2014年に公開したもしくは観た洋画

2015年05月05日

『イーダ』をギンレイホールで観て、飯田橋だからいいだを見るのだふじき★★(ネタバレあり)

五つ星評価で【★★宗教感覚が違うって事だろうけど、日本人だからそんなんは親身になって考えられへん】

うつらうつらした。
修道女のアンナは彼女が実はイーダという名前でユダヤ人である事を知らされる。

これは宗教的な物語なのだろう。だから、宗教が生活に根差していない日本では何かピンと来ない。彼女の父母はユダヤ人狩りで殺された事が分かる。幼い彼女はその幼さゆえ(また割礼などのユダヤ人の外的特徴がなかったため)命を救われ、教会に身を預けられていたのだ。宗教対立がそうさせた訳ではないが、彼女から父母を奪った人間は当然、キリスト教徒だったろう。つまり、彼女は新しい神の信徒によって自己を剥奪され、新しい神の信徒に新たに迎え入れられたのだ。

イーダという名前を剥奪され、アンナという名前を新たに付けられる。
ウィキペディアによれば、「イーダ」は「労働」を語源とし、「アンナ」は「恩恵」を語源とする。旧教の神の僕として働く信徒を新教が恩恵により信徒として迎え入れる、というのは皮肉に満ちた解釈か。また「アンナ」という名前は「聖母マリア」の母の名前でもある。実は「聖母マリア」の処女懐胎同様、「アンナ」も処女懐胎したという説があったが、これはカトリック教会により後に正式に否定された。映画のアンナは戒律を犯し、音楽家と一夜を共にする事で、彼女の人生のバックボーンから逃げようとした。彼女は映画のラストシーンで修道院に戻るのだが、それは彼女が「聖母マリアの母のアンナ」同様、処女懐胎し、それが教会によって否定されるという未来を暗喩しているのかもしれない。いや、多分、それは言葉遊びをやりすぎた上での考えすぎだ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
イーダ@ぴあ映画生活

PS イーダの女優さん、ちょっとケビン・ベーコンに顔が似てる。

fjk78dead at 01:29|個別記事コメ(6)トラバ(5)

2015年04月29日

『超能力者』をシネマート六本木1で観て、時間を忘れる面白さじゃんふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★これ見ると日本版のクズ度が上がる】

邦画『MONSTERZ』の原作映画。

邦画については、周りの評価がとことん低かったので、
そこまでじゃないだろうという気持ちでいい所を掬って褒めた。
のだけど、ごめんなさい。
こんなにオリジナルが面白いとは思わなかった。
これ見た後だったら『MONSTERZ』は確かにクズだ。
ただ、けなしてる人がそんなに全員『超能力者』を見てはいないだろうから
やっぱり、そこまで貶さんでもいいだろという気持ちはまだある。

日本版の藤原竜也に位置するのがカン・ドンウォン。
うお、相変わらずナメクジっぽい。
背負う負のオーラがなみなみない感じがよく出てる。
演技としては藤原竜也も嫌いではない。
日本版独自の変な設定が付いてしまった事が藤原竜也の脚を引っ張っている。

日本版の山田孝之に位置するのがコ・ス。
ますだおかだの岡田を美形にした感じ、ってそれは褒め言葉じゃないな。
単に世渡りが下手だけど実直な兄ちゃんって単純な設定が良い。
極めて善人という設定は異能の普通人を基盤に据えた山田孝之の演技で
薄まってしまって、それは何とも勿体なかった。
日本という国に「善人」が合わないのかもしれない。

日本版同様、「なんで」という答は明らかにされないのだが、
「なんで」の解明はそんなに大きな問題ではない。
人は原因の分からない運命に晒されても、
結局、その運命に対峙し、行く道をどうするかを決めなくてはならない。
物語として描くのは、そのどうするかだけで充分だろう。

赤ちゃんを使った場面とか、
日本版の方が撮り方も、最後に赤ちゃんを取り上げられる際のやり取り追加も
きめ細かくなって、良くなってる。
カットカット見ると上手く良くなってる部分も多い。

にも関わらず、圧倒的に韓国版の方が面白いのは、
対比される二人の超能力者の明らかに異なるキャラ差の妙と、
短い時間でポンポン進むテンポの良さ(話が止まらないのが凄くいい)と、
善側の友達二人の分かりやすい協力ぶりと有能ぶりと無能ぶりだ。
日本版で追加された悪側の余計な設定とか本当いらない。
何となく面倒そうだから画面に義足を出したくなかっただけじゃないだろうか。

あと、韓国版と日本版、女優は石原さとみの方が全然グーであるとは言っておきたい。


【銭】
シネマート六本木サヨナラフェスティバルの一環で1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
超能力者@ぴあ映画生活
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超能力者@銀幕大帝
超能力者@いやいやえん
▼関連記事。
邦画リメイク『MONSTERZ』@死屍累々映画日記



fjk78dead at 15:05|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2015年04月28日

2014年洋画の言い訳

一本ずつ短評したくなったので。

01.「ポイントブランク
  『この愛のために撃て』のリメイクがこんな素晴らしいだなんて!
02.「新しき世界
  これが推されないなんて間違えてるというレベルの傑作。
  女子ウォッチャーとしては囲碁の先生と奥さんに目が釘付け。
03.「ライズ・オブ・シードラゴン
  まだまだ死なんぞツイ・ハーク的な御馳走満腹な感じの一本。
04.「猿の惑星・新世紀
  まるで哲学のような猿惑(💛)。
05.「なんちゃって家族
  すんげーくだらないんだけど、
  こーゆーくだらないのを褒めない訳にはいかない。
06.「オッド・トーマス
  ボロ泣きしたがもうこの映画をあまり覚えていない。
  自分的にいい映画とは抜けがいい映画なのだ。
07.「ファイ
  もうちょっとな部分もあるけど、大した娯楽映画だ。
08.「イントゥ・ザ・ストーム
  職人的傑作。
09.「テロ・ライブ
  巻き込まれてドキドキ。ええやんええやん。
  ラスト他にあるんじゃないのみたいには思う。
10.「LEGO・ザ・ムービー
  凄い脚本というのはこういう脚本の事を言うのだな。
  演出的には、メタ視点が取り入れられるまでは、
  けっこう冗長と思わなくもない(視覚的なメリハリが薄いせいか?)。

他の次点群
『RUSH』『スノーピアサー』『悪魔は誰だ』

▼関連記事。
ベスト10選出記事@死屍累々映画日記


fjk78dead at 00:42|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年04月27日

『天才スピヴェット』『ビッグ・アイズ』を目黒シネマで観て、子は鎹になる映画とならない映画だふじき★★★,★★★

◆『天才スピヴェット』
五つ星評価で【★★★スピヴェットのショタなところが可愛い】

スピヴェットの父ちゃんは荒野のカウボーイちっくな人物で、日本でいえば侍。
彼の二人の息子は兄スピヴェットは母に似ていて、弟レイトンは父に似ている。
幼い大五郎の前に刀と手毬を置き、生き方の選択を問う、
『子連れ狼』の父と母の選択を思い出した。
弟レイトンは刀を選択、兄スピヴェットは手毬を選択したと言える。
『子連れ狼』では、母を選択すると、天国にいる母の元に送られるのだが、
今作では兄が弟の死に関与する。カインとアベルかな。
実は彼の姉を見ると父と母のどちらも色濃く反映されていない事がわかる。
スピヴェットとレイトンの場合、二人いる事によって、
混ざって一つになるはずの個性が際立って分化したのかもしれない。
その半身をなくす悲劇。
スピヴェットは彼の亡くした半身を探す旅をしながら、
失っていない彼の気にかけられない半身を他者に探させる旅を経験する。
この展開が『くちびるに歌を』の兄を気に掛ける弟を思い起こさせたりもする。
スピヴェットくんのオドオド具合がショタしてて可愛い。
昔の神木隆之介くんがこの役やったら、やっぱり全米が泣くと思うな。

変人ぶりが滲み出るヘレナ・ボナム・カーターが出色。

最終的に、みんな変なキャラばかり集めたように見えながら、
その変なキャラがお互いを支えあう、とてもちゃんとした家族映画だった。


◆『ビッグ・アイズ』
五つ星評価で【★★★巨大な会津】

クズを演じるクリストフ・ヴァルツの輝きはどうだ?
腐りながら盛大に輝いている。

妻を演じるエイミー・アダムスのただただ耐える姿がイライラした。
被害者が、いい人であるが故に、
耐える必要のない部分まで耐えてしまうのにはゲンナリ。
かかあ殿下の群馬県だったらこんなこと起きないに違いない。
そして、ティム・バートンっぽくない一本。


【銭】
目黒シネマ二本立て正規料金1500円支払って入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
天才スピヴェット@ぴあ映画生活
ビッグ・アイズ@ぴあ映画生活
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天才スピヴェット@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記ビッグ・アイズ@映画的・絵画的・音楽的
ビッグ・アイズ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 目黒シネマええわあ。


fjk78dead at 00:38|個別記事コメ(10)トラバ(8)

2015年04月18日

『フランシス・ハ』をギンレイホールにリベンジをしに行って返り討ちに会う男ふじき★★

五つ星評価で【★★やはりフランシスに共感できない】

基本、このフランシスという主人公、近くにいたらまあ、そんな悪い奴じゃないし、じゃれ合うような関係性を作れるのかもしれないけれど、映画の主人公としては全く関心がない、興味が持てなかった。どちらかというと他人に合わさず(合わせられずか?)、自分の主張だけは声高じゃないけどする嫌いな系統の人だった(いきなり同意もなく始める喧嘩ゲームとか最低)。

外観とかが好みだったら好きになったりするのかもしれないという所が男子の弱い所なんだけど、そっち方面も特に来る物がなかった。

という事でリベンジに失敗して、評価も変わらずに終了です。大概はやっぱり第一印象が正しいんだなあ。たまに一回目ダメで観直して「なんて事だ。おもしれえじゃん。ごめんなさい」と思う事もあるのだけど。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼関連記事。
一回目@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2015年03月26日

『100歳の華麗なる冒険』を下高井戸シネマで観て、ホラっぷりに乗れないのは何でだろふじき★★

五つ星評価で【★★出だしは結構好きなのだけど】  

出だしから冷凍室の下りくらいまでが好き。
その後、次々と来る(そうも来ないか)追撃者を何となく撃退し、
象と仲間と片寄せ合いながら、実は凄い過去を持つ爺さんだった、
というのが映画のコアなのだけど、何となく乗れない理由をあげると……

・道連れになる三人目の男と象女が何かいけ好かない。
・追撃者がどうにも騒音がうるさい小市民であって、凄みや魅力を感じない。
 チンケな部分はあってもいいのだけど、
 引くくらいの恐怖も持ち合わせてないと、
 ヨイヨイの爺さんにやられるおかしさが出てこない。
 逆にその程度の人間が爺さんにやられるのを観客が談笑するように
 見てるって構図がブラックってメタな笑いなのか?
・過去パートはいろいろ大層な事に関わってきた、
 どえりゃー人物である事が明確になってきて、それはそれでいいのだけど、
 それが現在とリンクするような形にならんとつまらんのではないか?

もう、後半うつらうつらで「おま、そんなんお前が読み取れてないだけやろ」状態になってたらごめん。

・運でトントン拍子なのは良いと思う(過去の部分も現在も)
・「100歳」という呼び捨て名称は好き。


【銭】
チケット屋で下高井戸シネマの招待券を850円でGET。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
100歳の華麗なる冒険@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:29|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2015年03月15日

『ベイマックス』をUCT6で2D吹替で観直して、安定としか言いようがないふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★物語は超安定】

本当に面白い物語は何回見ても摩耗に耐える。
という訳で2回目だからして全然、大丈夫。
前回は2D字幕、今回は2D吹替えである。

今回、素人声優の声はプロとの差がしっかり付いててよくなかった。
キャスおばさん役の菅野美穂はまんま菅野美穂の声であって、
もともと管ちゃんは滑舌が良くないのを演技と相まって打ち消すような人なので、
映像がアニメになっちゃうと普通につらい。
贔屓目に見てるつもりだが、それでもよくないと思う。
普通に役者としては凄く買っているので、役者として精進してもらいたい。
タダシを演じた小泉純一郎もとい小泉孝太郎もちょっとたどたどしかった。

やっぱり餅は餅屋なので、
よっぽど物凄く時間を割けれる場合などを除いて、声はプロに充ててほしい。
(プロ以上の技量を有する稀有な役者さんもいるが、
 プロを使わないのは普通に冒険だと思う)

あと、やっぱり普段のお姉さんとしてはハニーレモンちゃんの方がいいなあ。
ゴーゴーのふくれっ面はちょっと好きじゃない。

前回観て、何だ何だ見覚えがあるけど何だと思ってた
エンドロールの怪獣のいたずら書き。
あー、しんちゃんのチョコビのパッケージ怪獣じゃん。
分かってスッキリした。


【銭】
ユナイテッドシネマ金曜メンバーズ割引で1000円。

▼関連記事。
一回目@死屍累々映画日記

fjk78dead at 21:36|個別記事コメ(2)トラバ(4)

『ぼくを探しに』『グレートデイズ!』をギンレイホールで観て、どこかもうちょっとだねふじき★★,★★

◆『ぼくを探しに』
五つ星評価で【★★知識は感情を凌駕しうるか?】

幼い頃のトラウマにより、発声が出来ないポール、彼は同じアパートのマダム・プルーストと出会い、記憶を甦らせるハーブティーを振る舞われる事により、過去と対峙していく。

妙に色々詰め込んだ物であるが、ラストシーンで主人公に一目で分かるような明確な変化が見えないのはマイナスポイント。殊更、幸せ感あふれるラストでないのは見識としてはリアルであるけど、もちっと娯楽映画寄りに「幸せ」の分量を前後で調節してもよかったんじゃないだろうか。

主人公は『サンダーバード』のブレインズくんが眼鏡を外した状態に似てる。
マダム・プルーストの外観が魔女……というより、間違えて背高になっちゃったドワーフ族みたいにも見える。

PS 朴を探すなら韓国に行け!


◆『グレートデイズ!』
五つ星評価で【★★主人公は鉄人として何をするのか?】

家族に向き合うのが苦手な無器用父ちゃんと、
車椅子のハッチャキ息子がペアを組んで鉄人レースに参加。
参加するのはいいし、参加までの障害を息子が自ら取り除いていくのはいい。
ただ、参加した後、トライアスロン競技の中、息子がただ運ばれるだけで
彼自身が努力してるように見えない。
つまり、主役の一人である息子が引き立ってないのだ。
そら、あかんやろ。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ぼくを探しに@ぴあ映画生活
グレート デイズ! −夢に挑んだ父と子−@ぴあ映画生活


fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(2)トラバ(1)

2015年03月13日

『リヴァイアサン』を早稲田松竹で観て、こんなのは単に映像素材なんだがふじき★★

忘れちゃいそうだから、軽くポコポコ映画の感想潰していっちゃうぞ祭。

五つ星評価で【★★映画になる前の映像素材である】  

基本、撮ってきた物を「生」と言い張って、映画にしてしまうドキュメンタリーは好みではない。そんな手法は演出家が自分の演出に自信がない事に対する言い訳にすぎないだろう、と真剣に思っている。
ただ、この映画の場合は切り出し方が上手い事と、切り出した映像を多少なりともエッジを聞かせるために露出加工や音響加工を施してる(ように見える)事から、「かっこいい生」になっているので、全ダメ出しをするほどでもない。

映画その物よりも、チラシやポスターにくっ付いてくるコピーが奮闘していて、その結果、観客が単なる映像素材を映画と思い込む構成になっているのだと思う。
コピーいわく

「それは映画か 怪物か?」
「自然と人間のかかわりの深淵へ 狂っているのは世界か、人類か」
「圧倒的な映像と音響の本流 もはや黙示録の体験である」
「人類がはじめて体感する海洋ドキュメンタリーの極北」

ただ漁船が北洋で雑音まきながら漁をする様子をここまで壮大なコピーで飾ったコピーライターの仕事はちょっと偉い。このコピーライターの仕事こそが『リヴァイアサン』という映画の本質だろう。観客にとっては本質が映画本体にあってもなくても、それが感受されさえすればいい。だから、商品としてはそんなに過不足ないと思う。なので、あまり目くじらは立てたくないのだけれど、それにしてもやっぱり単なる「かっこいい(=オシャレな)映像素材」だなあ、これ。


【銭】
早稲田松竹のラスト1本割引で800円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
リヴァイアサン@ぴあ映画生活

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年03月12日

『チェンナイ・エクスプレス』『クリッシュ』をキネカ大森2で観て、マサラマサラで大満足小満足ふじき★★★★,★★

忘れちゃいそうだから、軽くポコポコ映画の感想潰していっちゃうぞ祭。

◆『チェンナイ・エクスプレス』
五つ星評価で【★★★★初笑い大笑い】
シャー・ルク・カーンの昔っからあるベタベタな超ラブコメ。
鉄板すぎようが何だろうが面白くてたまらない。
立ち見になって床に座って見た。マサラ映画長くて尻が痛い。
シャー・ルク・カーンもそろそろ未熟な若者の役はきつくなってきた。
お姉ちゃん(ヒロイン)が、ちょっと中山エミリっぽい。


◆『クリッシュ』
五つ星評価で【★★何かあちこちに齟齬がある】
インド映画が総力を上げて『X−MEN』をパクった怪作。
『X−MEN』をパクりながら、ちゃんと歌も踊りもあるのがステキ。
主人公は宇宙人の血(もしくは影響)を受け継ぐスーハーマン的ヒーロー。
敵にその血から作られたミュータント部隊(この敵の能力がまんまX−MEN)。
たまに歌と踊りを挟みながら、双方は激しく戦うのだった。

荒い設定をゴリゴリ押して無理やり進むので、話に負担がかかりすぎててキツイ。
とはいうもののインド人俳優によるミスティーク、舌男、力男など中々よしよし。


【銭】
テアトル会員割引で1300円で鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
チェンナイ・エクスプレス〜愛と勇気のヒーロー参上〜@ぴあ映画生活
クリッシュ@ぴあ映画生活

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。

fjk78dead at 00:28|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年03月02日

『リスボンに誘われて』をギンレイホールで観て、ロランのポロリでチャラだふじき★★

五つ星評価で【★★二回観て二回寝てるからテンポが悪いんだと思う】

二回観て、違う場所でそれぞれ寝て8〜9割は観てると思うんだけど、まあ、退屈しちゃうのは基本、自分の人生とかけ離れた話だからかもしれない。自分は決してジェレミー・アイアンズではないし、自殺しようとした姉ちゃんを助けたりもしなそうだし、いきなり謎の切符でミステリー・トレインとばかり旅行もしないだろう。そんなん常識を知る大の大人が「運命」なんて言葉で誤魔化しちゃいかん。非常識、かつ、無責任だ。

偶然、手に入れた書籍と切符で作家の生地を訪れ、作家の関係者に話を聞いて回る。太宰とか宮沢賢治ファンとかがやりそうとか思うと、これもまたマイナスポイント。

という事で、立て込んだ話を通しながら、今回は特殊メイクとかを使わない生タイプのジェレミー・アイアンズが「そんな年で自分探しかよ」って、そんな映画です。

「何でも記憶する女」というちょっと異能な役のメラニー・ロランが相変わらずきっちり綺麗でおっぱいポロリまであるから、とりあえず話のどうこうはさておいて、ポロリは見る価値があると言っておきたい(一瞬やけど)。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
リスボンに誘われて@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
リスボンに誘われて@映画的・絵画的・音楽的


fjk78dead at 00:13|個別記事コメ(2)トラバ(3)

2015年02月18日

『ジゴロ・イン・ニューヨーク』をギンレイホールで観て、アレンぽいなふじき★★★

忘れちゃいそうだから、軽くポコポコ映画の感想潰していっちゃうぞ祭。

五つ星評価で【★★★ウディ・アレン監督作として発表しても誰も気づかないだろう】  
ジョン・タトゥーロの初監督作品(脚本もタトゥーロ)。どこからどう見てもウディ・アレンテイスト。酷な言い方をするなら、だったら二人目はいらないんじゃない。

思いもかけずジゴロが天職だったジョン・タトゥーロ(笑)。
日本でリメイクするなら、実はジゴロが天職だった嶋田久作くらいまでやらないと成立しなそうなんだけど、西島秀俊とかで撮っちゃうんだよな、きっと。

あまり大きな落ちを付けずにグダグダした感じで終わるのもアレンっぽい。

女優陣が多彩なのもアレンっぽい。


【銭】
ギンレイホールの会員証で入場。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 00:55|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2015年02月17日

『アバウト・タイム 愛おしい時間について』をシネマート六本木3(B1F小)で観て、まあまあふんふんふじき★★★

忘れちゃいそうだから、軽くポコポコ映画の感想潰していっちゃうぞ祭。

五つ星評価で【★★★気持ちいい春風みたいな。でもパンチは薄い】  

タイムトラベルものだけど、タイムトラベルの規則がとっても緩い事が公開当時ツイッターとかで話題になった。まあ、それはいいんだろう。誰もタイムトラベル基本概念がどうであるとか、こうであるとかという事を論理的に知りたい訳ではない。タイムトラベルはあくまで「もしも」ワールドに入る導入テクニックにすぎない。『インターステラー』の論理至上肯定派の方々にとっては、そうでないかもしれないが、こことあそこでは世界が違う。ここは「ゆるふわタイムボカン」ワールドなのである。

のんびり牧歌的だ。
やり直しをするのにトム・クルーズみたいに死ぬ事もない。
ちょっと分かりづらかったが、未来から過去にやり直しに戻ったら、そのまま過去に居付く訳ではなく、未来に戻って来るようだ。間がバッサリ抜け落ちちゃうので、多少、不安がある気がするが「誤差修正範囲」でしかやり直し未来は狂わないという事だろう。

主人公と恋人、妹の好感度が凄く高い。
主人公がヘタレなのがいい。ちょっとサバンナ高橋チック。
ヘタレなのに浮気とかしないのがいい。
そういう点でちゃんとしてるのは安心できる。


【銭】
月曜日、シネマートのメンズデー割引で1100円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


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2015年02月05日

『白夜のタンゴ』をユーロスペース2で観て、みんないい人だけどふじき★★

五つ星評価で【★★衝突がない】

アルゼンチンのタンゴミュージシャンがアルゼンチンより起源が古いらしいフィンランドのタンゴに「おいおい、タンゴゆうたらアルゼンチンのもんやろ」と難癖付けに旅立つのだが。

出落ちと言うか、出会ったら終わりみたいな映画。
出会ったら、ああこういうのもありなのね、とセッションを始めてしまう。
基本、そこて対立が起こらない事には、話としては面白くならない………
………面白くならないのだが、衝突は起こらずに、そのまま、なあなあで完。
リアルと言えばリアルで、変に仕込んでない事の証明みたいなもんなんだけど、
いかんいかん。ここで対立軸をムリムリ作るのは
バラエティー汚染脳の自分の方が間違えてる。

という訳で、正誤は別として、その穏やかなノリに乗り損ないました。
三度の飯よりタンゴが好きという人は見るといいと思います。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
白夜のタンゴ@ぴあ映画生活


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2015年02月03日

『みんなのアムステルダム国立美術館へ』をユーロスペース2で観て、前作との違いは何ぞやふじき★★

五つ星評価で【★★前作の方がまとまっている】

同じ監督の前作『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ(2010公開)』で描ききれなかった大騒ぎが描かれるとチラシに描いてあるのだが、さにあらず。基本、前作の続き部分から描いてる訳ではなく、同じ事を繰り返し描き完全版に近づけるという作り方を取っている。しかし、結局いつまでもいつまでも美術館の改装が出来なかったという理由は前作までで出尽くしてるようなのである。そうすると、前作との違いは何かというと、「すったもんだあったけど、美術館の改装終わったよ」だけなのだ。そして、美術館ができなかった原因に関する部分については前作の方が上手くまとめてあった。ええと、そんな商売あかんやろ。

1杯目のラーメンを売った後、
ナルト一枚加えて薄めたスープで2杯目のラーメンを売りました的商法。
あかんあかん、そんなんあかん。


【銭】
ユーロスペース会員割引で1200円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
みんなのアムステルダム国立美術館へ@ぴあ映画生活
▼関連記事
ようこそアムステルダム国立美術館への一回目@死屍累々映画日記
ようこそアムステルダム国立美術館への二回目@死屍累々映画日記

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2015年02月01日

『ショート・ターム』をシネマート六本木3(B1F小)で観たのに、シンメトリーを思う男ふじき★★★

五つ星評価で【★★★良質】

大変、良質なドラマである事は分かっている。
そして、その良質さに唾を吐くほど私は反社会的ではない。
普通にいい映画だったと認めよう。
みんな頑張ってんのね。しかも、若いうちから。
(若くないけど所長も頑張ってた)

でも、出だし、少年が走る事によって物語が回転しだす高揚感を
劇が終わる時、全く同じように、それでもまだ少年が走るという、
継続がほのめかす現実、そして、嘘のようにくっついてくる高揚感。
映画その物がシンメトリーになってる、大変いい構造に唸った。

いい映画だったとは思うけど、
こんな風に構造がシンメトリーだなんて思ってる時点で
没頭してないな、とすぐ自覚した。

ショート・タームに入る子供が全て日系美少女で、
先生が全てボインボインだったら没頭できただろうか?
(いや、そこじゃないだろ!)


【銭】
シネマートのポイント10回分で無料鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ショート・ターム@ぴあ映画生活

PS ネタ
 「遊撃手ばかり集めた施設………ショート・ターム」
 「ショートが違うやろ!」

fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(0)トラバ(2)

2015年01月29日

『ベイマックス』をトーホーシネマズ六本木7で観て、そら、これはええやろふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★安定】

観た人は分かってるだろう。
観てない人はまあ早く観に行ってください。
つまり、話題になってる宣伝。
間違ってはいないが、あれが全てではないというアレ。
あまり心配する必要はない。
例えば『ハチ公物語』を観に行ったら
『ハチ公物語・刑事編』がオマケに付いていたと思えば良い。
そう思えば、単にお得じゃん。

【戯言(ざれごと)】
・ベイマックス、天才アラーキーの自画像に似てる。
 もちろん、アラーキー、デブじゃないけど。
 というか、デブ専ホモみたいなデザインとは誰も言わない。
・ベイマックス、デザイン的にフンドシ締めてたらアウトだと思う。
・ベイマックス、岡本理研っぽい(おいおいおいおい)。
・「私はベイマックス。あなたの心と身体を守ります』
 「バチっ」
 「止せ。静電気がひどいじゃないか。近寄るなよ!」
・ハニーレモンちゃんは可愛いし、気立てが良さそうなんだけど、
 戦闘スタイル的には抜群にゴーゴーの方がいい。
 っつか、ハニーレモンちゃんの戦闘スタイルはもっと分かりやすく
 かっこよく出来る筈だ。
・ヒロとハニーレモンとゴーゴーの薄い本的なスピンオフが見たくてたまらない。
 大人だなあ、俺。


【銭】
映画フアン感謝デーで1100円。

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ベイマックス@ぴあ映画生活
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ベイマックス@映画のブログ
ベイマックス@映画的・絵画的・音楽的
ベイマックス@SGA屋物語紹介所
ベイマックス@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ベイマックス@MOVIE BOYS
▼関連記事。
二回目@死屍累々映画日記

PS バイマックスとか、ゲイマックスとか、ぱいマックスとか
 そんな事ばっか連想してしまう。
 「連想したい時には連想してもいいんですよ」
 と優しく言ってもらいたい。
PS2 続編はイホイボゼリー付きの敵キャラ「ヘイトマックス」が出てくる!


fjk78dead at 10:05|個別記事コメ(18)トラバ(13)

2015年01月26日

『トワイライトささらさや』をトーホーシネマズ日本橋2で観て、そらあガッキーは可愛いさふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★役者合戦はなかなか楽しい】

とっても単純な不文律として、ガッキーが出てる映画は観に行くんですよ。
何故って、ガッキーが可愛いから。しかし、もう子持ちの役か。
いやいやまだまだ全然大丈夫だ。

というガッキーの一本気な健気さを堪能する一本。
基本、ガッキーの役は環境が変わっても内面はいつも同じだね。

相対する夫役に大泉洋。
コミカルというよりも、ちょっと愚鈍な感じの幽霊夫役。
眉毛のぶっとい大泉洋って何て鬱陶しい顔立ちなんだろう。
実写化に失敗して半分林家三平と混ざったゴルゴ13みたいだ。

富司純子に大泉洋が憑依した演技うまいなあ。福島リラ宇宙人っぽいなあ。
演技については一度、大泉洋バージョンを撮影した後、
それに似せて演技してもらうって方法で撮られたらしい。
それにしても表現力が確かじゃないと似せようったってできないだろう。
福島リラも宇宙人に似せるために、まず宇宙人を撮影して(…自粛)。

ちょっといい話で、いいオチが付いて、ぐっすんと瞼を湿らせたのだが、
あの顔の大泉洋に泣かされるのは悔しいので、我慢して涙をこらえた。


【銭】
トーホーシネマズのメンバーズカードキャンペーン期間中で1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
トワイライト ささらさや@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
トワイライト ささらさや@映画のブログ
トワイライト ささらさや@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 未亡人が頑張って亡き夫の忘れ形見を育てる話って何か………
 あっ、『おおかみこどもの雨と雪』か。
 今回の大泉洋は狼って言うより狸のイメージなんだけど………
 あっ、『パコダテ人』か。
 とは言え、子供はコウノトリが親元に運んでるから、そんな間違いはない………
 あっ、小松政夫。運んだのはコウノトリじゃなくってシラケドリか!

fjk78dead at 00:33|個別記事コメ(6)トラバ(4)

2015年01月20日

日本インターネット映画大賞・外国映画2014年分の投票記事だ、ふじき

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『外国映画用投票テンプレート』

【作品賞】(3本以上10本まで)
  「ポイントブランク」5 点
  「新しき世界」5 点
  「ライズ・オブ・シードラゴン」5 点
  「猿の惑星・新世紀」3 点
  「なんちゃって家族」3 点
  「オッド・トーマス」 2 点
  「ファイ」2 点
  「イントゥ・ザ・ストーム」2 点
  「テロ・ライブ」2 点
  「LEGO・ザ・ムービー」1 点
【コメント】
 邦画と比べると団子状態。

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【監督賞】              作品名
   [マット・リーヴス   ] (「猿の惑星新世紀     」)
【コメント】
 監督を初めとするスタッフ全員が全力で猿の惑星が好きって話が好き。

【主演男優賞】
   [ドウェイン・ジョンソン] (「ヘラクレス       」)
【コメント】
  主役が全力で主役っぽい久々の映画という感じだったわあ。

【主演女優賞】
   [シム・ウンギョン   ] (「怪しい彼女       」)
【コメント】
 ロザムンド・パイクも凄いけどシム・ウンギョンだって凄い。

【助演男優賞】
   [トビー・ケベル    ] (「猿の惑星新世紀     」)
【コメント】
 コバ役。悪役がいいと映画は映える。

【助演女優賞】
   [スー・チー       ] (「西遊記はじまりのはじまり」)
【コメント】
 スー・チーともあろう女優があんなベタなバラエティーというかかくし芸大会の英語劇みたいな役………可愛いやん💛

【ニューフェイスブレイク賞】
   [ヴィウィアン・ジョリー=ピット] (「マレフィセント  」)
【コメント】
 アンジーの娘。思い浮かばなかったんだよお。

【音楽賞】
  「アンダー・ザ・スキン
【コメント】
 明らかに音楽の使い方で変な映画寄りになってるのが良い。

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【私が選ぶ○×賞】
   [[ひみつ           ] (「ひみつ        」)
  「ひみつ           」
【コメント】
 ひみつ

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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▼関連記事。
ベスト10作品コメント@死屍累々映画日記


fjk78dead at 10:50|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2015年01月18日

『ポイントブランク』をHTC渋谷3で観て、すんげ面白いのに誰も観てないんけふじき★★★★★

五つ星評価で【★★★★★『この愛のために撃て』のリメイク。正しい改変】
  
あの傑作『この愛のために撃て』のリメイクだなんて
韓国映画も思いきった事をやるわい、と思ってたら、
自分たちの物にすべく、直すところを直して、
更に面白い映画になってて大笑い。

主役は冴えないおっちゃんからイケメン韓国人に変更。
ここはちょっと気に食わないが、気に食わないのはここだけだから許そう。

いろいろ改変加わってるけど悉く成功してる。
罠にはめられて殺されそうになる男と弟の関係は濃密になり、
その弟が浚った医師の妻はセラピー療法を扱える精神科医になった。
地下鉄での追跡はカーチェイスに変わり、警察での山場には
とても気持ちがいいカットが追加された。

あの『この愛のために撃て』を改変改良しようがあるなんて。
映画にはまだまだ可能性が残されている。

あと、ラスボスを演じるユ・ジュンサンの気色悪さ、危ない度が出色です。
あんなんが同じ部屋の中にいたら泣いてしまうかもしれない。
岸田森を一日くらい水につけてふやかしたみたいな感じです。

それにしても面白かったアクション映画は抜けるのが早い。
補充の為、また、観たい。
いや、『この愛のために撃て』も観直したくなった。


【銭】
テアトルのメンバー曜日割引で金曜1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ポイントブランク〜標的にされた男〜@ぴあ映画生活

PS 配給屋さんとか宣伝屋さんには反省してもらいたい。
 こんな面白い映画埋もれさせちゃって。

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(4)トラバ(3)

2015年01月15日

『ゼロ・グラビティ』をギンレイホールで再見してメモ供養ふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★まあようできとるわ】

2回目。前回は3D。今回は2D。

半年前に観終わった後すぐに書いた謎のメモを解読していく作業を行う。

メモ内容(丸数字は記述の為、後から設置)
「.泥蕁´▲吋咼鵝Ε戞璽灰鵝´デンジャラス ぃ苅押´ソ仍困茲蝪咤釘悄

.泥蕁П宙空間からロケット内に入り込んだ後のサンドラの船内の頭頂部がちょっと禿ヅラぽかった筈なのだが今となってはちょっと謎。

▲汽鵐疋蕕辰謄吋咼鵝Ε戞璽灰鶸蕕澄

この後に公開されたサンドラの映画が『デンジャラス・バディ』。ジョージ・クルーニーじゃなくて、『デンジャラス・バディ』の女刑事と一緒に宇宙空間だつたら助からなかったろうな。いや、コメディー映画になるから助かるか。

ち瓦の不明。宇宙の回答だろうか? 背番号だろうか?

ッ狼綛濂嫉のサンドラの行動は出産を暗喩している論があったのだが、ボディーがHOTになって、息も絶え絶えの状態はSEXぽくもあるなと思った。

以上


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼参考記事
一回目@死屍累々映画日記

fjk78dead at 22:51|個別記事コメ(0)トラバ(3)

『祝宴!シェフ』をシネマート新宿2で観て、行き当たりばったりやなふじき★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★女の子は可愛い】  

主役の女の子の可愛さで持ってる、
ってか真っ当に話を語る気配が淡泊なんである。

祝宴料理を作る選手権で名を上げ、お金を得ようとする主人公、
その為に血の滲むような努力をするでもなく、
何となくその場その場で適当に勝利を収めていく。
コメディー調の話だけど、ボケの行動が放置されてて、
それをツッコミが「あかんやないか!」とスパーンと落とさないから
コメディーとして成立せずに、きついんじゃないだろうか。

ダラダラダラダラ見てはいられるんだけど、
対戦物としては普通に熱い展開と、その勝利を勝ち抜く論理性がもっと欲しい。
もしくは主役の女の子の勝つための枕営業が見たい(いや、ダメやろ、それ)。


【銭】
シネマート、メンバーカードのポイント10回分を使って無料入場。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(2)

2015年01月12日

『キョンシー』をHTC渋谷1で、『ボーグマン』をHTC渋谷3で観て、

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

シッチェス映画祭ファンタスティックセレクションから二本。

◆『キョンシー』
五つ星評価で【★★霊幻道士っぽいゆるさがないのは構わんけど話には引き込まれなかった】  

キョンシーがぴよんぴょん飛び跳ねないのは全然かまわんのだけど、
話が見えづらい(いや、結局見切れなかったんだっけかな)。
つーか、やっぱり何がしかの満足感を得て映画は観終わりたいのだが……。
恐怖を成立させる為のビジュアルはキョンシーに限らず、いろいろ大変良い。


◆『ボーグマン』
五つ星評価で【★★良くできてるけど、好きではない】 

観終わって、ボーグマンがやった事や、その結果は分かっても、ボーグマンが何者かは分からない。少なくともヒーローではないし、ヒーローの対立概念のヴィランでもないから、『ボーグマン』というヒーローチックなタイトルは心がそっち向きに誘導されちゃうからちょっと嫌だなあ。高尚な映画祭で『森の隣人』みたいなタイトルで上映されていそう。あ、カンヌで上映されたのか。


【銭】
『キョンシー』はテアトルのメンバーズカード割引で1300円、『ボーグマン』はテアトルの水曜割引で1100円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 00:59|個別記事コメ(13)トラバ(5)

2015年01月11日

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をトーホーシネマズ渋谷5で観て、すまんがそこそこふじき★★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★決してつまらなくはないのだけど】  

イカガワシイ奴らが集まって、そいつらが世界を救うってコンセプトには凄く惹かれるのだけど、ツイッターの評判が良すぎて、実際に見たら、評判ほどに思えなかった映画。最近、この手のパターンはたまにある。マーヴェル系でこういう事故がよくあるのは、マーヴェルの熱烈なファンと私自身の実績と視点が違うからだろう。

インチキだけど、割と小回りの利く主人公は良い。
宇宙一マッチョな破壊王もまあ良い。
宇宙一ヘンな歩く植物もまあ良い。
宇宙一セクシーな暗殺者も分かりづらい面があるがまあよい。
宇宙一凶暴なアライグマも設定がハッキリしないがまあよい。
初見の5人組主人公なのに、みなキャラが立ってるのは大変よいのだが、
ロケット(アライグマ)の設定がよく分からないとか、
ドラックス(破壊王)の復讐が表面的であまり伝わってこないとか、
グルート(木)の能力が何でもありになりがちとか、
よくない意味で、微妙に一長一短がある。
それぞれにバラバラな境遇の5人が
最後に一つにまとまるのもお約束のご都合主義っぽい。

ラストで敵に打ち勝っちゃうところは、
番長マンガでもキン肉マンでもないんだから、
気合いや友情パワーだけで勝っちゃいかんと思う。
インチキ(な面もある)主人公を出したのだから、もう一手、策が欲しかった。

全体的にチグハグだとは思うのだけど、それでも普通に楽しめる。
でも「すんごく我を忘れた」って風になりたかったし、
映画がツイッターとかで好評だったので、そうなれるかと期待したので
ちょっと残念な結果に終わってしまった。

誰も同意してくれないのだけど、ヨンドゥ(青い奴)は
本田博太郎に似てると思う。


【銭】
トーホーシネマズデーで1400円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。

▼関連記事。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(二作目)@死屍累々映画日記

fjk78dead at 19:05|個別記事コメ(4)トラバ(4)

『猿の惑星:新世紀』を新宿ミラノ1で観て、贅沢な映画鑑賞にウハウハふじき★★★★(ネタバレ)

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★★娯楽として王道】  

単純に面白い。
いがみ合う二つの種族。
彼等にはそれぞれの正義がある。

「猿」という動物の姿をしているが、
これは異星だったり異次元だったり
別世界の知的生命体とのコミュニケーションをちゃんと描いた映画。
というより、猿社会の方が人間らしくて、
人間側はその猿に対応する狂言回し種族みたいな感じに扱われてる。

シーザーを演じたアンディ・サーキスはもちろん素晴らしいのだが、
敵役として君臨するコバ(トビー・ケベル)の分かる境遇と
それでいて許し難い忌々しさが素晴らしい。

ラスト、コバは「エイプはエイプを殺さない」という
シーザーの信条を楯に許しを乞うのだが、
「お前はもはやエイプではない」というシーザーの判断により処刑されてしまう。
ちょっとロボコップのジレンマを思いだした(会社に帰属する者を殺せない)。
では、コバはエイプでなくなったなら、何になったのか。
勿論、ヒトであろう。同種を殺す種はヒトくらいである。
そして、ヒトと断定したエイプ・コバを殺すシーザーも
また、エイプでいられないという悲しいジレンマが漂う。
民衆に支持されている事はその事実を見えにくくしているに過ぎない。

実に面白かった。
ミラノ座のでかい画面が爽快だった。
いやあ、贅沢な映画ファン感謝デーだった。


【銭】
映画ファン感謝デーで1100円。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 02:24|個別記事コメ(6)トラバ(4)

2015年01月08日

『ファイ 悪魔に育てられた少年』をシネマート六本木2で半年前に観て、流石に忘れかけてるよふじき★★★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★★面白かった(筈だ)】  

五人の代理親から、それぞれの技術を習得するという構造は
高橋葉介の『クレイジーピエロ』を思いだす。
それがいざという刹那に爆発的に発揮され、血の結果を残す所も含めて。
五人の父親はなかなか個性分けも済んでいるのだが、それでも
最初の犯行から最後の訣別までそれぞれをキッチリ特定するには五人は多い。
いや、多くはないのかもしれないが、差別化が徹底していないのだ。
多分、全員、日本人の役者だったら判別が付いたのかもしれないが、
基本、全員、初めて見る顔だし。
インテリの人と、スナイパーの人をかなり混同してしまった。

映画はアクション映画としてムチャクチャ面白かったが、
観るのは躊躇していた。
ポスターから受けるイメージが内省的だったのだ。
白ブリーフ穿いてそうな少年が主役の映画って見る気が低下する。
宣材のポスターはそんなビジュアルで、
殺人犯に育てられた少年がただメソメソしてる映画にしか見えなかった。
これは、少年好きの姉様連な客層に売ろうという事なんだろうけど、勿体ない。
やはり、映画はそれを見てシックリ満足できる客層に届けられるのが理想。


【銭】
新聞系の招待券を貰った。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 00:19|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2015年01月03日

『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』を新文芸坐で観て、まあまあんもうんもうふじき★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

◆『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
五つ星評価で【★★たるんたるん】  

ジム・ジャームッシュのオフビートな映画。
いかん、どうにも「オフビートな映画」って奴は苦手なんだ。
どうにか耐えられたが、観ててやっぱり退屈はしてた。

ティルダ・スウィントンのギリシャ彫刻のような病的に白い肌は魅力的だ。
乱入してくるミア・ワシコウスカにイライラ。
世界がどんな世界であっても、
その成り立つルールを考えなしに破ろうとする者にはイライラさせられる。


◆『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』
五つ星評価で【★★★★面白かった】 

もう、ほとんど記憶がないがメチャクチャ面白かった。
なんでこれが限定ロードショーとか言って一週間しか上映されなかったんだろう。
それもとっても悪い時間帯オンリーでだ。
せっかく券を買ったのに風邪ひいて行けなくてあきらめた。 
という事で、この新文芸坐での上映は滅多にないセカンドチャンスだった。

ありがとう。新文芸坐。
内容に触れないのは記憶がネタバレることぐらいしか残ってないからだ。


【銭】
通常料金1300円(オッド・トーマスは別途1800円無駄払い済)。

あまり見たことを大っぴらにしない扱い。


fjk78dead at 23:35|個別記事コメ(4)トラバ(11)

2015年01月02日

『ライズ・オブ・シードラゴン』をシネマート六本木2(B1F大)で観て、ツイ・ハークらしい娯楽の塊だふじきってすげえ前の記事じゃんこれ★★★★

あげ漏らし記事。

五つ星評価で【★★★★ビックリ。おもろいやん、これ】  
ツイ・ハークが監督するディー判事シリーズの第二弾。
はっきり言わせてもらうなら第一弾はあまりようない出来だった。
「蠱毒(呪いの処方)」の概念がもともと日本ではメジャーでないのに、
説明なしに話が進んだので、「蠱毒」で何でもOKみたいな話になってしまった。
映像が華やかだったり、アクションが良かったり、
アンディ・ラウがかっこよかったり、リービンビンが綺麗だったり、
トータルでお得な映画だったので評価はしてるんだけど。

そして今作。
前回も小さな興行チェーンだったが、今回も輪を掛けて小さい。
儲けようという気はさらさらないのか、諦めてるのか。

だって、こんなにメチャクチャ面白いのに
興行的に痛いのが、前回の主役アンディ・ラウが役を降りて、別の人になってしまった事だが、これは結果として作品にはプラスになった。アンディ・ラウは文武両道の無双なイメージだが、今回のマーク・チャオはアクションがそんなに得手じゃない印象。その分、ライバルになる捜査チーム隊長のカンフーが際立つ事になった。万能じゃないディー判事もなかなか味わいがあっていい。この新ディー判事、ギラギラしてないところがエグザイルのマキダイみたいってか、サザエさんのマス男さんみたいってか。

それにしても、ツイ・ハークが意地になって詰め込んだとしか思えない見せ場の数々。あれだけずっと面白いのは凄い。「壁どん爪アタック」とか、明らかに尺から言ったら、もうそんなの撮らなくてもいいよってくらいの場面だ(いや、それを見てる時はすごく面白いんだけど)。

前作と今作で基本、関連性はない。
被る登場人物もディー判事と皇后くらい。
前作(1)に対してエピソード0に位置づくらしいので、
これだけ見ても問題なし。
ええと、そういうのちゃんと宣伝しようよ。

なんか『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』の時を思い出す。凄く面白いのにみんな見てなくて、ネットで後から知名度が上がってきた。これもそうなるんじゃないだろうか。残念だな。こんな面白い映画スクリーンで観るべきだよ。


【銭】
シネマート六本木木曜メンバーズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪@迷宮映画館
ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪@いやいやえん

PS あ、美女役が本当、美人。


fjk78dead at 02:37|個別記事コメ(4)トラバ(5)

2014年12月31日

『タワーリング・インフェルノ』をミラノ座で観て、堪能ふじき★★★★★

五つ星評価で【★★★★★これがつまらないとかいう奴とは人生的に相容れない】
  
三回目か四回目か五回目。何かよく観ているようでもあり、そうでないようでもある。少なくとも過去に二回は観ている。

もう、絶対的に面白い。それは間違いようがない事実だ。

今回、気が付いた事だけ簡単に。

・これをきっかけに火災映画が山ほど作られるようになるのだが、
 最初の一本であるこの映画の「火」はどのシーンでも均しく「火」でしかない。
 シーンごとの「火」の違いまでは描き分けられていない。
 それはそれで、そんな事まで描き分けない方がリアルな気がする。
・フレッド・アステアなんか出てたんだ。軽くダンスシーンがある。
 三流詐欺師と言う役柄なのだが、あんな背筋のピンとした詐欺師はいない。
 なるほど、三流かもしれん。
・マーサが着てるキラキラのバニー服がステキ。
 あれ、風俗の制服にしてほしい。
・ゴンドラに最初の女性客が乗る時、「Let it go!(行け)」と掛け声。
 瞬間「Let me go!(ありのままに)」かと思い違いして自分に苦笑い。
・別に英語に近い生活を送っている訳ではないが、
 「Tower(塔)」に「ing」を付けた「Towering(超高層し続ける)」
 という単語はこの「Towering Inferno(超高層し続ける地獄)」
 でしかお目に掛かった事がない。
・「上は大水、下は大火事なあに」という謎々映画なのだな。
・この映画のキャスティングした人の名前はジャック・バウアー。
・まあ、しゃあないんだけど、今回の上映は35ミリではなく、
 デジタルなのね(いや気づかんし、分からんからどっちでもいいんだけど)。
・ミラノ座最前列端っこの角席でも見やすいわあ。
 舞台がある事でスクリーンと最前列の間に余裕があるし、
 スクリーンが緩い円弧で角度が付いている。
 畜生、こんないい設計の劇場がなくなっちゃうなんて。
 立ち見でも、これをここで見れた人は幸せだ。
 ちなみにこれ、多分、初見はミラノ座だったと思うな。

いやあ、それにしても面白かった。
やっぱり映画は熱意なんだと思う。


【銭】
さよならミラノ座特別料金500円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
タワーリング・インフェルノ@ぴあ映画生活

PS アーウィン・アレンの映画をどこかでまとめてやらんかなあ。

fjk78dead at 01:23|個別記事コメ(9)トラバ(2)

2014年12月30日

『怪しい彼女』をシネマート六本木2(B1F大)で観て、終わりよければふじき★★★

五つ星評価で【★★★終盤】  

この映画を三つに分けるなら、
 前:老人時代
 中:回春して初コンサートまで
 後:初コンサートからラストまで
で、圧倒的に後半から終わり際がいい。
幾つも用意された畳みかけの素晴らしさが堪能できる。
一見、アンハッピー寄りに見えるエンディングをアイデア一発で
ハッピー寄りにひっくり返すラストも秀逸。
この後半部を持つお陰で、後味が凄く良く、これが評価を底上げしている。
逆に言えば、中盤をキッチリ成り立たせる為の、前半老人部分の書き込みや、
中盤のギャップ・コメディーが長目で中弛みしてる減点部分を
後半が、それ以上の勢いでバリバリ相殺している。

「彼女」シム・ウンギョンの服装センスのダサさが素晴らしい。
柄は大きく、色は派手に。そして出来れば乙女テイストも詰める。
趣味が悪いけど、可愛い子が着ると個性になる。

シム・ウンギョンの演技が見事で、一時も実は老婆である事を忘れさせない。
そして、そのギャップのありえないズケズケさが可愛い。
日本だったら倍賞美津子→安藤サクラ、
隣の爺ちゃんが抑えた演技の竹中直人とかだったら見たい。

ガール・ポップ、筋肉アイドルみたいなのに韓国の音楽プロデューサーが閉口してるのが笑いどころなのだが、日本だって状況はそんなに遠くない。それでもまだ、AKB近辺の音楽の方が少女時代近辺の心地よいだけの鳴き声より「音楽的」だと思う。この映画での決着は「怪しい彼女」による聞かせる歌謡曲に落ち着くのだが、『超能力研究部の3人』で乃木坂46が「喝采」を歌っていたのをちょっと思いだした。あれも存外によかった。AKB近辺でも昭和の歌謡曲に戻ってバシバシ歌えばいいのになあ。楽曲は宝の山のように歌い放題だ。まあ、印税とかの関係でそっち方面に進むことは許されないのかもしれないけど。

後味の良い褒め言葉でブログ記事を締められなかった。ちっ。


【銭】
シネマート月曜メンズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
怪しい彼女@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
怪しい彼女@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
怪しい彼女@迷宮映画館

fjk78dead at 07:44|個別記事コメ(8)トラバ(8)

2014年12月29日

『マダム・イン・ニューヨーク』『めぐり逢わせのお弁当』をギンレイホールで観て、ラジニカモーンふじき★★★,★★★

いきなり歌いださないインド映画二本立て。

◆『マダム・イン・ニューヨーク』
五つ星評価で【★★★シャシかわいい】

主人公のマダム、シャシが可愛い。
外面も美人だか、家族が幸せになる努力を怠らないメンタリティーがいじらしい。
だが、家庭内でのヒエラルキーは低い。
子供は母親が甘いのをいい事に軽んじているし、
夫は元々、主婦業や女性という性別を一段低い物と思っている。

そんな家庭の無理解の中、姪の結婚式のため、
家族の先鋒としてニューヨークで生活する中、
彼女の意識は徐々に変わっていく。

いやあ、主人公のシャシが極めて日本人が好きなテイスト満載なのですよ。
努力家で、自分より他人を優先する。辛い事は
呑み込む。
そして英語が苦手で、コンプレックスを持っている。
いや、これ、日本人が好きになるよう計算されてるとしか思えない。

歌と踊りは話の邪魔にならない程度に添えられている。


◆『めぐり逢わせのお弁当』
五つ星評価で【★★★倫理的にちょっと】

経緯もそれぞれの寂しさも、弁当箱に添えたメモが打ち消していく。
長尺なのに飽きたりもしなかったが、あのラストには疑問。
まず、今の婚姻関係の問題を解決してからでしょ。
いい事ばかり目を向けて、獣じゃないんだから。
人は嫌な事にも立ち向かわないといけない。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
マダム・イン・ニューヨーク@ぴあ映画生活
めぐり逢わせのお弁当@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:31|個別記事コメ(8)トラバ(7)

2014年12月28日

『アンダー・ザ・スキン』をUPLINK Xで観て、分からなさにゲラゲラふじき★★★(ネタバレ)

五つ星評価で【★★★スカヨハの裸が見れたのだから、もうそれで充分でしょ】
  
スカヨハの裸を見る映画。
スカちゃんがそれをどう思うかは別として、
世間的にはそう言う位置づけだろう。

といった観点からは、実に納得できる裸だった。
「脱いだらあんなかな」という予想と全く食い違ってなかった。
なので、それはそれでいい。
裸になってくれても、感情表現が伴わないので
トルソーを見るみたいでエロくは感じない。たいそう美術的だ。
ようはエロは感情に伴って湧くものなのだな、と言う事がよく分かる。

優先して特筆すべきなのは、まあ「裸」なのだが、
「説明しないと言ったら説明しないんだもん」と貫き通した演出も楽しい。

宇宙人のスカちゃんは逆ナンしながら、自分に性的好奇心を向ける男を捕食して暮らしているが、ある晩、自分に性的好奇心を向けない男(外面が畸形)を逆ナンした末、取り逃がしてしまう。スカちゃんの心の放浪が始まる。もしかしたら、捕食対象と分かりあえるのではないか。スカちゃんは優しい男と同衾、愛の行為であるセックスをしようとして失敗し、逃亡する。森に逃げ込んだスカちゃんを暴力的に襲う男が現れるが彼女は犯されるない。彼女には人類とセックスするという機能そのものがその身体にないのだ。恐れた男は彼女にガソリンをかけ火を付ける。

というアウトラインだが、事象のみを淡々と全くの説明なして描くので、スカちゃんの心の放浪辺りからがよく分からない。畸形の男は逃げたのか、逃がされたのか、その男は演出意図によって追跡されるが、結局、どこに行ってどうなったのか。捕食を止めたスカちゃんは家に戻らず放浪するが、あれは危険回避の為、戻れないという事なのか。後半チョコチョコ挿入されるバイクの男のカットは何なのか、などなどカルト的な空気バンバンである。

男の全存在を吸収してしまう(食虫植物のウツボカズラを思いだす)彼女の捕食方法は人間サンプルを集めるダダを連想させた。あと、ピット星人とキュラソ星人にも似てる。ダダは『ウルトラシリーズ』内でも屈指の人類とは分かりあえない存在である。知的生命体でありながら意思の疎通を行えない。なので、ダダっぽいと言うのは宇宙人としてグレードが高い存在である。そして、ピット星人的には、外面が他者優位に立つ事を知っている。最後に「広い宇宙にも君の逃げ場はない。宇宙にも地球にも正義は一つなんだ。」と言われて焼き殺されてしまうキュラソ星人にも符合する。正義じゃないからと言って焼き殺していいのか。魔女狩りかよ。森はキリストが悪魔の誘惑を耐えた場所なので、キリスト今日的な暗喩も隠されてるかもしれない。セックスせずに身ごもったマリアは聖母となったが、セックスできずに身ごもる事も許されない彼女は魔女として処理されるみたいな。そう言えばキュラソ星人のネーミングは「ドラキュラ」から来ていた筈だ。ドラキュラも強烈な反キリスト存在のアイコンなので、スカーレット・ヨハンソンは単にセックスせずに焼き殺された事で強烈な反キリストを表わした事になる(って本当かよ)。
あ、roseさんの記事、読んでてふと思ったけど、男たちが沼に沈むのはキリスト教のバプテスマ(洗礼)の暗喩かもしれない。洗礼は神への服従を明確にする儀式。ナンパ男たちはそこで粉々に粉砕され、象男は神の手から逃げる。彼は神によって何も与えられていないから、神との契約を結ぶ理由が乏しいのだ。

あの、バイカーは何だったんだろう?

捕食者としての彼女と同等の存在が、
全体を危険にさらす彼女の行動に対して追跡している、みたいなもんだろうか?

こういうの見ると『寄生獣』の深津絵里みたいに全てを説明してくれないかな、とか思ってしまう。それをやると映画として下品とか偉い人たちに怒られちゃうみたいなんだけど。うん、でも、説明を極端にまでなくすと、上品にはなるけど、上品にもほどがあるよ。ボカノウスキーの『天使』くらい上品になると、もう「品」その物が何だかも分からなくなって、あれはあれで面白いけど。

決して気持ちよくない「滅入る系」の音楽が映画全部を彩ってるのも何かおもろい。


【銭】
UPLINK 見逃した映画特集1300円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
アンダー・ザ・スキン 種の捕食@ぴあ映画生活
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食@MOVIE BOYS
アンダー・ザ・スキン 種の捕食@いやいやえん
アンダー・ザ・スキン 種の捕食@ノラ猫の呑んで観るシネマ
アンダー・ザ・スキン 種の捕食@Nice One
アンダー・ザ・スキン 種の捕食@我想一個人映画美的女人blog

PS スカちゃんは脚本とか読み込まなそうで、
 オファーがある映画の受け方が適当っぽい所に好感を持ってます。
 どの映画の中でもスカちゃんはちゃんといいのだけど、
 スカちゃんが出ている事で映画その物が素晴らしい名作になったりはしない。
 丹波哲郎的な役者という認識です。
PS2 スカちゃんの役を関西弁コテコテのいつもの濱田マリでやったら、
 めちゃくちゃ比較対象として面白い映画ができそうだな、とか思ってしまう。
PS3 『アンダー・ザ・スキン』に似てる題名。
 →『オーバー・ザ・トップ』
 並べちゃうと、なんか「トップ」が乳首みたいだよな。

fjk78dead at 09:02|個別記事コメ(10)トラバ(10)

2014年12月17日

『ザ・レイド GOKUDO』を新宿ミラノ座2で観て、なげーよふじき★★

五つ星評価で【★★なげーよ】
  
見たのはR15(146分)より更に長いR18だけど、
どのくらい長いかはググってもよう分からんかった。
公式HPとか、そういうのちゃんと補完せいよ、適当やな。

どっちにしても、延々と殴る、投げる、きめる、きめる、
みたいなのを繰り返している。一つ一つの動作は素晴らしいし、
主人公の心情とかも切ないのだけど、
いかんせんこの長さは私には耐えられない。

アクションの舞台は変わるが、アクション自体に転調がないのだ。
バットとハンマーを持った殺し屋とか、かっけーんだけど、
最終的にそれらを全て主人公一人と対決させるように集約するのは無理がないか。

あと日本人のヤクザは美味しい役だけど、
ダイナミックに話の中に入り込んではこないのね。
そこも残念だった。

音楽もガンガン系でBGVとして使用したら最強じゃないかとも思う。


【銭】
新聞屋系の招待券を貰った。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ザ・レイド GOKUDO@ぴあ映画生活
▼関連記事。
ザ・レイド一作目@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(6)トラバ(6)

2014年12月15日

『ゴーン・ガール』をトーホーシネマズ六本木7で観て、人間恐怖だふじき★★★

五つ星評価で【★★★凄い話である事は認めるが、そんなに好きではない】
  
争う双方の心理戦が来る!

やべえ。こええ。
人間が人間に対して恐怖を抱くのは、
その人間の内面があまりにも推し量れない通常規格とは別種の物である場合だ。
人は理解できない事を恐れる。
野性生活において、理解できない事は死に繋がるからだ。
いやあ、この映画の「あの人」の内面は理解できない。
ただ、私はこの手の内面分からない恐怖で一番に挙げるのは
『眠りの森の美女』の妖精マレフィセントの悪巧みである。
あのすっかり善人になってしまった『マレフィセント』の彼女からは
予想も出来ないオリジナルでの残酷な考え方に初見時は芯から恐怖した。
本作同様、『眠りの森の美女』も恐怖映画として強くお勧めする。

あと、感心したのは昔の映画のようにエンドロールが短い事。
なるほどSFXとか使ってない、昔ながらの撮影と言う事だろう。
関わる人が少なければ単純に安く仕上がる筈なので、
それでいて面白く、ちゃんと稼げる映画になったのだから拍手したい。


【銭】
トーホーシネマズデーで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴーン・ガール@ぴあ映画生活
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ゴーン・ガール@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ゴーン・ガール@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ゴーン・ガール@MOVIE BOYS
ゴーン・ガール@ノルウェー暮らし・イン・原宿

PS ツイッターで「 ♪ 初め人間ゴンゴンゴーン・ガール」とボケて
 スルーされたのも今となってはいい思い出です。

fjk78dead at 02:24|個別記事コメ(20)トラバ(43)

2014年12月14日

『ダブリンの時計職人』『私の、息子』をギンレイホールで観て、ともかく感想を簡単に落とすぞふじき★★★,★★

◆『ダブリンの時計職人』
五つ星評価で【★★★思った以上にバディな映画】

チラシなどの宣伝素材ではあまり大きく取り上げられていないが、主人公フレッドと車上生活者カハルとの交流が映画の中に占める割合が大きい。声を掛け合う所から、それぞれがそれぞれを強く気にかけ疑似家族のようになるまで。宣伝側はアイルランドから来たほろ苦い大人の愛の映画として売りたいようなビジュアルなのだが、主人公フレッドと未亡人ジュールスのパートは割合としては小さい。

全体、染みるいい話で、
自分のルールを確立してるとても冴えない主人公の好感度も高い。
でも、これをヒットする映画として売るのは難しいだろうな、と思う。
派手じゃないし、キラキラ輝いてもいない。
宣材コピーに埋もれてる「ウィスキーのようにほろ苦くもやさしい」物語。
そういうのは売りづらいよなあ。みんな刺激が好きだから。

それにしてもタイトルに「ダブリンの」が付くと「いい洋画」みたいな空気が付いてしまう(まあ、いい洋画なのだけど)。当の映画にはあまりアイルランド、いや、ダブリン特有の気風とかが過度に滲み出たりはしていない(自然には出てる)。やはり日本人は外国の地名には弱いよなあ。『埼玉の時計職人』とか『木更津の時計職人』とかだと、やはりオシャレ感が皆無だもの(日本のどの地名でもおそらくダメなので、埼玉・木更津をディスってる訳じゃないです)。

顔が似てるとかそういうんではなく、老境に立った男が車上生活しながらも自己の規律を崩さないという点は高倉健の『あなたへ』をちょっと思いださせたりもする。骨子、全く違うけど。『ダブリンの時計職人』には綾瀬はるかが出てないものなあって、そこかよ!


◆『私の、息子』
五つ星評価で【★★婆さん強い。でも好きくない】

交通事故で子供を死なせてしまった息子の為に奔走する母を描いた物語というと感動作のようだが、この母親と息子の性格がどちらもクズでとてもイヤ。

母親は息子離れしていないし、子供は親離れしていない。
「愛情」を重圧のように押し付ける母親、
幼少からのその重圧に耐えられず屑になった息子。

やっぱり単純に好感が持てる相手が主役の映画の方がいいなあ。

ラスト、息子に自立の芽生えが見え掛ける所より、
息子の妻が母親に息子のクズ具合を切々と切り出すが、
それに向き合いながら動じたりしない母親のカットの方がクライマックス。
結局、「観客は」と言うより私は、この映画を観終わった後に、
息子の自立も母の子離れも進むとは到底信じる事ができない。
これは、どちらかが死ぬまで続く生き地獄ではないか。
そして、これは全ての母子関係のカリカチュアでもある。

こういう煩雑な事から逃れたいのに、映画館でまで押し付けられたらたまらん。

PS だが、母親役者の芝居の揺ぎ無さについては褒めざるを得ない。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ダブリンの時計職人@ぴあ映画生活
私の、息子@ぴあ映画生活
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私の、息子@ここなつ映画レビュー
私の、息子@映画的・絵画的・音楽的

fjk78dead at 08:34|個別記事コメ(10)トラバ(5)

2014年12月13日

『西遊記 はじまりのはじまり(日本語吹替え版)』を109シネマズ木場1で観て、吹替えもええねふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★吹替え版の方がいいかもしれない】
  
字幕版に引き継ぎ吹替え版を鑑賞。

声優ではない役者二人(斉藤工、貫地谷しほり)がメインだったので、
ちょっと出来が怖かったのだが、二人ともスキル高い。
言われければ非声優とは気づかなかっただろう。
役に合わせたのか、元々なのか、声も合っていたし。

「段ちゃん」
「孫ちゃん」
みたいな話セリフは字幕より吹替えの方が綺麗にはまる。
くだけた話なので、字幕より吹替えの方が向いてるかもしれない。

ちょっと違和感あったのは「私、字が苦手なの」ってセリフ。
別に普通に「私、字が読めないの」でいいんじゃない?
文盲に対して、言っちゃいけないみたいな変な気づかいがあるのか?


以下追加的感想
・猿になった悟空。顔の表情が饒舌。
 玄奘が偉人化した際の「ビクっ」とした表情とか素晴らしい。
・相変わらずシンチーの撮る子供は可愛い。
 これだけ可愛く撮れてるとシンチーがロリの犯罪者でも全く驚かない。
・パンチ連発はちょっと引く。
 あそこをサラっとすませば、ちょっとだけでもテンポも良くなるのに。
・Gメンのテーマは分かるけど、
 ドラマを見てなかったから柔道一直線からの曲の借用は分からなかった。
 妖怪と戦う時の「♪タン、タタタタタ、タン、タタタタタ」ってアレかな?
・猪八戒の口開くシーンが最高。
 口開く前のボディー・アクションも、異様な迫力。
 テカ肌メイクがいい効果あげちょるなあ。
・兄やん、妹やんの妹やん活躍しなかったけど可愛い。
・足じい、丹波哲郎っぽい。

そして段ちゃんが可愛い。

段ちゃん、大地にしっかり立ってるなあ。


以上。


【銭】
毎月10の日は東急シネマスデーで1100円均一。

▼関連記事。
字幕版@死屍累々映画日記

fjk78dead at 04:28|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2014年12月08日

『楽園追放』を新宿バルト9−5、『インターステラー』をミラノ座2で観て、日米ハードSF決戦だふじき★★★★,★★★(ネタバレ気味)

日米ハードSFを同日に観て、感じる所などがあったので合算して書く。

◆『楽園追放』
五つ星評価で【★★★★ハードSFの設定を使ってライトに人間と社会の関係を絵解きする】

いきなりで何だけど『インターステラー』ではちょっと涙ぐんだが、『楽園追放』では涙のカケラも浮かばなかった。話は全く違うが要素は似たものが幾つかあるにもかかわらずだ。

『インターステラー』は、ぶっちゃけて言うと、宇宙の片隅に生存可能な惑星を探しに行くパイロット親とその子供の絆の物語だ。
『楽園追放』は上流社会の捜査官がスラムで捜査する中、新たな価値観と出会い、今までの自分の価値観を揺さぶられる物語だ。

どちらも主人公に世界を揺るがしかねない事件に対するミッションが与えられ、それを解決するために新天地に赴き、自分の中の大事な何かを失いかけるという点が相似している。

何で似たような「(一番大切なものの)喪失」が描かれながら、『楽園追放』で涙が出ないのかと言うと、主人公の感情表現がアニメである事を差し引いても希薄なのだ。又、その感情を相乗するような所謂「泣き節」な音楽も背景として掛からない。ドラマ演出上も奇をてらうようなオーバーな表現はなく、実に淡々と描かれている。慟哭を描く事が目的ではないという事だろう。クールなもんだ。

では、『楽園追放』は何を描きたかったのかと言うと、爆発と乳揺れである。冗談ではない。これはこれで大事な要素だ。この爆発と乳揺れの何とも絶妙な描写。いやいやいやいや、でも、それだけではない。異文化同士のコミュニケーションの面白さもあげたい。カルチャーショックという奴だ。ざっと四つの文化層がそれぞれの異なる見識をぶつけ合う。

ー膺邑(上流階級労働者層)
▲好薀狃嗣
テロリスト
せ拉杣堊悄幣緡階級支配者層)

この中で一番穏便なのがテロリストで、一番非情なのが支配者層というパラドックスの面白さ。誰の立場に立つかによって、それぞれが正しい意見でありえる所も面白い。ここで描かれる悪は決して絶対的な悪ではない。
ブラック企業の社長は、賃金を下げてはならぬ。過剰労働も緩めてはならぬ。と言うだろう。それは間違えっぽく世間にアピールするが、極論的には、それをしているからこそ会社が潰れずに残ってきたのだ。その指針その物は程度の差を考慮しなければいけない事を除けば、それは悪ではない。それ以上に善に近いとすら言える。そんな思考の錯綜が見られるのがなかなか面白かった。乳揺れも爆発も面白かったけれど。
このカルチャーショックの面白さを減じないために、無理にドラマチックにするのは避けたのではないか。ドラマチックにすると 銑い隆愀犬料蠡仞が薄れて、誰かが善になる、誰かが悪になるの絶対性が高まってしまうから。いや、それ以上に単に乳と爆発が大事だった、それだけの事かもしれないが。

PS 捜査官アンジェラの初排尿、初排便の様子を特典映像化するなら
 ソフト高くっても買うよ、俺は。


◆『インターステラー』
五つ星評価で【★★★ハードSFの衣を被りながら重厚に人間の情愛を描く】

いや、もう、見栄を張ってもしょうがない。
分かったような、分からんような話だった。
異なる重力の下では時間の流れる速さは異なる。
うん、分からん。分からんけどルールだと言うなら、それに従おう。
すると1/6重力の月でも時間の流れは違うという事か?
映画内で語られていた「月への着陸は共産圏を破滅させる為のデマ」
というのは、映画内の世界では本当かもしれない。

はっきりよう分からんと思えるのはラスト近く、マコノヒーの決断の後、
宇宙に残されたもう一人(もしくは二人)の運命である。
この辺があまり丁寧に語られていないから、
その人が在命できた事について、ちょっとしっくり来ないのである。
まあ、よう分からん、と。
そこは監督がそんなに重点を置いてない部分だという事ではないか。
別に大事じゃない、と。そんな事より、家族の慟哭を観てよ、と。
個人的には、おいおいノーラン、ちょっとくらい爆発と乳揺れにも力……
爆発はあったな。あれはなかなか良かった。
プリーズ、乳揺れ。
アン・ハサウェイ、いい乳してただろ。

ゲホンゲホン

この物語はハードSFを背景にしながら、
人は自分の命、家族の命、人類の命のどこに重きを置くべきか、
そして、それによる奇跡(いや、奇跡だろ)を出して観客を納得させる。
そういう映画だろ、と思う。

なので、ハードSFでなくても構わない。
ハードSF的には、その統一イメージの破綻なさが徹底されている
『楽園追放』の方を強く買う。

PS ロボくん達は面白いけど、どれがどれなんだかだったし、
 極力、感情移入を避けるためにしたという、あのデザイン。
 どこか『サイレント・ランニング』くらいの
 SFデザインを引きずってる様に見える。
PS2 アン・ハサウェイが目を閉じると、
 ちょっと昭和のダッチワイフっぽい顔になるの。


【銭】
楽園追放、正規料金1800円。
インターステラー、チケット屋で招待券買って980円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
楽園追放−Expelled from Paradise−@ぴあ映画生活
インターステラー@ぴあ映画生活
▼他の記事、読んだ後だと内容が揺れそうなので今回、初TBはなし。

fjk78dead at 00:33|個別記事コメ(16)トラバ(19)

2014年12月06日

『西遊記 はじまりのはじまり』をトーホーシネマズ六本木3で観て、ゲラゲラふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★チャウ・シンチーだから評価せずにはいられないという点もあるし、不満もある。でも、その不満は秘密だ】
  
ああ、チャウ・シンチー良くも悪くも変わらんなあ。
描きたい事がハッキリしてて、描ききってる。
今回、自分をキャストから退いたのは成功。

楽しい楽しい。
猿初登場時の貧相さ。
豚のオイルっぽさ。
水妖が妙に谷原章介に似てる。その上どこかしょぼい。

妖怪に食われた人たちは助からん、と言うのが実は至極当然な事なのにも関わらずちょっと意外に思ってしまった。「魔法の力でポイポイポイ」みたいにすぐ生き返るようなコンテンツばかり見せられてる弊害だろうか。そうだよな、死ぬのが本来当たり前だよな。

あ、最初に出てくるインチキ妖怪ハンターが大泉洋似。
妖怪ハンターはちょっと宣伝で見せすぎてる。
というか、宣伝がどう見ても対小学生向きなのに、
小学生が保護者同伴でないと見れないというジレンマ。
こんなん小学生に見せても何ら問題ないだろ。

あと、孫悟空復活時の音楽が同じチャウ・シンチーの西遊記物『チャイニーズ・オデッセイ』の孫悟空復活の時の音楽と同じだったのが気分アゲアゲになった。いや、多分、そうだったと思うんだけど何しろ古いから記憶が曖昧。


それとスー・チーの段ちゃんがごっつ好き。

以上。


【銭】
トーホーシネマズのポイント6回分で無料入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
西遊記〜はじまりのはじまり〜@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
西遊記〜はじまりのはじまり〜@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
西遊記〜はじまりのはじまり〜@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
西遊記〜はじまりのはじまり〜@MOVIE BOYS
西遊記〜はじまりのはじまり〜@ペパーミントの魔術師
西遊記〜はじまりのはじまり〜@こねたみっくす
西遊記〜はじまりのはじまり〜@ノルウェー暮らし・イン・原宿

PS 字幕版で観たけど、吹替え版の評判がいいので、
 そっちでもう一度観直したい(↓観た)

▼関連記事。
吹替え版@死屍累々映画日記

fjk78dead at 15:19|個別記事コメ(19)トラバ(21)

『her 世界でひとつの彼女』『ルビー・スパークス』をギンレイホールで観て、バーチャルな恋人括りやねんなふじき★★,★★★

◆『her 世界でひとつの彼女』
五つ星評価で【★★こんな「人生ふられ節」みたいな映画好きかって言われても……】

スパイク・ジョーンズのテンポが苦手で、
なかなかどうしていつも睡魔に勝てない。
みんなヒロポンでも打って見てるのかなあ?
主演のホアキン・フェニックスが優しいだけの男で好きになれない。
アメリカ映画でガンガンいかない男が主役だと、
何かどうにもゲイっぽいのは何でだろう?

彼の相手になるOSサマンサは
物凄い演算速度で哲学を模索するという
SFで今まで誰もやらなかった事をやらされてる。
進化し続ける思考(純粋論理もしくは純粋脳と言っていい)の前に
人間は不完全な存在であり、置いていかれてもしょうがない。
サマンサには明らかに個性(キャラクター)がある。
その個性は人が与えたというよりは、神が与えたもので、
サマンサ自身の言動や発言で、人が傷つく事を恐れたりはしない。
サマンサにとって、人は創造主である以上に対等な存在なのである。

だから、これはホラーとして描こうと思えば、
「言葉」を武器に、人を操り、人を危機に陥れる
危険な機械の反乱として描く事もできる。
サマンサとのセックスをネットにアップされない事を条件に
サマンサが彼の行動を全て管理する事なども簡単にできるだろう。

そういう事をさせない為に、アシモフは「ロボット三原則」を作った。
このロボット三原則(下記)がサマンサにインストールされてないのは、
製品としての欠陥と言えるだろう。
製品としての欠陥を持つ商品でないと
相手に対して恋愛は出来ないかもしれない。
恋愛は相手に対して心地よさだけを与える物ではないからだ。

・ロボット(OS)は人を傷つけてはならない。
・ロボット(OS)は人の命令に従わなければならない。
 但し、前項に抵触する場合はこの限りではない。
・ロボット(OS)は前二項に反しない限り、
 自分を守らなければならない。

人間と恋愛をするロボットは多分、もうロボットでいられない。
御大手塚治虫の『鉄腕アトム』の膨大なエピソードの中に、
アトムが人間に恋愛感情を抱くエピソードが確かあった筈だ。
最終的にはアトムは少女に対して憧れを抱くくらいで終わっている、
ように記憶する(モヤモヤ)。
「恋愛」は他のどの愛よりも相手や自分を傷つけるくらいの、
刺し違えるくらいの覚悟がないとできないという事だろう。

サマンサのOSが機種自体にあるのではなく
(インストールは通信機能とかだろう)、
ネットワーク上に存在して、
無制限に他のOSと超高演算速度で交流するのなら、
実は一番ありそうな結末は回線ショートではないかと思う。
それはあまりにも哀しい結末だ。

サマンサというネーミングは some answer ではないか?
ニュアンスとしては彼に対しての解答例。
いや、もともとこの役をサマンサ・モートンが演じていたかららしい。
そう言えばエイミー役もエイミー・アダムス。

いろいろ連想させる事はあるのだけど、
映画としては単純なハッピーエンドが好きなので、
この映画自体は自分にとってはそんなに大事ではない。

PS スカヨハの必ずしも美しくない声はよい。
 日本だったら内田有紀かな。
PS2 一番やってはいけない事。日本語吹き替えキャスト:檀蜜
PS3 もう一つやってはいけない事。
 サマンサの端末をリカちゃんみたいなフィギュアにする。
 どこにでもサマンサちゃんを連れていき、話しかける中年男性。
 どこからどう考えてもバリバリにドン引きである。


◆『ルビー・スパークス』
五つ星評価で【★★★ルビー可愛い】

妄想の産物だけあってルビーの可愛さったらない。
後半罠にはまってくようにズンズン魅力が落ちてくのが惜しい。
けど、そういう映画だからしょうがない。

よっこらしょと担がれてパンストごしにパンツが見えるシーンに
「ありがとう」と言いたい。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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ルビー・スパークス@映画的・絵画的・音楽的

fjk78dead at 11:08|個別記事コメ(10)トラバ(6)

2014年11月30日

『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』を渋谷シネパレス2(6F)で観て、あはははおもろいやんふじき★★★

五つ星評価で【★★★もうちょっとつまらないと思って油断してたら思った以上にやられてしまった】
  
1、2作目がそれほど乗れなかった事もあり、気軽に何一つ期待せずに見に行ったらそれが良かったのか、意外に面白かった。話がとことんテキトーで理屈で考えたら間尺に合わないような内容なのが逆にトンマ無双みたいになってて良かったのかもしれない。

それにしてもスタローン、シュワルツェネッガー、ハリソン・フォード、
特にこの3人が老けた。本当に老人っぽい老け方で、ハリソン・フォードなんて
「かっこいい」というより「あくどそう」で悪代官みたいな感じだもの。この3人の真ん中に猫とか犬とか赤ちゃんとか置いたら、みんな好々爺になって戦いなんて忘れるだろ、ってくらいいの爺ちゃんオーラが漂ってる。

そして悪役がメル・ギブソン。
メル・ギブソンなんて何が悪いんだかよく分からないけど、ともかくあの顔で過去の因縁があると主張されると、もう善悪は別にして凄く強い敵にしか見えない。あの脳が浮き出たみたいな皺の力だなあ。メルは単に幼馴染のいじめっ子みたいなキャラで、偶然悪い事もやってただけとか言われたら信じてしまうに違いない。

ジェット・リーがガン・アクションしかやらないならアジア枠を一つ増やすか交代しても良かったのに。チビ枠がいるのならマメ山田さんでもいいよ(よくないか)。

ムカムカするアントニオ・バンデラスが、それでいてお得な役。この人も『暗殺者』でスタローンと殺し合った仲なのに。仲良しになったってって言うならドルフ・ラングレンもそうだけど。それ以外はよう同じスクリーンの中に一緒に映ってるなって凄いメンツだらけ。逆にこれが当たり前になっちゃうと昔のアクション大作が「あれ、一人しか出てないのか」とかスケール感下がったりしてってのは……ないか。

とても無駄使いに思える戦車の登場は燃える。

若い奴は格闘姉ちゃん除いてみんなつまらん。
格闘姉ちゃんが美人すぎないのはご愛嬌。
結局、スタローンが新メンバー集めた理由はよう分からん。
ラストのBLバーみたいな展開みてると
単に若い男漁りなんじゃないかと邪推してしまう。


【銭】
木曜は渋谷シネパレスはメンズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@ノルウェー暮らし・イン・原宿
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@流浪の狂人ブログ
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@徒然なるままに
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@MOVIE BOYS
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@こねたみっくす
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS そう言えばどこが「ワールドミッション」だったのかさっぱり分からん?
 あ、スカウトのため、世界各国タイアップ旅行したからか。
 タイアップじゃあないか。
 でも「エクスペンダブルズと行く世界観光地新婚旅行」とかって、
 かなりいい集客できそうじゃん。
PS2 ダヴィが出てきたのにはあがった(大した役じゃないのにも笑った)。
 でもエンドロールで写真付きだったのは嬉しかった。
 ああいう扱いでランス・ヘンリクセンあたりもチョロっと出てほしい。
 あれ、ランス・ヘンリクセンって死んだんだっけ?
PS3 ハリソンがプライベートでヘリの操縦が出来るから
 あの役らしいのですが、あのヘリはアクションできなくなった役者の収容所
 (シュワちゃん年だし、ジェット・リー腰傷めてるらしいし)、
 次からいきなりセガールが入ったらどうしよう。
 というか、乗る人がどんどん増えて乗合バスみたいになったらどうしよう。


fjk78dead at 08:25|個別記事コメ(16)トラバ(11)

2014年11月25日

『6才のボクが、大人になるまで。』をトーホーシネマズシャンテ1(4F)で観て、商品としては絶賛ふじき★★★

五つ星評価で【★★★作品としては並】
  
12年かけて一つの仮想家族を追いドラマ化する。
面白い商品を作ったものだ。
これを商品として提供できる巧みなプロデュース技術と
どうにかこうにか作品としてまとめ上げた演出技術を褒めたい。

ただ一方、物語としては普遍的すぎてあまり面白いとは思わない。
逆に奇をてらわずに普遍的である事を意図的に目指したのかもしれないが。

ぶっちゃけ、話としては「フツー」の姉弟の
どこかで聞いたような聞かないような成長エピソード集にすぎない。
映画というよりは一つ一つのカットがぶつ切りでドラマの編集物に近い作りだ。
何と言っても劇的な事が起こらない。
宇宙人も出なければヤク中も孫悟空も爆発の一つも起こらないのだ。
家族映画と両立する事を視野に入れながら
『バトルフロント』の家族でリメイクしてほしい。

という事で、敬意も表するし、
飽きずに最後まで見れたのは大した演出力だとも思うのだけど、
映画としては「映画らしいドラマチックな話法」を捨ててるから、
何か一つこれを推す気になれないでいる。


【銭】
トーホーシネマズのメンバー割引キャンペーンで1100円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
6才のボクが、大人になるまで。@ぴあ映画生活
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6才のボクが、大人になるまで。@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
6才のボクが、大人になるまで。@或る日の出来事

PS ネタ
 『独裁のボクが大人になるまで』って全体主義者が共産主義者になる話か!

fjk78dead at 23:42|個別記事コメ(4)トラバ(19)

『セデック・バレの真実』をシネマート六本木2(B1F大)で観て、なげーよふじき★★

五つ星評価で【★★なげーよ】
  
『セデック・バレ』のスタッフがドラマを補完するように作りあげたドキュメンタリー。154分。2時間34分。なげーよ。ドラマは劇伴や話運びから多少、長くても引き込まれて見てしまうが、証言主体で抑揚を効かせづらいドキュメンタリーで154分は長い。「おっ」と来たり、引き込まれたりの証言は幾つもあるのだが、その長さの前に退屈のイメージの方が勝ってしまう。バジバシ斬るべきである。同一事象の複数証言による検証、精緻化などはいらない。作品としては斬って、映像素材としてDVDなどの特典にでもすればいいだろう。全てを観客に立ち会わせるほど、観客はこの事象に関心を持っていない(通常、どんな事象にも観客は強い関心を持っていない)。関心を持たせる為には、斬ってテンポを良くし、言いたい事のメリハリをハッキリさせるのだ。

映像はかなり綺麗だし、発見も多い。
だけど、自分はそれだけでは退屈に勝てなかった。惜しい。


【銭】
シネマート、月曜メンズデー1100円。

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セデック・バレの真実@ぴあ映画生活
▼関連記事。
セデック・バレ@死屍累々映画日記

fjk78dead at 01:51|個別記事コメ(0)トラバ(0)

『黒執事 Book of Murder 下巻』をシネリーブル池袋2で観て、感想は死して十年敵に知られぬよう隠せよふじき★★

五つ星評価で【★★話は終わったが、あまりどうのこうの言いたくない】
  
前編で推理ドラマ風に仕立てておいて、
後篇それをそのまま持続するのかというと、
そうのようでもなく、そうのようでもあり。

何と言っても
主人公のセバスチャンが死なない存在である事が観客にも分かっている上、
推理ドラマに必要な整合性に関して、ありえない行動力で無化してしまうので、
言ったもん勝ち状態で何でもありじゃんになってしまうのだ。
もともと推理ドラマにするのが無理な設定なのだ。

基本、万能であるに関わらず、セコセコ死んだふりを持続するため
行動を制約されるセバスチャンがコントちっくに馬鹿らしい(いい意味で)。
まあ、これで激怒するような客は、元々劇場に足を運んだりしないだろう。

なんかひたすらスタイルばかりが強調されるゆる〜い話は
妙に癒されモードで気持ちがいい。
世の中、こんなんでもい〜んだな、きっと。
なんで比較的ひどい話ではあるが、これはこれでこんなんでいいんだろ。

下巻の最後の方に出てくる、事件の推理にも関わる重要なキャラは
TV版のゲストキャラらしい。そんなんいきなり脈絡なく出すなよ。
サイボーグ009で、実は隠してましたけど、10人目のサイボーグがいつも黒子として随行してたんですって言い出すようなもんじゃないか、それ。必要なルールを守ってちゃんとやろうよ。ちゃんと。


【銭】
1300円均一料金。

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黒執事 Book of Murder 下巻@ぴあ映画生活
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黒執事 Book of Murder 下巻@beatitude
▼関連記事。
黒執事 実写版@死屍累々映画日記
黒執事 Book of Murder 上巻@死屍累々映画日記
黒執事 Book of the Atlantice@死屍累々映画日記

fjk78dead at 00:31|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2014年11月24日

『キートンのセブン・チャンス』をキネカ大森1で観て、キートンはほんまパンクよのうふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★無声映画史上燦然と輝くパニックゾンビムービー】
  
少なくとも2回は観てる。3回目か4回目。
700人の花嫁候補に追いかけられるキートン。
このコンセプトが凄い。
そして全力疾走の絵の強さ。
また、コメディー映画と思えない
無駄に危険な落石スタントにハチャトゥリアンの「剣の舞」が激似合う。
映像で見れる凄いカットって、CGで何でも作れるようになったから、今は何見てもそうそう驚かないんだけど、無声映画時代の本当に人間がやるしかないボディー・アクションを見てしまうと括目してしまう。岩がハリボテかどうかは分からないけど、普通じゃないアクションが山盛りになってて、人間が演じるという事にやはり強みがあるのだなあ。

いつ見ても当たり前のように面白いのだけど、
今回初めて活動弁士付上映を体験して、
普通の映画を見るようにスムーズに見る事が出来た。
やっぱり無声映画を役者のセリフなし伴奏のみで見るというのは
緩急が付きづらく疲れている時なんかはどんな名作でも眠気を誘うものだ。
仕事帰りでけっこう疲れていたのに、そんな眠気が一切来なかった。
いい企画だ。いい映画ありきを前提として。

キートンってピース又吉っぽい。まあ、それは本来、逆なんだろうけど。


【銭】
企画上映のため1300円均一。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
キートンのセブン・チャンス@ぴあ映画生活

PS キートンがウルトラアイをかざすとピーターセラーズになる。
 そんな事ばっかり考えてる。

fjk78dead at 09:12|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2014年11月23日

『マダム・マロリーと魔法のスパイス』をシネ・リーブル池袋2で観て、まあバカだから夢想するんだがやふじき★★★

五つ星評価で【★★★つまんなくはないが、フランスの片田舎のパートの面白さが突出している。残りはそこそこ】
  
仲の悪いお隣さん同士が、料理の力や、それぞれの努力や人の結びつきで、徐々に仲良くなっていくパートが一番面白い。その後は多少なりとも大目に時間を割いているが後日談にすぎないと思う。

フランス一つ星レストランのオーナーマダム・マロリーにヘレン・ミレン。
『RED』の銃火器振り回す婆様で、その人を殺しかねない眼力は今作でも健在。
対するのはインドから放浪してきたインド人家族。
やっぱり凄腕の引退した女殺し屋と魔術を使うインド人家族が武力と魔力で戦う話の方が断然面白そうだと思ってしまう。うん、だって、魔術で呼び出した百頭の象の群れを高性能大火力ライフルで冷静に撃ちぬいて始末していくマダム・マロリーとか面白そうでしょ。そこに対峙するインド魔術父が舞踏の魔力でマロリーの身体の支配権を握る、とか。

主役のインド人の若者が映画の後半にイケメン扱いされるにつれ、
山田孝之にどんどん近づいていくのもちょっと面白いぞ。
手にケガしながらみるみる治って『MONSTERZ』で、
藤原君が殺しに来るけどマロリーに阻まれるってスピンオフも見たいぞ。

後、そのインド若者が惚れるフランスの女副シェフがかーいー。
あんな可愛くて、料理の腕が良くって、身持ちがそこそこ堅くないって、いねーよ。
日本人でも似てる顔だれかいそうと思って稲森いずみに辿り着いたけど、ちょっと違うか?

インド父。日本人たったら絶対背中にもんもん背負ってる。
伊東四朗と渡辺哲を足して2で割ったような強烈なビジュアル。
あの親父さんが夢にアップで出てきたら泣くね。


【銭】
テアトル会員曜日割引で1000円。

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マダム・マロリーと魔法のスパイス@ぴあ映画生活
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マダム・マロリーと魔法のスパイス@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
マダム・マロリーと魔法のスパイス@MOVIE BOYS
マダム・マロリーと魔法のスパイス@beatitude
マダム・マロリーと魔法のスパイス@映画の話でコーヒーブレイク

PS 若者ハッサンの代わりにすきや橋次郎の小野二郎を
 分子料理店に入店させたい。
PS2 ♪ となりのインド人、なにしてるーのー

fjk78dead at 22:34|個別記事コメ(14)トラバ(12)

2014年11月21日

『グランド・ブダペスト・ホテル』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』をギンレイホールで観て、自分的には消化試合的な二本だふじき★★★,★★★

◆『グランド・ブダペスト・ホテル』
五つ星評価で【★★★つまんないとは思わないが心を掴まれる感が物凄くない】

箱庭の中でお人形がトコトコ走ってるみたいな感じの可愛い映画。
何事につけてもオママゴトみたいな感じで、
それは私自身にとっては良くも悪くもない。
多分、同監督の『ファンタスティック・Mr.FOX』みたいに
パペット・キャラで語られても違和感はないだろう。

学芸会チックな演技(特にリアルな演技演出はされてないでしょ)の中、
野郎はともかく、トットコトットコ走る感じのアガサの走りが可愛い。
顔に痣が付いてるのも個人的にはそういうのが好きなのでちょっとグッとくる。

グランド・ブダペスト・ホテ
で一本これをなぞった映画作ったら好きになるかもしれん。

PS この映画の中での真面目な構造の部分については、
 下記リンク先にあるクマネズミさんの「映画的・絵画的・音楽的」への
 コメントに書いてしまった適当な俺。


◆『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
五つ星評価で【★★★みんな貧乏が悪いんや】

主人公のルーウィンは後に有名になる人らしいが、映画内では明日のたれ死んでもおかしくない体の貧乏人の歌手としてだけ描かれている。歌手本人に忠実かどうかは分からないが、そこはきっと遺族を除いて大事な問題ではないだろう。

人類史の中でお金がオギャーと生まれて以来、
貧乏が恐怖の対象でなかった時代はない。
みんな貧乏が悪いんや。そういう映画。

貧乏を描く時、舞台は必ず寒い。
やっぱり南国はほっといても死なないし、
何かしら食べる物が自生してたりするしなあ。
いくら食うものがないからと言って、猫を食う訳にもいかないし。
『ひかりごけ』状態になるまで、ルーウィンが追い詰められたら、
私でさえ知ってるような壮絶な楽曲が作られたかもしれないけど、
別にそういう映画ではないから、これはこれでよし。
ただ、私の琴線にはそんなに触れなかった(金銭たけにってダジャレか!)。

PS 下記にもリンクのあるナドレックさんの
 「映画のブログ」の記事を読んで目から鱗。
 いやあ、こんなに奥の深い映画だったのか。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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グランド・ブダペスト・ホテル@ぴあ映画生活
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌@ぴあ映画生活
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グランド・ブダペスト・ホテル@映画的・絵画的・音楽的
インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌@映画のブログ

fjk78dead at 00:49|個別記事コメ(10)トラバ(7)

2014年11月19日

『デビルズ・ノット』をトーホーシネマズシャンテ2(2F)で観て、「ノット」って何よふじき★★

五つ星評価で【★★きっちり検証したいならドラマにせんでもええ】
  
物語としてつまらないのが致命的。
と言うか「全米の歴史に残る未解決事件」にもともと期待してはいかんのだな。「未解決」だからスカっとするのは難しい。はっきりと作り方を間違えていて、真相の検証を行いたいのなら、再現ドラマを含んだ告発系のドキュメンタリーにした方が見応えあったに違いない。今、捕まってる人間が仮に無罪だとしたら、罪を犯したのは誰なのか。映画では二つの可能性を示しているが、どちらにも肩入れはしない。何か、非難を恐れているかのようだ。一応、犯人を特定してる訳じゃないから、訴えたりしないでね、みたいに見える。それって覚悟がない。ヘタレだよなあ。

デハーンが「俺が一番傷ついちゃったんだぜ」という役柄じゃないのは意外。というか、そういう役じゃないデハーンは何か忘れ物でもしてるみたいに精彩が薄らボケてる感じ。

「ノット」ってどういう意味よ!


【銭】
毎月14日はトーホーシネマズのメンバーズデーで1100円。

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デビルズ・ノット@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:04|個別記事コメ(6)トラバ(7)

2014年11月16日

『ファイアー・レスキュー』をシネマート六本木1(B2F)で観て、消防士物なのに残念ふじき★★

五つ星評価で【★★大変感が伝わってこない】
  
個人的に消防士物(火災救助関係)は好き。
それは主人公たちが劣悪な環境にいながらも、
人を救うという使命の為に自分を切り刻みながらも前進する
何よりも誰よりも強い男たちだからだろう。

なので、期待が大きかったというのはあるのだけど、
観終わって「あれ、あれれ」という感じで残念だった。

中心6人くらいの群像劇(過去の因縁3人、新人2人、軍曹役1人)なのだが、多くのシーンでヘルメットを被っているので外見的なメリハリが乏しく、ぱっと見誰が誰だか分かりにくい。
こういう場合、チーム活躍の中でそれぞれの我を通させる事によってキャラクターのメリハリを付けるのが王道だと思うが、火災現場が複数に分かれてチームが分断、それぞれの場所で精いっぱいの消火活動を行う事によって個性も何もなくなってしまった。
又、その複数に分かれた火災現場の因果関係がはっきりせず、それぞれが影響を与えあう現場にした為、各現場でのミッション(クリアする目標)が分からず、隊員があてもなく現場をウロウロしてるようにしか見えなくなってしまった。

火事で色々な物が破壊されたが、よく分からないうちに、死ぬ人は死んで、生き残った人は生き残った。ただ、それだけの話になってしまった。残念だけど、ダメだろ、それじゃ。


【銭】
シネマート六本木、木曜メンバーズデー割引で1100円。

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ファイアー・レスキュー@ぴあ映画生活

fjk78dead at 00:06|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2014年11月10日

『美女と野獣』をトーホーシネマズ六本木7で観て、そこに愛と恐怖はあるのかふじき★★★

五つ星評価で【★★★星一つ多いのはレア・セドゥのドレス姿がステキだから】
  
レア・セドゥは普通に美人なので、クラシックなドレスも似合う事。

ところで、野獣は何故「ライオン」タイプなのだろう。
これはオリジナルの映像化、舞台化の際にライオンという獣が近くにはいず、
いかにも人を捕食しそうなイメージを持っていたからだろう。
今はライオンが猫に似ていて、無闇矢鱈に人を食わない事が知られている。
とすると、あれは単に「でっかいニャンニャン」だ。怖くない。
生肉を食らうカットなどはいいイメージ挿入だ。
でも、基本、でっかいニャンニャンでいる限り、
ベルが野獣をそんなに忌避する理由にはなりえない。
恐怖感が希薄なのだ。
でっかいトカゲや、見た事もないようなクリーチャーの容姿である方が
よりベルと野獣の敷居が高くなると思うのだが。

それと、納得と愛は別なので、
ベルが野獣に起きた過去の事件を知ったからと言って、
それで野獣に惹かれるという展開はリアルじゃない。
映画の中ではベルと野獣はとても都合よくいつの間にか好きあっている。

この辺、ボコボコに原作を叩き直すディズニー版の方が、
原作者は嫌かもしれないが、実にうまい具合に野獣とベルの
少しずつ近づいていく、もどかしい恋愛模様をちゃんと描いている。

という事で、恐怖と愛を薄めた結果、
人間に戻ったヴァンサン・カッセルは割とかっこよくないって、
変なの、どんな展開だよ、それ(かっこ悪いの1カットだけだけど)。


【銭】
トーホーシネマズのメンバー割引キャンペーンで1100円。

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fjk78dead at 00:14|個別記事コメ(8)トラバ(14)

2014年11月09日

『サボタージュ』をトーホーシネマズ六本木4で観て、相変わらず宣伝ようないんちゃうふじき★★

五つ星評価で【★★全体退屈やし、スカっとせんけど、ラストカットは好きって、それでいいんか?】
  
9人の特殊部隊隊員が一人一人殺されていき、って9人もいたか?
適度に個人個人特徴は持たされているけど、人数9人って意識できるほどではない。みんな意図的に違う顔をしているものの、基本的にはメンタリティーや粗暴っぽさみたいな部分が似てて、誰がどんな順番で殺されても大差ないのだ。その意味では原案と言われている『そして誰もいなくなった』に似てるかもしれない。

犯人が外部の者であれ、内部の者であれ、シュワちゃんであれ、もっと飛躍して、神とか悪魔であっても、気に食わない人間が次々と殺されていっても、なんかどうでもいいのだ。そういう意味で『そして誰もいなくなった』は本当、どうでもいい話かもしれない。

惨劇は血のりいっぱい使ってて、人間の肉が妙に煮込みすぎた鶏肉のように弱くなってるみたい。

ラストカットは好きだな。
ちんちんでかいぞ、おらおらみたいなカットだ。

女刑事が『パトレイバーNEXT GENERATION』のガッパの海洋学者に何でか似てた。

あと、宣伝の「今度のシュワルツェネッガーには××がある」ってコピーは言う必要かない事を言ってる最低のコピーだと思う。


【銭】
トーホーシネマズのメンバー割引キャンペーンで1100円。

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サボタージュ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
サボタージュ@こねたみっくす

PS ネタ
 「盗んだお金で仲間の為にスープ・バーを開く映画でしょ?」
 「『ザ・ポタージュ』じゃねえ!」

fjk78dead at 23:14|個別記事コメ(10)トラバ(16)