名まんまです。
※割ともうどれもこれも覚えてなくてヘロヘロです。

『ドラゴン危機一発'97』シネマート六本木1★★
『KIRI 職業・殺し屋。』池袋HUMAXシネマズ6★★
『種まく旅人 くにうみの郷』東劇★★
『白魔女学園 オワリトハジマリ』新宿バルト9−5★★★★
『コープスパーティー』UCT9★★
『ほんとうにあった怖い話第三十一夜』ユーロスペース1★★★★
『リトルウィッチアカデミア』トーホーシネマズ新宿11★★
『ポプラの秋』シネスイッチ銀座2★★
『ヴィジット』トーホーシネマズみゆき座★★
『真夜中のゆりかご』『Mommy』ギンレイホール★★★,★★


◆『ドラゴン危機一発'97』
五つ星評価で【★★睡魔のトリコ】
ドニー・イェンでこんなにガーガー睡魔にとっ捕まるとは思わなかった。
まあ、又、どこかの映画館でかかったら見るよ(おそらくもうかかるまい)。

◆『KIRI 職業・殺し屋。』
五つ星評価で【★★釈ちゃーん】
釈ちゃんが好きだから見に行った。
お年を召していくのはしょうがない。
メイクのせいなのか、目がちょっとちっちゃく見えた。
誉めたいのだけど悪い意味でマンガっぽくてリアリティーが薄い
(例えば釈ちゃんの衣装とかマンガでは成立しても
 現実世界で歩いてたら悪目立ちする)。
その中で釈ちゃんはオーラの強い、いい演技をしてるけど
アクション演出がスクリーンサイズと合わない。
接写しすぎの対モニターサイズ演出で残念だ。
あと、見えづらいんだけど、釈ちゃんのアクションはとてもよいです。
ちっちゃい小宮有沙は好き。

◆『種まく旅人 くにうみの郷』
五つ星評価で【★★面白さを堪能しまくりは出来なかったが100円で観たから全然OK】
『あなたをずっとあいしてる』のモーニングショーをHTC有楽町で観て、ふらっと1Fのチケット屋に寄ったら当日最終日の前売券を100円で売ってたので、急遽予定を変えて観賞。まあ、ええがなええがな。100円以上の価値はあるよ。陣内孝則が主演を務めた農業映画で『種まく旅人 みのりの茶』ってメインタイトルが同じ映画があったけど、話に直接的な関連性はなし。何かしら裏で繋がってたりするのかもしれない。分からないし、調べようと思ってないからそれだけの話になってしまうが、えーい、根性なし、俺!
栗山千明主演。『バトル・ロワイアル』いやいや『死国』の頃から好きよ。
その栗山千明、冒頭うわ化粧濃い。
つか、アメリカ帰りの高級官僚女が地域農業(+漁業)の改善に取り組む話なので、最初はこんなんでいいのか。彼女は化粧が濃いというより地顔がハッキリしすぎててメイクすると必要以上の効果を上げてしまう感じだ。映画の中で地場産業に通ううちに自然に日焼けしてメイクとかなくなっていく栗山千明が美しい(なのにラスト近くで又、割と脈絡なく化粧復活した時にはオイオイと思ってしまった/撮り順とか記録さんが繋がりのポカをしたのかもしれん)。
栗山千明が通う村のキーパーソン、山の怪獣サンダもとい山の一人者桐谷健太。海の怪獣ガイラもとい海の一人者三浦貴大。兄弟役である。どこか顔立ちのもっさり加減が似てて上手い組み合わせだ。で、この二人がサンダ対ガイラのように仲が悪い。根岸季江の母ちゃんの見守る中、二人が和解する件がサイドストーリーとして織り込まれる。
ちゃんと出来ているのだが、地場産業の改善内容がどうにも教科書的で今一つ魅力に欠ける所が映画として問題だろう。出来ればもっと破天荒な「そんなん誰も思い付かなかったぜ、ゲゲゲゲー」みたいな裏技が出てきた方が、映画らしい。
どこにでも出てきて、すっとそこにいる谷村美月がいつも通りこの映画にもいた。

◆『白魔女学園 オワリトハジマリ』
五つ星評価で【★★★★フォーマット】
「精神的にも肉体的にもボロボロになりながら他人の為に命を賭けて戦う強そうに見えない女の子」というフォーマットにムチャクチャ弱い。
前売券を安売りしていたので1作目を見ていないにも関わらず見たが、見て良かった。自分の嗜好性を他人にもゴリ押しはできないから、万人には勧められんけど。
「でんぱ組.inc」はモガちゃん以外ちょっと取っ付きにくい。平たく言えばブ○だ。
監督が得意とする特撮風演出、アクション演出は私にとっては割とどうでもいい部分。

◆『コープスパーティー』
五つ星評価で【★★生駒ちゃんもっと頑張れ】
乃木坂のドキュメンタリーを見て、生駒ちゃんが気になったので見に行った。
生駒ちゃんの演技は普通。
上手くはないけど、下手でもない。周りの男の子、女の子もズ抜けた感じの子がいなかったから、主役でも一応おかしくはないけど、引っ張ってる感じはないのが残念。
ホラーに恋愛とか友情とか絡めつつ、ラストそこに持ってくかという小さな驚きもありながら、その小品っぽさゆえにあまり褒める気分になれない一本。

◆『ほんとうにあった怖い話第三十一夜』
五つ星評価で【★★★★観た直後のメモで星を四つ付けているのでかなり怖かったか見応えがあった筈】
「死の煙」「生霊」「禁断の遊び チャーリーゲームの呪い」の三篇からなる実話ホラーアンソロジー。ほっておいたらすっかり忘れてしまった。
映画の感想は早く処理せなあかん。

◆『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』
五つ星評価で【★★そう言えば見たなあ】
主人公が自己中で、あまり他人を気にしないタイプの女の子だったので、映画を好きになれなかった。

◆『ポプラの秋』
五つ星評価で【★★期待ほどではなかった】
『瀬戸内海賊物語』の監督だったので期待した。期待ほどではなかった。
ほんに映画は難しい。中村玉緒の怪演は良し。

◆『ヴィジット』
五つ星評価で【★★これも期待ほどではなかった】
シャマランのPOV映画。巷では評判が良いが、私はピンと来なかった。
意外性のあるアイデアがポコポコ入ってくる部分は面白いけど連鎖的に面白くならない。POVなんだから「ポコチン・驚く・ビデオ」とか作れよ(何じゃそりゃ)

◆『真夜中のゆりかご』
五つ星評価で【★★★驚く展開】
まず最初に感情的には納得できるけど刑事がそんな事をするなんてという驚き。
そこから被害者夫婦が起こす次の展開に対する驚き。
そして最後までどんな展開になるか分からないまま突き進む。
明るい話に終わりようがないのだが、悲劇が悲劇のまま幕を下ろしたみたいで
映画を見ている間は目を釘付けにさせられた。
ただ、見終わった後に疲労感が抜けない感じがつらい。

◆『Mommy』
五つ星評価で【★★登場人物を好きになれない】
真四角のスクリーンには驚いたが、別にだからなんだという事もない。
BOX東中野かよ!というツッコミが入れやすいだけだ。
登場人物を好きになれないまま、ボケーっと映画が終わってしまった。
苦手な映画。
「あ、この人、映画館の名前、間違えてる」とか言う人がいそう。

【銭】
『ドラゴン危機一発'97』:特別興行1500円。
『KIRI 職業・殺し屋。』:通常料金1800円。
『種まく旅人 くにうみの郷』:チケット屋で最終日にチケGET100円。
『白魔女学園 オワリトハジマリ』:チケット屋でチケGET500円。
『コープスパーティー』:UCT会員更新時の特権措置で1000円鑑賞。
『ほんとうにあった怖い話第三十一夜』:ユーロスペース会員割引1200円。
『リトルウィッチアカデミア』:特別興行1200円。
『ポプラの秋』:額面金額1500円の前売券をチケット屋で1100円でGET。
『ヴィジット』:トーホーシネマズのメンバーサービス週間で1100円。
『真夜中のゆりかご』『Mommy』:ギンレイホールの会員証で鑑賞。


▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

fjk78dead at 22:33|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2016年01月18日

日本インターネット映画大賞・日本映画2015年分の投票記事だ、ふじき

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『 日本映画用投票テンプレート』

【作品賞】(3本以上10本まで)
  「悦楽交差点」 10 点
  「海街Diary」 8 点
  「日本と原発 4年後」 2 点
  「ビリギャル」 2 点
  「コワすぎ最終章」 2 点
  「超コワすぎFILE02」 2 点
  「俺物語」 1 点
  「ガールズ&パンツァー劇場版」 1 点
  「ハーモニー」 1 点
  「這いよれ!ニャル子さんF」 1 点
【コメント】
 「悦楽交差点」のキツさと「海街diary」の優しさ。
 あと同傾向の作品はできるだけその中の一番を選ぶようにしてるけど、
 コワすぎは良すぎて2本入れてしまった(3本入れるのは抑制した)。


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【監督賞】              作品名
   [白石晃士       ] (「コワすぎ最終章     」)
【コメント】
 去年に引き続き、プロジェクト完遂能力、物語をうねらせて観客を黙らせてしまう力を支持。

【主演男優賞】
   [藤原竜也       ] (「探検隊の栄光      」)
【コメント】
  「俺物語」の鈴木亮平にあげるのが妥当なのだろうけど、何か小さい映画で熱く燃えて一人で映画支えてる感じの藤原竜也が妙に愛しい。

【主演女優賞】
   [古川いおり      ] (「悦楽交差点       」)
【コメント】
 今年はこの豪腕を避けては通れない(去年の安藤サクラと同じコメントだ)。

【助演男優賞】
   [永瀬正敏       ] (「さいはてにて      」)
【コメント】
 この人がクズをやると、現実にこういうクズがいるようにしか見えない怖さがこもる。

【助演女優賞】
   [深津絵里       ] (「寄生獣・完結編     」)
【コメント】
 「深夜食堂」の多部未華子と悩んだが、映画そのものの評価を明らかに底上げしている深津絵里の地力を讃えたい。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [藤野涼子       ] (「ソロモンの偽証 前編・事件」)
【コメント】
 ちゃんと育ててあげてほしい。

【音楽賞】
  「Boruto
【コメント】
 ナルト同様、和と洋の合体したあの劇畔はとても気持ちがいい。そう言えば世代を継ぐ話は「クリード」ばっかでもなくて、これもだよな。

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【私が選ぶ○×賞】
   [[ひみつ           ] (「ひみつ        」)
  「ひみつ           」
【コメント】
 ひみつ

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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▼関連記事。
各ベスト10作品のコメント記事は後から書きます。


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(2)

2016年01月15日

『母と暮せば』をUCT11で観て、吉永小百合が吉永小百合だふじき★★★(ネタバレ)

五つ星評価で【★★★吉永小百合という劇薬の扱いとしては最近一番】

ラストシーンについて語っているネタバレ原稿です

130分は長い。
64分の『傷物語』と同じ代金ならお得かもしれないが、いやいやいやいや。
要は適正な長さではないのではないか(実は『傷物語』の64分も適正な長さではなく、あの短さなのに長い)。
えーと、『母と暮せば』の前半、中盤のスローペースで居眠りをしてしまって罪悪感を高ぶらせている。二宮和也演じる息子と黒木華演じるその恋人が、普通の青年であるという事を表わす為なら、その過去にこだわる必要はなかっただろう。過去に戻るまでもなく、普通の人にしか見えない。吉永小百合も他の出演者も何ら特別に見える人は出ていないし、そういう演出もされていない。にもかかわらず、そういう普通の人が残虐な兵器で殺戮されたという語りが胸に迫る。あの地獄を映像化しなかったのは正解で、映像以上に心にずっしりとシコリが残るような嫌さを与えてくれる。同時に感心したのは原爆投下直後の「あ」というあの一瞬、あれはああだったろう。もうあの一瞬で世界が変転してしまったのだろうという事が映像で素晴らしい切り取り方をされていた。

感心するのは吉永小百合の扱いについてもである。
山田洋次は吉永小百合を腫れもののように扱わなかった。
見えるままに撮った。

近作
『ふしぎな岬の物語』では技術を持った年齢不詳の仙人的な役柄。
『北のカナリアたち』ではビックリ、SEXY吉永小百合。
『おとうと』では善人。

やはり、何か「尊敬」というファクターがかかってしまっておかしくなってる気がする。まあ、『おとうと』なんかは同じ山田洋次監督作品なのだが、今と比べるとまだお年の召し方が極端ではなかったので、映像で騙して撮れるというのをやってのけている。今作はまるで高倉健が『あなたへ』で、もうどうにもこうにもお爺ちゃんである事を隠せなかったように、吉永小百合も老いを隠せない。失礼な物言いは承知だが、ラストシーン近く寝床で葛藤する吉永小百合の身体の小ささや、皺の寄り方は、作られたものではなく、何時でも「死」と地続きの場所にいる老人が持っているものだ。この「死」をちゃんと見せる強さが映画をとても強固な物にしている。
怖い。
それは『サンセット大通り』で盛りを過ぎたグロリア・スワンソンを年老いた怪物として撮ったのと似てなくもない無情な撮り方だ。『サンセット大通り』はそれを意図的に観客に叩きつけているが、『母と暮せば』はそれを計画的にそうと思わせないしたたかさで観客に叩きつけている(のだと私は類推している)。

キーパーソンとして出てくるのが黒木華。
彼女が一緒に出て、二宮和也について同じ方向で同調しているシーンでは、吉永小百合は元気であるし、気候も夏でカラっとしている。この黒木華に吉永小百合が「息子に縛られる必要はない」という事を不承不承ながらも承知させる。
その後、黒木華が現れるのは冬。夏の軽装とは打って変わって、黒い礼装を身に付け、新しい婚約者と吉永小百合の元にやってくる。この美しい黒の和服とキラっと輝く髪止めなどは黒木華をとても大人に見せる。これは黒木華が二宮和也との子供の恋愛に見切りを付けて社会の一員として大人になった事を表わしているのだろう。そして、その際の「黒」はおそらく二宮和也に対する「葬礼」の「黒」に違いない。「人は人から忘れられる事によって二度目の死をいただく」という事を何かの映画で言っていたが、黒木華はそれを宣言する事によって老いた吉永小百合にトドメを刺しに来たのだ。本来であれば、これは新しい門出なのだから、とても明るい空気で撮ってもいい場面だ。それを山田洋次は北風が部屋の中に隙間風でビュービュー吹き付ける凍えるような場面として撮った。黒木華は最後に「ごめんなさい」と言って吉永小百合を抱きしめる。「黒」がまるで吉永小百合を覆い隠すように。冷え切った室内から帰る二人。通過儀礼は終わった。私個人は室内よりもこの帰路の二人の方が照明が明るく自然に撮っていたように思える。吉永小百合の住む住居は死に憑りつかれた閉じられた空間で、外界と隔絶されている。彼女にとっての未来(=息子)がキッチリ絶たれているなら、もう彼女は二宮和也同様に忘れられるしかない。

そして吉永小百合は死ぬ。
葬儀の席は光に満ち溢れ、吉永小百合は二宮和也と一緒にその席上を歩き、外に出ようとし、きらめく光の中、エンドロールになる。これはあからさまなサービスだろう。この後、二人には忘れられ、真の死を迎える事しか道がないのだから。逆に、映画内でお墓参りのシーンがあったように「原爆」や「戦争」も含めて、彼女たち同様、忘れられて真の死を迎えてはいけないという逆の意味でのメッセージかもしれない。


【銭】
額面1100円の前売券をチケット屋で840円でGET

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母と暮せば@ぴあ映画生活
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母と暮せば@Akira's VOICE
母と暮せば@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS 『母とライトセーバー』
PS2 『ちんちんと暮せば』という作品と対になってるそうです。
 おいおいおい。
PS3 長男の立場がないなあ。一回、夢枕にホラーで立っただけ。
 長男の写真とか全然、出てこないし、
 長男のレコードとかだったらすぐ売ってしまいそう。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(4)トラバ(4)

2016年01月08日

『ボクは坊さん。』をUPLINK ROOMで観て、煩悩を考えるふじき★★

五つ星評価で【★★まとまり方が変じゃないかな?】

まず、考えたのが「ジャンル何なんだろう?」ということ。
 〕醜霾圓亘靴気鷸┳悗まぶされてコメディーっぽく見えたが、
笑いのウェイトはそんなに高くない。
 伊藤淳史演じる若き僧侶光円の成長譚。
それは確かにそうだけど、それが凄く太い幹でもない気がする。
伊藤淳史の心の声がナレーションされるにも関わらず、
そこでは喜怒哀楽の本音が語られない。
伊藤淳史は成長しているにもかかわらず、
映画の前後でメンタルの変化がナレーション上から全く伺えない。
 清冽なお寺の持つ癒し感を捉えた寺癒しムービー。
実はこの効果はわりとあるのだが、もちろん映画のメインロードではないし、
整理整列されてないから背景にしかなっていない。
 ち領靴陵Э諭⇒墜訐、檀家の長老などとの友人譚。
檀家の長老は成長譚に繋がるのでウェイトが高いが、
僧侶の友人、幼馴染は友人というより意味なくつるんでる状態で、
その弱い関係性にもかかわらず時間を割きすぎてるように感じた。

基本△寮長譚要素がメインで、‐个い△蝓↓ねЬ陲△蝓
の熱いドラマが寺の癒し効果の中で繰り広げられる。
そうしたかったんじゃないだろうかと推測する。

だが、△鉢い楼貌淳史の若い僧侶としてのリアルな抑えた演技で分かりづらくなり、,鉢は相反する物として、互いを打ち消しあった。

なので、一つ一つの出来事や事件は分かるが、
どれか一つを強調することなく、それを取りまとめただけの、
原作のエッセイ(未読)のエピソードを話が連続するように並べただけ
の物になってしまった気がする。

これは映画に、あれも取り入れよう、これも取り入れようと苦心した結果かもしれない。でも、それは「取り入れたあれで映画を評価してもらいたい」「取り入れたこれも評価してもらいたい」みたいに意訳すると、映画の中に煩悩がいっぱい詰まっている、という事なのかもしれない。

△魘調するためにSMAPの中居正広が茶髪のまま(ダメならヘアピースと言い訳して)、ダメダメ僧侶を演じて、イッセー尾形との関係性の中で、真の僧侶に開眼する、という映画にした方が分かりやすくてよかったと思う(監督は「そこじゃないんだ」と反論あるだろうけど)。,鉢い篭調しやすくなって、は中止だろうけど。

あと、とても残酷に山本美月の演技がひどい。
感情が入ってなく(何を考えてるのかよう分からず)、可愛い顔だけの役者になっている。
逆にイッセー尾形の長年農業をやっていた腰の曲がり方とか凄い演技達者だ。
演出が演者に指示を与えず、そのまま演技させているのだろう。
だから、上手い人は上手いが、下手な人ははっきり下手に映ってしまう。
溝端淳平も後半、怒ってる戸惑ってるという感情は伝わってきたが、前半の彼は何を考えているのか分からない。
濱田岳なんて、何で引きこもって、何で回復したのか、あんなに類推させるだけでいいんだろうか?


【銭】
UPLINK見逃した映画特集1300円均一。

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ボクは坊さん。@ぴあ映画生活
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ボクは坊さん。@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ボクは坊さん。@カノンな日々

PS ブログ「カノンな日々」で、この映画の良さをカノンさんが達観してます。
 あー、なんかもう自分の心の狭さが如実に分かったようで、まあ、いいや、
 うちはそういう心の狭いブログなんです、という事で行きますので
 (いや、無理に心の狭いブログにせんでもええやろ)。
PS2 前住職の品川徹が麻薬取引くらいしてそうなんだよなあ。
 伊藤淳史の父親役の有薗芳記も闇取引とか似合いそうだし。

fjk78dead at 11:14|個別記事コメ(2)トラバ(6)

2016年01月05日

『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』をトーホーシネマズ新宿1で観て、敵は陣中にありふじき★★

五つ星評価で【★★相変わらず映画体裁ではないのね】

今回はミニエピソード五つを集めて映画化。
一応、通しの話があって、各エピソードは全く無関係と言う訳でもない。
にしても、去年に引き続いて今年もこの映画では疲れてしまった。

主人公弄りとギャグの詰め込みが過ぎる。
メイン主人公であるケータは影が薄い、普通、と散々ディスられる。
妖怪ウォッチを持つサブ主人公のイナホは、ちょっと破綻気味のオタク。
容赦がないと言うか、基本、会話主体で話を進める中、
彼等は弁解するいとまも貰えずにディスられるのである(気にはしてなさげ)。
そして、妖怪ウォッチはずっと喋り詰めである。しかもギャグが多い。

ギャグって常識の否定なので、密度があまり濃すぎると
「「「常識の否定」の否定」の否定」みたいに意味なく階層が深くなっていく。
これって実に実のない話なのである。
実のない会話がダラダラ同ペースで続けられるのに同乗させられるのは疲れる。


【銭】
映画フアン感謝デーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!@ぴあ映画生活
▼関連記事。
映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!@死屍累々映画日記
妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!(1回目)@死屍累々映画日記
映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!(2回目)@死屍累々映画日記

PS ラストに流れるダンス曲えがっだなあ。

fjk78dead at 00:33|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2016年01月02日

『DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球とピエール瀧〜』を新宿バルト9−6で観て、ふらふらふじき★★★

五つ星評価で【★★★電気グルーヴ入門】
電気グルーヴの事をよく分からないで見に行った。
「グルーブ」だか「グルーヴ」だかも分からずに見に行った。
「シャングリラ」とか「NO」は聞き覚えがあった。

時代的に彼等がアルバムを出していた時代は
私が積極的にCDを買っていた時代と凄く同時期なのだが、
CDを買った記憶はほとんどない。
どちらかと言うとアイドルだったり色物CD系だったりの私には敷居が高かった。
だって、中古CD屋で電グルは高いんだもの。
だから多分ヒットして中古市場で供給過多になった「シャングリラ」「NO」の
レンタル落ちシングルCDくらいしか買ってない。
基本、熱狂的なファンが多く、買っても手放したりはしないから
中古の市場価格が安定していたのだろう。まあ、高い物は怖い物だったし。
そう言えば大友克洋の「MEMORIES」のテーマ曲が石野卓球だった。
で、何となくこういう事やるのかって音楽的なイメージはあった。
んで、今回の映画観て、音楽に対する態度は何かイメージしてた通り。
それ以外に関しては、これくらいふざける事に禁忌がなかったら
楽しいけど怖いな、と思った。
「ふざける」に関しては、「ボケ」を「ツッコミ」がいさめる事によって、
気持ちいい収まり方で1セットとする事が出来るけど、方法としては
どんどんどんどん「ボケ」て、「ツッコミ」とかしない状態を野放しにして
時間が来るまでボケ続けて1セットだってありはありだ。
でも、「ボケ」るのはアドレナリンが出ても
聞いてる方は多分、大多数気持ちよくない。そんな事やってる感じだった。

だから、グループとしては普通の人間である違和感を出し出しの「まりん」が
いた方がバランスが取れていたように見える。
卓球と瀧は明らかに普通じゃないから。

音楽シーンに駆け登るのは、主人公のボーカルが不在だけど
マンガ『BECK』みたいで立身出世談としてはベストのかっこよさ。
そう言えばテクノの打ち込みビートって日本人に合いそう。
こう、ずっとチクチク一人で千人針してて(註:一人の時点で千人針ではない)、
それを電子の力でドーンと1メガバイトにしてタワシみたいにしてこすりつけるぞ
って、言ってる事よく分からないけど、凄く溜めてそれを一気に放出するの
日本人うまそう(ポイントカードが蔓延する文化だぜ)。

映画としては英語のナレーションを入れると、
何でも素晴らしい歴史になるみたいな植民地文化万歳の昔ながらの演出が
あまりに嵌ってしまったので、昔ながらにさえ見えずにかっこ良かった。

でも、ライブ映像をずっと使っているのでフラッシュがバリバリで疲れた。
ポケモンのピカピカで入院起こした奴、あれが発生してもおかしくない。

個人的には
篠原ともえちゃん1回くらい出せ と思った。
(かっこいい映画じゃなくなるけどね、きっと)


【銭】
サービスデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
DENKI GROOVE THE MOVIE? 〜石野卓球とピエール瀧〜@ぴあ映画生活

fjk78dead at 23:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月31日

『海難1890』をトーホーシネマズ日本橋3で観て、涙は出なくともスペクタクルがいいぞふじき★★★

五つ星評価で【★★★沈没する船から救助までの力強さ】
トルコの船の沈没に際して自らをかえりみず救助に当たった村人の話+
日本政府が見捨てたイラン在住の日本人をやはり身の危険をかえりみず
救助してくれたトルコ国民の話。

日本編+95年後のトルコ編から成る訳だが、
チラシのコピーに付いている
「なぜ、あの時、トルコは日本を助けてくれたのか。」は
映画上ではニュアンスが違う。

映画を見ると、二つの救出劇に関連性はない。
「95年前に助けてもらったから」というお返しの話ではない。
では、何故この話がワンパックなのかと言うと、日本の貧しい漁民たちの「ほっておけば死んでしまう人を見捨てては置けない」という人間らしさと、トルコ首相と国民の「助けられない者を助けるのは我が国の伝統である」という人間らしさが一致するからだ。民族の違いより人間の命を優先した話だからだ。多分、そうする方が両国ともども抵抗なく見れるようになるから、そうしたのではないかと思っている。
実際は「お返し」のニュアンスはあったらしいが、逆だったら95年も前のお返しを日本はしないと思うのですよ。なんて粘着質な!いや、なんて義理堅い。敵とストーカーにはしたくない相手だ。実際、トルコは親日国家で知られるが、トルコ町中でのアジア人差別はひどいらしい(理由なしに投石されたりするらしい)ので、トルコに行って裏切られたと思う人は多いらしい。複雑。

映画は船の遭難をダイナミックに描き、
その後、パニック状態でともかく人海戦術で救助しまくる救出劇が素晴らしい。目を奪われる。ただダイナミックな救出劇の後はあっさり遭難者が自国に引き上げてしまい、文化的な摩擦などがほぼ起きなかったのが話としては残念だった。そういう点では第二次大戦終戦後イギリス機が日本に不時着したことによる救出劇『飛べダコタ』の方が起こる軋轢が多く、面白い。

笹野高史の村長が「こりゃあ大惨事じゃあ」と言うと本当に大惨事になっていく。
いやあ、笹野高史、名演だなあ。

忽那汐里は顔立ちがオリエンタルなので、こういう合作に向くと思う。

最初の海難救助シーンだけ、もう一回観たいなあ。


【銭】
トーホーシネマのメンバー優待週間に見に行ったので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
海難1890@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
海難1890@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
海難1890@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 太陽と月のオブジェ(鎧飾り)見て、ザンボット3を思い出す。
PS2 言葉が喋れない忽那汐里を見て『レインツリーの国』
 「スケベ親父を呼んで来い」と思った。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(11)

2015年12月30日

『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』をトーホーシネマズ日本橋1で観て、笑いは薄いがいい話度が高いふじき★★★

五つ星評価で【★★★いい話だけど、笑いは薄い】
脚本が原作のさくらももこ、という訳で笑いを抑えた一本になった。

イタリアから来た少年アンドレアの日本での祖父の足跡探しが映画の中心に据えられている。この命題から問題の解決に至る何段階かの道程の設定が上手い。難を言えば、まるこ達が「呑気屋のん兵衛」を発見した際、アンドレアの祖父と彼等がどんな仲間であったかが「ともかく仲が良かった」みたいに曖昧に表現されているのはよろしくない。わざわざ探し出した「呑気屋のん兵衛」ならではの一番熱いエピソードがある方が良かった。でなければ、大阪のお好み焼き屋のおばちゃん止まりでも足跡探しとしてはいい訳なので。

タレント吹替えは4人。
インド人ホームステイ:劇団ひとり
ブラジル人ホームステイ:渡辺直美
ハワイからのホームステイ:パパイヤ鈴木
香港からのホームステイ:ローラ

劇団ひとりは上手い。だ特殊な声当てなのでノーマルで上手いかは別問題だ。
ローラはバリバリ素人の声(ローラそのもの)なんだけど、ホームステイした
外国人という役なのでトツトツとした喋り方に大きな違和感はなかった。
ただ「あ。ローラだ」と言うのは聞いててすぐ分かるので、
ドラマとしてはマイナスだろう。大して出番ないので最終的に問題にはならない。


【銭】
トーホーシネマのメンバーズカードポイント6回分使用でロハ入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年@ぴあ映画生活

PS 『ブラジルから来た少年』ってヒットラーのクローンの映画があったから、
 アンドレアはムッソリーニのクローンかも。

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年12月29日

『海街diary』をギンレイホールで観直して、いやーデトックスふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★この悪人のいない世界が気持ちいいんだな】
映画の中に悪人はいない。
正確には風吹ジュンの生活を脅かす弟の存在は悪人に見えるが、
彼はキャラクターとして映画に現われないので、
その存在は神の掲示のように天災として扱われる。
「悪人」の位置を持ち回りするような事がありながら、
だからこそ逆に、ベースとしての善人が際立つこの世界の居心地はとても良い。

生まれ変わったら、この世界で四姉妹の一員になりたい。
そういうきらびやかな映画である。
にしても魅力的な四姉妹だ。

凄く「正しいこと」にこだわる長女、
野性の猫めいた次女、
常に家族のバランスを見つめている三女、
長女同様しっかり見えながら内面にナイーブな傷を隠し持つ四女。

長女に甘えていると言うか、長女が正しさで抜きんでた状態になるのか、
けっこう行儀の悪い次女、三女。
そして、その行儀と身持ちの悪さの一番奥に三人の母、大竹しのぶがいる気がする。
この大竹しのぶと四女すずの母の佇まいが似ている。
だから、四女の行く末が長女には手に取るように分かる。
自分を見るようであったから。
きっと葬儀の場であった喪主を押し付けられるような話が
綾瀬はるかと大竹しのぶの間にもあったのかもしれない。
綾瀬はるかが正しいのは大竹しのぶに対する武装かもしれない。
でも、その武装独力では決して大竹しのぶを打ち破る事は出来ない。
調停してくれる樹木希林のような者がいて初めて対等にジャッジされるのだ。
すると、やはり、すずが山形に残る事は残酷な結果しか生み出さないだろう。

綾瀬はるかが「がんばったね、ありがとう」と言った時に
流れる広瀬すずの涙の何と美しい事か。
決して褒められる為にやっていた訳ではないけれど、
誰にも認められない彼女が初めて他人から認めてもらった瞬間、
とてもナチュラルに流れる涙が素晴らしい。
心はともかく、身体が泣きたがっている。

正しい綾瀬はるかが着る服はユニセックスっぽい色実の少ない単色もの。
同じ服を次女が着るとコーディネートで「ザ・女」みたいな服に変わる。
三女は変わり者仕様の派手な服。
四女は若さが溢れるカジュアル服だが、長女と同じユニセックス単色を着がち。
やはり四女はミニ長女なのである。

俺物語コンビ(鈴木亮平と坂口健太郎)が出ているが二人は出あわない。
鈴木亮平:サッカーチーム監督
坂口健太郎:長澤まさみの彼氏→フェイドアウト

とりあえず、今回も四姉妹で一番好きなのは夏帆ちゃん。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼関連記事。
海街diary 一回目@死屍累々映画日記

PS 同時上映の『きみはいい子』は二回目はまだいいやという事でパスした。
 二回目を見れる機会があったら見てもいいけど、きつい部分がある映画なので
 何にせよ、まだいいや、と思って今回は見限った。

fjk78dead at 01:12|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2015年12月28日

時間が経ちすぎてもう独立した感想にできないや映画たち祭3

題名まんまです。
※割ともうどれもこれも覚えてなくてヘロヘロです。

『悪魔の手毬唄』『恋と太陽とギャング』新文芸坐★★★,★★★★
『悪魔の手毬唄』神保町シアター★★★★
『病院坂の首縊りの家』神保町シアター★★
『お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷』神保町シアター★★★
『三つ首塔』神保町シアター★★
『予告犯』109シネマズ木場3★★★★
『天空からの招待状』『聖者たちの食卓』キネカ大森2★★,★★★
『繕い裁つ人』HTC有楽町1★★★
『ST赤と白の捜査ファイル』新宿バルト9−8★★★
『ザ・トライブ』ユーロスペース2★★


◆『悪魔の手毬唄』
五つ星評価で【★★★高倉健の金田一先生がギャングみたいにダンディ】
「追悼 高倉健」の1プログラム。
確かこの映画の中では金田一先生は「元刑事」という肩書なんだよなあ。
市川崑版と全く違う展開に唖然。
肝心要の手毬唄が「南国土佐を後にして」みたいなムード歌謡風になってて驚いた。

◆『恋と太陽とギャング』
五つ星評価で【★★★★しまった。おもしれえよ】
「追悼 高倉健」の1プログラム。
とっぽい兄貴の高倉健が恋にギャングに大活躍。
っつか、悪い奴らが集まって悪事したり、騙し合ったり、
こんな質のいいピカレスク映画が普通にあったんだね、昔は。
「ニュー東映」なんて会社があるなんて全然知らんかった(これが初です)。
石井輝夫やりたい放題。丹波哲郎が高倉健以上にダンディーで超かっけー。
バカな悪どもでも子供や弱者の為には朗らかに死ねる。
いい美学だ。

◆『悪魔の手毬唄』
五つ星評価で【★★★★市川崑版。やっぱこっちの方が好きだなあ。】
「横溝正史と謎解き映画の快楽」の1プログラム。
中学を卒業した時に友達と観に行った映画。それから何回か見てる。
あの手毬唄や、殺しのデザインが好きなんですなあ。
顔の半分が痣の女の子とかも、これでコンプレックス刷り込まれて今でも好き。
今見ると、そんな美少女じゃないのが残念。
若い娘がいっぱい出ているのに岸恵子の方が可愛いというのが今回の発見。
やっぱ、手毬唄はこっちのメロディーだよなあ。

◆『病院坂の首縊りの家』
五つ星評価で【★★雑い】
「横溝正史と謎解き映画の快楽」の1プログラム。
ツイッターで「殺人がかなり行き当たりバッタリ」とだけ呟いてる。
桜田淳子が頑張ってたのが何か不思議。

◆『お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷』
五つ星評価で【★★★コスプレ捕物帳だ】
「横溝正史と謎解き映画の快楽」の1プログラム。
中村時代の錦之助が役者一家の御曹司という素人探偵を演じる。
「役者」という属性上「化けて潜入」したりする。
多羅尾伴内っぽいと言うか、コスプレが武器かよと言うべきか。
錦之助は声が汚くっていい(この映画ではいい)。
横溝正史は若い女性をバリバリ犠牲にするのがいつも通りクールだ。
カラーの歌舞伎シーンがラメラメでKISSっぽい、とメモに書いてあるが本当だろうか? もう全く覚えていない。

◆『三つ首塔』
五つ星評価で【★★片岡千恵蔵の探偵】
「横溝正史と謎解き映画の快楽」の1プログラム。
「多羅尾伴内」で有名な片岡千恵蔵が金田一耕助役。
千恵蔵は原作の金田一に似せる気は勿論一切なく、ソフト帽に拳銃持ってるという驚愕の金田一を演じている。
燃え盛る五重塔からの脱出とか、推理要素と無関係なノイズが正統派金田一映画が多数出揃った今となっては貴重。

◆『予告犯』
五つ星評価で【★★★★これが泣かずにいられるか】
とてもいい話。
生田斗真、鈴木亮平、濱田岳、荒川良良という四人は組合せ的にも最強の役者。
コワモテの戸田恵梨香も健在ぶりをアピールしているけど、
今回、衣装の統一感がちょっと薄かったと思うのがマイナス。
エンディングでジャニーズの音楽がかからないのが別に当たり前なんだけど、とても気持ちがいい。そういう当たり前の配慮がちゃんと出来ないといかんのに、出来てないケースが多すぎる(別にジャニの曲でも雰囲気あってれば怒りはしないよ)。

◆『天空からの招待状』
五つ星評価で【★★景色景色景色】
空撮で台湾の景色を撮り続けるドキュメンタリー。
環境破壊の批判なども含まれてて、ちょっと居心地の悪さを感じる。
それは、美しい景色と環境破壊へのシュプレヒ・コールの映画内でのバランスがどっちつかずだからだろう。美学的には景色百景になるほど徹底していない。批判を大々的に展開して納得させようとするほど教育的でもない。
空撮の際に使われたカメラの粒度が荒いのか、デジタルモアレがかなり目立って散見される。デジタルカメラの小型軽量化が今回の企画を後押しした事は分かる。だが、美しい景色を撮る事が必要条件の映画なのだから、もうちょっと無骨で使いづらい撮影機材でも精度の高い機材を使うべきだったろう(フィルムを使えとまでは言わん)。

◆『聖者たちの食卓』
五つ星評価で【★★★食卓食卓食卓】
インドの黄金寺院で行なわれるランガル(無料食堂)の様子を写したドキュメンタリー。ランガル(無料食堂)では、食材の提供から、食事の作成、配膳、後片付けまで全ての作業が、ボランティア(宗教的な奉仕)で賄われる。その作業を行う事が功徳なのだ。彼等の仕事の一つ一つが丹念に撮影される。この膨大な量の仕事を撮影でとらえていくのは圧巻なのだが、特に説明も加えず、ただただ映していくだけなので、圧倒されるが退屈する。基本1カットが不必要に長いのだ。言葉で説明を加えないからこそ逆に長くしてるのかもしれないが………いや、別に言葉で説明加えればいいじゃん。

◆『繕い裁つ人』
五つ星評価で【★★★その衣装は適正か】
ツイートで「たいへん気持ちの悪い映画だった」とだけ感想してる。
監督の前作『しあわせのパン』の箱庭のように綺麗に作られた悪く言えば生活感のない衣装が嫌いだった。パン屋の衣装がオシャレなのは構わない。清潔感が漂うのももちろんOK。だが、美しく綺麗に撮ろうとするあまりか、ほつれの一つもない「如何にも衣装チック」な衣装になってしまってる風に私には見えた。「ごっこ」ぽいと言うか。作者の美意識を貫くために嘘っぽくなってしまったと言うか。そういう監督の作る作品の次のテーマが「衣」なのだという。とても嫌な目で監視するように見に行った。
衣装についてはあまり好かない。基本、ここで扱う「衣」は「普段着」ではなく「ドレス」なのだ。普段着であっても普段着らしさが乏しい。武装でもするかのように「装う服」に私個人は興味がない。私個人にとっての「衣」はあくまで普段着だから。
特筆すべきは黒木華。彼女の脚に注目してほしい。
あの無造作にほって置いたようなたたずまいの脚。
その状態として画面に映る為の脚の演技が簡単なのか難しいのかは分からないけど、リアル演技の極致を見た思い。
PS 『チンコ立つ人』みたいな下世話な方が好きなんだ俺。残念無念。

◆『ST赤と白の捜査ファイル』
五つ星評価で【★★★あれ、面白いじゃん】
世間から大変評判の悪い『ガッチャマン』の脚本・監督コンビによる映画なのだけど、どうしたもんなんだか面白いんだよね、これ。つまり、脚本家・渡辺雄介の何から何まで全てダメという訳ではなく、一応おそらくこれ一本で判断するのは早計かもしれないけど、大上段に真面目な事を熱く語ろうとするタイプの映画に関しては下手だし、ボディーブロウをしこたまくらうぐらいの感じでダメ。軽くコメディーめかして、最後にプラスアルファに感動要素を付け込むタイプのドラマや映画なら面白く作れる可能性が高い。
もっとも藤原竜也が相変わらず変な役を変なテンションでやってるだけで、話以前に面白かったりするかもしれないけど(テンションは変で人として誠実に見えなそうでいても、ちゃんと人としての線を守るっていうキャラの匙加減が上手)。対する岡田将生はいつもの融通が利かないブリーフ穿いてそうな坊やキャラの岡田将生で、藤原竜也の対抗馬としては間違えてないだろう。
テレビからのSTのメンバー残り4人は志田未来、芦名星、窪田正孝、三宅弘城。窪田正孝なんて放映当時知名度低かった筈だ。そして、三宅弘城。今、朝ドラ『あさがきた』の亀助でグイグイ名前を売り出している。いい人選だな。ちなみにドラマは未見。
これ、もう一回くらい見て見たい。
どこかで「藤原竜也映画祭」とかやるようだったらちゃんとオススメできる一本。その前に「藤原竜也映画祭」が発生しないというのが本当のところだけど、そこはあえて無視。藤原竜也って何だかんだ言ったり言われたりするけどやっぱ面白いよね。独特だけどちゃんと上手いと思うし。
PS スタートレックではない。

◆『ザ・トライブ』
五つ星評価で【★★親切じゃない映画は嫌い】
甘えた映画ファンなので、親切じゃない映画は嫌い。
全編手話で話され、その手話の内容が分かろうが分かるまいが字幕は付かない。
字幕版がない事が映画の売りなのである。
おそらく全世界的にそういう興行をしているのだろう。
逆に言えば、そういう興行を最初から視野に入れた映画製作が行われたに違いない。
手話は勿論、見てて分からないが、手話による会話での激情は伝わってきた。
でも、そういうのは1アイデアなので10分も見ればそれでいい。そのワンアイデアで観客を132分拘束しようとするのは長い。そんなに引き延ばす内容のある話だとも思わないし、ずっと見ていたい題材でもない。なら、普通の口頭で会話してる映画同様、だらだら長い部分はどんどん切れと思う。音や声がない事によって緊張感を高められる人もいるだろうが、私は変化のなさに退屈を覚えるタイプだ。周りがどうかはともかく、私には合わんかった。
ラストの音の扱いは面白いけど振動は伝わるだろう。
聾唖者が寝る時ってあんなに明るくして寝るんだろうか?
PS ヒロインが西内まりやだったら、全く受け取り方が違うかもしれん


【銭】
『悪魔の手毬唄』『恋と太陽とギャング』:新文芸坐通常料金1300円。
『悪魔の手毬唄』:神保町シアター通常料金1200円。
『病院坂の首縊りの家』:神保町シアター通常料金1200円。
『お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷』:神保町シアター通常料金1200円。
『予告犯』:理由は何でか忘れたけど当日券で1300円。
『天空からの招待状』『聖者たちの食卓』テアトル会員割引で1300円。
『繕い裁つ人』テアトル会員割引+曜日割引で1000円。
『ST赤と白の捜査ファイル』チケット屋で前売券980円でGET。
『ザ・トライブ』これもチケット屋で前売券980円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月27日

『ドラゴンブラック』をシネ・リーブル池袋2で、『木屋町DARUMA』を渋谷シネパレス2で観て、武田梨奈ちゃん頑張ってるのうふじき★★,★★★

◆『ドラゴンブラック』
五つ星評価で【★★昔からあるリベンジをベースにしたアクション映画。悪玉のカス具合が絶妙。難点は主役の設定とアクション】

心の嫁、武田梨奈ちゃんが出てるから見に行った。
え、おい、そんな扱いかい。まあ、いいか。いろんな役を演じて偉いね。

全体として目を引いたのは悪玉のカス具合だ。光る、光る。
ボブ鈴木と、あの男(秘密💛)が良い。あとやたら騒ぐ組長も安いけど良い。ボブ鈴木って演技幅ないけどピタリと嵌る映画だと、やっぱあの彼にしかない風貌がいいのだよなあ。

一本調子な脚本かと思っていたら、中盤からはかなりちゃんと話を引っ繰り返していて、感心した。まあ、頭のいい人は最初から騙されないかもしれないが。

大きな問題点が二つ。
一つ目は主人公にシンパシーを抱けない事。
主人公が猪突猛進過ぎて、何も考えずに突っ走ってしまう。でも、それはもっと若い役者の役だろう。家族に危険が生じるかもしれないくらい察しないと、只の自己中中年になってしまう。又、主人公の人相が良くない為に爽快なリベンジ劇になる筈の単純な映画が、さして強くない素人が悪あがきしながら他者を道連れにズブズブ泥沼に嵌っていくみたいな話になってしまった。主人公は悩み苦しんでるが、悩み苦しんでいるだけで、解決の糸口が主人公自身にないので、どうにも騒ぎを大きくした悪い奴に見えてしまう。

もう一つはアクションシーンの爽快さの欠如。アクションシーンは多い。この映画の見せ場であるし、「あっ、あそこは褒めたい」みたいな場面もあるが(武田梨奈・亜紗美戦とか)、時間が長いだけに問題も多い。
まず主人公の強さの規定がよく分からない。各戦いで強さがバラバラだ。一応、物凄く強い事になっているみたいだが(セリフで言わせてる)、最初の戦いで弱く規定しすぎたせいで、ただそれぞれの戦いを長く戦ってるだけみたいに見える。強ければキレの良い技で戦いはそう長引かないだろう。肉弾戦の効果音が強く大きすぎてアクションカットと合ってない事が多い。すると、打突がバチっと決まって見えない。こんなとこにも強そうに見えない一因がある。カメラワークは安定していて悪くないが、照明が暗い中で、インテリアが暗色ばかりの中、戦ってる登場人物もみな暗色系の衣装を着ている。これではどんなアクションをしているのか身体の動きがあやふやにしか見えない。何故、こんなハンデマッチを背負いながらアクションシーンを撮ったのか? これじゃ、主人公がバタバタ長く格闘を長引かせているだけで引き立って強く見えたりはしないだろう。これを役者のアクションの資質の問題にしては可哀想だと思う。

虎牙光揮は上の一つ目の理由で良いとは思えなかった。
武田梨奈は好きだけど、テロップの二番目に乗るような大きな役ではない。
亜紗美も今一つ強く見えなかった。目がクリクリして可愛いような不気味なような。
斎藤洋介のベシャリ速度が妙にラリってるようで遅い。
まあ、現場で飲んでいるんだろうなあ。引退直前の老人役だからギリセーフか。
六平直政は『クーデター』のピアーズ・ブロスナンみたいな
ジョーカー・カード役なのだが、存在感でどうにかなくもなさそうな感じ。
名前分からないけど虎牙光揮の警察学校時代の同期二人はいい演技してる。

見終わった後、ハッピーエンドでもビターエンドでもない、
中途半端宙ぶらりん状態だな、これ。


◆『木屋町DARUMA』
五つ星評価で【★★★うわあ、見たなあという感じの一本】

心の嫁、武田梨奈ちゃんが出てる奴もう一本。
いわゆるキワモノ系ではありますが、下品な見世物ショーだけに終わらないよう遠藤憲一を初めとする役者陣が強いスクラム組んでいる。下品な見世物ショー的な露悪趣味部分もありながら、見終わればそれなりに納得できる映画。

四肢切断した芋虫状態で生きながらえ、その身障具合を生活の糧にするヤクザに遠藤憲一。凄い役をサラリとやったもんだ。この芋虫がセーラー服姿の武田梨奈ちゃんにサンドバックにされるのがこの映画の・・・違う違う。うぶな女子高生役の武田梨奈ちゃんを身体障害口責めでなぶる。遠藤憲一がスカートの中に頭突っ込もうとしてるのはアドリブで、監督指導でブルマとか穿くのは認めん、いつもの生パン穿いとけとの事から武田梨奈ちゃんのパンツは生パンなんだそうです。何だ、そのエロプレイ。そんなエロプレイ、握手会の代わりにやらせてくれよ。んで、凄い勢いで武田梨奈は身を持ち崩す役を演じてます。なかなか良い演技でした。
あと、武田梨奈の父ちゃん役の寺島進が滅多にない「弱い役」で、役幅の広さを見せつけます。実際、寺島進って上手いんだよなあ。コワモテのバカ刑事みたいなテンプレートな役ばかりオファーが来て、黙々とそれを演じてるけど。


【銭】
『ドラゴンブラック』:テアトルの会員割引+曜日割引で1000円。
『木屋町DARUMA』:渋谷シネパレス木曜メンズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
DRAGON BLACK ドラゴンブラック@ぴあ映画生活
木屋町DARUMA@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:06|個別記事コメ(0)トラバ(4)

2015年12月25日

時間が経ちすぎてもう独立した感想にできないや映画たち祭2

題名まんまです。
※割ともうどれもこれも覚えてなくてヘロヘロです。

『バベルの学校』UPLINK X★★
『たまこちゃんとコックボー』トーホーシネマズ渋谷6★★
『暗殺教室』トーホーシネマズ渋谷5★★
『殺人狂時代』『座頭市と用心棒』シネマヴェーラ渋谷★★★,★★★
『着ながし奉行』シネマヴェーラ渋谷★★★,★★★
『シンデレラ』トーホーシネマズ新宿7★★★★
『ボーンズ 容疑者と告白の角』HTC渋谷2★★★
『ストックホルムでワルツを』『ジャージー・ボーイズ』ギンレイホール★★
『アリエル王子と監視人』ユーロスペース1★★
『ウォーリアー』シネマカリテ1★★★


◆『バベルの学校』
五つ星評価で【★★こういう所があるんだ】
フランスにある世界中から来た子供を受け入れる「適応クラス」のドキュメンタリー。まず最初に彼等が習うのがフランス語であって、それそれの国の言語が障害となる彼等を指して「バベルの学校」というズバリなタイトルを付けた人は偉い。彼等はみな中学生である。子供は感情に正直なだけに正しくない事でも堂々正論として出してくるから怖い。
バビル二世はやっぱり出てこなかった。

◆『たまこちゃんとコックボー』
五つ星評価で【★★何故これを認められないのか】
キンキン声の廣田あいかが主演。アニメの世界とリアルにな世界を行き来するファンタジー映画。割と期待している新進監督の片岡翔の作品にも関わらず、この映画を好きになれないのは主人公(たまこちゃん)のメンタリティーが幼すぎるからである。ファンタジーや夢の世界を信じて、頑なに外界を拒絶する。サンタクロースの不在で癇癪を起こす子供みたいだ。このメンタリティーで中学生はないだろ。昭和の高度経済成長期を背景にするならともかく、何でも調べれば分かってしまう情報化社会の今、この女の子がメルヘンの世界を信じてそれで良しとするその根拠が分からない。主人公の異常性が際立ってしまい、話に乗っかれず。

◆『暗殺教室』
五つ星評価で【★★年齢おかしい】
少年ジャンプの人気マンガの実写映画化。
それはまあそれで、どうでもいいのだけど、
山田涼介と菅田将暉が中学生と言う設定が嘘すぎる。どう見ても中学生には見えん。
『バベルの学校』『たまこちゃんとコックボー』そして『暗殺教室』
これ全て中学生が主役の映画。同じ教室に収容できん感高し。
ちなみにこの3本の映画を映画ファン感謝デーで同日に見た。
変な髪型の橋本環奈。
高嶋政伸は筋肉バカ的な傭兵。こういうのやらすと上手い。

◆『殺人狂時代』
五つ星評価で【★★★そう言えば見直したなあ】
「岡本喜八監督特集」の1プログラム。
そう言えば見直したなあ。

◆『座頭市と用心棒』
五つ星評価で【★★★そう言えば見たなあ】
「岡本喜八監督特集」の1プログラム。
そう言えば見たなあ。凄い企画力だよなあ。
勝新と三船が同じフレームに収まってるのは何か違和感ある。

◆『着ながし奉行』
五つ星評価で【★★★岡本喜八版『どら平太』
「岡本喜八監督特集」の1プログラム。
仲代達矢の奉行は呑気でいい感じ。
残念なのが音楽がカッコンカッコンって変な曲で痛快っぽくない事。
派手なチャンバラよりは重きを置かれてるのは人情劇。

岡本喜八特集で観た3本とももう完全に脳からこぼれ落ちてしまってる。
おもろい映画は抜けがいいからなあ。

◆『シンデレラ』
五つ星評価で【★★★★可愛くて健気で控え目な女の子を嫌いな訳がない】
予告の「シンディー・エラ(灰だらけのエラ)」と言うのを見て、
「ウーパールーパーに灰を掛けてシンディー・ローパーと呼べ」と思うに至った。
ツイッターでの映画感想。
 「誰もが毛ほどでも持ってる乙女感性を無理矢理ほじくりだして
  白昼に露出させる素晴らしいけど危険な代物だった」
そうだな、的確だな、俺。
リリー・ジェームズ(シンデレラ)は可愛いな。
美人系じゃなく可愛い系なのが映画の勝因。
ケイト・ブランシェット(継母)強烈な肉食系だ。いい仕事選ぶわあ。
ヘレナ・ボナム=カーター(魔女):ちょっといかれてる役がいつも通り似合う。
シンデレラのドレス、母ちゃんのドレスの面影はないけど、それはいいのか?
御者のシンデレラを励ます「俺なんかイモリですぜ」というセリフが好き。
イモリ優しいよな。この映画の中の大半の人間より優しいからな。

◆『ホーンズ 容疑者と告白の角』
五つ星評価で【★★★思った以上】
ダニエル・ラドクリフの頭に付いた角が必ずしも物質的に存在しているかどうかがハッキリしない所がクレバー。
ツイッターでの感想。
 「それはやっちゃダメって展開が釣瓶打ちなのに嫌いじゃない。
  99人の支持を得るためバランスを取って折り合いを付けるより
  これで間違えてないと自己を貫いた清々しさ。
  これはこれでいい。
  普通に考えてダメ出しはされるだろうけど。」
今となっては何を書いてるかよう思いだせない。
多分、ラスト話の落とし前の付け方が雑だった気がするので、それについてだろう。
あと確か、ダニエル・ラドクリフも含めて、大人キャストはくたびれてる。
キャラは総じて子役の時の方が良い。
ダニエル・ラドクリフは熱演してるが、
子役から彼に変わる時「うわ、いきなり毛もじゃ」だよと思ってしまった。

◆>『ストックホルムでワルツを』
五つ星評価で【★★御就寝】
頑張って歌った。
有名になった。
でも、幸せにはなれなかった、
ってテンプレートな話だと思うけど、ボクチン夢の世界をさ迷い歩いて、そっちの方がたいそう愉快だったから映画の事とかもうどうでもいいの。

◆>『ジャージー・ボーイズ』
五つ星評価で【★★★安定感】
イーストウッドだからもう誰も何も言わさないぞという感じの映画的安定感。
PS ジャージを着てなかった。
PS2 ジャージャービンクス・ボーイズだと思って見に行ったのに!
 いや、ジャージャービンクス・ボーイズだったら見に行かないな。
PS3 四人の中、楽曲を作れる天才肌は二人。
 凡人組は暴君と奴隷。
 いつも面倒な状況を耐えて耐えてずっと耐えてた野郎の話が泣ける。
 映画の中でさえ、そこに長くはスポットライトが当たらないのだけど。

◆『アリエル王子と監視人』
五つ星評価で【★★そうだねえ】
タイと日本の合作映画。
お忍び旅行中の王子と生き方を探し求めてる女子の監視人の小旅行。
このお忍び旅行で別に恋に落ちたりしないのがリアルと言うか、
逆にそう言う嘘がある方が映画っぽいのになあと言うか。
「生き方の見つめ直し」になると言うのは教科書的でどうも今一つ乗れず。
アリエルと言ったら今は『リトル・マールイド』の人魚姫の名前だよねー。

◆『ウォーリアー』
五つ星評価で【★★★あれを見てなければ】
ネットでかなり評判が良かったので見に行った。
総合格闘技系にライバル選手として挑む兄弟の映画。
「父と兄」「父と弟」が同じように付きあいが切れていて、同じように接触をするので最初「兄と弟」を同一人物と勘違いして混乱した。
総合格闘技の大会で、全くの噛ませ犬なあいつは負かされるとして、
途中どこかの段階で兄弟の死を乗り越えて戦う仇討戦みたいになるのかと思ってたので、最後のトーナメント結果はかなり驚かされた。

でも、この映画の前に同じく総合格闘技で戦う『激戦 ハート・オブ・ファイト』を見ていたので、どうしても比較してしまい、『ウォーリアー』の株の方が私の中では低い。同じような総合格闘技大会だとしたら、『激戦』の選手の方が絶対的に凄い特訓をやっている。主人公には贔屓してやりたいけど、過去の経歴はあるにしても天分だけで勝ち進んでいってる感は否めない。対戦選手弱いんでないの? そう思わせたら映画として負け。


【銭】
『バベルの学校』:映画ファン感謝デーで1100円。
『たまこちゃんとコックボー』:映画ファン感謝デーで1100円。
『暗殺教室』:映画ファン感謝デーで1100円。
『殺人狂時代』『座頭市と用心棒』:シネマヴェーラ会員割引1000円。
『着ながし奉行』:シネマヴェーラ会員割引+夜間割引で800円。
『シンデレラ』:トーホーシネマズ6回入場ポイントで無料鑑賞。
『ホーンズ 容疑者と告白の角』:テアトル水曜1100円均一料金。
『ストックホルムでワルツを』『ジャ〜』:ギンレイホールの会員証で鑑賞。
『アリエル王子と監視人』:ユーロスペース会員割引1200円。
『ウォーリアー』:シネマカリテ1のオトカリテ企画で500円。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい

▼関連記事。
暗殺教室 卒業編@死屍累々映画日記
暗殺教室 アニメ総集編@死屍累々映画日記


fjk78dead at 01:48|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年12月24日

上野オークラで城定監督最新作『悦楽交差点』が大傑作だ20151218-20151224

城定監督の最新作目当てで見に行ったら、その最新作が大傑作だった。

◆『悦楽交差点 オンナの裏に出会うとき』
五つ星評価で【★★★★★詳しくは秘す。映画史上の傑作と言っていい】
古川いおり主演、麻木貴仁 福咲れん 佐倉萌 出演。
城定秀夫脚本監督。2015年のピンク映画。

鳥肌が立つほど面白い。
万年寝不足の私だが、一瞬たりとも睡魔は訪れず画面から目を離せなかった。
物語の行く末が見えず緊張感に溢れてる。

「ストーカー男と対象となった女の攻防戦」とまでは言ってもいいだろう。
もう、これ以上は言わない。どうにでもして映画本編を見てほしい。
こんなのレビューバレして気勢削いじゃつまらん。
成人映画は基本、専門館でしかかからないし、
一度かかってしまったら次にかかるのは不定期だから、
ファーストラン見れなかった方はご愁傷様としか言えないけれど。

古川いおりが素晴らしい。ストーキングしたくなる女優(おいおい)。
笑顔が可愛くてスレンダーな肢体がまぶしい、温かみのある菜々緒 みたいな。
とにかくこんな役こなせるのはクレバーだなあ。

それをストーキングする麻木貴仁にもシンパシーがビンビン立つ。
これはありとあらゆる映画の冴えない男を全て背中に背負ったような役なのだ。
こいつにシンパシーをちょっとだけでも感じないような奴とは仲良くなれない。
ノートルダムのせむし男の容貌を持たされた変態の高倉健 みたいな。

佐倉萌も凄い。古川いおりの対極みたいな役柄。SEXしちゃう女寅さんかな。

福咲れんは大事な役だけど引いた位置にいるのが上手く効いている。
濡れ場より電話とかが大事な役だけど、
濡れ場も乳がでかくてそこにちょっと感動する。
登場する町工場のシーンでさりげなく「乳でかいぞ」とか言わせてるのが上手。

ああ、それにしても面白かった。
こういう演出手腕に手のひらで転がされる感覚は大好きだ。
あの、最後の聞こえなかった言葉は何を言っていたんだろうなあ。
分からずに終わるとは思ってなかったので大層気になる。
分からないからダメとは思わないが、気になる気になる気になる。

押入れ、屋根裏の次は男が部屋の空気になる。
男のヒエラルキーは部屋の空気より下。

脚本協力に城定監督の奥さんの名前が入ってるのが秘かに面白い。


◆『疼き奥さん いい味たっぷり』
旧タイトル『味見したい人妻たち』脚本タイトル『押入れ』
五つ星評価で【★★★★女性に見せたい成人映画】
Kaori主演、白土勝功 橘瑠璃 佐倉麻美出演 
城定秀夫脚本監督、2003年のピンク映画。

多分、3回目くらい。
12年も前の映画なのに全く古びていない。
今年撮ったとか嘘ついても全然OK。
城定監督の成人映画デビュー作。
Kaoriが社会的な立場から意に反しているいないに関わらずお願いをする時、
小声で何回も反芻するとかのあるある感がたまらない。

ラリラリのシーンとかあったのね。
屋根裏もラリラリあったし、悦楽交差点もお酒でラリってたなあ。


◆『絶倫老年 舐めねばる舌』
五つ星評価で【★★爺さんトリオが豪華】
牧村耕次 池島ゆたか 荒木太郎 出演
山崎邦紀脚本、監督、2008年のピンク映画。

三人の冴えない老人が若い娘にもてようと専門家にレクチャーを受ける。
山崎邦紀って真面目だなあ。成人映画で真面目ってスタンスがいつも異質。
ここでガーガー寝てしまった。

牧村耕次 池島ゆたか 荒木太郎って老人三人は何気に豪華。


【銭】
上野オークラ、一般入場料金1600円。こんな傑作見れたのだから全く惜しくない。
そーいや、劇場場内をグルグル回ってるオカマさんが健在だったなあ。
上野オークラは前に行ったのかが2013年の5月くらい。新館は2回目。
2014年の夏に常連で通っていた新橋ロマンが閉館してしまい、
2015年なんかはほとんど成人映画を見ていない。
面白い映画も絶対あるんだけどなあ。なかなかそこまで足は伸びない。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
悦楽交差点@PG
味見したい人妻たち@PG
絶倫老年 舐めねばる舌@PG

PS 最初に映った『絶倫老年 舐めねばる舌』の画面を見て、
 あーやっぱりデジタルよりフィルムの方が綺麗と痛感。
 城定監督の2本は慣れたからか、
 それほどデジタルによる画質の劣化を感じなかったが。

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(2)トラバ(0)

『台所太平記』を神保町シアターで観て、森繁はあれかな?ふじき★★

特集「森繁久彌の文芸映画大全」から1プログラム。

五つ星評価で【★★エピソード一つ一つは他愛もないので女優を知ってれば楽しい】
森繁久彌・淡島千景夫婦の所に入れ変わり勤める女中の評判記。
戦後、夫婦の二人暮らしで女中さんを三人も雇うなんてどんな生活だろう、
と思ったら森繁久彌は谷崎潤一郎の役らしい(名義は別だが私小説でしょ)。
文豪ですかあ。金持ちのイメージはあるけど、そんなに奥が忙しいイメージがない。
まあ、でも、今と違って電化製品のない昔は家事は一仕事だったから、
女中を雇うくらいは当たり前なのかもしれない。
しかし、顔は知らないけど、森繁は谷崎潤一郎らしくないなあ。
スケベではあるのだけど、森繁ってストレートで明朗快活な女好きなのだ。
谷崎はどこかやっぱり普通じゃないイメージが強い。
ただ、あんまり陰湿な女好きにしちゃうと
東宝スコープで東宝邦画系にかけられなくなるから、
まあ、これはこの程度でいいのだろう。

不勉強なので、古い女優はあまり分からない。
分かるのは森光子、音羽信子、京塚昌子、中尾ミエと言ったところか。
森光子が若手だもんなあ。頭が「初々しい森光子」を必死に否定しようとしてる。
音羽信子はとんでもない役。テンカン持ちで寝ぼけて部屋の中で足あげて小便したりする。今の穏やかな老婦人からはほど遠い。こういう時代があったのね。
京塚昌子はシルエットが変わらん。ゴリラダンスとか踊るのはレア映像だろう。
中尾ミエが若い。今の映画に出るとバリバリの老人役だが流石にピッチピチだ。

森繁の映画なんてほとんど見てないのに、
森繁の演技ってどこかで見た気がする。
で、思いだした。小松方正みたいなのだ。
もちろん小松方正の方がガッツリ、スケベエなのだけど。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
台所太平記@ぴあ映画生活

fjk78dead at 03:00|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月23日

時間が経ちすぎてもう独立した感想にできないや映画たち祭1

題名まんまです。
※割ともうどれもこれも覚えてなくてヘロヘロです。

『脱出』シネマヴェーラ渋谷★★★
『ナイアガラ』『赤い河』シネマヴェーラ渋谷★★★,★★★★
『パラノイアック』ユーロスペース2(奥)★★★
『アップルシードα』シネリーブル池袋1★★
『ホビット決戦のゆくえ』トーホーシネマズ渋谷3★★★★
『ソロモンの偽証 前編・事件』109シネマズ木場1★★★★
『ソロモンの偽証 後編・裁判』109シネマズ木場6★★★
『マッド・ナース』HTC渋谷3★★★
『幕が上がる』トーホーシネマズ渋谷4★★★
『幕が上がる その前に。』渋谷TOEI◆★★


◆『脱出』
五つ星評価で【★★★ちゃんとしていたけど、自分には合わんかった】
特集「映画史上の名作12」の中の一本。
見たなあという記憶がうっすら残るのみ。映画に申し訳ないのだけど、まあ、大体にして一日一本以上映画を見ているので、それだったら毎日の夕食を必ず思いだせるかと言うとほぼそんな訳でもなくって開き直っちゃダメだよ俺……ともかくごめん。格式高く悪い印象はないが、既に消化されてしまって何も残っていない。

◆『ナイアガラ』
五つ星評価で【★★★モンローは脇】
特集「映画史上の名作12」の中の一本。
モンローが主役じゃないのに驚いた。主役のヒロインは何か芋っぽい感じ。

◆『赤い河』
五つ星評価で【★★★★牛牛牛牛地獄いやいや普通に立派でいい映画】
特集「映画史上の名作12」の中の一本。
牛を引き連れて高く売れる所まで大移動するカウボーイ達。男たちの意地とプライドが炸裂。いや、普通に面白かった。
この『赤い河』のポスターには「25年に一本の邁進大西部活劇」というコピーがうたわれているのだけど、今となってはいったいいつの25年なんだか、さつぱり分からないし、何で25年という節目を使ったのかもよく分からない(ちなみに『赤い河』は1948年の映画)。

◆『パラノイアック』
五つ星評価で【★★★面白かったらしい】
一切覚えていない。

◆『アップルシードα』
五つ星評価で【★★ジェームス・キャメロンが褒めるCG映画は9割クズ】
予告(特に特報)の音楽が凄くシンクロしててかっこよかった。
主人公が外見上、乳があるだけの女男で、内面も薄い。どうしろと言うんだ。
その上、その乳も大して大きくないのだぞ。
興奮できるくらいのセクシーなグラフィックと、いやらしいCVを所望する。

◆『ホビット決戦のゆくえ』
五つ星評価で【★★★★ぐう】
ツイッターで次みたいに呟いてる。
 「何か滅茶苦茶な話なんだけど剣豪集まる大衆娯楽みたいな意味で面白かった。
  殺陣だけが突出してるるろ剣に似てる」
話的には破綻してると思う。竜を退治したらそこでスッと終わればいいのに、
戦争が始まって『指輪物語』の前哨戦みたいになってしまう。
そんな大事にしない方がホビット譚として独立したんじゃないだろうか?
元々の原作がどうなってるか分からないけど。
あとガラドリエル様はステキだった。
ガラドリエル様がステキじゃないなんて事はないのだけど。
まあでも、3本の映画の中で竜退治に占める時間配分が少ないよね。
本当はそこが話の肝だと思うんだけど……違う?
(肝として、種族を超えたよろめきドラマってのもなくはないか)

◆『ソロモンの偽証 前編・事件』
五つ星評価で【★★★★盛り上がってきたぞお】
表に出るような主要な子役は全ていい。
特に主演の藤野涼子の太い声と情感の籠ったクールな視線は山口百恵を思いだした。
汚れ役の石井杏奈を見ていると切ない。親役の永作博美の怪演も凄い。
黒木華はこの時期これと『幕が上がる』で両方とも教師役を全然違うベクトルで演じている。引き出しありすぎ。市川実和子のサイコ感も凄い。
田畑智子こういうキリっしした役もできるのね。可愛い役の方が好きではあるな。
藤野涼子と尾野真千子は同一人物に見えない。
PS ツイッターで「ソロモンでげしょー」とボケた。

◆『ソロモンの偽証 後編・裁判』
五つ星評価で【★★★しまった、盛り上がりを維持できない】
うん、話としては分かったけど、
どうにかして前編の盛り上がりを維持してほしかった。
わざわざ再見はしなかったが早稲田松竹が行った二本立てはいい興行だった。
名画座の数が減って、こういう二本立て興行を番組で組めないのはようないなあ。

◆『マッド・ナース』
五つ星評価で【★★★思いきりよし】
主演の脱ぎっぷりグー姐さんがシャルロット・ゲーンズブール似なのは評価高い。
後半いきなりその姐さんがキレてから映画がパニック物みたいになるのは、それはそれで楽しい。パニック映画に形態を変えながらも、真に怖いのは社会に潜む一人の狂人というコンセプトが揺らいでないのは立派。
「エロとしてもグロとしてもちゃんとやらいでか」という意気込みが見える映画。
今年100本目に見た映画。

◆『幕が上がる』
五つ星評価で【★★★ももクロ頑張ったなあ】
とりあえずアイドル映画だから彼女たち自身が輝いてればOK。
その上ちゃんと面白かったから更にOK。
「がるる」と仇名され、映画的にもあまり内面に踏み込まれない高城れにちゃんが好き。

◆『幕が上がる その前に。』
五つ星評価で【★★★続・ももクロ頑張ったなあ】
ちゃんとやってるんですよとうアリバイ工作的な一本。


【銭】
『脱出』:シネマヴェーラ会員割引+ラスト1本割引800円。
『ナイアガラ』『赤い河』:シネマヴェーラ会員割引1000円。
『パラノイアック』:ユーロスペース会員割引1200円。
『アップルシードα』:テアトル会員割引1300円。
『ホビット 決戦のゆくえ』:チケット屋で額面1400円の前売券を額面金額で購入。
『ソロモンの偽証 前編・事件』:毎月10日109シネマズデーで1100円。
『ソロモンの偽証 後編・裁判』:新聞屋系の招待券もらった。
『マッド・ナース』:テアトル会員割引+曜日割引で1000円。
『幕が上がる』:トーホーシネマズ会員割引曜日で1400円。
『幕が上がる その前に』:映画ファン感謝デーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかなは今回こっぱずかしい状態だから省略。

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月22日

『田沼旅館の奇跡』を池袋シネマロサ2(地下)で観て、このライトな感じはきらいじゃないふじき★★★

五つ星評価で【★★★チラシの夏菜が可愛く撮れてたから見に行った】
ライトだなあ。でも、単純に楽しめる。
ただ格式が緩い映画なので激賞するとちょっと恥ずかしくなってしまう。

夏菜ちゃんは可愛いけど、とっても可愛いだけの役。まあええがな。

「第一回〜第七回のキング・オブ・コント王者全員出演」というのが売りで、みなさん小器用に芝居が出来るので、お笑いの人と言うより、知名度の低い小劇場の人みたいだ。

話はリアリティが低く「こんな事あったら面白くね?」的なノリの、いわばコントの大掛かりな奴みたい。まあ、まとまってていいと思う。これ、本気で異能の人が異能の役者を使ってガッツリ演出したら凄く面白くなるかも。

旅館の女将さん役にエンクミ。何かエンクミらしさが薄れて普通に美人の女優になってしまったなあ。「エンクミらしさ」には「未熟である事」も含まれるから、いつまでもエンクミのままではいられなかったのかもしれないけど。

話の上でかなりマジにいらないのが「バイきんぐ」で、出色の気持ち悪さで暴れるのがロバート秋山。このロバート秋山の「嫌さ」ってまだまだ色々使えると思う。


【銭】
げんなま1500円(上映時間66分と短めなのでちょっとダンピング)。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
田沼旅館の奇跡@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:33|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月20日

『俺物語!!』をトーホーシネマズ新宿8で観て、鈴木亮平偉いよねふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★予告見た時から鈴木亮平凄いとしか思えんかった】
原作パラ見程度。アニメ未鑑賞。

鈴木亮平の肉体改造演技が本当に凄い。
メイクの力もあるけど、痩せてる時の鈴木亮平はちょっと坂口健太郎寄りで、決してブサイクではない。原作と全く同じビジュアルかと言われれば、ソフトにはなっているだろう。原作マンガの顔立ちは平常時「ニタ〜」っと笑うと性犯罪者っぽく見えるようなホルモンなイヤさがある。にも関わらずピュア・ストーリーとして仕上げて成立させてる原作マンガは実に凄い。実写の剛田猛男は笑うと犬っぽい可愛い感じが出る。いいよ、それくらいは許すよ。根本は外してないから。

その猛男を受ける可憐な美少女永野芽郁の天使っぷりも半端ない。
この子がちゃんと天使で天然を実演しないと話が宙に浮いてしまうのだ。
結果、グッ。ようやってる。とてもいい仕事っぷりだ。

中心人物三人目、坂口健太郎。
彼はリアルにチヤホヤされててイケメンである事に間違いないが、
顔立ちが特殊なので、全カットありがたいイケメンに見えなかったりする。
そこは残念だ。それは彼よりも演出側撮影側の問題だろう。

話はもどかしくてもどかしくて悶々の行ったり来たり。うーん、少女マンガ。
もどかしいすれ違いが多く起こりすぎてちょっとダレた。
でも、基本は外してない。だから、安心して見れる。

猛男の父、寺脇康文がもみあげを伸ばすと津田寛治にちょっと似てる。
猛男の母、鈴木砂羽がパーマをあてると岡本夏生にちょっと似てる。


【銭】
トーホーシネマのメンバー優待週間に見に行ったので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
俺物語!!@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
俺物語!!@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
俺物語!!@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS もうこうなったら、鈴木亮平さんは
 遺伝子改造手術で白獅子のDNAを受け入れて、
 『レオ物語!!』を作るしかない

fjk78dead at 01:21|個別記事コメ(4)トラバ(13)

2015年12月19日

『orange』をトーホーシネマズ新宿7で観て、139分は長いだろふじき★★★

五つ星評価で【★★★いや、普通におもろいけど見る前に時間聞いてちょっとゲンナリした】
おもろいし、見てる間は時間の長さとかそんなに意識しなかったし、ちゃんと楽しませてくれたのだけど、「やっぱり2時間20分もあるのお〜」って見る前は憂鬱だった。長い映画は通常ダレるし、この題材でこの長さは異例だから、やらかしてるくさいなと邪推した。

10年後の未来から届いた手紙を元に、未来に起こる後悔を消す為に今の生活を変えていく少女の話。思った以上に恋愛寄りよりは友情寄りの話だった(そっちの方が好みなので良かったけど)。役者は主役二人か精彩を欠き、仲間になる他の4人はとても良い。

土屋太鳳:主役菜穂役。手紙の送り主かつ受け主。ちょっとよろしくないのは『希』が終わった後、そこで溜め込んだお菓子作りの脂肪がそのまま残っていて、何か丸いままだった。主役なのに話の中心になる3人娘の中で一番容姿が劣ってしまっている(そら商品としての映画にとって大問題だろ)。予告編の中のカワイコちゃん喋りは心の中の独白の抜き出しなので、映画になると特におかしくはない。ただ、内気な子がここ一番で勇気を出すという役どころなので、ずーっとウジウジしてて、要所要所で同じテンションで「カケル!」と叫ばされるのは、何か土屋太鳳勇気発生システムみたいでいたたまれなかった。せめて、もう少しなだらかに演技を変えるか、心の流れの起伏を優しく演出で汲み取ってあげればいいのに。
山崎賢人:もう一人の主役カケル役。クールな役で優しさを心に秘めつつ態度はそっけない。感情が表に出ないのでボソボソしてる風で、それはとっても等身大の男子なんだけど、そういうの主役にするのは映画としては精彩を欠いてしまう。野郎は明朗快活の方が分かりやすい。いや、ごくごく普通に明朗快活くさい空気は出しているのに、土屋太鳳に対する時だけボソボソしてる気がする。映画内で学園のクィーン(真野恵里菜こと真野ちゃんがイヤな女子を普通に好演してます)に交際を迫られるが、それが土屋太鳳の一人相撲に終始し、山崎賢人の感情が一切語られないのが、どうも一人の人間として少しイビツな気がする。
どうも主役の二人が、映画の脇を固めるようなキャラ造形なのだけど、その二人を中心に持ってきたから、話としては周りがちゃんとしなければいけないという友情譚がより効いたのかもしれない。

多分かっこいい方の男の子、竜星涼。ホモじゃないけど彼は普通にいい奴でよかったよ。
多分哲学的な変人系男子、桜田通。彼も筋が通ってる感じで良かった。
男子に負けない強い女子二人に山崎紘菜と清水くるみ。表に出ない土屋太鳳の逆目として、とてもいいバランス。山崎紘菜なんて東宝シンデレラで、東宝系シネコンの場内告知を任されているのだから、出演映画はもうちょっと東宝さんが気にかけて目をかけてやればいいのに。

ラスト近く運命を変えないように吹き荒れるダメ押しの一打はかなりよく考えられている。


【銭】
トーホーシネマズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
orange-オレンジ-@ぴあ映画生活
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orange-オレンジ-@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

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2015年12月17日

『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』をトーホーシネマズ新宿4で観て、見る前に思ったくらいの出来だふじき★★

五つ星評価で【★★最後まで雑だった】
1本目の映画とTVシリーズが同時公開。
今回の前編となる2本目の映画が公開。
映画は2本とも鑑賞。TVシリーズは未鑑賞。

7人集めたガールズの個性は引退宣言する彼女と、
元大所帯グループにいた彼女ぐらいで、
後は「その他大勢」扱いで相変わらず薄い。

そして雑な作画が貫き通される中
(これだけクオリティが上がらないというのも逆に立派な気がする)、
都会の荒波に揉まれ失速したガールズたちの復活劇が描かれるのであるが、
この復活具合がよろしくない。
この復活具合の基本コンセプトは「自分達を偽らず一生懸命やる事」である。
それはガールズ以外の他のどのチームもやっている事であり、
ガールズがそれをやったから勝ちぬいたという理由にはならない。
そんなの主人公だから勝ったと言っちゃえば実も蓋もないんだけど、
そういうのをアリバイ工作して言い訳するように話が作られるべきである。
今の時代は主人公が勝つ事が当たり前な大らかな高度経済成長期ではないのだ
『はじめの一歩』だって負けるんだから)。

2本目がそうだったように、ガールズの7人より、
ライバルグループの戦略とか、
仙台から応援しにくるコア・オタクのサイド・ストーリーの方が
面白そうに見えてしまうのは、2本目でも言ったように、
ガールズの物語がテンプレートすぎるからだろう。
要はリアリティがガールズには薄く、
ライバルの戦略やオタク連には濃い。

うーん、ともかく終わった。
2本目のレビューで作品としての感触が『ペルソナ』と同じと書いて、それは全然今もって全く気持ちが変わらないのだけど、めんどくさい一連の話が終わった後の心持ちとしては『SW』のエピソード3が終わって、とりあえず終わらせるのに成功したね良かったねもうこの話に引きずり回されないですむねって感慨に近い。並べると怒られそうなくらい天と地の差が映画ヒエラルキーにあるのだけど。なに、どっちも映画って線の上ではいっしょよ。私、『アナキンSW』大して評価してないし(楽しくないじゃん)。

『アナキンSW』なんて書くと
『アナル・キングSW』みたいだ(おいおいおいおい)。


【銭】
1200円均一料金だが、トーホーシネマズデーだったので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
Wake Up, Girls! Beyond the Bottom@ぴあ映画生活
▼関連記事。
Wake Up, Girls! 七人のアイドル@死屍累々映画日記
Wake Up, Girls! 青春の影@死屍累々映画日記

PS うわ、ブログタイトル間違えた。
 「青春の影」は前作、今作は「Beyond the Bottom」。修正修正。


fjk78dead at 01:12|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月16日

『ふんどし医者』を神保町シアターで観て、余裕に面白いのだよねふじき★★★★

特集「森繁久彌の文芸映画大全」から1プログラム。

五つ星評価で【★★★★話がちゃんとしてるものなあ】
『ふんどし医者』なんてタイトル、
今、映画に付けられないだろうと思ったら無性に見たくなった。
あ、でも、『御存知ふんどし頭巾』というのがあったから
アレンジ次第ではいけなくもないか。

それにしても『ふんどし医者』ってタイトルはおおらかでいいなあ。

主演の森繁は勿論、ふんどし医者。
まあね、原節子がふんどし医者だとは誰も思わんし、
そんな映画史を覆すような暴挙を原節子さんにやってもらおうとも思わない。
爺さんでない森繁の演技って初めて見たけど、変わらんね。
別に演技が上手いという人じゃないのね。
キャラで売ってる。そういう売り方が許されてたという事だろうね。

市井のべらんめえ名医で、貧乏人を只で診て、金持ちからふんだくる。
ブラックジャックの子汚い版。腕は立つが自由で貧乏。
このふんどし医者の栄光と没落から目を離せないのは
やはり小物をやらせると上手い森繁ならではか。

森繁の妻に原節子。
私、原節子も真面目に見た事がほとんどない。
凄くしっかり立ってる人だな、という感じ。
こんなしっかり立ってる人と一緒に演技して
見劣りしない森繁も凄いのかもしれない。

町娘を演じる江利チエミの雑っぽい明るさは篠原ともえを思いださせた。

映画後半、誠実に生きてきた森繁を襲う幾つもの無情が強すぎて
ラストシーンの森繁のほがらかさに会ってまだ救われてない気がする。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ふんどし医者@ぴあ映画生活

fjk78dead at 22:27|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月13日

『レインツリーの国』をトーホーシネマズ新宿6で『びったれ!!!』を角川シネマ新宿1で観て、森カンナ両方出てるじゃんふじき★★★,★★★

同日に観た森カンナで2本。

◆『レインツリーの国』
五つ星評価で【★★★西内まりや、かーいーやん】
西内まりやのかーいらしさにノックアウトされるしかない映画。
なんやなんやあんな西内まりやの尻を触る役とかいいよなー。
ああいう役オーディション開いてくれるならガッツリ触りに行くのに。
触られた西内まりやの「びくん」な感じもいい。
あんなしっかり「びくん」されたら、そら更に次のステップに進みたなりますよ。
で、その西内まりや、髪型を変えて人生の過ごし方を再スタートさせる時の
ショートカットが群を抜いてメチャクチャ可愛いんだけど、プラス、
全体どのシーンどのカットでも美脚なのがそそる。
なんなんや西内まりや、この誘惑上手め!
(バリバリ、ストーカー目線やな、俺)

対するジャニーズの玉森裕太の演技は特に気にならなかった。
着慣れないスーツがちょっと不格好かと思ったが、あれは演出意図な気がする。
こいつがLINEアカウントのアイコンに自分の顔写真を使っている。
それって自意識過剰的に見えてちょっとやな奴じゃないかと思った。
その玉森裕太側で手ぐすね引いて待つ感ありありの肉体派誘惑娘役が森カンナ。
良くも悪くも本来の森カンナってこういうチャキチャキした感じの個性なんだろう。
(※実は森カンナって私パトレイバー首都決戦の灰原零しか知らないです)

映画の宣伝として特報と予告の二つの時期があり、
最近ではチラシもそれぞれの時期で別々に作られているようなのだが、
劇場予告、チラシとも、特報では西内まりやの秘密が隠されていて、
通常予告の時期では、その秘密が明かされて宣伝に使われている。
当初、秘密を隠したまま、映画を見てビックリしてもらおう
という意図があったのだろうが、秘密を隠したままだと
どこにでもあるラブストーリーとして宣伝で強く打てない
という問題が発生したようだ。この辺の匙加減は難しい。
私は謎を知って見に行ったが、
確かに謎を知らないで見に行った方が、
映画に対する「見終わったあ」という感慨はもっと深く残ったに違いない。
この映画は「肉体的な障害」を扱っているが、
それは二人のデートを乗り越える障壁としてしか扱っていない。
なので、障害の箇所は手とか足とか目とか口とか代替可能であると思う。
まあ、でも本当ならそういうのって代替可能とか思えちゃきっといかんのだろうね。

宣伝の話に戻って「原作:有川浩」だけでは売りにならんかったのかなあ。
いや、「原作:有川浩」自体があまり売り文句に出されてなかったみたいだけど。


◆『びったれ!!!』
五つ星評価で【★★★そこそこいいプログラム・ピクチャーやん】
あまりにも宣材のチラシとかポスターの図案がイケてなくて目に付いた。
悪い意味で、昔のスーパーのチラシ的と言おうか、「198円!」っぽいと言おうか。
プレ『ミナミの帝王』映画としてはそこそこ健闘してたと思う。
ただ『ミナミの帝王』ほど、主人公の立ち位置を明確にしてない事と、
主人公側の反撃手法がちょっと雑だったりするのがまだまだ感を感じさせる。

主人公の田中圭は元ヤクザの司法書士かつ子持ちのシングル・ファーザー。
田中圭って、交通事故で顔面ケガしたりするとた易く遠藤憲一化しそうな顔立ち。
実に華のない普通な顔が、こういうドラマではいい感じにリアル感出してる。
その、田中圭が法律を逆手に取る悪の弁護士に対して、
法律で武装して舌戦を繰り広げるのだが、
「元ヤクザ」というステイタスを活かす為に
そんなに必要のないアクションシーン入れて問題を解決させちゃうのが良くない。

子役が実にプロ子役してたなあ。

森カンナは田中圭のアシスタント。こっちもチャキチャキした役だったなあ。

後、最後に殴りあいになる細長いヤクザの人が割と堂に入ったヤクザ演技で怖くてよかった。名前がよう分からん。多分、日向丈という人だと思う。


【銭】
『レインツリーの国』:映画の日に見たので1000円。
『びったれ!!!』::映画の日に見たので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
レインツリーの国@ぴあ映画生活
劇場版 びったれ!!!@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
レインツリーの国@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
レインツリーの国@カノンな日々
劇場版 びったれ!!!@カノンな日々

PS 同じ森カンナが出てる事で世界観を共にするのなら、
 西内まりやはヤクザに騙されて風呂に沈むくらいやってもOKの筈だ。
 ああああああああああああ、いいなあ。西内まりやのいる風呂に行きたいなあ。
 風呂にいるお姉さんなのに、
 尻触られて「びくん」となったりする西内まりやとか見たい。

fjk78dead at 02:01|個別記事コメ(2)トラバ(8)

2015年12月12日

『ピース オブ ケイク』をシネマライズで『深夜食堂』を渋谷TOEI△粘僂董多部ちゃんらぶりふじき★★★★,★★★★

多部ちゃんで2本。

◆『ピース オブ ケイク』
五つ星評価で【★★★★どうにもこうにも多部ちゃんがらぶりーすぎる】
多部未華子が面白くてたまらない映画。
役者の力で見せられる映画というのがあって、
多部未華子も映画を軽々と牽引する役者の一人である(※)。

※ 他には黒木華、蒼井優、森山未來とか。

多部未華子は20代後半という「もう可愛いだけでは済まされなくなりつつある」そこそこの年で、なのに童顔で濃いメイクをすると下品に塗りましたっぽく似あわなそうで、昔から「美人とは違うけど」と私も言ってたし、周りのコンセンサスも取れてたし、この映画で見せる(乳首以外の)身体はいい感じに「おんなおんな」して熟れだしてて、あんな表情やこんな表情で笑ったり怒ったり戸惑ったりがメチャクチャらぶりーで、らぶりーで、らぶりーすぎる。
なんつか、この人の資質は「揺れる感情」を水槽に一滴垂らした絵の具が水槽に広がるように的確に表現できる。そしてその感情を見ている観客に伝染させる。ちょっと例を見ない凄い役者なんじゃないかと思う。

なので、この映画の好きになっちゃいけない男を好きになって、自制して、自制して、最後には溢れて奪い取るけど、すぐ破綻してという起伏の激しい役は(今までそんなになかった気がするが)彼女の独壇場じゃないだろうか。

オカマの天ちゃんというオネエを割と簡単に手に入れてるように見える松坂桃李もついでにちょっとだけ褒めておきたい。

出番は少ないが多部ちゃんの元彼役の柄本佑の気持ち悪さも生来の獲得資質で、努力とか関係ないけど親からいいもの貰ってよかったね、大事にせいよ、という意味で小声で褒めておきたい。

綾野剛は普通じゃない?

PS 原作マンガ未読。


◆『深夜食堂』
五つ星評価で【★★★★こっちも多部未華子に唸る】
映画自体かなり前に見ていてけっこう満足して帰ったのに、気が付くと多部未華子の事しか記憶に残らなくなってた。
ふじきのツイッター曰く
 「『深夜食堂』の多部未華子。
  あんなに食べる前の期待と
  食べてる時の幸福を感じさせる演技を他に見た事がない」
という事で、一押しは多部未華子の食事シーン。
後、音がアナログレコードみたいな広がり方をして、いい感じだった。

PS 原作マンガ摘み読み状態。ドラマ未鑑賞。


【銭】
『ピース オブ ケイク』:映画ファン感謝デーに見たので1100円。
『深夜食堂』:月末チケット屋で株主招待券を650円で購入。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ピース オブ ケイク@ぴあ映画生活
映画 深夜食堂@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ピース オブ ケイク@映画的・絵画的・音楽的
深夜食堂@映画的・絵画的・音楽的
深夜食堂@ C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(6)

2015年12月11日

『ハイ☆スピード!』をトーホーシネマズ渋谷6(B1)で観て、セクシャリティの事など考えたりするぞふじき★★★ @dorodoro0722

五つ星評価で【★★★「水泳×友情×青春ストーリー」なのか?】
巷の腐女子のお姉さま方をメロメロにしてる『Free!』のエピソードZERO的な話らしいが、そもそもその『Free!』に未接触の一見さんなのだ。一応、ツイッターでメロメロになってるフォロワーさんがいて、その呟きから代表的なキャラがマコハル(マコトとハルカ)というのは聞いていたが、主要4人のキャラで誰がマコトで誰がハルカかは予告のビジュアルを見ても分からなかった。
ああ、あの背の高い茶髪の優しそうな兄ちゃんがマコトで、つるんでる仏頂面がハルカなのね。映画見てやっと分かった。野球漫画ならハルカが孤高のピッチャーでマコトがキャッチャーのバッテリーだろう。残りの二人は内野守備。マネージャーを買って出る小学生のナギサは稚児としてバコバコやられてしまいそうだ(おいおい)。

それにしても「友情」を歌っているが、彼等4人は野郎の私から見ると、バリバリに野郎らしくない。もちろんパイオツがカイデーで膨らんでる訳でもなく、外見は少年なのだが(つか中1でみんないい身体しすぎ)、メンタリティ(心性)がどうにも女子トイレでつるんでる少女みたいに見えるのである。だから、物語の骨格が「男同士の熱い友情」というよりは「少女同士のコミュニティーの運営」みたいに見える。

物語の骨格は水泳のメドレー・リレーを行う4人の水泳部1年生が、自分らの欠点に向きあいながら、徐々に自分達の資質をチームとして高めていくという物だ。4人にはそれぞれ問題があり、その問題をチームの中で解決していく。

マコトは周囲に流されやすく、自分の本心を自分で気づけずにいる。
ハルカは過去の頂点を知るため、積極的に次のスタートを踏み出しかねている。
アサヒは自分が世界の中心でない事を気づきだしつつもそれを認めたがらない。
イクヤはブラコンで、自立を促す兄に捨てられたと思い込んでいる。

ふっふっふみんな青いのう。
こんな形而上の悩みはオナニー一発すれば解消じゃ。男ってそういう生き物だ。
マコトとハルカとイクヤは心掛けの問題なので傷は浅い。
彼等は自分たちが出あう状況に合うように自分達をただ鼓舞してやればいい。
アサヒは世界に対する自分の能力の優劣の問題、いわばコンプレックスの萌芽なので、そのコンプレックスとどう付きあっていくべきかで、バカなように見えて、周りよりちょっとだけ複雑な悩みである。と言うか、私がアサヒに対して親近感を持つのはこいつの悩みだけが「男」っぽい悩みだからだ。

マコトの水泳と友達のどっちが大事かという命題はカレーとラーメンどっちが美味いみたいにどうでもいい。これ「仕事と私のどっちが大事なの?」にも似てる。んー。な、悩むのか、これで?
ハルカの「昔のチーム」と「今のチーム」も今彼と仲良くやりたいのに元彼とのSEXを忘れられないみたいで淫靡だし。あーもー中坊の癖して。
イクヤの「兄ちゃん、俺の事をちゃんと見てよ」も、自分には兄貴がいるけど、兄貴って弟を自分勝手に支配できる存在なので、どっちかと言うとあまり近くにいられると「うざい」ので、人一倍実感が沸かなかった。

この三人の悩みは共同体の中での自分と仲間の関係性の悩みであり、これって男同士より女同士で大事な悩みではないだろうか。共同体として上手くやっていく為に皆がキスすらしかねない。それは女子が共同体の中で生きる生き物だからだ。男ってもっと単純で一緒に入る奴とムシが合えば仲良くなるし、同じチームで仲が悪くても共通の目的の為には我慢だってする。無理に仲良くしてお友達意識を強めようとかはしない。なので、彼等三人はとても女の子っぽい。
それに比べて、アサヒの自分が世界に対して劣っているかもしれないという悩みは、非常に「男」っぽい。それは「男」が世界に立ち向かう時、皆で一緒に立ち向かうより基本一人で立ち向かう、そういう生き物だからだ。アサヒもその答を友達から引き出そうとするが引き出せない。それは彼の問題だけが他者との関係性の問題ではないからだ。

男子が主役の少女マンガで昔から思う事は、こいつらは性別が記号として♂♀違うだけで、メンタルは女だな、と言う事(※)。女子は男子がキャーキャー騒ぎながら夜通しパーティーするとか思ってるんじゃないだろうか? しない。酒が入れば別だけど、そんな華やかな関係性を強化するためだけの集いはしない。そう考えると殺伐とした仲のような気がするが、男子は仲良くなる為だけの行為はしないが、何か同じ一つの目的に進む為なら無条件に仲良く出来る物なのだ。だから、『ハイ☆スピード!』の四人はとても女の子っぽいと思う。

※:『俺物語』だけは例外。

なので、彼等の性別設定を変えて、女子メドレー・リレーをみんなで泳ぐという筋立てでも、きっと物語は成立する。ただ、そうすると腐女子脳的に彼等同士で一線を越えて仲が良くなるというのがイヤになるのだろう。多分、彼女たちは男同士の恋愛は対岸の火事で美しい物として見られるけど、女同士の恋愛は生々しくて気持ち悪い物に見えるだろうから。だから、4人の彼女たちは彼等じゃなくてはいけない。逆に、彼女たち4人にして、水泳ではなく、ダンスユニットでチア・リーディング大会を目指すレズキャラありのマンガに仕上げたら少年マンガとして問題なく仕上がると思う。

男の子も女の子も対岸の同性愛には魅力を感じるという変な構図。

ええい、全員ふたなりにしてしまえ!

ふたなりか女子だったらなあという前提込みで、
アサヒ、マコト、ハルカ、イクヤの順に惹かれるかな。
彼等が男のままだったら欲情しないけど。


【銭】
トーホーシネマズの6回入場ポイントと引き換えに無料鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
映画 ハイ☆スピード!−Free! Starting Days−@ぴあ映画生活
▼関連記事。
劇場版Free 絆@死屍累々映画日記

PS 「ハイ☆スピード」で検索したら中に『ワイルドスピード』が混じってた。
 ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ロック様とステイサムで
 「ハイ☆スピード」ってのも燃える。

fjk78dead at 13:08|個別記事コメ(2)トラバ(2)

『フリーキッチン』をユーロスペース2(奥)で観て、あらこんなもんけふじき★★

五つ星評価で【★★テイスト】
福満しげゆき氏のマンガが原作だが未読。
何となく原作のタッチが垣間見えるような気がする。
ラストが想像できる物語なので
物語の過程が楽しめなければならないのだが、そこはちょっと手薄だった。

主人公の母親の病的に強引な負のキャラ立て、
主人公の彼女の堂々としたマドンナっぷり。
この二人に対して主人公のキャラが弱すぎる。
彼は、心情吐露などにより観客をガッツリ味方につけなければならないのだが、その点が不十分だった。
彼のキャラが生きれば、彼を通して母親の異常性とそれに引きずられる彼のプチ異常性が明確になるし、同じく彼を通して彼女との普遍的な愛情交流の微笑ましさも出る筈なのに、そうならずに停滞してしまった。彼は内向的で何を考えているか分からない、というより積極的に好かれないタイプの単にウジウジしたキャラになっている。


【銭】
ユーロスペース会員割引1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
フリーキッチン@ぴあ映画生活

fjk78dead at 02:30|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年12月10日

『人狼ゲーム クレイジー・フォックス』を新宿武蔵野館2(もっとも手前)で観て、高月彩良ちゃん今回もOK★★★

五つ星評価で【★★★こういうテイストが大丈夫なのと高月彩良ちゃんが好きなのと。高月彩良ちゃんにはもう一つ星をあげたい】
若い男女が集められてSE……もとい、殺し合いゲームに興じる映画ってのが大変、お恥ずかしながら好きなのである。もう、リアリティはどうでもいい。ビデオの奥で殺し合いゲームを楽しんでいる連中の嘘くささなんてハナから考えない。それを気にして楽しめない方がつまらん。

この映画の主役の高月彩良(たかつきさら)ちゃんが好きなので目いっぱい楽しめた。うん、彼女は映画の中でとても聡明で可愛く狂いながら生きていた。感情を露わにするところよりも思慮深く何かを延々と考えているシーンが美しく、底知れなく、でよい。なかなかの女優ぶりである。

「人狼ゲーム」のアウトラインは知っていた。映画内でも説明はされる。あー、しかし、分かりづらい。変則ルールの上、解説が早すぎるのにダメ押しで再説明するとか配慮が足りん。あんなん猛スピードで一回通りすぎただけで分かるもんか。ゲームのベクトルは分かるからあまりルールに詳しすぎなくても見ていて迷ったり分からなくなったりはしないけど。

この映画の核(コア)な部分は、誰がどの役割を演じたかの答え合わせにあるのだが、それはエンドロールで役名に付加されて流れるだけだ。あれ、ムチャクチャ不親切だ。映画内で役名なんてほとんど呼びあわない。ビジュアルや見た目で判断しているのが主なので、ラスト登場人物のポートレートや動画などを流しながら役割を提示すべきである。なんでそういうサービスが分からんのかねえ。

メンツの中で、中々良かったのは最初から動く人狼の二人組。
野郎のクレバーさと、そのクレバーさに足を取られる瞬間の哀しい迂闊さがたまらない。あと、二人組の残された一人の図太さもいい。けっこう村人よりも人狼寄りに話が作られている。逆に高月彩良ちゃんに一目惚れされる男はムチャクチャ美男子でもないので、どうもリアルでなかった。始まっていきなり提示されるその設定そのものはゲームを難解にして面白くしてたと思う。

まとめとして、演出に問題がなくもないが、この手の殺人ゲーム物としてはまだ底ではない。そして、アイドル映画としては、個人的にはOKである。


【銭】
武蔵野館水曜1000円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
人狼ゲーム クレイジーフォックス@ぴあ映画生活
▼参考記事。
人狼ゲーム プリズン・ブレイク@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:47|個別記事コメ(2)トラバ(2)

2015年12月09日

『春子超常現象研究所』をシネ・リーブル池袋2で観て、これはあの人系だなふじき★★

五つ星評価で【★★ポップで適当】
この適当加減が好きな人は好きかもしれない。
私はそうでもない。
でも、予算が凄くお低いらしいのに、
そうは見えない明るくポップな絵作りはゴージャスでお得な感じで、評価できる。

徹頭徹尾ネジがゆるんだような話で、
擬人化したテレビと女の子の恋愛妄想ドラマって
「なんや恋愛できれば対象は何でもいいんかいな」的な話で、
にしても、それならそれで、そういうオチに持って行かんの?

舞台挨拶が付いてて、脚本・監督の竹葉リサが登壇した。美人じゃん。
で、フラ(おもろ気)もあって、舞台全体がフワっとして、おもろくなる。
この空気感はあの人に似てる。
河崎実。映画よりも舞台挨拶が面白い男。
個人的な見解なんだけど、映画監督は一時の園子温みたいに、
通常のコミュニケーションが全く取れないのに凄い映画作るからチャラになる、
みたいなタイプの方が大成すると思う。もう、全ての感情が映画に注ぎ込まれる。
河崎実や竹橋リサは面白く人生を凄していそうで(予想)、
映画に注ぎ込まれる情熱がちょっと薄げに見えなくもない。

テレビのヅラを被った中村蒼がマヌケだけどイケメン。
と言うか、テレビのヅラなんて、マヌケな物を被っていても
まだ「イケメン」の成立に支障を来たしてないのが凄い。

迎え撃つのが野崎萌絵香。
こういう涙袋が大きい美人は好きなタイプ。

ジェイソンおいしい。


【銭】
テアトルの会員+曜日割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
春子超常現象研究所@ぴあ映画生活

fjk78dead at 01:38|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年12月08日

『たまゆら 卒業写真 第三部 憧』を新宿ピカデリー3で観て、かーいーよねふじき★★★

五つ星評価で【★★★ともかくかーいーを目指してるのだな】  

オリジナルであるOVA、TVシリーズは未見。
劇場版の一作目二作目のみ鑑賞。

まあ、みんなかーいらしく描かれていて、性格もかーいくて、こんな純な女子高生、今の日本にはいないだろ。というか、カリカチュアだから、いないならいないでいいんだろうけど。

あと、のりえの子供みたいな綺麗じゃない感じの泣き顔がよかった。


【銭】
新宿ピカデリーで1300円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
たまゆら〜卒業写真〜 第3部 憧−あこがれ−@ぴあ映画生活
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たまゆら 卒業写真 第三部 憧@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
たまゆら 卒業写真 第一部 芽@死屍累々映画日記
たまゆら 卒業写真 第二部 響@死屍累々映画日記
たまゆら 卒業写真 第四部 憧@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(4)

2015年12月07日

『愛を語れば変態ですか』を新宿ピカデリー5で観て、面白いのだけど映画としてとても原石くさいなふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★物凄く面白いのだけど舞台を見ているみたい】
チラシ曰く「演劇界の鬼才 福原允則、映画監督デビュー作」である。
なるほど演劇っぽい。舞台は明日オープンで開店準備を進めるカレー屋の店内。基本、この店内の閉じた空間から外には出ない。アングルはあっちから撮ったりこっちから撮ったりいろいろ変わるが、映像として斬新なカットは特にない。
でも、会話や状況やキャストの芝居が面白いので、全く飽きずに見てられる。
見終わった後「舞台みたいだったなあ」と思うのは誰も否定できないだろう。
それくらい、映画的だったり映像的だったりな武器が使われていない。
つまり、そういう物に頼らなくとも、仮に舞台中継をそのままやったとしても面白い物は出来る。傲慢にそう言ってるようである。まあ、間違えではないだろうけど、何か映画ずっと見てる身にはそういうのは寂しく感じる。
「こうすれば映画だろう」って感じで気負って映画っぽく作るくらいしてくれた方が新人として可愛いのだけど、今の人は「可愛い」とか思われるのはプライドが許さないのかもしれない。

ファム・ファタール黒川芽以の色んな表情がとってもいいけど、服がそんなにエロくないのは残念だ。

色々な理屈やビジョンを持ってるもっとも文明的な男なのに、最後には必ず他人に押しきられてしまう旦那役に野間口徹。演技もいいけど、美男じゃないのが最適。この役は美男だったり、可愛かったらダメな役。

旦那の後輩にWエンジンのチャン川合。抜群の誰からも見下される男感!

ヤクザと兼業している不動産屋に永島敏行。もっとも野獣。ガタイでかくて、年取って太ってあくどい感じになって良いなあ。

楽観的なストーカーに翔原楽人。旦那とは別にこの子は美男とか可愛いとかキラキラしてないとダメ。適役。

話に火を付けて大きくしていくバイト役にキングオブコメディの今野浩喜。迷惑でふてぶてしく実がなさそうな、いつもの役。この人お笑いのネタを見た事がないなあ。チャン川合もそうだけど。


【銭】
ピカデリーの前回有料入場割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
愛を語れば変態ですか@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年12月06日

『紅殻のパンドラ』を角川シネマ新宿1で観て、なかなかどうでもいい感じだふじき★★

五つ星評価で【★★エロ目線はあるのにエロくない】
原作マンガがあるらしいが未読。
中心人物と言うか、中心カップリングは全身義体の少女と女性型アンドロイド。
この二人の禁断の関係を底地にバシバシ、アクションかまして60分程度に仕上げた。原案の士郎正宗の設定が「如何にも」かつ「適当」。この主役であろう二人に全く感情移入できないのは、アンドロイドは朴念仁で感情の発露が認めづらいから、義体はメンタリティが非常識で感情表現がどうにも同調しづらいからだからである。どうせならお客が乗りやすいキャラにした方が良くない?
女博士ウザル・デリラは中々いいキャラだが、ボケの二人に対してツッコミを入れればいいのに、更にボケるので、ネタが宙に浮いたまま解消されない。なんか、そーいや『岸和田博士の科学的愛情』に構成が似てる気がする。それをオレ(乳)いれて薄めた感じ。


【銭】
料金固定1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
紅殻のパンドラ@ぴあ映画生活
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紅殻のパンドラ@だらだら無気力ブログ

fjk78dead at 17:18|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年12月05日

『ガールズ&パンツァー劇場版』をトーホーシネマズ日本橋5で観て、しまった凄く面白いじゃんふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★一見さんでも楽しませる演出上の力技】
あまり理由は判然としないのだが、何とも面白いのである。
私は前作OVAの劇場公開にお付き合いしただけの
基本・一見さん観客なのだが、多分、OVA鑑賞の可否と無関係に
完全一見さんでもこれはそこそこ楽しめる優良コンテンツだと思う。

前OVAは一見観客否定の作りだったが、
今作では一見さん用の解説を冒頭に添付、
あれだけの数の登場人物をたったあれだけの時間で
とは思うが、中々よく出来ている。

まあ、本当にムチャクチャ登場人物が多いのだが、
一人一人のキャラを掘り下げるより、
チーム同士で話をさせてチームのキャラクター性を高めているのが
戦略として当たっている。細かい事は分からないし、
割りを食って出番の少ないチームもあるが、
まずまず公平で見事な手腕だ。ちょっとあのキャラの立て方は異常だ。

あと戦車が可愛い。それぞれそこそこ個性がある。
戦車的には敵を翻弄する高速性能のある「継続」チームの戦車がよかった。
敵側のでっかい戦車たちも悪役としてとてもよい重量感を出していた。

イギリス人らしきチームはどのカットでも紅茶飲んでる。
日本軍モチーフの戦車は「特攻、特攻」とうるさくウザい。
〜の中の丸眼鏡の子はちっちゃくて素っ頓狂で
悩みながらも正しい道を模索しようとするロリ感も合わせつつ好み。


【銭】
トーホーシネマズの入場ポイント6回分と引き換えに無料入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ガールズ&パンツァー 劇場版@ぴあ映画生活
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ガールズ&パンツァー 劇場版@だらだら無気力ブログ
ガールズ&パンツァー 劇場版@『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
▼関連記事。
ガールズ&パンツァーこれが本当のアンツィオ戦です@死屍累々映画日記

PS ラスボス的に現われる敵のキャラまでが凄く立つという訳には
 いかなかったのが唯一の残念点かな。

fjk78dead at 00:47|個別記事コメ(6)トラバ(7)

2015年12月03日

『亜人 第一部 衝動』をトーホーシネマズ新宿9で観て、なかなかだふじき★★★

五つ星評価で【★★★原作をちゃんと呑み込んでる、あと音楽かっけー】
原作マンガ三巻くらいまで読んでる。
基本、話運びはマンガと変わらない(あ、映画冒頭はマンガにないか)。
特に原作から逸脱してるとかはなく、
基本そのままやってるのだけど、ちゃんと面白い。
BGMのエッヂの効き方が物語を引き立てる。
マンガイメージそのままの拷問シーンや黒い巨人のビジュアルが魅力的だ。
マンガ通りであるが、主人公が「クズ」というのも設定として面白い。
そして、その「クズ」は誰もが自分の心の中に持っている部分を拡大した
分からないでもない部分だから、見ていてズキズキする。

マンガではあまりどうとも思わなかったが、戸崎の部下の下村泉に萌え萌え。
つらい境遇に押しひしがれそうでいて、最後の一線で耐える少女にハアハア。
ああ、俺も別種のクズだ。


【銭】
映画の日に鑑賞したので1000円

▼作品詳細などはこちらでいいかな
亜人 −衝動−@ぴあ映画生活
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亜人 −衝動−@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
亜人 −衝突−@死屍累々映画日記
亜人 −衝戟−@死屍累々映画日記

PS セル風に見せかけた立体CGは実によく出来てるが、
 違和感を感じない部分がない訳ではない。
 セルアニメの適当さは、
 それがおかしい事に美学になっていたりもするのである。
PS2 つらいから「2週間限定ロードショー」とか本当やめてほしい。
 「一週間限定モーニングショー」とか「一週間限定レイトショー」とかより
 マシなんだけど、マシならいいってもんでもないから。
PS3 直毛で特に特徴のない坊ちゃんザンバラ刈りはシンジくん同様
 ゲス野郎特有の髪型。
 これが一番ゲス野郎に似あう。
 あっ、俺、この髪型じゃん。

fjk78dead at 02:18|個別記事コメ(0)トラバ(3)

2015年11月29日

ドキュメンタリー6本をあちこちで観てまとめてレビューする男ふじき

ドキュメンタリーのレビューがたまったのでまとめて。

『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』HTC有楽町2★★
『日本と原発 4年後』ユーロスペース1(手前)★★★★ ※これだけ邦画
『美術館を手玉にとった男』ユーロスペース2(奥)★★★
『みんなのための資本論』ユーロスペース1(手前)★★★★
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』新宿シネマート1(大)★★★★
『ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償』UPLINK ROOM★★★★

ドキュメンタリーを見るとよく思うのだが、
未知の知識を手際よく説明してくれる教育効果の高い物が好きだ。
嫌いなのは「情景」を撮りっぱなしの未編集もの。
そこには何かを伝えようという意思が感じられない。

上の6本の中で伝える努力がともかく強いのが
『日本と原発〜』『〜資本論』『〜コスト〜』の3本。とてもおもろい。
『キャノン〜』は素材が面白すぎて伝えるも伝えないもないという珍品。
後の2本はそれぞれ試みは面白いんだけど他の4本よりは私的には劣る。
ちょっと前に記事にした『サム・ペキンパー』も素材が良いのに伝わらなかった一本。一人の人間の「人と成り」を伝えるのに評伝(インタビュー)を延々続ける方式がもっとも適しているとは思えない。基本、伝記を書く人が作ったから、そういう形式になったのかもしれないけど。

◆『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』
五つ星評価で【★★キャラはいいけど、言いたい命題がぼけている】
90近い婆さんが二人、経済についての疑問を膨らませて、あちこちて解決しようと悪戦苦闘するドキュメンタリー。基本二人の行動を後追い(もしくは同じ行動の再撮影)して撮影する事で作品ができており、そこからもう一つ編集してまとめようという親切心は薄い。なので、当の主役たちは分かっているかもしれないが、観客の私には「経済が右肩上がりに成長する事が理想の生活に直結する訳ではない」という主張はお題目のように耳に入ってくるが、今一つ「だから、それが何でそうなのよ」という感じで自分の気持ちにまで攻め込んできてはくれなかった。
よく分からないが、チラシの紙に物凄くいい厚手の紙を使っている。いや、もっと他にお金掛けるところなくない?

◆『日本と原発 4年後』
五つ星評価で【★★★★洗脳される快楽】
あまり難しい事を考えずに生きている。
なので、原発の話もこの映画を見るまでは
「原発を稼働しない事で国家間の経済力競争に負け、飢えるような国になったらイヤだなあ。だから、原発は完全否定ではなく、自然エネルギーと共存しながらゆっくり廃棄の方向に歩んでほしい」という考えだった。この映画を見て変わった。うん、原発はいらない。なくて電力足りそうだし、リスク込みで計算したら喜んで使うほど安くない。
原発を使うべきでない理由がきっちり分からない人に分かるように作られている。悪い言い方をすれば、きっちり洗脳されるように作られている教材だ。
でも、為政者側が分からない人に分からないままでゴリ押ししようとする政策を施行するので、これくらいの反論が妥当なのだ。これが間違えているなら為政者側もこれくらい分かりやすく反論してくれるなら、私は再洗脳されよう。とても、そんな誠実さが為政者側にあるとは思えない。だから、私はこの映画を推す。

◆『美術館を手玉にとった男』
五つ星評価で【★★★出来事としては面白いし、考えさせられる】
贋作芸術を売買せず美術館に寄贈していた男の評伝映画。
彼は自らの利益を享受していないので詐欺罪には当たらない。
美術品に創作の魂がなく、同じだけの技術があるだけでも芸術たりえるか、という美術業界においてはタブーであろう命題も含まれている。
「ピカソが描いたら芸術だが子供が描いたら落書き」という議論である。
とどのつまり、これは芸術を与える側と受け取る側のどちらに基準を置くか、という事だろう。芸術を与える側は今まで権威に守られていた価値が贋作によって暴落するのは好まないだろうが、芸術を受け取る側は手っ取り早く、同じ感銘が受けられるなら真作だろうが贋作だろうが関係ないと思うのだ。「この絵は素晴らしい。その理由はこの絵の作者が作者本人であり、真作だからだ」と言うのは本当のところ、芸術の否定であろう。
最終的にこの男の贋作を一堂に集めて個展が開かれる事になる。実に皮肉な展開だ。

メチャクチャどうでもいい話をするが、男の贋作寄贈を最初に見破る男がFUJIWARAのふじもんに似てる。ふじもんに似てるってのはムチャクチャ芸術から遠くていいと思う。

◆『みんなのための資本論』
五つ星評価で【★★★★お金の仕組みがよく分かる】
アメリカの金持ちと貧乏人の格差問題を語る映画。
見ているうちに分かる。これは原理原則を語る映画なので、全てが同じでないにしても、かなり似通った事が日本でも起こっている。
金持ちと貧乏人の格差が起こるのは悪い事なのか?
格差その物は悪くない。ただ、働いても、働いても、貧乏人が貧乏から抜け出せない社会システムが出来てしまっている事が問題だ。それは黒人奴隷がどんなに努力して働いても奴隷から抜け出せなかった事と一緒だ。要約すると貧乏人が得をしないように巧みに色んな方法でピンハネしてる奴らがいるのだ。そして、そのピンハネがシステムとして盤石すぎてなかなか崩せない域に達してしまっている。
このピンハネの手法がアメリカに揉み手で擦り寄っていく日本に根付かない訳がない。何か悪い意味で、日本がアメリカに近づいていってると思う。勿論、ワールドワイドに無慈悲じゃない分(資本主義的な繁栄の為なら他国国民の血を流す事に躊躇しないのがアメリカ支配階級の考えだ)、日本の方がまだ猿真似程度だとも思うが。どちらにしてもピンハネされるのは中流から下だから嬉しい訳がない。

◆『キャノンフィルムズ爆走風雲録』
五つ星評価で【★★★★ドキュメンタリーとして面白いとかつまらないとか、この映画に関してはもうどうでもいい】
メナへム・ゴーラン率いるキャノン・フィルムの成功と没落を描く。
ハリウッドの一番にのし上がって退いたイスラエル人メナヘムの成功の秘訣は、安い映画でガッポガッポいっぱい作ってうっひょっひょー、って感じの気持ち商法。何か八百屋の親父がプロデューサーになったような感じ。でかい声で「いらはい、いらはい、おもろい映画あんねんでー」とがなってる。「気に入らんなら、こっちのもええで」と10本くらい映画作る。頭は悪いが、ひたすら情熱的で、そんな八百屋みたいなプロデューサーを嫌いになれる訳がない。
なので、作ってた映画の内容がどうこうでなく、そこに関わっていたメナへム・ゴーランという男が魅力的。その彼の伝記映画なので、彼がずっと映りっぱなし。いやあ、面白い。最高の素材だ。そんな訳で、中に出てくる映画の知識がなくてもけっこう楽しめる。これって凄い事だ。

◆『ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償』
五つ星評価で【★★★★搾取の真相がよく分かる】
アメリカの金持ちと途上国の貧乏の格差問題を語る映画。
「ファストファッション」・・・安売り衣料。日本で言うならユニクロ。
アメリカの話で言えばこの20年の間、人々は40倍もの服を買う事になったらしい。
だが、服の値段は売れれば売れるほど下がっていく。
これは売れた分の儲けで安くしている訳ではない。
過当競争で売値を安くするため原価を安く抑える事を強いられているのだ。
労働者の人権が確保されていない国で底値で買い叩かれて作られた服。
そう、この映画の中心テーマはフェア・トレード。
グローバリズムがフェア・トレードを難しくしてる。
企業が最貧国に行って労働力を買い叩く。
労働組合とかが出来、労働力が高騰するとその国を見限り、別の最貧国で買い叩く。
貧しい国が国をあげて武力で労働ストを排除したりする。
ともかく、ことここに至っては「経済は武力以上に武器」なのだ。

映画はフェア・トレードを中心に、衣料原料を安価にするための農薬汚染問題、
大量の廃棄布による環境汚染にも触れる。

これらのファストファッションに金を払ってしまったら、このシステム維持に対して賛成票を投じる事になる。ああ、怖い。この怖さこそ、このドキュメンタリーが秀逸である事の証明に他ならない。

PS そう言えば昔、フェア・トレードを扱ったコーヒーの映画をUPLINKで
 見た記憶がある。その後、あの「すき家」でフェア・トレードコーヒーを店頭で
 売ってるのを見かけた。企業として良い事をやるのは賛成だが、
 「国外の労働者を助けるより自分の店の労働者をどうにかしてやれよ」と
 今ならツッコミも入りそうだ。今でもあのコーヒーは売ってるのだろうか?


【銭】
『シャーリー&ヒンダ』:テアトル会員割引1300円。
『日本と原発 4年後』:ユーロスペース会員割引1200円。
『美術館を手玉にとった男』:ユーロスペース会員割引1200円。
『みんなのための資本論』:ユーロスペース会員割引1200円。
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』シネマート月曜メンズデー1100円。
『ザ・トゥルー・コスト』:UPLINKフラッシュ割(当日記念日に即した割引)1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人@ぴあ映画生活
日本と原発 4年後@ぴあ映画生活
美術館を手玉にとった男@ぴあ映画生活
みんなのための資本論@ぴあ映画生活
キャノンフィルムズ爆走風雲録@ぴあ映画生活
ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜@ぴあ映画生活
▼関連記事。
サム・ペキンパー@死屍累々映画日記

fjk78dead at 23:32|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年11月24日

『探検隊の栄光』をトーホーシネマズ新宿12で観て、こーゆー潔いバカ映画は好きふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★荒い所もあるけど基本熱いバカを肯定する映画は嫌いじゃない】
フェイク・ドキュメンタリーの裏事情をフィクションとして描くコメディー。
嘉門達夫の「ゆけ!ゆけ!川口浩!!」を関係各方面に問題のないドラマにした感じ。

基本、こういう「バカ」を肯定的にとらえた映画は好き。
みんな「バカ」が好きだし、好きでいいじゃん。
後半、反政府ゲリラが出てくる辺りから話の展開が雑になるのが残念
(そこはちゃんとリアリティ踏まえて単に勢い押せ押せの話にしちゃあかん)、
そんな日本語伝わらん相手に熱意だけで押せ押せで従わせるとかないだろ。
これもお客の目に触れる前に回数減って公開終わってしまったなあ。
今日本で公開される映画は多すぎる。
宣伝打つ金も少なくなるだろうし、過当競争で面白いコンテンツが埋もれてしまう。

藤原竜也をこういう使い方するのはいいなあ。
「クズ」として色が付いてしまった藤原竜也もまだまだ色々な使い方がある。
にしても、普通の役やるときっと違和感出ると思うな、今の藤原くんは。
一本の映画の中で叫ばない藤原くんをずつと見てない気がする。

また、心のこもってない事を言う時のユースケ・サンタマリアが絶品。
この人自体に心があるかどうかは別として上滑りしてる感がMAX強いキャラはもう本当キャスティングの勝利。

逆に綿密に作り込んだんじゃないかと予想されるのが適当キャラ小澤征悦。
この人演技が上手いとは思わないんだけど、何かいい位置に滑り込んでくる。
役者として凄いスキルを持ってるかどうかが謎だ。
まあ、二世タレントだけど美男すぎないのがいいのだろう。安心感がある。
そう言えばユースケとは『エイプリル・フールズ』でもコンビだった。

現地ガイドやった岡安章介。日本人だとは思わんかった……一番演技力があるのかも

AD佐野ひなこ、足は引っ張らないのだけどいるだけ感が強い。
恋愛系に話が行くのは鬼門だが、エロバディ系の現地女子一人追加投入して
張りあわせるみたいな展開があった方が良かったんじゃないか。
絵面が男男してて安らかない(現地原住民も筋肉男だし)。


【銭】
チケット屋で額面1400円の前売券を同エリアで最終の1回しか使えない状況で額面1300円で購入。仕入れ値の話もあるけど本当はもちっとサービスしてほしかった。うんまあ、ポイント鑑賞しようとしてたの止めたから結果一応オーライなんだけど。

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探検隊の栄光@ぴあ映画生活
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探検隊の栄光@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
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探検隊の栄光@徒然なるままに

PS これ、『ギャラクシー街道』と同じ日に見たから尚更おもろく感じたなあ。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(9)

2015年11月23日

『ギャラクシー街道』を新宿ピカデリー6で観て、三谷さん次頑張ってねふじき★★

五つ星評価で【★★困ったね】
積極的につまらないと言うよりは、
いつまで経っても面白くならないなあと思ってたら終わっていたという感じ。

チラシの裏側に各登場人物の紹介があって、そこに「スペース国土交通省の役人」「スペース客引き」「スペースコールガール」とか書いてある。要はこのセンスで笑わなければいけないのだけど、これそれだけで成立するのが難しい。これを成立させるためには「何でもスペース付ければええもんちやうで」みたいなツッコミがいるのだ。

映画の中の話も他愛もないどうでもいい話が続くが、大きく笑えない。
やっぱりこれはボケはあってもツッコミがないからではないだろうか。
題材的にボケるのは簡単なのだ。宇宙人って何でもありに出来るから。
ただそれを現世代の人類が笑えるようにするには現世代の解釈をする人間が必要だ。
そういうの出して下品な笑いにすればよかったのに。いいじゃん笑いなんて下品で。
あ、あとTVの『奥様は魔女』みたいなテイストだから、
舞台みたいな感じで笑い声を足せば面白かったかもしれない。
失敗すると大火傷だけど。

でも、綾瀬はるかは可愛かった。
三谷が言ってたようにハンバーガーを食べるシーンの可愛さは絶品
(そう思って見たからかもしれないけど)。

その逆目を担う優香の獣のような汚い食べ方も支持する。

大竹しのぶの演技が上手すぎて大竹しのぶがトラブルの中心にいると
同情してしまって笑えない。

西田敏行のデジタル変換したような声が聞き取りづらい。

後は役者もどうでもいいかな。


【銭】
新宿ピカデリーの前回有料入場割引を使って1300円。

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ギャラクシー街道@映画的・絵画的・音楽的
ギャラクシー街道@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ギャラクシー街道@お楽しみはココからだ
ギャラクシー街道@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS クマネズミさんの所のコメントに陰謀論を書こう。
PS2 記事タイトルと「銭」欄修正。そうだった。そうだった。
 トーホーシネマズじゃなくってピカデリーで見たんだ。
 幾つか行ってるTB先にはトーホーシネマズで観たってなってるんだろうなあ。
 まあ、それで誰が困る訳でもなし。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(4)トラバ(8)

2015年11月22日

『グラスホッパー』をトーホーシネマズ日本橋4で観て、基本これは好きだけどもうちっと深いと嬉しいなふじき★★★

五つ星評価で【★★★殺し屋が好きなので】

原作未読。

大体、子供の頃からフィクションの世界では殺し屋が一番好きな職業だった。
魚屋や八百屋と一緒にされたら殺し屋もたまらんかもしれないが、
生きる者の命を奪うのは、それが奪われてはならない物だからこそ、
もっとも難しくもっともプロッフェショナルな技量が要求される職業だろう。

だから、こういう殺し屋がいっぱい出てくる映画は楽しくてたまらない。
殺し屋と殺し屋がぶつかり合ったりしたら最高だ。技量と技量の頂点争いだから。
ただ、もうちょっとウジャウジャ出てくるかと思ったらそうでもなかった。
しょうかない。
同じ長屋に殺し屋が3人も4人もいるのは必殺シリーズくらいなもんだ。

主人公の生田斗真は殺し屋ではない。狂言回しの元教師。
ヘタレだけど正しいという性格を全うしてて生田斗真は安心して役を任せられる。

浅野忠信の自殺屋は相手に「自殺したくなる心」を植え付ける。
浅野忠信は普通の人間が追い付かない所にいる役が似合う。
この浅野忠信の周囲に渦巻く今まで殺してきた者達の怨霊の妄想がなかなか秀逸。
特に最初に殺した父親役が宇崎竜童で、浅野忠信と血の繋がりがありそうに見えるとてもいいキャスティング。宇崎竜童って役者としてしか見かけなくなってしまったなあ。
妄想と始終向きあって暮らしている浅野忠信に精神的な余裕はないと思うので、珈琲を自分ルールで拘るのは許容しても、皮のジャケットの着こなしはかっこ良すぎて、ファッションに時間を割く暇があるのには違和感を感じた。基本的に「こだわり」に没頭できるのは「余裕」があるからなのだと思うので、もっとどうでもいいボソっとした服の方が良かったと思う。

若い殺し屋の山田涼介もバラエティで見かける「山田」を思い出させもしない
キレのあるいい演技だった。

雑踏で被害者を押し轢死させる吉岡秀隆の押し屋というキャラがリアルいそう。
吉岡秀隆の抜群な地味さが光る。実生活でも内田有紀を養いながら闇の世界の押し屋とかやってても違和感なさそう(ばれたから離婚したのか)。

吠えまくる菜々緒が楽しい。
菜々緒にオファーされる役は大概、菜々緒が一番うまく演じられる役だと思う。
基本メンタリティーとかなく、いつも長い手足を振り回してひどい事をしまくる菜々緒が私も含めてみんな大好きなのだろうと思う。こういう異質な人がいると映画は光る。

ビックリポンの波瑠ちゃんももちろんOK。人は殺さないが笑顔で観客を殺す。

麻生さんの生活力のありそうな感じが凄い。
今回は後ろに引いてるっぽい。普通にそういう調整が出来るだろう、あの人は。

佐津川愛美いつも通り、暑っ苦しい。
彼女の名前からチラシに載ってない。
あの大きさのキャラだったら写真は未使用でもいいけど名前は載せるべきだ。


【銭】
トーホーシネマのメンバー優待週間に見に行ったので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
グラスホッパー@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
グラスホッパー@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
グラスホッパー@Akira's VOICE
グラスホッパー@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 渋谷の交差点の雑踏から始まるが、
 あの渋谷は千葉の駐車場に作った巨大なセットなのだ。
 美術スタッフの頑張りに拍手を送りたい。どこからどう見てもあれは渋谷だ。
PS2 原作からだろうけど、名前でカテゴライズできるのね。
 蝉と鯨の殺し屋は動物。菜々緒の比与子はヒヨコで殺し屋予備軍。
 岩西は蝉とセットで「岩に染みいる」の言葉遊び、小さいながらも蝉の居場所。
 寺原は場所その物。大きなテリトリーを表わす。
 彼等以外は大体植物。押し屋はアサガオ、その妻はスミレ、
 岩西の使う情報屋は桃、鈴木の婚約者はユリ。
 鈴木は勿論「鈴木」だから「木」なのだけど、「鈴の木」という物は現存せず、
 神事に使う神聖な木という意味らしい。
 なので、物語の上で、彼が悪所であるテリトリーや、そこに咲く花や木々、
 そこを踏み荒らす獣などに染まらずに普通の人間に戻れたのはとても
 意味深い事なのかもしれない。鈴木の婚約者である百合子のユリは
 「歩く姿は百合の花」で美人の象徴。やはり生きて歩かないと。
 このユリの開花時期は6月〜8月。
 トノサマバッタの成虫になる時期が6月と9月。
 時期だけ見るとユリは大群生したバッタに食い荒される餌になる(考えすぎ)。
PS3 手元に3種類のチラシがある。
 1枚目は渋谷交差点のビジュアル化(A)
 2枚目は主役3人のアップの連結(B)
 3枚目は主要登場人物11人のコラージュ(C)
 ABCの順番で映画館に並んでいる筈。
 ABには「120万部突破」、Cには「140万部突破」のコピーがある。
 映画化によって20万部売れたという事だろう(勿論途中経過ではある)。
 文庫本1冊637円。×20万で1億2740万円。原作者の印税1274万円。
 ローマ風呂の映画で原作者に映画化権料が供出されない事が話題になったが、
 メディアミックスってやっぱりおいしい商売だと思う。

fjk78dead at 18:15|個別記事コメ(6)トラバ(17)

2015年11月21日

『女の子よ死体と踊れ』をシネマート新宿1で観て、いやそんなにふじき★★

五つ星評価で【★★音のいいシネマートで音に耽溺する。でも音だけ】

『クソすばらしいこの世界』の朝倉加葉子監督だから期待していた。
物語は自己ルールが多く、主要6人のキャラは「不思議ちゃん集団」であり、
それぞれのキャラクターの分化が一見さんにアピールするほど強く為されていない。
監督の前作がリアルにファンタジーを強引にぶち込む話だったので、今回の最初からリアルを放棄した乗りには私個人はちょっと付いて行きづらかった。

って事で作品は今一つ乗れなかったけど、
相変わらずシネマート新宿1の音響はちょうど気持ちのいい音量で攻めてくる。
そいと、久々に見た「ホラー秘宝」の動画ロゴが気持ちよかった。


【銭】
月曜メンズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
女の子よ死体と踊れ@ぴあ映画生活


fjk78dead at 00:40|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年11月19日

『五つ星ツーリスト THE MOVIE』を角川シネマ新宿2で観て、どうでもいいコンテンツだけど高月彩良ちゃんが可愛いからOKふじき★★

五つ星評価で【★★時間が55分って元々のテレビドラマとさほど変わらんのとちゃう?】

渡辺直美主演のムチャクチャ、ビデオムービーテイストな一本。
凄くありがちな話で、何一つ驚きがなかったのは期待してないからいいのだけど、
みんな何を求めてこの映画に足を運んでるんだろう。
私は高月彩良ちゃん目当てだけどね。かーいくて好き。
ドラマや映画がどうというより、基本、そういうお客が多そうだ。
タレントいっぱい出てるし。
高月彩良ちゃん和服かあ。美脚が見れなかったのは残念だけど、
Sキャラは面白かった(Sキャラでもギスギスしないのがいい)。

主役を張る渡辺直美は演技力が低いけれど、
別に彼女の演技力を確認したくて映画館に足を運ぶ訳ではないから一応OK。

あっ、小島藤子ちゃんも出てる。
この薄い話の薄い設定の映画で、凄く達者な演技をする。
少なくとも渡辺直美とは段違いだ。
別に大半の観客はこの映画に演技力を求めてないだろうから
スルーされちゃうだろうけど、感情の籠った演技をしてるの
彼女くらいじゃないだろうか?

ああもう、寺島進って何でも出よるなあというのを実感。
物凄い演技力を秘めてる人だけど、ここではリラックスしたダラケ演技。
それでよし。

チョイ役でほっしゃんが出てる。ほつしゃんは割と役者向き。


【銭】
テアトルの会員割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
五つ星ツーリスト THE MOVIE 〜究極の京都旅、ご案内します!!〜@ぴあ映画生活

PS 新撰組を題材にしたBLマンガ『恋する蛤御門』
 ちょっと読みたいかも。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年11月17日

『起終点駅 ターミナル』をトーホーシネマズ日本橋9で観て、女優がいいとしか思わんわあふじき★★

五つ星評価で【★★ぐっと来ない】

もういい年だから、こういう主人公が侘び寂び集めましたみたいな映画で
「はあああああ」とか声出して脱力してもいい筈なんだけど、
主演の佐藤浩市が肉体は白髪も増えて枯れ出しているのに
顔の作りが「何かあったら不撓不屈で頑張る」作りなので、
「佐藤浩市が老人のコスプレ」してるみたいで、
どこかその存在を嘘くさく感じてしまった。
佐藤浩市は佐藤浩市と言うだけで、弱そうに見えないのだが、
この役は贖罪の為に弱すぎて消えてなくなりそうなぐらいの人に合う役なんじゃないだろうか? 原作未読なので元々の主人公のニュアンスがどうであるかとかは分からないが、私には佐藤浩市の不器用で無骨な強さがあまり「そこに逃げ込んだ人」に見えないような気がした。

本田翼は身体に似あわず顔だけエロイ顔しよるなあ。
潤んだ瞳で発熱した少女とかが、何かたまらんのは私自身が病んでるからだろう。
しかし、いきなり高熱でフラフラしてるってのは展開にムリがある。
というか、よくありすぎる陳腐な展開で、コメディーすれすれだ。その展開の強引さが強すぎて中村獅童が割り込んで来てサスペンスに路線替えするかと勘繰ってしまった。
私はこの役を佐藤浩市の代用子供(息子の代わりとなる娘)として捉えたので、その佇まいは本田翼自身であれば良くて、演技力とかそんなにいらないと思っていたのだが、本来は佐藤浩市と本田翼との間に淡い恋心が生じる役らしい。それはミスキャストでしょう。どう見ても「淫行」っぽいもん。


【銭】
トーホーシネマズデーなので1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
起終点駅 ターミナル@ぴあ映画生活
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起終点駅 ターミナル@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
起終点駅 ターミナル@MOVIE BOYS

PS 本田翼が子供なんで尾野真千子が大人だったな。
 「いい意味で化粧が濃い」なんて思わんよ、普通。

fjk78dead at 03:47|個別記事コメ(2)トラバ(6)

2015年11月15日

『劇場版MOZU』をトーホーシネマズ日本橋8で観て一見でわからんぞゲラゲラふじき★★

五つ星評価で【★★一見さんは分からんと思って見に行く事】

TBSとWOWWOWで放映していたドラマの劇場版。
一見さん完全無視の姿勢が個人的にはキツいのだけど、出来はいいらしい。
いや、一見さんなんで全く筋が分からんかった。
『魔法少女まどかマギカ』みたいな丁寧な商売は流行らんだろうけど、
もうちょっと丁寧な一見さん誘導はできんもんなんかな。
WOWWOW契約して見ろやって事なんだろうけど。
そんなんせんだろ普通。

予告とか絵の作りが物凄く上手くて、
叫ぶ登場人物たちに乗せられて「一見さんにはキツい」という事前情報を
あえて無視して見に行ったが、そーね、何で叫んでるかもよく分からなかった。

最初に起こるビル占拠と大使館爆発。
これである少女の誘拐が目的らしいのだが、
最後までこの少女が何の役に立つかが分からなかった。
日本犯罪史の闇と言われる「ダルマ」さん、
夢の絵がタケシより坊主にした香川照之に似てないか?
この「ダルマ」も凄いテロを画策してるらしい事は分かったが、
お目覚めになればとか言われて、眠ってるのか、少女との関係は何とか、
本当に分からない。ラスボスが眠ってて、起こす為のオメザが必要って
戦隊シリーズによくあるけどいいんか、その展開で?

西島秀俊はかっこいい。
最初、設定も何も説明してくれないから刑事だとは思わんかった。
まあ、かっこいいからいいだろう。

池松壮亮はWOWWOW見てないと分からない謎の存在らしく、
映画新キャラの松坂桃李君と拮抗してる。
松坂君はアクションの中での見栄の切り方が上手くていい。流石戦隊出身。

長谷川博已は第三勢力らしい面白キャラ。
こいつの「倉木」が「く〜、LUCKY」にしか聞こえない。
随分、躁状態のキャラだなと誤解した(多少、躁状態ではある)。

小日向文世が出てきた途端に退場。
きっと凄いキレ者キャラなのだろうけど全くその片鱗も見えず。
通行人並の扱い(一見さん的には)。

伊勢谷友介も新キャラらしい。
こういう綺麗にえげつない感じの役者ってそんなにいないから適役でしょう。
でも、オーバーアクションがステキだけど、
この映画の中だけの話であまり頭が良さそうには見えない。

真木よう子は淡泊な役だなあと思って見ていて、
最後のレストランのシーンで胸が巨乳にしか見えない服を着てきて
一気にこの映画で一番語るべき存在になった。

そんな感じ。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーズサービス週間を使って1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
劇場版 MOZU@ぴあ映画生活
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劇場版 MOZU@MOVIE BOYS
劇場版 MOZU@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
劇場版 MOZU@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 一見さんとか関係なく、
 単に頭が悪いから理解できなかったとしたらごめんなさい。
PS2 危機の回避方法が外部から突然やってくるってのが
 二か所あると流石に雑だなと思う。
PS3 エンドロールの映画前提映像見たら本気で面白そう。
 でね、特報チラシにこんな一文が載ってる。
 
 おさらいMOZU これを知っていれば劇場版だけでもOK!
  妻と娘の死の真相を追う公安警察官・倉木(西島秀俊)は、
  要人連続殺人事件の秘密を暴いた。
  しかしそれは、国家が抱える「巨大な闇」の、
  氷山の一角にすぎなかった…。

 うおおおおおおおおおおう、全然OKじゃねええええええええ!


fjk78dead at 22:39|個別記事コメ(2)トラバ(15)

2015年11月09日

『機動戦士ガンダム ジ・オリジン供戮鬟函璽曄璽轡優泪再本橋7で観て、ああアルテイシアアルテイシアふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★何かもう面白くてたまらなくなってきた】  

アルテイシアことセイラ・マスの幼い頃が相変わらず犯罪的に可愛い。ハアハア
なんか弱弱しくってそそる。これがあの冷たい学級委員体質になるとは!
ハモンさんエロいボディー見せつけ服。
にしても、この人、凄く政治に深く関わってしまってたのだね。
ミライさんが実にとてもいい感じで芋姉ちゃんで可愛し。

そしてドズルと黒い三連星とランバ・ラル。
何かこの辺の土木工事っぽい面構えが物語を面白くするのだな。

それにしても暗殺に鎧を着こむってのは変じゃない?

ハロが既製品である事を知る。ちょっと衝撃。


【銭】
特別価格1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 哀しみのアルテイシア@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 哀しみのアルテイシア@徒然なるままに
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 哀しみのアルテイシア@だらだら無気力ブログ
▼関連記事。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 青い瞳のキャスバル@死屍累々映画日記

PS 悩ましのアルテイシアはまだ?

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(9)

2015年11月08日

『WE ARE Perfume』をトーホーシネマズ新宿4で観て、仕掛けはないが素材が良すぎるふじき★★★

五つ星評価で【★★★あーちゃん、のっち、かしゆかという奇跡】

特別料金2000円の映画。
なんで、なんで、2000円なんよーとツイッターで囁いたりもするのだけど、心では何となく「Perfumeなんなら2000円でも仕方なくね」とかもう全然分かってる気がする。そういう「格」があるのだ、Perfumeには。それは「格」でもあるし「信頼」でもある。あのPerfumeが通常料金より余計にお金を取ると言ってるのだから、そこにはそれ相応の理由があるのだろう。あまり、観客と彼女たちの間に悪い大人が多数いてお金を巻き上げてるイメージが湧きづらい。そういう存在なのだ。彼女たちの周りに本当のところ悪人がいるかいないかなんて分からない。でも、いてほしくないと信じるだけの魅力といい人オーラと性善説パワーが彼女たちにはある。昔、乙葉ちゃんに対して感じたのと似ている感覚だ。

「乙葉ちゃんがどんなビッチだって構わない。乙葉ちゃんが乙葉ちゃんであるという夢を俺に見させてくれるなら、実態がどうであれ、それで本望だ」みたいな。まあ、対象に完全降伏して土下座する喜びというか、それって宗教っぽいな。

な背景があるから、2000円その物が高いとは思わない。
でも2000円取るには映画として雑だと思う。

体裁としてドキュメンタリーで、武器は「密着映像」。
極めて撮影者の発言権を抑えた映像。編集意図が見え辛い。
監督は節目になるライブツアーに対する彼女たち、そして観客の反応などから
Perfumeのその時点を描く事に注力したらしい。
監督は既にPerfumeのドキュメンタリーを何本か撮っているらしい。
なので、これはPerfumeを知る人に対する映画になってると思う。
Perfumeにあまり強く接して来なかった者に届きづらいやり方だ。
それをやるのに不特定多数から観覧料を徴収する映画という媒体で
シリーズの一篇ではなく、一発勝負としてやるのか?
多分、そういう一見さんに対する優しさのなさが私は嫌いなのだ。
もっと彼女たちの凄さを「ライブ」の映像以外で描けなかったのか?
多分、それを全く正反対にやってのけたのが
バラエティ「アメトーク」の「Perfume大好き芸人」回だった。
勿論、「じゃあ、それを映画館で掛けろよ」というのは暴論で
それも間違いだけど。

それでも、このライブ・ドキュメントを見ると「凄い」と思う。
でも、それは映画が凄いのではなく、その時の彼女たちが凄かったのだろう。
ああ、なんか極度に作った人を信用してない気がする、自分。

ドキュメンタリー演出として特に気になった点を二点。
・ライブとライブを繋ぐ移動がBGMが一緒で
 全て同質みたいに演出されてるのは「止せよお」と思った。
 それぞれの場所で、それぞれの思いがある事を彼女たちが語ってるのを壊してる。
・ナレーターはハリセンボンの近藤春菜。
 Perfumeと仲が良い、、、、、けど技術的に下手だ。そこはプロを使おうよ。
 起用しちゃった後に「しまった」という状態かもしれないけど、
 仲がいいなら謝って妥協しない物を作る方向で行ってほしかった(浸れんやん)。

という事でPerfume好きだ。映画としてのダメ出しはするけど
それで素材や音楽やダンスの良さが失われる訳ではない。
素材の彼女たちに対して「グッジョブ」と言いたい。


【銭】
額面2000円のムビチケ前売券を1800円でチケット屋でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT@ぴあ映画生活

fjk78dead at 22:23|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年11月07日

『NAGISA』をシネマヴェーラ渋谷で観て、けっこう内容満載の映画やねふじき★★

五つ星評価で【★★テンポが今一つ】
特集上映「小沼勝 わが映画人生」の1プログラム。
2000年の映画という事で15年前の作品。
確か吉祥寺のバウスシアターでかかっていたのを見逃したのだと思う。
あのロマンポルノでSMをいっぱい撮ってる小沼勝が子供映画をどう撮るか
という興味で観に行きたかったのだが、
いや本当、見逃した一本の映画に映画館で再び出あう事の難しさと言ったらない。

原作が村上もとかのマンガ(未読)。
そう言われると凄く村上もとか臭が漂ってくる。
マンガの絵柄がそのまま映画になってるような気が凄くする
(もちろん未読なので絵柄その物を知らない訳なのだが、匂いがするっぽい)

主人公のなぎさは小6。
松田まどかはロリで、タッパがあるけど、胸がペッタンコ。
色気がないのが村上もとかっぽい。
小6ライフをそこそこ満喫してる「なぎさ」の一夏の新しい出会いと別れを描く。
対人関係的には大きく三つに分けられる。
 ‥豕に行ってる成り上がりお嬢様とのヒエラルキー争いみたいな友情関係。
◆‥豕から来た虚弱少年に水泳を教える師弟関係。
 不良の姉御のBFへの初恋の憧れ。

けっこう色々な話が詰まっていて、なぎさ毎日忙しいなと見てて思った。
夏の間だけ背伸びしたなぎさは夏の終りとともに背伸びを止めて
普通の実年齢に戻っていく。急がなくてもその時は後から来るよ、みたいな映画。

そんなに悪くないけど、よくもない。
話が満載で当時の風俗見てるだけでも退屈はしないのだが、
「そこカット割らずに延々と撮るのか」みたいなカットが多かったりでテンポが悪かったりもするのだ。

発情期を迎えて、なぎさ家に寄り付かなくなった猫の話が回収されてない。
あの辺、それなりに少女なぎさの初めての発情期を表わしていて大事だと思うんだけど、適当やなあ。終盤、何匹かの猫の遠景が入ったけど、あれが猫が帰ってきた事を表わしてたんだろうか? 分からん。

15年前と基本、変わらない根岸季衣、柄本明、石丸謙二郎


【銭】
シネマヴェーラの会員割引+夜間一本割引で800円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
NAGISA/なぎさ@ぴあ映画生活

fjk78dead at 01:35|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年11月05日

『岸辺の旅』をHTC渋谷2で観て、蒼井優以外は俺ダメふじき★★

五つ星評価で【★★苦手な方の黒沢清の映画】

・プログラム・ピクチャーじゃない、静か系側の黒沢清の映画は苦手。
 黒沢清は映画内で必死に世界を規定しようとするけど、
 黒沢清が規定した世界はどこか息苦しくて好きになれない。
・岸部シローは出ていなかった。
・岸部一徳も出ていなかった。
・深津絵里と浅野忠信が旅をするのなら、 パラサイトの二人が
 行く先々でお世話になった人達を食べてしまう映画がよかったなあ。
・映画のいちばんの見どころは蒼井優。
 一縷の望みを抱く人を地獄に突き落としながら、
 嫣然と微笑む蒼井優のあの微笑が凄かった。
・結局、自分はベタベタのハッピーエンドが好きなのかもしれない。
 「世界はこういう風だから、こうなるしかないのです」というのは
 ハッピーエンドではないよなあ。それを役の本人たちが納得してたとしても。

【銭】
テアトルの会員割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
岸辺の旅@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
岸辺の旅@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
岸辺の旅@映画的・絵画的・音楽的

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2015年11月03日

『忍者狩り』をHTC渋谷2で観て、無謀で徒労で凄いけど疲れる映画★★★

五つ星評価で【★★★凄い映画だけど、その凄さを観客に無理強いするのはちょっと困る気がする】

シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2015内の1プログラム。
102分というそこそこコンパクトな映画の中で、とても凄い事をやっているのだが、その凄い事の結果、ドラマはつまらなくなってしまうという矛盾を孕んでて、とても残念。

それはアクション映画のアクション演技を少しずつ変えて『羅生門』を撮る事。何回も繰り返される同じシチュエーションのちょっとだけ違うアクション。うわあ、凄いんだけど、流石に三回目とか四回目は飽きるわあ。アクション自体もかなり高度なんだけど、解釈は違っても結論落ち着く所は一緒なので、香辛料だけ変えて満腹でもずっと肉を食わされる拷問みたい。にもかかわらず、その心意気は買いたい……うーん、その実験が今回の映画にピッタリ嵌らなかったんなら普通の映画にすれば良かったんじゃないの?

可愛い黒川芽以ちゃんの衣装が無駄にレザーでエロくてOKです。


【銭】
テアトルの会員割引で1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
忍者狩り@ぴあ映画生活

PS 千葉誠治監督の忍者映画らしく、
 ロケ地はいつもの洞窟とお堂だけです。徹底してます。

fjk78dead at 08:54|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年11月02日

『サイボーグ009vsデビルマン』を新宿バルト9−6で、『サイボーグ009』を神保町シアターで観て、どちらもまあまあふじき★★★,★★★

◆『サイボーグ009vsデビルマン』
五つ星評価で【★★★合作物としては善戦したが美味しい所はデビルマンに取られた。思ったよりは悪くはないが、まあ、これなら許してあげましょうというくらい】

サイボーグ009関係のもっとも新しい映画。
と言っても30分×3のOVAのイベント上映という体裁である。

当初「こらあかんのんちゃうの」という評判が立ったのは、
宣材の絵の特徴が強すぎて009かっこ良くないし、
デビルマンはどこか『ヤッターマン』のボヤッキーに似てたからだ。

劇場で見たら絵は及第点。そんなにボロボロではない。
比較の上では009サイドのキャラが精彩を欠いている。
サイボーグ戦士の衣装デザインがピチTみたいな仕様でかっこ良くないし、
戦士個々のキャラも特徴は掴んでるが、中途半端なリアルさに縛られてか、どこかかっこよくない。ピュンマなんかリアル黒人に近づいた上に、いい声すぎる声優を起用したせいでBLっぽいキャラになっている。悪役のサイボーグも定番の石森キャラを踏襲しようとしたのか、どこか作品世界に馴染み損なっている。登場人物の数が多い分、個性も出し損ねている。

相対的にデビルマン側は順調。
これは情念の強さがキャラに出るという特徴に負う所が多い。
そしてキャラとしては平手ミキが本当イキイキしててちょっとバカで可愛らしい。

デビルマンは『超人ハルク』みたいに限界を超えた底のない属性だが、サイボーグの「機械」+「人間」という特徴は「機械」の限界が見えた今、枷にこそなれ、魅力には成りづらいかもしれない。

PS 最初にデビルマンとサイボーグ009が戦うシーンで、
 倒れている009に駆け寄る003に、
 「立て、立つんだジョー」って叫んでほしかった。


◆『サイボーグ009』
五つ星評価で【★★★いい意味での大雑把さが癒しになる】
特集「作曲家・小杉太一郎の仕事」から1プログラム。

サイボーグ009関係のもっとも古い映画。
今回、初めて知ったが、カラーのこの映画の方が、
モノクロのTVシリーズより古いらしい。

キャラは目がクリクリして、石森章太郎と『白蛇伝』のハイブリットみたいだ。009の決め構図が歌舞伎の見栄のようにバチバチ嵌る感じがとても気持ちいい。各サイボーグ戦士はリアルな等身ではなく、それぞれ初期の原作マンガみたいに、かなりパースが乱れたような雑なデザインなのだが、その雑な感じが豪快かつ大雑把な絵を頻発させて、いい味になっている。

話はサイボーグ戦士の誕生・ブラックゴースト団からの逃避を描く前半と、地方紛争を裏て操るブラックゴースト団に戦いを挑み決着を付ける後半とで二分されている。この前半と後半が繋がっていない感じが話としてバランスが悪い。「起承転結」の後に、すぐさま「承」が来て、「待て」の命令をかけられてる様な感じ。

009の声が太田博之。そう言えばこの映画の009の顔立ちが太田博之に似てる気がする。声は問題なし。
003の声はジュディ・オング。二人とも必殺シリーズのレギュラーを演じたのは妙なご縁という感じ(もっとも二人の必殺での共演はないが)。

002,009とも加速装置に触れない(設定にない)というのには驚いた。

話も絵も、最新のアニメと比べると笑っちゃうくらい雑なのだが、「雑」という事は反面デフォルトに耐え得ているという事でもある。凄く「雑」な絵を見ながらちょっとワクワクしている自分がいた。前半はかなり好き。後半はそこそこです。

小杉太一郎の曲はやはり土俗的で土っぽい。TVシリーズと同じ主題歌は名曲中の名曲である。


【銭】
バルト9正規入場料金1800円。イベント上映だから、もちっと安くしてくれてもいいのになあ。
神保町シアター正規入場料金1200円×5のポイントがたまったので無料鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
サイボーグ009 VS デビルマン@ぴあ映画生活
サイボーグ009@ぴあ映画生活
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サイボーグ009 VS デビルマン@徒然なるままに
サイボーグ009@徒然なるままに
▼関連記事。
009 RE:CYBORG@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(4)トラバ(6)

2015年11月01日

『真剣勝負』を神保町シアターで観て、ゲスイぞ武蔵ふじき★★★

特集「作曲家・小杉太一郎の仕事」から1プログラム。

五つ星評価で【★★★三國連太郎の魅力炸裂】
初見と思ったが多分、二回目。
内田吐夢の『宮本武蔵』五部作の後に作られた番外編。
二天一流中村錦之助の宮本武蔵に挑むのは鎖鎌の三國連太郎宍戸梅軒。
この梅軒が三國連太郎の怪演により、野性的に強い男に描かれてて良い。
こいつは窮地に陥れば人肉食うよみたいないつもの『ひかりごけ』感がある。
反して宮本武蔵・中村錦之助は何か高級官僚っぽくゲスい。
剣を「道」と言いながら、いざとなると勝つ為に卑怯も辞さない、
何か都合のいい道で、それを錦之助の甲高い声で捲し立てられると、
こいつと口で争ってもしょうがないという気にさせられる。
口調が丁寧な分、慇懃無礼な感じでいやらしいんだよね。
主人公宮本武蔵をそんな目で見てるのは私だけか。
どうも英語を喋る同じく甲高いブルース・リーの声にも通ずるゲスっぽさがある。

三國は風貌も立ち振舞いも野武士。
この野武士が策略を巡らしながら、
最後いいように武蔵にあしらわれてしまう際の感情の動揺ぶりが
あまりに激しくてリアリズムを通り越してマンガ的になってるのが異様。

最後のあの閉じ方もちょっとどう?と思う。人を食った演出である。

内田吐夢の遺作なのだそうだ。

小杉太一郎の曲は土俗的で土っぽい。
ちょっと伊福部昭っぽいと思ってたら、伊福部昭が師匠なのだそうだ。


【銭】
神保町シアター正規入場料金1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
真剣勝負@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:20|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年10月28日

『私たちのハァハァ』をHTC渋谷3で観て、その青春には乗れずふじき★★

五つ星評価で【★★★甘さを押し通すのがどうにも】

女子高生がバンド追っかけの為、家出して九州から東京へ。
ひと夏の青春と狂騒と現実と。

バカな彼女たちが嫌いだ。
抑制できず自分たちの欲望を満たすため騒いで甘えるメスガキを好きになれない。
それがどんなに「青春」なんだから許せ、と言われても、「『青春』を御旗に仰ぎさえすれば、アウシュビッツのガス室のスイッチ押す奴でも、あなた方は許すのか?」とレベル感の異なる疑問を呈したくもなってしまう、心の小さな私だ。でも、大小のレベルは違っても本質論は変わらないとも思う。

自分達が代償を払う事もなく、欲望のみ誇大化させて、それを享受できるのが当たり前だと思う。愛される事が当たり前と信じて、映画内でそれなりにいい目を見てしまう彼女たちに嫉妬しているのかもしれない。「そんなの趣味の違いだ」と言われる事を承知で、私は映画の主人公には大事な何かの為に自己を律してやせ我慢をしてほしいタイプなのだ。

だから、これはこういう生き物がいる、という普段お目にかかれない動物に目を向けるようなドキュメンタルチックな感覚で見るといいのかもしれない。彼女達みたいなのと多少なりとも分かりあえるきっかけの一端として。別に分かりあえなくても全くもって構わんのだけど。


【銭】
テアトル系の会員割引+曜日割引で1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
私たちのハァハァ@ぴあ映画生活

fjk78dead at 21:40|個別記事コメ(0)トラバ(1)