2017年05月07日
マンガ『ガンプラはなぜ37年も売れ続けているのか?』原作ゆきもり 作画ロドリゲス井之介、ビッグコミックススペシャルを読書する男ふじき
ガンプラがずっと売れ続けている理由をバンダイへのインタビューから読み解くルポマンガ。
インタビューを砕けた形で分かりやすく描いてあるのはいいが、基本インタビューに忠実に描いてあるだけのマンガになっていて、情報伝達手段としてのマンガの適応性は認めるが、読み物としてはつまらない。それは最終的に驚くような目新しい結果が出ないからであるのと、インタビューという形式がマンガの喜怒哀楽表現に向かないからである。もっと嘘でいいから笑ったり泣いたり怒ったりする方がマンガとしては面白い。インタビューされる人をそういう風に描けないのならインタビュアー自身が道化になるべきだ。その点、この読み物はマンガとしては覚悟が足りていない。
初出が記載されていないので、単行本として独自に売り出したものだろうが、内容は雑誌掲載の方が適しているだろう。要はコツコツお客の為に粉骨砕身しろという事しか書いていないので、それは人生訓として小出しに雑誌に載るならいいが(いいか?)、単行本として同じような話が一冊続いてツラツラ読まされてもつまらん。
巻末に載っていた同じ作者の既刊マンガ(フィクション)の方が面白そうである。
インタビューを砕けた形で分かりやすく描いてあるのはいいが、基本インタビューに忠実に描いてあるだけのマンガになっていて、情報伝達手段としてのマンガの適応性は認めるが、読み物としてはつまらない。それは最終的に驚くような目新しい結果が出ないからであるのと、インタビューという形式がマンガの喜怒哀楽表現に向かないからである。もっと嘘でいいから笑ったり泣いたり怒ったりする方がマンガとしては面白い。インタビューされる人をそういう風に描けないのならインタビュアー自身が道化になるべきだ。その点、この読み物はマンガとしては覚悟が足りていない。
初出が記載されていないので、単行本として独自に売り出したものだろうが、内容は雑誌掲載の方が適しているだろう。要はコツコツお客の為に粉骨砕身しろという事しか書いていないので、それは人生訓として小出しに雑誌に載るならいいが(いいか?)、単行本として同じような話が一冊続いてツラツラ読まされてもつまらん。
巻末に載っていた同じ作者の既刊マンガ(フィクション)の方が面白そうである。