2013年に公開したもしくは観た洋画

2015年04月01日

『コードネーム:ジャッカル』をシネマート新宿1で観て、これゲキおもろいやんふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★このコメディーの伏線収拾の見事さを見ろ】  

何も知らない状態で見た。
「コードネーム」というから、てっきりスパイ物と思ったら、スパイの「ス」の字も出てこない。無理やりジャンル分けするとミステリー・コメディーになるのかな。

後から発掘したチラシが適当にネタバレしてる、おいおいおいおい。
どうせ客は韓国イケメン俳優目当てだから、そこに照準合わせて
多少のネタバレは目をつむってみたいな姿勢で作られてるっぽい。

監督が『彼女を信じないでください』のペ・ヒョンジュン。
げげっ、面白いに決まってるじゃん。

あと、豆知識として素性を隠したい韓国人がラブホを使う時に日本人を装うってのは、ヒエラルキーが低いながら、金払いが良くスケベという感じでなかなか的を得ている気がする。実際に如何にも使われてそうである。

映画内で一番、階級の低い、田舎の刑事と巡査が
一番やり手ってのもパターンだけど実にグー。


【銭】
特別料金で1300円なり。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
コードネーム:ジャッカル@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
コードネーム:ジャッカル@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
コードネーム:ジャッカル@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS なんで一週間だけ限定リバイバル・ロードショー
 なんかをやる事になったんだろ。まあ、見れてラッキーだったけど。


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(2)トラバ(4)

2015年01月18日

『ある優しき殺人者の記録』を新宿バルト9−2で観て、期待通りにブルブルふじき★★★★

初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。

五つ星評価で【★★★★白石晃士に震えろ】  

今、出す作品、出す作品が傑作か、問題作である白石晃士を見逃す訳にはいかない。バルト9なんて劇場としては嫌いだけど、正規料金1800円を払って行ってきました、って程度には意気込み強い。意気込み強いのにずっとレビュー書けなかったのは、ついついいい映画のレビューをためちゃう悪癖からである。だから、今後、有名になるならないは別として、白石晃士の名前を見かけたら劇場に馳せ参じてほしい。凄く好きか、全然嫌いかに分かれそうだが、まあ、毒になるか薬になるかは試してもらわんと。

と言う訳で、『ある優しき殺人者の記録』も唸った。
勿論、どうなったか言及は避けるが、この映画のラストの閉じ方はそんなに好きではない。なのに、途中までの息詰まる展開で、この映画がつまらないとか、ダメだとかは口が避けても言えない。この物語に翻弄される感覚がたまらなく好きだ。

強い映画です。面白いとかつまらないとかという評価ではなく、
強い、弱いで明らかに強い映画。
それにしても、わざわざ韓国に行って
実にバチ当りな物を撮ってきやがって、白石晃士ステキすぎる。

韓国から主演二人。
ヨン・ジェウク(連続殺人犯容疑者)
キム・コッビ(容疑者の幼馴染、レポーター)
やっぱ、『息もできない』のキム・コッビの居住まいは実にいい。
いるだけで、空気がリアル、かつ、映画的になる。

日本から共演二人。
米村亮太朗と葵つかさ。
事件に巻き込まれる日本人観光客カップルだが、
この二人の狂いっぷりが半端なく良い。
特に米村亮太朗のキレっぷりは、
普通にキレた人をただ単に連れてきて
役者に仕立てたかのように見える実に見事なキレっ振りだ。

まだまだ、面白い映画はあります。
ただ、他の人が見て、本当に面白いのだろうかと躊躇する事もあるけど。


【銭】
珍しく正規料金1800円を大盤振る舞いに支払って鑑賞。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ある優しき殺人者の記録@ぴあ映画生活

fjk78dead at 17:06|個別記事コメ(2)トラバ(5)

2014年09月07日

『暴走特急』『暗殺者』を新橋文化で観て、そういや観たなあふじき★★★,★★

随分、昔の書きっぱなしのを見つけた。

◆『暴走特急』
五つ星評価で【★★★セガール映画の映画っぽい奴】
別名『沈黙の暴走特急』
『沈黙の戦艦』の武装コック、ケイシー・ラインバックが今度は電車でテロリストと大喧嘩する映画。嫌な奴と同乗したテロリストにはいたく同情する。何が不運ってただ計画が頓挫するだけならともかく、ボコられ具合が半端ない。もう、人としての尊厳もなくボコられる。セガールの相手って皆そうだ。

それにしても、まだまだこの頃はセガールなのに映画であるなあ。


◆『暗殺者』
五つ星評価で【★★PCに隔世の感】
スタローンがパソコン通信で暗殺司令を受けたりするんだけど、いや、PCのスペックの古さが凄い。暗殺家業から引退しようとするスタローンが、それでも今と比べると若いし、世代交代を推し量ろうとするバンデラスはピチピチだけどうざい。そして、ジュリアン・ムーアがヒロイン役で出てる。そういや、こんな感じの映画に適当に出てた。そんな女優だった気がする。


【銭】
前売券使用で700円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
暴走特急@ぴあ映画生活
暗殺者@ぴあ映画生活

fjk78dead at 21:24|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2014年01月31日

『ホワイトハウス・ダウン』『アフター・アース』を新橋文化で観て、正月から最高と最低ふじき★★★★,★

新橋文化の正月興行。
何でこんな面白いのとつまんないの一緒にやるかね(笑)

◆『ホワイトハウス・ダウン』

五つ星評価で【★★★★うおおおおおおお面白い】

チャニング・テイタム頭、悪そうでいいな。
頭、悪そうな人は何で必ずランニング1枚になるんだろう。
そして大統領にジェイミー・フォックス。ああうん、大統領っぽい。
チャニング・テイタムを凌ぐような活躍をしないのがナイス・バランス。
次から次へと起こる危機また危機。
敵が臨機応変だけど即興で作り上げた混成軍で一枚岩じゃなかったり、
敵内部でも目的が違ったり、
そして主人公にとっての絶対の弱点をちゃんと用意してたり。
やっぱり映画は娯楽よのう。

ロリ女の子が、ポールダンスして攻撃を止めるんだったら、
もっとこの映画を好きになったに違いない。



◆『アフター・アース』

五つ星評価で【★あっはっは。キャンプに行きたいなら親子二人だけで行けよ】

お前ら、夏休みの課外授業の代わりに映画製作なんかしてんじゃねえよ。

親父がふんぞり返ってて「偉げ」だけど、偉大な人物に見えなかったり、
子供の性格が悪くて、同情できなかったり、どうせえちゅうんじゃ。
あ、母ちゃん、アフリカから連れてきたばっかみたいな顔してる。
おまいらこれで1800円取るんか、という映画(いや1800円払ってないけど)。

yukarinさんとこのコメントに書いたのまるまる転記しちゃうんだけど、
多分、うかうかしてるうちに激痛でゴーストとか使えないウィル・スミスの身体を怪獣が乗っ取って、ジェイデンの最後の敵は怪獣と合体したウィル・スミスとかって話にしてくれたら、ちょっとは盛り上がったと思う。
いや、本当。どうすかねえ、yukarinさん、って答はyukarinさんとこのコメント観に行きゃいいのか。



【銭】
前売券使用で700円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ホワイトハウス・ダウン@ぴあ映画生活
アフター・アース@ぴあ映画生活
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ホワイトハウス・ダウン@映画のブログ
ホワイトハウス・ダウン@映画的・絵画的・音楽的
ホワイトハウス・ダウン@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ホワイトハウス・ダウン@銀幕大帝
ホワイトハウス・ダウン@いやいやえん
ホワイトハウス・ダウン@SGA屋物語紹介所
アフター・アース@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
アフター・アース@銀幕大帝
アフター・アース@タケヤと愉快な仲間達
アフター・アース@いやいやえん


fjk78dead at 01:28|個別記事コメ(16)トラバ(12)

2014年01月16日

日本インターネット映画大賞・外国映画2013年分の投票記事だ、ふじき

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『 外国映画用投票テンプレート』

【作品賞】(3本以上10本まで)
  「マッキー     」  5 点
  「ジャッジ・ドレッド  」5 点
  「キャビン     」  5 点
  「殺人の告白    」 3 点
  「ホワイトハウス・ダウン 」  3 点
  「シュガー・ラッシュ 」  3 点
  「サイド・エフェクト 」  3 点
  「クロニクル    」  1 点
  「NO ONE LIVES   」  1 点
  「セッションズ   」  1 点
【コメント】
 理屈じゃなく、単純に脳がワサワサ揺らされた奴。マッキーは目茶苦茶な映画と分かっているが、蠅でさえ悪漢に打ち勝てるというコンセプトに感激した。ジャンルムービーばっかやな。

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【監督賞】              作品名
   [北村龍平       ] (「NO ONE LIVES       」)
【コメント】
 エール

【主演男優賞】
   [アーノルド・シュワルツェネッガー] (「ラスト・スタンド 」)
【コメント】
 エール

【主演女優賞】
   [ルーニー・マーラー  ] (「サイド・エフェクト     」)
【コメント】
 もう単に凄かったから。

【助演男優賞】
   [ヤヤン・ルヒアン   ] (「ザ・レイド        」)
【コメント】
 小さな強いおっさん。それが理由。

【助演女優賞】
   [オリヴィア・サールビー] (「ジャッジ・ドレッド     」)
【コメント】
 見事な添え物感。

【ニューフェイスブレイク賞】
   [ナン子ちゃん     ] (「にっかつインド映画宣伝用ユルキャラ」)
【コメント】
 ナン子ちゃんに何かあげたいなと思って

【音楽賞】
  「ゼロ・グラビティ
【コメント】
 何気に音楽が映画を支えている。

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【私が選ぶ○×賞】
   [[ひみつ           ] (「ひみつ        」)
  「ひみつ           」
【コメント】
 ひみつ

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
(同意しない方は「同意する」を「同意しない」に書き改めて下さい)
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fjk78dead at 00:07|個別記事コメ(2)トラバ(3)

2014年01月14日

『マンボーグ』を新宿武蔵野館3で観て大惨事ふじき★

五つ星評価で【★そりゃあ、つまらないからさ】

地獄VS人類の戦いをロー調で描く。

製作費8万円ってのは確かに凄いが、
カナダとの為替差異やプロ機材が使える、
仲間で作ってるから人件費ゼロみたいな要素が重なってるのだと思う。
ネットでの予告再生回数が50万回を超えているらしいが、
所詮、無料だし、倍速とか見飛ばしてるとか考えると数は何の参考にもならない。

内容は「素人」感が強い。
いや、素人が身内の上映会で自分達だけで拍手してるのはいいけど、
外に売って自慢できるほど面白くはない
(とは言え、これ以下のプロ作品もありそうだけど)
具体的に欠点をあげると、魅力のない個性だけが強いキャラ、
キャラはもとより世界の説明不足により、
主人公の目標到着点がよく分からないのでカタルシスが得づらい、
とストーリー展開を阻む要素が多い。だから、本編64分しかないのに長い。
いい所はビジュアルがいいとは言わないが、思い切っている点。だけだ。

以下作品がオマケに付いてる。
『バイオコップ予告(6分)』
『ファイヤーマン予告(2分)』
『レーザー・ゴースト2(9分)』
『ファンタジー・ビヨンド(8分)』
『ファーザーズ・デイ予告(1分)』

基本、短ければ短いほど出来がいい(ってバリバリ駄目だろ、それ)。
予告に浮き上がるセンセーショナリズムなデザインやセンスはいい(そこONLY)。
でも、話作りが予告や短編の時点でつまらないのは、重症である。


【銭】
二番組券2000円を購入、そのうち1回。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
マンボーグ〈日本劇場公開特別版〉@ぴあ映画生活
▼関連記事
ファーザーズ・デイ@死屍累々映画日記


fjk78dead at 00:26|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2014年01月13日

『サイド・エフェクト』『ランナウェイ 逃亡者』をギンレイホールで観て、こえーガーガーふじき★★★★,★★

『サイド・エフェクト』

五つ星評価で【★★★★怖くてたまらない】

多くは語らない。ネタバレるから。
スティーヴン・ソダーバーグとは相性が悪い方なんだけど、これはよかった。

ジュード・ロウ:ラスト近くのヤバさまでよく演じたなあ。
ルーニー・マーラー:すげえ可愛い。凄いなあ。
キャサリン・ゼダ=ジョーンズ:ほどほどのイケテない感を出すのが上手いんだなあ。
チャニング・テイタム:身体が筋肉なのに天使っぽい役。
 顔だけ映ってるチラシを見てて分かった。
 筋肉野郎だけど顔はトム・ハンクスに似てる。

怖い。上手い。
ジュード・ロウは『コンテイジョン』の演技のオツリで、追い込まれた時、
観客の信頼を裏切りそうな悪いイメージがある。それがいい方に作用している。

コメントを付けてくださる方がもしいるようなら、
この作品については話の筋や、人物相関などを語るとネタバレてしまうので、
極力、ネタバレしない記述の配慮をお願いします。




◆『ランナウェイ 逃亡者』

五つ星評価で【★★確かにレッドフォードの映画】

よさげな話なのに何でつまんなかったんだろう。
シャイア・ラブーフの顔がニタニタ顔で甘すぎる。あまり知恵者に見えない。
ロバート・レッドフォードが年相応に爺さんすぎる。
そして、そのレッドフォードのファッションが若者すぎる。
流石に彼ほどの爺さんになるとTシャツは似合わない、本人がどう思っていても。
どうも、この辺のチグハグさと、ゆっくりテンポがあかんかったようだ。

目がランランとしてるスーザン・サランドンはよかった。
地味スーツの公務員が似合うアナ・ケンドリックもよかった。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
サイド・エフェクト@ぴあ映画生活
ランナウェイ/逃亡者@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
サイド・エフェクト@映画のブログ
サイド・エフェクト@迷宮映画館
ランナウェイ/逃亡者@映画的・絵画的・音楽的


fjk78dead at 05:00|個別記事コメ(14)トラバ(8)

『最後のマイ・ウェイ』『スカイラブ』をギンレイホールで観て、観たなあ感爆発とオイオイふじき★★★,★★

『最後のマイ・ウェイ』

五つ星評価で【★★★人間一人分の歴史を観たなあという満足感】

知らん。知らん。クロード・フランソワなんて知らん。
フランスのアイドル歌手(♂)の一代記。
見てみると映画は滅法面白い。

人から愛される素質がある。
独占欲と支配欲が強くて、人を愛すると相手をボロボロにしてしまう。
才能にあふれ、マルチに活躍の場を広げ、戦い続ける。

見ていて、しょーもない奴と思わせながら、そのしょーもなさも合わせて、どうにか安定して落ち着く場所を与えてやりたいと観客に思わせる手腕が素晴らしい。主人公に欠陥はあるが、その欠陥を埋める後悔や才能を小出しに出して、観客を納得させる。そら、同調するよ。映画を観てて、基本、主人公を嫌いになるのはつらいもの。

という訳で日本だったら、
西條秀樹で最後に美波春夫が『YMCA音頭(※)』を歌う事で涙を流すみたいかな、と思って見ていた。下記TBのトラネコさんは俊ちゃんだそうです、成程ね。

PS 最初の恋人がゴーちゃんにちょっと似てる。
PS2 フランス・ギャル役の女の子がなかなか可愛いのう。
PS3 『マイ・ウェイ』があの英詩がオリジナルじゃないというのは知らなかった。
 でも、元の仏詩が女々しさの極致みたいな曲だから、
 シナトラはそれとは別の英詩でうたって大正解だったと思う。

※ YMCA音頭は多分、実在しません



◆『スカイラブ』

五つ星評価で【★★いけすかない主人公】

ジュリー・デルピーの監督作。
舞台は過去。冒頭と巻末に現代部分がちょっと付く。
その現代部分で主人公の「いけすかない部分」が明確に描かれる。
ああ、いやだいやだ。めんどくさい。関わりあいたくない。
そして回想から過去に入って主人公が少女になって5分とかからないうちに、やはりこの少女とその少女を取り巻く家族が実に「いけすかない」事が分かるのである。
そんな主人公たちの「いけすかなさ」と格闘する113分。

親戚一同が集まって、婆ちゃんの誕生日を祝う。
ジュリー・デルピーの子供に向けるカメラが優しい。
そこはいいと思う。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
最後のマイ・ウェイ@ぴあ映画生活
スカイラブ@ぴあ映画生活
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最後のマイ・ウェイ@レザボアCATs


fjk78dead at 02:55|個別記事コメ(2)トラバ(1)

『愛さえあれば』『ローマでアモーレ』を観て春じゃないのに春眠暁を覚えずふじき★★★,★★

『愛さえあれば』

五つ星評価で【★★★歌わないマンマ・ミーアみたいな(あ、マンマ・ミーアをもう覚えてないや)】

結婚式を中心に親同士が恋仲っぽくなったり、
結婚をあげる当人同士の障害が持ち上がったり、
ライトコメディーという程じゃないけど、
適度にやかましく適度に切ない。
いわゆる中途半端って奴じゃないか。

シリアスに寝首をかかれそうになる『マンマ・ミーア』みたいな
(でも、マンマ・ミーアもう覚えてないからなあ)。

新婦の母親と新郎の父親の年をとってからのロマンスが本題で、
性格よさげなおばちゃんと胸毛モジャのピアース・ブロスナンにはあまり興味ない。
興味もたないとダメ?
興味持たなくても楽しませてくれるくらい適度に面白いから問題ないんだけど。

新婦の女優さんが誰だか知らないけど、見とれるくらい綺麗。



◆『ローマでアモーレ』

五つ星評価で【★★アレンぽいけどね】

ローマの恋のアラカルト・ムービー。いつものアレンの。
相変わらずアレンは呼吸するように自然に映画を撮っている。
その呼吸に観客の息が合うとか合わないとかにはアレンはもう興味がないのだ。
この映画を観て宣伝担当者は、この映画なら『ローマでアモーレ』で充分だろ。
そう思ったに違いない。実に適正なタイトルだと思う。

四つの話が決して組み合わさる事なくダラダラ語られる。
そう、ローマってきっとダラダラな町なんだろう。

・ウッディ・アレン演じる男が娘の結婚式にローマにやってきて、
 風呂場だと凄い美声のオペラ歌手(新婦の父)を見つける話。
・若い建築家が未来の自分と語らいながら、すんでのところで
 性悪女(エレン・ペイジ)と爛れた関係にならずにすむ話。
・ロベルト・ベニーニが有名になったり無名になったりする話。
・田舎のカップルが都会に出てきて、どっちも思いもよらない
 恋のアバンチュールをしちゃう話。

どれもまあ、適当な白昼夢で、男は姿形は違ったり違わなくても全部アレンの分身で、女はそんなアレンが相手したいと思ってるあらゆるタイプの聖女だったり、ビッチだったり、なんである。うん、アレンだ、いつもの。
まあ、ええでねえの。目くじら立てなくても。


『映画的・絵画的・音楽的』さんのとこに付けたコメントが一番、
この映画に対する全ての人々の感情を言い表わしてると思う(下のリンク先から飛んで確認してみてください)。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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愛さえあれば@ぴあ映画生活
ローマでアモーレ@ぴあ映画生活
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愛さえあれば@映画のブログ
愛さえあれば@映画的・絵画的・音楽的
ローマでアモーレ@映画的・絵画的・音楽的



fjk78dead at 01:01|個別記事コメ(4)トラバ(3)

『イノセント・ガーデン』をギンレイホールで観て、この後が面白そうだふじき★★★

五つ星評価で【★★★これはこれでいいけど、この後の方が面白そう】

『オールド・ボーイ』のパク・チャヌクのハリウッド、デビュー映画になるのかな。なかなか堂々、立派な出来ってか変な出来。これだけ好き勝手に作れているなら心配することも全然なさそうだ。

画面作りの美学が大層凝ってて面白い。特にあの蜘蛛が……
その美学な画面同様、捻じれている事に対する否定から解放された主人公が足を踏み出すその先の道程の方が面白そうだ。

【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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イノセント・ガーデン@ぴあ映画生活


fjk78dead at 00:07|個別記事コメ(2)トラバ(2)

2014年01月11日

『セッションズ』をシネマカリテ2で観て、もっとえげつない宣伝してよかねふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★「セックス・セラピスト」この単語で下種に話題をもっと集めてもいいのではないか】

下種な人間なので、姉ちゃん(美人ならなお良し)が裸になる映画が好きだ。
それと興味本位的に「障害者とセックス」を取りあげた映画も面白いと思っている。

なので、直前まで知らなかったこの映画。
おいおいおいおい、ちゃんと宣伝しようよ。

伝わらないよ。

チラシの図面がとても爽やかで、
主人公が首から下が動かせない半身不随の障害者なのに全身映ってないし、
ヘレン・ハントはその主人公にボランティア(但し、経費としてお金は取る)で
セックスするというセンセーショナルな役なのに、
単に年上の女性みたいなポートレート写真だ(別にヌードを図案化しろとは言わんが)

このチラシのデザインから何が読み取れるか、何も読み取れない。
そんなに「セックス」とか「障害者」とか「障害者のセックス」とか
表に出したくないんだろうか。

実話の映画化で、
首から下が半身不随の皮肉屋のマーク(感覚はあるが身体は動かせないタイプの障害)
がセックス・セラピストの助けを受けながら、セックスを行い、
愛やセックスや人生について考えを進めていく映画。

下種な視線だけでなく、障害者と性を扱った映画はどれも面白い。
たりめーだ。
セックスに関する向きあい方、本気度が違う。
だから、そういうのにいい加減な健常者(俺)にもガツンと響く。

それにしても、最終的には当たり前なんだけど、バリバリ人間だ、と。
別に障害者を「人間じゃない」とか「何か別の生き物」と思ったりはしていないが、
障害者に「性別」がある意識などはなかなか持てないものだ。
そんなの全然ナンセンスで何ら変わらないのだ。
だから、こういう映画は多くの人に見てもらいたい。

ちなみに日本だと「セックス・セラピスト」ではなく、障害者相手のデリヘルが存在する。そのデリヘルを扱った映画がある。『暗闇から手をのばせ』、フィクションだが、これも実に面白いのでお奨めである。



【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。

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セッションズ@ぴあ映画生活
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セッションズ@みんなシネマいいのに
暗闇から手をのばせ@死屍累々映画日記

PS タイトルの『セッションズ』はセラピストの行う
 「セッション(日本語だと『施術』かな)」=セックスの事。
 セラピストが障害者に肩入れしないよう回数が最大6回までと決められている。
 いや、このタイトルも分からんタイトルでしょ。
 日本でセラピーにかかるなんて特殊な事だから、
 「セッション」なんて言葉、普通に誰もセラピーの事だとは思わないよ。
 あえて、はっきり明示しないタイトルに抑えたのかもしれないけど。
PS2 だから、邦画タイトルは
 『ヘレン・ハントのセックス・セラピスト大作戦』とかがいいんじゃないかなあ
 (それはそれで、見た客、怒るって)。


fjk78dead at 09:49|個別記事コメ(12)トラバ(9)

2014年01月07日

『道化死てるぜ』をUPLINK FACTORY(1F)で観て、まあえんでねふじき★★★

五つ星評価で【★★★こんなんに目くじら立てんでもと優しい気分になれる映画】

えーと、邦題を付けた人の勇気と投げやりに拍手したい。
映画その物より、このタイトルの方が乗り越えちゃってる。
「何を乗り越えてる」かは………「常識」かな。つまんねー答だな。

まあ、でも、これはノスタルジックな昔ながらのホラーでいいでしょ。
殺人ピエロがやってきて、やりたい放題。
描写の血がくどくて、血でバシャンバシャンになる。
やってることがマヌケなんで、グロくても怖くならずに、ひたすら汚く見づらい感じ。
この辺、スプラッタにこだわらずに綺麗に処理したらセンス良かったのに。
「目には目を」的に全く同じやり方か、その時のピエロ技を仕掛けるとか、
そういうのはちゃんと踏襲してほしかった。
基本、フレディみたいな存在だから、何、やってもいいし。

しかし、2014年にもなって、1970年代風ホラーなのかよ!(わははははは)

あ、子役は可愛かったけど、大人になったらみんな劣化した。
成人した後の女の子で、どれも似たり寄ったりとは言え、
主人公とくっつくのはあの娘じゃないでしょ(何か老けてる感じで怖い)。

主人公がずっと薬飲んでるけど、あれだけ執拗に飲ませた割には、
ピエロが幻覚かどうかみたいなことを、ほとんど匂わせなかった所から見ても
作ってる時点でどう収めるか迷ってたんじゃないんだろうか。

さて、この記事は、実は下書きに「永遠のゼロ」を使ってるんで唐突に思った。


ピエロ役を田中泯が演じていたら

きっと今年最高の映画だった筈だ。




【銭】
正規料金1200円支払。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
道化死てるぜ!@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
道化死てるぜ!@銀幕大帝
道化死てるぜ!@momoな毎日

PS せっかくUPLINKさんが「見逃した映画特集」って企画で
 見逃ししないようにサポートしてくれているのに自分を含め、
 二人しかお客がいなかった。
PS2 そうそう、猫好きが激怒するシーンが含まれてます。


fjk78dead at 10:54|個別記事コメ(4)トラバ(5)

『フライング・ギロチン』をシネマート六本木2(B1大)で観て、惜しいなふじき★★★

五つ星評価で【★★★生き方の映画にギロチンが活きない】

清朝の暗殺組織「血滴子」の没落を描く。
原題が「血滴子」で、その暗殺部隊が使用する武器が「フライング・ギロチン」。
このギミックがCGを効果的に使っていてメチャクチャかっこいいのだが、
暗殺部隊の滅びの美学を描く映画なので、映画冒頭くらいしか、
この素晴らしいギミックの活躍の様子を見る事が出来ない(><)。

祖国に裏切られ、亡き者にされようとしながらも、
まだ祖国を思いやろうとする主人公の姿は泣けるのだが、
アクション映画としては「大砲に負けて惨死する宮本武蔵」
みたいな絵面が延々と続くので泣かされながらも結構きつい。

後、満族に虐げられる漢族という構図があり、権力側は主人公以外は全て満族。
叛逆者(とみなされている被統治者)は漢族。
暗殺部隊「血滴子」の中でも、隊長として技術を敬われながらも
その地位が絶対ではないという複雑な人間関係があるみたいだった
(どうも、その辺は日本人が見ても満・漢の区別も付かんしでよう分からんかった)。
ああ、この主役のイーサン・ルァンって『モンガに散る』のモンク役の人かあ。
あの時はマッスルだったけど、
今回は「ひょろおん」としたいい中国人体系に上手いこと身体を変えてるなあ。

何か似てる暗殺組織をどこかで観た気がするなあと思い出したのが、
ドニー・イェンの『処刑剣』の明の暗殺組織「錦衣衛」だった。
あれは殺しまくり。やっぱり暗殺組織は殺さんとね。



【銭】
シネマート・メンズデーで月曜1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
フライング・ギロチン@ぴあ映画生活

PS 「冬の香港中国エンターテイメント映画まつり」3本の面白い順は
 『フライング・ギロチン』
 『ゴッド・アイ』
 『ゴールデン・スパイ』
 多少、冒険的な演出が好きであるなら上二つは取替可能かもしれないが、
 『ゴールデン・スパイ』の最下位は揺るがない。


fjk78dead at 09:54|個別記事コメ(6)トラバ(5)

2014年01月04日

『ゴールデンスパイ』をシネマート六本木3(B1小)で観て、美女とアクションと美術のみふじき★★

五つ星評価で【★★どうしたアンディ・ラウ】

という訳でアンディ・ラウがプレイボーイの超絶スパイを演じる。
つまんねー。
ダラダラ長い113分。

ただ、おそらく監督が
美女と美術とカンフー・アクションに異様に拘りを見せているので、
映画なんて美女が出てれば全てOKとか、
映画なんてアクションが良ければいーの、って、
細部に美が宿る系のマニアな人は見てみて損しないかもしれない。

リン・チーリンは綺麗だけど素晴らしいくらい内面がない役だ。
アンディ・ラウの奥さん役のチャン・ジンチューがビビアン・スーっぽくて可愛い。
可愛いけど、ラウがスパイで盗賊もどきで、その奥さんがそれを知らずに子供を育てながら国宝の警備主任って設定は無理がありすぎるだろう。最初、あまりにありえない設定なので別人かと思った(まあ、『CAT'S EYE』みたいな設定だけど)。

あと敵役は日本人なのだけど『47RONIN』よりアジア寄りのいつもの日本人である。
うん、立派な亜日本人。
せっかく敵が日本人なんだから、フェンシングじゃなく剣道で勝敗つければいいのに。
いや、日本知らないんだろうな。
現代劇だし、怪獣とかも出ないんだけど、『47RONIN』よりファンタジーっぽさを感じなくもない。悪い意味で地に足が着いてない感じ。
中国で大ヒット、大不評という状態らしい。せめて半分くらいの長さならなあ。


【銭】
シネマート・メンズデーで月曜1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ゴールデン・スパイ@ぴあ映画生活


fjk78dead at 10:01|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2014年01月03日

『ファイア by ルブタン3D』をHTC有楽町1で観て、これはあかん3Dやふじき★

五つ星評価で【★乳も尻も脚も美しいだけなら★★★★だけど、おら退屈しちゃったから】

パリの名物ナイトショーシアター、クレイジーホースでの伝説のショー
「Fire」を3Dシステムによって劇場で完全再現が売り。
出来るなら2Dで観たかったが、2D/3Dで劇場が異なっており、
3Dの劇場は割引が効くということで3Dを選択した。

3Dに関しては3D的な演出が施されている訳ではなく、
「実際の実演劇場と同じ感覚を味わえます」って観点の方が強い。
それは言い換えれば、
「実際の劇場で見る時と同じくらいの奥行きしか感じられない」と言う事だ。
そして、その狭い奥行きの3Dを実現する為に3D眼鏡をかけるため
必然的に画面は暗くなってしまう。
3D/2Dを見比べてはいないけど、
光の洪水みたいなシーンや、闇から光で浮かび上がる女体みたいなシーン
ばかりだから、偏光レンズを通さない方がおそらく画面は美しいだろう。
見るなら2Dをお勧めする。


さて、大した映画ではない。
クレイジーホースのショーは綺麗だし、乳も尻も脚も美しいし、
魅力的ではあるのだけど、この世知辛い世の中、それだけで
「乳も尻も脚も綺麗だから最高だったよ」とは評価されない。
だいたいそんなこと言うのは恥ずかしいじゃん(今更?)。

ショーの幕間に靴デザイナーの談話が入るのだが、
そんな大したことを話してる訳ではないし、
靴デザイナーの人生やショーへの意気込みを知っても、
それがショーを見る上で役に立つ訳でもないので(そういう作りにもなってない)、
たいへん無駄に感じる。
ゼロにせいとは言わんけど、ザックリ切るか要約でもしてやれば充分だろう。
別に靴デザイナーのべしゃりを観に来た訳ではないのだ
(少なくとも私はそうだ)
(奴は脱がないし、脱がれても困るし)。

クレイジーホースのショーは舞台演出としては綺麗だけど、
映像演出としてはあまり奇をてらった事もしてないので飽きる。
それでなのか、ロングやアップでダンスを切り貼りしているが、
全景をずっと見てたいようなダンスでも、
無駄なアップを無造作に挿入したりするのはやめてほしい。
やるなら画面分割とか使えばいいのに。
……そうか、基本的に編集があまり上手くないって事なのかな。ダメじゃん。



【銭】
テアトルのメンバー金曜割引で1000円+3D料金+400円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ファイアbyルブタン@ぴあ映画生活
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ファイアbyルブタン@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


fjk78dead at 11:00|個別記事コメ(0)トラバ(1)

2014年01月02日

『ブランカニエベス』を新宿武蔵野館3で観て、やだいやだいふじき★★★(ネタバレ的)

五つ星評価で【★★★やだいやだいあれはやだい(察してください)】

ネタバレあります

カルメンシータの第一形態(幼女)、第二形態(少女)、第三形態(闘牛士)
かあいいなあー。かあいい子が報われる映画じゃなきゃ、やだいやだい。


さて、見立て遊びします。
どうもこの映画のカルメンシータちゃんは最初から呪われてるくさい。
その流れらしきもの。

彼女の父親が母親のロケットを外した事から(愛の放棄)、
父親は神(牛に姿を変えてる)に討たれ、血を大量に流し(女性化し)
生殺与奪を魔女(血を操る者)に握られる。
一方、カルメンシータは母親を殺して血の中で生まれ、
神体授与も呪いを薄められずに祖母を呪いの中で殺してしまう。
引き取られた彼女はそもそもの呪いの元である父と邂逅する事によってのみ、
呪いを薄める事が適うのだが、
魔女によって鶏首(男性器)をあてがわれ、処女を失う。
父を失い、魔女の使い魔に殺されかけるが、
魔女の使い魔が、彼女を水の中にくぐらせたために(洗礼)、
彼女は別の名前を持つ別の存在になる。彼女は闘牛士になる。
彼女は闘牛士だが、小牛を使ったごっこである為、牛は殺さない。
彼女は小人と遊戯をする事によって成長のやり直しを行う。
彼女が牛を殺す立場(男)になった時、
満場一致で彼女は牛の殺害(男の立場)を免除される。

コロシアムで女に復帰した事を喜ぶ中、
女が食べる知恵の実によって彼女は再び処女を失う。
知恵の実を渡した魔女は、所業がばれ、神(牛)に殺害される。
彼女は、知恵が付いた為に、彼女を縛る経済原則も理解できる。
そして、彼を慕う彼の連れ合いの愛も、
その生活が彼女の不道徳な見世物にかかっている事も理解できる。
彼女はそっと涙を流す。


【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。

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ブランカニエベス@ぴあ映画生活
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ブランカニエベス@ノラネコの呑んで観るシネマ


fjk78dead at 01:16|個別記事コメ(8)トラバ(9)

2014年01月01日

『ハンナ・アーレント』をシネマカリテ1で観て、『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』を思い出すふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★これはこれで面白いけど不満は映画評論メディアにある】

実はアイヒマンが好きだ。
それは2000年2月にBOX東中野(現ポレポレ東中野)で公開された
ドキュメンタリー『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』を見ていたからだ。
実は、今回の『ハンナ・アーレント』でも使われているアイヒマンの裁判映像、
500時間は編集されてドキュメンタリー映画として14年前に公開されていたのである。
これが今回のハンナ・アーレントの弁舌に影響を受けている映画であって、
メチャクチャアイヒマンの官僚度がクローズ・アップされてて面白い。

アイヒマンは役人的に物凄く有能。
やれと言われた無理難題的なユダヤ人輸送計画をどんどんこなしていく。
でも、彼は罪について考えない。それは命令されたからやっているにすぎない。
えーと、はっきり言って私はこっち側の人間です。
軍国主義日本の全軍人もアイヒマン側だと思う。
だって、しゃーないやん。命令なんだもん。
その命令を執行しないと後ろから撃たれる、そんな状況で仕事してるんだから。
基本的に難破船で二人のうち一人しか助からない木切れを獲得する為の殺人が
緊急避難として罪に問われないように、アイヒマンの罪を問うのは難しいと思う。
まあ、どこから線を引くかが引けずに困るんだよなあ、というところだろう。

にも関わらず、アイヒマンは単に捕まってしまった為に、
論理的に処罰が正しいとも思えないのに無理やり処刑されてしまう。
裁判で声高に被害を叫ぶのは被害者であるが、
それは単に感情的にナチ憎しで叫んでいるだけであって、
アイヒマンを罪に問う理由にはなりえない。理屈が立たないのである。
高まる感情だけで捌くなら、それは裁判ではない。
裁判が進むにつれ、アイヒマンを罪に問う理由がどんどんなくなっていく法廷。

にも関わらず、いきなり裁判は終わってアイヒマンは処刑されてしまう。

これは裁判が官僚的にアイヒマンを断罪しなければいけないという結論を
理屈(ハンナ・アーレントのいう所の哲学)が立たないのに、大衆からの命令によって
実行してしまった結果だ。つまり、アイヒマンを罰するのも又、アイヒマンなのだ。

凄い。凄い。面白い。

今回の映画『ハンナ・アーレント』は正論を声高に叫んだために
ミソひいちゃった人がいた、という映画である。なので、面白さの中核は
『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』により濃く語られている。

勿論、ハンナ・アーレントという主人公をキャラ立てした事で、
見やすくもなってるし、見せ場も出来てる。
だから、これはこれでいいのだけど、えーとさー、

劇場に貼りだしてあった色々なメディアの映画評をざっと見たんだけど、
誰一人としてこの『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』に触れている人はいなかった。

それは勉強不足と違うか? 違わないか?
単にニッチな物件は打ち捨てられちゃって体系化されなくてもやむなしなのだろうか。
一応、同作品はDVDとしてアマゾンとかで買えるみたいだ。
『ハンナ・アーレント』が満席になってシネコン・ラインナップにまで
取り上げられようとしてるなら、これをかける映画館が一つくらいあってもいいのに
(実現性があるかどうかはすまんけど知りません)。企画力がないというより、
企画を立てる映画館その物が場所としてもうないんだろうなあ。

この映画自身に付いてほとんど語ってないんだけど、
ハンナ・アーレントおばちゃんの不敵な感じは何か実によかった。
アメコミのスーパー・ビラン(悪役)みたいな感じ。


【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
ハンナ・アーレント@ぴあ映画生活
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ハンナ・アーレント@映画のブログ
ハンナ・アーレント@映画のメモ帳+α
ハンナ・アーレント@ノラネコの呑んで観るシネマ
▼関連記事
スペシャリスト 自覚なき殺戮者@死屍累々映画日記
アイヒマン・ショー@死屍累々映画日記

PS 映画のチラシのコピーに
 「悪とは何か、愛とは何かを問いつづけた」と書いてあるんですが、
 「愛とは何か」を問いつづけていたような記憶が私、ありません。
PS2 アイヒマン、波平に似てる。
PS3
 『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』2014年1月11日から
 ユーロスペースでの興行でかかります。ぜひ、ご覧下さい。
 映画としては『ハンナ・アーレント』の方が面白いですが、
 『スペシャリスト 自覚なき殺戮者』は2時間波平出ずっぱりです



fjk78dead at 23:33|個別記事コメ(12)トラバ(12)

2013年12月29日

『名探偵ゴッド・アイ』をシネマート六本木4(3F)で観て、ああ、あっちのアンディ・ラウねふじき★★

五つ星評価で【★★これはあの組み合わせじゃないか】

アンディ・ラウが盲目の探偵を演じる、どちらかというとコメディー寄りの一本。

アンディ・ラウってかっこいいし、アンディ・ラウが映画に出ると
それだけで映画のクオリティが一つ上がる。

とはいうものの、関係してる映画が多いので、
時たま何でこんなのをという怪作も作ってしまう。
今回はそっち系。監督がジョニー・トー。
ジョニー・トーと言えば香港ノワールの第一人者で、
どこに出してもおかしくない一流の監督なのであるが、
アンディ・ラウと組み合わせで、
何でそうしたのかよく分からない筋肉ムキムキ主人公が活躍する
『マッスル・モンク』とかを撮ってたりしている。

もう、真面目にやろうって気概が見られない。

アンディ・ラウかっこいいんだけど演技が変だ。
確かに盲人の仕草だけどオーバーアクションすぎる。
そして探偵の推理はひたすら妄想すること。
う、裏付けも何も取らないんかい。
130分もある。
ってか、これ、ちゃんとやれるならちゃんと作ってほしかったな。


【銭】
新聞屋系の招待券もろうた。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
名探偵ゴッド・アイ@ぴあ映画生活


fjk78dead at 03:33|個別記事コメ(6)トラバ(7)

2013年12月22日

『FLU 運命の36時間』をシネマート新宿1で観て、デジャヴだらけだけど秀作★★★★

五つ星評価で【★★★★どこかで観たような映像満載。でも、だからと言ってダメな訳じゃない】

パンデミック(感染)系パニック映画。

喜怒哀楽が激しく、正味10円くらいのことで激昂する韓国人をいっぱい集めてパニック映画を作れば、それは面白いだろう。という事で、この映画は過去の感染映画の焼き直し部分が大半で、新しい物と言えば、アメリカと韓国に板挟みになる韓国大統領くらいじゃないかと思うのだが、問題なく面白い。又、これでもかと今までの感染パニックを網羅していて漏れがないように見える。

基本、裏表のない、いい意味で直情バカの韓国さんはこういう映画に適していて(怒られるって)、本音と建前で感情を表わさない、ニヤニヤ笑いの日本人は、エスプリ映画の笑われ役みたいなのに向いてるのかもしれない。

ウィルスが蔓延して、バタンバタン一斉のせいで患者が鰻登りに上がってく描写と、地獄のクレーンゲーム(見れば分かる)がすげえ怖い。怖すぎてテンションあがった。

あと、子役が可愛いとか可憐とかってラインじゃないのだけど、無茶苦茶、女優してる。


【銭】
新聞屋系の招待券もろうた。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
FLU 運命の36時間@ぴあ映画生活


fjk78dead at 07:21|個別記事コメ(4)トラバ(4)

2013年12月21日

『47RONIN』を109シネマズ木場5で観て、これはこれそれはそれふじき★★

五つ星評価で【★★忠臣蔵でない事に関してはどうでもいいんだけど、単純にテンポ悪くて見せ場の見せ方が悪いので映画としては残念。皆で見終わった後、話が弾みそうだからつまんなくても映画としての存在価値は高いと思う】

日本語吹き替え版2Dで鑑賞。

映画が始まってすぐにニューギニアの大怪鳥みたいな奇天烈な化け物を狩る中華武士の群れみたいなビジュアルにぶつかるので、これが忠臣蔵として正しいかどうかを考えるなんて無駄としか思えない。

インスパイアされたらしいにも関わらず、忠臣蔵で日本人が好む「悪名の下ずっと耐えに耐えた1年間」が「とりあえず1年くらい経ったでよお」みたいに5秒で済まされたのには笑った。基本、発端と大団円だけで中身をゴッソリ削ぎ落とした、皮だけで虚勢を張ってる剥製みたいな映画だ。でも、大きく「忠臣蔵」って声高に主張する宣伝をしなかったので、脱線はしてても「まあ、いんでね」くらいに好感を持っている。

ビジュアルは面白い。
武士が一切、月代(オデコ前面)を剃ってないのは、考証的にはかなり違和感があるのだが、まあ「ぱちもん日本」だからしょうがないな。質素な衣服や日本刀が結構らしく見えるから、武士のデザインは全体的によく持ちこたえた方だと言える。あのボロ衣服で月代だけ剃るってビジュアルは外人が納得するには難しいからやらなかったのが正解かもしれない。

武士の宮殿(笑)にいる何かキラキラした人たちが明らかに「チャイナ日本」。衣装の類いは一回、日本風の物を作った後、美的にアレンジしていったと言われているが、そのアレンジのベクトルがあからさまに外人が好きそうなオリエンタル(中国風)に向かっている。まあ、それもよかろう。武家社会って男ばっかりだから、対外的な饗応の場で女官が山のようにいるのも違和感はある。武家の饗応は白黒や侘び寂びを基調とした如何に節制を効かして至高に達した物にするかだと思うが、無節制で豪奢にする方向にお金をかけて派手派手になってる。石井輝男が監督だったらきっと蛍光色とか使ったに違いない、目に悪い。でも、この辺りは些末な問題だ。

妙な和服だ柴咲コウ、エリ部分をちょっと変えるだけでああも和服らしくならなくなるというのは新発見。そして、あんなにユルユルに着てたら風邪ひくだろう菊池凜子。あっ、凛子の大魔術「きれっぱしから登場」は面白かった。

松の廊下やらないのか。
なんか吉良演じる浅野忠信が天下を取る布石として浅野家を滅ぼすみたいな話になってる。元禄から戦国時代に逆戻りするのか。実はこれが一番斬新な改変だ。魔王吉良を退治するAKB47。センターはキアヌ、団長タカミナは真田、秋元康は田中泯か、泯ちゃん立派に演技してすぐ死んでもうた。吉良が若くて浅野がヨボヨボにも驚いた(松の廊下やらんからこれで問題ないんだけど)。

キアヌは主役だけど、まあ、外人として誰か入れとかないとってスタンス。決して悪くないから、よくやってると思う。この映画の中での超自然的人格はキアヌ(鬼)、菊池(魔女)、特撮(天狗)の三つに大別されるのだけど、これを全部外人=非日本人が演じたら、面白い文化批評になったのに。

この映画で一番かっけーのは真田広之。棚からぼた餅的にかなり主役を食ってる。

悪い奴が浅野忠信と菊池凜子とでっかい武者侍くらいしかいないから、浅野は目立つ。
これで浅野が目立たんようなら映画として成立せん。なので浅野はよかった。

主に吹替えがダメ出しされてる菊池凜子。桃井かおりみたいでええやん(笑)。
菊池凜子の演技が上手いとは常日頃から思ってないが、周りが普通な演技の中、凜子だけは演技が特殊だから、難易度は高かったと思う。

あの吉良側のでっかい武士がキアヌに
「I am your father」と言うんだな。そうだな。

四十七人はもう誰が誰だか。1年を通したそれぞれの役割がないんだから十人くらいで充分だった。そいでまた殺陣が集団戦だし。集団戦の場合は明確に勝つ理由や戦いの流れや勢いをちゃんと見せてくれないと、振りになってしまう。振りになってしまっていた。

本当に日本人が作ったらキアヌは切腹させてもらえないよね。
その場合は多分、誰か(例えば大石息子)の代わりに
仮面かなんか被って切腹するんだろうなあ。


【銭】
毎月10日109シネマズのサービスデーで1000円。

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47RONIN@ぴあ映画生活
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47RONIN@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
47RONIN@映画のブログ
47RONIN@はるみのひとり言
47RONIN@ペパーミントの魔術師
47RONIN@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS 版違い
 もし天狗がキアヌたちに刀を与えなかったら
 キアヌも真田さんもみんな丸腰だけど犬のコスプレをして吉良の居城に向かう。
 そう、生類憐みの令があるから、吉良方は浅野の侍を決して斬る事はできないのだ。
 噛み殺して四十七士の勝ち
 (チャンチャン)


fjk78dead at 03:06|個別記事コメ(14)トラバ(15)

2013年12月20日

『ゼロ・グラビティ』をトーホーシネマズ六本木7で観て、立派だなふじき★★★★(ネタバレ)

五つ星評価で【★★★★この手口は上手い】

書きづらいので最初からネタバレで行きます。
読み直したらLINK後のPS以降しかネタバレしてないや。

予告と一緒の不安定な状態が約90分続くのだけど、
『127時間』みたいに一か所固定ではなく、
いくつか背景が変更される事で、おう、ようできとるねと感心した。

立体3Dにしても地上とは違って物体A、物体Bの間に真空空間しかないので、逆に立体感が増す。という今までにない体験が得られる。
そして、泣かせる。
クルーニーの優しさが泣かせる。
サンドラの生きる力が泣かせる。

だが、でも、アトラクションとしては優れているが、
凄く立派な骨格を作ってしまったので、
大部分作品がそこに吸収されて終わってしまった気がする。
よくは出来てるけど「いびつ」っぽい気がするのだ。
うん、でもでもでもでもリスペクトの一本だ。


【銭】
毎週火曜日はトーホーシネマズ、メンバーズデーで1300円。
プラス3D料金300円+3D眼鏡100円。
3D眼鏡を持ち歩くのも面倒なんで毎回購入するはするでいいんだけど、できれば50円くらいで下取りしてくれんかな(エコにもなることだし)。

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ゼロ・グラビティ@ぴあ映画生活
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ゼロ・グラビティ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ゼロ・グラビティ@映画のメモ帳+α
ゼロ・グラビティ@タケヤと愉快な仲間達
ゼロ・グラビティ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
ゼロ・グラビティ@ノラネコの呑んで観るシネマ
ゼロ・グラビティ@紅茶屋ロンド
ゼロ・グラビティ@はるみのひとりごと

PS ラストすっくと立ち上がったサンドラを見て
 「ガンダム大地に立つ」かいな、と連想した自分はどこかおかしいでしょうか?
PS2 ラストすっくと立ち上がったサンドラを見て
 「ここで撃ち殺されたら」と『ナイト・オブ・リビングデッド』のラスト
 みたいやんけ、と連想した自分はどこかおかしいでしょうか?
PS3 演歌歌手ジェロが宇宙空間でサバイバルする「ジェロ・グラビティ」
 とか連想してしまう自分はどこかおかしいでしょうか?
PS4 大気圏突入はサイボーグ009を思い出しますね。
 サイボーグ001がテレポーテーションさせるから無事だっていうね。
PS5 日本版エンディングテーマに「0Gラブ」かけるってどう?
PS6 トートツですが「ツンドラ・ブロック」って思いついたので、
 このネーミングのキャラをマンガとかで使うことを許します。

▼関連記事。
ゼロ・グラビティ2回目@死屍累々映画日記

fjk78dead at 02:23|個別記事コメ(20)トラバ(31)

2013年12月19日

『キャプテン・フィリップス』をトーホーシネマズ六本木アートスクリーンで観て、宣伝詐欺ねんぞふじき★★★

五つ星評価で【★★★普通の人ができることをアクション映画にうまくのせている】

トム・ハンクスが出る映画は感動の涙で圧倒されなければいけない、みたいな恥ずかしい宣伝をSONYが展開してるけど、そんな映画ではない。かといって、トム・ハンクスが実はジェイソン・ボーンなみの人間兵器だったとか、偶然乗船していたコックがケイシー・ライバック(沈黙の戦艦)だったとかでもなく、超人ヒーロー不在のアクション映画で、そういうのは類例が少ないので宣伝が難しい。

そもそも、フォーマットがないと宣伝が出来ないというのが問題なのだが、昔に比べると映画公開本数が2倍くらいになってる気もするので(単なる体感です)、そんな1本1本丁寧に宣伝やってられっかってのもあるかもしれない。
えーと、やれ。それが仕事なんだから。

でも『アメージング・スパイダーマン』のエンドロールに日本語主題歌をぶち込んだSONYに宣伝の期待なんかしちゃいけないのかもしれない。

チラシにでかい字で書かれている「勇気」と「愛」はあまりありません。
「知略」と「姑息」だったらあるか。
主人公をトム・ハンクスに据えた時点で、
自国自社の権利は守るが人間としては優しい、という路線は確約されたのだろう。
一応五分五分として捉えられているソマリア人サイド、
ソマリア人サイドに肩入れした映画が作られたら
実はもっとSONYが推したがってる「愛」の映画になったかもしれない。

トム・ハンクスをソマリア人リーダー「ムセ」に抜擢。、
彼にはソマリアに守るべき家族も、守るべき生活も、彼等なりの誇りもある。
彼は彼を見下した目で見るアメリカーナの視線に耐えながら、
そのアメリカーナの命を保護しつつ、祖国に帰ろうとする。
こっちの方が「愛」と「勇気」を絞り出せそうだぞ。
最後に現出する怒涛の悲劇も演出できるし。

ってことで、適度に面白いんだけど、騙された感があるからいい気はしない。
基本、戦闘が「逃げる」ことがベースなので、どうもスカっとしきれないし。
ジャスト90分尺くらいがいいなあ。
最終的にトム・ハンクスがヘロヘロの姿で終わるから、
「偉大な人物が不正な悪に対して自分たちの生活を守りきった」感が
持てずに終わっちゃうんだよね。

えーとね、
宣伝まったく見てないなら、ちょっといい映画だと思うよ。



【銭】
毎週火曜日はトーホーシネマズ、メンバーズデーで1300円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
キャプテン・フィリップス@ぴあ映画生活
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キャプテン・フィリップス@映画のブログ
キャプテン・フィリップス@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記
キャプテン・フィリップス@ノラネコの呑んで観るシネマ
キャプテン・フィリップス@タケヤと愉快な仲間達
キャプテン・フィリップス@映画的・絵画的・音楽的
キャプテン・フィリップス@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS フィリップ王国の威信をかけて
 トム・ハンクスが全身タイツで戦うスーパーヒーロー映画じゃないのか!
PS2 映画の裏ではマーク・ウォルバーグが密輸してるって言うね。
PS3 続編を作ろう(実話だって)
PS4 続編はムセの脱獄シーンから
PS5 ミュージカル化しよう!
PS6 「これからはサバイバルだ」
 船に乗りこんできたのは鯖のコスプレをして威張っているムセ。
 「サバサバサバサバ鯖威張」を熱唱する。


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(16)トラバ(15)

2013年12月16日

『REDリターンズ』をトーホーシネマズ六本木4で観て、お祭り騒ぎに茶々は無粋かなふじき★★★

五つ星評価で【★★★金太郎飴みたいにどこもかしこも面白いところが弱点】

金が掛かってて、全体、どこを切り取っても面白い。
それが売りであり、弱点でもある。
ずっと見せ場ということは(演出の腕にもよるが)
メリハリがなく、展開が平板ということでもある。
まあ、でも、面白いけど、もっと早業でテンポよくシュパっと切り上げてほしかった。

ただどこで切り取っても面白いので、宣伝用の素材は作りやすいだろう。
全体ちょっと長いので、
「蛙」か「ハン」か「昔の女」エピソードのどれかを削るくらいがいいと思う。

◆ブルース・ウィリスは鉄板。メイン・アクション担当。
◆ジョン・マルコヴィッチも鉄板。困り顔担当。
◆ヘレン・ミレンも活かしてる。ガン・アクション担当。
◆あれ、モーガン・フリーマンって死んじゃったんだっけ?
◆他のブログ記事読んでるとメアリー・ルイーズ・パーカーのキャラが成長と好意的に捉えられているが、個人的にはちょっとうるさかった。プロの仕事に口出すアマチュアのラッキー感が薄れて、技量がないのに無駄に口出してきやがって、みたいな。よし、この次は芦田愛菜と交代だ(バリ思いつき)。
◆アンソニー・ホプキンスは上手い使われ方。
◆キャサリン・ゼダ・ジョーンズは若いんだか若くないんだか。ビッグネームじゃなくてもよさそうってか。ビッグネームならユマ・サーマンくらいの綺麗どころを出してほしかった。ってか、何となくキャサリン・ゼダ・ジョーンズって取っつきにくい感がいつまでたっても抜けない。俺側の問題か。さーせん。
◆イ・ビョンホンの役って本当は爺の役でしょ。結果、イ・ビョンホンを出す事で新味と尻が出たけど、こんな何でもありな起用はいかん。

「見せ場よ」と言って、堂々と見せ場を演じるヘレン・ミレンが凄い。



【銭】
毎月14日はトーホーシネマズデーで1000円。

▼作品詳細などはこちらでいいかな
REDリターンズ@ぴあ映画生活
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REDリターンズ@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
REDリターンズ@yukarinの映画鑑賞ぷらす日記

PS すんげえくだらないことを思いついた。↓
 「キャサリン・せんだ・ジョーンズだ。なはなは」


fjk78dead at 00:10|個別記事コメ(8)トラバ(10)

2013年12月15日

『処女の泉』を下高井戸シネマで観て、ゴゴゴゴゴゴゴゴふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ゴゴゴゴゴゴゴゴってそれはジョジョだよ】

白黒のメリハリも美しいイングマール・ベルイマン監督の映画史上の古典名作。
白黒(素玄)も美しいイングリマングリ・ベロリンマンとか言ってちゃダメだ、俺。
そして、処女の泉ちゃんってどんな泉ちゃんなんだろう、ドキドキとか
それも違うよ、俺。

さて、神の御心は計り知れない。
西洋・キリスト教で言うところの神は絶対的な唯一神であるから、劇中に出てくるオーディーン等の存在を許さない。仮に他教の神に居場所を与えるとするなら、悪魔や異端としてであろう。悪魔や異端ですら神の計画の一部とするかどうかはよく分からない。多分、意見の分かれるところだと思う。
映画の最後、被害者の亡骸の下からこんこんと泉が沸きだす。
それを聖なる証し(神からの回答)とするなら、
神は自分を崇拝する者に便宜を与えたりはしない。
神は自分がやりたいようにやり、崇拝するものはその結果を享受しながら、ただ崇拝だけを続けなければならないのだ。これって、餌(聖なる教え)を貰って、飼い主の為に尽す家畜に近い。神は人にそういう属性を求めているのだろうか。
そして、湧きあがる泉が単なる偶然の産物であるとしたら、
神の不在の証しでしかなく、神を敬う民はやはり救われない。

神様に現世利益を求めても、現世不利益を抗議しても、何も返答はない。
神様は現世を一切保障しない。とりあえず、そういう存在と考えた方がよさそうだ。


【銭】
チラシ持参割引(下高井戸のホームでGET)で、1500円から200円割引の1300円で鑑賞。

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処女の泉@ぴあ映画生活
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PS 泉は頭部の下から湧き出たが、
 下半身の下から湧き出たら皮肉だったと思う。


fjk78dead at 11:05|個別記事コメ(5)トラバ(1)

2013年12月09日

『キャリー』をUCT豊洲6で観て痛恨のミスキャストだふじき★★★

五つ星評価で【★★★クロエちゃんが可愛いという罠】

大雑把にそんなに前作デ・パルマ版と変わってはいない。
変わったのはキャリー、キャリーの母ちゃんを除いて、
それ以外のメンツのキャラ力が薄まったことくらい。
あと、シャワーシーンのすっぽんぽん具合がテキトー。
役のためにみんな乳首くらい見せようよ。

キャリー母ちゃんのジュリアン・ムーアはいいや。
前作の聖書持って訪問してくるの方が「嫌だ」感が強かったけど。
ボーイフレンドの彼はいい奴なのは分かったが、イケメン度は下がった。
前作のようにキャリーがイジメられオーラを呼吸困難になるほど
出してないのでイジメっ子たちも何か、イジメの理由が希薄でやりづらそうだ。

で、キャリーが可愛いんである。
これが大誤算。
別に可愛くっても、イジメられっ子オーラが濃ければいいけど、何かそれも薄い。
アヒル唇だし、全般、ちょっと友達になってあげたくなるような容貌なんである。

成り立たない。これじゃ『キャリー』として成り立たないよ。
特殊効果シーンは面白かったけど。

あと、血を被って以降のクロエちゃんも、何か変。
髪質の関係で髪がボワっとしちゃうのはしょうがないけど、
強い目力で、ボクサーのように念動力を叩きこむのはアグレッシブすぎる。
全体ボコっとした体型と言うのもあって、
何か着ぐるみが怒ってるみたいな外見になってしまった。
あと、血を被るとちょっと米倉涼子にも似ててそこも減点対象です。

残念だなあ(ただ単品として見て必ずしもつまらない映画ではない)。



【銭】
額面金額1300円の前売券をチケット屋で1200円でGET。

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▼関連記事
キャリーの旧記事@死屍累々

PS 血のクロエちゃんを見て『カーリー・スー』っぽいなとも思った。
PS2 「すぐさまCMキャラクターとして契約しなさい」ロリエ社長
PS3 クロエちゃんの役に性同一性障害の男子を配したり、
 『ホームレスが中学生』のホームレスを配した方が理解度は深まるかもしれない。


fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(12)トラバ(9)

2013年12月02日

『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝』を新宿ピカデリー5で観て、それはリスペクトの向きが違うよふじき★

五つ星評価で【★笑えないのが致命的】

二回観た。

というのは一回目は完膚なきまでに熟睡してしまい、
本当に『モンティ・パイソン』を見たのかどうかもさだかじゃない状態に陥ったからだ。

そして二回目。リベンジ鑑賞。
なるほど『モンティ・パイソン』の看板は付いてるけど、コメディーじゃないのね。
この映画はモンティ・パイソンの中心人物グレアム・チャップマンの自伝をグレアム・チャップマン自身が朗読したテープがあって、それにアニメを付けた物。自伝その物に笑える箇所は少ない。
そして、それをひっくり返そうともせずに、ただ個性が強いだけの絵が付く感じでアート・アニメーョンもどきがいっぱいぶら下がってる。ほんのちょっと挿入される昔の『モンティ・パイソン』は面白いのだけど、基本、笑いは乏しい。

いや、えーと、それはリスペクトの方向が違ってるだろ。
グレアム・チャップマンへの弔辞で
ジョン・クリースがおどけたように(映画内に収録されてる)
「ここまでやらないとチャップマンに叱られます」
それくらいの事をやらないと意味がない。
まさか、アニメがドラッグやSEXを扱っただけでブラックコメディと呼べとか言ったりはしないよね。


【銭】
一回目は正規料金1800円、二回目は映画の日にリベンジで1000円。

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モンティ・パイソン ある嘘つきの物語〜グレアム・チャップマン自伝〜@ぴあ映画生活


fjk78dead at 01:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2013年11月23日

『42 世界を変えた男』をUCT豊洲5で観て、みんな誉めるから俺だけはくだらない事だけ書くよふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ネットでの高評価は確か】

大リーグ初の黒人選手を描く『42』。何事も一番手は大変だ。
ネットでの評判が良かったので、
元からそんなに観る気はなかったのだが、観に行ってみた。

さて、ボロボロの落涙で前が見えません。
そんな泣き方をしたから眼球に障害が発生して今は失明しています。
みたいな極端にズタボロに泣ける系映画ではなかったけど、
なかなかズシンと子宮に響く映画だった(※)。
※ ちなみに子宮は持っていない。

どうせ、真っ当な誉めは真っ当な人が描くだろうから、

うちのブログだけは重箱の隅をアチコチつついて汚く書き散らしておきます(えーと、普通に書けばいいじゃん)。

・「42」って数字は『銀河ヒッチハイクガイド』での宇宙の解だったっけ。
 そうだとするなら、宇宙ってイタコのお婆ちゃんが最終的に言う
 「みんな仲良くせにゃいかんよ」みたいな基本原則に溢れてるってことか。
 白いのも黒いのも42の数字に掛けて仲良くせにゃね。
 凄いぞイタコの婆ちゃん。

・ロジャー・コーマン「よし、大リーグ初の宇宙人選手を描く映画を作れ!」

・ジャッキー・ロビンソンの奥さん役の女優が松野明美(おしゃべりマラソン選手)
 に似てる事に気づいてしまって眩暈を覚えた。

・ジャッキー・ロビンソン専属の黒人記者が田代まさしに似てる事に
 気付いてしまって「差別されてるのは君だけじゃない」みたいなことを
 言い出した時に「それはお前が『ミニに蛸』とか言い出すからだ」とか
 思ってしまって困った。

・ハリソン・フォードの演技に賞賛が集まっているが、
 顔は伊東四朗に似て来てる。
 ハリウッドで「てんぷくトリオ」の映画を作る時はオファーするといい。
 三波伸介はきっとジョン・グッドマンだ。

・ジャッキー・ロビンソンの奥さんが黒人なのに白人のベビーシッターを
 雇ってるのに、映画内で深い言及がなかったので、
 これはあの白人ベビーシッターが子供を誘拐するんじゃないかと
 マジに心配してしまった。

・黒人選手と言えばオズマ。
 『42』冒頭で太平洋戦争の終結により、
 メジャーリーグに選手が帰って来る描写があるが、
 オズマは逆によきアメリカ人であるためにベトナム戦争に出かけるのだ。
 戦場では分離政策とか取れないから………ってのは最近の話で、
 日本人部隊みたいに人種単位に隔離されたりしそうではある。

・黒人選手ではないけど『侍ジャイアンツ』
 インディアンもといネイティブ・アメリカンの選手もいた。
 殺人スライディングをするキチガイ野郎だ。
 ジャッキー・ロビンソンが頑張った唯一の弊害かもしれん。

・そう言えば野球選手でイスラム教でプレイの途中に
 エルサレムに礼拝捧げている人とかいないな。

・敵の球団監督の凄い野次を聞いて、ベースボールと野球は違うと確信。
 ベースボールって貧乏人がやる下種なスポーツなのだ、きっと。
 だって、あの野次を王や長嶋が言うかって言ったら言わないでしょ。
 (金やんだけは言いかねない)

・「お前に俺の気持ちが分かるか」
 「わかるものか。だが、お前はやるんだ」
 ここのやり取りがリアルで好き。あ、真っ当なこと書いちった。

・「お前に俺の気持ちが分かるか」
 「わかるさ。俺のチンコは黒いからな」
 だから、下ネタにすなよ、俺。


【銭】
毎週金曜日はユナイテッドシネマスの会員サービスデーで1000円。

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fjk78dead at 10:15|個別記事コメ(10)トラバ(23)

2013年11月15日

『しわ』『パリ猫ディノの夜』を早稲田松竹で観て、見事な二本立てに絶賛を惜しまないぞふじき★★★★,★★★

ありがとう早稲田松竹。
という感じでかなり満席に近い状態の興行。
平日だってのに。

しかし、これは観終わった後の満足度もさることながら、一般上映がどこでやったか知らんうちに終わっちゃったんだけど(※)、評判もいいし、ちょっと足を運んで観たくなるよなあ、という絶妙のくすぐりを持つ二本立てだ。そんな二本立てにちゃんとお客が山のように来ているのは嬉しい。

頑張れ名画座。頑張れ早稲田松竹。

※ 上映館は『しわ』が新宿バルト9、『ディノ』が新宿ピカデリー。


◆『しわ』
五つ星評価で【★★★★星五つにしないのはあまりに怖いから】

まるで『カッコーの巣の上で』のようだ。
だが、ジャック・ニコルソンが刃を交えた体制とは違い、
敵は「老い」。自然のシステムその物という巨大すぎる体制が相手だ。
これに立ち向かうのは正に「蟷螂の斧」。
よくて現状維持、勝ち続けたとしても限度はあるし、
最後に負かされてしまう事は分かっている。
早稲田松竹を占める大半の学生にはまだまだ先の話だろうが、
老いを体感し始めている自分にはたいそう怖い映画だった。

それなのに、どんな苦境に立たされようとも
(それが人が人でなくなる極限の状況であっても)、
人らしく生きようとする人の姿勢に胸を撃たれるのである。

常日頃、同じ演技をさせるなら、
アニメより人間の方が良い演技ができると主張している私だが、これは例外。
この内容では良い演技が出来れば出来るほど目を背けたくなってしまう。
このアニメの絵は淡々としてて、大根役者かもしれない。
でも、それでいい。
アニメにしたことでフラットになって、冷静に見ていられる。

こんな戦い方を描くという事も出来るんだなあ。

PS 個人的にジブリがやる事はけっこう何でも嫌いと言うへそ曲がりなのだけど、
 この映画に光を当てるのには恰好な集団であると思います。
 あんまり言いたくないけど、あんたらにもありがとう。



『パリ猫ディノの夜』
五つ星評価で【★★★オシャレで楽しい】

猫のディノ自身はどうでもいい。
ただ、ゾエ(女の子)の、
腕の中に「くるん」と入り込んでく猫感のアニメートは
猫をよく観察してるなと思った。
怪盗ニコの軽やかな歩きとかアニメートが絶妙に上手い。

基本、話の核を追っかけだけで構成してるのが凄い。
ヒーローは美男ではなく、
ヒロインも美女ではない。
それが映画を構成するのに必ずしも必要な要素ではなかったって発見。
アニメートが面白さと、悪役のエグサが突出してて良い。

物語において、否定されるべき人格は
「何人も人を殺している」「卑怯」などあるが、
割と誰をしても「こいつは屑」と意見が一致するのは「子供に手をあげる」だろう。
ユーモラスな部分を持ちつつ、バリバリやな奴である。

こいつに捕まったらおしまいという奴が追ってきて、それから逃げる。
チャップリンでも、キートンでも、このプロットは変わらない。
新しげに見えながら、映画の持つ一番古くからある面白さを抱えてるのがこの映画の強みなのかもしれない。



【銭】
通常料金1300円で鑑賞。こんな二本立てだったら惜しくないよ。

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fjk78dead at 01:32|個別記事コメ(4)トラバ(2)

2013年11月11日

『ビル・カニンガム&ニューヨーク』をギンレイホールで観て、ビルはいい奴だけどその先はどうだふじき★★★

五つ星評価で【★★★ドキュメンタリー映画として正しいが重複も多い】

ファッション・ジャーナリストと言えばいいのか。
ニューヨークの街頭でストリート・ファッションを50年間撮り続ける
ビル・カニンガムへの密着取材ドキュメンタリー。

カニンガム爺ちゃんの個性や、その仕事っぷりは実に愉快。
つまり、撮られる題材は凄く良い。
でも、愉快な仕事っぷりを愚直に平べったく撮ってる感もあって、
途中ちょっと飽きてしまった。

カニンガム爺ちゃんは清掃員の作業着をカジュアルに着こなしてる。
爺ちゃんは誰よりもファッションの目利きではあるけど、
自分のファッションに関しては実用性があればいいというタイプ。
その無頓着ぶりが微笑ましい。
その作業着でフランスまで行って勲章もらったりする。
勲章を付けてもらうのは、そのいつも着てる作業着だ。
いつもと違うのはネクタイしてるとこだ、TPOだよ(笑)。

カニンガムの仕事一辺倒の生き方を国サイズでやってて、
そんなに幸せじゃないのが日本なのかも知れない。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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ビル・カニンガム&ニューヨーク@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
ビル・カニンガム&ニューヨーク@迷宮映画館

PS 日本だったら、これは確実に原宿か渋谷でしょう。
 でも、原宿で写真バリバリ撮ってたら田代まさしのような目に会ってしまいそう。
PS2 ネタ
 「ビールと蟹とガムを一緒に咀嚼したみたいな映画だ」
 「嘘を言うな、嘘を!」
PS3 おいっ、ビル。
 ゲイじゃないなら、もうちょっとロー・アングルから撮ってみようよ(おいおい)。


fjk78dead at 00:44|個別記事コメ(2)トラバ(3)

2013年11月10日

『カルテット! 人生のオペラハウス』をギンレイホールで観て、ダスティン・ホフマンらしい感じだなあとふじき★★★

五つ星評価で【★★★煮え切らない感じがダスティン・ホフマンっぽいのかなあ】

『わらわは犬』もとい『わらの犬』を未見だからか、
ダスティン・ホフマンはあまりキレる演技をしないイメージがある。
いや、キレてもキレすぎない。家庭的にキレるというか、
刃物や銃まで到達しないという印象の人だ。
そもそも「ダスティン・ホフマン」って語感で
ちょっとだけ「ジャスティン・ビーバー」を思い出しちゃうのがダメだって、
それ「ダスティン・ホフマン」に罪はないだろ。

で、あのウッディ・アレンの方がキレた時には酷い事をしでかしそうだ。
でも、ウッディ・アレンの方が確実に返り討ちにあいそうでもあるけど。

『カルテット!』は何となくそういうダスティン・ホフマンの良くも悪くも柔和っぽいイメージそのままを継承した感じの映画だった。映画のバックにはずっとクラシックやオペラの名曲が流れ、満たされており、最初から最後までそこでの会話はちょっと滋養がある感じで、爆発力はないけど面白い。ただ、何か「物凄く深い」に関してはどこかに置き忘れて来てしまったような。大きな山場に向けてのせり上がり感が乏しいので、どこかTVドラマっぽい気もする。でも、つまらなくはないのだ。難儀な映画だ。ギンレイホールで同時上映していた全てが山場のような『きっと、うまくいく』と好対照と言っていいだろう。まあ、監督も出演者も観客もみんな爺さん婆さんだし、こんな映画もいいだろう。俺だっていい加減爺さんだし。

さて、主役の4人以外の出演者は全てプロの音楽家らしい。
なので、主役が歌ってその力量の落差が明確になってはまずい。
だから、映画内で主役の4人が全力で歌いきるようなシーンはないのだという。
でも、それを意識することはない。とても自然に歌のシーンが処理されている
(逆に言えば、歌のシーンがない事が気付かないように技巧的に作られている)。
それを聞いて、あれを思い出した。『BECK』
不自然さの極み。
なるほど一事が万事じゃないだろうけど、
演出力の差ってこういう所に出るって事だろうな(笑)。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。

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PS ちんちんが元気そうな不良爺さん
 ビリー・コノリーにちょっと勝新の空気を感じた。
PS2 マギー・スミスが昔やったひどい事を一々ピックアップしないから
 映画として、とても上品。でもそれによる感情の葛藤みたいなのが薄らいで
 浅さにも繋がったのかもしれない。


fjk78dead at 00:13|個別記事コメ(4)トラバ(4)

2013年11月09日

『死霊のはらわた』『ヒッチコック』を新橋文化で観て、睡魔の正体を推理だふじき★★,★★★

◆『死霊のはらわた』

五つ星評価で【★★眠いひたすら眠い俺が悪いのか映画が悪いのか】

実は感想アップできてなかったけど、二回目。
UCT豊洲5で金曜メンバー1000円均一日に観て正体なく寝てる。

で、今回は『はらわた』『ヒッチ』『はらわた』の順で2回見た。
豊洲では3割くらいしか起きてなかったと思う。
新橋の1回目で7割、
新橋の2回目で9割、
目分量なんで不正確だが、最終的には全部合わせて1本ちやんと見てる気がする。
するけど、実はミアが死霊と戦うためプリキュアにメイクアップしたシーンとか
見てないので知らない大事なシーンがあったらゴメン。

しかし、眠いな。
ちなみに、オリジナルにない「薬物治療」という概念が出てきたので、
『治療のはらわた』というタイトルで別物にしてもよかったんじゃないだろうか。
よくないですね、すいません。

で、眠さの理由を考えたんだけど、
〇猯遒無敵すぎるので、何やっても敵わず話の展開に興味が持てない
⊂錣飽貭蠅離謄鵐轡腑鵑鯤櫃辰燭泙沺△困辰帆いでて、盛り上がり下がりがない
だと思う。

〇猯遒篭すぎるにもかかわらず、一気に攻めてこない。
5人一緒に死霊化したら、すぐ終わりじゃん。
そういうルールが明確でなく、強いのにダラダラ似た攻撃を続ける。
明らかに死霊が映画の尺を計算してるとしか思えない。
よしんば死霊が映画の尺を計算してるにせよ、
それだったらテンポ変調とか攻撃の目先を変えるとかしろよ。

映画の最初から最後まで、ずーっと叫んでる。
その叫びが単調というか、基本、一本調子すぎると思う。
いや、スタッカートを付けろとかそういう事じゃないから。
黒人看護婦さんの顔立ちがそれなりに好きなのだけど、山小屋だからナースルックもお医者さんと看護婦さんプレイもなし。だから眠かったのかなあ。いや、眠い眠くないは別に白のストッキングくらい穿かそうよ。全裸に白のストッキングだけでもいいよ。

「彼が蘇ってしまう」の彼はそんなに嫌いじゃないけど、
そんな「蘇ってしまう」のを恐れるほどのキャラではなかったね。



◆『ヒッチコック』

五つ星評価で【★★★そこそこ楽しめるあるある映画】

ヒッチコックともあろう人がこんな逆境で映画撮ってたとは、な、エピソード映画。
TVの再現ドキュメンタリーの豪華な奴ってか、『唄子・啓助のおもろい夫婦』DXだな、これは。

デブのヒッチコックをガリのアンソニー・ホプキンスが演じるので、どうしても特殊メイクに頼らざるを得ない。腹のたるみとかはリアルなんだけど、顔が痩せの上に無計画に肉くっ付けたみたいで「痩せ」が抜けきってない。あまり上手くやると誰だか分からなくなっちゃうから痛し痒しなんだろうが、「ウッちゃん」が昔デブ役をやってた頃のコントメイクっぽい。まあ、ヒッチコックって憎めないキャラだから、本物のイメージが補完するので、セガールみたいな極端なキャスティングじゃなければ誰がやっても大丈夫だから、それに救われてる。

ヘレン・ミレンは『RED』以来、製作資金がないなら「銀行の一つも襲って」みたいな凶悪なイメージが付いてるんだけど、まあ、うまいもんです。何となく銃撃ってほしかった気もするけど。バリバリ、ハリウッド女優オーラ全開のスカーレット・ヨハンソンとの対比が効いてる。



【銭】
前売券使用で700円。

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PS エド・ゲインのヒッチハイク料理教室で「ヒッチコック」。


fjk78dead at 09:05|個別記事コメ(8)トラバ(5)

2013年11月05日

『レ・ミゼラブル』をトーホーシネマズ日劇1で観たのは8カ月前だけどまだ感想書けるのかふじき★★★

五つ星評価で【★★★映画らしくない】

全てのセリフが歌。
カットはバスト・ショットばかりという、劇シネに近い映画
(いや、劇シネ観た事ないけど)。

これはバッカでえええええー、と思いつつも見てると馴れる。
ただ、質疑応答みたいにどうしてもメロディーを付けるのに
向いてない場面もあり、練られてない感は時々感じさせられた。

これが「舞台『レ・ミゼラブル』の名シーンを凝縮して見せましょう旦那」
みたいな毛色の違った映画なので、最後はその舞台力に泣かされる。
だから、映画として全く優れてるとは思わないけど、やる気があるなら、こんなやり方だってあるし、それが大衆に認められて大入りしたってのは大変面白い。
まあ、大衆は「映画とは××でなくてはいけない」なんて考えたりしないから元々垣根は低いのだ。

アン・ハサウェイが凄い。
目がでっかいからいいのかな。
もう観客の目はアンたんに釘付けだ。
彼女が一番、スクリーンから目を離せない存在だった。

ヒュー・ジャックマンは囚人と市長で、全然違いすぎるので「もう別人でいいじゃん」なんて素人考え思うんだけど、そう簡単には許してもらえない。『ムービー43』みたいに喉の所にタマタマがあれば一目瞭然なのになあ。

追いつめる警部ジャベールにラッセル・クロウ。
っつか、もっと他に取り締まるべき物があるだろ、おめ。

その取り締まられるべき小悪党にヘレナ・ボナム・カーター。
すっかりこういう役専門になってしまった。確かに上手いし、他にこういう役やりたがる女優も少なそうだから安定してるのかもしれないけど、美人女優時代を知ってると複雑だ。ハリウッドの濱田マリ(「濱田マリが日本のヘレナ・ボナム・カーター」というのは何か違う気がする)。

アン・ハサウェイの子供役コゼットにアマンダちゃん。
これは恋に恋するだけの面白味のない役だった、残念。
同じく恋に恋しながらも感情に振幅の大きい不美人役のエポニーヌを演じた
サマンサ・バークスの方に目が向いてしまう。まあ、顔だけじゃないよね。
アマンダちゃんが殊更に性格が悪いとかではないけど。



【銭】
映画ファン感謝デーで1000円。最前列だったで。

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レ・ミゼラブル@ぴあ映画生活

PS パチもの映画で『レ・キングゼミラブル』ってどうだ。
 蝉怪獣が泣きながら歌う「夢やぶれて」も泣けると思うぞ。うるさいけど。


fjk78dead at 23:21|個別記事コメ(0)トラバ(2)

2013年10月30日

『遊星よりの物体X』『忘れられた罪の島』をシネマヴェーラ渋谷で観て、Xは旧作もええんでよふじき★★★,★★

特集上映「エドガー・G・ウルマーとゆかいな仲間たち」の1プログラム。


◆『遊星よりの物体X』

五つ星評価で【★★★それにしても「X」とはよく付けた。強いぞ僕らの物体X】

あの「ぶしゅしゅしゅしゅしゅしゅぐちゃぐちゃー」の物体Xじゃない古い方のX。
一昔前に観て二回目。
カーペンターもよくああいう改善をやってのけたけど、旧作は旧作でちゃんとSFホラーとしての見せ場が充実している。多分『エイリアン』のエイリアンが登場するまでは、この「X」がともかく人間が勝利しえない超生命体ランキング1位に位置する化け物なんではないかと思う。最終的に人間は勝つもののまさに辛勝であり、紙一重の差であった。内部的な抗争や、組織があくまで検体としての異星生物を第一義に考えている事など、リメイク作『遊星からの物体X』より『エイリアン』に与えた影響の方が下手すると大きいかもしれない。

怪物は植物生命体(紙のように燃える女か!)だが、基礎生命力が人間より強い。
マイナス30℃の寒冷地でも死なずに活動し、体力でも人間を引き裂く。
そして、獣のような外観に反して、極めて理性的に人間を追い込んでいく。
怖い。怖い。

怪物が放射能を浴びていて、近づいてくるとガイガーカウンターの数量が上がるのは、後世の映画にいろいろ引き継がれているらしいのだけど、実態が見えず数値だけ上昇していく気持ち悪さでやっぱり『エイリアン2』の対物レーダーを思い出したりもしてニヤニヤ。

そう言えば、この旧作の基地にはちゃんとお姉ちゃんもいる。
ええと、リメイク側は野郎ばっかだったよね。
ってか、リメイクもずっと観てないから、もう忘れだしちゃってる。スクリーンで見直したいなあ。

次に「物体X」がもう一回作られるとしたら
『ドキッ 女だらけの遊星からの物体X』になったりはしないだろうけど、
BL要素を持ち込んだりするのはするので勘弁してほしい。
『ドキッ モーリスだらけの遊星からの物体X』
「モーリス」がもう既に死語か。

原題は『The Thing From Another World』。直訳すると『別世界から来た物体』とかか。『遊星よりの物体X』って邦題はやはり上手いと思う。



◆『忘れられた罪の島』

五つ星評価で【★★トピック満載なのにかなり退屈】

原題は『Monsoon』。じゃ『忘れられた罪の島』って何なんだよってえと「ナイトクラブ・忘れられた罪の島」なのである。なので、そのナイトクラブに勤める美女がのっけから5、6人出てくる。で、彼女たちが主役かって言うとそうではなく、女将の恋人の潜水夫が主役。その潜水夫に沈没船の金塊を引き上げさせようとナイトクラブで裏切り裏切られの陰謀が繰り広げられる。にもかかわらずタイトルが『Monsoon』なので、最後はモンスーンがやってきて大スペクタクル・パニック映画になってしまうのだ。なんか詰め込み方がロジャー・コーマンっぽい(ってのは無駄に女がいっぱい出てるからかな)。

ナイトクラブの歌、踊り、うら若き女性の水着満載、
丁々発止の陰謀謀略、
金塊引き上げのための未だかってない水中撮影、
モンスーン大特撮によるスペクタクル。

いろいろ見せ場はある筈なのに読める話とテンポの悪さで、
今、見ると特に驚きもなく、短い時間なのに長かった。



【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

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2013年10月20日

『ラストスタンド』をUCT豊洲2で観て、こういうアクションがなんでヒットしないんだろうふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★単純に面白い娯楽活劇だ】

シュワちゃん復帰第一作。
これがめっちゃ面白い。
この面白さを伝えられず、シュワちゃんの「………OLD」ばっかりTVスポットで流しまくって、シュワちゃんも今回はどうなのよみたいな空気を逆に作ってしまった配給会社の宣伝担当はちゃんと反省するように。あまりヒットしたという印象がないのよ。実はウハウハ儲けまくりだったならごめんよ。

映画自身が興行界を流れるスピードが異常に早くて、大きな宣伝プラス要素のない中での宣伝(「シュワちゃん復帰第一作」はマイナス)は大変に違いないが、それでも面白い物が面白い事が伝わらずに闇に埋もれていくのは良くない。

話はとても図式化されていて、
悪い奴は麻薬王でイカレてて、いかしてて、金があってやりたい放題。
金があるからと言って400キロのスーパーカーで脱獄。
その俊足で国境越えを狙うなんて単純でいいぞ、ブラボー。
FBIが追い付けないそのスピード先にある町に赴任していたのがシュワちゃん。
仲間とホノボノ暮らしているところにキナ臭い空気が漂ってきて、
麻薬王が来る前に麻薬王の手下と素人の部下を引き連れて乱戦になる。
徐々に分かってくる老保安官シュワちゃんの「実は凄い感」がいい。
最後は麻薬王とシュワちゃんでガチボコ。

いやあ、面白い。

若い時と違って、殊更に筋肉を「ほれほれほれほれ」と見せつけるような事はしなくなったシュワちゃんだが、「………OLD」はともかくとして、刻まれた皺がいい意味でイーストウッドっぽい、いい感じの皺なんである。大変な事をいろいろ経験してきたが、それを曲げずに正しく生きてきた者の皺、そう見える。爺にキュン。

スクリーンに爺ちゃんは思った以上によく映える。
但し、頑固爺に限る。



【銭】
ユナイテッドシネマの金曜メンバー割引で1000円。この日は祝日だったのだ。

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2013年10月19日

『殺人の告白』をシネマート六本木2で観て、面白い映画だけ作っててくれないかな韓国、ふじき★★★★★

五つ星評価で【★★★★★おもろい、ただ単におもろい】

韓国って国は、ニュース聞いてると日本を目の敵にしてるからとっても面白くない。
「日本人は韓国人に奉仕して当然」みたいな空気をいとも容易に感じてしまうのだ。
勿論、それは日韓のマスコミを仲介することで強調されているのかもしれない。
市井の動向は………市井の動向も怪しいなあ。
日本の事を誉めた韓国人を韓国人が殴りつけるって、お前ら本当に変だぞ。

という訳で、怖いからリアル韓国人には近づきたくないけど、
映画は面白いから困ってしまう。

これも最初から最後まで満遍なく面白かった。
目が離せない。
まあ「グダグダ言わずに見ろ、見てみろ」って映画。



【銭】
シネマートの月曜メンズデーで1000円。この日は確か祝日の月曜だったのだ。

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殺人の告白@ぴあ映画生活

PS1 時効後に犯人を名乗るパク・シフの
 美しい尊顔が巨大なポスターになってるが、
 それが美しすぎてまるで化粧品のポスターのようだ(男なのに)。
 ミッチーとサバンナ高橋を足して2で割ったような顔なのだが、
 その顔立ちだと身体はマッチョではなさそうなのに、
 海パン一丁のシーンでは冗談のようにムキムキムンムンなんである。
 あの身体だけはイメージが違ったな。
 韓国ではああいう身体の方が美形でも似合うという考えなのかな?
PS2 ホモじゃないけど刑事の方が好み。
PS3 刑事の恋人は激・好み。
PS4 ほら、やっぱり大した事書けなかった
 (旧記事『さくら、ふたたびの加奈子』参照)。


fjk78dead at 19:00|個別記事コメ(6)トラバ(8)

2013年09月29日

『クロニクル』を日劇3で観て、立派な青春映画だふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★前評判通り】

3人の高校生がサイコキネシスいわゆる念動力を手に入れ、
はしゃいだ末に身を滅ぼすまで。
クロニクルとは「記録」。
能力獲得前から後まで主人公の一人がずっと自分を撮っているビデオ記録を指す。

青春は痛い。

この映画、能力を手に入れたのが日曜夕方の笑点メンバーだったら、
こんな劇的な話にはならないだろう。
歌丸さんが仕切って、座布団10枚溜まるまでは能力使用不可とか、
すぐにでもルールが決まって、みんな守るに違いない。

でも、若いと抑制効かない。
若いと辛い事も多い。
で、弾けちゃうんである。

痛いなあ青春。

この映画の優れているところは若い時の無闇矢鱈な昂揚感が撮られている事にある。
映画に限っては手に入れる物は念動力であるが、
実はこれはいきなり手に入れた資金力でもいいし、
偶然吸ってハイになったドラッグでもいい。
得る物が何一つなくてもいい。
例えば自転車を漕ぐだけで、誰にも追いつかれないような隔絶した超越感を持てるし、
何をやっても成功するとしか思えない、自分の人生への楽観を持ってたりもした。
それが青春時代だ。まあ、なんつうか馬鹿なのだ。
そんな楽観と背中合わせに、奈落の底に突き落とされる
「やはり人生は甘くなかった」感を持たされるのも青春時代だ。

つまり、獲得する能力は特殊だが、
起こりうる心の上がり下がりは、
かって、若かった者が経験している事に基づいている。

そらあ、面白いだろう、バリバリあるあるじゃん
(少なくとも野郎はそうじゃないか?)。
そして、獲得する能力が特殊なので、心はあるあるなのに、
見える風景が違って面白い。

若者は破滅する。
資金を動かしていた者が、その資金の奴隷にされるように、
ドラッグで至福を体験した物が合わせて地獄巡りもするように、
いつまでも天国にはいられないのだ。

若者は自分の破滅が信じられずに武装する。
もう破滅がそこまで見えていると言うのに。
その切ないこと。
身体全身を鋏で覆われてしまったシザー・ハンズみたいだ。

という感じで、普通に青春映画として、ちゃんとよく出来ていて、
派手じゃないけど、納得できるように映された映像もよく出来ていた。



ああ、あのパトカーを横に薙ぎ倒すみたいなのがやりてえ。

【銭】
特別興行1000円。

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PS 同じ能力を持ったらカメラ浮かばせてとりあえず温泉の女湯を撮るよ。
 それをメーカーに持ってって薬代を稼ぐよ。


fjk78dead at 23:07|個別記事コメ(18)トラバ(21)

2013年08月24日

『パシフィック・リム』を109シネマズ木場2で観て、オタクとしてこの映画にはいい所と悪い所があるふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★近親憎悪のようなものかもしれんが】
IMAX3D吹替で鑑賞。

とりあえず評判を聞いて物凄くテンションがあがった。
そして、単なる「怪獣プロレス」という評判も聞いて、
まあ、俺はオタクだから、それで困る事もないよなあ、とも思った。

結論として、怪獣プロレスは楽しいし、
監督の熱い思いを感じる事も出来た。

にもかかわらず不満もある。
それは怪獣プロレスの本家に生まれ、
怪獣王国で数多くの物を見てきたオタクだから
ちょっとくらいは発言させてくれよお、という甘えだ。

うおおおおおおう、甘えてえから甘えるぜえええええ。

まず、楽しい点。

怪獣でかいよ。
怪獣重そうだよ。
怪獣生きてるっぽいよ。

イェーガーでかいよ。
イェーガー鉄だよ。

両方戦うよ。

以上
以上かよ!


基本、そういう文化で楽しんだ血が俺を自然に楽しませてるから
言葉でなんか明確に説明できやしない(ええい、チキン俺)
「ふんふんふんええやん」みたいな感想なのだ。
だって、うまい味とかだって最終的には言葉で説明できないだろ。
本来、五感の快楽は直接、言葉に変換できないものなのだ。

あ、あとマコ(岩松にあらず)は大小どっちも良かったヨ。
博士ペアもマッドでよかったよ。
ロン・パールマンの立ち位置がモーガン・フリーマンぽかったのもまあまあいんでね。

次、不満点。

怪獣のフォルムがはっきりしない。
何体か出てくるが、どれも似たり寄ったりであり、
大きな特徴を明確にしないでいる。
これは遺伝子上、同質のものであるという設定にもつながるのだが、
そんな物は無視してよい。
犬はチワワとセントバーナードで同じ犬でも形状が全く違うし、
人も白人と黒人で全く色が違う。

明確に違う物として見せる事が怪獣に愛着を湧かせるのである。

又、大きな物として見せる事に拘るがゆえに
全体のフォルムを見せ損なってる事は惜しい。
多角的な視点で色々と見せるべきだ。
全体像をはっきり見せてこそ、そいつが何をしでかしそうかなどの想像力が働く。

戦闘場面が嵐だ、雪だ、夜だ、海だってのも見辛い。
全体にシャドーをかけるのは特撮サポートかもしれないが、
『タオの月』『グエムル』で先人が涙を流しながら日中特撮を作ったのだ。
無理とは言わさない。
ウルトラマンだって、戦いの多くは青空の下だ。
多くは望まん、メリハリを付ける為に一戦だけだっていいんだ。
それで怪獣のフォルムが際立つ。

イェーガーは脚長いなあ。
安定は悪いけど、ジャンボーグA形式で人と同じ動きを模倣するなら
あの人と相似させたフォルムは理に適ってるのだろう。
だが、あの中で一番好きなのはロシアのチェルノ・アルファ。
変じゃん。
明らかに変なデザインじゃん(鋼ちゃんに似てる)。
武骨な間違えたSLみたいなのは子供心をくすぐる。
重いのが好きなんだよ。
明らかに性能悪い筈なのに、
操縦者の根性だけでずっと激戦を生き残ってきたって設定も泣ける。

中国の異形メカ、クリムゾン・タイフーンもよし。
変な形は好きだよ。
頑張れトン吉、チン平、カン太。

メインを張る二体は普通で残念。
ガリアン・ソードは笑った。かっけーじゃん。

操縦者二人ってのはエヴァもどきかと心配してたが理屈を聞いて納得した。
おもろい設定を作ったもんだ。
ただ、足は重すぎる。
ニトロ爆薬みたいな一発勝負でいいから、ジャンプさせたかった。
『装甲騎兵ボトムズ』のモーター走行もかっこいいけど、
あれは平地でしか使えないから転用が効かない、残念。

日本のコヨーテ・タンゴ、防衛力が弱いのはゼロ戦以来の伝統か。

いろいろリアルに作りこもうと思ってるのは分かるけど、
画面の中が『トランスフォーマー』以来のゴチャゴチャさ。
何やってるか、よう分からんのは残念だ。整理しようよ。



【銭】
アイマックス料金2200円払ったのだ。

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fjk78dead at 06:19|個別記事コメ(25)トラバ(24)

2013年07月16日

『ワイルドスピード ユーロ・ミッション』をトーホーシネマズ六本木6で観てゲラゲラ大笑いふじき★★★★

五つ星評価で【★★★★ハゲとマッチョと美女に乾杯】

ハゲだねえ。
マッチョだねえ。
美女だねえ。

相変わらず、凄い事をサラっとやる。
(ハゲとかマッチョとか美女である事が凄い事ではないです、一応念の為)

前作はたかだか走り屋風情が警察とマフィアを出し抜く話だったが、
今作はたかだか走り屋風情がプロの傭兵を出し抜く話になっている。
で、これで終わりかと思ったら、エンドロール後に「次に続く」がちゃんと出る。
全く。
チラシに乱舞する「ファイナル・ステージ」とか「最終決戦」とか止めろよ。
別に「最後だから」見に来る訳じゃないんだから。
ブラフかまして、騙してお客いっぱい呼ぶもんじゃねえぜ。

宣伝はともかく、
戦車だ、飛行機だってね、おめえらバカじゃねえの。
バカでサイコー。

最も頭の悪い連中がどうすれば最高に楽しめるかを
最も頭のいい連中が脚本を練って作り上げてるんだな。
次はどんな手を打つんだろう。
次のスペシャルゲストでハゲ率が上がる事は分かった。
しかも、ハゲじゃない奴を減らした上でだ。
金庫、戦車、飛行機の次は何だ?
ユンボ、ブル、ハシゴ車みたいな「働く車」の高速走行とか、
鉄道車両とのコラボ(客車内と屋根の上を破壊しながら走行)とか、
鉄道車両を車で曳行とか。夢が広がるのう。
ギャフンと言わせてほしいのう。
とりあえず次の次のハゲはビルドアップした角野卓三あたりでどうだろう。

ロドリゲス姉さんも充分素敵だったあ。
これで、実はパンツに苺のワンポイントが入ってたりしたらギャップ死にするぞ。



【銭】
トーホーシネマズデーで1000円均一料金

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ワイルド・スピード EURO MISSION@ぴあ映画生活
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ワイルド・スピード EURO MISSION@迷宮映画館
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fjk78dead at 19:05|個別記事コメ(10)トラバ(8)

2013年07月10日

『紀元前百万年』『私は告白する』をシネマヴェーラ渋谷で観て恐竜にルンルンふじき★★★,★★★

特集上映「映画史上の名作9」から1プログラム。


◆『紀元前百万年』

五つ星評価で【★★★キュートな恐竜映画】

1940年の白黒恐竜映画。
チープな恐竜がキュート。
基本、生きてる動物をメイクして恐竜にしてるので、リアル感が半端ない。
成形デザインがデザイン画みたいに綺麗じゃなく、不揃いだから、
ある意味ジュラシック・パークよりもリアル。

トリケラトプスみたいの、よう作ったな。
頭の中では重戦車くらいの大きさだけど、
映画の中では猪くらいにちっちゃくて可愛い。

トカゲと戦うでっかい哺乳類ってアライグマか?
ティラノが人間くらいの大きさで着ぐるみで出てたりするし。
こいつだけアップにならないのはご愛嬌。

鰐は原型がはっきりしすぎてて、
サンバカーニバルみたいに凄い飾りを付けても鰐なのには笑った。

ともかく一生懸命感というか、学芸会でママ頑張ったわよ感というかが伝わってくる。
そんな恐竜映画にもかかわらず、親子の情愛を見直す家族映画だったりもする。



◆『私は告白する』

五つ星評価で【★★★ヒッコックじゃん】

『紀元前百万年』目当てに言ったらもう一本がヒッチコックだったので儲けた。

教会の雑役夫から殺人の告解を受けた神父が、
自らがその殺人の容疑者になってしまう。
だが、彼は神父の戒律から信者の告解を他言できないのだ。

神父の疑惑は最終的には晴れるのだが、
それが決して神の恩寵でもなければ、人の心の優しさとかからでもない
という辺りがヒッチコックのシニカルさであろう。

えーと、まあ、うーん、イライラした。


【銭】
シネマヴェーラの会員割引で1000円。

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紀元前百万年@ぴあ映画生活
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fjk78dead at 00:05|個別記事コメ(0)トラバ(0)

2013年05月08日

『やがて哀しき復讐者』『ビッグ・ヒート 復讐は俺に任せろ』を新橋文化で観て、まあ復讐だよなふじき★★★★,★★

◆『やがて哀しき復讐者』

五つ星評価で【★★★★静かに狂う男たち】

ジョニー・トーが製作した香港ノワール。
手がかりも何もないところから前科者のリッチー・レンがこじ開けるように捜査していく手際の良さが気持ちいい。「娘が死ぬ→復讐する」実にシンプルにそれだけの話だ。それでいい。
復讐は悲しい。
その果てに何も得る物がない事は分かっている。
でも、復讐せざるを得ないのだ。

娘を殺される大富豪にアンソニー・ウォン、
哀しい役が板につくようになったなあ
(そりゃあいつまでも人肉饅頭でもないだろうけど)。

娘役キャンディ・ロージャニス・マンのビッチ美少女っぷりも良い。

何人か出てくる子供たちがどれも物凄く可愛く撮れてる。
多分、お初だと思うロー・ウィンチョン監督には今後も期待したい。



◆『ビッグ・ヒート 復讐は俺に任せろ』

五つ星評価で【★★ラングでビックリ】

併映がフリッツ・ラングのモノクロ作品だったんで驚いた。
この頃のハリウッド女優はみんな掛け値なしに美女だなあ。
だけど何かウトウトしてしまって、
気が付いたら「俺に任せろ」というほど「俺」が頑張らずに事件は解決していた。
煮えたぎったコーヒーをかけられて顔半分ただれてしまう情婦に秘かに萌え萌え。



【銭】
前売券使用で700円。

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ビッグ・ヒート/復讐は俺にまかせろ@ぴあ映画生活


fjk78dead at 00:56|個別記事コメ(0)トラバ(4)

2013年03月17日

『シュガーマン 奇跡に愛された男』を角川シネマ有楽町で観て、奇跡に愛されるには理由があるぞふじき★★★

五つ星評価で【★★★かっこいいぞロドリゲス】


最初に記事を書きながら間違えてしまいそうなので触れておくが
「シュガーマン」は曲名。
アメリカで無名なのに南アフリカで伝説を作ってしまった
歌手の名前は「ロドリゲス」(最初に書いておかないと絶対取り違える)。

このロドリゲスの生き方がかっこいいのである。
歌はヒットしなかったが、生活は変えず、歌と同じことを人生に込める。
彼は奇跡に愛されたが、たとえ奇跡に愛されなくても
自分の人生を貫いてきたのだから、幸せだったに違いない。
奇跡に寄り掛かったりしない強い男、なんてかっこいいんだ。

声がいい。
ロドリゲスを見出したプロデューサーが
詩の内容を誉めていたが、そこにはピンと来なかった。
日本とデトロイト、南アフリカの生活環境の違いかもしれない。

ああ、日本語が世界言語だったら、
井上陽水とか絶対、世界の各地で聞かれるんだろうけどなあ。
井上陽水と中島みゆきは普通に世界に通用してほしい。
由紀さおりさんがヒットするのもいいんだけど。

あと、秘かに日本のアイドル歌謡が世界で評判いいと聞く。
これも嬉しい。
アイドル歌謡は聞いてる者を気持ち良くするためのあらゆる手段が使われてる。
技術の集約集積最後の溜まり場みたいな、言わば行きついた果ての果てだ。
それには歌が本来持つ魔力や呪力、原始の轟きは一切削ぎ落とされているが、
人が技術を使いこなしてきた上で、ちょっとずつ身に着けた姑息な手段が
ゴッソリ付けられてたりするのだ。
そういうのが凄く好き
(勿論、ただ単にボロボロな屑曲の方が山のように多いのだけど)。


多分、どっちにとってもイヤな事だと思うが、

ロドリゲスはみうらじゅんにどこか似てる。


ロドリゲスの歌声を堪能できるだけで、映画としてオトクだと思う。


【銭】
250円安い前売券をチケット屋で1050円で購入。

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シュガーマン 奇跡に愛された男@ぴあ映画生活
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シュガーマン 奇跡に愛された男@あーうぃ・だにぇっと

PS 砂糖男
 「シュガー男というと『ウェディング・ベル』を歌うのか?」
 「いや、それは違う」
PS2 全く関係ないけど、シュガーの「ウェディング・ベル」を
 普通にPerfumeに歌ってほしいかも。


fjk78dead at 19:00|個別記事コメ(4)トラバ(6)