2017年05月15日
『アイヒマンを追え!』を新文芸坐で観て、その演出と言うかキャスティングはイヤふじき★★

▲後からつけると約束した写真。
五つ星評価で【★★ゲイの優しく崩れた顔】
ナチスものはドキドキゾクゾクする。
それはナチスが人類にとってどんな悪い事をやっても許される
歴史上の一二を争う大看板の悪役だからだ。
今日はいったいどんな絶望を見せつけてくれるの? 圧倒的な被虐感覚!
この映画は戦後処理として重要な位置にある、
イスラエルでのアイヒマン裁判の前段、
如何にしてアイヒマンは捕縛されたかをドイツ法曹界視点で描く。
アイヒマンなどという男は小者も小者で、
絶滅収容所への捕虜移送責任者、ならびに移送計画者にすぎない。
彼の課題はいかに効率よく収容所に囚人を送り込むかと言うだけで、
収容所での捕虜の暮らしによって彼の罪を問うたのはナンセンスだろう。
彼は職務に忠実だっただけで、
その職務においてはユダヤ人の殺害が罪に問われない特殊な環境下にあった。
彼は自分の身を守るために転向などは許されず処理を続けるしかなかった。
そのアイヒマンを追う検事の親玉みたいなのが主人公。
もう一人、検事長の部下がいるが、こいつの顔が
世間一般が「こんな」と思ってるゲイっぽい顔立ちでとてもイヤだった。
甘ったるくて厚化粧になりそうな顔、芦屋雁之助顔。
戦後の政権中枢にナチ残党が残っていたというのは初耳。
【銭】
夜間会員割引で800円。カップリング併映は『手紙は憶えている』で、これはギンレイで観てたのでスルーした。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
・アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男@ぴあ映画生活