『東京残酷警察』シアターN渋谷・スクリーン2

2008年10月19日

『容疑者Xの献身』渋東シネタワー・スクリーン2

TVドラマ『探偵ガリレオ』の劇場版、と言っても総集編や後日談ではなく、ドラマ化した短編連作と同じシリーズの長編を映画化した物。

私はTVドラマ、文庫本短編小説、長編映画の順にアクセスして、長編小説は未読です。TVドラマを観た後、短編小説を読んで感心したのは、よく、こんな荒筋だけみたいな話を1時間ドラマとして成立させたな、と言う事。脚本、演出もそうだが、キャラクターの膨らまし方も含めて、シリーズ全体を見通すプロデュース能力がしっかりしている、という事だろう。

で、映画は、とってもいいです。

堤真一がいいです。
松雪泰子がいいです。

主役二人がちょっと霞んじゃってるキライもありますが、実は元々、そこは大事な要素ではないのでいいかな、と。
TVのいきなりところ構わず数式を書き出してしまう冗談のような演出がなかったのも、ないのが当たり前なんだけどちょっと加点。
エンディング・テーマもちょっとだけハナにつくけど、TVのエンディングと比べれば全然上々。

それにしても、東野圭吾がイメージした最初のガリレオのイメージは佐野史郎だったので、役をもらえなかった佐野史郎も悔しかっただろうけど、蛇骨婆をやる役者に、でっかいお金は賭けられないから、そこはしょうがないか。

佐野史郎も随分、遠くまで来たなあ(昔から遠くまで出歩いてた感はあったけど)。

fjk78dead at 20:43│コメ(0)トラバ(0)映画 

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