読書『ZOO 1,2』乙一、集英社文庫『フレフレ少女』新宿ピカデリースクリーン10

2008年10月26日

『崖の上のポニョ』パルコ調布キネマ

二回目。

前回、寝てしまったにも関わらず、ダメな映画と断言した事が正当だったかどうかを検証する為に、もう一回チャレンジした。その結果、「寝た寝た寝ちまったよお」と思い込んでいたものの、そう、熟睡していた訳ではなく、ほとんどのシーンは見覚えがあった。いや、見覚えのないシーンはなかった。心が死んでいたので、意味が分からなかったシーンは後半、何箇所かあった。

で、再結論。
アニメート表現としてはともかく、お話としてはつまらない。
御伽噺にせよ、ファンタジーにせよ、成り立つための、その世界のセオリーが語られていない。ポニョは何で魚になったり、人間になったり、半魚人になったりするのか。どんな魔法を使うと世界が滅ぶのか。薄ぼんやりとしか語られない。

映画にナレーションは付いてないが、もし付いていたら、こんな風に締めくくられたんじゃないだろうか。

「こうして、そうすけとポニョは何だかよく分からないけど、世界の危機を救って、この後もずっと幸せに暮しましたとさ」

どんな、御伽噺であっても、ナレーションに「何だかよくわかんないけど」なんて言葉の介入を許す話がいい話の訳がない。

※その他※
見ず知らずのフジモトに、そうすけが付いていかなかったのは教育的配慮として、とても正しい。
フジモトがそうすけに謝るのは何か違う気がする。


fjk78dead at 23:43│コメ(0)トラバ(0)映画 

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