2017年01月29日

『シング・ストリート 未来へのうた』『裸足の季節』をギンレイホールで観て、優秀なクズ共と女=クズ思想からの逃避映画だふじき★★★,★★★

飲めや歌えや目出度くもあり目出度くもなしな二本立て。

◆『シング・ストリート 未来へのうた』
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▲一番左のギター坊主はチラシからトリミングされて姿を失ってしまっている。

五つ星評価で【★★★良質とは思うが強くは刺さらなかった】
バンドの映画。
ある日、クラスから浮いてるボンボンの主人公は
女にモテるためにバンドをやろうと考える。
集まってくる有象無象。でも、みんな隠れた才能があったりして、
バンドは彼等の若者カルチャー内で一目置かれるようになる。
「バンドやる=モテる」という直線構造が肯定され、トントン拍子に名曲が作られる。
主人公たちと一体化してしまえば楽しめるのだろうか、
その為に故意に彼等に「イケてない部分」を色濃く残している、とも思うのだが、
なんか、こういうバンド文化に対する落ちこぼれとしてそれには抵抗を感じてしまった。
「あいつらは敵だ」感覚が抜けきれない文化系非バンド文化の自分なのだ。
この映画に出てくるバンド「シング・ストリート」がバンドの最適解としたら、
ロクデナシばかりが集まって、曲も大衆からの支持を得ず、
内部で女を取り合う裏切りが勃発する『デビルズ・メタル』がバンドの最悪解だろう。
でも、個人的にはそっちのクズの方が落ち着く、安らぐ、ダメな自分であった。
『シング・ストリート』の皆さんも、
のべつまくなしにバイブが宙を舞うゲスな映画と比べられるとは思っていまい。


◆『裸足の季節』
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▲脚だよ、脚!

五つ星評価で【★★★5人姉妹にハアハア(*´Д`)】
お国が違うと、家から脱出を企てる事が一大冒険物語になる。
珍しい、面白い、そして腹立たしい。

主役の五人姉妹には美人もいればブスもいる。
でも、そんなにメリハリ付けられてないなあ、というのは残念に思った。

あと、冒頭、五人姉妹がタイツのまま、砂浜で男子たちと騎馬戦ごっこしながら、
タイツをグショグショにするシーンがあって、
その辺りの遊びをご近所に「淫乱!」となじられてしまうのだが、
フェティストの身からすればバリバリ淫乱だと思った。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
シング・ストリート 未来へのうた@ぴあ映画生活
裸足の季節@ぴあ映画生活
▼関連記事。
デビルズ・メタル@死屍累々映画日記

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この記事へのコメント

1. Posted by クマネズミ   2017年01月29日 05:53
お早うございます。
『シング・ストリート 未来へのうた』の画像のキャプションに、「一番左のギター坊主はチラシからトリミングされて姿を失ってしまっている」とありますが、拙ブログで使った画像でも、まさにベーシストの「ギター坊主」(ギャリー:カール・ライス)がヒロイン(ラフィーナ:ルーシー・ボイントン)に置き換えられてしまっています!迂闊にも、全く気が付きませんでした。
2. Posted by ふじき78   2017年01月29日 09:53
こんちは、クマネズミさん。
ギター坊主に黙祷。
何となくとっても青春にありがちな出来事に思えます(今日から俺は役者だと息巻いてたら全出演シーン、カットされてるみたいな)。
3. Posted by ここなつ   2017年01月30日 18:28
こんにちは。「裸足の季節」にコメントです。
文句はさんざっぱら自分のブログに書いてしまったので…
それは置いておいて、

私も自由の国日本に住みながら、あの騎馬戦は「淫乱」だと思いますよ。
っていうか、日本には美しい(?)ふしだらという言葉があるけれど、そういうのとも微妙に違うエロさが滲み出ていました。
4. Posted by ふじき78   2017年01月30日 23:12
こんちは、ここなつさん。
彼女たちが誘惑しようとしてたみたいには全く思わないけれど、あんたらの身体はあんたらが思うとる以上にエロいんやで、ということは自覚したほうがええと思いましたね。
自覚的な「ふしだら」ではないんでしょうけど、「んまっ、なんてふしだらな!」と言われる状況ではあったかな。そういうのを意図せずに出すって事自体が健康的に正常であるという事だから「ふしだら」は生物学的にノーマルという意味ではやはり「ふしだら」ではない。堂々巡りっすな。

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