ガラケー電池交換『RWBYvolume2』をシネ・リーブル池袋2で観て、男子三日会わざれば刮目して見よふじき★★★

2016年10月29日

『GANTZ:O』をトーホーシネマズ日本橋1で観て、ぼいんぼいんだけどええのんかそれだけでふじき★★★

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▲ロボコン0点!

五つ星評価で【★★★ビジュアルやアクションはOK。ただ薄い】
原作未読。実写映画2本のみ鑑賞。

女の子のおっぱいの動きがリアルすぎて凄い。
やっぱ普通に考えて他にやる事あるやろとは思うものの
「そんなんあらへん」という潔い結論を出したようだ。悪くない結論だ。

まず、描きたい絵があって、それを繋ぐ形で言い訳のように話がある。
なので、それぞれのキャラクターが実に薄い。
関西人は汚い大阪弁を使う人非人が3人と引きこもりチックな関西女しかおらず、
残りの者は偉そうにしていたのに、いつの間にか
その死に際すらクローズ・アップもされず静かに死んでしまった。
ガヤとしての存在を全うしたつーか、何つーか。

主人公は関西女からひたすら「偽善者」呼ばわりされるが、
この関西女が主人公と似た境遇なのに、主人公と逆の行動を取るだけのキャラで、
大の大人が恥ずかしげもなく、すぐに主人公になびいてしまうのである。
この映画の中のキャラはみな、大した意見も持たず、流れに身を任せる。
主人公以外は、環境が人間の形になってるようなもんである。
人としての重みや個性が乏しい。

逆に言えばCGキャラに難易度の高い「人間としての重み」みたいな物を描く事を最初から断念して、単に怪物と人間の殺し合いを濃密に描く方を選んだのかもしれない。その本気のビジュアルには酔わされる。それなのに、各キャラの感情表出が微妙でビジュアルの足を引っ張ってたりするのは皮肉な結果かもしれない。

百鬼夜行の妖怪とガンツスーツの戦いは一つ一つ切り出すとどれも面白い。
ただ、ラスボス「ぬらりひょん」を退治した跡地から出てきた悪鬼みたいなのが、
「実ぬらりひょん」なのか、その辺の関連性が分からない。

あと、画面のトーンが暗い。明度が低いというか、
ジメっとした夜の空気を表現する為に、全体もやがかかったような処理が施され、
見ていてストレスが溜まる。もっと「銀残し(フィルム撮影・現像の手法。コントラストをクッキリとさせる)」みたいに強調すべき物を明確にすればいいのに。実に全体「のぺっ」としたゲーム画面みたいなんである。


【銭】
東宝シネマズ会員サービス週間で1100円。
▼作品詳細などはこちらでいいかな
金メダル男@ぴあ映画生活
GANTZ:O@ぴあ映画生活
▼この記事から次の記事に初期TBとコメントを付けさせて貰ってます。お世話様です。
GANTZ:O@映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評

PS エンドロールの曲がムチャクチャ、ハイテンションで、
 あのテンションで本編も見たかった。
PS2 黒い球体にパンツを穿かせて『PANTZ』でも、おでは構わないぜ。

PS3 ツイッターでフォロワーさんと話してるうちに気づいたのだが、
 行儀のいい東京チームにも、行儀の悪い大阪チームにも、
 覗き見して状況を伺う彼女にも、もちろん百鬼夜行にも、
 登場人物の誰一人として感情移入(没入と言った方がいいか)できるキャラが
 いなかった事が面白さを損なっているのではないか。



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8. 『GANTZ:O/ガンツ:オー』('17初鑑賞70・NETFLIX)  [ みはいる・BのB ]   2017年06月30日 09:31
☆☆☆−− (10段階評価で 6) 6月28日(水) NETFLIXの配信にて鑑賞。
7. GANTZ:O  [ だらだら無気力ブログ! ]   2017年04月08日 19:04
『GANTZ:O』のOって、大阪のOだったのね。
6. GANTZ:O  [ いやいやえん ]   2017年03月27日 14:35
【概略】 地下鉄で事件に巻き込まれ、命を落とした高校生・加藤勝。次の瞬間、マンションの一室にいた加藤は、そこで出会った人々と共に大阪へ転送され…。 CGアニメーション まあー原作半端にしか読んでいないのでわかりませんが(もう内容がっつり忘れてるし)、
5. GANTZ:O  [ 銀幕大帝α ]   2017年03月14日 20:26
2016年 日本 96分 SF/アクション/サスペンス PG12 劇場公開(2016/10/14) 総監督: さとうけいいち 『黒執事』 監督: 川村泰 原作: 奥浩哉 主題歌: ドレスコーズ『人間ビデオ』 声の出演: 小野大輔:加藤勝 M・A・O:山咲杏 郭智博:西丈一郎 早見沙織:
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高校生の加藤は、地下鉄で事件に巻き込まれ命を落とす。ところが次の瞬間、彼はマンションの一室にいた。加藤は、リーダーを失くしてしまった東京チームと共に、大阪へと転送さ ...

この記事へのコメント

1. Posted by ヒロ之   2017年03月14日 20:45
こんばんは。
躍動感と迫力のあるアニメーションとなっているんですけど、いかんせん画面が暗いってのが場面の把握が難しくなっていてそこが少し残念でした。
まあでも個人的には楽しめました、ボインちゃんと関西弁おねえちゃんに2次元萌え(あくまでも私は3次元派ですっ)
2. Posted by ふじき78   2017年03月14日 23:31
こんちは、ヒロ之さん。
画面が暗いのは劇場スクリーンでもでした。モニターでは尚更でしょう。コントラスト(明暗)が弱く、霧の効果とかではっきり画面映さないで夜、これでもかとハッキリ映そうとしない。かと言って、それがいい効果になってる風でもない。困ったもんだ。

とりあえずボインに乾杯!
3. Posted by maki   2017年03月28日 08:13
面白くないわけではないのだけれど、
東京チームの活躍はほとんどないし
かといって大阪チームは物量戦だしで
人間が知恵を使って強敵に打ち勝つという映画ではなかったですね
大阪チームがちんぴら風でまともなのは岡八郎ぐらいってのも、関西の方はどう思うのだろうか。
山崎杏が簡単に「すっきやねん」になる過程もようわからず。つりばし効果か?
4. Posted by ふじき78   2017年03月28日 21:09
こんちは、makiさん。
そもそも普通の人間ドラマを目指してないと思う。人間ドラマを目指すならもうちょっと人間の種類にバリエーションがあってもいいでしょ。関西・関東と色分けして両極端な人間を集めたのも観客を嫌な気持ちにさせる効果しか生んでない気がする。

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